JP2009192180A - 冷凍装置と冷凍装置の異物捕捉方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】室外回路(13)と室内回路(14)とが連絡配管(15,16)で接続された空気調和装置(10)において、空気調和装置(10)の性能に配慮しつつ連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉できるようにする。
【解決手段】取替配管(3)と、冷媒中の異物を捕捉する冷媒フィルタ(2)が設けられたフィルタ配管(8)とを取り換え自在に構成するフィルタキット(1)をガス側連絡配管(16)に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】取替配管(3)と、冷媒中の異物を捕捉する冷媒フィルタ(2)が設けられたフィルタ配管(8)とを取り換え自在に構成するフィルタキット(1)をガス側連絡配管(16)に設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた冷凍装置に関し、特に冷媒回路内の異物を回収する技術に関するものである。
従来より、冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた冷凍装置が知られている。そして、この冷凍装置の中には、熱源側回路を備えた室外ユニットと利用側回路を備えた室内ユニットとを別体で構成した、いわゆるセパレート型の冷凍装置がある(例えば、特許文献1)。
この種の冷凍装置の設置工事は、室外ユニット及び室内ユニットをそれぞれの据付場所に据え付けた後、連絡配管で両ユニットを接続することにより行われる。一般に、この連絡配管の取り回しは複雑になることが多い。したがって、設置現場において、複数の配管をロウ付けで接合しながら複雑な取り回しの連絡配管を作製する。
具体的に、長尺の配管を所望の長さに切断する。そして、上述した取り回しに合わせて、この切断した各配管の端部と端部を継ぎ合わせる。継ぎ合わせた部分をガスバーナー等で加熱し、この加熱した部分にロウ材を押し付けて溶かす。そして、この溶けたロウ材を継ぎ合わせた部分の隙間に流し込んで各配管同士を接合する。この配管の継ぎ合わせと継ぎ合わせた部分のロウ付けとを繰り返し行いながら、連絡配管を延ばしていき、最終的に両方のユニットを接合する。
特開2003−314909号公報
ところで、上記連絡配管の作製時に生じた異物が、該連絡配管内に残ることが考えられる。ここで、この異物とは、長尺の配管の切断時に発生する金属紛、又はロウ付け時に加熱した配管の内面部分に生じる酸化物等である。そして、冷凍装置の運転時において、仮にこれらの異物が連絡配管内に残った場合、これらの異物が冷媒回路を循環する冷媒に押し流されて上記熱源側回路の圧縮機に入り込み、該圧縮機の故障を引き起こすことが考えられる。
一方、従来から冷凍装置の冷媒回路には、冷媒中の異物を除去するためのフィルタが設けられている。しかしながら、このフィルタの仕様は、上記連絡配管の作製時に生じたこれらの異物を完全に捕捉できるように設計されていない。そこで、現行仕様の常設フィルタでは捕捉できない細かな異物も捕捉できるように、フィルタの仕様を変更しようとすると、従来よりもフィルタの大きさが大きくなったり、フィルタのメッシュサイズが小さくなったりして、フィルタの流動抵抗が大きくなることが考えられる。このような仕様の変更は、冷凍装置の性能が低下するため好ましくない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱源側回路と利用側回路とが連絡配管で接続された冷凍装置において、冷凍装置の性能に配慮しつつ連絡配管内に残った異物を捕捉することにある。
第1の発明は、利用側回路(14)と熱源側回路(13)とが液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)で接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(17)が構成された冷凍装置を前提としている。
そして、上記冷凍装置において、ガス側連絡配管(16)は、該ガス側連絡配管(16)を複数に分割した分割配管(3,4,5)と、該分割配管(3,4,5)同士を連結する複数の連結部材(6,7)とを備え、上記ガス側連絡配管(16)における隣り合う連結部材(6,7)の間の分割配管(3)と、冷媒中の異物を捕捉する冷媒フィルタ(2)が設けられたフィルタ付き冷媒配管(8)とが取り換え自在に構成されていることを特徴としている。ここで、上記ガス側連絡配管(16)は、利用側回路(14)に設けられた利用側熱交換器で蒸発したガス冷媒が流れるように構成されている。
第1の発明では、連絡配管(15,16)内の異物を捕捉したい場合には、上記ガス側連絡配管(16)にフィルタ付き冷媒配管(8)を取り付け、連絡配管(15,16)内の異物を捕捉する必要がない場合には、フィルタ付き冷媒配管(8)に代えて分割配管(3)を取り付けることができる。
例えば、冷凍装置の設置工事の際に、予めフィルタ付き冷媒配管(8)をガス側連絡配管(16)に取り付けておく。設置工事終了後に冷房試運転を行う。この冷房試運転において、圧縮機(18)の起動により冷媒回路(17)内を流れる冷媒が連絡配管(15,16)内の異物を該圧縮機(18)の吸入側に向かって押し流す。そして、この異物は、冷媒とともにフィルタ付き冷媒配管(8)に流入し、上記冷媒フィルタ(2)で上記異物のみが捕捉される。これにより、熱源側回路(13)に設けられた圧縮機(18)内に異物が入り込むのを防止することができる。
一方、冷媒フィルタ(2)で連絡配管(15,16)内の異物を捕捉した後は、フィルタ付き冷媒配管(8)を取り外して分割配管(3)に付け替える。ここで、分割配管(3)に付け替える理由は、冷媒フィルタ(2)を取り付けたまま冷凍装置の運転を継続すると、冷媒フィルタ(2)による流動損失の影響で冷凍装置の性能が低下してしまうことが考えられるからである。よって、フィルタ付き冷媒配管(8)と分割配管(3)とを取り換えることにより、冷凍装置の性能が低下しないようにすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、上記熱源側回路(13)が複数設けられ、上記ガス側連絡配管(16)は、主配管(16a)と該主配管(16a)から分岐した複数の分岐配管(16b)とで構成され、上記分岐配管(16b)が、フィルタ付き冷媒配管(8)と取り換え自在な分割配管(3)を備えていることを特徴としている。ここで、上記ガス側連絡配管(16)は、利用側回路(14)に設けられた利用側熱交換器で蒸発したガス冷媒が流れるように構成されている。
第2の発明では、上記主配管(16a)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換え自在に構成した場合に比べて、確実に連絡配管(15,16)内の異物を上記冷媒フィルタ(2)で捕捉することができる。つまり、上記主配管(16a)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換え自在に構成すると、上記冷媒フィルタ(2)の下流側に分岐配管(16b)が位置することになる。こうなると、分岐配管(16b)内に残った異物は、冷媒フィルタ(2)で捕捉されないまま、冷媒とともに熱源側回路(13)へ押し流されてしまう。
したがって、上記分岐配管(16b)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換え自在に構成することにより、上記主配管(16a)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換え自在に構成した場合に比べて、確実に連絡配管(15,16)内の異物を上記冷媒フィルタ(2)で捕捉することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記冷媒回路(17)には、上記利用側回路(14)又は上記熱源側回路(13)に常設されて冷媒中の異物を捕捉する常設用の冷媒フィルタ(34)が取り付けられ、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)及び常設用の冷媒フィルタ(34)の内部には、それぞれ冷媒中の異物を捕捉するメッシュ部材(2a)が設けられ、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)におけるメッシュサイズは、常設用の冷媒フィルタ(34)におけるメッシュサイズよりも小さく形成されていることを特徴としている。
第3の発明では、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)におけるメッシュサイズを、常設用の冷媒フィルタ(34)におけるメッシュサイズよりも小さくすることができる。つまり、常設用の冷媒フィルタ(34)は、なるべく冷媒の流動抵抗とならないようにするため、メッシュサイズをある程度以上小さくすることができない。しかし、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)は、冷媒回路(17)に常設されるものではない。したがって、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)におけるメッシュサイズを小さくできる。
第4の発明は、第1から第3の何れか1つの発明において、上記連結部材(6,7)は、冷媒ポート(35)と開閉機構を有する開閉弁(36)により構成されていることを特徴としている。
第4の発明では、上記閉鎖弁(36)により上記連結部材(6,7)の間を冷媒回路(17)から閉鎖することができる。又、閉鎖した部分のガス冷媒を冷媒ポート(35)から回収することができる。又、閉鎖した部分の真空引きを冷媒ポート(35)を介して行うことができる。
第5の発明は、利用側回路(14)と熱源側回路(13)とが液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)で接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(17)が構成された冷凍装置ついて、上記冷媒回路(17)内に残った異物を捕捉する冷凍装置の異物捕捉方法を前提としている。
そして、上記冷凍装置の異物捕捉方法において、上記ガス側連絡配管(16)は、複数の分割配管(3,4,5)と、該分割配管(3,4,5)同士を連結する複数の連結部材(6,7)と、冷媒中の異物を捕捉する冷媒フィルタ(2)が設けられるとともに、該分割配管(3,4,5)と取り換え自在に構成されたフィルタ付き冷媒配管(8)とを備え、試運転中に上記ガス側連絡配管(16)にフィルタ付き冷媒配管(8)を取り付けて、冷媒回路(17)に冷凍サイクルを行わせ、冷媒中の異物を冷媒フィルタ(2)で捕捉する第1工程と、試運転後に上記ガス側連絡配管(16)からフィルタ付き冷媒配管(8)を取り外し、該フィルタ付き冷媒配管(8)の代わりに分割配管(3,4,5)を取り付けて、冷媒回路(17)に冷凍サイクルを行わせる第2工程とを備えていることを特徴としている。
第5の発明では、冷凍装置の試運転中に行われる第1工程において、冷媒回路(17)に冷凍サイクルを行わせることにより、冷媒回路(17)を流れる冷媒で冷媒回路(17)内の異物を押し流し、該異物を冷媒フィルタ(2)で捕捉することができる。これにより、上記異物が熱源側回路(13)に設けられた圧縮機(18)内に入り込むのを防止することができる。
そして、冷凍装置の試運転後に行われる第2工程において、フィルタ付き冷媒配管(8)を取り外して分割配管(3)に付け替えて冷媒回路(17)に冷凍サイクルを行わせる。これにより、冷媒フィルタ(2)による流動損失の影響で冷凍装置の性能が低下してしまうのを防止することができる。
本発明によれば、目的に応じて上記フィルタ付き冷媒配管(8)と上記分割配管(3)とを自在に取り換えることができる。つまり、連絡配管(15,16)内の異物を捕捉したい場合には、フィルタ付き冷媒配管(8)をガス側連絡配管(16)に取り付ける。すると、上記異物は、冷媒とともに上記フィルタ付き冷媒配管(8)に流入して上記冷媒フィルタ(2)で捕捉される。一方、冷媒フィルタ(2)で連絡配管(15,16)内の異物を捕捉した後は、フィルタ付き冷媒配管(8)を取り外して分割配管(3)に付け替える。すると、冷媒は分割配管(3)を流れるので冷媒フィルタ(2)の流動抵抗により冷凍装置の性能が低下することがない。
以上より、熱源側回路(13)と利用側回路(14)とが連絡配管(15,16)で接続された冷凍装置において、冷凍装置の性能に配慮しつつ連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉することができる。
また、上記第2の発明によれば、上記分岐配管(16b)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換え自在に構成することができる。したがって、熱源側回路(13)が複数設けられた冷媒回路において、主配管(16a)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換え自在に構成した場合に比べて、確実に連絡配管(15,16)内の異物を捕捉することができる。
また、上記第3の発明によれば、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)は、常設用の冷媒フィルタ(34)とは違い、冷媒回路(17)に常設されるものではないので、フィルタのメッシュサイズを小さくすることができる。したがって、上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)において、常設用の冷媒フィルタ(34)では捕捉できない細かな異物を捕捉することができる。
また、上記第4の発明によれば、分割配管(3)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを簡単に取り換えることができる。例えば、上記開閉弁(36)を閉じて冷媒回路(17)からフィルタ付き冷媒配管(8)を閉鎖した後、フィルタ付き冷媒配管(8)内のガス冷媒を冷媒ポート(35)から回収する。そして、分割配管(3)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを取り換える。その後、分割配管(3)の真空引きを冷媒ポート(35)から行った後、上記開閉弁(36)を開いて分割配管(3)と冷媒回路(17)とを連通することができる。
また、上記第5の発明によれば、試運転中に第1工程を行い、試運転後に第2工程を行うことにより、冷凍装置の性能に配慮しつつ、冷凍装置の設置工事中に冷媒回路(17)内に残った異物を捕捉することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず本発明の特徴であるフィルタキット(1)が適用される冷凍装置としての空気調和装置について説明し、次にフィルタキット(1)について説明する。
−空気調和装置の構成−
図1、図2はこの実施形態に係る空気調和装置(10)の冷媒回路図であり、図1はフィルタキット(1)のフィルタ配管(フィルタ付き冷媒配管)(8)が冷媒回路(17)に設けられている場合、図2はフィルタキット(1)の取替配管(分割配管)(3)が冷媒回路(17)に設けられている場合を示している。尚、後述するが、フィルタキット(1)のフィルタ配管(8)と取替配管(3)とは取り替え自在に構成されている。
図1、図2はこの実施形態に係る空気調和装置(10)の冷媒回路図であり、図1はフィルタキット(1)のフィルタ配管(フィルタ付き冷媒配管)(8)が冷媒回路(17)に設けられている場合、図2はフィルタキット(1)の取替配管(分割配管)(3)が冷媒回路(17)に設けられている場合を示している。尚、後述するが、フィルタキット(1)のフィルタ配管(8)と取替配管(3)とは取り替え自在に構成されている。
この空気調和装置(10)は、室外ユニット(11)と室内ユニット(12)とを備え、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行うように構成されている。なお、室内ユニット(12)の台数は1台に限定されるものではなく複数であってもよい。
室外ユニット(11)内には、室外回路(熱源側回路)(13)が設けられている。室内ユニット(12)内には、室内回路(利用側回路)(14)が設けられている。この空気調和装置(10)では、室外回路(13)と室内回路(14)とを液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)で接続することによって蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(17)が構成されている。
《室外ユニット》
室外ユニット(11)の室外回路(13)には、圧縮機(18)、四路切換弁(19)、室外熱交換器(20)、常設用の冷媒フィルタ(34)、室外膨張弁(21a)及びアキュムレータ(29)が設けられている。室外回路(13)の一端には、液側連絡配管(15)が接続される液側閉鎖弁(25)が設けられている。室外回路(13)の他端には、ガス側連絡配管(16)が接続されるガス側閉鎖弁(26)が設けられている。
室外ユニット(11)の室外回路(13)には、圧縮機(18)、四路切換弁(19)、室外熱交換器(20)、常設用の冷媒フィルタ(34)、室外膨張弁(21a)及びアキュムレータ(29)が設けられている。室外回路(13)の一端には、液側連絡配管(15)が接続される液側閉鎖弁(25)が設けられている。室外回路(13)の他端には、ガス側連絡配管(16)が接続されるガス側閉鎖弁(26)が設けられている。
圧縮機(18)は、密閉型で高圧ドーム型の圧縮機により構成されている。圧縮機(18)の吐出側は、吐出管(27)を介して四路切換弁(19)の第1ポート(P1)に接続されている。圧縮機(18)の吸入側は、吸入管(28)を介して四路切換弁(19)の第3ポート(P3)に接続されている。
室外熱交換器(20)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。この室外熱交換器(20)の近傍には、室外ファン(22)が設けられている。この室外熱交換器(20)では、室外ファン(22)によって送られる室外空気と伝熱管を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。室外熱交換器(20)の一端は、接続配管(24)を介して四路切換弁(19)の第4ポート(P4)に接続されている。室外熱交換器(20)の他端は、液配管(23)を介して液側閉鎖弁(25)に接続されている。また、四路切換弁(19)の第2ポート(P2)にはガス側閉鎖弁(26)が接続されている。
上記液配管(23)には、室外膨張弁(21a)と常設用の冷媒フィルタ(34)とが設けられている。上記室外膨張弁(21a)は開度可変の電子膨張弁により構成されている。
上記常設用の冷媒フィルタ(34)は、フィルタ収納部と、フィルタ収納部に内挿されるメッシュ部材とを備えている。このメッシュ部材は、一端が開口する有底筒状に加工され、開口から流入する異物を捕捉できるように構成されている。尚、このメッシュ部材のメッシュサイズは、なるべく冷媒の流動抵抗とならないように設定されており、だいたい200メッシュ程度である。このメッシュサイズは、後述するフィルタキット(1)における冷媒フィルタ(2)に設けられたメッシュ部材(2a)のメッシュサイズよりも大きい。
上記吸入管(28)には、密閉容器状に形成されたアキュムレータ(29)が設けられている。このアキュムレータ(29)は、上記圧縮機(18)へ向かう冷媒からガス冷媒と液冷媒とを分離し、上記ガス冷媒を流出し、上記液冷媒を内部に貯留するように構成されている。このアキュムレータ(29)により、上記圧縮機(18)が液冷媒を吸入しないようにしている。
四路切換弁(19)は、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)が互いに連通して第2ポート(P2)と第3ポート(P3)が互いに連通する第1状態(図1、図2に実線で示す状態)と、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)が互いに連通して第3ポート(P3)と第4ポート(P4)が互いに連通する第2状態(図1、図2に破線で示す状態)とが切り換え可能となっている。
《室内ユニット》
室内ユニット(12)の室内回路(14)には、室内熱交換器(30)及び室内膨張弁(21b)が設けられている。室内回路(14)の一端には、液側連絡配管(15)が接続される液側端部(32)が設けられている。室内回路(14)の他端には、ガス側連絡配管(16)が接続されるガス側端部(33)が設けられている。
室内ユニット(12)の室内回路(14)には、室内熱交換器(30)及び室内膨張弁(21b)が設けられている。室内回路(14)の一端には、液側連絡配管(15)が接続される液側端部(32)が設けられている。室内回路(14)の他端には、ガス側連絡配管(16)が接続されるガス側端部(33)が設けられている。
室内熱交換器(30)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。この室内熱交換器(30)の近傍には、室内ファン(31)が設けられている。この室内熱交換器(30)では、室内ファン(31)によって送られる室内空気と伝熱管を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。
上記室内膨張弁(21b)は開度可変の電子膨張弁により構成されている。
《フィルタキット》
上記フィルタキット(1)は、新設した空気調和装置の連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉するために用いられるものである。このフィルタキット(1)は、図3(a)に示す閉鎖弁(連結部材)(6,7)及びフィルタ配管(8)と、図3(b)に示す取替配管(3)とを備えている。
上記フィルタキット(1)は、新設した空気調和装置の連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉するために用いられるものである。このフィルタキット(1)は、図3(a)に示す閉鎖弁(連結部材)(6,7)及びフィルタ配管(8)と、図3(b)に示す取替配管(3)とを備えている。
上記閉鎖弁(6,7)は、該閉鎖弁(6,7)の内部に形成された冷媒通路を開閉する弁体が設けられるとともに、冷媒ポート(35)と配管接続用のフランジとが一体形成されている。上記フランジは、該フランジの開口が上記冷媒通路の一方の開口部と連通するように設けられている。上記冷媒ポート(35)は、弁体が冷媒通路を閉鎖した時に該弁体に対して配管接続用フランジ側にある冷媒通路に連通するように構成されている。又、上記冷媒通路の他方の開口部には該閉鎖弁(6,7)を固定するための固定用配管が接続されている。本実施形態では、この固定用配管がガス側連絡配管(16)にロウ付けにより接合されている。
上記フィルタ配管(8)は、冷媒フィルタ(2)が取り付けられた冷媒配管により形成されている。上記冷媒フィルタ(2)は、略円筒状に膨出したフィルタ収納部と、フィルタ収納部に内挿されるメッシュ部材(2a)とを備えている。このメッシュ部材(2a)は、一端が開口する有底筒状に加工され、開口から流入する異物を捕捉できるように構成されている。尚、このメッシュ部材(2a)のメッシュサイズは1000メッシュ程度である。又、フィルタ配管(8)の両端部には、上記閉鎖弁(6,7)のフランジに対応するフランジが取り付けられている。そして、このフランジを介して、フィルタ配管(8)と閉鎖弁(6,7)とを着脱自在に接続することができる。
上記取替配管(3)は、両端に上記閉鎖弁(6,7)のフランジに対応するフランジが取り付けられた冷媒配管により構成されている。そして、フィルタ配管(8)と同様に、このフランジを介して、フィルタ配管(8)と閉鎖弁(6,7)とを着脱自在に接続することができる。
−空気調和装置の運転動作−
次に、空気調和装置(10)の運転動作について説明する。この空気調和装置(10)は、四路切換弁(19)の切り換えによって冷房運転と暖房運転とが実行可能になっている。
次に、空気調和装置(10)の運転動作について説明する。この空気調和装置(10)は、四路切換弁(19)の切り換えによって冷房運転と暖房運転とが実行可能になっている。
<冷房運転>
冷房運転では、四路切換弁(19)が第1状態に設定される。そして、この状態で圧縮機(18)を運転すると、冷媒回路(17)では室外熱交換器(20)が凝縮器となって室内熱交換器(30)が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。なお、冷房運転では、室外膨張弁(21a)の開度が全開に設定され、室内膨張弁(21b)の開度が適宜調節される。
冷房運転では、四路切換弁(19)が第1状態に設定される。そして、この状態で圧縮機(18)を運転すると、冷媒回路(17)では室外熱交換器(20)が凝縮器となって室内熱交換器(30)が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。なお、冷房運転では、室外膨張弁(21a)の開度が全開に設定され、室内膨張弁(21b)の開度が適宜調節される。
この状態で、圧縮機(18)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(20)で室外空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器(20)で凝縮した冷媒は、室内膨張弁(21b)を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器(30)で室内空気と熱交換して蒸発する。室内熱交換器(30)で蒸発した冷媒は、圧縮機(18)へ吸入されて圧縮される。以上のように冷媒が冷媒回路(17)内を循環して室内が冷却される。
<暖房運転>
暖房運転では、四路切換弁(19)が第2状態に設定される。そして、この状態で圧縮機(18)を運転すると、冷媒回路(17)では室内熱交換器(30)が凝縮器となって室外熱交換器(20)が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。なお、暖房運転においては、室外膨張弁(21a)の開度が適宜調節される。
暖房運転では、四路切換弁(19)が第2状態に設定される。そして、この状態で圧縮機(18)を運転すると、冷媒回路(17)では室内熱交換器(30)が凝縮器となって室外熱交換器(20)が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。なお、暖房運転においては、室外膨張弁(21a)の開度が適宜調節される。
この状態で、圧縮機(18)から吐出された冷媒は、室内熱交換器(30)で室内空気と熱交換して凝縮する。室内熱交換器(30)で凝縮した冷媒は、室外膨張弁(21a)を通過する際に減圧され、その後に室外熱交換器(20)で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器(20)で蒸発した冷媒は、圧縮機(18)へ吸入されて圧縮される。以上のように冷媒が冷媒回路(17)内を循環して室内が加熱される。
−フィルタキットを用いた異物捕捉作業−
上記フィルタキット(1)を用いた異物捕捉作業は、空気調和装置の設置作業の終了後に連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉するために行われる。まず、空気調和装置の設置作業において行われるフィルタキット(1)の取付作業について説明した後、上記異物捕捉作業について説明する。
上記フィルタキット(1)を用いた異物捕捉作業は、空気調和装置の設置作業の終了後に連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉するために行われる。まず、空気調和装置の設置作業において行われるフィルタキット(1)の取付作業について説明した後、上記異物捕捉作業について説明する。
空気調和装置の設置作業において、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)を据付場所に据え付ける。そして、設置現場で作製した液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)により室外ユニット(11)と室内ユニット(12)とを接続する。
具体的に、長尺の配管を所望の長さに切断する。この切断した配管を継ぎ合わせ、その継ぎ合わせた部分をガスバーナー等で加熱する。そして、この加熱した部分にロウ材を押し付けて溶かす。そして、この溶けたロウ材を継ぎ合わせた部分の隙間に流し込んで各配管同士を接合する。この配管の継ぎ合わせと継ぎ合わせた部分のロウ付けとを繰り返し行いながら、液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)を延ばしていき、最終的に両方のユニットを接合する。
尚、この連絡配管(15,16)の作製時において、長尺の配管の切断時に発生する金属紛、又はロウ付け時に加熱した配管の内面部分に生じる酸化物等の異物が連絡配管(15,16)内に残ってしまう場合がある。この異物を上記フィルタキット(1)を用いて捕捉する。
ここで、ガス側連絡配管(16)を作製する際に、一箇所だけ継ぎ合わせない部分を設ける。この部分は熱源側回路(13)の近傍である。この部分では、室外回路(13)から延びるガス側連絡配管(16)の管端と室内回路(14)から延びるガス側連絡配管(16)の管端とが所定の距離を空けてそれぞれ対向している。この対向する管端にそれぞれフィルタキット(1)の閉鎖弁(6,7)を取り付ける。その後で、閉鎖弁(6,7)間にフィルタ配管(8)をフランジを介して接続する。この時、メッシュ部材(2a)の開口部が室内回路(14)側になるように、フィルタ配管(8)を接続する。
空気調和装置の設置作業が完了すると、次に冷房試運転が行われる。この冷房試運転において、両方の閉鎖弁(6,7)は開状態にする。この状態で圧縮機(18)を運転すると、冷媒回路(17)内を冷媒が循環する。そして、この循環する冷媒が両方の連絡配管(15,16)内に残った異物を押し流す。押し流された異物は上記フィルタ配管(8)に流入するとともに、該冷媒フィルタ(2)のメッシュ部材(2a)で捕捉される。このように冷房試運転中に、上記異物がメッシュ部材(2a)に捕捉されていく。
この冷房試運転を所定時間行った後、圧縮機(18)を停止して、フィルタ配管(8)と取替配管(3)とを取り換える。尚、この所定時間は、連絡配管(15,16)内に残った異物が冷媒フィルタ(2)で捕捉されるのに十分な時間を設定する。ここで、冷房試運転の時間が制約される場合には、この所定時間が冷房試運転時間を超えてしまうことが考えられる。その場合は、冷房試運転後の通常運転時において、所定時間の経過後に圧縮機(18)を停止して、フィルタ配管(8)と取替配管(3)とを取り換えてもよい。
フィルタ配管(8)と取替配管(3)とを取り換える場合には、どちらか一方の閉鎖弁(36)の冷媒ポート(35)にガス回収機を取り付ける。そして、両方の閉鎖弁(36)を閉じると、フィルタ配管(8)の両側を閉鎖するとともに、フィルタ配管(8)と両方の閉鎖弁(36)の冷媒ポート(35)とが連通する。この状態で、上記ガス回収機を起動して、フィルタ配管(8)内のガス冷媒をガス回収機内に回収する。その後、両方の閉鎖弁(36)からフィルタ配管(8)を取り外して取替配管(3)に付け替える。そして、どちらか一方の閉鎖弁(36)の冷媒ポート(35)に真空ポンプを取り付け、取替配管(3)の真空引きを冷媒ポート(35)を介して行った後、上記閉鎖弁(36)を開いて取替配管(3)と冷媒回路(17)とを連通する。この取替配管(3)に取り換えられた状態で、空気調和装置の運転が行われる。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、上記フィルタキット(1)において、目的に応じて上記フィルタ配管(8)と上記取替配管(3)とを自在に取り換えることができる。つまり、連絡配管(15,16)内の異物を捕捉したい場合には、フィルタ配管(8)をガス側連絡配管(16)に取り付けることができる。一方、冷媒フィルタ(2)で連絡配管(15,16)内の異物を捕捉した後は、冷媒フィルタ(2)の流動抵抗により冷凍装置の性能が低下しないように、フィルタ配管(8)と取替配管(3)とを取り換えることができる。
本実施形態によれば、上記フィルタキット(1)において、目的に応じて上記フィルタ配管(8)と上記取替配管(3)とを自在に取り換えることができる。つまり、連絡配管(15,16)内の異物を捕捉したい場合には、フィルタ配管(8)をガス側連絡配管(16)に取り付けることができる。一方、冷媒フィルタ(2)で連絡配管(15,16)内の異物を捕捉した後は、冷媒フィルタ(2)の流動抵抗により冷凍装置の性能が低下しないように、フィルタ配管(8)と取替配管(3)とを取り換えることができる。
したがって、熱源側回路(13)と利用側回路(14)とが連絡配管(15,16)で接続された冷凍装置において、冷凍装置の性能に配慮しつつ連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉することができる。
又、本実施形態によれば、上記フィルタ配管(8)の冷媒フィルタ(2)は、常設用の冷媒フィルタ(34)とは違い、冷媒回路(17)に常設されるものではないので、メッシュサイズを小さくすることができる。したがって、上記フィルタ配管(8)の冷媒フィルタ(2)において、常設用の冷媒フィルタ(34)では捕捉できない細かな異物を捕捉することができる。
又、本実施形態によれば、上記フィルタキット(1)において、上記閉鎖弁(36)を用いることにより、分割配管(3)とフィルタ付き冷媒配管(8)とを簡単に取り換えることができる。
−実施形態の変形例−
本実施形態との違いは、図4に示すように、室外ユニット(11)が連絡配管(15,16)に対して並列に複数設けられている点である。これにより、各連絡配管(15,16)が、本実施形態とは違い、主配管(16a)と該主配管(16a)から分岐した複数の分岐配管(16b)とで構成される。そして、上記各分岐配管(16b)の端部に各室外ユニット(11)が接続されている。尚、上記変形例では、3つの室外ユニット(11)が示されているが、これは例示であり、上記室外ユニット(11)が2台のみ、又は4台以上設けられてもよい。
本実施形態との違いは、図4に示すように、室外ユニット(11)が連絡配管(15,16)に対して並列に複数設けられている点である。これにより、各連絡配管(15,16)が、本実施形態とは違い、主配管(16a)と該主配管(16a)から分岐した複数の分岐配管(16b)とで構成される。そして、上記各分岐配管(16b)の端部に各室外ユニット(11)が接続されている。尚、上記変形例では、3つの室外ユニット(11)が示されているが、これは例示であり、上記室外ユニット(11)が2台のみ、又は4台以上設けられてもよい。
この変形例では、上記ガス側連絡配管(16)の各分岐配管(16b)にそれぞれフィルタキット(1)が設けられている。このように構成すると、上記ガス側連絡配管(16)の主配管(16a)にフィルタキット(1)を取り付けた場合に比べて、確実に連絡配管(15,16)内の異物を捕捉することができる。つまり、上記主配管(16a)にフィルタキット(1)を取り付けると、該フィルタキット(1)の下流側に上記分岐配管(16b)が配置されてしまう。そうなると、分岐配管(16b)内に残った異物は、フィルタキット(1)で捕捉されないまま室外ユニット(11)の方へ押し流されてしまう。
したがって、上記室外ユニット(11)が複数設けられている場合には、各分岐配管(16b)ごとにフィルタキット(1)を設けることにより、主配管(16a)にフィルタキット(1)を取り付けた場合に比べて、確実に連絡配管(15,16)内の異物を捕捉することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、新設した空気調和装置の連絡配管(15,16)内に残った異物を捕捉するためにフィルタキット(1)を用いたが、これに限定される必要はなく、例えば、空気調和装置を更新する際に用いてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた冷凍装置に関し、特に冷媒回路内の異物を回収する技術について有用である。
1 フィルタキット
2 冷媒フィルタ
2a メッシュ部材
3 取替配管(分割配管)
6、7 閉鎖弁(連結部材)
8 フィルタ配管 (フィルタ付き冷媒配管)
10 空気調和装置
13 室外回路(熱源側回路)
14 室内回路(利用側回路)
15 液側連絡配管
16 ガス側連絡配管
17 冷媒回路
18 圧縮機
19 四路切換弁
20 室外熱交換器
21a 室外膨張弁
21b 室内膨張弁
30 室内熱交換器
34 常設用冷媒フィルタ
35 冷媒ポート
36 開閉弁
2 冷媒フィルタ
2a メッシュ部材
3 取替配管(分割配管)
6、7 閉鎖弁(連結部材)
8 フィルタ配管 (フィルタ付き冷媒配管)
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13 室外回路(熱源側回路)
14 室内回路(利用側回路)
15 液側連絡配管
16 ガス側連絡配管
17 冷媒回路
18 圧縮機
19 四路切換弁
20 室外熱交換器
21a 室外膨張弁
21b 室内膨張弁
30 室内熱交換器
34 常設用冷媒フィルタ
35 冷媒ポート
36 開閉弁
Claims (5)
- 利用側回路(14)と熱源側回路(13)とが液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)で接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(17)が構成された冷凍装置であって、
上記ガス側連絡配管(16)は、該ガス側連絡配管(16)を複数に分割した分割配管(3,4,5)と、該分割配管(3,4,5)同士を連結する複数の連結部材(6,7)とを備え、
上記ガス側連絡配管(16)における隣り合う連結部材(6,7)の間の分割配管(3)と、冷媒中の異物を捕捉する冷媒フィルタ(2)が設けられたフィルタ付き冷媒配管(8)とが取り換え自在に構成されていることを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1において、
上記熱源側回路(13)が複数設けられ、
上記ガス側連絡配管(16)は、主配管(16a)と該主配管(16a)から分岐した複数の分岐配管(16b)とで構成され、上記分岐配管(16b)が、フィルタ付き冷媒配管(8)と取り換え自在な分割配管(3)を備えていることを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1又は2において、
上記冷媒回路(17)には、上記利用側回路(14)又は上記熱源側回路(13)に常設されて冷媒中の異物を捕捉する常設用の冷媒フィルタ(34)が取り付けられ、
上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)及び常設用の冷媒フィルタ(34)の内部には、それぞれ冷媒中の異物を捕捉するメッシュ部材(2a)が設けられ、
上記フィルタ付き冷媒配管(8)の冷媒フィルタ(2)におけるメッシュサイズは、常設用の冷媒フィルタ(34)におけるメッシュサイズよりも小さく形成されていることを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1から3の何れか1つにおいて、
上記連結部材(6,7)は、冷媒ポート(35)と開閉機構を有する開閉弁(36)により構成されていることを特徴とする冷凍装置。 - 利用側回路(14)と熱源側回路(13)とが液側連絡配管(15)及びガス側連絡配管(16)で接続されて冷凍サイクルを行う冷媒回路(17)が構成された冷凍装置ついて、上記冷媒回路(17)内に残った異物を捕捉する冷凍装置の異物捕捉方法であって、
上記ガス側連絡配管(16)は、複数の分割配管(3,4,5)と、該分割配管(3,4,5)同士を連結する複数の連結部材(6,7)と、冷媒中の異物を捕捉する冷媒フィルタ(2)が設けられるとともに、該分割配管(3,4,5)と取り換え自在に構成されたフィルタ付き冷媒配管(8)とを備え、
試運転中に上記ガス側連絡配管(16)にフィルタ付き冷媒配管(8)を取り付けて、冷媒回路(17)に冷凍サイクルを行わせ、冷媒中の異物を冷媒フィルタ(2)で捕捉する第1工程と、試運転後に上記ガス側連絡配管(16)からフィルタ付き冷媒配管(8)を取り外し、該フィルタ付き冷媒配管(8)の代わりに分割配管(3,4,5)を取り付けて、冷媒回路(17)に冷凍サイクルを行わせる第2工程とを備えていることを特徴とする冷凍装置の異物捕捉方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008035152A JP2009192180A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | 冷凍装置と冷凍装置の異物捕捉方法 |
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JP2008035152A JP2009192180A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | 冷凍装置と冷凍装置の異物捕捉方法 |
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JP2009192180A true JP2009192180A (ja) | 2009-08-27 |
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ID=41074357
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JP (1) | JP2009192180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022264311A1 (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置の洗浄システム、異物回収ユニット及び空気調和装置の洗浄方法 |
-
2008
- 2008-02-15 JP JP2008035152A patent/JP2009192180A/ja active Pending
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WO2022264311A1 (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置の洗浄システム、異物回収ユニット及び空気調和装置の洗浄方法 |
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