JP4024567B2 - 光記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエネルギービームの照射により記録層に光学的な変化を生じさせて記録・再生を行なう光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザービームの照射による記録可能な光記録媒体として、CD−R、DVD−R等の追記型光記録媒体がある。これらの光記録媒体はCD−ROMあるいはDVD−ROMと再生互換性があり、小規模の配布メディアや保存用の媒体として使用されている。しかし、CD−R、DVD−Rは有機色素を塗布するためROMの工程と比較して格段に製造コストが高くなるという問題があった。そこで、CD−ライトワンス(以下WO)、DVD−WOメディアが開発されてきた。WOメディアには穴あけタイプと相変化タイプ、合金化タイプがある。コストの面から考えれば穴あけ記録方式が有望であるが、穴あけ記録ではC/Nが低くなってしまうという問題があった。これは穴を開けたピット部分において溶融した膜がピット内に水玉のようになって残ったり、周辺部に盛り上がったりすることが原因であった。
【0003】
また、穴あけ記録方式であれば層構成は1層となるが、それでは通常使用されてきた記録膜ではROMの高い反射率に対応できず規格外製品となってしまっていた。ROM対応の高い反射率を記録膜1層で実現しようとすると、Al、Ag、Cuなどが考えられるが、反射率が高すぎ、とても通常のレーザー照射では穴が開かなかった。
【0004】
穴あけ記録材料として特開昭60−179953号公報、60−179952号公報などにTeとAuもしくはAgの化合物の記載があるが、これらの材料の沸点は1000℃以上であり、非常に感度が低い光記録媒体であった。また、特開昭57−157790号公報に400℃以下の温度で揮発性成分を遊離する第一の層と、この上に耐腐食性金属を形成させ、記録感度の向上を試みた発明が記載されているが、これらは反射率を高めることは目的とされておらず、ROM互換とはなり得ない。また、耐腐食性金属をAu、Agなどとしているが、これらは熱伝導率が極めて高く、加熱したエネルギーが拡散により逃げるため、結果的に効果は低く、高線速記録には不適当であった。
【0005】
また、合金化方式としてはGe、Si、Snの元素の中から選択された層と、Au、Ag、Al、Cuの元素から選択された元素からなる層にレーザーを照射してこの二層を合金化させて記録する方法が特開平4−226784号公報に提案されているが、low to highの記録となり、ROM互換とはなり得なかった。
【0006】
InとTeの合金で相変化タイプの記録層を成膜するものに特開平1−162247号公報記載の発明があり、In:Te=2:1〜1:1もしくは2:3〜2:5であることにより相変化タイプの光記録媒体を提供することを目的としているが、この発明では成膜時の状態が非晶質であり反射率が低いため初期化処理が必要である。そのため工程が増えコストの増大を招いていた。
【0007】
また、融点まで温度を上昇させれば良い相変化タイプに比べ、穴あけ記録方式では記録のために沸点以上まで温度を上げる大きな熱量を必要としている。そのため、相変化タイプに比べ大きなレーザーパワーを必要とし、高線速記録となると半導体レーザーのパワーが足りなくなる。すなわち、より高感度な記録膜が要求されている。
【0008】
また、特許第2948899号では第1の層(相変化合金薄膜)にAg−Zn、第二の層(低融点薄膜)にTe、Se、Sから選ばれる一種類を主成分として拡散による記録が提案されているが、これは反射率を高めるために第1の層を300〜700Å、第二の層を500〜1500Åと厚くしており、生産時のタクト及びコストに不利となっていた。また、膜厚を厚くすることにより反射率を大きく上げているが、我々の調査では反射率が高く吸収率が小さすぎるため熱吸収が記録膜上でほとんど起こらず、感度が非常に悪いということが分かった。このためDVDなどの速い線速を求められるメディアでは使用できなかった。これら問題は無機のWO記録媒体の普及に大きな障害となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況下において、高い反射率、高いモジュレーション、及び高感度を有する記録膜を開発し、再生信号のC/Nが良好で耐候性に優れた光記録媒体を安価に提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は次の手段により達成することができる。すなわち、本発明によれば、第一に、請求項1では、レーザーの照射により記録・再生を行なう光記録媒体において、レーザー照射側から順に無機物質からなる低融点薄膜および半金属元素を含む薄膜が位置する構成を有し、該半金属元素中に酸素が導入されており、かつ、前記低融点薄膜がCu、Au、Al、及びZnからなるグループから選ばれる少なくとも1種を含む合金で、該低融点薄膜の融点が500℃以下であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0011】
第二に、請求項2では、上記請求項1記載の光記録媒体において、半金属元素中に含まれる酸素の割合が0.01<x<5(atm%)であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0012】
第三に、請求項3では、上記請求項1又は2記載の光記録媒体において、低融点薄膜の融点が500℃以下であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0013】
第四に、請求項4では、上記請求項1乃至3のいずれか1項記載の光記録媒体において、(低融点薄膜の膜厚)/(主に半金属元素からなる薄膜の膜厚)が0.1〜1.0の範囲であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0014】
第五に、請求項5では、上記請求項1乃至4のいずれか1項記載の光記録媒体において、低融点薄膜の膜厚が30〜200Åであることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0015】
第六に、請求項6では、上記請求項1乃至5のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜の膜厚が100〜500Åであることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0016】
第七に、請求項7では、上記請求項1乃至6のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜の主元素がSi、Ge、Se、Te、及びSbからなるグループから選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0017】
第八に、請求項8では、上記請求項1乃至7のいずれか1項記載の光記録媒体において、低融点薄膜の主元素がSn、In、及びBiからなるグループから選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0019】
第九に、請求項9では、上記請求項1乃至8のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜中の半金属元素の割合が50%以上であることを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0020】
第十に、請求項10では、上記請求項1乃至9のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜上に有機保護膜を積層することを特徴とする光記録媒体が提供される。
【0021】
上述のように、本発明者らは、レーザー照射側に低融点薄膜を有し、その次に主に半金属元素からなる薄膜が位置する構成において、該半金属元素中に酸素が導入された光記録媒体とすることにより高い反射率、高感度、そして高モジュレーションが得られることを見出した。
本発明において半金属元素は元素周期表で定義されているものを指し、B、C、Si、P、Ge、As、Se、Sn、Sb、Te、Bi、Po、Atである。また、低融点薄膜は無機物質である。
【0022】
上記構成において、本発明者らはさらに以下の知見を得た。
該半金属元素に含まれる酸素の割合が0.01<x<5(atm%)であることによりC/Nはより大きくなり、大きな振幅の波形が得られた。
また、該光記録媒体において、低融点薄膜の融点が500℃以下であることにより、より高感度の光記録媒体を作製することができた。
また、(低融点薄膜の膜厚)/(主に半金属元素からなる薄膜の膜厚)が0.1〜1.0の範囲であることにより反射率が高く感度も高いという2つの特性を両立させることができた。
また、低融点薄膜の膜厚を30〜200Åとすることにより、例えば特許第2948899号では反射率が高過ぎ吸収率が低過ぎたため光を吸収できず感度が悪い技術となっていたが、本発明の範囲に膜厚を設定することにより、反射率が高く、感度の高い光記録媒体を得ることが可能となった。
【0023】
さらに、主に半金属元素からなる薄膜の膜厚を100〜500Åとすることにより、2層の記録膜のみのメディアにもかかわらずROM互換が可能になるほどの反射率を得ることができた。この効果はシミュレーションと実際の反射率がよく一致した。また、2層構成でhigh to low記録が可能となったためコストの大幅なダウンを可能にした。
また、半金属元素からなる薄膜が主にSi、Ge、Se、Te、及びSbから選ばれた少なくとも1種からなることにより高感度で高モジュレーションを有する光記録媒体を作製することができた。特にGeは屈折率が高く2層メディアにした場合、非常に高い反射率を示すため好ましい。
【0024】
また、低融点薄膜が主にSn、In、及びBiから選ばれた少なくとも1種からなることにより、高いモジュレーションで、高感度な光記録媒体を得ることができた。ここで、半金属元素膜においてBiが選ばれる場合は、低融点薄膜でBiが選ばれることはない。
また、低融点薄膜が主にCu、Au、Al、及びZnから選ばれた少なくとも1種の元素の合金であり、その融点が500℃以下であることにより、高い反射率を実現できた。これら低融点薄膜に用いられる主な元素としてInは融点が低いために感度が良く、C/Nが高い特性を有するため特に好ましい。
【0025】
特に主に半金属元素からなる薄膜中の半金属元素の割合を50%以上とすることにより高感度、高モジュレーションとなる効果は高くなった。ここで、半金属以外に添加元素を混入させることにより、保存特性、感度の向上、反射率の向上など特性を改善することが可能となる。
【0026】
また、本発明の構成において重要なことは主に半金属元素からなる薄膜上に有機保護膜を積層することであり、このことにより膜の安定性を高め、保存安定性を各段に向上させることができた。また、2層構成では膜の強度が弱くレーザー照射によって穴があく場合があったが、有機保護膜によって膜の物理的強度が向上し、穴があいてしまうことがなくなった。
【0027】
さらに、本発明の光記録媒体は、透光性基板表面に低融点薄膜、主に半金属元素からなる薄膜の順に製膜した構成であり、反射率が20%以上となるように膜厚を調整することによりDVD−RWとの互換性を有し、しかも高感度であるという両方の利点を得ることができた。また、透光性基板表面に低融点薄膜、主に半金属元素からなる薄膜の順に製膜した構成であり、反射率が45%以上となるように膜厚を調整することにより、DVD−ROM、もしくはDVD−Rとの互換を可能にし、高感度との両立を得ることができた。
【0028】
【発明の実施の形態】
具体的な構成を以下に示す。図1に本発明のDVDとしての構成例を示すが、本発明の適用はDVDに限らない。これらは基板1上に記録層が成膜され紫外線硬化樹脂層4が積層されている。これとカバー基板6が接着層5により接着された構造になっている。
【0029】
情報基板面側から記録レーザー光を照射すると低融点薄膜2及び主に半金属元素からなる薄膜3が加熱される。この加熱によりお互いの層が相互に拡散してこれらの元素の合金ないし化合物が生成するか、もしくは表面に変形が起こり、レーザー光照射部の光反射率が著しく低下する。この反射率変化は不可逆であるので追記型の光記録媒体として使用することができる。
【0030】
基板1の材料は通常ガラス、セラミックス、あるいは樹脂が用いられ、樹脂基板が成形性やコストの点で好ましい。代表例としてはポリカーボネート、メチルメタクリレート、アクリル、エポキシ、ポリスチレン、ポリプロピレン、シリコン、フッ素樹脂、ABS,ウレタンなどが挙げられるが、加工性、光学特性などの点からポリカーボネート樹脂が好ましい。また、基板の形状はディスク状、カード状、あるいはシート状であっても良い。
【0031】
また、貼り合せ方式についてはラジカルUV方式、カチオン方式、ヒートシール方式、両面接着シート方式のいずれにおいても特に限定されないが、紫外線硬化樹脂層を設けない構成ではラジカルUV方式のように酸素や水分を透過しない方式が望ましい。
【0032】
本発明の記録層は各種気相成長法、たとえば真空蒸着法、スパッタリング法、電子ビーム法などにより形成できる。
【0033】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明の構成をさらに説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
【0034】
図1に基づいて本発明の構成を説明する(DVDの場合)。ピッチ0.74μm、深さ400Åの溝付き、厚さ0.6mm、直径φ120mmのポリカーボネート樹脂製情報基板1上に低融点薄膜2(100Å厚)を、主に半金属元素からなる薄膜3(200Å厚)を順にスパッタ法により積層し、その上に紫外線硬化樹脂層4をスピンコートして紫外線照射により形成した。低融点薄膜2の製膜時にはアルゴン雰囲気下(5×10−3torr)、半金属元素からなる薄膜3の製膜時にはアルゴン+酸素混合ガス雰囲気下(5×10−3torr)において行った。半金属元素の製膜の際、酸素の混合割合を0.1〜5%の範囲で振り、それぞれの組成の最適な酸化割合を出した。貼り合せはラジカルUV方式でカバー基板6を貼り合せた。評価条件は記録線速3.5m/s(1倍速)、線密度=0.267μm/bit、記録周波数=26.2MHz、記録レーザー波長635nm、NA=0.6であり、低融点薄膜2と主に半金属元素からなる薄膜3をそれぞれの組成にした場合の反射率及びC/Nが55dB以上(解像度:1kHzにて測定)となるレーザーパワーを1倍速と2倍速とで比較して表1に示した。また、半金属元素中の酸素割合を蛍光X線で測定し、表中に示した。実施例ではどれも反射率、モジュレーション、感度ともに良好な結果を示した。
【0035】
【表1】
【0036】
図2、図3では低融点薄膜2をIn(30、100、200Å)、半金属薄膜3をGe(3atm% O2混合)にした場合を例に取り、Geの膜厚を振った場合の反射率変化と1倍速において55dB以上の信号強度を示したレーザーパワーを示す。半金属薄膜3の膜厚が薄いと反射率は低く、膜厚が厚過ぎると感度が悪くなることが分かる。また、(低融点薄膜の膜厚)/(主に半金属元素からなる薄膜)が0.1〜1.0の範囲であることにより反射率が高く感度も高いという2つの特性を両立させることがわかる。ここでの記録は3Tの矩形波記録である。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の光記録媒体によれば、レーザーの照射により記録・再生を行なう光記録媒体において、レーザー照射側から順に無機物質からなる低融点薄膜および半金属元素を含む薄膜が位置する構成を有し、該半金属元素中に酸素が導入されており、かつ、前記低融点薄膜がCu、Au、Al、及びZnからなるグループから選ばれる少なくとも1種を含む合金で、該低融点薄膜の融点が500℃以下であることから、高い反射率、高感度、そして高モジュレーションを有する光記録媒体を得ることができる。
【0038】
請求項2の光記録媒体によれば、上記光記録媒体において、半金属元素に含まれる酸素の割合が0.01<x<5(atm%)であることから、C/Nはより大きくなり、大きな振幅の波形が得られる。
【0039】
請求項3の光記録媒体によれば、上記光記録媒体において、低融点薄膜の融点が500℃以下であることから、より高感度の光記録媒体を得ることができる。
【0040】
請求項4の光記録媒体によれば、上記光記録媒体において、(低融点薄膜の膜厚)/(主に半金属元素からなる薄膜)が0.1〜1.0の範囲であることから、反射率が高く感度も高いという2つの特性を両立させることができる。
【0041】
請求項5の光記録媒体によれば、上記光記録媒体において、更に低融点薄膜の膜厚を30〜200Åとすることにより、反射率が高く、感度の高い光記録媒体を得ることができる。
【0042】
請求項6の光記録媒体によれば、上記主に半金属元素からなる薄膜の膜厚を100〜500Åとすることから、2層の記録膜のみのメディアであるにもかかわらずROM互換が可能になるほどの反射率を得ることができる。また、2層構成でhigh to low記録が可能となるため大幅なコストダウンができる。
【0043】
請求項7の光記録媒体によれば、上記半金属元素からなる薄膜の主元素がSi、Ge、Se、Te、及びSbから選ばれる少なくとも1種類からなることから、高感度で高モジュレーションを有する光記録媒体を得ることができる。
【0044】
請求項8の光記録媒体によれば、上記低融点薄膜の主元素がSn、In、及びBiから選ばれる少なくとも1種類からなることから、高いモジュレーションで、高感度な光記録媒体を得ることができる。
【0046】
請求項9の光記録媒体によれば、上記主に半金属元素からなる薄膜中の半金属元素の割合を50%以上とすることから、高感度、高モジュレーションとなる効果が高い。
【0047】
請求項10の光記録媒体によれば、主に半金属元素からなる薄膜上に有機保護膜を積層することから、膜の安定性を高め、保存信頼性を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光記録媒体の構成を示す概略断面図。
【図2】低融点薄膜の膜厚と記録感度との関係を示すグラフ。
【図3】低融点薄膜の膜厚と反射率との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 情報基板
2 低融点薄膜
3 半金属薄膜
4 紫外線硬化樹脂層
5 接着層
6 カバー基板
Claims (10)
- レーザーの照射により記録・再生を行なう光記録媒体において、レーザー照射側から順に無機物質からなる低融点薄膜および半金属元素を含む薄膜が位置する構成を有し、該半金属元素中に酸素が導入されており、かつ、前記低融点薄膜がCu、Au、Al、及びZnからなるグループから選ばれる少なくとも1種を含む合金で、該低融点薄膜の融点が500℃以下であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1記載の光記録媒体において、半金属元素に含まれる酸素の割合が0.01<x<5(atm%)であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1又は2記載の光記録媒体において、低融点薄膜の融点が500℃以下であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至3のいずれか1項記載の光記録媒体において、(低融点薄膜の膜厚)/(主に半金属元素からなる薄膜の膜厚)が0.1〜1.0の範囲であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載の光記録媒体において、低融点薄膜の膜厚が30〜200Åであることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至5のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜の膜厚が100〜500Åであることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至6のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜の主元素がSi、Ge、Se、Te、及びSbからなるグループから選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至7のいずれか1項記載の光記録媒体において、低融点薄膜の主元素がSn、In、及びBiからなるグループから選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至8のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜中の半金属元素の割合が50%以上であることを特徴とする光記録媒体。
- 請求項1乃至9のいずれか1項記載の光記録媒体において、主に半金属元素からなる薄膜上に有機保護膜を積層することを特徴とする光記録媒体。
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