JP4022161B2 - 回転圧縮成形機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末等の被成形材料を圧縮成形するための回転圧縮成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
垂直回転軸周りに水平回転駆動される回転体であって、周方向に沿った複数の臼部を有する回転体と、前記臼部の上方開口及び下方開口からそれぞれ上下動可能に挿入された上杵及び下杵とを備え、該上杵及び下杵によって前記臼部内に充填された粉末等の被成形材料を圧縮成形する回転圧縮成形機は、半導体封止用エポキシ樹脂の成形等の種々の分野に使用されている。
【0003】
ところで、従来の回転圧縮成形機において、圧縮成型品の外径を変更する場合には、装着されている臼部,上杵及び下杵を交換しなければならず、少量多形状の製造には不適であるという問題があった。
【0004】
即ち、前記回転圧縮成形機においては、前記臼部の内径と該臼部に挿入される上杵及び下杵の直径とによって、圧縮成型品の外径が画される。
従って、直径X1mmの圧縮成型品を製造している状態から直径X2mmの圧縮成型品を製造する状態に仕様変更する場合には、X1mmに対応した一の臼部,一の上杵及び一の下杵を、X2mmに対応した他の臼部,他の上杵及び他の下杵に交換する必要があるが、斯かる交換には、通常、前記下杵と係合し該下杵の上下動を案内する案内機構の一部を取り外さなければならず、非常に面倒な作業となる。
【0005】
このように、従来の回転圧縮成形機は、斯かる仕様変更に対して十分な配慮がなされておらず、その結果、少量多形状の製造に不向きであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、一の形状の圧縮成型品を製造する状態から他の形状の圧縮成型品を製造する状態への仕様変更を容易に行うことができる回転圧縮成形機の提供を、一つの目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、垂直回転軸周りに水平回転される回転体であって、周方向に沿って複数の臼部が設置可能とされた回転体と、前記複数の臼部に対してそれぞれ上方から上下動可能に挿入される複数の上杵であって、前記回転体の水平回転と同期して前記垂直回転軸周りに公転する複数の上杵と、前記複数の臼部に対してそれぞれ下方から上下動可能に挿入される複数の下杵であって、前記回転体の水平回転に連動して前記垂直回転軸周りに公転する複数の下杵と、前記複数の上杵を、それぞれ、該上杵の下端部が前記臼部の上方に位置する上死点から該上杵の下端部が前記臼部内に位置する下死点へ押動する上杵加圧機構と、前記回転体の下方に配設された下杵の案内機構と、前記回転体を挟んで前記上杵加圧機構と対向するように配設された下杵加圧機構とを備えた回転圧縮成形機を提供する。
前記案内機構は、前記下杵の公転運動に応じて、係合する下杵を上下動させる第1案内部材と、前記下杵の公転運動に拘わらず、係合する下杵を、上端部が前記臼部の上端開口と略同一となる上死点に固定する第2案内部材とを有している。
前記第1及び第2案内部材は、前記回転体の垂直回転軸を基準にして、一方が前記下杵よりも径方向内方に位置し、且つ、他方が径方向外方に位置している。
前記複数の下杵は、それぞれ、前記第1及び第2案内部材と選択的に係合可能とされている。
【0008】
好ましくは、前記第1案内部材は、前記下杵の公転運動に応じて、係合する下杵を、前記上死点と、上端部が前記臼部内における所定の下方位置に位置する下死点との間で上下動させるように構成される。
【0009】
好ましくは、前記第1案内部材及び第2案内部材は、それぞれ、案内溝を有するものとされる。
そして、前記複数の下杵は、それぞれ、前記臼部内に挿入される杵部と、該杵部から下方へ延び、前記臼部の下方に位置する頭部とを有し、前記頭部には、径方向外方へ突出した突出部が設けられる。
前記突出部は、前記複数の下杵を、それぞれ、軸線回りに回転させることにより、前記第1及び第2案内部材の案内溝と選択的に係合する。
【0010】
一態様において、前記第1案内部材は、前記下杵の公転方向に沿って、該下杵を上死点に位置させる最上部と、前記下杵を最上部から下方へ案内する下降部と、前記下杵を再び前記最上部へ移行させる押上部とを有する。
斯かる態様において、前記下杵加圧機構は、前記下降部と前記押上部との間に配置される。
該一態様において、前記最上部及び押上部は、前記案内溝の代わりに、前記下杵が載置される載置面を有し得る。
【0011】
前記一態様において、より好ましくは、前記第1案内部材は、前記下降部より下杵公転方向下流側に配され、前記下杵を所定の分量位置に保持する分量部と、前記下杵加圧機構を挟んで前記分量部より下杵公転方向下流側に配された渡し部とを、さらに備える。
前記分量部及び渡し部は、前記案内溝の代わりに、前記下杵が載置される載置面を有し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る回転圧縮成形機の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施の形態に係る回転圧縮成形機1の展開縦断面図を示す。
【0013】
前記回転圧縮成形機1は、図1に示すように、垂直回転軸(図示せず)周りに水平に駆動回転される回転体10と、前記回転体10の上方に上下動可能に配設された複数の上杵20と、前記回転体10の下方に上下動可能に配設された複数の下杵30と、前記複数の上杵20をそれぞれ下方へ押動する上杵加圧機構40と、前記複数の下杵30をそれぞれ案内する案内機構50と、前記複数の下杵をそれぞれ上方へ押動する下杵加圧機構60とを備えている。
なお、図1中の矢印は回転体10の回転方向を示している。
【0014】
斯かる回転圧縮成形機1は、前記回転体10に周方向に沿って設置される臼部11内に充填した粉末等の被成形材料を前記上杵20及び下杵30により狭圧して圧縮成型品を製造する為に使用される。
なお、該回転圧縮成形機1は、半導体封止用エポキシ樹脂成形品や薬剤、入浴剤、ボタン電池、菓子類等の種々の圧縮成形品の製造に使用できる。
【0015】
前記回転体10は、前述の通り、周方向に沿って複数の臼部11が設置可能とされている。
詳しくは、前記回転体10は、周方向に沿った複数の貫通孔12を有している。該貫通孔12は該回転体10の上方及び下方に開口しており、所望内径の臼部11を着脱可能に設置し得るようになっている。
【0016】
本実施の形態においては、図1に示すように、前記回転体10には、周方向に沿って交互に、第1内径(X1mm)の第1臼部11aと、第2内径(X2mm)の第2臼部11bとが設置されている。
【0017】
前記複数の上杵20は、それぞれ、対応する臼部11の内径と略同一外径を有し、該臼部11内に上方から上下動可能に嵌入される杵部21と、該杵部21から上方に延び、対応する臼部11の内径より大径とされた頭部22とを有している。
【0018】
斯かる上杵20は、前記回転体10の水平回転と同期して前記垂直回転軸周りに公転するように配設されており、且つ、前記杵部21の下端部が対応する臼部内の所定位置に位置する下死点と、前記杵部21の下端部が対応する臼部の上方に待避する上死点との間で上下動可能とされている。
【0019】
本実施の形態においては、前記複数の上杵20は、前記第1臼部11aに対応する第1上杵20aと、前記第2臼部11bに対応する第2上杵20bとを含んでいる。
前記第1及び第2上杵20a,20bは、それぞれ、杵部の外径がX1mm及びX2mmより若干(例えば、0.1mm)小径とされている。
【0020】
前記上杵加圧機構40は、公転する上杵20が前記垂直回転軸周りの周方向所定位置に位置する際に、該上杵20を上死点から下死点へ押圧するように構成されている。
該上杵加圧機構40は、前記下杵加圧機構60との共働下に、被成形材料を圧縮成形する際の狭圧力を提供する。
【0021】
前記複数の下杵30は、それぞれ、対応する臼部11の内径より若干(例えば、0.1mm)小径とされ、該臼部11内に下方から上下動可能に嵌入される杵部31と、該杵部31から下方に延び、対応する臼部11の内径より大径とされた頭部32とを有している。
【0022】
本実施の形態においては、前記複数の下杵30は、前記第1臼部11aに対応する第1下杵30aと、前記第2臼部11bに対応する第2下杵30bとを含んでいる。
【0023】
このように、第1臼部11aには、該第1臼部11aに対応した第1上杵20a及び第1下杵30aが挿入され、且つ、第2臼部11bには、該第2臼部11bに対応した第2上杵20b及び第2下杵30bが挿入されるようになっている。
【0024】
前記下杵加圧機構60は、前記回転体10を挟んで、前記上杵加圧機構40と対向するように配設されている。
即ち、前記上杵加圧機構40及び前記下杵加圧機構60は、前記垂直回転軸を基準にして、周方向同一位置に配設されている。
従って、一の上杵20及び該一の上杵20に対応する一の下杵30が、前記上杵加圧機構40及び前記下杵加圧機構60と周方向同一位置まで公転されると、該一の上杵20及び該一の下杵30によって被成形材料110が圧縮され、これにより、圧縮成形品100が製造される。
【0025】
前記案内機構50は、前記下杵30の公転運動に応じて、係合する下杵30を上下動させる第1案内部材51と、前記下杵30の公転運動に拘わらず、係合する下杵30を、上死点に固定する第2案内部材52とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記第1案内部材51は、前記下杵30の公転運動に応じて、係合する下杵30を、上端部が前記臼部11の上端開口と略同一となる上死点と、上端部が前記臼部11内における所定の下方位置に位置する下死点との間で上下動させるように構成されている。
そして、前記複数の下杵30は、それぞれ、前記第1及び第2案内部材51,52と選択的に係合可能とされている。
【0026】
即ち、該第1案内部材51は、前記回転体10の水平回転に連動して前記複数の下杵30が前記垂直回転軸周りに公転するのに応じ、該複数の下杵30のうち係合する下杵(本実施の形態においては、第2下杵30b)を上下動させるように構成されている。
他方、前記第2案内部材52は、前記回転体10に連動した下杵30の公転運動に拘わらず、該複数の下杵30のうち係合する下杵(本実施の形態においては、第1下杵30a)を上死点に固定するように構成されている。
【0027】
図2及び図3に、それぞれ、図1におけるII-II線及びIII-III線断面図を示す。
図2及び図3に示すように、前記第1及び第2案内部材51,52は、前記回転体10の垂直回転軸を基準にして、一方が前記下杵30よりも径方向内方に位置し、且つ、他方が前記下杵よりも径方向外方に位置している。
なお、図示の形態においては、前記第1案内部材51が前記下杵30よりも径方向外方に位置し、且つ、前記第2案内部材52が前記下杵30よりも径方向内方に位置している。
【0028】
前記第1及び第2案内部材51,52は、それぞれ、前記下杵30と対向する側面に第1及び第2案内溝55,56を有しており、前記複数の下杵30に設けられた突出部33が該第1及び第2案内溝55,56に選択的に係合し得るようになっている。
【0029】
詳しくは、前記複数の下杵30は、それぞれ、前記臼部11内に挿入される杵部31と、該杵部31から下方へ延び、前記臼部11の下方に位置する頭部32とを有している。
前記頭部32には、該下杵30の中心長手軸線を基準にして、径方向外方へ突出した前記突出部33が設けられている。
該突出部33は、下杵30を軸線回りに回転させることで、前記第1及び第2案内溝55,56に選択的に係合するようになっている。
【0030】
前記第1案内部材51は、前記第1案内溝55に係合された下杵30(本実施の形態においては、第2下杵30b)を、該下杵30の公転運動に応じて、上端部が対応する臼部11(本実施の形態においては、第2臼部11b)の上端開口と略同一となる上死点と、上端部が対応する臼部11内における所定の下方位置に位置する下死点との間で上下動させるように構成されている。
詳しくは、前記第1案内部材51は、下杵30の公転方向に沿って、最上部51aと、下降部51bと、前記下杵加圧機構60を挟んで公転方向下流側に配設された押上部51eとを有している。
前記最上部51a,下降部及51bび押上部51eには、それぞれ、前記第1案内溝55が形成されており、前記下杵30は、前記最上部51aの第1案内溝55と係合する際には上死点に位置し、前記下降部51bの第1案内溝55と係合する際には上死点から下死点へ向けて下方へ案内され、且つ、前記押上部51eの第1案内溝55と係合する際には下死点から上死点へ向けて案内されるようになっている。
なお、前記最上部51a及び押上部51eは、前記第1案内溝55の代わりに、前記下杵30の下端部が載置される載置面58を備えることができる。
斯かる態様においては、前記下杵30bは、最上部51aに位置する際には下端部が載置面58と係合し、その後、下降部51bに位置する際には前記突出部33が前記第1案内溝55と係合する。そして、該下杵30bは、押上部51eに位置する際には下端部が載置面58を介して上死点へ向けて案内される。
【0031】
なお、本実施の形態においては、前記第1案内部材55は、前記下降部51bより下杵公転方向下流側に配され、前記下杵30を所定の分量位置に保持する分量部51cと、前記下杵加圧機構60を挟んで前記分量部51cより下杵公転方向下流側に配された渡し部51dとを、さらに備えている。
前記分量部51c及び渡し部51dには前記第1案内溝55が設けられておらず、その代わりに、前記下杵30が載置される載置面58が設けられている。
当然ながら、該分量部51c及び渡し部51dに、前記載置面58の代わりに、第1案内溝55を設けることも可能である。
【0032】
他方、前記第2案内部材52に設けられた前記第2案内溝56は、周方向全域に亘って同一高さに設定されており、これにより、前記突出部33が係合している下杵30(本実施の形態においては、第1下杵30a)を、該下杵30の公転運動に拘わらず、上死点位置に固定するようになっている。
【0033】
ここで、斯かる構成の回転圧縮成形機1の概略動作につき、前記第1下杵30aを第2案内部材52に係合させ、且つ、前記第2下杵30bを第1案内部材51に係合させる場合を例に説明する。
【0034】
図4は、前記回転体10の水平回転に応じた一の第2上杵20b及び一の第2下杵30bの状態変化を時系列で示す展開縦断面図である。又、図5及び図6は、それぞれ、図4におけるV−V線及びVI−VI線断面図である。
さらに、図7は、前記回転体10の水平回転に応じた一の第1上杵20a及び一の第1下杵30aの状態変化を時系列で示す展開縦断面図である。又、図8は、図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【0035】
図4〜図6に示すように、前記第1案内部材51に係合された第2下杵30bは、前記回転体10に連動した公転運動に応じて、上死点と下死点との間で上下運動するようになっている。
【0036】
詳しくは、前記下杵30bが前記第1案内部材51の最上部51aと係合している際には、該下杵30bは上死点に保持されている。
この状態から、前記回転体10の回転に連動して前記下杵30bが公転すると、該下杵30bは前記最上部51aから前記下降部51bへ移動する。
図4に示すように、前記回転圧縮成形機1は、前記下降部51b及び前記分量部51cに対応した位置に、材料供給部70を備えている。
斯かる構成により、前記下杵30bが最上部51aから下降部51bを介して分量部51cへ移動する際に、対応する臼部11b内に被成形材料110が充填されるようになっている。
【0037】
さらに、前記回転体10が回転すると、前記下杵30bは前記下杵加圧機構60によって上方へ押動される。この際、対応する上杵20bも前記上杵加圧機構40によって下方へ押動される。従って、対応する臼部11b内に充填された被成形材料110は、上杵20b及び下杵30bによって狭圧され、該臼部11bの内径に応じた外径の圧縮成形品100とされる。
なお、斯かる圧縮成形品100の高さ寸法は、前記上杵20b及び下杵30bの押動ストロークによって、調整され得る。
【0038】
この状態から、さらに、回転体10が回転されると、前記下杵30bは、前記渡し部51dへ移動される。
他方、前記上杵20bは、前記上杵加圧機構40によって押動された後には、再び、上死点へ戻される。
【0039】
その後、前記回転体10の回転に応じて、前記下杵30bは、前記押上部51eを介して、再び、前記最上部51aへ移動する。
斯かる下杵30bの上方への移動によって、圧縮成形品100は回転体10の上面に押し出される。
【0040】
これに対し、図7及び図8に示すように、前記第2案内部材52に係合された第1下杵30aは、前記回転体10に連動した公転運動に拘わらず、上死点に固定されている。
従って、前記第1下杵30aが挿入されている臼部11aが前記材料供給部70に対応した位置に到達しても、該臼部11a内には被成形材料は供給されない。
【0041】
このように、本実施の形態に係る回転圧縮成形機1は、前記複数の下杵30のうちの所望の下杵(本実施の形態においては第2下杵30b)を前記第1案内部材51に係合させ、且つ、残りの下杵(本実施の形態においては、第1下杵30a)を前記第2案内部材52に係合させると共に、該残りの下杵30aに対応した上杵(本実施の形態においては、第1上杵20a)を取り外すという極めて簡単な操作で、所望形状及び/又は外径の圧縮成形品(本実施の形態においては、外径X2mmの圧縮成形品)を得ることができる。
【0042】
又、本実施の形態に係る回転圧縮成形機1においては、選択されなかった前記残りの下杵(本実施の形態においては、第1下杵30a)が自身の公転位置に拘わらず上死点に保持され、該第1下杵30aの杵部31の上端部が対応する臼部11aの上端開口と略同一位置に保持される。従って、第1下杵30aが挿入される臼部11aに、前記材料供給部70から被成形材料110が供給されることは無く、これにより、キャップ等の追加部材を備えることなく、材料の無駄を防止できる(図1参照)。
なお、上杵20の取り外しは、下杵30の取り外しに比して、容易に行うことができる。従って、不要な上杵(該例示においては、第1上杵20a)の取り外しは、比較的短時間で行うことができる。
【0043】
さらに、外径X2mmの圧縮成形品100を製造している状態から、外径X1mmの圧縮成形品を製造するように仕様変更する場合には、第1下杵30aを第1案内部材51に係合させ、且つ、第2下杵30bを第2案内部材52に係合させると共に、第1上杵20aを取り付け、且つ、第2上杵20bを取り外すだけで、容易に対処できる。
【0044】
なお、本実施の形態においては、2種類の外径の圧縮成形品を製造し得る場合を例に説明したが、当然ながら、本発明は、3種類以上の外径の圧縮成形品を製造する場合にも適用可能である。
又、本発明は、外径のみならず、2種類以上の外形状の圧縮成形品を製造する場合にも適用できる。斯かる場合には、前記臼部,上杵及び下杵は、一の外形状の圧縮成形品を製造する為の一の組合せと、他の外形状の圧縮成形品を製造する為の他の組合せとを含むものとされる。
【0045】
又、本実施の形態においては、前記下杵30の突出部33は、該下杵30の頭部32と一体形成されているように図示したが、当然ながら、該突出部33として、頭部32に嵌入されたキー33a’と、該キー33a’に回転自在に支持されたロール33b’とを備えた「キーロール33’」を用いることも可能である(図9参照)。
【0046】
さらに、好ましくは、前記下杵30の意に反した軸線回りの回転を防止する為に、該下杵30と前記回転体10とに凹凸係合構造を設けることができる。
図10(a)に、斯かる凹凸係合構造を備えた回転圧縮成形機の部分縦断面図であって、図1におけるIII−III線に相当する断面に沿った縦断面図を示す。又、図10(b)に、図10(a)におけるX−X線断面図を示す。
【0047】
図10に示すように、回転体10には、前記下杵30の頭部32が挿通される第2貫通孔14が備えられる。
一方、前記下杵30の頭部32には、前記突出部33に加えて、前記第2貫通孔14に対応した位置に第2突出部34が備えられる。
斯かる構成に加えて、前記第2貫通孔14には、前記下杵30が第1案内部材51及び第2案内部材52と係合する際に、それぞれ、前記第2突出部34と係合する第1案内部材用キー溝15及び第2案内部材用キー溝16が設けられる。
【0048】
斯かる凹凸係合構造を備えることにより、前記下杵30が不意に軸線回りに回転することを防止できる。
なお、斯かる凹凸係合構造を備える場合には、前記第1案内部材51及び第2案内部材52は、周方向の少なくとも一部において径方向に移動可能とされる。即ち、第1及び第2案内部材51,52のうちの移動可能部位を移動させてから下杵30を回転体10に挿入し、その後、該移動可能部位を初期位置へ戻すことで組立を行う。
【0049】
又、図10においては、下杵30に凸部(第2突出部34)を設け、且つ、回転体10に凹部(キー溝15,16)を設けたが、当然ながら、凹凸関係を逆にすることも可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係る回転圧縮成形機は、下杵を案内する案内機構が、下杵の公転運動に応じて、係合する下杵を、上下動させる第1案内部材と、下杵の公転運動に拘わらず、係合する下杵を、上端部が前記臼部の上端開口と略同一となる上死点に固定する第2案内部材とを有しているので、所望の下杵を第1案内部材に係合させ、且つ、不要な下杵を第2案内部材に係合させると共に、該不要な下杵に対応した上杵を取り外すという簡単な作業によって、所望の形状及び/又は外径の圧縮成形品を得ることができる。従って、単一の回転圧縮成形機によって少量多種の圧縮成形品を極めて効率的に製造することができる。
又、第2案内部材に係合された下杵は、上端部が臼部の上端開口と略同一となる上死点に固定される為、該第2案内部材に係合された下杵に対応した臼部内に被成形材料が充填されるという不都合も生じない。従って、キャップ等の追加部材を備えることなく、被成形材料の無駄を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に係る回転圧縮成形機の展開縦断面図である。
【図2】図2は、図1におけるII-II線断面図である。
【図3】図3は、図1におけるIII-III線断面図である。
【図4】図4は、複数の下杵のうち作動状態におかれた下杵の状態変化を時系列で示す展開縦断面図である。
【図5】図5は、図4におけるV−V線断面図である。
【図6】図6は、図4におけるVI−VI断面図である。
【図7】図7は、複数の下杵のうち固定状態におかれた下杵の状態変化を時系列で示す展開縦断面図である。
【図8】図8は、図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】図9は、前記下杵における突出部の変形例を示す部分縦断面図である。
【図10】図10は、前記下杵が不意に軸線回りに回転することを防止する凹凸係合構造を備えた場合の回転体及び下杵の縦断面図である。
【符号の説明】
1 回転圧縮成形機
10 回転体
11 臼部
20 上杵
30 下杵
31 下杵の杵部
32 下杵の頭部
33 下杵の突出部
40 上杵加圧機構
50 案内機構
51 第1案内部材
51a 最上部
51b 下降部
51c 分量部
51d 渡し部
51e 押上部
52 第2案内部材
55 第1案内溝
56 第2案内溝
60 下杵加圧機構

Claims (6)

  1. 垂直回転軸周りに水平回転される回転体であって、周方向に沿って複数の臼部が設置可能とされた回転体と、
    前記複数の臼部に対してそれぞれ上方から上下動可能に挿入される複数の上杵であって、前記回転体の水平回転と同期して前記垂直回転軸周りに公転する複数の上杵と、
    前記複数の臼部に対してそれぞれ下方から上下動可能に挿入される複数の下杵であって、前記回転体の水平回転に連動して前記垂直回転軸周りに公転する複数の下杵と、
    前記複数の上杵を、それぞれ、該上杵の下端部が前記臼部の上方に位置する上死点から該上杵の下端部が前記臼部内に位置する下死点へ押動する上杵加圧機構と、
    前記回転体の下方に配設された下杵の案内機構と、
    前記回転体を挟んで前記上杵加圧機構と対向するように配設された下杵加圧機構とを備え、
    前記案内機構は、
    前記下杵の公転運動に応じて、係合する下杵を上下動させる第1案内部材と、
    前記下杵の公転運動に拘わらず、係合する下杵を、上端部が前記臼部の上端開口と略同一となる上死点に固定する第2案内部材とを有しており、
    前記第1及び第2案内部材は、前記回転体の垂直回転軸を基準にして、一方が前記下杵よりも径方向内方に位置し、且つ、他方が径方向外方に位置しており、
    前記複数の下杵は、それぞれ、前記第1及び第2案内部材と選択的に係合可能とされていることを特徴とする回転圧縮成形機。
  2. 前記第1案内部材は、前記下杵の公転運動に応じて、係合する下杵を、前記上死点と、上端部が前記臼部内における所定の下方位置に位置する下死点との間で上下動させることを特徴とする請求項1に記載の回転圧縮成形機。
  3. 前記第1案内部材及び第2案内部材は、それぞれ、案内溝を有し、
    前記複数の下杵は、それぞれ、前記臼部内に挿入される杵部と、該杵部から下方へ延び、前記臼部の下方に位置する頭部とを有し、
    前記頭部には、径方向外方へ突出した突出部が設けられており、
    前記複数の下杵を、それぞれ、軸線回りに回転させることにより、前記突出部が前記第1及び第2案内部材の案内溝と選択的に係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転圧縮成形機。
  4. 前記第1案内部材は、前記下杵の公転方向に沿って、該下杵を上死点に位置させる最上部と、前記下杵を最上部から下方へ案内する下降部と、前記下杵を再び前記最上部へ移行させる押上部とを有し、
    前記下杵加圧機構は、前記下降部と前記押上部との間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の回転圧縮成形機。
  5. 前記最上部及び押上部は、前記案内溝の代わりに、前記下杵が載置される載置面を有していることを特徴とする請求項4に記載の回転圧縮成形機。
  6. 前記第1案内部材は、前記下降部より下杵公転方向下流側に配され、前記下杵を所定の分量位置に保持する分量部と、前記下杵加圧機構を挟んで前記分量部より下杵公転方向下流側に配された渡し部とを、さらに備え、
    前記分量部及び渡し部は、前記案内溝の代わりに、前記下杵が載置される載置面を有していることを特徴とする請求項4又は5に記載の回転圧縮成形機。
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