JP4023745B2 - α‐ヒドロキシアルキル基をもつアクリル酸のエステルの共重合体 - Google Patents
α‐ヒドロキシアルキル基をもつアクリル酸のエステルの共重合体 Download PDFInfo
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Description
このようなネガ型レジストは、放射線の照射により生じた酸の作用により、アルカリ可溶性樹脂とアミノ樹脂が架橋反応を起こし、露光部分をアルカリ不溶性に変化させ、未露光部分をアルカリで溶解して、ネガ型のパターンを形成させるものである。
化学反応式
で示されるように、酸により分子内でエステル化反応を起こし、環状エステルを形成する。
このオニウム塩のカチオンとしては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、n‐ブチル基、t‐ブチル基などの低級アルキル基や、メトキシ基、エトキシ基などの低級アルコキシ基などで置換されていてもよいフェニルヨードニウムやスルホニウムなどやジメチル(4‐ヒドロキシナフチル)スルホニウムが好ましく挙げられる。
本発明においては、この酸発生剤は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、この架橋剤は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
α‐(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチル26.0g(0.2モル、全モノマーに対するモル%は80モル%)及び
このようにして、α‐(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチルと上記化合物との共重合体を得た。
この共重合体の収量は20.2gであり、重量平均分子量は14000で、分散度は1.8であった。
実施例1で得た重合体(重合体1)100重量部、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート3重量部及び架橋剤としてテトラキスメトキシメチルグリコールウリルを10重量部をプロピレングリコールモノメチルエーテル670重量部に溶解してネガ型レジスト溶液を得た。
次いで、このレジスト溶液をスピンナーを用いてシリコンウエーハ上に塗布し、ホットプレート上で100℃で90秒間プレベークすることにより、膜厚0.5μmのレジスト層を形成した。
次に、ArF露光装置(ニコン社製)を用いて、ArFエキシマレーザー光(193nm)を選択的に照射したのち、120℃、90秒間加熱(PEB)処理したのち、2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で65秒間パドル現像し、30秒間水洗して乾燥した。
このような操作で0.20μmのレジストパターンが形成され、その際の露光量を感度としてmJ/cm2(エネルギー量)単位で測定したところ、35mJ/cm2であった。また、そのレジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真により観察したところ、膨潤のないレジストパターンであることが認められた。
α‐(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチル単独重合体(重合体2)の製造
α‐(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチル32.5g(10.25ml)をテトラヒドロフラン200gに溶解し、反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1.62gを加え、70℃で3時間重合反応させた。反応終了後、反応物をn‐ヘプタン1リットル中に注加して重合体を析出させる操作を2回繰り返した。このようにして得られた重合体を室温下で減圧乾燥した。
このようにして、α‐(ヒドロキシメチル)アクリル酸エチル単独重合体を得た。この重合体の収量は20.5gであり、重量平均分子量は12500で、分散度は2.1であった。
比較例1で得た重合体(重合体2)100重量部、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート3重量部及び架橋剤としてテトラキスメトキシメチルグリコールウリルを10重量部をプロピレングリコールモノメチルエーテル670重量部に溶解してネガ型レジスト溶液を得た。
次いで、このレジスト溶液をスピンナーを用いてシリコンウエーハ上に塗布し、ホットプレート上で100℃で90秒間プレベークすることにより、膜厚0.5μmのレジスト層を形成した。次いで、ArF露光装置(ニコン社製)により、ArFエキシマレーザー光(193nm)を選択的に照射したのち、120℃、90秒間加熱(PEB)処理し、次いで2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で65秒間パドル現像し、30秒間水洗して乾燥した。
このような操作で0.30μmのレジストパターンが形成され、その際の露光量を感度としてmJ/cm2(エネルギー量)単位で測定したところ、90mJ/cm2であった。また、そのレジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真により観察したところ、膨潤のない台形状のレジストパターンであった。
メタクリル酸ヒドロキシエチルとメタクリル酸カルボキシテトラシクロ[4.4.0.12. 5.17. 10]ドデシルエステルとの共重合体(重合体3)の製造
メタクリル酸ヒドロキシエチル26.0g(0.2モル、全モノマーに対するモル%は80モル%)及びメタクリル酸カルボキシテトラシクロ[4.4.0.12. 5.17. 10]ドデシルエステル14.5g(0.05モル、全モノマーに対するモル%は20モル%)をテトラヒドロフラン200gに溶解し、反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1.62gを加え、70℃で3時間重合反応させた。反応終了後、反応物をn‐ヘプタン1リットル中に注加して重合体を析出させ、得られた共重合体を室温下で減圧乾燥することにより、上記共重合体3を得た。
この共重合体の収量は14.0gであり、重量平均分子量は16000で、分散度は2.0であった。
比較参考例1において、重合体2を比較例2で得た同量の重合体に代えた以外は、比較参考例1と同様にしてネガ型レジスト溶液を調製し、次いで比較参考例1と同様な条件でレジストパターンを形成した。
このような操作で0.25μmのレジストパターンが形成され、その際の露光量を感度としてmJ/cm2(エネルギー量)単位で測定したところ、70mJ/cm2であった。また、そのレジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真により観察したところ、膨潤したレジストパターンであった。
Claims (4)
- (a)α‐(ヒドロキシアルキル)アクリル酸のアルキルエステルの中から選ばれる少なくとも1種のモノマーと、(b)エステルを形成する基が橋かけ結合を有する多環状飽和脂環式炭化水素基であるアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの中から選ばれる少なくとも1種のモノマーとの共重合体。
- (a)成分のモノマーから誘導される単位と(b)成分のモノマーから誘導される単位との割合が、重量比で20:80ないし90:10の範囲にある請求項1記載の共重合体
- 重量平均分子量2,000〜20,000の範囲である請求項1ないし3のいずれかに記載の重合体又は共重合体。
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