JP4021869B2

JP4021869B2 - シート・バック・フレーム

Info

Publication number: JP4021869B2
Application number: JP2004132573A
Authority: JP
Inventors: 浩士玉田
Original assignee: Tachi S Co Ltd
Current assignee: Tachi S Co Ltd
Priority date: 2004-04-28
Filing date: 2004-04-28
Publication date: 2007-12-12
Anticipated expiration: 2024-04-28
Also published as: JP2005313730A

Description

この発明は、自動車シートに用いられ、そして、そのシート上にチャイルド・シートを固定的にセット可能にするところのシート・バック・フレームに関する。

最近のチャイルド・シートには、左右のロック装置が後方に突き出されて自動車シートに簡単に装着可能にする構造が採られるので、その自動車シートでは、左右のチャイルド・シート・アンカーは、シート・バックのフレームの下端に固定的に支持されてシート・クッションとそのシート・バックとの間の隙間に突き出される。その左右のチャイルド・シート・アンカーがそのように配置されるので、その左右のロック装置がそのシート・クッションとそのシート・バックとの間のその隙間に差し込まれてそのチャイルド・シート・アンカーにロックされる際、その左右のロック装置は他の部品に干渉されてそのチャイルド・シートの装着が厄介になる。
特開２０００−２０３３１８公報

この発明の課題は、チャイルド・シートのロック装置が自動車シートにおいて他の部品に干渉せずにシート・バックのチャイルド・シート・アンカーまで案内されてそのチャイルド・シート・アンカーにロックされ、そのチャイルド・シートがその自動車シート上に簡単にセットされてそのチャイルド・シート・アンカーの取付け箇所の強度が増されてフレームが補強され、そして、パッドやトリム・カバーが容易に支持できてシート・バックの仕上り形状が確保されるところのシート・バック・フレームの提供にある。

この発明は、左右のブラケットが、ボックス形状に形成されて前面の適宜の箇所に開口部を有し、そして、チャイルド・シートの左右のロック装置の間隔でメイン・シート・バック・フレームの下端に固定され、そして、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドが、その開口部の中央に臨んでその左右のブラケット内に対応的に組み込まれて固定的に支持されるところの手段を含む。

この発明では、チャイルド・シートのロック装置が自動車シートにおいて他の部品に干渉せずにシート・バックのチャイルド・シート・アンカーまで案内されてそのチャイルド・シート・アンカーにロックされ、そのチャイルド・シートがその自動車シート上に簡単にセットされてそのチャイルド・シート・アンカーの取付け箇所の強度が増されてフレームが補強され、そして、パッドやトリム・カバーが容易に支持できてシート・バックの仕上り形状が確保される。

シート・バック幅が広い型の自動車シートには、左右のブラケットが、ボックス形状に形成されて前面の適宜の箇所に開口部を有し、そして、チャイルド・シートの左右のロック装置の間隔でメイン・シート・バック・フレームの下端に固定され、そして、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドが、その開口部の中央に臨んでその左右のブラケット内に対応的に組み込まれて固定的に支持される。
また、シート・バック幅が狭い型の自動車シートには、メイン・シート・バック・フレームが、逆Ｕ字形状に形成され、左右の連結ブラケットが、ボックス形状に形成されて前面の適宜の箇所に開口部を有し、そして、そのメイン・シート・バック・フレームの左右の下端に対応的に固定され、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドが、その開口部の中央に臨んでその左右の連結ブラケット内に対応的に組み込まれて固定的に支持され、そして、クロス・メンバーが、その左右の連結ブラケット間に固定される。

以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のシート・バック・フレームを説明するに、図１ないし図２は、シート・バック幅の広い型の自動車シートに活用されるところのこの発明のシート・バック・フレームの具体例１０を示し、そして、その自動車シートではシート・クッションが後跳上げされるので、シート・クッション・フレーム２０が長い曲がりガイド・スロット２２を有する左右のシート・クッション・ブラケット２１、２１でそのシート・バック・フレーム１０の左右のピン１８、１８に後跳上げ可能に連結される。

このシート・バック・フレーム１０では、メイン・シート・バック・フレーム１１が、逆Ｕ字形状に折り曲げられ、そして、左右の下端に左右のブラケット・アーム１２、１２を互いに向かい合わせて連続的に折り曲げるパイプ・フレームに成形され、また、左右のブラケット１３、１３が、所定の厚さ、形状、寸法の鋼板ブランクからボックス形状に成形されて前面１４、１４の適宜の箇所に開口部１５、１５を有し、そして、チャイルド・シート（図示せず）の左右のロック装置（図示せず）の間隔でそのメイン・シート・バック・フレーム１１のその左右のブラケット・アーム１２、１２に固定され、さらに、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド１６、１６が、その開口部１５、１５の中央に臨んでその左右のブラケット１３、１３内に対応的に組み込まれて固定的に支持され、またさらに、クロス・メンバー１７が、その左右のブラケット１３、１３間に固定される。
そして、そのシート・バック・フレーム１０は、そのクロス・メンバー１７に取り付けられる左右のフロア・ブラケット１９、１９で自動車のボディ・フロア３０に据え付けられる。

また、このシート・バック・フレーム１０を用いるシート・バックでは、シート・バック・パッド（図示せず）のラインが、そのブラケット１３、１３のその開口部１５、１５にはそのチャイルド・シート・アンカー・ロッド１６、１６までに設定される。

したがって、このシート・バック・フレーム１０では、その左右のロック装置がその自動車シートにおいて他の部品に干渉せずにその左右の開口部１５、１５からその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド１６、１６まで案内されてその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド１６、１６にロックされ、そのチャイルド・シートがその自動車シート上に簡単にセットされてその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド１６、１６の取付け箇所の強度がその左右のボックス形状のブラケット１３、１３で増されてフレームが補強され、そして、そのシート・バック・パッドやトリム・カバーが容易に支持可能になってシート・バックの仕上り形状が確保される。

図３および図４は、シート・バック幅の狭い型の自動車シートに活用されるところのこの発明のシート・バック・フレームの具体例４０を示し、そして、その自動車シートでは、シート・クッションが後跳上げされるので、シート・クッション・フレーム５０が長い曲がりガイド・スロット５２を有する左右のシート・クッション・ブラケット５１、５１でそのシート・バック・フレーム４０の左右の連結ブラケット４２、４２のピン４７、４７に後跳上げ可能に連結される。

このシート・バック・フレーム４０では、メイン・シート・バック・フレーム４１が、逆Ｕ字形状に折り曲げられるパイプ・フレームに成形され、また、その左右の連結ブラケット４２、４２が、所定の厚さ、形状、寸法の鋼板ブランクからボックス形状に成形されて前面４３、４３の適宜の箇所に開口部４４、４４を有し、そして、そのメイン・シート・バック・フレーム４１の左右の下端に対応的に固定され、さらに、左右のチャイルド・アンカー・ロッド４５、４５が、その開口部４４、４４の中央を臨んでその左右の連結ブラケット４２、４２内に対応的に組み込まれて固定的に支持され、またさらに、クロス・メンバー４６がその左右の連結ブラケット４２、４２間に固定される。
そして、そのシート・バック・フレーム４０は、そのクロス・メンバー４６に取り付けられる左右のフロア・ブラケット４８、４８で自動車のボディ・フロア６０に据え付けられる。

また、このシート・バック・フレーム４０を用いるシート・バックでは、シート・バック・パッド（図示せず）のラインがその連結ブラケット４２、４２のその開口部４４、４４にはそのチャイルド・シート・アンカー・ロッド４５、４５までに設定される。

したがって、このシート・バック・フレーム４０では、その左右のロック装置がその自動車シートにおいて他の部品に干渉せずにその左右の開口部４４、４４からその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド４５、４５まで案内されてその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド４５、４５にロックされ、そのチャイルド・シートがその自動シート上に簡単にセットされてその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッド４５、４５の取付け箇所の強度がその左右のボックス形状の連結ブラケット４２、４２で増されてフレームが補強され、そして、そのシート・バック・パッドやトリム・カバーが容易に支持可能になってシート・バックの仕上り形状が確保される。

先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質（ｎａｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し（ｂｅｃｏｍｍｅｎｓｕｒａｔｅｗｉｔｈ）、そして、その発明の成立に必須である。

上述から理解されるように、この発明のシート・バック・フレームは、左右のブラケットが、ボックス形状に形成されて前面の適宜の箇所に開口部を有し、そして、チャイルド・シートの左右のロック装置の間隔でメイン・シート・バック・フレームの下端に固定され、そして、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドが、その開口部の中央に臨んでその左右のブラケット内に対応的に組み込まれて固定的に支持されるので、この発明のシート・バック・フレームでは、そのチャイルド・シートのその左右のロック装置が自動車シートにおいて他の部品に干渉せずにその左右の開口部からその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドまで案内されてその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドにロックされ、そのチャイルド・シートがその自動車シート上に簡単にセットされてその左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドの取付け箇所の強度がその左右のボックス形状のブラケットで増されてフレームが補強され、そして、シート・バック・パッドやトリム・カバーが容易に支持可能になってシート・バックの仕上り形状が確保され、その結果、乗用車、ワゴン、バン、およびレクリエーショナル・ビークルなどのシートにとって非常に有用で実用的である。

この発明のシート・バック・フレームの具体例を活用するところのシート・バック幅の広い型の自動車シートのシート・フレームを示した斜視図である。そのシート・バック・フレームを部分的に拡大して示した部分斜視図である。この発明のシート・バック・フレームの具体例を活用するところのシート・バック幅の狭い型の自動車シートのシート・フレームを示した斜視図である。そのシート・バック・フレームを部分的に拡大して示した部分斜視図である。

符号の説明

１０シート・バック・フレーム
１１メイン・シート・バック・フレーム
１２ブラケット・アーム
１３ブラケット
１４前面
１５開口部
１６チャイルド・シート・アンカー・ロッド
１７クロス・メンバー
１９フロア・ブラケット
２０シート・クッション・フレーム
２１シート・クッション・ブラケット
２２長い曲がりガイド・スロット
４０シート・バック・フレーム
４１メイン・シート・バック・フレーム
４２連結ブラケット
４３前面
４４開口部
４５チャイルド・シート・アンカー・ロッド
４６クロス・メンバー
４８フロア・ブラケット
５０シート・クッション・フレーム
５１シート・クッション・ブラケット
５２長い曲がりガイド・スロット

Claims

メイン・シート・バック・フレームが、逆Ｕ字形状に折り曲げられ、そして、左右の下端に左右のブラケット・アームを互いに向かい合わせて連続的に折り曲げるパイプ・フレームに成形され、左右のブラケットが、ボックス形状に成形されて前面の適宜の箇所に開口部を有し、そして、チャイルド・シートの左右のロック装置の間隔でそのメイン・シート・バック・フレームのその左右のブラケット・アームに対応的に固定され、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドが、その開口部の中央に臨んでその左右のブラケット内に対応的に組み込まれて固定的に支持され、そして、クロス・メンバーが、その左右のブラケット間に固定されるところのシート・バック・フレーム。
メイン・シート・バック・フレームが、逆Ｕ字形状に折り曲げられるパイプ・フレームに成形され、左右の連結ブラケットが、ボックス形状に成形されて前面の適宜の箇所に開口部を有し、そして、そのメイン・シート・バック・フレームの左右の下端に対応的に固定され、左右のチャイルド・シート・アンカー・ロッドが、その開口部の中央に臨んでその左右の連結ブラケット内に対応的に組み込まれて固定的に支持され、そして、クロス・メンバーが、その左右の連結ブラケット間に固定されるところのシート・バック・フレーム。