JP7051172B2 - レンズ装置およびラインレーザー光照射装置 - Google Patents
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Description
レンズ部と、
前記レンズ部を前記レーザー光源に固定するための固定部と、を備え、
前記レンズ部は円管形状であり、
前記固定部は、前記レーザー光源で発光した前記レーザー光が、前記レンズ部の中心軸を外して、前記レンズ部に照射されるように、前記レンズ部を前記レーザー光源に固定可能である、
レンズ装置。
前記レンズ装置に前記レーザー光を供給する光源装置と、を備える、
ラインレーザー光照射装置。
図1はレンズ装置の斜視図である。
図2はラインレーザー光照射装置の斜視図である。
ラインレーザー光照射装置10は、レンズ装置1及び光源装置であるレーザー光源4を備える。
ラインレーザー光照射装置10は、レーザー光源4で発光したレーザー光をレンズ部21,22に進入させることでラインレーザー光を照射できる。
レンズ装置1のレンズ部21,22は固定部3によりレーザー光源4に固定される。
レンズ部21,22の材料はガラスまたは、透明なプラスチック類である。
なお、垂直方向(y軸方向)における、第1レンズ部21と第2レンズ部22とは離間していても、近接していてもよい。
固定部3の取付具3Aはレーザー光源4に螺合または嵌合により固定することができるが、その他の方法で固定されてもよい。
取付具3Aは開口3A1を含む。
レーザー光源4から発光したレーザー光は開口3A1を通過してレンズ部21,22に進入する。
固定部3の留具3Bは、取付具3Aにレンズ部21,22を固定するための部材である。
なお、取付具3Aは切欠3A2を含む。当該切欠3A2は、レンズ部21,22から照射されたラインレーザー光を取付具3Aで遮ることを抑制するために設けられている。これにより、より広範囲にラインレーザー光を照射することができる。
レーザー光源4はスイッチ4Aが押されるとレーザー光を発光する。
スイッチ4Aが押されるとレーザー光がレンズ部21,22に進入し、レーザー光が屈折することで、ラインレーザー光照射装置10からライン状のレーザー光が照射される。
そこで、本実施形態におけるレンズ装置1のレンズ部21,22は円管形状となっている。
また、固定部3は、レーザー光源4で発光したレーザー光が、第1レンズ部21の中心軸を外して、当該第1レンズ部21に照射されるように、当該第1レンズ部21をレーザー光源4に固定する。また、固定部3は、レーザー光源4で発光したレーザー光が、第2レンズ部22の中心軸を外して、当該第2レンズ部22に照射されるように、当該第2レンズ部22をレーザー光源4に固定する。
この構造により、レンズ装置1を有するラインレーザー光照射装置10はラインレーザー光を照射できる。
図3で図示するとおり、円管形状である第1レンズ部21は、内部に円柱状の空洞部21Bと、当該空洞部21Bを取り囲む厚み部21Aと、を備える。なお、図3においては、円管形状である第1レンズ部21の仮想の中心軸Cを点線で図示している。
レーザー光源4で発光したレーザー光Lは固定部3の取付具3Aの開口3A1を通過して、当該第1レンズ部21の厚み部21Aに進入する。
なお、レーザー光源4で発光したレーザー光Lが、第1レンズ部21の中心軸を外して、当該第1レンズ部21に照射されるように、当該第1レンズ部21がレーザー光源4に固定されている。言い換えれば、レーザー光源4で発光した少なくとも一部のレーザー光Lの直進方向上に第1レンズ部21の中心軸Cが位置しないように、第1レンズ部21がレーザー光源4に固定されている。
そして、厚み部21Aと第1レンズ部21の外周の空気との界面で反射せずに、当該外周の空気へと入射したレーザー光L1がライン状のレーザー光となる。
図4で図示するとおり、本実施形態においては、第1レンズ部21の軸方向と、第2レンズ部22の軸方向と、が直交するように、レーザー光源4に固定されている。
第1レンズ部21及び第2レンズ部22のいずれか一方から照射されたラインレーザー光L1及びL2の少なくとも一部が、第1レンズ部21及び第2レンズ部22の他方に進入しないような位置に、第1レンズ部21及び第2レンズ部22がレーザー光源4に固定されている。言い換えれば、レーザー光源4から発光したレーザー光Lは、第1レンズ部21にのみ進入する部分及び第2レンズ部22にのみ進入する部分を有する。
故に、レンズ装置1と、当該レンズ装置1にレーザー光Lを供給するレーザー光源4と、を備える、ラインレーザー光照射装置10は、建築現場などにおいて、例えば、配管等の位置を決める墨出し作業などでも利用できる。
図5においては、一点鎖線及び破線で仮想の空間Rを図示している。
当該空間R内でラインレーザー光照射装置10を垂直上向きの状態で利用すると、其々が直交する2つのラインレーザー光L1及びL2を、空間Rを構成する壁に広範囲に照射できる。なお、ラインレーザー光照射装置10自身がラインレーザー光L1及びL2を遮るため、ラインレーザー光照射装置10の下方にはラインレーザー光L1及びL2が照射されていない領域がある。
他の実施形態として、レンズ装置1を覆う保護部を備えていてもよく、当該保護部はラインレーザー光が通過できる開口部を有する。
図6は、第1実施形態の第1変形例のレンズ装置の斜視図である。
第1反射部51は、接続部3Cを介して、第1レンズ部21を固定する留具3Bに固定されている。
第1反射部51で反射するラインレーザー光の反射角が0度より大きくなるような方向に、第1反射部51の反射面が臨むように、第1反射部51が固定されている。
第1レンズ部21及び第2レンズ部22から照射されたラインレーザー光L1,L2のうち、第1反射部51により反射したラインレーザー光が空間Rの側方壁に照射される。
特に、第2レンズ部22から照射されたラインレーザー光L2が第1反射部51により反射することにより、水平方向に延びるラインレーザー光L3を側方壁に照射できる。
なお、第1レンズ部21から照射されたラインレーザー光のうち、第1反射部51を介していないラインレーザー光L1と、第1反射部51で反射したラインレーザー光L1と、が重なるような方向に、第1反射部51の反射面が臨むように、第1反射部51が固定されている。
第1レンズ部21及び第2レンズ部22から照射されたラインレーザー光L1,L2のうち、第1反射部51を透過したラインレーザー光L1,L2が空間Rの上方壁に照射される。
図8は、第1実施形態の第2変形例のレンズ装置の斜視図である。
第1反射部51で反射するラインレーザー光L1,L2を該ラインレーザー光の進入方向と逆行方向に反射可能な方向に、第1反射部51の反射面が臨んでいる。すなわち、第1反射部51の反射面は、図8における垂直下方を臨んで固定されている。これにより、第1レンズ部21及び第2レンズ部22から放射されるラインレーザー光の形状L1,L2は、上述する図5で示す形状と同じであるが、図5における垂直下方におけるラインレーザー光L1,L2の照度を向上できる。
図9は第2実施形態のレンズ装置の斜視図である。
上述する第1実施形態のレンズ装置と同一の構成要素には同一の符号を付す。上述する第1実施形態と実質的に同様である構成については説明を省略する。
支持部は、レンズ部21,22を取付具3Aに固定するための留具3Bである。第2実施形態のレンズ装置における留具3Bはレンズ部21,22の内部を貫通している。
留具3Bは、レンズ部21,22と異なる屈折率を有する部材であればよい。留具3Bは、透過性を有しない、例えば、金属であってもよい。
当該構成により、レンズ部21,22の耐久性を向上できる。
レンズ部21,22の直径は1.2mmであり、空洞部の直径は0.5mmである。すなわち、レンズ部21,22の厚み部の厚みは全周にわたり0.35mmである。
留具3Bの直径は0.2mmである。
図10は第3実施形態のレンズ装置の斜視図である。
上述する第1実施形態のレンズ装置及びラインレーザー光照射装置と同一の構成要素には同一の符号を付す。上述する第1実施形態と実質的に同様である構成については説明を省略する。
レンズ装置1は、レーザー光源4で発光したレーザー光を反射させる第2反射部52を備える。
レーザー光源4で発光した、レーザー光源4から進行するレーザー光Lは、固定部3の取付具3Aの開口3A1を通過して、第2反射部52で直角に反射する。図11で示す第2反射部52はレーザー光Lを直角に反射させるように固定されている。すなわち、第2反射部52の反射面は45度傾いている。
第2反射部52で反射したレーザー光LRは、第3レンズ部23の中心軸を外して、第3レンズ部23に進入する。これにより、第3レンズ部23から水平に延びるラインレーザー光L4を照射できる。
第3レンズ部23から照射されたラインレーザー光L4のうち、第2反射部52に進入するレーザー光L4の少なくとも一部は第2反射部52を透過する。
第2反射部52を支持する接続部3Dは変形可能な部材であり、例えば、金属であってもよい。接続部3Dの形状を変形させることにより、第2反射部52の位置及び角度が調整可能である。
図12は、図11で示す状態から、第2反射部52の角度が変更された状態の図である。
第2反射部52の反射面が臨む角度が変更されることで、第2反射部52で反射したレーザー光LRが第3レンズ部23に進入する位置及び角度が変更される。
図12において一点鎖線で示す矢印Aの方向に第2反射部52が押し上げられて移動することにより、第2反射部52の反射面が臨む角度が変更される。
図13で示すように、空間R内でラインレーザー光照射装置10を垂直上向きの状態で利用すると、水平方向に延びるラインレーザー光L4を、空間Rを構成する側壁の全方向360度に照射可能である。そして、上述したとおり、レーザー光源4から進行するレーザー光Lの反射角が大きくなるように第2反射部52の角度が変更されることで、円形のレーザー光L5がラインレーザー光L4より上方に照射される。レーザー光Lの反射角がさらに大きくなるように第2反射部52の角度が変更されることで、円状のレーザー光L5より小さい円状のレーザー光L6が照射される。さらに、レーザー光Lの反射角が大きくなるように第2反射部52の角度が変更されることで、円状のレーザー光L6よりさらに小さい円状のレーザー光(図示せず)が照射される。
21 :第1レンズ部
22 :第2レンズ部
23 :第3レンズ部
3 :固定部
4 :レーザー光源
51 :第1反射部
52 :第2反射部
10 :ラインレーザー光照射装置
Claims (12)
- レーザー光を発光するレーザー光源に固定され、前記レーザー光を屈折させることでラインレーザー光を照射するレンズ装置であって、
レンズ部と、
前記レンズ部を前記レーザー光源に固定するための固定部と、を備え、
前記レンズ部は円管形状であり、
前記固定部は、前記レーザー光源で発光した前記レーザー光が、前記レンズ部の中心軸を外して、前記レンズ部に照射されることにより、ラインレーザー光が該レンズ部の全方向360度にわたって前記レンズ部から照射可能に、前記レンズ部を前記レーザー光源に固定可能である、
レンズ装置。 - 前記レンズ部は、
第1レンズ部と、
第2レンズ部と、を含み、
前記固定部は、
前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部の軸方向と、前記レーザー光源で発光した前記レーザー光の進行方向と、が直交する位置、
前記第1レンズ部の軸方向と、前記第2レンズ部の軸方向と、が直交する位置、
かつ、前記レーザー光源で発光した前記レーザー光が、前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部の中心軸を外して、前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部に照射される位置、
に前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部を前記レーザー光源に固定可能である、
請求項1に記載のレンズ装置。 - 前記第1レンズ部及び前記第2レンズ部から照射されるラインレーザー光を反射させる第1反射部をさらに備える、
請求項2に記載のレンズ装置。 - 前記第1反射部は、該第1反射部に進入する前記ラインレーザー光の少なくとも一部を透過可能である、
請求項3に記載のレンズ装置。 - 前記第1反射部は前記固定部に移動可能に設けられており、該第1反射部で反射する前記ラインレーザー光の反射角度を調整可能である、
請求項3又は請求項4に記載のレンズ装置。 - 前記レーザー光源で発光した前記レーザー光を反射させる第2反射部をさらに備え、
前記固定部は、前記第2反射部で反射した前記レーザー光が前記レンズ部の中心軸を外して、前記レンズ部に照射されるように、前記レンズ部及び前記第2反射部を前記レーザー光源に固定可能である、
請求項1に記載のレンズ装置。 - 前記固定部は、
前記レンズ部を、該レンズ部の軸方向と、前記レーザー光源から進行する前記レーザー光の進行方向とが同軸方向となるように、前記レーザー光源に固定可能である、
請求項6に記載のレンズ装置。 - 前記第2反射部は、該第2反射部に進入する前記ラインレーザー光の少なくとも一部を透過可能である、
請求項6又は請求項7に記載のレンズ装置。 - 前記第2反射部は前記固定部に移動可能に設けられており、該第2反射部で反射する前記レーザー光の反射角度を調整可能である、
請求項6乃至請求項8のいずれか1つに記載のレンズ装置。 - 円管形状である前記レンズ部の内部に空洞部を有する、
請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載のレンズ装置。 - 円管形状である前記レンズ部の内部に該レンズ部を支持する支持部を有し、
前記支持部の屈折率は前記レンズ部と異なる、
請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載のレンズ装置。 - 請求項1乃至請求項11のうちいずれか1つのレンズ装置と、
前記レンズ装置に前記レーザー光を供給する光源装置と、を備える、
ラインレーザー光照射装置。
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JP2020081307 | 2020-05-01 | ||
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JP2018169379A (ja) | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社オーディオテクニカ | 照射装置、墨出器、および照射装置の調整方法 |
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- 2021-04-30 JP JP2021550294A patent/JP7051172B2/ja active Active
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