JP4018406B2 - デジタル信号をアナログ形式で処理する方法と送信器 - Google Patents

デジタル信号をアナログ形式で処理する方法と送信器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信技術に関し、特に無線通信システムのデジタル送信機のアーキテクチャに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムのサービスエリアは、セルと称する複数のサービス領域に分割され、無線機器はそのセルにサービスする基地局(BS)と無線リンクを介して通信する。基地局は、地上線のネットワークに接続され、例えば移動交換器センタ(Mobile Switching Center,MSC)を介してサービスエリアに分散している複数の基地局に接続されている。無線通信産業においては、サービスプロバイダには、RF通信チャネルの送信と受信用に用いられる複数の連続しない、即ち分割された周波数帯域が与えられている。
【0003】
例えば米国においては、セルラ通信用の「A」バンド(帯域)プロバイダ用の基地局は、A(825−835MHz)、A′(845−846.5MHz)、A″(824−825MHz)のバンド内で周波数チャネルを受領し、A(870−880MHz)、A′(890−891.5MHz)、A″(869−870MHz)のバンド幅内の周波数チャネルで送信している。Bバンドのプロバイダ用の基地局は、B(835−845MHz)、B′(846.5−849MHz)の周波数帯域でチャネルを受信し、B(880−890MHz)、B′(891.5−894MHz)の周波数帯域内でチャネルを送信している。さらに、個人通信システム(Personal Communications Systems,PCS)用の基地局は、無線機器からPCSバンド(1850MHz−1910MHz)のブロック上で周波数チャネルを受領し、PCSバンド(1930−1990MHz)のブロック上で周波数チャネルを送信している。
【0004】
一般的な送信機アーキテクチャにおいては、ベースバンド情報信号は、信号処理ユニット(signal processing unit,SPU)に与えられるデジタル信号である。SPUは、ベースバンドデジタル信号を受領し、このデジタル信号に対し符号化とエラー検出処理とビットインターリービングと同位相(in-phase,I)と直交相(quadrature,Q)の変調のデジタル変調を実行する。その結果得られたデジタル(I/Q)変調された中間周波数(intermediate frequency,IF)信号は、デジタル−アナログコンバータ(digital to analog converter,DAC)に与えられる。DACは、デジタルIF信号をアナログIF信号に変換し、このアナログIF信号は、アナログミキサを用いてアナログ無線周波数(RF)信号に変換され、適宜の周波数帯域で送信される。不連続の周波数バンド内で信号を同時に処理し送信する共通送信機がシステムハードウェアのコストを低下させる。
【0005】
現在の所、送信システムは、アナログローパスフィルタを有し、デジタルからアナログ変換への処理の結果、DACにより生成される高周波のアナログIF信号の周期的イメージを取り除いている。デジタルIFスペクトラムが、変換レートでDACによりアナログ領域に変換されると、信号のバンド幅は、変換周波数の2分の1の数倍で周期的に回転する、即ちホールドする。かくして、信号バンド幅のレプリカイメージとミラーイメージがDACの変換レートに対応する周波数インターバルで周期的に繰り返される。
【0006】
例えば、図1は、DACのアナログフィルタ要件を示しており、それは基本アナログ出力周波数はf=10MHzで、これは10MHzのデジタル入力周波数に対応し、変換レートは1秒あたり30メガワード(Mwps)、即ち30メガサンプル(Msps)で、これはトップグラフ(top graph)用の30MHzの変換レートに等価であり、60Mwps即ち60Mspsの変換レートはボトムグラフ(bottom graph)用の60MHzの変換周波数に等価である。DACは、10MHzのデジタル信号を10MHzの基本アナログ信号イメージ12aに変換する。30MHzの変換レートでは、DACは基本アナログ信号12aの20MHzでミラーイメージ14aを出力する。
【0007】
信号バンド幅とこの信号バンド幅のミラーイメージは、変換レートに対応する周波数インターバルで周期的に繰り返されるために、アナログ信号のレプリカイメージ12bは40MHzで生成され、ミラーイメージ14bは50MHzで生成され、レプリカイメージ12cは70MHz、ミラーイメージ14cは80MHzで生成される。30MHzの変換レートのDACにおいては、現在の設計慣行ではアナログローパスフィルタ(LPF)を用いてDACの出力からイメージ12b−cと14a−cを取り除き、基本10MHzアナログ信号イメージを適宜のRF周波数に変換して送信する。
【0008】
60MHz(即ち、60Msps,60wps)の変換レートでは、DACは基本の10MHzアナログ信号イメージ16aと50MHzでミラーイメージ18aを出力する。信号バンド幅とこの信号バンド幅のミラーイメージは、変換レートに対応する周波数インターバルで周期的に繰り返されるために、アナログ信号のレプリカイメージ16bは、70MHzで生成され、ミラーイメージ18bは110MHzで生成される。上記したように、現在の設計慣行は、アナログローパスフィルタ(low pass filter,LPF)を用いてDACの出力からイメージ16b,18a,18bとを除去し、基本10MHzアナログ信号イメージを適宜のRF周波数に上方変換して送信している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
技術が進歩するにつれてDACの変換レートが増加している。しかし、現在の送信機アーキテクチャは、DACにより得られる基本的なコスト削減およびフレキシビリティを利用していない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デジタルからアナログへの変換器(DAC)を用いて、デジタル信号をアナログ形式に変換し、DACにより生成されたアナログ信号イメージを用いて送信周波数でアナログ信号を与え、あるいは/それと同時に投影(projected)されたアナログ信号イメージを用いて送信用のアナログ信号を生成する。DACの出力点にあるローパスフィルタでもってアナログ信号イメージを除去する代わりに、あるいはアナログ信号イメージおよび周波数変換用のアナログミキサを用いる代わりに、デジタル送信機はDACからのアナログ信号イメージを用いて所望の周波数でもってアナログ信号を生成する。
【0011】
DAC用の変換レートあるいはデジタル信号周波数を設定あるいは調整することにより、DACから生成されたアナログ信号イメージを所望の周波数バンドに配置することができる。例えばデジタル送信機は、DAC用の変換レートの2分の1として定義された変換バンド幅のオーバラップしない部分内にデジタル信号を配置することができる。デジタル信号がアナログ形式に変換されると、DACは、変換レートの2分の1の整数倍で周期的に繰り返されるアナログ信号イメージを生成し、かくしてアナログ信号イメージは、増幅用および送信用に適した適宜の周波数バンドで生成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
次にデジタルからアナログへの変換器(DAC)を有するデジタル送信機システムが、デジタル信号をアナログ形態に変換して、その結果得られたアナログ信号イメージを用いて送信用のアナログ信号を生成する状態を示す。図2aは、少なくとも1個のデジタル信号を受領するDAC22を有するデジタル送信機20を示す。DAC22は、変換レートfでデジタル信号スペクトラムを変換する。DACの変換レートfは、0Hzから変換レートの2分の1までの変換バンド幅がデジタル信号のバンド幅を包含するよう選択される。変換レートが上がるにつれて、変換バンド幅が広がる。デジタル信号バンド幅が変換レートの2分の1以上の場合には、投影イメージの間に好ましくないオーバラップが発生する。
【0013】
図2bに示すように、DACはデジタル信号(F1−FN)を変換レートの2分の1に等しい変換バンド幅内の周波数F1からFNまでのデジタル信号を包含する変換レートfを用いて変換する。デジタルスペクトラムを変換レートfでアナログ形式に変換するに際し、変換バンド幅、即ち基本アナログイメージ24は変換周波数fの2分の1の整数倍でもって周期的に回転し、即ちフォールド(fold)して、アナログ信号(F1−FN)を含む基本アナログイメージ24のミラー化された第1投影アナログイメージ26aとレプリカの第2投影アナログイメージ26bとミラー化された第3投影アナログイメージ26cを生成する。
【0014】
アナログイメージは、変換レートでもってデジタルスペクトラムをアナログ形式に変換することにより、0Hzから変換レートの2分の1までに生成された基本アナログイメージとも、この基本アナログイメージの投影されたレプリカとも、即ちミラー化されたアナログイメージとも称する。アナログ信号イメージは、基本アナログ信号イメージおよびデジタル信号スペクトラム内の特定のデジタル信号をアナログ形式に変換することにより得られた基本アナログ信号イメージの対応する投影されたアナログ信号イメージと称する。
【0015】
変換レートまたはデジタル信号周波数またはその両方を設定することにより、変換されたデジタル信号は、デジタル信号がアナログ形式に変換されアナログ信号イメージが所望の周波数にあるような周波数に位置する。基本アナログ信号イメージが、所望の伝送周波数にあるときには、基本アナログ信号イメージは直接増幅され、アナログ領域で周波数変換を行うことなく所望の伝送周波数で送信することができる。しかし、基本アナログ信号イメージが所望の伝送周波数にないときには、デジタル送信機は、基本アナログ信号イメージから投影された後続のアナログ信号イメージを用いて伝送用に所望のアナログ信号を生成する。
【0016】
かくして、アナログ信号イメージを基本アナログ信号イメージからフィルタ処理する代わりに、所望の伝送周波数に入る投影されたアナログ信号イメージを直接増幅し送信することができる。この投影されたアナログ信号イメージもまた所望の中間周波数(intermediate frequency,IF)上に入り、この周波数は増幅用および伝送用の中間周波数あるいは最終的に伝送周波数に周波数変換することができる。所望の中間周波数の投影されたアナログ信号イメージを用いることにより周波数変換段の数を減らすことができる。
【0017】
投影されたアナログ信号イメージは、基本アナログ信号イメージのレプリカあるいはミラーイメージと称する。かくして、デジタル送信機はアナログイメージをフィルタ除去する必要がなく、またアナログ信号を適宜の伝送バンドに配置するためにアナログ領域内の周波数変換にのみ依存することもない。
【0018】
デジタル送信機は、変換レートにより確立された変換バンド幅の柔軟性および効率的な利用を提供することができる。例えば、アナログ形式に変換されるデジタル信号が不連続の周波数バンドで送信される場合には、変換バンド幅は、十分に高い変換が利用可能な場合には、不連続のバンドを包含する。そうでない場合あるいは望ましい場合には、デジタル送信機は変換バンド幅内のデジタル信号を、送信周波数における対応するアナログ信号間の相対的位置とは独立した位置に配置することができる。
【0019】
例えばデジタル信号は、伝送周波数の対応するアナログ信号よりも変換バンド幅内で互いに近く配置することができる。デジタル送信機がデジタル信号をアナログ形式に変換した後、異なるゾーン(または変換レートの2分の1の異なる整数倍)のアナログ信号イメージを用いて不連続の伝送バンド内にアナログ信号を生成することができる。
【0020】
別法として、デジタル送信機は複数の無線通信周波数(PCSまたはセルラ)または複数の無線通信プロトコール(CDMA,GSM,北米TDMAその他)を用いて通信することができる。かくして、デジタル送信機(基地局または無線機器)により使用される無縁通信周波数または無線通信プロトコールによって、アナログ信号イメージが所望の伝送周波数上にあるように使用される変換レートが設定されデジタル信号の位置が調整される。
【0021】
さらにまた、無線機器が無線通信システムにアクセスを試みようとしているときに、無線機器はそのシステムで使用される無線通信周波数またはプロトコールの種類の情報には依存せず、あるいはシステムは複数の不連続周波数バンドまたはプロトコールを用いることをができる。
【0022】
無線通信システムにアクセスし通信するために無線機器は、デジタル信号周波数または変換レートを設定して、異なる周波数バンドあるいはプロトコールを用いて同時にアナログ信号を送信する。無線機器は、アナログ信号の送信用には一時に1個の周波数バンド/プロトコールの組合せを用い、例えば少なくとも1個の異なる周波数バンドに対応する各アナログ信号伝送用に変換レートまたはデジタル信号周波数を変えることにより送信する。
【0023】
所望のタイプのアナログ信号伝送用のデジタル信号周波数または変換レートは、単一の周波数バンド/プロトコール構築用に予め設定され、複数の周波数/プロトコール構築用には、予め設定され記憶されあるいは実施例によっては、無線機器または無線通信システムから受領したまたは無線機器または基地局内で決定されあるいは計算される。
【0024】
図2aの実施例においては、信号分配ネットワーク、即ちカップリングネットワーク30、例えばパワーディバイダーあるいはNプレクサは、DAC22からアナログ信号スペクトラム全体を受領し、このアナログ信号あるいはその一部を組み合わせたり分離したりそしてアナログ信号を送信または増幅またはチャネルブランチ、即ちパス31a−xに与える。例えば、パス31a−xは対応するRF周波数バンドでアナログ信号を搬送し、異なるアンテナまたはアンテナの組み上に送信すべきアナログ信号を搬送し、異なるあるいは連続する周波数バンドのアナログ信号のコピーを有する。
【0025】
実施例によっては、カップリングネットワーク30はDAC22から各フィルタ32a−xへの直接接続を含み、各フィルタ32a−xは対応するアンテナ36a−xに接続される。送信機20が、1本の伝送ブランチ31のみを有する場合にはカップリングネットワーク30はDAC22からフィルタ32、増幅器34を介してアンテナ36への接続を有する。パス31a−x、フィルタ32a−x、増幅器34a−xの数は、複数で互いに等しい場合もあれば異なる場合もある。
【0026】
いずれの場合においてもカップリングネットワーク30は、信号f1からfNをパス31a−xに与えて増幅と送信を行う。図2aの実施例においては、カップリングネットワーク30のバンドパスフィルタ32a−32xにより所望の周波数f1からfNのアナログ信号は、対応するパス31a−x上を通過するが、他の信号周波数は減衰する。所望のアナログ信号f1からfNは、増幅器34a−xにより増幅されアンテナ36a−xにより送信される。
【0027】
図2bに示すように、アナログ信号用の所望の周波数f1−fNは、アナログ信号スペクトラムの異なる場所にある。例えば、増幅と送信用のアナログ信号f1は、変換バンド幅内のアナログ信号バンド幅(F1−FN)の一部の上、あるいは0Hzから1/2fの間の基本アナログイメージの一部の中にある。アナログ信号fNは、変換周波数fのn−1倍のレプリカイメージ26bの一部の中にある。アナログ信号が所望の周波数(f1−fN)で分離された後、増幅器34a−xが所望の周波数でアナログ信号を増幅し、アンテナ36a−xを介して送信される。
【0028】
図2aの実施例においては、送信機20は信号処理装置(SPU)42a−iを有し、このSPU42a−iがm個のデジタル信号、即ちストリームDからD、例えばベースバンドデジタル情報信号を受領する。SPUが単一のデジタル信号と複数のデジタル信号、この複数のデジタル信号を含む合成デジタル信号のいずれかあるいはそれらのいくつかを受領する。この実施例においては、SPU42a−iは、少なくとも1個のデジタル信号を受領する。SPU42a−iが複数のデジタル信号を含むデジタル信号(例えば8−10kbpsの10個の音声の呼び用のデジタルベースバンド情報信号)を受領すると、これらのデジタル信号が全て一緒にされる。
【0029】
各SPU42a−iは、デジタル信号を符号化しこのデジタル信号に対しエラー修正情報を付加し、ビットインターリーブを実行し、デジタル信号上で同位相(I)と直交相(Q)の変調を実行し、デジタル周波数変換を実行し、アップ(またはダウン)でデジタル中間周波数(IF)信号を生成する。変換バンド幅内のデジタル信号の一部が調整を必要とする場合には、デジタル周波数コンバータは、例えば数値制御発振器(numerically controlled oscillator,NCO)と、周波数スペクトラムを配置するデジタルミキサとを用いてベースバンドのデジタル信号またはデジタルIF信号を同調して、デジタル信号をDAC用の変換バンド幅内に適切に配置し、その結果得られたアナログ信号がDAC22の出力点で所望の周波数帯域に入るようにする。
【0030】
図2aの実施例においては、SPU42a−iは少なくとも1個のデジタル信号の処理から得られたデジタルI/Q変調信号(デジタル中間周波数(IF))を対応するバス44a−i上に生成する。バス44a−iはコンバイナ(結合器)46に与えられ、このコンバイナ(結合器)46は、例えばバス加算器として機能するフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)である。コンバイナ(結合器)46は異なるバス44a−iからのデジタル信号のデータエッジとクロックとを整合させ、バス44a−i上のデジタル信号をバス48上に加算する。
【0031】
一実施例においては、各バス44a−iはデジタルデータの68(Mwps)を取り扱う18ビットバスである。ここで、ワードとはバスの幅で、バス48は、68Mwpsを処理できる14ビットバスである。5個のSPU42a−iがある場合には、各SPU42a−iは最大10個のボイスコールを処理でき、バス48は最大50個のボイスコール用のデジタル信号を搬送することができる。このバス48は、混成(合成)デジタル信号をDAC22に与え、DAC22は68MHzの変換レートで動作する14ビットDACである。この実施例においては、DACは14ビットデバイスであり、加算されるべき各バス44a−iは、18ビット(プラス符号ビット)であるために、FPGAである結合器46は来入するバス44a−iの得られた和上の切り捨てを実行する。この切り捨ては、ゲイン調整とも通常称する。
【0032】
前述したように、DAC22用の変換レートは、デジタル情報信号の全バンド幅が変換レート、即ち変換周波数の少なくとも2分の1である変換バンド幅により包含されるよう選択される。さらに、別のデジタル信号は、変換バンド幅のオーバラップしない部分を専有し、延ばして(fold out)各対応するデジタル信号用に所望の周波数バンドでアナログ信号イメージを生成する。この所望の周波数バンドのアナログ信号イメージを用いて、アナログ信号を生成してRFで送信する。
【0033】
図3は、混成(合成)デジタル信号の0Hzから50MHzの周波数スペクトラム解析を示す。このグラフは、合成デジタル信号上にフーリエ変換を実行することにより得られた。合成デジタル信号は、デジタル信号とも称するが、中心周波数が10MHzで2MHzのバンド幅で振幅が−10dBmの(CDMA)デジタル信号50と、中心周波数が20MHzでバンド幅が7MHzで振幅が−4dBmの(FM)デジタル信号52とを有する。合成デジタル信号がDACに与えられ、アナログ形式に変換される。
【0034】
図4は、図3の合成デジタル信号から得られたDACの出力の0から50MHzの周波数スペクトラムの解析結果で、DACが50MHzの変換レート、即ち周波数で動作する。0Hzから1/2f(これは変換バンド幅でゾーン0と称称する)では基本アナログ信号イメージ60と62がデジタル信号50,52のデジタルからアナログへの変換結果として表れる(図3)。
【0035】
かくして、基本アナログ信号イメージ60は図3のCDMAデジタル信号50に対応し、基本アナログ信号イメージ62は図3のFMデジタル信号52に対応する。同図に示すように、アナログ信号イメージ60は中心周波数が10MHzの場所にあり、バンド幅は2MHzで振幅は−26dBmである。アナログ信号イメージ62は中心周波数が20MHzの場所にあり、バンド幅は7MHzで振幅は−22dBmである。
【0036】
上記したように、変換バンド幅内のスペクトラムは、変換レートの1/2のインターバルで広がり(folds up)、基本イメージの投影されたレプリカイメージとミラーアナログイメージとを生成する。図4においては、変換バンド幅あるいはゾーン0は、25MHz(変換レートの2分の1)でホールドし、25MHzから50MHz(ゾーン1と称する)までの基本アナログイメージ24のミラー化アナログイメージ26aを生成する。ゾーン1においては、アナログ信号イメージ64aは、FMアナログ信号イメージ62のミラーイメージである。
【0037】
アナログ信号イメージ64aは中心周波数が30MHzで、バンド幅が−7MHzで、振幅は−25dBmである。アナログ信号イメージ66aは、CDMAアナログ信号イメージ60のミラーイメージである。アナログ信号イメージ66aは、中心周波数が40MHzで、バンド幅が2MHzで、振幅が−38dBmである。図の間の振幅の差は、図の間のスペクトラムアナライザに変化(例えば、解像度のバンド幅、ビデオバンド幅(video bandwidth,VBW)を付けたことにより得られたもの、スイープレート、スパンとスタート/ストップ)である。この変動を設定することは、スペクトラムアナライザの解像度と精度に影響を及ぼす。
【0038】
図5は、スペクトラムアナライザの感度を高い状態に設定した0から100MHzの周波数スペクトラムのグラフである。上記したように、基本アナログ信号イメージを含む変換バンド幅24即ちゾーン0(基本アナログイメージ)のレプリカとミラーの投影アナログイメージが変換周波数の周波数インターバルで繰り返して表れる。図5においては、ゾーン1は、基本アナログイメージあるいはゾーン0のミラー化された第1投影アナログイメージ26aであり、ゾーン2は基本アナログイメージあるいはゾーン0のレプリカの第2の投影アナログイメージ26bであり、ゾーン3は基本アナログイメージあるいはゾーン0のミラー化された第3投影アナログイメージ26cである。
【0039】
かくして、ゾーン2のアナログ信号イメージ66bはCDMAアナログ信号イメージ60のレプリカであり、ゾーン2のアナログ信号イメージ64bは、FMアナログ信号イメージ62のレプリカである。CDMAアナログ信号イメージ66bは、中心周波数が60MHzでバンド幅が同じで振幅が15dB以下である。FMアナログ信号イメージ64bは中心周波数が70MHzで、バンド幅は同じで、振幅は12dB以下である。
【0040】
ゾーン3においては、ゾーン3のアナログ信号イメージ66cはCDMAアナログ信号イメージ60のミラーイメージであり、ゾーン3のアナログ信号イメージ64cはFMアナログ信号イメージ62のミラーイメージである。FMアナログ信号イメージ64cは中心周波数が80MHzでバンド幅が同一で、振幅はゾーン2のFMアナログ信号イメージ64bより約1dB小さい。CDMAアナログ信号イメージ66cは中心周波数が90MHzでバンド幅が同一で振幅がゾーン2のCDMAアナログ信号イメージ66bよりも4dB小さい。
【0041】
図6は、投影アナログイメージ26r−uを含む450MHzから550MHzの周波数スペクトラムを表すグラフである。図6において、投影アナログイメージ26rは基本アナログイメージあるいはゾーン0の18番目の投影イメージ、即ちゾーン18である。アナログイメージ26r、即ちゾーン18は基本アナログイメージ、即ちゾーン0のレプリカである。CDMAアナログ信号イメージ66rはCDMAアナログ信号イメージ60(図5)のレプリカであり、FMアナログ信号イメージ64rはFMアナログ信号イメージ62のレプリカ(図5)である。CDMAアナログ信号イメージ66rは中心周波数が460MHzで、振幅はCDMAアナログ信号イメージ60の振幅より約39dB小さい。FMアナログ信号イメージ64rは中心周波数が470MHzで、振幅はFMアナログ信号イメージ62(図5)の振幅より約29dB小さい。
【0042】
投影アナログイメージ26sは基本アナログイメージ、即ちゾーン0の19番目の投影されたアナログイメージ、即ちゾーン19である。アナログイメージ26s、即ちゾーン19は基本アナログイメージ、即ちゾーン0のミラーイメージである。CDMAアナログ信号イメージ66sはCDMAアナログ信号イメージ60のミラーイメージであり、FMアナログ信号イメージ64sはFMアナログ信号イメージ62のミラーイメージである。
【0043】
CDMAアナログ信号イメージ66sは中心周波数が490MHzで、振幅はCDMAアナログ信号イメージ66rの振幅より若干小さい。FMアナログ信号イメージ64sは中心周波数が480MHzで、振幅はFMアナログ信号イメージ64rの振幅より約1dB小さい。
【0044】
投影アナログイメージ26tは基本アナログイメージ、即ちゾーン0の20番目のイメージ、即ちゾーン20である。投影アナログイメージ26t、即ちゾーン20は、基本アナログイメージ、即ちゾーン0のレプリカである。CDMAアナログ信号イメージ66tは、CDMAアナログ信号イメージ60のレプリカであり、FMアナログ信号イメージ64tは、FMアナログ信号62のレプリカである。
【0045】
CDMAアナログ信号イメージ66tは、中心周波数が510MHzで、振幅は、CDMAアナログ信号イメージ66sのそれと同じである。FMアナログ信号イメージ64tは中心周波数が520MHzで、振幅はFMアナログ信号イメージ64sのそれよりも3dB小さい。
【0046】
最後に、投影アナログイメージ26uは基本アナログイメージ、即ちゾーン0の21番目の投影アナログイメージ、即ちゾーン21である。投影アナログイメージ26u、即ちゾーン21は、基本アナログイメージ、即ちゾーン0のミラーイメージである。CDMAアナログ信号イメージ66uは、CDMAアナログ信号イメージ60のミラーイメージであり、FMアナログ信号イメージ64uは、FMアナログ信号イメージ62のミラーイメージである。
【0047】
CDMAアナログ信信号対ノイズ比(SNR)を維持しながらノイズフロアーをできるだけ低く維持することができる。
【0048】
さらにまた、デジタル領域またはアナログ領域で振幅等価フィルタリングを実行することにより、アナログ信号イメージ上にDACにより導入された振幅の減少または振幅歪みを補償することができる。例えば、フィルタリングは、アナログ信号イメージに対する所望の周波数でアナログ信号イメージ上にDACにより導入されたsinx/xあるいは他の影響を補償するためにsinx/x関数あるいは他の関数の逆関数を実行する。
【0049】
図7は、1MHzから700MHzの周波数スペクトラムの700MHzに亘るDAC出力のグラフである。上記したように、変換レートあるいは周波数の各インターバル70a−nはゾーン0の基本アナログイメージのレプリカアナログイメージ(インターバル70aの基本アナログイメージそのもの)とミラーアナログイメージとを含む。
【0050】
アナログイメージは、このような広い周波数スパンに亘ってスペクトルアナライザーの解像度に限界があるため、上記したようには表れない。図7は、アナログ信号イメージの振幅が、周波数が増加するにつれていかに減少するかを示している。この実施例においては、アナログ信号イメージは、周波数インターバル70aから周波数インターバル70nにかけて約30dB減少し、これはアナログイメージの振幅がsinx/xあるいはsinc関数の悪化による。
【0051】
かくして、本発明によるデジタル送信機は周波数変換段を減少あるいは除去し、所望の周波数のアナログ信号イメージを用いることによりDACの出力点のローパスフィルタを取り除くとができ、これによりベースバンドのアナログ信号と中間周波数(IF)と無線周波数(RF)を生成する。さらにまた、DACに用いられる変換レートによっては、異なるデジタル信号が変換バンド幅のオーバーラップしない部分に配置することができ、かつ異なるアナログ信号イメージあるいはその一部を異なるアナログベースバンドに配置することができ(IF)周波数信号または(RF)周波数信号あるいはその両方にアナログ信号送信用に用いることができる。
【0052】
例えば上記の例においては、第1ゾーン(ゾーン1)からのFMアナログ信号イメージを用いてRFでFMアナログ信号を送信する。第2ゾーンからのCDMAアナログ信号イメージを用いてRFを介して無線でCDMAアナログ信号イメージを送信することができる。このためデジタル送信機20(図2)は、単一のDACで利用可能な変換バンド幅を用いて異なるRF周波数バンドでRFアナログ信号を生成することができる。
【0053】
実施例によっては、および本発明のデジタル送信機の柔軟性に起因して送信機は、様々な方法でDAC22の潜在的な変換バンド幅を用いることができる(図2a)。例えば、Bバンドのサービスプロバイダに対しては、セルラ基地局の送信BとB′のバンド幅(880−890と891.5−894MHz)を介して送信される通信用のデジタル信号はDAC22の変換バンド幅の全部で14MHzの部分に配置することができ(RFにおけるBとB′バンドの間の関係がデジタル領域におけるBとB′のバンドでも維持される場合)、その結果得られたゾーン0のセルラアナログ信号バンド幅は880−894MHzのセルラ基地局の送信バンド幅に広げられる(folds out)。
【0054】
PCS基地局送信バンド(1945−1950MHz)のDブロックを介して通信されるデジタル信号は、変換バンド幅の5MHz部分内に配置することができ、これはセルラバンドとオーバラップすることがなく、その結果得られたゾーン0のPCSアナログ信号バンド幅は、(1945−1950MHz)のPCS基地局送信バンドのDブロックまで広げられる。さらにまたこの実施例においては、FM無線周波数バンド(88から108MHz)で送信されるべきデジタル信号情報は、DAC22の変換バンド幅の20MHzの部分内に配置することができ、その結果得られたFM無線アナログ信号バンド幅は88−108MHzのFM無線バンドまで広げられる。
【0055】
この実施例においては、変換バンド幅の異なる部分のRFアナログ信号の全バンド幅は、セルラバンド(14MHz)と、PCSDブロック(5MHz)と、FM無線バンド(20MHz)が追加された後では39MHzである。かくして、DAC22の変換レートを用いて、変換バンド幅はRFアナログ信号の39MHzバンド幅を処理するのに十分なものとなる。例えば、39MHzのバンド幅の最小値においては、変換レートは少なくとも78MHzでなければならない。
【0056】
DAC22の変換レートは、異なる周波数バンドが所望の周波数バンド内に再形成されるように選択される。かくして適宜の変換レートの選択は、変換バンド幅からアナログイメージの所望の周波数バンドへ異なる周波数バンドを相対的に配置することにより行われる。実際には、変換レートは異なる周波数バンドの信号間にガードバンドを提供するよう選択される。
【0057】
この実施例においては、図8は300MHzの対応する変換バンド幅でDACが600MHzの変換レートを有する結果得られたDACの出力を示す。変換バンド幅内でFMデジタル信号バンド幅は88から108MHzに配置され、PCSのDブロックのデジタルバンド幅は145−150MHzに配置され、セルラBバンドデジタルバンド幅は208−294MHzに配置される。DACは、デジタルスペクトラムをアナログ形式に変換し、その結果基本イメージ80は変換バンド幅内に入り、基本アナログ信号イメージ82は88−108MHzで、基本アナログ信号イメージ84は145−150MHz(PCSDブロック)で、基本アナログ信号イメージ86は280−294MHzである。
【0058】
変換バンド幅は変換レートの1/2のインターバルで自分自身の周囲で広がる(folds about itself)。次に基本FMアナログ信号イメージ82は適宜の伝送周波数にある。かくしてデジタル送信機は、88−108MHzでエアー(無線)を介して伝送するために、基本FMアナログ信号イメージ82を用いることができる。奇数番号のゾーンである88a,c,e,g内では、ゾーン0のミラーイメージ80が形成され、一方偶数番号のゾーンである88b,d,fではゾーン0のレプリカイメージが形成される。かくして、ゾーン88a−gではDACの出力はFMアナログ信号イメージ90a−gを含み、これはこの実施例では用いられない。
【0059】
信号バンド幅のミラーリングと脱ミラーリングは、例えばデジタル領域に変換する間、あるいはその前に同位相(I)成分と、直交相(Q)成分を交換することにより容易に実行され、その結果伝送用のミラー化されたアナログ信号イメージが所望のスペクトラム関係を有する。ミラー化されたアナログ信号イメージの所望のスペクトラム関係は、デジタル信号を処理することにより行われ、その結果得られた伝送用のミラー化(ミラー)アナログ信号イメージは所望のスペクトラム位置(例えば、脱ミラー化)を有する。別法として、受信機はミラー化アナログ信号イメージを受領し、所望のアナログ信号イメージを形成するためにスペクトラムの脱ミラー化(de-mirroring)あるいはフォールディング(拡張:folding)を実行する。
【0060】
基本FMアナログ信号イメージ82は88−108MHzの伝送周波数にあるために、デジタル送信機は増幅用と送信用に88−108MHzの基本FMアナログ信号イメージを用いることができる。セルラBバンドアナログ信号イメージ94bはセルラBバンド用の伝送周波数880−894MHzに入り、その結果セルラBバンドアナログ信号イメージ94bが増幅され、セルラBバンドに送信される。PCSDブロックアナログ信号イメージ92fはPCSDブロック用の伝送周波数1945−1950MHzにあり、PCSDブロック、アナログ信号イメージ92fは増幅されPCSDブロックに送信される。
【0061】
図2aの実施例と図8の実施例を参照すると、DAC22の出力をカップリングネットワーク30が受領する。カップリングネットワーク30内でバンドパスフィルタ32aは88−108MHzのFMブロードキャストバンドに対応する。かくして、フィルタ32aにより88MHz−108MHzの間の周波数はパス31a上を通過し、その間に他の周波数は減衰する。パス31a上の基本FMアナログ信号イメージ82は、増幅器34aにより増幅され、アンテナ36aから送信される。
【0062】
バンドパスフィルタ32bは、セルラBバンド周波数あるいはその一部に対応し、880−894MHzの間の周波数はパス31b上を通過し、その間に他の周波数は減衰する。パス31b上のセルラBバンドアナログ信号イメージ94bは増幅器34bにより増幅され、アンテナ36bから送信される。最後に、バンドパスフィルタ32xはPCSDブロックの周波数あるいはその一部に対応し、1945−1950MHzの間の周波数はパス31y上を通過し、その間に他の周波数は減衰する。パス31y上のPCSDブロックアナログ信号イメージ92fは増幅器34yにより増幅され、アンテナ36zから送信される。
【0063】
かくして、この実施例においては、本発明による送信機はパス31a−xのいずれかの上に周波数変換段(ミキサ/LOの組合せ)を必要としない。ミキサ/LOを具備しない送信機は、コストを低減するだけでなくいくつかの利点がある。例えば、周波数変換段に固定したローカルオシレータ(local oscillater,LO)がない場合には、電子パワーの消費を減らすことができかつコストとサイズも減らすことができる。
【0064】
IFにおけるフィルタ要件を減らすあるいは削除することができ、同時にLO放射の除去のフィルタ要件も減らすことができる。ミキサが必要とされないために、ミキサからの偽信号およびミキサにより生成された変調間の歪みも除去することができ、これにより偽信号のないダイナミックレンジを改善することができ、要件を緩和することができる。さらにまた、ミキサにより導入される損失も除くことができ、これにより必要とされるチャネルゲインを減らし、ゲインの線形性を改善できる。
【0065】
DAC22に対する変換レートを適宜選択/設定することにより本発明の送信機は、DAC22により提供される変換バンド幅の利用率を向上させ大きな周波数差により分離された様々な異なる周波数バンドでRFアナログ信号を送信することができる。上記の例においては、FM無線スペクトラム全体と、セルラスペクトラムのBバンドと、PCSスペクトラムのDバンドを300MHzの変換バンド幅内のデジタル領域に配置することができ、それを600MHzの変換レートを有する単一のDACを用いてアナログ形式に変換することができる。
【0066】
変換バンド幅内のデジタル信号をアナログ信号に変換するに際し、DACは変換バンド幅内の変換されたデジタル信号の基本アナログイメージと、この基本アナログイメージのレプリカとミラーイメージとを生成し、これを用いて適宜の伝送周波数でアナログ信号を生成する。他の実施例においては、別の変換レートを用いて変換バンド幅を増加したり、減少したりすることができ、これにより余分のバンド幅あるいは異なる周波数バンドの信号間にガードバンドを提供することができる。
【0067】
したがって、本発明の送信機は、異なる多重アクセス技術あるいは同一の多重アクセス技術あるいはそれを使わずに、同一あるいは異なる変調技術または単一のDACコンバータ内で異なるあるいは連続する周波数バンドをRFバンドまたは送信用周波数バンドへの周波数変換を行うことなく、システムからの信号を送信することができる。アナログ信号は、ワイドバンドまたはブロードバンドまたはナローバンドとして特徴づけることができる。別の実施例は、アナログ信号イメージの周波数変換を有する。
【0068】
かくして、アナログ信号イメージは周波数変換を必要とするような中間周波数にあることがある。例えば、アナログ信号ミラーあるいはレプリカイメージは、無線周波数あるいは送信用周波数に周波数変換され、周波数変換段を減らしたり削減したりあるいは無線周波数または送信周波数でのアナログ信号イメージの位置を微調整することができる。
【0069】
上記の実施例に加えて、本発明の別の周波数アーキテクチャも可能であり、上記した周波数アーキテクチャの構成要素を追加したり省いたりあるいはそれらを修正することも可能である。例えば、AMブロードキャスト無線周波数バンド(550−1600kHz)を合成デジタル信号に付加することができ、DAC22がAM無線周波数バンド内でデジタル信号を変換することもできる。AM無線周波数バンドは、変換バンド幅のkHzの範囲に配置することが可能である。
【0070】
かくして本発明の送信機は、変換プロセスからのアナログ信号イメージを用いて様々なソース(例えば、セルラPCSネットワーク、AM/FM放送無線局、衛星システム、様々な物理的媒体に基づいた他のシステム)からの信号を同時に送信することができる。送信機のアーキテクチャおよびそれぞれの動作パラメータおよび特性を形成する様々な構成要素は、適切な動作を提供するために適宜マッチングされる。
【0071】
例えば、送信システムの一実施例を用いて異なるプロトコールとRF周波数を用いたシステム(例えば、北米TDMAシステム、GSM(Global System For Mobile Communication)システム、CDMAシステム、FDMAシステム、FM無線/AM無線システム)に従って信号を送信することができる。
【0072】
さらにまた本発明の送信機の一実施例は、不連続の周波数バンド内でアナログ信号を送信するために複数の個別のアナログ信号イメージを用いる例を用いて記載した。本発明によるデジタル送信機は、変換レートまたはデジタル信号周波数、例えばそれらは加入時にダイナミックかつ周期的に設定可能であり、製造時あるいは現場で制御可能であり、特定の周波数バンド内のアナログ信号の伝送用にアナログ信号を生成し、あるいはセルラBバンドにおいて例えばCDMAの特定の多重アクセス技術を用いて実行可能である。
【0073】
かくして、同一のハードウェアを異なる周波数のアナログ信号を送信するためあるいは異なる多重アクセス技術あるいはプロトコールを用いて送信するためのデジタル送信機用に用いることができる。
【0074】
好ましいプロトコールあるいは多重アクセス技術は、登録されたあるいはダウンロードして取得したソフトウェアまたは送信機を再構成することにより、例えばプログラマブル論理デバイスとを用いて提供することができる。
【0075】
上記の実施例において、伝送用の周波数バンドは基地局の送信用周波数に関連づけられる。しかし、本発明の送信機のアーキテクチャは無線ユニット、例えば移動機は異なる周波数バンドで情報を送信する。例えば、同一あるいは異なる多重アクセスシステムを用いてPCS周波数またはセルラ周波数上で送信できこれにより複数の無線通信システムへのアクセスを与える。
【0076】
1個あるいは複数の無線通信システムへのアクセスが得られた後、デジタル送信機は、対応する周波数バンドで1つあるいは複数の無線通信システムで送信を継続することができる。かくして、無線機器のカバレッジ領域あるいは機能によって無線機器あるいは無線基地局は、製造時あるいは動作時あるいは設定値にダイナミックにあるいは周期的にデジタル信号の変換レートまたは周波数を調整して所望のバンドで伝送できるようアナログ信号イメージを配置できる。
【0077】
これにより、送信機アーキテクチャのフレキシビリティが増し、動作周波数を変化させたり別の動作周波数を与えることができる。その理由は、製造時あるいは設定後、通常固定される送信パス上でアナログ周波数の変換を必要としないからである。
【0078】
さらにまた、送信システムは個別の構成要素の特定の組合せでもって記載したが、送信システムおよびその一部は特定アプリケーション用の集積回路、ソフトウェア駆動の処理回路、ファームウェア、プログラマブル論理回路、ハードウェアあるいは他の個々の構成要素の別の組合せを用いて実現することもできる。
【0079】
本発明は特定の回路でもって示したが、本発明のアーキテクチャは実施例に開示した回路と類似の機能を実行する異なる構成要素を用いることも可能である。上記の説明は本発明の単なる一実施例であり、様々な変形修正が可能である。しかし、これらの変形修正も本発明の範囲に入るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】DACの出力からのアナログ信号イメージをいかにフィルタ除去するかの従来の一般的なグラフを表す図
【図2】A 本発明による送信機の一実施例のブロック図
B Aの送信機用のDACの出力のグラフ
【図3】本発明により送信されアナログ形式に変換されたデジタル信号の周波数領域のグラフ
【図4】図3のデジタル信号を50MHzの変換周波数を用いてアナログ形式に変換した結果により得られたDACの出力点における0から50MHzのスパンのアナログ信号イメージを表す図
【図5】図3のデジタル信号を50MHzの変換周波数を用いてアナログ形式に変換した結果により得られたDACの出力点における0から100MHzのスパンのアナログ信号イメージを表す図
【図6】図3のデジタル信号を50MHzの変換周波数を用いてアナログ形式に変換した結果により得られたDACの出力点における450から550MHzのスパンのアナログ信号イメージを表す図
【図7】図3のデジタル信号を50MHzの変換周波数を用いてアナログ形式に変換した結果により得られたDACの出力点における0から700MHzのスパンのアナログ信号イメージを表す図
【図8】PCSデジタル信号、セルラデジタル信号、FMデジタル信号を600MHzの変換周波数を用いてアナログ形式に変換した結果により得られたDACの出力点における0から2400MHzのスパンのアナログ信号イメージを表す図
【符号の説明】
12a 基本アナログ信号イメージ
12b,12c レプリカイメージ
14a,14b ミラーイメージ
20 デジタル送信機
22 DA変換器(DAC)
24 基本アナログイメージ
26 投影アナログイメージ
26a ミラー化された第1投影アナログイメージ
26b レプリカの第2投影アナログイメージ
26c ミラー化された第3投影アナログイメージ
30 カップリングネットワーク
31 パス
32 バンドパスフィルタ
34 増幅器
36 アンテナ
42 信号処理装置(SPU)
44,48 バス
46 結合器
50 CDMAデジタル信号
52 FMデジタル信号
60,66b,c,r,s,t,u CDMAアナログ信号イメージ
62,64b,c,s,t,u FMアナログ信号イメージ
64a,66a アナログ信号イメージ
80 ミラーイメージ
82 基本FMアナログ信号イメージ
84,86 基本アナログ信号イメージ
90 FMアナログ信号イメージ
94b セルラBバンドアナログ信号イメージ
92f PCSDブロックアナログ信号イメージ

Claims (6)

  1. デジタル信号をアナログ形式で送信るよう処理する方法であって、
    変換周波数を有するデジタル−アナログ変換器(DAC)において、入力周波数より大きい無線周波数でアナログ信号イメージ出力を生成するために、前記入力周波数を有するデジタル信号を変換するステップを含み、
    a)前記デジタル信号は複数のデジタル入力信号のうちの1つであり、前記デジタル入力信号の各々は入力周波数を有し、前記入力周波数が、前記変換周波数の2分の1の幅を有する周波数バンドのオーバラップしない部分に位置しており、そして、
    b)前記DACの前記アナログ信号イメージ出力は前記周波数バンドの複数のイメージを含み、前記複数のイメージが、ゾーンと称する連続するオーバラップしない周波数バンドにグループ化され、前記グループ化は、前記ゾーンの各々が前記複数のデジタル入力信号の各々の1つのイメージを含むよう行われ、前記方法はさらに、
    伝送用のデジタル入力信号イメージを選択するステップを含み、少なくとも2つの前記デジタル入力信号イメージが、異なるゾーンから選択され、そして前記複数のデジタル入力信号のうちの異なるものに対応することを特徴とする方法。
  2. 選択された前記デジタル入力信号イメージの各々をそれぞれのパスに向けるステップと、
    前記それぞれのパス上の前記選択されたデジタル入力信号イメージの各々を増幅するステップと、
    少なくとも1つのそれぞれのアンテナを用いて、前記選択され増幅されたデジタル入力信号イメージの各々を伝送するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載の方法
  3. 伝送周波数で少なくとも1つのデジタル入力信号イメージを生成するよう、前記変換周波数を調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法
  4. 伝送周波数で少なくとも1つのデジタル入力信号イメージを生成するよう、前記複数のデジタル入力周波数のうちの少なくとも1つを調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法
  5. 送信機であって、
    変換周波数を有するデジタル−アナログ変換器(DAC)を含み、前記DACは、異なる入力周波数を有する複数のデジタル入力信号を受信しかつ前記複数のデジタル入力信号の各デジタル入力信号をアナログ形式に変換して、対応するデジタル入力信号イメージを異なる無線周波数のアナログ信号イメージとして生成するよう構成されており、前記異なる無線周波数の各々はその対応する入力周波数よりも大きいものであり、前記送信機はさらに、
    前記複数のデジタル入力信号を受信し、そして前記デジタル入力信号のそれぞれの入力周波数を、前記変換周波数の2分の1の幅を有する周波数バンドのオーバラップしない部分に位置付けることで、前記DACへの入力用の前記デジタル入力信号を調整するよう構成された信号処理回路と、
    伝送用の前記デジタル入力信号イメージの一定のものを選択するよう構成された送信機回路を含み、前記デジタル入力信号イメージが、ゾーンと称する複数のオーバラップしない連続する周波数バンドにグループ化され、前記グループ化は、各ゾーンが前記デジタル入力信号の各々の1つのデジタル入力信号イメージを含むように行われ、前記送信機回路は、異なるゾーンから、前記複数のデジタル入力信号の異なるものに対応する少なくとも2つのデジタル入力信号イメージを選択するよう構成されていることを特徴とする、送信機。
  6. 前記送信機回路は、
    第1の周波数バンドの第1の選択されたデジタル入力信号イメージを第1のパスに向け、そして第2の周波数バンドの第2の選択されたデジタル入力信号イメージを第2のパスに向けるよう構成された信号分配回路と、
    前記第1のパス上の前記第1の選択されたデジタル入力信号イメージを増幅する、前記第1のパス上の第1の増幅器と、
    前記第2のパス上の前記第2の選択されたデジタル入力信号イメージを増幅する、前記第2のパス上の第2の増幅器と、
    増幅後に、前記第1の選択されたデジタル入力信号イメージを伝送する、前記第1のパスに接続された第1のアンテナと、
    増幅後に、前記第2の選択されたデジタル入力信号イメージを伝送する、前記第2のパスに接続された第2のアンテナとを含むことを特徴とする請求項5に記載の送信機。
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