JP4019995B2 - ライン表示器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光線によってライン光を発生させるライン表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10(a)(b)にライン表示器の原理図を示す。ライン表示器は半導体レーザ素子1と投光レンズ2と円筒レンズ3とで構成され、半導体レーザ素子1から放射されたレーザ光は、コリメートレンズのような投光レンズ2によって平行光となり、円筒レンズ3に入射する。図10(a)に示すように、円筒レンズ3に入射する光は中心軸方向においては屈折されず、この方向においてはレーザ光は収束されない。一方、円筒レンズ3の中心軸方向と直交する方向においては、図10(b)に示すように、円筒レンズ3の周面の曲率によって、円筒レンズ3の界面でレーザ光が屈折するから、円筒レンズ3の中心軸と直交する面内においてレーザ光が扇状に広がる。而して、円筒レンズ3から放射されるレーザ光は、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向と、円筒レンズ3の中心軸方向とにそれぞれ直交する一方向(つまり図10(b)の上下方向)において扇状に広がるようなライン光となる。
【0003】
ところで、円筒レンズ3の中心軸と、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向とが正確に直交していれば、円筒レンズ3から放射されるライン光は真っ直ぐな直線となるが、円筒レンズ3の取付角度や位置がずれると、ライン光が湾曲して真っ直ぐな直線とならず、ライン光と直線との間にずれ(誤差)が発生するので、円筒レンズ3の取付角度や位置を正確に調整する機構が必要になる。
【0004】
ここで、円筒レンズ3の調整機構について説明する前に、まずライン光の誤差の発生要因について図11を参照して説明を行う。図11は、波長λが635nmのレーザ光を放射する半導体レーザ素子1と、屈折率nが1.518で、直径が5mmの円筒レンズ3を使用した場合を示し、円筒レンズ3から5m離れた位置にある観察面(X1−Y1平面)上でライン光Lを観察するものとする。なお円筒レンズ3の中心軸方向をX軸方向にとると、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向と中心軸方向とが正確に直交していれば、円筒レンズ3から放射されるライン光はY1軸と平行な真っ直ぐな直線となる。
【0005】
まず始めに、円筒レンズ3が図11中のα方向、β方向、γ方向にそれぞれ回転した場合の誤差について検討する。
【0006】
図11のX軸(円筒レンズ3の中心軸)を回転中心として円筒レンズ3がα方向に回転する場合は、円筒レンズ3の断面が完全な円であれば、誤差は発生しない。このため、α方向の回転による誤差は考慮する必要がない。
【0007】
図11のY軸(円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向と円筒レンズ3の中心軸方向とにそれぞれ直交する方向)を回転中心として円筒レンズ3がβ方向に回転する場合は、Y1軸に対して湾曲するようなライン光となる。一般に屋内の墨出し作業で使用されるライン表示器では、円筒レンズ3から5m離れた平面上(X1−Y1平面上)にY1軸に沿って±5mの範囲でライン光を表示させる際に、ライン光の両端位置での直線とのずれが1mm以内であれば許容される。
【0008】
ここで、図12(a)にβ方向の回転角度が0.005度の時のX1−Y1平面上のライン光、同図(b)にβ方向の回転角度が0.027度の時のX1−Y1平面上のライン光の観測結果をそれぞれ示す。この観測結果から、β方向の回転角度が0.027度の場合はライン光の中心位置から±5mの位置でY1軸からのずれが約1mmとなっているので、β方向の回転角度は約0.027度までしか許容されないことが分かり、この方向では非常に微少な回転角(傾斜角)で大きな誤差が発生することが判明した。このことから、β方向において円筒レンズ3の回転角度を非常に微少な角度まで調整できるようにする必要があり、また調整後に温度変化などの要因で円筒レンズ3がβ方向に回転するのを防止する必要がある。
【0009】
また図11のZ軸(円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向)を回転中心として円筒レンズ3がγ方向に回転すると、図13(a)(b)に示すように、ライン光が、X1−Y1平面の原点位置O1を中心にして所定角度だけ回転するような誤差が発生する。なお図4(a)はγ方向の回転角度が0.005度、同図(b)は回転角度が0.01の場合のX1−Y1平面上のライン光の観測結果をそれぞれ示している。この場合、ライン光は湾曲せず、直線のままで回転しているから、半導体レーザ素子1と投光レンズ2と円筒レンズ3とからなる光学系を1ユニットとして、ユニット全体を回転させてやれば、ライン光をY1軸に合わせるように容易に調整できる。
【0010】
次に、円筒レンズ3が図11中のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ移動した場合の誤差について検討する。
【0011】
円筒レンズ3がX軸方向に移動する場合は、円筒レンズ3の中心軸方向の長さが十分長ければ、レーザ光が当たる面の曲率は常に同じであるから、誤差は発生しない。
【0012】
円筒レンズ3がY軸方向に移動する場合は、投光レンズ2から放射されるレーザ光のビーム径との関係を考慮する必要がある。図14(a)に示すように、投光レンズ2の光軸と円筒レンズ3の光軸が一致している場合には、円筒レンズ3から放射される扇状のライン光は、円筒レンズ3の光軸を中心として上下に均等に放射される。しかしながら、図14(b)に示すように、Y軸方向において投光レンズ2の光軸と円筒レンズ3の光軸とにズレが生じると、円筒レンズ3から放射される扇状のライン光は、円筒レンズ3の光軸を中心として上下に均等に放射されなくなる。また光軸のズレが大きくなると、投光レンズ2から放射されたレーザ光の一部が円筒レンズ3に入射せずに、そのまま通り抜けてしまう。このためY軸方向において円筒レンズ3の位置を調整する必要がある。
【0013】
また円筒レンズ3がZ軸方向に移動する場合、その移動量はせいぜい数mm程度であり、このライン表示器を墨出し作業に用いる場合は円筒レンズ3から数m離れたX1−Y1平面上にライン光を表示させるので、Z軸方向のずれは問題にならないほど小さいものである。
【0014】
以上の検討の結果、ライン表示器には、円筒レンズ3のβ方向における微少な傾斜角(回転角)の調整と、Y軸方向における移動量の調整とを同時に独立して行える調整機能が求められる。
【0015】
従来のライン表示器では、例えば特許文献1に示されるように、円筒レンズ3のβ方向における傾斜角(回転角)を調整可能なものがあった。特許文献1に示されるライン表示器では、円筒状の発光素子ホルダーに半導体レーザと投光レンズとを保持させるとともに、発光素子ホルダーの前面に取り付けられる鏡筒に円筒レンズを保持させており、発光素子ホルダー及び鏡筒の対向面にそれぞれ凹凸形状を形成して、鏡筒に設けた突起を支点に鏡筒がシーソー動作を行うようにしている。そして、突起の両側に設けたねじ挿通孔に調整ねじをそれぞれ挿通して、2本の調整ねじを発光素子ホルダーに螺合してあり、2本の調整ねじの締付具合を調整することによって、突起を支点に傾斜する鏡筒の角度を変化させており、この調整機構によって円筒レンズの中心軸(Y軸)を回転中心とするβ方向の傾斜を調整している。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−221416号公報(段落番号[0018]、及び、第3図)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述したライン表示器では、2本の調整ねじの締付具合を調整することで、円筒レンズを保持した鏡筒を、突起を支点としてシーソー動作させて、円筒レンズの中心軸(Y軸)を回転中心とするβ方向の傾斜を調整しているのであるが、調整ねじの移動量に対して鏡筒(すなわち円筒レンズ)の傾斜角度が大きく変化するため、微少な角度まで調整できないという問題がある。例えば鏡筒の支点から調整ねじまでの距離を5mmとした場合、β方向に0.027度だけ傾斜させようとすると、調整ねじの移動量は2.3μmであり、ねじのバックラッシュに比べて非常に小さい値であるので、調整ねじによる調整では微少な角度まで調整することは困難である。
【0018】
また調整後に調整ねじを接着剤で固定することによって、鏡筒を調整位置で固定しているのであるが、温度変化による接着剤の収縮膨張で鏡筒の傾斜角度が変化する虞があり、鏡筒(すなわち円筒レンズ)の傾斜角度の変化によってライン光が大きく湾曲する可能性があった。
【0019】
また上述のライン表示器には、円筒レンズのY軸方向の移動を調整する機構が設けられていなかった。
【0020】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、円筒レンズの中心軸を回転中心とする回転角度を微少な角度で調整でき、且つ、経時変化によって調整位置が変化しにくいライン表示器を提供することにある。また、請求項3の発明の目的とすることろは、上記の目的に加えて、Y軸方向の移動量を独立して調整可能なライン表示器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、レーザ光を放射する発光素子と、発光素子を保持する鏡筒と、発光素子からのレーザ光が入射され該レーザ光を屈折させることによって扇状に広がるライン光を放射する円筒レンズと、円筒レンズを保持して鏡筒の前面に取着される円筒レンズホルダーとを備え、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿ってそれぞれ曲がる、互いに曲率の等しい曲面に形成するとともに、円筒レンズへのレーザ光の入射方向と円筒レンズの中心軸方向とにそれぞれ直交する直交方向の曲率がゼロとなるように形成し、円筒レンズの位置調整時に、鏡筒及び円筒レンズホルダーを、互いの対向面を面接触させた状態で、前記曲面の周方向および前記直交方向にそれぞれ相対移動自在に配置したことを特徴とする。
【0022】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面の内の一方を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って曲がる凸曲面に形成するとともに、他方を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って曲がる、前記凸曲面と曲率が等しい凹曲面に形成したことを特徴とする。
【0024】
請求項の発明では、請求項1又は2の発明において、前記凸曲面及び前記凹曲面の曲率半径を約40mm以上としたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態のライン表示器Aの分解斜視図を図1に、X軸方向の断面図を図2(a)に、Y軸方向の断面図を図2(b)にそれぞれ示す。
【0026】
このライン表示器Aは、レーザ光を放射する発光素子としての半導体レーザ素子1と、半導体レーザ素子1のレーザ光を平行光に調整する投光レンズ2と、投光レンズ2を通してレーザ光が入射され、入射したレーザ光を屈折させることによって扇状に広がるライン光を放射する円筒レンズ3と、投光レンズ2を保持する投光レンズホルダー4と、半導体レーザ素子1及び投光レンズホルダー4を保持する鏡筒5と、円筒レンズ3を保持して鏡筒5の前面に取着される円筒レンズホルダー6とを備える。
【0027】
投光レンズホルダー4は、略円筒状であって、筒内に投光レンズ2を保持している。
【0028】
鏡筒5は略直方体状であって、前面(円筒レンズホルダー6と対向する面)を円筒レンズ3の軸方向と平行な方向に沿って曲がる凸曲面7に形成してある。鏡筒5の前面には丸穴5aが開口し、丸穴5aの底部には鏡筒5を前後に貫通する貫通孔5bが貫設されている。そして、鏡筒5の丸穴5a内には、投光レンズ2を保持した投光レンズホルダー4が前面側から挿入され、貫通孔5b内には後面側から半導体レーザ素子1が挿入される。なお、鏡筒5に半導体レーザ素子1と投光レンズホルダー4とを保持させた状態では、半導体レーザ素子1の光軸と投光レンズ2の光軸が一致するようになっている。
【0029】
円筒レンズホルダー6は略直方体状であって、後面(鏡筒5と対向する面)を円筒レンズ3の軸方向と平行な方向に沿って曲がる、凸曲面7と曲率が等しい凹曲面8に形成してある。円筒レンズホルダー6の前面には、鏡筒5の丸穴5aに対応する位置に、円筒レンズ3が半分埋まった状態で取り付けられる取付溝6aがX軸方向に沿って形成されており、この取付溝6aの底には円筒レンズホルダー6を前後に貫通する貫通孔6bが形成されている。
【0030】
以上のようなライン表示器Aを組み立てる際には、投光レンズ2を保持した投光レンズホルダー4と、半導体レーザ素子1とを鏡筒5に保持させると共に、円筒レンズ3を円筒レンズホルダー6に保持させた後、鏡筒5の凸曲面7と円筒レンズホルダー6の凹曲面8とを当接させた状態で、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6を治具(図示せず)で保持する。そして、凸曲面7と凹曲面8とを摺接させながら、円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して相対移動させて、円筒レンズ3の位置を調整した後、鏡筒5と円筒レンズホルダー6とを接着剤などで固定することによって組立作業が完了する。
【0031】
組立完了状態において半導体レーザ素子1を駆動回路(図示せず)で駆動すると、半導体レーザ素子1から放射されたレーザ光が投光レンズ2に調整されて、平行光が作られる。そして、投光レンズ2を通過した平行光が円筒レンズ3に入射すると、円筒レンズ3の中心軸方向においてはレーザ光が屈折されず、中心軸方向と直交する方向においてはレーザ光が大きく屈折されるので、中心軸方向と直交する平面内において扇状に広がるライン光が得られる。なお、投光レンズ2を通して放射される光は、特に平行光に限定されるものではなく、円筒レンズ3の中心軸方向と略直交する方向に沿って円筒レンズ3に入射するのであれば、遠方で収束するような光でも良い。
【0032】
ここで、図3(a)(b)を参照して円筒レンズ3の取付角度や位置を調整する方法について説明する。
【0033】
上述のように鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面は、鏡筒5側が、円筒レンズ3の中心軸と平行な方向に沿って曲がる凸曲面7に形成され、円筒レンズホルダー6側が、円筒レンズ3の中心軸と平行な方向に沿って曲がる、凸曲面7と曲率が等しい凹曲面8に形成されており、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面は互いに面接触している。図3(a)に示すように鏡筒5の凸曲面7に円筒レンズホルダー6の凹曲面8を摺接させた状態で、図中の矢印の方向から円筒レンズホルダー6の端面にマイクロメータ(図示せず)を当てて、マイクロメータの表示を見ながら、X軸方向において円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して所望の位置まで相対移動させることで、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向と円筒レンズ3の中心軸方向とにそれぞれ直交する方向(Y軸方向)を回転中心とする円筒レンズ3の傾斜角(回転角)を調整することができる。この調整に伴って円筒レンズ3はX軸方向に平行移動するが、円筒レンズ3の中心軸方向の長さが十分長ければ、投光レンズ2からの平行光は円筒レンズ3に確実に入射する。また円筒レンズ3が中心軸方向に移動したとしても、レーザ光があたる部位の曲率は常に同じであるから、ライン光に誤差が生じることはなく、特に問題とはならない。
【0034】
また、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面は、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向と円筒レンズ3の中心軸方向とにそれぞれ直交する方向の曲率がゼロになるように形成されているので、図3(b)に示すように、鏡筒5の凸曲面7に円筒レンズホルダー6の凹曲面8を摺接させた状態で、図中の矢印の方向から円筒レンズホルダー6の端面にマイクロメータ(図示せず)を当てて、マイクロメータの表示を見ながら、Y軸方向において円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して所望の位置まで相対移動させることで、投光レンズ2(つまり半導体レーザ素子1の光軸)の光軸と円筒レンズ3の光軸とを一致させることができ、円筒レンズ3の光軸に対して上下に均等にライン光を放射させることができる。なお、従来技術で説明したように、円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対してY軸方向に相対移動させることによって、投光レンズ2の光軸と円筒レンズ3の光軸とをY軸方向でずらしたとしても、ライン光が湾曲することはないので、意図的に光軸をずらしてライン光の照射範囲を変化させることも可能である。
【0035】
ところで、上述のように鏡筒5の凸曲面7に円筒レンズホルダー6の凹曲面8を摺接させた状態で、円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対してY軸方向に相対移動させることで、Y軸方向を回転中心とする円筒レンズ3のβ方向の傾斜角(回転角)を調整することができるのであるが、この時のY軸方向における円筒レンズ3の移動量をL1、β方向の傾斜角(回転角)をβ1、凸曲面7及び凹曲面8の曲率半径をRとすると、傾斜角β1が非常に微少な角度であれば以下の関係式が成り立つ。
【0036】
R(mm)=L1(mm)/β1(rad) …(1)
ここに、円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して相対移動させる調整では、1回の調整作業で円筒レンズホルダー6を移動させる最小の移動量は約10μmが限界であると考えられ、これ以上短い移動量での調整は実際上困難であると考えられる。また一般的なレーザ墨出し器では、円筒レンズ3から5m離れた平面上に±5mの範囲でライン光を表示させる際に、ライン光の両端位置での誤差(この誤差を湾曲誤差という)を1mm以下とすることが要求されるので、ライン光の湾曲誤差を修正する作業をスムーズに行うためには、1回の調整作業で調整可能な湾曲誤差の大きさ(この大きさを調整分解能という)を許容範囲(1mm)の1/2以下とするのが望ましい。以上の条件をまとめると、円筒レンズホルダー6のY軸方向の移動量の最小分解能(最小分解能とは1回の調整作業で調整可能な最小の移動量のことである)Lminが10μm、湾曲誤差の調整分解能が0.5mm、この場合のβ方向の調整角度の調整分解能β2が0.0135度(1mmの誤差が発生するときの角度β1が0.027度であるからその半分の値)であるから、このときの曲率半径Rは式(1)より、
Figure 0004019995
となる。したがって、確実な調整を行うためには、凸曲面7及び凹曲面8の曲率半径を40mm以上とすることが望ましい。
【0037】
また、円筒レンズホルダー6のY軸方向の移動量は、円筒レンズ3の長さなどを考慮すると、いくらでも大きくできるわけではない。一般的に円筒レンズ3には、直径が約5mmで中心軸方向の長さが約8mmのものが使用される。投光レンズ2から放射されるレーザ光のビーム径は円筒レンズ3の直径と同程度であるから、Y軸方向の移動量の限度はおおよそ±1.5mmである。ただし、円筒レンズ3の軸方向の両端は形状がだれるために、0.5mm程度の余裕が必要であり、このことからY軸方向の移動量の限度は±1mm程度になる。この条件から凸曲面7及び凹曲面8の上限もおおよそ見積もることができ、曲率半径Rは式(1)より、
Figure 0004019995
となる。したがって、確実な調整を行うためには、凸曲面7及び凹曲面8の曲率半径を約4000mm以下とするのが望ましい。
【0038】
以上説明したように本実施形態のライン表示器Aでは、β方向の回転角度(傾斜角度)の調整と、Y軸方向の移動量の調整とを独立して行うことができ、また従来のライン表示器に比べて非常に小さい角度までβ方向の回転角(傾斜角)を調整することができる。また、本実施形態では鏡筒5の凸曲面7と円筒レンズホルダー6の凹曲面8とを摺接させた状態で、鏡筒5と円筒レンズホルダー6とを接着剤で接着固定しているのであるが、本実施形態は温度変化による接着剤の収縮膨張の影響を受けにくいという利点がある。すなわち従来のライン表示器の構造では、円筒レンズホルダー6が鏡筒6に対して数μm移動しただけで、1mm以上の湾曲誤差が発生するのに対して、本実施形態では凸曲面7及び凹曲面8の曲率半径を40mm以上に形成しているので、円筒レンズホルダー6が鏡筒5に対して10μm移動したとしても、湾曲誤差を0.5mm以下に抑えることができる。また、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面は曲率半径の等しい曲面に形成されて面接触しているので、凸曲面7と凹曲面8との間に大きな摩擦力が働き、温度変化によって接着剤が収縮膨張したとしても、円筒レンズホルダー6が鏡筒5に対して相対的に移動しにくくなる。したがって、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6が調整位置からずれにくくなり、調整後にライン光が湾曲するといった不具合を防止できる。
【0039】
なお、本実施形態では鏡筒5側の対向面を凸曲面7とし、円筒レンズホルダー6側の対向面を凹曲面8としているが、図5及び図6に示すように、鏡筒5側の対向面を凹曲面9とし、円筒レンズホルダー6側の対向面を凸曲面10としても良い。
【0040】
また、本実施形態では鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面を、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向(Z軸方向)と円筒レンズ3の中心軸方向(X軸方向)とにそれぞれ直交する方向(Y軸方向)の曲率がゼロになるように形成しているが、Y軸方向の曲率はゼロであっても、ある曲率を有していても良く、少なくとも円筒レンズ3の中心軸と平行な方向(X軸方向)の曲率が同じで面接触していれば、X軸方向において円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して相対移動させることで、円筒レンズ3のβ方向の傾斜角(回転角)を微少な角度で調整することが可能である。なお本実施形態では鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面を、Y軸方向の曲率がゼロになるように形成しているので、Y軸方向において円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して相対移動させることで、Y軸方向における円筒レンズ3と投光レンズ2(半導体レーザ素子1)との光軸のズレを、β方向の傾斜角と独立して調整できるという利点がある。
【0041】
(実施形態2)
本実施形態のライン表示器Aの分解斜視図を図7に、外観斜視図を図8に夫々示す。
【0042】
このライン表示器Aは、レーザ光を放射する発光素子としての半導体レーザ素子1と、半導体レーザ素子1が実装される回路基板11と、半導体レーザ素子(LD)1を保持するLDホルダー12と、半導体レーザ素子1のレーザ光を平行光に調整する投光レンズ2と、投光レンズ2を通してレーザ光が入射され、入射したレーザ光を屈折させることによって扇状に広がるライン光を放射する円筒レンズ3と、投光レンズ2を保持する投光レンズホルダー4と、LDホルダー12及び投光レンズホルダー4を保持する鏡筒5と、円筒レンズ3を保持して鏡筒5の前面に取着される円筒レンズホルダー6とを備える。
【0043】
投光レンズホルダー4は、略円筒状であって、筒内に投光レンズ2を保持している。
【0044】
LDホルダー12は円環状に形成されて、中央の丸孔12a内に後側から半導体レーザ素子1が挿入される。
【0045】
鏡筒5は略円筒状であって、前面(円筒レンズホルダー6と対向する面)を円筒レンズ3の軸方向と平行な方向に沿って曲がる凸曲面7に形成してある。鏡筒5の前面の中心位置には、鏡筒5を前後方向に貫通する丸孔5aが開口する。そして、丸穴5a内に、投光レンズ2を保持した投光レンズホルダー4が前面側から挿入される。また、鏡筒5の後面には、丸孔5aに丸孔12aが連通するようにしてLDホルダー12が装着され、投光レンズ2と半導体レーザ素子1とが光結合される。
【0046】
円筒レンズホルダー6は略円盤状であって、後面(鏡筒5と対向する面)を円筒レンズ3の軸方向と平行な方向に沿って曲がる、凸曲面7と曲率が等しい凹曲面8に形成してある。円筒レンズホルダー6の前面には、鏡筒5の丸穴5aに対応する位置に、円筒レンズ3が半分埋まった状態で取り付けられる取付溝6aが径方向に沿って形成されており、この取付溝6aの底には円筒レンズホルダー6を前後に貫通する貫通孔6bが形成されている。
【0047】
以上説明したように、実施形態1では鏡筒5及び円筒レンズホルダー6をそれぞれ略直方体状に形成しているのに対して、本実施形態では鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の前面視の形状を円形に形成してある。そして、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面の内、鏡筒5側の対向面を、円筒レンズ3の中心軸と平行な方向に沿って曲がった凸曲面7に形成するとともに、円筒レンズホルダー6側の対向面を、円筒レンズ3の中心軸と平行な方向に沿って曲がる、凸曲面7と曲率が等しい凹曲面8に形成してあるので、実施形態1と同様、円筒レンズ3の調整を微少な角度まで行え、さらに調整後に調整位置が変化しにくいという効果が得られる。また、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の対向面は、円筒レンズ3へのレーザ光の入射方向と円筒レンズ3の中心軸方向とにそれぞれ直交する方向の曲率がゼロとなるように形成されているので、この方向において円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して相対移動させることで、実施形態1と同様、円筒レンズ3と投光レンズ2(つまり半導体レーザ素子1)との光軸のずれを独立して調整し、円筒レンズ3の光軸に対して上下に均等にライン光を放射させることができる。
【0048】
以上のようなライン表示器Aを組み立てる際には、投光レンズ2を保持した投光レンズホルダー4と、半導体レーザ素子1を保持したLDホルダー12とを鏡筒5に保持させると共に、円筒レンズ3を円筒レンズホルダー6に保持させた後、鏡筒5の凸曲面7と円筒レンズホルダー6の凹曲面8とを面接触させた状態で、鏡筒5及び円筒レンズホルダー6を治具(図示せず)で保持する。そして、凸曲面7と凹曲面8とを摺接させながら、円筒レンズホルダー6を鏡筒5に対して相対移動させて、円筒レンズ3の位置を調整した後、鏡筒5と円筒レンズホルダー6とを接着剤などで固定することによって組立作業が完了する。
【0049】
組立完了状態において半導体レーザ素子1を駆動回路(図示せず)で駆動すると、半導体レーザ素子1から放射されたレーザ光が投光レンズ2に調整されて、平行光が作られる。そして、投光レンズ2を通過した平行光が円筒レンズ3に入射すると、円筒レンズ3の中心軸方向においてはレーザ光が屈折されず、中心軸方向と直交する方向においてはレーザ光が大きく屈折されるので、中心軸方向と直交する平面内において扇状に広がるライン光が得られる。
【0050】
また、図9は本実施形態のライン表示器Aを用いたレーザ墨出し器Bの外観図であり、上述のライン表示器Aをケース21に納めた3個の光学ユニット20をジンバル機構22を介して架台23に取り付けている。ここで、本実施形態では鏡筒5及び円筒レンズホルダー6の前面視の形状を円形に形成しているので、ケース21に円形の穴を開けて、この穴内にライン表示器Aを装着すれば、ライン表示器Aを穴内で微少回転させることによって、上記γ方向に円筒レンズ3が回転することで生じる誤差を容易に補正することができる。
【0051】
なお、本実施形態では鏡筒5側の対向面を凸曲面7とし、円筒レンズホルダー6側の対向面を凹曲面8としているが、鏡筒5側の対向面を凹曲面とし、円筒レンズホルダー6側の対向面を凹曲面と曲率が等しい凸曲面としても良いことは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、レーザ光を放射する発光素子と、発光素子を保持する鏡筒と、発光素子からのレーザ光が入射され該レーザ光を屈折させることによって扇状に広がるライン光を放射する円筒レンズと、円筒レンズを保持して鏡筒の前面に取着される円筒レンズホルダーとを備え、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿ってそれぞれ曲がる、互いに曲率の等しい曲面に形成するとともに、円筒レンズへのレーザ光の入射方向と円筒レンズの中心軸方向とにそれぞれ直交する直交方向の曲率がゼロとなるように形成し、円筒レンズの位置調整時に、鏡筒及び円筒レンズホルダーを、互いの対向面を面接触させた状態で、前記曲面の周方向および前記直交方向にそれぞれ相対移動自在に配置したことを特徴とし、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面を摺接させながら、円筒レンズホルダーを、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って平行移動させると、円筒レンズに保持された円筒レンズを、その中心軸方向とレーザ光の入射方向とにそれぞれ直交する方向を回転中心として回転させることができ、この回転角を調整することで、ライン光の湾曲を補正でき、且つ、従来のライン表示器に比べて微少な角度で調整が可能であるから、ライン光の湾曲をより高精度に補正できるという効果がある。そのうえ、調整後に鏡筒と円筒レンズホルダーとを接着固定する場合は、温度変化による接着剤の収縮膨張で鏡筒と円筒レンズホルダーとの相対位置が変化する虞があるが、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面を曲率の等しい曲面に形成しているので、鏡筒の前面に円筒レンズホルダーを取り付けると、対向面が面接触することで鏡筒と円筒レンズホルダーとの間に作用する摩擦力が大きくなり、温度変化による接着剤の収縮膨張によって鏡筒と円筒レンズホルダーとの相対位置が変化して、ライン光が湾曲するのを防止できるという効果もある。また、円筒レンズへのレーザ光の入射方向と円筒レンズの中心軸方向とにそれぞれ直交する方向において、円筒レンズホルダーを鏡筒に対して相対移動させることで、円筒レンズホルダーに保持された円筒レンズの光軸と、鏡筒に保持された半導体レーザ素子の光軸とのずれを、円筒レンズの中心軸周りの回転角調整と独立して行うことができる。
【0053】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面の内の一方を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って曲がる凸曲面に形成するとともに、他方を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って曲がる、前記凸曲面と曲率が等しい凹曲面に形成したことを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0055】
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、前記凸曲面及び前記凹曲面の曲率半径を約40mm以上としたことを特徴とし、凸曲面及び前記凹曲面の曲率半径を約40mm以上とすることによって、1回の調整作業で調整可能な湾曲誤差を、許容範囲の半分の値とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のライン表示器の分解斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)はX軸方向の断面図、(b)はY軸方向の断面図である。
【図3】同上を示し、(a)はβ方向の傾斜を調整する方法の説明図、(b)はY軸方向の移動量を調整する方法の説明図である。
【図4】同上の凸曲面及び凹曲面の曲率半径についての説明図である。
【図5】同上の別のライン表示器の分解斜視図である。
【図6】同上を示し、(a)はX軸方向の断面図、(b)はY軸方向の断面図である。
【図7】同上のまた別のライン表示器の分解斜視図である。
【図8】同上の外観斜視図である。
【図9】各実施形態のライン表示器を用いる墨出し装置の外観図である。
【図10】(a)(b)はライン表示器の原理を説明する説明図である。
【図11】同上のライン光に発生する誤差を説明する説明図である。
【図12】同上のβ方向の回転角度とライン光との関係を示し、(a)は回転角度が0.005度の時のライン光、(b)は回転角度が0.027度の時のライン光の説明図である。
【図13】同上のγ方向の回転角度とライン光との関係を示し、(a)は回転角度が0.005度の時のライン光、(b)は回転角度が0.01度の時のライン光の説明図である。
【図14】(a)(b)は同上の投光レンズと円筒レンズとの光軸のズレによって生じる誤差を説明する説明図である。
【符号の説明】
A ライン表示器
1 半導体レーザ素子
2 投光レンズ
3 円筒レンズ
4 投光レンズホルダー
5 鏡筒
6 円筒レンズホルダー
7 凸曲面
8 凹曲面

Claims (3)

  1. レーザ光を放射する発光素子と、発光素子を保持する鏡筒と、発光素子からのレーザ光が入射され該レーザ光を屈折させることによって扇状に広がるライン光を放射する円筒レンズと、円筒レンズを保持して鏡筒の前面に取着される円筒レンズホルダーとを備え、鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿ってそれぞれ曲がる、互いに曲率の等しい曲面に形成するとともに、円筒レンズへのレーザ光の入射方向と円筒レンズの中心軸方向とにそれぞれ直交する直交方向の曲率がゼロとなるように形成し、円筒レンズの位置調整時に、鏡筒及び円筒レンズホルダーを、互いの対向面を面接触させた状態で、前記曲面の周方向および前記直交方向にそれぞれ相対移動自在に配置したことを特徴とするライン表示器。
  2. 鏡筒及び円筒レンズホルダーの対向面の内の一方を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って曲がる凸曲面に形成するとともに、他方を、円筒レンズの中心軸と平行な方向に沿って曲がる、前記凸曲面と曲率が等しい凹曲面に形成したことを特徴とする請求項1記載のライン表示器。
  3. 前記凸曲面及び前記凹曲面の曲率半径を約40mm以上としたことを特徴とする請求項1又は2記載のライン表示器
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