JP4020854B2 - 集積メモリ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、メモリに関する。
現在、シリコン上に集積化された工業用メモリ装置には本質的に明確な3つのタイプがある。
1つは、DRAMタイプ、すなわちダイナミック・ランダム・アクセス・メモリのアレイであって、DRAMを構成している基本セルの各々との間の読み書きが可能とされる。そのようなDRAMのセルは、1つのトランジスタおよび1つのキャパシタから形成されているので、コンパクトである。更に、それらは、アクセス時間の点で極めて高速(典型的には40乃至70ナノ秒のオーダー)であるが、主としてセルのトランジスタの接合リークのため、セルのキャパシタに含まれる情報の頻繁なリフレッシングが必要とされる。
別のメモリのタイプは、SRAMアレイ、すなわちスタティック・ランダム・アクセス・メモリのアレイである。SRAMのセルは個別にアドレス可能であり、短いサイクル・タイム(6乃至70ナノ秒というアクセス時間)を持ち、電力が供給されている限り情報を保持する。しかしながら、SRAMのセルは、一般的に6個のトランジスタから構成されるため、密度が低いというハンディキャップを負っている。
更に、(例えばいわゆる"フラッシュ・メモリ"のような)いわゆる不揮発性メモリも周知のものである。そのようなメモリは、リフレッシングや電力供給がなくとも、酸化物によって絶縁された浮遊ゾーンの内部に情報を数年間保持することができる。このようなメモリは、単一のトランジスタによって形成されているのでコンパクトではあるが、浮遊ゾーンの絶縁酸化物を通るトンネル効果による書込みのメカニズムが遅く、アクセス時間が1マイクロ秒から1ミリ秒のオーダーで変化し、強いバイアスを必要とする。更に、このようなセルは、消去の時、個別にアドレスすることができない。
米国特許第5633178号 特許文献1は、基板に接触して配置された電子トラップをそのゲート酸化物が包含する単一の絶縁ゲート・トランジスタによって形成された不揮発性メモリ・セルを開示している。メモリ・セルへの論理"0"または論理"1"の書込みは、電子トラップを満たすか空にする電荷の垂直運動によって実施される。ゲート誘電体と基板の間のインタフェースにおける電子トラップの位置決定は技術的見地から制御するのが特に難しい。 米国特許第6128243号 特許文献2は、セルを構成しているトランジスタのゲート酸化物に半導体材料のクリスタルを含むトンネル接合メモリ(TJMメモリ)セルを開示している。そのようなセルは、電力が遮断されたとしてもその間SRAMメモリの情報を保持する媒体を提供するバックアップ・セルとして使用される。更に、この先行技術セルに電荷を格納するメカニズムは、チャネルからクリスタルへの電荷の垂直転移に依存している。書込みは熱せられた電子またはトンネル電流を用いて実行され、消去はトンネル電流を用いて実行される。
本発明は、従来技術において存在するものと全く相違するメモリ構造を提供することを意図する。従来技術のフラッシュ・メモリおよびDRAMそれぞれの限界を克服しながら、性能的にはそれらの混成となるようなメモリを提供することを本発明は目指す。従って、本発明の目的の1つは、単一トランジスタの小型性を保ちながら、書込みの場合も読み取りの場合もアドレス可能なメモリ・ポイントを提供することである。更に、そのような読み書きモードは、情報に対する2−3ナノ秒のアクセス時間を可能とするものである。
本発明に従って、単一トランジスタによって形成されたメモリ・セルを少なくとも1つ備える集積メモリ回路が提供される。該集積メモリ回路において、トランジスタのゲートの下部表面は、該ゲートの下部表面と実質的に平行な平面に該ゲートおよびチャネル領域からそれぞれ一定の距離をおいて実質的に配置された複数のポテンシャル井戸の少なくとも1つの連続体を含む絶縁層によって該チャネル領域から絶縁されていて、これらポテンシャル井戸は前記平面に閉じ込められる電荷を包含することが可能であり、該電荷を前記平面においてソース領域の近くに位置する第1の閉じ込め領域またはドレイン領域の近くに位置する第2の閉じ込め領域に向けて移動させることによって該セルに関する2つのメモリ状態を定義するように該ポテンシャル井戸を制御することが可能である。
本発明に従うセルにおける電荷転移メカニズムは、伝導チャネルに対して平行である。米国特許第5633178号および米国特許第6128243号に記述されている電荷移転メカニズムは伝導チャネルに対して垂直であるので、本発明に従ったセルはそのような従来技術のセルと相違する。更に、本発明に従えば、基板からある距離をおいたポテンシャル井戸の位置決定は、基板と接触している電子トラップの位置決定より技術的に見て調整が非常に容易である。
更に、本発明に従ったメモリ・セルは、米国特許第5633178号に記載のメモリ・セルに比較して一層強いメモリ効果、すなわち一層長い保持時間を持つ。
本発明の1つの側面に従えば、ポテンシャル井戸を作製する技術的に特に簡単な方法は、ポテンシャル井戸を形成するノジュールをカプセルで覆う誘電体カプセルを絶縁層として作成するものである。このようなノジュールは電荷を搬送する機能を有する。換言すれば、本発明のこの側面に従えば、ゲートとトランジスタのチャネルとの間にノジュールの層が挿入される従来のMOSトランジスタ・アーキテクチャが利用されている。
一般的にいえば、ノジュール間誘電体材料の伝導帯のレベルより低いレベルの伝導帯を持つ結晶体材料によってノジュールは形成されるが、この場合にもいくつかの可能性がある。
例えば、ノジュールに固有電荷を持たせることができる。これは、ノジュールが、例えばシリコンまたはシリコン合金のような半導体材料によって形成される場合である。また、ノジュールが固有電荷を保有しないこともある。これは、ノジュールが例えばシリコン窒化物という絶縁材によって形成される場合である。
いずれの場合でも、ノジュール間誘電体材料として、例えば、マイクロエレクトロニクス分野において特に高い伝導帯レベルを持つ材料である二酸化珪素を使用することができる。
ノジュールが固有電荷を保有しない場合、ノジュールを荷電させるため誘電体カプセルに電荷を投与することが必要である。従って、ノジュールの少なくともいくつかを荷電させるため誘電体カプセルに電荷を投与する機能を有する電荷投与手段が提供される。
ノジュール系が半導体材料によって形成される場合には、ノジュールが固有電荷を持つので、上記の電荷投与手段は必ずしも必要ではない。しかしながら、特定の応用分野では、少なくともいくつかのノジュールを荷電させるようにカプセルに付加的電荷を投与する電荷投与手段を使用することには利点があろう。
本発明の更なる側面に従えば、前記電荷投与手段は、ゲートをバイアスすることができるバイアス手段を含む。この手段は、ノジュールに電荷または必要に応じて付加的電荷を課すことができるようにするために、必要である。また、投与電流は、基板からゲート方向にあるいはゲートから基板方向へ垂直に流れるので、ノジュールに到着する電荷量がノジュールを離れた電荷量より最終的に大きい方が好都合である。そのような結果が得られるようにする1つの方法は、ポテンシャル井戸とゲートとの間に位置する絶縁層部分の厚さを、ポテンシャル井戸とチャネルとの間に位置する絶縁層部分の厚さと異なるものにすることである。当然のことながら、これら2つの部分のどちらが厚いかという選択は、適用されるバイアスの符号および投与電荷の符号の関数として行われる。実際には、ポテンシャル井戸を電子で荷電しようとする場合、厚い方の誘電体と同じ側に配置される電極に対して、例えば、正のバイアス電圧が適用される。
更に本発明の1つの側面に従って、ソース領域およびドレイン領域は、絶縁層の端部の近傍に位置するポテンシャル井戸と容量性結合を持つように配置され、近くに、電荷を前記第1の閉じ込め領域または前記第2の閉じ込め領域に向けて移動させるためトランジスタのソース領域およびドレイン領域をバイアスすることができるバイアス手段が提供される。
電荷すなわちメモリ電荷をノジュールの平面に閉じ込めかつドレイン−ソースのバイアスによって該平面内を移動させることができるようにする手段は、2つのノジュールの間の平均間隔が、ノジュール平均直径より小さく、ノジュールをゲートの下側表面から隔離している平均距離より小さく、かつ、ノジュールをチャネル領域から隔離している平均距離より小さいように構成することを含む。
2つのノジュールの間の平均間隔は、2つのポテンシャル井戸の間の電子バリヤの厚さを固定する。従って、2つの閉じ込め領域のいずれかに閉じ込められている電荷がトンネル効果によってノジュールのすべてに分散しないように2つのノジュールの間のこの平均間隔が十分大きいことが望ましい。更に、この平均間隔は、過度に大きいバイアス電圧およびマイクロエレクトロニクスのメモリ・アプリケーションと整合しないようなバイアス電圧を使用することを避けることができるように十分小さくなければならない。従って、2つのノジュールの間の平均間隔は、指針として、約0.5ナノメートルと3ナノメートルの間である。
更に、本発明が理論的にはチャネルの長さに関係なく適用できるとはいえ、チャネルの長さが大きい場合適用されるバイアス電圧は比例して大きくなる。従って、特にミクロン以下のチャネル長の場合、すなわち、チャネル長が、100ナノメートル以下、例えば、50ナノメートルである場合、本発明は特に有利である。この場合、適用されるバイアス電圧は、2乃至3ボルトのオーダーであり、本発明に従ったメモリ・セルは非常に小さいサイズという特徴を有するので、占有する表面領域に関して特に利点を持つ。
同様に、メモリ効果自体は、ポテンシャル井戸をカプセルで覆う誘電体の厚さによって限定されることはない。それにもかかわらず、誘電体の厚さを増加させることはトランジスタの読み取り電流の減少をもたらす。従って、実際には、誘電体カプセルの厚さに関する限界は、センス・アンプの検知しきい値によって固定される。本発明の1つの側面に従えば、ポテンシャル井戸とゲートの間にある絶縁層に関して、約1ナノメートルと約10ナノメートルの間の厚さが選択される。ポテンシャル井戸とチャネルの間にある絶縁層に関して、同様の範囲の厚さが使用される。
本発明の更なる側面に従って、本発明によるメモリ回路は、所与のゲート・バイアスに関してドレイン電流を計測することができる読取り手段を備える。これは、メモリの内容が"1"または"0"のいずれであるかを決定することを可能にする。
ソース/ドレイン領域と絶縁層の端部に位置するポテンシャル井戸との間の容量性結合を向上させるため、ソース領域およびドレイン領域を絶縁層の横方向端部と接触させることに特に利点がある。
本発明の更なる側面に従って、本発明のメモリ回路は、各々個別にアドレス可能な複数のメモリ・セルによって形成されたメモリ平面を含む。
本発明は、また、集積メモリ回路のメモリ・セルに2進データを格納する方法を提供する。該メモリ・セルは単一トランジスタによって形成され、該トランジスタのゲートが絶縁層によってチャネル領域から絶縁された下部表面を有する。
更に、本発明の上記方法の1つの側面に従えば、ゲートの下部表面と実質的に平行な少なくとも1つの平面においてゲートおよびチャネル領域からそれぞれ一定の距離をおいた絶縁層の内部に電荷が閉じ込められる。また、該電荷は、前記2進データの論理値に従って該セルに関する2つのメモリ状態を定義するため、前記平面においてソース領域の近くに位置する第1の閉じ込め領域またはドレイン領域の近くに位置する第2の閉じ込め領域のいずれかに向けて移動するように制御される。
本発明の前記方法の1つのバリエーションに従って、電荷が、ドレイン・バイアス電圧とソース・バイアス電圧との間の差分の符号の関数として1つの方向または別の方向のいずれかに移動される。また、必要に応じて、ポテンシャル井戸の少なくとも一部を電荷させるため絶縁層に電荷を投与することも可能である。前記電荷はゲートをバイアスすることによって投与され、ポテンシャル井戸とゲートとの間に位置する絶縁層部分の厚さが、ポテンシャル井戸とチャネルとの間に位置する絶縁層部分の厚さと異なっている。メモリ・セルの内容は、所与のゲート・バイアスに関するドレイン電流を計測することによって読み取られる。
本発明は、更に、少なくとも1つのメモリ・セルの製作を含む、集積メモリ回路製作方法を提供する。このメモリ・セルの製作は、絶縁層の上部表面および半導体基板の上部表面面からそれぞれ一定の距離をおいて該基板の上部表面と実質的に平行な平面に実質的に配置された複数のポテンシャル井戸の少なくとも1つの連続体を含む絶縁層を半導体基板上に形成するプロセス、該絶縁層の上部表面上にゲート領域を形成するプロセス、および、該絶縁層の端部の近傍に位置するポテンシャル井戸との容量性結合を持つ状態で前記ゲートの両側にソース領域およびドレイン領域を形成するプロセスを含む。
メモリ・セル製作方法の1つのバリエーションに従って、絶縁層を形成する前記プロセスは、ポテンシャル井戸を形成するノジュールを覆う誘電体カプセルの形成を含み、前記ノジュールおよびカプセルの形成が、基板の上部表面における下方誘電体層の形成、該下方誘電体層におけるノジュールの形成、および、ノジュールをカプセルに閉じ込めて覆う上方誘電体層の形成を含む。また、前記ノジュールの形成が、ノジュール間誘電体材料の伝導帯のレベルより低い伝導帯レベルを持つクリスタル材料のノジュラー堆積を含む。
メモリ・セル製作方法の更なるバリエーションに従って、上記ゲートの形成が、絶縁層上にゲート材層を積層させるプロセス、絶縁層上でエッチングが停止する形態で該ゲート材層をエッチングするプロセス、および、ゲートの側壁に絶縁スペーサを形成するプロセスを含み、ソースおよびドレイン領域の形成が、スペーサの両側で絶縁層にエッチングを実施するプロセス、および、ソースおよびドレイン領域が絶縁層端部と接触するようにエピタキシを実施するプロセスを含む。
図1において、参照符号CLは本発明に従ったメモリ・セルを示す。このメモリ・セルは、例えばシリコンで形成された半導体基板SBに存在しているチャネル領域RCからノジュール(nodule,根粒)NDが埋め込まれた絶縁層CISによってそのゲートGRが絶縁されたトランジスタによって形成される。
ここでは、複数のノジュールが、ポテンシャル井戸の1つの連続体を形成している。これらのノジュールは、ノジュラー(nodular)堆積に反応するいかなるクリスタル材料によってでも形成することが可能である。その場合、これらノジュールに関する伝導帯のレベルは、ノジュールの間に配置されノジュールをカプセルで覆う誘電体カプセルENRの伝導帯のレベルより低い。しかしながら、例えば、シリコンまたはシリコン合金(例えばシリコン−ゲルマニウム)で形成されたノジュールを選択することも可能である。この場合、誘電体カプセルENRは、例えば、二酸化けい素である。
これらノジュールは、ゲートGRの下側表面に対して(同様に基板SBの上側表面に対しても)実質的に平行な1つの平面に配置されている。更に、これらノジュールは、上記2つの表面から一定の距離にある。一層具体的に述べれば、図1において、参照符号dv1は、ゲートGRの下側表面からノジュールを隔離している距離を示し、参照dv2は、基板SBの上の面、すなわちチャネル領域RCからノジュールを隔離している距離を示す。
図1には規則正しく間隔をあけたノジュールが表されているが、実際問題として、ノジュールの平面における分布は、結晶体材料のノジュラー堆積の操作から生じるものである。使用されるノジュラー堆積のタイプに応じて、ノジュールの一部が、相互に近接することも、あるいは、相互に接触することさえある。従って、図1における参照符号dhは、2つのノジュールの間の平均距離を示す。同様に、参照符号Dは、ノジュールの平均直径を示す。
図1において、ソース領域RSおよびドレイン領域RDは、絶縁層CISの側方端部に接触している。詳細は後述されるが、これらのソースおよびドレイン領域は、絶縁領域CISの端部の近傍にあるノジュールとの結合を提供する。
従って、留意されるべき点であるが、本実施形態において、絶縁層CISすなわちゲート酸化物は、半導体のウェーハの上側表面の下に位置し、この表面から突き出ているのはトランジスタのゲートだけである。
最後に、ソースS、ドレインDRおよびゲートGを金属被覆することによって、バイアス電圧の適用が可能となる(詳細後述)。
例えば、1ナノメートルに等しい値がdhに関して選択され、5ナノメートルに等しい値がdv2に、8ナノメートルに等しい値がdv1に関して選択される。 直径Dは、例えば3ナノメートルと10ナノメートルとの間で選択される。ここに記述されている例においては、チャネルRCの長さLは、例えば、50ナノメートルに等しくとられる。
図2および図3を参照して、本発明に従ったメモリ・セルを動作させる方法を記述する。上述のように、ノジュールはポテンシャル井戸の1つの連続体を構成する。ポテンシャル井戸の連続体が、伝導チャネルの上方において、ソース領域RSの近くに位置する第1の閉じ込めゾーンZC1(図2a)か、あるいは、ドレイン領域RDの近くに位置する第2の閉じ込めゾーンZC2(図2b)か、いずれかのゾーンに電子の電荷を閉じ込めることを可能にする。
従って、これら2つのゾーンのいずれか1つにノジュールによって運ばれる電子の電荷が閉じ込められることによって、このメモリ・セルに格納されるべき2進データの2つの論理値"1"および"0"に対応するセルの2つのメモリ状態が定義される。例えば、状態"1"が電荷のゾーンZC1における閉じ込めに対応し、一方、状態"0"が電荷のゾーンZC2における閉じ込めに対応すると定義することが可能である。
ソースおよびドレイン領域のバイアスは、例えば、電圧差Vd−Vsの符号の関数としてゾーンZC1方向またはゾーンZC2方向のいずれかの方向へ電子をノジュールからノジュールへ転移させることを可能にする。例えば、メモリ・セルのトランジスタがソースが接地されたNMOS型トランジスタであるとすれば、ドレインに対する負のバイアス電圧VdはゾーンZC1に電荷を閉じ込めることを可能にし、一方、正のドレイン電圧はゾーンZC2に電荷を閉じ込めることを可能にする。バイアスが取り除かれた時、電荷はそれが転移された側に閉じ込められた状態を維持する。
書込みの場合、電荷の運動がゲートおよびチャネルに対して平行に発生することを所与とすれば、ゲートのバイアスは任意である。そのようなバイアスがドレイン−ソース電流の強さを低下させ、従ってメモリ・セルの電力消費を減少させることを可能にすることができる。
図2のaおよびbを参照して記述された例において、留意されるべき点であるが、ソースおよびドレイン領域は、基板に散布されたゾーンから構成されていて、絶縁層の側方端部に接触してはいない。絶縁層CISの端部の下で接触し始めているソースおよびドレインの拡張ゾーンによって、容量性結合が発生する。当然のことながら、図2のaおよびbを参照して記述した動作の原理は、図1に示された実施形態に関するものと同じである。
シリコンから形成されている場合、ノジュールは十分な量の固有電荷を含むことができる。しかしながら、ノジュールが二酸化珪素で閉じ込められたシリコン窒化物によって形成されている場合、または、ノジュールがシリコンから形成されていても十分な量の固有電荷を含んでいない場合、書込み動作を実施する前に、少なくともいくつかのノジュールを有効にするためカプセルに電荷を投与することが必要となる。この投与は、例えば、典型的には2−3ボルトのオーダーの強いバイアス電圧Vgで一定時間例えば1秒間ゲートGRをバイアスすることによって実施され、これによって、チャネルから始まるトンネル電流が生成される。 次いで、電子が誘電体カプセルを通過して、ノジュールの上に次第に蓄積する。この場合、一部の電子はノジュールを離れて、ゲートGR方向に進む。ノジュール上に電荷を蓄積することが目的であるならば、ノジュールに到着する電荷の量がノジュールを去る電荷の量より大きくなるように、非対称の誘電体カプセルを備えることが好ましい。電荷が電子でありゲートがバイアスされる本例においては、厚さdv1が厚さdv2より大きいように選択されている。
メモリ・セルCLの内容の読み取りは、所与のゲートおよびドレインのバイアスに関してドレイン電流Idを計測することから成る。図3にこの点が示されている。
ノジュールに格納されている電荷がチャネルに存在する電荷の符号と同じ場合と、ノジュールに格納された電荷が伝導チャネルの電荷に対して反対の符号である場合との相違を明らかにしなければならない。
曲線C0は、電荷がドレインに近接するゾーンZC2に閉じ込められている場合であるメモリ・セルの状態"0"に関して、ゲート・バイアスVgに対するドレイン電流Idの変化を示す。
曲線C1aは、伝導チャネルに存在する電荷に対して反対の符号の電荷がソースに近接しているゾーンZC1に閉じ込められている場合のゲート・バイアス電圧に対するドレイン電流Idの変化を示す。
曲線C1bは、伝導チャネルRCに存在する電荷に対して同じ符号の電荷がソースに近接している閉じ込めゾーンZC1に格納されている場合のゲート・バイアス電圧Vgに対するドレイン電流Idの変化を示す。
図から明らかなように、一般的にいえば、所与のゲート・バイアスに関して、ドレイン電流Idはメモリの状態"0"と状態"1"の間で異なる。更に、所与のゲート・バイアスに関して、状態"1"におけるこのドレイン電流は、格納された電荷の符号に従って、状態"0"におけるドレイン電流より小さい場合と大きい場合とがある。
いずれの場合でも、所与のセルに関して、所与のゲート・バイアスに関するドレイン電流の値は、当該セルの状態"0"および"1"の各々において既知である。 従って、読み取り手段は、センス増幅器(AMP)を備え、これによって、所与のゲート・バイアスおよび所与のドレイン・バイアスに関してドレイン電流のレベルを検出し、検出した電流を基準レベルと比較することによってこのレベルが高いレベルであるかまたは低いレベルであるかを導出する。この結果に基づいて、メモリ・セルの論理的内容が導出される。
次に、図4を参照して、本発明に従ったメモリ・セルの第1の製造方法を記述する。図4のaにおいて、参照符号SBはシリコン基板を示す。二酸化珪素からなる下方誘電体層CDIを形成するため基板SBの熱酸化が実施される。
次に、下方誘電体層CDIの上にシリコンNDのビーズすなわちノジュールを堆積させるため、シリコンのノジュラー(ノジュラー)堆積が実施される。この点については、ある材料のノジュラー堆積方式は、トンネル接合メモリ(JTMメモリ)の製造のためすでに使用されているので、それ自体従来技術で周知のものである。そのような方法として、例えば、LPCVD法(すなわち低圧化学蒸着法)、または、HSG(すなわち半球状シリコン粒)という用語で当業者に知られている方法によるノジュールの堆積法をあげることができる。また、Jane D. Bloway著"Nanocrystal non-volatile memory devices"(IEEE TE Nanotechnology, Vol. 1, No 1, page 72)を参照することもできる。窒化珪素ノジュールが想定される場合には、そのようなノジュールはLPCVD法によって形成することができる。
次のステップは、下方誘電体層CDI上に二酸化ケイ素の層CDSを積層するものである。この方法は、周知の従来技術のもので、ノジュールとノジュールの間およびそれらノジュールの上に二酸化珪素を覆うことによってノジュールをカプセルに閉じこめ、CISBを形成する。
次に、例えばポリシリコンのゲート材料層CMGが周知の従来技術を用いて形成される。 次に、この層CMGに対して、従来技術のエッチング手法GRVを用いて樹脂マスクMRSの両側面においてエッチングが実施され、メモリ・セルのトランジスタのゲートGRの境界が定められる。層CISBもまたエッチングされ、絶縁層CISが形成される。
次に、基板における第1のドープ剤射込添加が実施され(図4のb参照)、ソースおよびドレイン領域の拡張ゾーンEXTSおよびEXTDが形成される。引き続いて、ゲートGRおよび層CISの側壁にスペーサが形成され、ソースおよびドレイン領域RSおよびRDを生成するため第2のドープ剤射込添加が実施される。
図5は、本発明に従ったメモリ・セルの第2の製造方法を示している。この製造方法の第1の段階は(図5のa参照)、前述の図4aを参照して記述した方法に類似している。ただし、第2の製造方法では、ゲート材層CMGおよび層CISBを自然に形が整うような形態でエッチングする代わりに、図5のbに示されているように、層CISB上でエッチングが停止するように、ゲート材層CMGだけをエッチングする。引き続き、スペーサがゲートGRの側壁に形成される。
次に、層CISBの従来技術の異方性エッチングGRV2がスペーサESPの両側に実施され、絶縁層CISが形成される(図5c)。
次に、図5dに示されているように、シリコン・エピタキシが層CISの両側において実施され、ソースおよびドレイン領域RSおよびRDが、層CISの横方向端部と接触するように、形成される。
この実施形態は、ソースおよびドレイン領域と層CISのノジュールとの間に比較的大きな容量性結合が生まれるという利点を持つ。
以上記述した本発明に従ったメモリ・セルは、当然のことながら、1つのアレイとして同一タイプの複数の他のメモリ・セルと組み合わせることによって、図6に示されているようなメモリ平面PMを形成することができる。この場合、特に、行デコーダDCDLおよび列デコーダDCDCが、メモリ平面の各メモリ・セルCLを個別にアドレスすることができるように、従来技法に従ってメモリ平面と関連づけられる。このようにして、集積メモリ回路DMVは、フラッシュ・メモリおよびDRAMメモリそれぞれの限界を克服しながらフラッシュ・メモリとDRAMメモリを混成した特性を有するメモリを構成する。特に、このメモリ回路は、単一トランジスタの小型性を持ちながら、個別にアドレス可能な複数のセルから構成されている。更に、読取りおよび書込みモードは、情報に対する2−3ナノ秒のアクセス時間を可能にする。
また、複数ノジュールからなる単一の層だけを含むメモリ・セルが上述されたが、例えば、図7に示されているように、並列平面にそれぞれ配置された複数の積み上げられたノジュール・層のような、複数の積み上げられたポテンシャル井戸連続体を含むメモリ・セルを作成することも可能である。そのようなセルの動作は上述されたものと同様であるが、そのような構成は、状態"0"および状態"1"の間の相違を増幅することを可能にする。
本発明のメモリ・セルのブロック図。 本発明のメモリ・セルの2つのメモリの状態を示すブロック図。 本発明のメモリ・セルの状態の読み取りに関する曲線グラフ。 本発明のメモリ・セルを製造する第1の方法を示すブロック図。 本発明のメモリ・セルを製造する第2の方法を示すブロック図。 本発明の集積メモリ回路を示すブロック図。 本発明のメモリ・セルの別の実施形態を示すブロック図。
符号の説明
CL メモリ・セル
G ゲート
GR ゲート領域
ESP スペーサ
S ソース
RS ソース領域
DR ドレイン
RD ドレイン領域
ND ノジュール
ENR 誘電体カプセル
CIS 絶縁層
SB 半導体基板
RC チャネル領域

Claims (31)

  1. 単一トランジスタによって形成されたメモリ・セルを少なくとも1つ備える集積メモリ回路であって、
    前記トランジスタのゲート(G、GR)と、チャネル領域(RC)との間に設けられ、電荷を閉じ込めたポテンシャル井戸(ND)の連続体を内部に含む絶縁層(CIS)を備え、
    前記ポテンシャル井戸は、前記トランジスタのソース領域(RS)の近くの第1の閉じ込め領域(ZC1)および前記トランジスタのドレイン領域(RD)の近くの第2の閉じ込め領域(ZC2)を含み、
    前記集積メモリ回路、前記第1の閉じ込め領域および前記第2の閉じ込め領域の間で該電荷を動させるよう構成されており電荷が前記第1の閉じ込め領域にあるとき前記メモリ・セルが第1のメモリ状態となり、電荷が前記第2の閉じ込め領域にあるとき前記メモリ・セルが第2のメモリ状態となる、集積メモリ回路。
  2. 前記絶縁層は、ポテンシャル井戸を形成する根粒を含む誘電体であり、該根粒は前記電荷を搬送する機能を有する、請求項1に記載の集積メモリ回路。
  3. 前記誘電体の伝導帯のレベルより低いレベルの伝導帯を持つ結晶体材料によって根粒が形成される、請求項2に記載の集積メモリ回路。
  4. 根粒が固有電荷を有する、請求項3に記載の集積メモリ回路。
  5. 根粒、シリコンまたはシリコン合金によって形成される、請求項4に記載の集積メモリ回路。
  6. 前記絶縁層に電荷を投与することで根粒を荷電させる電荷投与手段を備える、請求項4または請求項5に記載の集積メモリ回路。
  7. 根粒が固有電荷を保有せず、前記絶縁層に電荷を投与することで根粒を荷電させる電荷投与手段を備える、請求項3に記載の集積メモリ回路。
  8. 前記電荷投与手段が、ゲートをバイアスすることができるバイアス手段を含み、ポテンシャル井戸とゲートとの間に位置する絶縁層部分の厚さが、ポテンシャル井戸とチャネルとの間に位置する絶縁層部分の厚さと異なる、請求項6または請求項7に記載の集積メモリ回路。
  9. 根粒がシリコン窒化物によって形成される、請求項7に記載の集積メモリ回路。
  10. 前記誘電体が二酸化ケイ素を含む、請求項5または請求項9に記載の集積メモリ回路。
  11. 2つの根粒の間の平均間隔が、根粒の平均直径より小さく、根粒をゲートの下側表面から隔離している平均距離より小さく、根粒をチャネル領域から隔離している平均距離より小さい、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  12. 2つの根粒の間の平均間隔が0.5ナノメートルと3ナノメートルとの間である、請求項11に記載の集積メモリ回路。
  13. チャネルの長さが、100ナノメートル以下である、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  14. ポテンシャル井戸とゲートとの間に位置する絶縁層部分の厚さが1ナノメートルと10ナノメートルとの間であり、ポテンシャル井戸とチャネルとの間に位置する絶縁層部分の厚さが1ナノメートルと10ナノメートルとの間である請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  15. ソース領域およびドレイン領域が、絶縁層の端部の近傍に位置するポテンシャル井戸との容量性結合を持つように配置され、電荷を前記第1の閉じ込め領域方向または前記第2の閉じ込め領域方向へ移動させるためトランジスタのソース領域およびドレイン領域をバイアスするバイアス手段を備える、請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  16. 所与のゲート・バイアスに関してドレイン電流を計測する読取り手段を備える、請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  17. ソース領域およびドレイン領域が絶縁層の横方向端部と接触する、請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  18. 前記絶縁層は、ポテンシャル井戸の複数の連続体を含み、該ポテンシャル井戸は、それぞれ独立した平面に配置されすべてがゲートの下部表面に平行である請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の集積メモリ回路。
  19. 集積メモリ回路のメモリ・セルに2進データを格納する方法であって、
    該セルが単一トランジスタを含み、該トランジスタのゲート(G、GR)が絶縁層(CIS)によってチャネル領域(RC)から絶縁された下部表面を有し、電荷が絶縁層の内部に、ゲートの下部表面と平な平面でゲートおよびチャネル領域からそれぞれ一定の距離をおいて閉じ込められ、
    前記集積メモリ回路は、該電荷を、ソース領域(RS)の近く第1の閉じ込め領域(ZC1)およびドレイン領域(RD)の近く第2の閉じ込め領域(ZC2)の間で動制して、電荷が前記第1の閉じ込め領域にあるとき当該セルが前記2進データの一方に対応する第1のメモリ状態となり、電荷が前記第2の閉じ込め領域にあるとき当該セルが前記2進データの他方に対応する第2のメモリ状態となるようにする、2進データ格納方法。
  20. 前記電荷が、ドレイン・バイアス電圧とソース・バイアス電圧との間の差分の符号の関数として1つの方向または別の方向のいずれかに移動される、請求項19に記載の2進データ格納方法。
  21. 前記電荷が絶縁層に形成されたポテンシャル井戸に閉じ込められる、請求項19または請求項20に記載の2進データ格納方法。
  22. 前記電荷が絶縁層に投与される、請求項21に記載の2進データ格納方法。
  23. 前記電荷がゲートをバイアスすることによって投与され、ポテンシャル井戸とゲートとの間に位置する絶縁層部分の厚さが、ポテンシャル井戸とチャネルとの間に位置する絶縁層部分の厚さと異なっている、請求項22に記載の2進データ格納方法。
  24. メモリ・セルが前記2つのメモリ状態のうちのいずれに対応するものであるかが所与のゲート・バイアスに関するドレイン電流を計測することによって読み取られる、請求項19乃至請求項23のいずれかに記載の2進データ格納方法。
  25. 電荷を搬送する能力を持ち、誘電体に覆われた根粒によって形成されたポテンシャル井戸に前記電荷が閉じ込められる、請求項19乃至請求項24のいずれかに記載の2進データ格納方法。
  26. 前記電荷が、ゲートの下部表面に対して平行な複数の独立した平面に閉じ込められる、請求項19乃至請求項25のいずれかに記載の2進データ格納方法。
  27. 少なくとも1つのメモリ・セルの製作を含む、集積メモリ回路製作方法であって、
    該メモリ・セルの製作が、
    絶縁層(CIS)の上部表面および半導体基板の上部表面面からそれぞれ一定の距離をおいて該基板の上部表面と平行な平面に配置された複数のポテンシャル井戸(ND)の少なくとも1つの連続体を含む絶縁層を半導体基板上に形成するプロセスと、
    該絶縁層の上部表面上にゲート(G、GR)を形成するプロセスと、
    該絶縁層の端部の近傍に位置するポテンシャル井戸との容量性結合を持つ状態で前記ゲートの両側にソース領域(RS)およびドレイン領域(RD)を形成するプロセスと、を含み、
    これにより、前記ソース領域の近くに位置する前記ポテンシャル井戸からなる第1の閉じ込め領域(ZC1)、および前記ドレイン領域の近くに位置する前記ポテンシャル井戸からなる第2の閉じ込め領域(ZC2)が形成され、
    前記集積メモリ回路は、前記第1の閉じ込め領域および前記第2の閉じ込め領域の間で電荷の移動制御することができ、電荷が前記第1の閉じ込め領域にあるとき当該セルの第1のメモリ状態となり、電荷が前記第2の閉じ込め領域にあるとき当該セルの第2のメモリ状態となるよう構成される、集積メモリ回路製作方法。
  28. 絶縁層を形成する前記プロセスが、ポテンシャル井戸を形成する根粒を含む誘電体を形成することを含む、請求項27に記載の集積メモリ回路製作方法。
  29. 前記根粒を含む誘電体の形成が、基板の上部表面への下方誘電体層の形成、該下方誘電体上への根粒の形成、および、根粒を覆う上方誘電体層の形成を含む、請求項28に記載の集積メモリ回路製作方法。
  30. 前記根粒の形成がクリスタル材料を堆積することを含み、該クリスタル材料の伝導帯のレベルが前記誘電体の伝導帯のレベルより低い、請求項29に記載の集積メモリ回路製作方法。
  31. 上記ゲートの形成が、絶縁層上にゲート材層を積層させるプロセス、絶縁層上でエッチングが停止する形態で該ゲート材層をエッチングするプロセス、および、ゲートの側壁に絶縁スペーサを形成するプロセスを含み、
    ソースおよびドレイン領域の形成が、スペーサの両側で絶縁層に対するエッチングを実施するプロセス、および、ソースおよびドレイン領域が絶縁層端部と接触するようにエピタキシを実施するプロセスを含む、請求項27乃至請求項30のいずれかに記載の集積メモリ回路製作方法。
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