JP4016990B2 - 冷凍装置の組み立て方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロウ付けによって複数の管を継ぎ合わせてなる連絡配管を使用する冷凍装置の組み立て方法に関するものである。
従来より、冷媒が循環して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた冷凍装置が知られている。この種の冷凍装置は、利用側回路を備える室内ユニットと、熱源側回路を備える室外ユニットとが連絡配管によって接続されて冷媒回路が構成される(例えば、特許文献1)。
この種の冷凍装置は、工場で製作された室内ユニット及び室外ユニットが設置現場に搬入されて組み立てられる。冷凍装置の組み立ては、室内ユニット及び室外ユニットがそれぞれの据付場所に据え付けられる。そして、その両ユニットが連絡配管で接続されて冷媒回路が構成される。
また、この種の冷凍装置では、連絡配管が長くなる場合などに、複数の管を継ぎ合わせて連絡配管を構成する工程が設置現場で行われる。設置現場で管を継ぎ合わせる方法としては、管の継ぎ合わせ部の隙間でロウを溶かして管同士を接合するロウ付けがよく用いられる。ロウ付けは、連絡配管に銅管を使用する場合に特によく用いられる。
特開2003−314909号公報
ここで、ロウ付けを行う時は、ロウを溶かすためにガスバーナー等で管の継ぎ合わせ部を加熱している。管の継ぎ合わせ部を加熱すると、加熱した部分やその周辺が高温になり、その周辺に酸素があると高温になった部分の表面が酸化して、そこに酸化物が形成される。そして、組み立てられた冷凍装置において連絡配管の内面に酸化物が付着していると、冷媒の流れによって酸化物が剥がされて圧縮機の故障や膨張弁の冷媒漏れ等のトラブルの原因になる。
このため、従来は、管の中に窒素を送り込む窒素置換と呼ばれる作業をロウ付けの時に行って、管の内面が酸化しないようにしていた。しかし、この窒素置換は、各継ぎ合わせ部でロウ付けを行う度に行う必要があり、さらに窒素ボンベ等の器材の持ち運びも伴うので、非常に煩雑な作業である。このため、複数の管を継ぎ合わせてなる連絡配管を使用する冷凍装置の組み立てにおいて、連絡配管を構成する工程が非常に手間の要する工程になっていた。特に、冷凍装置が多数の室内ユニットを備える場合や連絡配管が長い場合では、ロウ付けと窒素置換とを何度も繰り返し行わなければならず、多大な労力が必要になっていた。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロウ付けによって複数の管を継ぎ合わせてなる連絡配管を使用する冷凍装置の簡易な組み立て方法を提供することにある。
第1の発明は、圧縮機(21)及び熱源側熱交換器(24)を有する熱源側回路(11)と、利用側熱交換器(33)を有する利用側回路(12)とを備える冷凍装置の組み立て方法を対象とする。そして、ロウ付けによって複数の管(46,46,…)を、該管(46,46,…)の中に窒素を送り込む窒素置換を行うことなく継ぎ合わせて連絡配管(45)を構成する連絡配管構成工程と、上記熱源側回路(11)と上記利用側回路(12)とを上記連絡配管(45)によって接続して冷媒回路(10)を構成する冷媒回路構成工程と、上記冷媒回路構成工程の終了後に上記圧縮機(21)を運転して上記冷媒回路(10)で冷媒を循環させ、上記連絡配管構成工程で発生して上記連絡配管(45)内に付着する酸化物を剥がし、剥がした酸化物を上記熱源側回路(11)における圧縮機(21)の上流で捕集する連絡配管洗浄工程とを備え、上記連絡配管洗浄工程では、該連絡配管洗浄工程でのみ冷媒が通過する捕集用部材(40)を用いて酸化物を捕集する一方、上記捕集用部材(40)は、密閉状のケーシング(41)と、出口端が上記ケーシング(41)内に開口して該ケーシング(41)内に冷媒を流入させる流入管(42)と、入口端が上記ケーシング(41)内において上記流入管(42)に向かい合うことなく開口して該ケーシング(41)内から冷媒を流出させる流出管(43)とを備えている。
第1の発明では、上記連絡配管構成工程において複数の管(46,46,…)がロウ付けによって継ぎ合わされて、連絡配管(45)が構成される。この発明では、ロウ付けによって管同士(46,46)を継ぎ合わせる時に、従来とは異なり管(46,46)の中に窒素を送り込む窒素置換を行っていない。このため、ロウ付け時に管(46)が加熱されるとその管(46)の内面は酸化するので、構成された連絡配管(45)の内面は酸化物が付着した状態になる。そして、この発明では、上記冷媒回路構成工程の終了後に上記連絡配管洗浄工程が行われる。この連絡配管洗浄工程では、圧縮機(21)が運転され、冷媒回路(10)で冷媒が循環する。連絡配管(45)を冷媒が流れると該連絡配管(45)の内面に付着する酸化物にはせん断力が作用するので、酸化物は剥がされる。剥がされた酸化物は、冷媒によって押し流されて上記熱源側回路(11)における圧縮機(21)の上流のケーシング(41)で捕集される。
また、第1の発明では、酸化物を捕集するのに用いられるケーシング(41)は、上記連絡配管洗浄工程においてのみ冷媒が通過する。従って、冷凍装置(5)の組み立てが終了すると、ケーシング(41)を冷媒が流れない。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記連絡配管洗浄工程で、上記冷媒回路(10)において冷媒を乱流状態で循環させる。
第2の発明では、上記連絡配管洗浄工程において、冷媒回路(10)で冷媒が乱流状態で循環する。冷媒の流れが乱流状態になるには、冷媒の速度がある程度大きくなければならない。すなわち、この発明では、上記連絡配管洗浄工程において、冷媒が乱流状態となるような比較的大きな流速で冷媒を冷媒回路(10)で循環させている。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記連絡配管洗浄工程で、上記圧縮機(21)から吐出された冷媒が上記熱源熱交換器(24)、上記利用側熱交換器(33)の順で上記冷媒回路(10)を流通して該圧縮機(21)に戻るように、冷媒を循環させる。
第3の発明では、圧縮機(21)から吐出されたガス冷媒が、上記熱源熱交換器(24)で凝縮した後に液冷媒になって上記利用側熱交換器(33)に流入し、上記利用側熱交換器(33)で蒸発した後にガス冷媒になって上記熱源側回路(11)に戻ってくる。すなわち、冷媒が熱源側回路(11)から利用側回路(12)に向かって流れる時は液側の連絡配管(45a)を流通し、冷媒が利用側回路(12)から熱源側回路(11)に向かって流れる時はガス側の連絡配管(45b)を流通する。一般に、ガス側の連絡配管(45b)は、液側の連絡配管(45a)に比べて太いため、液側の連絡配管(45a)に比べてロウ付け時に多くの酸化物が形成される。この発明では、ロウ付け時により多くの酸化物が形成されるガス側の連絡配管(45b)が、利用側回路(12)から熱源側回路(11)に向かって冷媒が流れる戻り側の連絡配管(45)になっている。
本発明では、上記連絡配管構成工程で連絡配管(45)の内面に酸化物が付着するものの、この酸化物は上記連絡配管洗浄工程において連絡配管(45)から剥がされて捕集される。このため、組み立て後に冷凍装置(5)を運転しても、連絡配管(45)内には酸化物がほとんど付着しておらず、組み立て時の酸化物に起因する圧縮機(21)や膨張弁(32)等のトラブルが生じることはない。また、ロウ付け箇所の数が多くなっても、上記連絡配管洗浄工程を1回行うだけで連絡配管(45)内は酸化物がほとんど付着していない状態になるので、窒素置換を行う従来の方法のように、酸化物によるトラブルを防ぐための作業の量がロウ付け箇所に比例して増えることはない。従って、組み立て時に形成された酸化物による冷凍装置(5)のトラブルを未然に防止した上で、ロウ付け時に管(46,46)の中に窒素を送り込む窒素置換を省略でき、冷凍装置(5)の組み立て工数を削減することができる。
また、本発明によれば、冷凍装置(5)の組み立てが終了すると、上記ケーシング(41)を冷媒が流れないようにしている。上記連絡配管洗浄工程においてケーシング(41)で捕集された酸化物は、冷凍装置(5)の組み立ての終了後も確実に該ケーシング(41)で保持される。従って、冷凍装置(5)の組み立ての終了後において、その組み立て時に形成された酸化物に起因する圧縮機(21)や膨張弁(32)等のトラブルを確実に防止することができる。
また、上記第2の発明では、冷媒が乱流状態になるような比較的大きな流速で冷媒を冷媒回路(10)で循環させるようにしている。冷媒回路(10)において冷媒が乱流状態で循環すると、冷媒の流れは不規則な乱れを伴う流れになり、冷媒の流速が大きいことも相まって連絡配管(45)に付着する酸化物に作用するせん断力は大きくなる。このため、より多くの酸化物を剥がすことができる。また、剥がした酸化物を押し流す力も大きくなるので、冷媒回路(10)に残る酸化物の量を可能な限り減らすことができる。従って、連絡配管(45)の洗浄をより確実に行うことができる。
また、上記第3の発明によれば、上記連絡配管洗浄工程において、酸化物を捕集する熱源側回路(11)に向かって冷媒が流れる時に、多くの酸化物が形成されるガス側の連絡配管(45b)を流れるようにしている。つまり、連絡配管(45)で剥がされる酸化物の多くは、利用側回路(12)を通過した後にガス側の連絡配管(45b)で剥がされ、そのまま熱源側回路(11)に流入して圧縮機(21)の上流側で捕集される。従って、剥がされた酸化物の多くが剥がされた直近で捕集されるので、冷媒回路(10)に残る酸化物の量を可能な限り減らすことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態》
本発明の実施形態について説明する。なお、以下では、先ず本実施形態に係る冷凍装置の組み立て方法を利用して組み立てられる冷凍装置の構成について説明し、次に本実施形態に係る冷凍装置の組み立て方法について説明する。
−冷凍装置の構成−
図1に本実施形態に係る冷凍装置の組み立て方法を利用して組み立てられる冷凍装置(5)の概略構成図を示す。この冷凍装置(5)は、室内空間の温度調節を行う空調機として構成されている。
上記冷凍装置(5)は、1台の室外ユニット(20)と3台の室内ユニット(30,30,30)とを備えている。なお、室内ユニット(30)の台数は単なる例示であり、1台や2台、あるいは4台以上でもよい。室外ユニット(20)には室外回路(11)が設けられ、各室内ユニット(30)には室内回路(12)がそれぞれ設けられている。この冷凍装置(5)では、室外回路(11)と3つの室内回路(12,12,12)とが連絡配管(45)によって接続されて冷媒回路(10)が構成されている。
上記連絡配管(45)は、液側連絡配管(45a)とガス側連絡配管(45b)とによって構成されている。ガス側連絡配管(45b)は、液側連絡配管(45a)に比べて大径に形成されている。この両連絡配管(45a,45b)は、複数の管(46,46,…)が継ぎ合わされて構成されている。管同士(46,46)は、図2に示すようにロウ付けによって継ぎ合わされている。ロウ付けは、管(46,46)の継ぎ合わせ部の隙間でロウを溶かして管(46,46)同士を接合する方法である。
3つの室内回路(12,12,12)は、室外回路(11)に対して互いに並列に接続されている。具体的に、室外回路(11)に接続された連絡配管(45)は、3本に分岐して各室内回路(12)に接続される。室外回路(11)の両端には、液側閉鎖弁(26)とガス側閉鎖弁(27)とが設けられている。液側閉鎖弁(26)には液側連絡配管(45a)が接続され、ガス側閉鎖弁(27)にはガス側連絡配管(45b)が接続されている。各室内回路(12)の両端には、液側接続具(31)とガス側接続具(34)とがそれぞれ設けられている。各液側接続具(31)には液側連絡配管(45a)が接続され、各ガス側接続具(34)にはガス側連絡配管(45b)が接続されている。
上記室外ユニット(20)の室外回路(11)は、熱源側回路を構成している。この室外回路(11)では、圧縮機(21)と油分離器(22)と四路切換弁(23)と室外熱交換器(24)とが冷媒配管によって接続されている。圧縮機(21)は、全密閉型のスクロール圧縮機で、いわゆる高圧ドーム型に構成されている。この圧縮機(21)には、インバータを介して電力が供給される。圧縮機(21)は、インバータの出力周波数を変化させて圧縮機モータの回転数を変更することによって、その容量が変更可能になっている。室外熱交換器(24)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、熱源側熱交換器を構成している。また、室外ユニット(20)には、室外ファン(24a)が設けられている。
上記室外回路(11)において、圧縮機(21)の吐出側は、油分離器(22)を介して四路切換弁(23)の第1ポートに接続されている。四路切換弁(23)の第2ポートは、室外熱交換器(24)の一端に接続されている。四路切換弁(23)の第3ポートは、後述する回収容器(40)を介して圧縮機(21)の吸入側に接続されている。四路切換弁(23)の第4ポートは、ガス側閉鎖弁(27)に接続されている。上記室外熱交換器(24)の他端は、室外膨張弁(25)を介して液側閉鎖弁(26)に接続されている。
上記室外回路(11)には、後述する連絡配管洗浄工程で酸化物を捕集するために使用する回収容器(40)が設けられている。この回収容器(40)は、密閉状に形成されており、本発明に係る捕集用部材を構成している。この回収容器(40)には、流入管(42)と流出管(43)とが接続されている。流入管(42)は、四路切換弁(23)の第3ポートに接続されている。流入管(42)には、流入弁(51)が設けられている。一方、流出管(43)は、圧縮機(21)の吸入側に接続されている。流出管(43)には、流出弁(52)が設けられている。なお、上記流入弁(51)及び流出弁(52)は、開閉弁を構成している。
上記流入管(42)及び上記流出管(43)は、図3に示すようにケーシング(41)の上部に接続され、ケーシング(41)の上壁を貫通している。流入管(42)は、上下方向に延びる直管部(42a)を備えている。そして、該直管部(42a)の下端が出口端となっており、該出口端はケーシング(41)内の中央付近に位置している。流出管(43)は、上下方向に延びる直管部(43a)を備えている。そして、該直管部(43a)の下端が入口端となっており、該入口端はケーシング(41)内の上部に位置している。すなわち、上記流入管(42)の出口端と上記流出管(43)の入口端とは、回収容器(40)内の底部に向かって開口し、互いに向かい合うことなく同じ方向を向くように形成されている。また、上記流入管(42)における出口端は、流出管(43)における入口端より下方に位置している。従って、上記流入管(42)を通じて回収容器(40)に流入した冷媒が直接流出管(43)に流入するのを確実に防止することができる。
さらに、上記室外回路(11)には、回収容器(40)をバイパスするバイパス管(54)が設けられている。バイパス管(54)は、その一端が流入弁(51)と四路切換弁(23)の第3ポートとの間に接続され、その他端が流出弁(52)と圧縮機(21)の吸入側との間に接続されている。バイパス管(54)には、開閉弁を構成するバイパス弁(53)が設けられている。
上記油分離器(22)には、油戻し管(22a)の一端が接続されている。油戻し管(22a)の他端は、流出弁(52)と圧縮機(21)の吸入側との間であってバイパス管(54)の接続部分より下流側に接続されている。圧縮機(21)からガス冷媒に混じって吐出された合成油は、油分離器(22)でガス冷媒から分離された後に、この油戻し管(22a)を通って、圧縮機(21)の吸入側へ戻される。
上記各室内ユニット(30)の室内回路(12)は、利用側回路を構成している。各室内回路(12)では、室内膨張弁(32)と室内熱交換器(33)とが冷媒配管によって直列に接続されている。室内熱交換器(33)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、利用側熱交換器を構成している。室内膨張弁(32)は、電子膨張弁によって構成されている。また、各室内ユニット(30)には室内ファン(33a)が設けられている。
上記冷媒回路(10)は、四路切換弁(23)の切り換えによって冷房モードの動作と暖房モードの動作とに切り換わるように構成されている。具体的に、上記四路切換弁(23)の第1ポートと第2ポートとが連通してその第3ポートと第4ポートとが連通する状態(図1の実線で示す状態)に切り換わると、冷媒回路(10)では、室外熱交換器(24)が凝縮器となり室内熱交換器(33)が蒸発器となる冷房モードの動作で冷媒が循環する。また、上記四路切換弁(23)の第1ポートと第4ポートとが連通してその第2ポートと第3ポートとが連通する状態(図1の破線で示す状態)に切り換わると、冷媒回路(10)では、室外熱交換器(24)が蒸発器となり室内熱交換器(33)が凝縮器となる暖房モードの動作で冷媒が循環する。
−冷凍装置の組み立て方法−
上述した冷凍装置(5)の組み立て方法について説明する。なお、以下に記述する冷凍装置(5)の組み立て方法は、冷凍装置(5)の設置現場における組み立て方法である。1台の室外ユニット(20)と3台の室内ユニット(30,30,30)とは、工場で製作されて設置現場に搬入される。
まず、上記両ユニット(20,30)の据付工程を行う。この据付工程では、搬入された1台の室外ユニット(20)と3台の室内ユニット(30,30,30)とをそれぞれ所定の据付場所に据え付ける。
上記両ユニット(20,30)の据付工程が終了すると、連絡配管構成工程を行う。連絡配管(45)は、径が比較的大きくなる場合に、例えば4m程度の管(46)を搬入して設置現場で管(46,46)同士を接続することになる。この冷凍装置(5)においても連絡配管構成工程では、隣り合う管同士(46,46)を設置現場で接続しながら複数の管(46,46,…)から連絡配管(45)を構成する。管(46,46)同士の接続はロウ付けによって行われる。そして、全ての管(46,46,…)が継ぎ合わされると連絡配管構成工程が終了する。ロウ付けは大気中で行われるので、連絡配管構成工程が終了すると連絡配管(45)の内面は酸化物が付着した状態になる。なお、ガス側連絡配管(45b)は、液側連絡配管(45a)に比べて大径に形成されているので、その液側連絡配管(45a)よりも多くの酸化物が形成される。
上記連絡配管構成工程が終了すると、各室内ユニット(30)にドレン配管を取り付ける工程、連絡配管(45)を断熱材で被覆する工程、上記両ユニット(20,30)に対して電気配線を行う工程等が行われる。そして、これらの工程が終了すると、冷媒回路構成工程を行う。冷媒回路構成工程では、液側連絡配管(45a)の一端を室外ユニット(20)の液側閉鎖弁(26)に接続し、3本に分岐する液側連絡配管(45a)の他端を各室内ユニット(30)の液側接続具(31)に接続する。また、ガス側連絡配管(45b)の一端を室外ユニット(20)のガス側閉鎖弁(27)に接続し、3本に分岐するガス側連絡配管(45b)の他端を各室内ユニット(30)のガス側接続具(34)に接続する。これによって、室外回路(11)と3台の室内回路(12)とが連絡配管(45)によって接続されて閉回路になり、冷媒回路(10)が構成される。
冷媒回路構成工程が終了すると、冷媒回路(10)に冷媒を充填する。冷媒回路(10)に冷媒を充填すると、気密試験や真空引きを行う。気密試験は、冷媒の漏れの有無を調査するために行う。真空引きは、冷媒回路(10)内の水分や空気を除去するために行い、液側閉鎖弁(26)とガス側閉鎖弁(27)を閉じた状態で行う。真空引きが終了すると、液側閉鎖弁(26)とガス側閉鎖弁(27)とを開いて冷媒の追加充填を行う。
冷媒の追加充填が終了すると、連絡配管洗浄工程を行う。連絡配管洗浄工程では、まず流入弁(51)及び流出弁(52)を開き、バイパス弁(53)を閉じる。そして、四路切換弁(23)を図1の実線で示す状態に切り替える。連絡配管洗浄工程では、この状態で圧縮機(21)を起動する。なお、圧縮機(21)の容量は、冷媒回路(10)で冷媒が乱流状態で流れるように設定する。また、連絡配管洗浄工程において、室外膨張弁(25)及び室内膨張弁(32)は、その開度が適宜調節される。四路切換弁(23)が図1の実線で示す状態になっているので、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(24)、室内熱交換器(33)の順で冷媒回路(10)を流通して該圧縮機(21)に戻ってくる。
圧縮機(21)を駆動すると、圧縮されたガス冷媒が圧縮機(21)から吐出される。吐出されたガス冷媒は、油分離器(22)を通って四路切換弁(23)へと流れる。四路切換弁(23)を通過したガス冷媒は、室外熱交換器(24)へ流入し、室外空気と熱交換して凝縮する。その後、液冷媒は、室外膨張弁(25)を通り、液側閉鎖弁(26)を経て液側連絡配管(45a)へ流入する。
液側連絡配管(45a)の内面には、連絡配管構成工程で形成された酸化物が付着している。この酸化物は、液側連絡配管(45a)へ流入してきた液冷媒によって剥がされて押し流される。そして、酸化物を含んだ液冷媒は、各室内ユニット(30)に流入する。各室内ユニット(30)では、液冷媒が室内膨張弁(32)を通って室内熱交換器(33)へ流入する。室内熱交換器(33)において、液冷媒は、室内空気と熱交換して蒸発する。蒸発した冷媒は、酸化物と共にガス側連絡配管(45b)へ流入する。
ガス側連絡配管(45b)には、連絡配管構成工程で形成された酸化物が付着している。この酸化物は、ガス側連絡配管(45b)へ流入してきたガス冷媒によって剥がされて押し流される。そして、酸化物を含んだガス冷媒は、ガス側閉鎖弁(27)及び四路切換弁(23)を経て、流入管(42)から回収容器(40)へ流入する。
回収容器(40)へ流入した酸化物を含んだガス冷媒は、この回収容器(40)の底部に向かって吐出される。このうち酸化物は、回収容器(40)の底部に貯留される。ガス冷媒は、流出管(43)を通じて回収容器(40)から冷媒回路(10)へ流出し、圧縮機(21)へ吸入される。
上記の連絡配管洗浄工程は所定の時間行われる。これによって、液側連絡配管(45a)及びガス側連絡配管(45b)の内面に付着する酸化物が次々に剥がされて回収容器(40)へ回収され、液側連絡配管(45a)及びガス側連絡配管(45b)から酸化物が除去される。
連絡配管洗浄工程の終了後に、流入弁(51)及び流出弁(52)を閉じ、バイパス弁(53)を開く。その後、流入弁(51)及び流出弁(52)は常に閉鎖され、バイパス弁(53)は常に開放される。この状態において、通常動作である冷房モードの動作と暖房モードの動作とが切り換えて行われる。
−冷房モード、暖房モード−
冷房モードの動作では、四路切換弁(23)が図1の実線で示す状態となる。圧縮機(21)から吐出された冷媒は、油分離器(22)へ流入し、四路切換弁(23)を通過後に室外熱交換器(24)で室外空気と熱交換して凝縮する。凝縮した冷媒は、室外膨張弁(25)を通過し、液側連絡配管(45a)を流れた後に室内熱交換器(33)で室内空気と熱交換して蒸発する。その際、室内熱交換器(33)と熱交換を行い冷却された空気が室内へ供給される。蒸発した冷媒は、ガス側連絡配管(45b)を流れ、四路切換弁(23)及びバイパス管(54)を通って、圧縮機(21)の吸入側へ戻される。
一方、暖房モードの動作では、四路切換弁(23)が図1の破線で示す状態となる。圧縮機(21)から吐出された冷媒は、油分離器(22)へ流入し、四路切換弁(23)及びガス側連絡配管(45b)を通過後に、室内熱交換器(33)で室内空気と熱交換して凝縮する。その際、室内熱交換器(33)と熱交換を行い暖められた空気が室内へ供給される。凝縮した冷媒は、液側連絡配管(45a)を流れ、室外膨張弁(25)を通過後に室外熱交換器(24)で室外空気と熱交換して蒸発する。蒸発した冷媒は、四路切換弁(23)及びバイパス管(54)を通って、圧縮機(21)の吸入側へ戻される。
−実施形態の効果−
本実施形態では、上記連絡配管構成工程で連絡配管(45)の内面に酸化物が付着するものの、この酸化物は上記連絡配管洗浄工程において連絡配管(45)から剥がされて捕集される。このため、組み立て後に冷凍装置(5)を運転しても、連絡配管(45)内には酸化物がほとんど付着しておらず、組み立て時の酸化物に起因する圧縮機(21)や膨張弁(32)等のトラブルが生じることはない。また、ロウ付け箇所の数が多くなっても、上記連絡配管洗浄工程を1回行うだけで連絡配管(45)内は酸化物が付着していない状態になるので、窒素置換を行う従来の方法のように、酸化物によるトラブルを防ぐための作業の量がロウ付け箇所に比例して増えることはない。従って、組み立て時に形成された酸化物による冷凍装置(5)のトラブルを未然に防止した上で、ロウ付け時に管(46,46)の中に窒素を送り込む窒素置換を省略でき、冷凍装置(5)の組み立て工数を削減することができる。
また、本実施形態によれば、冷凍装置(5)の組み立てが終了すると、上記回収容器(40)を冷媒が流れないようにしている。上記連絡配管洗浄工程において回収容器(40)で捕集された酸化物は、冷凍装置(5)の組み立ての終了後に冷房モードや暖房モードで該冷凍装置(5)の運転を行なっても、確実に該回収容器(40)で保持される。従って、冷凍装置(5)の組み立ての終了後において、その組み立て時に形成された酸化物に起因する圧縮機(21)や膨張弁(32)等のトラブルを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、冷媒が乱流状態になるような比較的大きな流速で冷媒を冷媒回路(10)で循環させるようにしている。冷媒回路(10)において冷媒が乱流状態で循環すると、冷媒の流れは不規則な乱れを伴う流れになり、冷媒の流速が大きいことも相まって連絡配管(45)に付着する酸化物に作用するせん断力は大きくなる。このため、より多くの酸化物を剥がすことができる。また、剥がした酸化物を押し流す力も大きくなるので、冷媒回路(10)に残る酸化物の量を可能な限り減らすことができる。従って、連絡配管(45)の洗浄をより確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、上記連絡配管洗浄工程において、酸化物を捕集する室外回路(11)に向かって冷媒が流れる時に、多くの酸化物が形成されるガス側連絡配管(45b)を流れるようにしている。つまり、連絡配管(45)で剥がされる酸化物の多くは、各室内回路(12)を通過した後にガス側連絡配管(45b)で剥がされ、そのまま室外回路(11)に流入して圧縮機(21)の上流側で捕集される。従って、剥がされた酸化物の多くが剥がされた直近で捕集されるので、冷媒回路(10)に残る酸化物の量を可能な限り減らすことができる。
−実施形態の変形例1−
上記実施形態では、圧縮機(21)を1台設け、インバータの出力周波数を調節することによって圧縮機(21)の容量を設定している。これに限らず、圧縮機(21)を複数台設け、運転する圧縮機(21)の台数を変えることにより圧縮機(21)の容量を設定してもよい。
−参考技術−
上記実施形態では、捕集用部材として回収容器(40)を使用しているが、フィルター(40)を使用してもよい。フィルター(40)は、流入弁(51)と流出弁(52)との間の冷媒配管に設ける。フィルター(40)には、冷凍装置(5)の組み立てにおける上記連絡配管洗浄工程の時のみ冷媒が流通する。フィルターは100μm以下の粒子を捕捉できるものが望ましい。
−実施形態の変形例2−
次に、実施形態の変形例2について説明する。この変形例2は、上記実施形態における回収容器(40)の流入管(42)の配置および形状を変更したものである。この変形例2の回収容器(40)断面図を図4に示す。
具体的に、上記流入管(42)は、ケーシング(41)の底部側面に接続されている。上記流入管(42)は、ケーシング(41)の側壁を貫通して、水平方向に延びる直管部(42a)を備えている。該直管部(42a)は、ケーシング(41)内において上方に湾曲した湾曲部(42b)が連続形成され、該湾曲部(42b)の上端には、上方に延びる直管部(42c)が連続形成されている。さらに、上記直管部(42c)の上端には、下方に湾曲した湾曲部(42d)が連続形成されている。そして、上記湾曲部(42d)の下端が出口端となっており、該出口端は、ケーシング(41)内の中央部に位置している。すなわち、上記流入管(42)における出口端は、回収容器(40)内の底部に向かって開口し、流出管(43)における入口端の開口と向かい合うことなく、同じ方向を向くように形成されている。また、上記流入管(42)における出口端は、流出管(43)における入口端より下方に位置している。従って、上記流入管(42)を通じて回収容器(40)に流入した冷媒が直接流出管(43)に流入するのを確実に防止することができる。
−実施形態の変形例3−
次に、実施形態の変形例3について説明する。この変形例3は、上記実施形態における回収容器(40)の流出管(43)の配置および形状を変更したものである。この変形例3の回収容器(40)断面図を図5に示す。
具体的に、上記流出管(43)は、ケーシング(41)の上部側面に接続されている。上記流出管(43)は、ケーシング(41)の側壁を貫通して水平方向に延びる直管部(43a)を備えている。さらに、上記直管部(43a)は、ケーシング(41)内において上方に湾曲した湾曲部(43b)が連続形成されている。そして、上記湾曲部(43b)の上端が入口端となっており、該入口端は、ケーシング(41)内の上部に位置している。つまり、上記流出管(43)における入口端は、流入管(42)における出口端より上方に位置し、上記入口端および出口端は、開口が向かい合うことなく、逆の方向を向くように形成されている。従って、上記流入管(42)を通じて回収容器(40)に流入した冷媒が直接流出管(43)に流入するのを確実に防止することができる。
−実施形態の変形例4−
次に、実施形態の変形例4について説明する。この変形例4は、上記変形例3における回収容器(40)の流入管(42)の配置および形状を変更したものである。この変形例4の回収容器(40)断面図を図6に示す。
具体的に、上記流入管(42)は、ケーシング(41)の上部側面に接続されている。上記流入管(42)は、ケーシング(41)の側壁を貫通して水平方向に延びる直管部(42a)を備えている。さらに、上記直管部(42a)は、ケーシング(41)内において下方に湾曲した湾曲部(42b)が連続形成されている。そして、上記湾曲部(42b)の下端が出口端となっており、該出口端は、ケーシング(41)内の中央部に位置している。つまり、上記流入管(42)における出口端は、流出管(43)における入口端より下方に位置し、上記出口端および入口端は、開口が向かい合うことなく、逆の方向を向くように形成されている。従って、上記流入管(42)を通じて回収容器(40)に流入した冷媒が直接流出管(43)に流入するのを確実に防止することができる。
−実施形態の変形例5−
次に、実施形態の変形例5について説明する。この変形例5は、上記変形例2における回収容器(40)の流出管(43)の配置および形状を上記変形例3における回収容器(40)の流出管(43)の配置および形状に変更したものである。この変形例5の回収容器(40)断面図を図7に示す。
すなわち、上記流出管(43)における入口端は、流入管(42)における出口端より上方に位置し、上記入口端および出口端は、開口が向かい合うことなく、逆の方向を向くように形成されている。従って、上記流入管(42)を通じて回収容器(40)に流入した冷媒が直接流出管(43)に流入するのを確実に防止することができる。
−実施形態の変形例6−
次に、実施形態の変形例6について説明する。この変形例6は、上記変形例2における回収容器(40)の流入管(42)の配置および形状を上記変形例4における回収容器(40)の流入管(42)の配置および形状に変更したものである。この変形例6の回収容器(40)断面図を図8に示す。
すなわち、上記流出管(43)における入口端は、流入管(42)における出口端より上方に位置し、上記入口端および出口端は、開口が向かい合うことなく、同じ方向を向くように形成されている。従って、上記流入管(42)を通じて回収容器(40)に流入した冷媒が直接流出管(43)に流入するのを確実に防止することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、ロウ付けによって複数の管を継ぎ合わせてなる連絡配管を使用する冷凍装置の組み立て方法について有用である。
実施形態に係る冷凍装置の組み立て方法を利用して組み立てられる冷凍装置の概略構成図である。 連絡配管の継ぎ合わせ部の断面図である。 実施形態に係る回収容器の断面図 実施形態の変形例2に係る回収容器の断面図 実施形態の変形例3に係る回収容器の断面図 実施形態の変形例4に係る回収容器の断面図 実施形態の変形例5に係る回収容器の断面図 実施形態の変形例6に係る回収容器の断面図
符号の説明
10 冷媒回路
11 室外回路(熱源側回路)
12 室内回路(利用側回路)
21 圧縮機
24 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
33 室内熱交換器(利用側熱交換器)
40 捕集用部材
41 ケーシング
42 流入管
43 流出管
45 連絡配管
46 管

Claims (3)

  1. 圧縮機(21)及び熱源側熱交換器(24)を有する熱源側回路(11)と、利用側熱交換器(33)を有する利用側回路(12)とを備える冷凍装置の組み立て方法であって、
    ロウ付けによって複数の管(46,46,…)を、該管(46,46,…)の中に窒素を送り込む窒素置換を行うことなく継ぎ合わせて連絡配管(45)を構成する連絡配管構成工程と、
    上記熱源側回路(11)と上記利用側回路(12)とを上記連絡配管(45)によって接続して冷媒回路(10)を構成する冷媒回路構成工程と、
    上記冷媒回路構成工程の終了後に上記圧縮機(21)を運転して上記冷媒回路(10)で冷媒を循環させ、上記連絡配管構成工程で発生して上記連絡配管(45)内に付着する酸化物を剥がし、剥がした酸化物を上記熱源側回路(11)における圧縮機(21)の上流で捕集する連絡配管洗浄工程とを備え、
    上記連絡配管洗浄工程では、該連絡配管洗浄工程でのみ冷媒が通過する捕集用部材(40)を用いて酸化物を捕集する一方、
    上記捕集用部材(40)は、密閉状のケーシング(41)と、出口端が上記ケーシング(41)内に開口して該ケーシング(41)内に冷媒を流入させる流入管(42)と、入口端が上記ケーシング(41)内において上記流入管(42)に向かい合うことなく開口して該ケーシング(41)内から冷媒を流出させる流出管(43)とを備えていることを特徴とする冷凍装置の組み立て方法。
  2. 請求項1において、
    上記連絡配管洗浄工程では、上記冷媒回路(10)で冷媒を乱流状態で循環させることを特徴とする冷凍装置の組み立て方法。
  3. 請求項1又は2において、
    上記連絡配管洗浄工程では、上記圧縮機(21)から吐出された冷媒が上記熱源熱交換器(24)、上記利用側熱交換器(33)の順で上記冷媒回路(10)を流通して該圧縮機(21)に戻るように、冷媒を循環させることを特徴とする冷凍装置の組み立て方法。
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