JP2006182030A - 情報記録媒体 - Google Patents

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康雄 細田
Ayumi Mimori
歩美 三森
Megumi Sato
恵 佐藤
Masataka Yamaguchi
政孝 山口
Tomoaki Izumi
知明 泉
Tomoharu Jinno
智施 神野
Yoichi Okumura
陽一 奥村
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Abstract

【課題】記録前後の反射率の差が大きくジッタ特性などの特性が優れた情報記録媒体を提供する。
【解決手段】光ビームの照射により反射率が変化する材料からなる記録層と、記録層を担持する基板とからなり、該記録層は金属窒化物を主成分とし、所定温度よりも低い温度で分解して窒素を生成する低温分解窒化物と、所定温度を越える温度で分解する高温分解窒化物との混合物からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ビームの照射により情報の記録再生を行う光ディスク、光カードなどの光学式情報記録媒体及びその製造方法に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disc)は、映像データ、音声データ及びコンピュータデータなどのデータを記録再生する情報記録媒体として広く用いられている。このDVDには、再生専用の他に、記録層に有機色素材料を用いて追記可能としたり(DVD−R(recordable))、相変化材料を記録層に用いて書き換え自在としたDVD−RW(re−recordable)などがある。
更なる高密度化において、635nmより短い波長域の光ビームで記録再生を行うことが要望されているが、従来のような追記型光ディスクにおいて、十分な光ディスク特性を実現できていない。
また、追記型光ディスクとして、レーザ光照射によって記録層に穴をあけたり、記録層中に風船状の空洞を作って膜を隆起させたり、熱分解生成物質を記録層中に分散させる物質を添加するものが報告されている。これら従来の記録方法では、高密度化に伴う微細な記録マークの形成においてはマークのサイズやエッジの制御が困難となる問題がある。すなわち図16に示すように、記録案内溝をはみ出す大きなマークとして変形などを伴って記録を行っている。
追記型光ディスクは、一度記録した部位には再書込みできないので、消費量が多くなり、廃棄時の環境への影響を考える必要がある。特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理などの改善の促進に関する法律(PRTR法)において有害とされる材料も添加されている場合があるからである。
本発明の目的は、記録前後の反射率の差が大きくジッタ特性などの特性が優れた情報記録媒体及びその製造方法を提供することにある。
本発明の情報記録媒体は、光ビームの照射により反射率が変化する材料からなり情報が反射率の変化として記録される無機化合物からなる記録層と、前記記録層を担持する基板とからなる情報記録媒体であって、前記記録層が、100℃〜600℃の温度で分解し窒素を生成しかつ完全に窒化していない低温分解金属窒化物と、前記温度を超える温度で分解する金属窒化物、金属酸化物、金属炭化物又はそれらの混合物である高温分解化合物と、の混合物からなることを特徴とする。
本発明の情報記録媒体の製造方法は、光ビームの照射により反射率が変化する材料からなり情報が反射率の変化として記録される記録層と、前記記録層を担持する基板とからなり、前記記録層が金属窒化物からなる情報記録媒体を製造する製造方法であって、前記金属窒化物を構成する金属からなるターゲットを用いた反応スパッタ法により前記記録層を形成する記録層形成工程を含み、前記記録層形成工程におけるAr及びN2を含む雰囲気中で流量比Ar:N2が80:10〜10:80の範囲内に設定されていることを特徴とする。
発明を実施するための形態
本発明による実施の形態の例を図面を参照しつつ説明する。
図1に実施の形態の構成例を示す。この情報記録媒体1は、基板2の主面に、順に成膜された反射層3、第1誘電体層4、金属窒化物を主成分としてなる記録層5、第2誘電体層6及び光透過カバー層7を有している。図に示されるように、記録時には、情報に応じて強度変調されたレーザ光が光透過カバー層7を通して照射され、記録層5が加熱される。記録層は金属窒化物を主成分とし熱伝導率が低いのでレーザ光照射部は蓄熱により温度が上昇し、記録層が全体又は部分的に溶解し、記録層全体の窒素含有量が変化すると共に、固化する際に相が変化して照射部の多重反射条件が変化し、反射率が変化して、図2の平面図に示すように、記録マークとなる。従って、窒素の含有量によって変化する記録層中の窒化物ができている割合が感度に影響していると考えることができる。このようにして生じる光反射率の変化は不可逆的であるので、追記型の情報記録媒体として使用することができる。再生時には、光透過カバー層7を通してレーザ光が記録層5の反射率変化部位に照射され、反射光の強度変化を読み取り情報を復調する。
記録層5は金属窒化物、例えばBi、Sn、Feから1つと、Ge、Ti、Si、Alから1つとの組み合わせでも構成できる。さらに、上記の金属窒化物はPRTR法に指定されていない材料であるが、さらに例えばBi、Sn、Feのいずれかに対して、Mg、Ca、Sr、Sc、Y、Zr、Hf、V、Nb、Tc、Ru、Rh、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Taなどの指定外物質からの組み合わせで構成することもできる。PRTR法で指定されていない材料を記録材料として用いていることで、環境への影響を低減できる。使用方法や使用量を考慮した場合は、Tl、Te、In、Cu、Zn、Agも記録層5の構成物として利用できる。
このほか、記録層5は、金属窒化物と金属酸化物、金属炭化物のいずれか又はそれらの混合膜、例えばBi、Sn、Fe、Cuの窒化物から1つと、SiO2,Al23,GeO2,SnO,Bi23、SiCなどの安定な金属化合物から1つとの組み合せでも構成できる。
[記録原理]
記録媒体の記録層は、均一分散した合金とその窒化物などの金属化合物を主要成分とした記録層である。記録時にはレーザ光の照射によって、記録層中の窒化物から窒素が抜ける反応が生じる。そのためには記録層がレーザ光を吸収する必要があるので、窒化物は吸収率を持たねばならない。従って、窒化物は全面窒化して透過率の高い状態ではなく、ある程度の非窒化成分を含む必要がある。しかし、単に不十分な窒化物のみの記録層では、膜質がアモルファス状態の金属薄膜に近くなるため、膜の剛性と応力が低く、熱伝導率も高くなる。そのため、加熱時に熱が横方向に広がるので膜の温度が上がり難くなる他、窒素の熱分解が連鎖反応的に広がり、例えば図16に示すように、光スポットよりも巨大なマーク記録といった現象になってしまう。これはCD程度の記録マークのサイズであればそれ程問題とはならないが、青紫色レーザ光照射による幅0.1〜0.2μmの微細サイズのマーク形成においては、マークエッジの制御が困難となる問題が生じてしまう。
そこで、記録層を熱分解し難い剛性の高い物質と熱分解し易い窒化物とからなる混合膜とすることによって、熱分解反応を制御して微細なマークを形良く形成する。また、光学特性の変化量によって記録するために、熱分解し難い物質には読み取り光に対して透過率が高い物質が選択される。具体的には記録層は、低温分解窒化物(窒素放出物質)と、非窒化物(窒化物の非窒化成分=熱吸収体)と、高温分解化合物(金属窒化物又は金属酸化物又は金属炭化物又はそれらの混合物=熱分解反応制御物質)と、の3成分で構成される。実際には、非窒化物は窒化物中の非窒化成分とすることにより、記録層組成が実現できる。よって、記録媒体の記録層は、非窒化成分を持つ低温分解窒化物と、高温分解化合物との2種類の混合物からなる。
この記録層系を用いたディスクの記録原理は以下のようになっていると考えられる。
まず、記録用レーザ光を熱吸収体が吸収して温度上昇が生じる。次に、低温分解窒化物が分解して窒素を放出する。次に、(1)窒素の放出によって記録層の光学特性が変化する。次に、(2)放出された窒素によって記録層が変形する。ここで、(2)は副次的な記録モードである。記録層の変形が主となる記録では無いが、全く変形しないように記録層を強力な圧力で押さえ付けていると、窒素の分離が阻害されるおそれがある。よって、ある程度の変形はするようにしておいた方が良い。誘電体層は記録層から窒素が抜けて変形を起こした時に記録層の変形を受け止める役割を果たすと共に、光学特性の調整と金属反射層の放熱作用に対する断熱作用も併せ持っている。このうちで反射層は放熱特性と多重反射による信号量確保の目的で設置するものであるので、必ずしも無くてもよい。
光ディスクにおいて、記録レーザ光照射によって上昇する記録層の温度は最大で400〜600℃と推定されている。従って、低温分解窒化物と高温分解化合物は、約600℃を閾値として、分解温度を元に選択する必要がある。各種金属の窒化物のおおよその分解温度を表1に示す。
[低温分解窒化物]
低温分解窒化物は600℃以下の低温で窒素が分離する反応を示す必要があり、更に記録感度の面から400℃以下での反応が望ましいと考えられる。但し、あまり低温で反応してしまうと保存特性への影響が懸念されるので、80℃以下で反応する物質は選択できない。よって、100℃以上が好ましい。また、環境への配慮としてPRTR法で指定されている材料も除いて検討すべきである。スパッタで成膜できる材料であるという条件も含めて検討した結果、我々は低温分解窒化物の候補として、低融点金属であるBiとSnの窒化物に着目する。PRTR法を考慮しなければCuなどの材料も使用可能である。
BiN膜(記録層)を作製して示差走査熱分析を行ったところ、図3に示すように220℃程度で分解することが確認された。また、実際の反応開始温度は180℃位であり、分解温度よりも50〜70℃低い温度、誤差と余裕を見て50〜100℃低い温度から分解反応が開始すると考えられる。BiN,SnNを低温分解窒化物とした記録層を持つ光ディスクを作成して評価した。その結果、低温分解窒化物としてBiNの方がSnNよりも優れているとの結論に達した。しかしSnNを選択しても大きな問題は無い。
図4に一例として記録層に低温分解窒化物としてBiNを採用した時の記録前後のESCA(Electron Spectroscopy for Chemical Analysis)すなわちX線電子分光法分析のスペクトル特性を示す。スペクトル特性において、未記録部では殆ど無かった金属Biのピークが記録後に現れており、記録によって窒素、ビスマスの分解が生じたことが確認できた。
[高温分解化合物]
高温分解化合物は600℃以下の温度では分解せずに安定であり、読み取り光に対しての透過率が比較的高くて、硬度の高い膜である必要がある。代表的な金属化合物としては金属窒化物、金属酸化物、金属炭化物などが挙げられて、それらの混合物でも構わない。また、環境への配慮としてPRTR法で指定されている材料を除いて、更に低温分解窒化物と同時にスパッタ成膜できる材料であるという条件で選定を行う。高温で安定な金属窒化物として、GeN,SiN,AlN,TiNが好ましい。
GeN,SiN,AlN,TiNについては示差走査熱分析を行い、GeNは500℃までに分解反応が起こらないことを確認した。これらの窒化物を高温分解化合物とした記録層を実際にディスク化して検討した結果、GeN>TiN>SiN>AlNの順で良好な結果が得られた。GeN又はTiNを用いることが特性上好ましい。窒化物の他にも、高温で安定な金属化合物としては、SiO2,Al23,GeO2,SnO,Bi23などの安定な金属酸化物,SiCなどの安定な金属炭化物やそれらの混合物を選択することもできる。酸化物は熱安定性が強いものが多く、高温でガラス転移するものもある。また、炭化物の中でSiCは熱安定性が強く、これを大気圧下では溶融することはできない。
表2に各酸化物,炭化物並び分解温度に代え融点を示す。融点を示したのは分解温度がそれ以上であることを意味する。また、昇華点の方が融点より低いものは昇華点を示した。

[成膜方法]
金属窒化物の記録層5は、種々の気相成長法で成膜できるが、反応スパッタ法により形成することが好ましく、ターゲットとして金属合金を用い、特に、Ar及びN2を含む雰囲気中で反応スパッタ法により形成することが好ましい。この作製プロセスは記録層を1回で均一に成膜できるので好ましい。また、製造方法において、スパッタリングターゲットを1つではなく複数に分割して、コスパッタによって複数のターゲットから同時に成膜する手法も選択可能である。この反応スパッタ法では、スパッタ雰囲気中の流量比Ar:N2を、好ましくは80:10〜10:80、より好ましくは80:10〜30:60とする。すなわち、窒素は記録層が十分な感度及び記録後ジッタ特性を持つだけ添加(スパッタ雰囲気流量比Ar:N2=80:10〜0:100)される。また、窒素は400nm近傍の青紫色レーザ光で十分な吸収を持つ添加範囲(スパッタ雰囲気流量比Ar:N2=30:60〜100:0)で添加される。また、反応スパッタリングであるため窒素ガス導入量の増加とともに成膜レートが遅くなる傾向にあるため、作製が簡単である必要性から成膜レートが2nm/min以上となる範囲(スパッタ雰囲気流量比Ar:N2=10:80〜100:0)以下が望ましい。このようにして形成された記録層は非晶質の金属窒化物が混在していると考えられる。
実施形態の情報記録媒体の製造方法においては、図5に示すように、スパッタ装置に基板を装填する工程S1と、金属窒化物を構成する金属からなる合金ターゲットを用いた反応スパッタ法により、記録層を形成する記録層形成工程S4を含み、この記録層形成工程におけるAr及びN2を含む雰囲気中で流量比Ar:N2が80:10〜10:80の範囲内に設定する。また、図5に示すように、反射層を設ける場合は、基板装填工程S1の後に、Arガス雰囲気として所定ターゲットを用いてスパッタ法により、反射層を形成す反射層形成工程S2及び第1誘電体層を形成する第1誘電体層形成工程S3と、記録層形成工程S4(Ar:N2雰囲気)と、第2誘電体層を形成する第2誘電体層形成工程S5(Ar雰囲気)と、の順序となる。最後に、カバー層を形成する(S6)。
Bi、Snのうちの1つ以上の元素とGe、Ti、Si、Alのうちのいずれかの元素との窒化物例えばGeBiNからなる記録層5は、405nm近傍での光の吸収率を未記録部で10%以上とすることが可能である。例えば385〜450nmの短波長域においてもこのような吸収率を得ることが可能なので、短波長レーザ光を用いる高密度記録にも対応することができる。記録層に金属窒化物を含有することで、青紫色レーザを用いた記録において、少ない記録エネルギーで記録を行うことができる。しかも、反応スパッタによって金属窒化物における窒素の比率を制御して記録層の吸収率を変更できるため、媒体設計の自由度が高くなり、高反射率と適度な記録感度とが共に得られ、同時に、高変調度、低ジッタ、低クロストークも実現可能である。
なお、スパッタ雰囲気中にAr以外のXe、Krなど不活性ガスを加えることもできる。また、ターゲットとして金属を用いるが、化学量論組成からはずれたものを用いてもよい。さらに、金属窒化物ターゲットを用いることにより、N2ガスを用いないでArのみ用い上記記録層を形成してもよい。
記録層の膜厚は記録層の物性、誘電体層の物性及びその厚さに応じて適宜決定するが、5〜40nm、好ましくは10〜30nm例えば12nmで十分なジッタが取れることを確認した。5nmより記録層が薄すぎると変調度を大きくすることが困難となり、40nmより厚すぎると記録層での光吸収のために反射率が不十分となる。
以下、図1に示す実施の形態について記録層5以外の構成を詳細に説明する。
[基板2]
基板2はガラス又はアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂若しくはポリオレフィン樹脂などのプラスチック樹脂が用いられる。また、平板上に紫外線硬化性樹脂などをスピンコート法などで、塗布硬化させたり、プラスチック樹脂のシートを接着剤で貼り合わせたものも用いられる。
基板2の寸法及び形状は特に限定されないが円盤状であり、その厚さは通常、0.3〜1.2mm程度である。基板2の表面には、トラッキング用やアドレス用など記録再生用光線を導くために、グルーブなどの所定のパターンが必要に応じて設けられ得る。記録再生光は、通常、グルーブ内に照射される。光入射側、光反射側のどちらかあるいは両方の基板にグルーブが設けられ得る。膜の積層は、光入射側、光反射側のどちらか側から行っても構わない。また、基板2をディスク以外の形状、例えばカード状の記録媒体としてもよい。
[誘電体層4、6]
誘電体層4、6は、各種誘電体から構成され特に限定されず、例えば、SiO2、SiNx、ZnSなどの酸化物、窒化物、硫化物、各種、金属酸化物、金属炭化物、の金属化合物及びその混合物例えばZnS−SiO2である。あるいは、La、Si、O及びNを含有するいわゆるLaSiON、Si、Al、O及びNを含有するいわゆるSiAlON誘電体については、従来から、PRTR法で指定されていない材料の組み合わせのみを選択することができる。誘電体層を複数の層で構成してもよい。
光入射側の第2誘電体層は厚さ0〜100nmで、光学的反射率調整用及び、記録モードをhigh to lowもしくはlow to highの所望の性能の方に調整するために設けられている。
光反射側の第1誘電体層は、レーザの光による熱が反射層に逃げる前に一時的に蓄熱して、記録層を十分に加熱する作用がある。誘電体層の厚さは40nm以下、好ましくは10〜30nmである。
[反射層3]
反射層3は、高反射率の金属や合金から構成することが好ましく、例えば、Ag、Al、Au、Pt、Cuなどの1種、又はこれらを少なくとも1種含む合金などから適宜選択すればよい。
反射層3の厚さは、30〜150nmとすることが好ましい。厚さが当該範囲未満であると十分な反射率が得にくくなる。また、当該範囲を超えても反射率の向上は小さく、コスト的に不利になる。反射層3は、スパッタ法や蒸着法などの気相成長法により形成することが好ましい。
また、反射層に半透過膜を用いることもできる。記録層構造が積層されている多層記録ディスクのピックアップから見て手前側の層の構造としても適用することができる。反射層無しの場合は、基板/誘電体層/記録層/誘電体層/カバー層の積層順序となる。
[光透過カバー層7]
情報記録媒体1では、光透過カバー層7を通して記録層5に記録光及び再生光が照射されるので、光透過カバー層7はこれらの光に対して実質的に透明である必要がある。また、光透過カバー層7は、耐擦傷性や耐食性の向上のために設けるものであり、種々の有機系の物質から構成することが好ましいが、特に、放射線硬化型化合物やその組成物を、電子線、紫外線などの放射線により硬化させた物質から構成することができる。
光透過カバー層7の厚さは、通常、0.1〜600μm程度であり、スピンコート、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピングなど、通常の方法により形成すればよい。具体的には、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂などの各種樹脂を用いればよい。プラスチック樹脂のシートを接着剤で貼り合わせたものも用いられる。
[層構造]
以上では、本発明を片面記録型の情報記録媒体に適用する場合について説明したが、本発明は両面記録型の情報記録媒体にも適用可能である。また、片面記録型であって、光透過カバー層7上に保護層を接着した構成とすることもできる。このように記録媒体の層構造は、上記記録層の組成、組合せ以外でも、本発明の要件を満たせば、例えば、光透過カバー層が無い構成、誘電体層、記録層、反射層以外に、更に他の材料の層を追加した構成、記録層が更に多層である構成、反射層の無い構成、反射層が2層である構成、光反射側基板が無い構成、光入射側及び光反射側基板の位置に更に記録媒体構成が1つ以上追加されていて多層記録が可能なようにしてある構成、など、様々な構成に適用することが可能である。
以下、本発明の実施例を挙げ、実施例を詳細に説明する。
[実施例1]
基板2の表面に、反射層3、第1誘電体層4、記録層5、第2誘電体層6、及び光透過カバー層7を形成し、図1に示される構成の光ディスクのサンプルを作製した。
光反射側基板として、厚さ1.1mm、直径12cm、深さ27nmでピッチ0.320μmのスパイラル案内溝を設けたポリカーボネート樹脂の基板を使用した。
基板の上に、厚さ100nmのAg−Pd−Cu合金反射層、厚さ10nmのZnS−SiO2第1誘電体層をスパッタリング法によって順次成膜積層した。
その後、Bi‐Geターゲットを用いて、Arガス80sccmに対してN2ガス10sccmの雰囲気中で反応スパッタリング法で厚さ12nmの記録層を成膜した。反応スパッタ時の条件は、例えば、RFマグネトロンスパッタ装置で、基板ターゲット間距離120mm、雰囲気圧力0.4〜0.8Pa、電力150Wである。
その後、更に厚さ40nmの光入射側ZnS−SiO2第2誘電体層をスパッタリング法によって成膜積層した。
その上に、光入射側保護層としてポリカーボネート樹脂シートを、カバー層の厚さが0.1mmになるように、紫外線硬化樹脂接着剤に用いて貼り合わせて、実施例の記録媒体を得た。
作製サンプルに、マルチパス記録を用いて、記録パワー5.3mW及びウィンドウ幅15.15nsecとし、線速度5.3m/sで、波長405nm光源を有する対物レンズ開口数0.85の光ヘッドを用いて、1−7変調のランダムパターンを記録した。記録後ジッタを測定したところ、約9.8%のジッタが得られた。
[実施例2]
Arガス70sccmに対してN2ガス20sccmの雰囲気中で反応スパッタして記録層を成膜し、厚さ25nmの光入射側ZnS−SiO2第2誘電体層を設けた以外、実施例1と同一にして、実施例2を形成した。
記録パワー5.0mWとした以外、実施例1と同一にしてランダムパターンを記録し、記録後ジッタを測定したところ、約7.5%の良好なジッタが得られた。
[実施例3]
Arガス50sccmに対してN2ガス40sccmの雰囲気中で反応スパッタして記録層を成膜し、厚さ20nmの光入射側ZnS−SiO2第2誘電体層を設けた以外、実施例1と同一にして、実施例3を形成した。
記録パワー5.2mWとした以外、実施例1と同一にしてランダムパターンを記録し、記録後ジッタを測定したところ、約7.3%の良好なジッタが得られた。
[実施例4]
Arガス20sccmに対してN2ガス70sccmの雰囲気中で反応スパッタして記録層を成膜し、厚さ15nmの光入射側ZnS−SiO2第2誘電体層を設けた以外、実施例1と同一にして、実施例4を形成した。
記録パワー5.7mWとした以外、実施例1と同一にしてランダムパターンを記録し、記録後ジッタを測定したところ、約7.4%の良好なジッタが得られた。
[比較例1]
窒素を添加せずArガスのみの雰囲気中でスパッタして厚さ25nmBiGe記録層を成膜し、厚さ20nm、40nmの光入射側及び反射側ZnS−SiO2誘電体層を設けた以外、実施例1と同一にして、比較例1を形成した。
記録パワー5.0mWとした以外、実施例1と同一にしてランダムパターンを記録し、記録後ジッタを測定したところ、20%以上の測定不可能なレベルであった。
[比較例2]
反射層を成膜せずに、さらに窒素を添加せずArガスのみの雰囲気中でスパッタして厚さ30nmBiGe記録層を成膜し、厚さ30nm、35nmの光入射側及び反射側ZnS−SiO2誘電体層を設けた以外、実施例1と同一にして、比較例2を形成した。
記録パワー5.0mWとした以外、実施例1と同一にしてランダムパターンを記録し、記録後ジッタを測定したところ、約16%のジッタが得られた。
[結果]
サンプルで得られた測定結果を、図6及び図7に実施例の記録層における波長405nm及び波長635nm光の吸収率変化(ZnS−SiO2誘電体層で封止した状態で測定)、図8に実施例の記録層における窒素添加量に関する記録パワー及び記録後ジッタ変化、図9に実施例の記録層における窒素添加量に関する成膜レート変化、それぞれ示す。
図6から、GeBi窒化物からなる記録層は、405nm近傍での光の吸収率を未記録部で10%以上を確保できることが分かる。
図7から、窒素を加えることで記録層の635nm近傍の吸収は大きく低下して記録感度が下がるので、記録再生に波長635nm光を用いる情報記録媒体では記録感度の制約によって窒素は微少量しか添加できないことが分かる。
図8から、反応スパッタにおける窒素添加は、好ましくは、記録層が十分な感度及び記録後ジッタ特性を持つだけ添加が必要(スパッタ雰囲気流量比Ar:N2=80:10〜0:100)で、かつ400nm近傍の青紫色レーザで十分な吸収を持つ範囲(スパッタ雰囲気流量比Ar:N2=30:60〜100:0)であることが分かる。
図9から、反応スパッタリングであるため窒素ガス導入量の増加とともに成膜レートが遅くなり、作製が簡単である必要性から成膜レートが2nm/min以上となる範囲がスパッタ雰囲気流量比Ar:N2=10:80〜100:0であることが分かる。
[さらなる実施例A〜C]
上記実施例と同様に、ポリカーボネート樹脂の基板上に、Ag合金反射層、ZnS−SiO2第1誘電体層、記録層、ZnS−SiO2第2誘電体層、の順に各層をスパッタ法及び反応スパッタ法によって積層した。記録層は窒化していない金属成分の合金ターゲットを用いてArガス中に窒素ガスを導入して反応スパッタを用いて成膜した。その後、ポリカーボネートシートを紫外線硬化樹脂を接着剤に用いて貼り合わせて硬化させて厚さ0.1mmの光入射側保護層を作成し、実施例A〜Cの光ディスクを製造した。表3は各層の膜厚、記録層(膜厚、組成、積層順)と反応スパッタ条件を示す。

[さらなる比較例]
上記比較例と同様に、窒素N2添加をせずに合金で記録層を成膜した以外、実施例と同一にして、比較例H、Iの光ディスクを製造した。表4は各層の膜厚、記録層(膜厚、組成、積層順)とスパッタ条件を示す。
これら実施例及び比較例について、マルチパス記録を用いて、所定記録パワー及びウィンドウ幅15.15nsecとし、線速度5.3m/sで、波長405nm光源を有する対物レンズ開口数0.85の光ヘッドを用いて、1−7変調のランダムパターンを記録し、記録後のジッタを測定した。その結果を表5に示す。
比較例H、Iと比較して実施例A〜Cは良好なジッタが得られた。
図10にBiGeN記録層(実施例2)の記録マークのTEM(transmission electron microscope)観察像を、図11にSnTiN記録層(ディスクA)の記録マークのTEM観察像を示す。どちらも記録案内溝からはみ出さずにサブマイクロ泡からなる良好な形状の記録マークが形成されていることが確認できる。さらに、図示しないが原子間力顕微鏡(AFM:atomic force microscope)観察像 によると、溝深さ27nmの記録案内溝に対して、未記録部と記録部との膜厚方向の高低差はせいぜい6nm程度であった。
実施例光ディスクのBiGeN記録層におけるGe及びBi並びにそれらの窒化物及び酸化物をESCA分析し、その測定結果を、表6に示す。表6に基づき、図12は窒素添加量に関する非窒化物(Ge、酸化物)及び窒化物の含有割合の変化を、図13は窒素添加量に関する非窒化物(Bi、酸化物)及び窒化物の含有割合の変化を示す。
上記結果より、成膜時の窒素導入量5sccmでは金属Geが残っている。金属Geが分析時に記録層上で酸化してGe−O組成として生成されている分も含めて、未窒化状態のものが存在する。成膜時の窒素導入量10sccmでは金属Geはほぼ無くなり、窒素導入量20sccm以上ではGe−N組成のみ観測される。
つまり、窒素導入量10sccm以上で記録層中のGeが85%以上に窒化していることが分かる。窒素導入量の多い方では、成膜レートが下がってくるので、窒素導入量は10〜80sccmで有効である。好ましくは記録層の吸収が十分にある範囲の方が記録感度の点で優位であるので、窒素導入量は10〜60sccmが望ましい。
同様に、成膜時の窒素導入量5sccmでは金属Biが残っている。記録層中にBiは金属BiとBi−N組成の混合体で存在し、成膜時の窒素導入量が増える程、窒化物の割合が増える。
成膜時の窒素導入量80sccmではBiの約94%が窒化されている。よって、Geが85%以上に窒化していて、Biが94%以下窒化されていることが好ましい。さらに、Geが85%以上に窒化していて、記録感度を高めるための成膜時の窒素導入量60sccmの場合ではBiが90%以下窒化されていることが好ましい。
したがって、記録層中の金属成分比率は広範囲(金属窒化物などの高温分解化合物が20〜40atm.%の範囲)で良好な特性が得られるが、高温分解化合物を窒化物で形成するには、成膜時に完全に窒化するように窒素流量を調整する必要がある。
窒素導入流量比率を上げると低温分解窒化物の非窒化成分が減少して吸収が減って記録層の感度が悪くなるとともに、成膜レートが下がり生産性が低下するので、窒素導入量はできるだけ少なめに調整した方が生産性の面では有利である。
高温分解化合物を金属窒化物とした時の記録層を成膜する反応性スパッタリングの成膜条件設定方法は、図14に示すように、まず、金属窒化物の金属成分の合金、その酸化物及びその窒化物の少なくとも1つからなるスパッタリングターゲット、例えば記録層用合金ターゲットの作製し(SS1)、初期値からスパッタリング導入ガスのArガスと窒素ガスの流量決定し(SS2)、反応スパッタリング成膜し(SS3)、成膜された記録層の成分分析し(SS4)、高温分解化合物が完全に窒化しているか否かを判断する(SS5)。ここで、高温分解化合物が完全に窒化されていない場合は窒素ガスの流量決定工程へ戻り窒素ガスの流量を増加し、窒化を完了させる。一方、高温分解化合物が完全に窒化されている場合は、低温分解窒化物の非窒化成分が十分にあるか否かを判断する(SS6)。ここで、低温分解窒化物の非窒化成分が十分にない場合は窒素ガスの流量決定工程へ戻り窒素ガスの流量を減少し、非窒化成分を記録層中に確保する。一方、非窒化成分が記録層中に十分ある場合は、その状態の窒素ガスの流量を決定値とすることで記録層の成膜条件設定が完了し(SS7)、記録層作製工程へ進む。また、金属窒化物以外を使用する時にも同様な方法で成膜条件を設定すれば良い。
図15に記録層を成膜するためのスパッタリングターゲットの、バッキングプレートPPに固定された円盤状のターゲットTを示す概略断面図を示す。ターゲットは一様な合金又は窒化物又は酸化物として形成してもよく、あるいは、スパッタ率を考慮して単体のモザイクとしても構成できる。
本発明によれば、記録パワーによって分解し易い金属窒化物と分解しにくい金属化合物の混合膜とすることで、熱分解反応を制御して、最低限の形状変化で図10及び図11のように微細マークを形良く形成し、主として熱分解後の記録層の光学特性の変化によって記録を行うことができる。こうして記録前後の反射率の差が大きくS/N比が高く、ジッタ特性が優れた記録層が得られる。
また、その混合膜をスパッタリングターゲットを調整することで窒素導入反応性スパッタによって一度に形成できる。
更に、記録層に環境基準で毒物指定されていない無機材料が選択可能である。
本発明の情報記録媒体を示す概略部分断面図である。 本発明の情報記録媒体を示す概略部分平面図である。 情報記録媒体のBiN記録層の示差走査熱分析曲線を示すグラフである。 情報記録媒体のBiN記録層の記録前後のESCA分析のスペクトル特性を示すグラフである。 本発明の情報記録媒体製造方法を示すフローチャートである。 実施例の記録層における波長405nm光の吸収率変化を示すグラフである。 実施例の記録層における波長635nm光の吸収率変化を示すグラフである。 実施例の記録層における窒素添加量に関する記録パワー及び記録後ジッタ変化を示すグラフである。 実施例の記録層における窒素添加量に関する成膜レート変化を示すグラフである。 実施例のBiGeN記録層の記録マークのTEM写真である。 実施例のSnTiN記録層の記録マークのTEM写真である。 実施例の記録層における窒素添加量に関するGe、その窒化物及び酸化物の含有割合の変化を示すグラフである。 実施例の記録層における窒素添加量に関するBi、その窒化物及び酸化物の含有割合の変化を示すグラフである。 実施例の記録層を成膜する反応性スパッタリングの成膜条件設定方法を示すフローチャートである。 実施例の記録層を成膜するためのスパッタリングターゲットを示す概略断面図である。 従来の情報記録媒体を示す概略部分平面図である。
符号の説明
1 情報記録媒体
2 基板
3 反射層
4 第1誘電体層
5 記録層
6 第2誘電体層
7 光透過カバー層

Claims (13)

  1. 光ビームの照射により反射率が変化する材料からなり情報が反射率の変化として記録される無機化合物からなる記録層と、前記記録層を担持する基板とからなる情報記録媒体であって、前記記録層が、100℃〜600℃の温度で分解し窒素を生成しかつ完全に窒化していない低温分解金属窒化物と、前記温度を超える温度で分解する金属窒化物、金属酸化物、金属炭化物又はそれらの混合物である高温分解化合物と、の混合物からなることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記低温分解金属窒化物はCu又はAgの窒化物であることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 前記高温分解化合物はGe、Ti、Si、Alのいずれかの窒化物であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体。
  4. 前記高温分解化合物の前記金属窒化物はBi、Sn、Feのいずれかと、Si、Ge、Al、Tiから選択された少なくとも1つの物質と、を含有していることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体。
  5. 前記高温分解化合物の前記金属窒化物はBi及びGeを含有し、Geが85%以上窒化されていることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体。
  6. Biが90%以下窒化されていることを特徴とする請求項5記載の情報記録媒体。
  7. Biが94%以下窒化されていることを特徴とする請求項5記載の情報記録媒体。
  8. 前記高温分解化合物の前記金属窒化物はBi、Sn、Feのいずれかと、Mg、Ca、Sr、Sc、Y、Zr、Hf、V、Nb、Tc、Ru、Rh、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Ta、Ga、O、Cから選択された少なくとも1つの物質と、を含有していることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体。
  9. 前記高温分解化合物の前記金属窒化物はBi、Sn、Feのいずれかと、Tl、Te、In、Zn、Agから選択された少なくとも1つの物質を含有していることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体。
  10. 前記高温分解化合物の前記金属窒化物はCuと、Si、Ge、Al、Ti、Mg、Ca、Sr、Sc、Y、Zr、Hf、V、Nb、Tc、Ru、Rh、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Ta、Ga、Tl、Te、In、Zn、Ag、O、Cから選択された少なくとも1つの物質を含有していることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体。
  11. 前記記録層を保護する保護層を有していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1記載の情報記録媒体。
  12. 前記記録層に関して前記光ビームの照射の反対側に反射層を有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1記載の情報記録媒体。
  13. 前記光ビームは385〜450nmの波長を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1記載の情報記録媒体。
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