JP4014609B2 - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP4014609B2
JP4014609B2 JP2005218807A JP2005218807A JP4014609B2 JP 4014609 B2 JP4014609 B2 JP 4014609B2 JP 2005218807 A JP2005218807 A JP 2005218807A JP 2005218807 A JP2005218807 A JP 2005218807A JP 4014609 B2 JP4014609 B2 JP 4014609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
arm
sliding surface
convex
rotation shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005218807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007035500A (ja
Inventor
一三 小林
崇 荒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005218807A priority Critical patent/JP4014609B2/ja
Publication of JP2007035500A publication Critical patent/JP2007035500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4014609B2 publication Critical patent/JP4014609B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

本発明はノイズフィルタに関する。
従来からこの種のノイズフィルタとして、ケース内にチョークコイルとコンデンサとからなるフィルタ回路を備えたノイズフィルタが知られている。このノイズフィルタは、盤内機器に搭載された後に、盤内機器の他の回路と導線により接続される。この導線による接続を簡易に行うために、一般のノイズフィルタでは、端子を設け、この端子に導線を結線して接続を行っている。
よってノイズフィルタに設けられた端子へのアクセスをよくするために、端子はノイズフィルタ表面、たとえばノイズフィルタの頂部に設けられている。この端子を結線後、剥き出しの状態にすると、他の回路等とショートするおそれがあるため、特許文献1や特許文献2に示される様に、端子部分にはカバーが設けられている。
特開2000−113918号公報 特開平5−168112号公報
しかし、特許文献1に示されるノイズフィルタでは、カバーをノイズフィルタ本体より取り外す必要がある。この場合に取り外したカバーを無くすおそれがあり、その場合には新たにカバーを準備する必要があった。
また特許文献2におけるノイズフィルタでは、カバーを取り外さずに結線作業をすることは可能であるが、ノイズフィルタが搭載された盤内機器内のスペースの問題などから、カバーを取り外したい場合に、カバーを外すことが容易ではなかった。また無理に取り外そうとすると、カバーが破損する恐れもあった。
そこで、本発明は、着脱せずとも容易に端子で結線、及びメンテナンス可能であり、かつ脱着を容易に可能としたカバーを備えたノイズフィルタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、第一側部と、第一側部と対向する第二側部と、第一側部の一端と第二側部の一端とに跨って設けられる第三側部と、第三側部と対向して第一側部の他端と第二側部の他端とに跨って設けられる第四側部と、第一側部と第二側部及び第三側部と第四側部それぞれに跨って設けられる頂部とを有するケースと、ケースに収容されコイル及びコンデンサを有するフィルタ回路と、第三側部又は第四側部の少なくとも一方にケースと一体に設けられ、フィルタ回路と電気的に接続され少なくとも頂部側が開放部となる端子を備えた端子台と、開放部を覆うカバーとを有したノイズフィルタを提供する。このノイズフィルタのカバーは、それぞれ第一側部の外面及び第二側部の外面であって頂部近傍に着脱可能及び回動可能に取付けられる第一接続部及び第二接続部を有し、開放部を閉止した閉止位置と開放した開放位置との間を移動可能となっている。第一側部の外面には、端子台近傍かつ頂部近傍から延びる第一溝を画成する第一溝画成部と、第一溝画成部の頂部位置に設けられて第一溝の頂部への開口を閉止する第一閉止壁とが設けられ、第二側部の外面には、端子台近傍かつ頂部近傍から延びる第二溝を画成する第二溝画成部と、第二溝画成部の頂部位置に設けられて第二溝の頂部への開口を閉止する第二閉止壁とが設けられ、第一接続部には、第二接続部側に向けて延出される第一回動軸部を備え、第二接続部には、第一接続部側に向けて延出される第二回動軸部を備えている。第一溝と第二溝とは略平行に延びていると共に、それぞれ第三側部から第四側部へ向かう方向と直交する方向に延びて形成され、第一接続部と第二接続部とはそれぞれ略平行に延びる弾性体から構成される第一腕部と第二腕部とを備え、第一腕部と第二腕部とにはそれぞれ第一回動軸部と第二回動軸部とが略同軸上に設けられると共に、第一腕部には第一回動軸部近傍に配置されて第一回動軸部の延出方向と同一方向に突出される第一凸部が設けられ、第二腕部部には第二回動軸部近傍に配置されて第一回動軸部の延出方向と同一方向かつ第一凸部と略同軸に突出される第二凸部が設けられ、カバーが閉止位置で、第一腕部及び第二腕部は固定位置に配置され、第一凸部は第一溝内であって第一回動軸部よりも頂部から離れた位置に挿入されると共に、第二凸部は第二溝内であって第二回動軸部よりも頂部から離れた位置に挿入されている。そして第一溝画成部は、第一溝内側面であって端子台側に位置する第一溝第一側面と、第一溝内側面であって第一溝第一側面と対向する面である第一溝第二側面と、を有し、第二溝画成部は、第二溝内側面であって端子台側に位置する第二溝第一側面と、第二溝内側面であって第二溝第一側面と対向する面である第二溝第二側面と、を有し、カバーが閉止位置にある状態で、第一回動軸部及び第二回動軸部はそれぞれ第一溝第二側面及び第二溝第二側面に当接し、第一凸部及び第二凸部はそれぞれ第一溝第一側面及び第二溝第一側面に当接している。
このような構成によると、カバーがケースに回動支持されるため、カバーを取り外さなくても端子に導線を結線することができる。またケースの外側にカバーの取付部分が有るため、カバーの着脱が容易であり、カバーを必要に応じて取り外すこともできる。よって盤内機器においてノイズフィルタの配置の制約が少なくなり、盤内機器の設計の自由度を増すことができる。またケースの両側部に第一回動軸部及び第二回動軸部の回動支持部となる第一溝及び第二溝が形成される。よって両側部から第一回動軸部及び第二回動軸部を第一溝及び第二溝内に挿入し、第一回動軸部及び第二回動軸部で狭持するように、カバーをケースに取り付けることができる。また第一凸部と第二凸部とがそれぞれ第一溝と第二溝とに挿入されることにより、カバーを閉止位置に保持することができる。よって振動等により、カバーが不意に開くことが抑制される。また第一回動軸部と第一凸部とが挿入される第一溝を一の溝より構成し、第二回動軸部と第二凸部とが挿入される第二溝も一の溝より構成している。これにより、ケースの形状を簡略化することができ、ケースの成型のための金型等の形状を簡略化することができる。よって生産性を増すことができる。また、カバーが閉止位置にある状態で、第一回動軸部が第一溝第二側面に当接し、第一凸部が第一溝第一側面に当接する。第二回動軸部も同様に当接するため、少なくとも第一溝及び第二溝と直交する方向においては、カバーが動くのを抑制することできる。よってカバーが閉止位置にある状態で、カバーのガタつきを抑制することができる。
上記構成のノイズフィルタにおいて、端子台には、ノイズフィルタを被取付部材に取付ける取付部が設けられ、取付部はカバーにより閉止可能であることが好ましい。
このような構成によると、取付部への接近が容易となり、ノイズフィルタの盤内機器への搭載が容易となる。また取付部は、ノイズフィルタを盤内機器に取り付ける際に一般に螺子等により取付を行うが、螺子等も導電性を備えることが多いため、取付部をカバーで覆うことにより、螺子等でショートが発生することを防止することができる。
また第一回動軸部が第一溝内であって第一閉止壁近傍に挿入されると共に、第二回動軸部が第二溝内であって第二閉止壁近傍に挿入されてカバーがケースに装着されていることが好ましい。
このような構成によると、第一回動軸部と第二回動軸部との間を押し広げることにより、カバーをケースに容易に着脱することができる。
また端子台には、第一溝画成部と連続する第一摺動面と、第二溝画成部と連続する第二摺動面とをそれぞれ備え、第一腕部と第二腕部とは第一凸部先端位置から第二凸部先端位置までの距離が第一摺動面から第二摺動面までの距離より短い固定位置から第一凸部先端位置から第二凸部先端位置までの距離が第一摺動面から第二摺動面までの距離と略等しい摺動位置までの間を弾性的に移動可能であり、カバーが閉止位置から開放位置へ移行する時に、第一腕部及び第二腕部は互いに離間するように押し広げられて摺動位置に配置され、第一凸部及び第二凸部はそれぞれ第一摺動面上及び第二摺動面上に位置すると共に、第一摺動面上及び第二摺動面上を摺動することが好ましい。
このような構成によると、第一腕部と第二腕部とは弾性体であるため、固定位置から摺動位置に押し広げられて第一摺動面及び第二摺動面上に第一凸部及び第二凸部とが配された場合、第一摺動面と第二摺動面とで端子台を狭持することになる。これにより第一凸部及び第二凸部と第一摺動面及び第二摺動面との間に摩擦が発生し、第一凸部及び第二凸部が第一摺動面上及び第二摺動面上の軌跡の任意の位置にある状態で、カバーをケースに対して任意の位置に保つことができる。また第一凸部及び第二凸部が第一摺動面上及び第二摺動面上から第一溝及び第二溝内に入ったときに、第一腕部及び第二腕部は、弾性復元力により固定位置に移動する。この時に弾性力により、第一腕部及び第二腕部は弾かれた様に移動するため僅かに衝撃が発生する。よってこの衝撃により、カバーを開閉する使用者に、カバーが閉止位置に確実に位置したことを報知することができる。
また第一摺動面の第一溝との境界位置であって第一凸部が摺動する軌跡上には、第一摺動面より突出する第一突起が設けられ、第二摺動面の第二溝との境界位置であって第二凸部が摺動する軌跡上には、第二摺動面より突出する第二突起が設けられていることが好ましい。
このような構成によると、第一凸部及び第二凸部は、第一溝及び第二溝から第一摺動面及び第二摺動面に移動する際に、それぞれ第一突起及び第二突起を乗り越える必要がある。よって、第一凸部及び第二凸部が、それぞれ第一溝及び第二溝から不意に外れることが更に抑制される。また、第一凸部及び第二凸部は、第一摺動面及び第二摺動面からに第一溝内及び第二溝内に移動する際にも、それぞれ第一突起及び第二突起を乗り越える必要がある。この時に第一腕及び第二腕は、摺動位置から更に押し広げられた後に固定位置に弾性的に移動するため、第一凸部及び第二凸部が第一摺動面及び第二摺動面から第一溝内及び第二溝内に移動した際の衝撃を更に大きくすることができ、使用者にカバーが閉止位置に位置したことを更に確実に報知することができる。
また端子台は、第一摺動面及び第二摺動面に連続する頂部側に面する頂部側面を有し、カバーが開放位置にある時に第一凸部及び第二凸部は頂部側面上に位置すると共に、第一腕部及び第二腕部は固定位置に位置することが好ましい。
このような構成によると、カバーが開放位置で、第一凸部及び第二凸部は、第一摺動面及び第二摺動面から外れて頂部側面に乗り上げる。この時に第一腕部及び第二腕部は固定位置にあるので、第一凸部は第一摺動面と頂部側面との角部に乗り上がり、第二凸部は第二摺動面と頂部側面との角部に乗り上がるため、第一凸部及び第二凸部が第一摺動面上及び第二摺動面上に移動することが抑制される。よってカバーは開放位置で維持される。
またケースは樹脂から製造され、ケースの第一側部、第二側部、第三側部、及び第四側部に対して頂部の反対位置には、第一側部、第二側部、第三側部、及び第四側部により画成される開口が形成され、開口は、金属製のベース部材により覆われているが好ましい。
このような構成によると、ケース全体を絶縁体とすることができるため、端子に導線を結線し、カバーを閉止位置にした後は、ノイズフィルタでショートが発生することが抑制される。また盤内機器との接触部分となる開口部分には、金属製のベース部材が配置されるため、このベース部材をアースとして、盤内機器上の電極と接触させることができる。
またカバーの、開放部を覆った状態で端子と対向する部分には貫通孔が形成されていることが好ましい。
また上記課題を解決するために本発明は、第一側部と、第一側部と対向する第二側部と、第一側部の一端と第二側部の一端とに跨って設けられる第三側部と、第三側部と対向して第一側部の他端と第二側部の他端とに跨って設けられる第四側部と、第一側部と第二側部及び第三側部と第四側部それぞれに跨って設けられる頂部とを有するケースと、ケースに収容されコイル及びコンデンサを有するフィルタ回路と、第三側部又は第四側部の少なくとも一方にケースと一体に設けられ、フィルタ回路と電気的に接続され少なくとも頂部側が開放部となる端子を備えた端子台と、開放部を覆うカバーとを有し、カバーは、それぞれ第一側部の外面及び第二側部の外面であって頂部近傍に着脱可能及び回動可能に取付けられる第一接続部及び第二接続部を有し、開放部を閉止した閉止位置と開放した開放位置との間を移動可能に構成され、第一側部の外面には、端子台近傍かつ頂部近傍から延びる第一溝を画成する第一溝画成部と、第一溝画成部の頂部位置に設けられて第一溝の頂部への開口を閉止する第一閉止壁とが設けられ、第二側部の外面には、端子台近傍かつ頂部近傍から延びる第二溝を画成する第二溝画成部と、第二溝画成部の頂部位置に設けられて第二溝の頂部への開口を閉止する第二閉止壁とが設けられ、第一接続部には、第二接続部側に向けて延出される第一回動軸部を備え、
第二接続部には、第一接続部側に向けて延出される第二回動軸部を備え、第一回動軸部が第一溝内であって第一閉止壁近傍に挿入されると共に、第二回動軸部が第二溝内であって第二閉止壁近傍に挿入されてカバーがケースに装着され、第一溝と第二溝とは略平行に延びていると共に、それぞれ第三側部から第四側部へ向かう方向と直交する方向に延びて形成され、端子台には、第一溝画成部と連続する第一摺動面と、第二溝画成部と連続する第二摺動面とをそれぞれ備え、第一接続部と第二接続部とはそれぞれ略平行に延びる弾性体から構成される第一腕部と第二腕部とを備え、第一腕部と第二腕部とにはそれぞれ第一回動軸部と第二回動軸部とが略同軸上に設けられると共に、第一腕部には第一回動軸部近傍に配置されて第一回動軸部の延出方向と同一方向に突出される第一凸部が設けられ、第二腕部部には第二回動軸部近傍に配置されて第一回動軸部の延出方向と同一方向かつ第一凸部と略同軸に突出される第二凸部が設けられ、第一腕部と第二腕部とは第一凸部先端位置から第二凸部先端位置までの距離が第一摺動面から第二摺動面までの距離より短い固定位置から第一凸部先端位置から第二凸部先端位置までの距離が第一摺動面から第二摺動面までの距離と略等しい摺動位置までの間を弾性的に移動可能であり、カバーが閉止位置で、第一腕部及び第二腕部は固定位置に配置され、第一凸部は第一溝内であって第一回動軸部よりも頂部から離れた位置に挿入されると共に、第二凸部は第二溝内であって第二回動軸部よりも頂部から離れた位置に挿入され、カバーが閉止位置から開放位置へ移行する時に、第一腕部及び第二腕部は互いに離間するように押し広げられて摺動位置に配置され、第一凸部及び第二凸部はそれぞれ第一摺動面上及び第二摺動面上に位置すると共に、第一摺動面上及び第二摺動面上を摺動し、第一溝画成部は、第一溝内側面であって端子台側に位置する第一溝第一側面と、第一溝内側面であって第一溝第一側面と対向する面である第一溝第二側面と、を有し、第二溝画成部は、第二溝内側面であって端子台側に位置する第二溝第一側面と、第二溝内側面であって第二溝第一側面と対向する面である第二溝第二側面と、を有し、カバーが閉止位置にある状態で、第一回動軸部及び第二回動軸部はそれぞれ第一溝第二側面及び第二溝第二側面に当接し、第一凸部及び第二凸部はそれぞれ第一溝第一側面及び第二溝第一側面に当接するノイズフィルタを提供する
本発明のノイズフィルタによれば、カバーを着脱せずとも容易に端子で結線、及びメンテナンス可能であり、かつ必要に応じてカバーの脱着も容易となる。
本発明の実施の形態に係るノイズフィルタについて、図1から図6を参照して説明する。図1は本実施の形態に係るノイズフィルタ1が示される斜視図である。ノイズフィルタ1は、ケース2と、一対の端子台3、3と、一対のカバー4、4を主に備えて構成されている。
ケース2は、絶縁体の樹脂を素材とし、第一側壁21と、第一側壁21と対向する第二側壁22と、第一側壁21の一端と第二側壁22の一端とに跨って設けられる第三側壁23と、第三側壁23と対向して第一側壁21の他端と第二側壁22の他端とに跨って設けられる第四側壁24と、第一側壁21と第二側壁22及び第三側壁23と第四側壁24それぞれに跨って設けられる頂壁25とを備えており、第三側壁23から第四側壁24へと向かう方向を長手方向とする略箱形に構成されている。またケース2の第一側壁21、第二側壁22、第三側壁23及び第四側壁24に対して頂壁25の反対位置には、第一側壁21、第二側壁22、第三側壁23及び第四側壁24により画成される図示せぬ開口が形成されている。この開口からケース2内部に、コイルとコンデンサから構成される図示せぬフィルタ回路が挿入されて固定されている。また図示せぬ開口は、金属製のベース26により覆われている。ベース26は、ノイズフィルタ1が図示せぬ盤内機器に搭載された状態で、盤内機器に設けられたアースと電気的に接続される。以下、本実施の形態において、第三側壁23から第四側壁24へと向かう方向を長手方向、頂壁25からベース26に向かう方向を上下方向、第一側壁21から第二側壁22へと向かう方向を短手方向と定義して説明する。
図2及び図4に示されるように、第一側壁21外表面の第三側壁23側及び第四側壁24側には第一溝形成部5、5が規定されており、第一溝形成部5、5には第一溝5a、5aが形成されている。また図2に示されるように、第二側壁22外表面の第三側壁23側及び第四側壁24側には第二溝形成部6、6が規定されており、第二溝形成部6、6には第二溝6a、6aが形成されている。
図4に示されるように、第一側壁21の第一溝形成部5、5は、第一溝5aを画成する側面として、後述する端子台3、3側に位置する第一溝第一側面51、51と、第一溝第一側面51、51と対向する第一溝第二側面52、52とを有している。第二側壁22においても、第一側壁21と同様に、図2に示されるように、第二溝形成部6、6が、第二溝6a、6aを画成する側面として、端子台3、3側に位置する第二溝第一側面61、61(図2)と、第二溝第一側面61、61と対向する第二溝第二側面62、62(図2)とを有している。
これら第一溝5a、5a及び第二溝6a、6aはそれぞれケース2の長手方向と略直交する方向に延びて形成されており、第一側壁21における第一溝5a、5aと第二側壁22における第二溝6a、6aは、ケース2の長手方向において略同位置に形成されている。図2及び図4に示されるように、第一溝5a、5a及び第二溝6a、6aは、それぞれ頂壁25部分で第一閉止壁53、53及び第二閉止壁63、63により閉止されている。
ケース2の第三側壁23近傍及び第四側壁24近傍にはケース2と一体の端子台3、3がそれぞれ設けられている。ケース2においては、その長手方向における形状が対称に形成されている、即ち第三側壁23近傍及び第四側壁24近傍が同形状に構成されているため、以下の説明で特に言及しない限りは、第三側壁23近傍の端子台3のみについて説明し、第四側壁24近傍の端子台3についての説明は省略する。
端子台3は、図2及び図3に示されるように、第三側壁23と、第一側壁21の第一溝5aより第三側壁23側部分及び第二側壁22の第二溝6aより第三側壁23側部分と、から構成されている。また端子台3の頂壁25側に位置する箇所には、頂部側壁37が設けられている。頂部側壁37表面は、頂壁25に対してベース26側に落ち込んでおり、頂壁25表面と、頂部側壁37表面との間には、頂壁25表面が落ち込んだ分の段部3A(図4)が設けられている。
図2、図3に示されるように、第一溝5aから第一側壁21表面、第三側壁23表面及び第二側壁22表面に跨って第二溝6aまで一連の段部3Bが設けられている。頂部側壁37からベース26に向かう方向と直交する方向の端子台3の断面は、この段部3Bを境にして頂部側壁37側の方がベース26側より断面積が小さくなるように構成されている。
また、図2、図3に示されるように、第一溝5a、段部3B及び頂部側壁37で区画される箇所には、第一摺動面33が規定されており、第二溝6a、段部3B及び頂部側壁37で区画される箇所には、第二摺動面34が規定されている。第一摺動面33の第一溝5aとの境界部分であって段部3Bの近傍位置には、第一摺動面33から僅かに突出する第一突起35が突設されており、第二摺動面34の第二溝6aとの境界部分であって段部3Bの近傍位置には、第二摺動面34から僅かに突出する第二突起36が突設されている。
図2に示されるように、頂部側壁37の第一側壁21側位置には、取付部32が設けられている。取付部32には、頂部側壁37側からベース26側へと貫通する貫通孔32aが形成されている。この貫通孔32aに図示せぬ螺子を通し、ノイズフィルタ1を盤内機器に取り付けることができる。
また端子台3には、頂部側壁37表面と第三側壁23表面とに跨って開放する空間31a、31b及び31c(図3)が形成されている。図2、図3及び図6に示されるように空間31a、31b及び31cは、取付部32近傍から第二側壁22側に向かって並んで形成されており、空間31aと空間31b、空間31bと空間31cは、それぞれ壁により区画されている。
これら空間31a〜空間31c内には、それぞれ端子31A〜31Cが配置されている。端子31A、端子31Cは、ケース2内の図示せぬフィルタ回路と電気的に接続されている。また端子31Bは、ベース26と電気的に接続されている。
カバー4は弾性及び絶縁性を備えた樹脂製であって、図5(a)に示されるように、略矩形の閉止壁43と、閉止壁43の一方の長辺から閉止壁43と略直交して延出される側壁44と、閉止壁43の両短辺からそれぞれ閉止壁43と略直交して延出される第一接続部である第一腕部壁41及び第二接続部である第二腕部壁42とから主に構成されている。第一腕部壁41及び第二腕部壁42は、閉止壁43短辺方向において一端側でそれぞれ側壁44と接続されている。閉止壁43には、カバー4が端子台3に取り付けられた状態で、端子31A〜31Cと対向する位置に、それぞれ貫通孔43a、43b、43cが形成されている。
閉止壁43の短辺方向長さは頂部側壁37の段部3Aから第三側壁23までの距離と略等しく、長辺方向長さは、頂部側壁37の第一摺動面33から第二摺動面34までの距離と略等しくなるように構成されている。故に第一腕部壁41から第二腕部壁42までの距離も頂部側壁37の第一摺動面33と交わる位置から第二摺動面34と交わる位置までの距離と略等しくなるように構成されている。また側壁44、第一腕部壁41、及び第二腕部壁42の閉止壁43からの延出量は、端子台3において、頂部側壁37から段部3Bまでの距離と略等しく構成されている。
第一腕部壁41及び第二腕部壁42の閉止壁43短辺方向の長さは、閉止壁43の短辺長さより大きくなるように構成されており、具体的には、ケース2において、第三側壁23から第一溝第二側面52、第二溝第二側面62までの距離より僅かに短い距離となるように構成されている。よって第一腕部壁41及び第二腕部壁42の閉止壁43短辺方向の他端側は閉止壁43の他方の長辺位置より突出した位置にある。故に第一腕部壁41及び第二腕部壁42は、突出した他端側を先端側、閉止壁43と接続された位置を基端側とした一対の腕部を構成している。
図5(a)に示されるように第一腕部壁41及び第二腕部壁42の腕部先端側位置であって、図5(b)に示されるように第一腕部壁41及び第二腕部壁42の閉止壁43からの延出方向の基部側位置であり、かつ第一腕部壁41及び第二腕部壁42の互いに対向する内面には、それぞれ第一回動軸部45及び第二回動軸部46が設けられている。第一回動軸部45と第二回動軸部46とは、同軸上に設けられている。また第一回動軸部45及び第二回動軸部46の互いに対向する内面からの第一腕部壁41及び第二腕部壁42の突出量は、第一溝5a及び第二溝6aの深さより短くなるように構成されている。
第一腕部壁41及び第二腕部壁42において第一回動軸部45及び第二回動軸部46が取り付けられた箇所の第一腕部壁41及び第二腕部壁42の閉止壁43からの延出方向端部側位置には、第一回動軸部45及び第二回動軸部46の延出方向と同じ方向に突出する第一凸部47及び第二凸部48がそれぞれ設けられている。第一凸部47と第二凸部48とは略同軸上に設けられている共に、第一凸部47先端位置から第二凸部48先端位置までの距離が第一摺動面33から第二摺動面34までの距離より短くなるように構成されている。
また図5(a)、(c)に示されるように、閉止壁43の短辺方向において、第一凸部47と第一回動軸部45との位置は僅かにずれており、第一凸部47の位置は、第一回動軸部45の位置より僅かに閉止壁43に近接した位置となっている。第一凸部47と第一回動軸部45とのずれ幅は、第一溝5aにおいて、第一溝第一側面51から第一溝第二側面52までの距離と略等しくなっている。図5(a)に示されるように、第二凸部48と第二回動軸部46との位置も僅かにずれており、第二凸部48の方が閉止壁43に近接している。また第二凸部48と第二回動軸部46とのずれ幅は、第二溝6aにおいて、第二溝第一側面61から第二溝第二側面62までの距離と略等しくなっている。
カバー4をケース2に取り付ける場合には、第一腕部壁41の先端部及び第二腕部壁42の先端部を互いに押し広げた状態で、第一回動軸部45を第一溝5a内に挿入すると共に、第二回動軸部46を第二溝6a内に挿入し、第一回動軸部45及び第二回動軸部46でケース2を狭持するように、カバー4をケース2に取り付ける。第一腕部壁41及び第二腕部壁42は弾性体であるため、容易に押し広げることができ、カバー4を容易に装着することができる。また逆にカバー4を外すときも、第一腕部壁41及び第二腕部壁42を容易に押し広げることができるため、ケース2からカバー4を容易に離脱することができる。
図1に示されるように、カバー4をケース2に装着してカバー4を締めた場合、即ちカバー4で端子31A〜C上方の開放部分が閉止された状態(カバー4が閉止位置にある状態)では、第一凸部47及び第二凸部48はそれぞれ第一溝5a及び第二溝6a(図2)内に挿入された状態にあり、第一腕部壁41から第二腕部壁42までの距離は、第一摺動面33から第二摺動面34までの距離と略等しいため、第一腕部壁41及び第二腕部壁42は弾性変形せず(固定位置)、カバー4を閉止位置に保持することができる。よって振動等により、カバー4が不意に開くことが抑制されている。
また第一凸部47(図5)と第一回動軸部45(図5)との閉止壁43の短辺方向における位置がずれているため、第一凸部47が第一溝第一側面51(図2)に当接し、第一回動軸部45が第一溝第二側面52(図2)に当接する。また、第一凸部47及び第一回動軸部45と同様に、第二凸部48(図5)及び第二回動軸部46(図5)においても、第二凸部48が第二溝第一側面61(図2)に当接し、第二回動軸部46が第二溝第二側面62(図2)に当接する。これにより、第一溝5a及び第二溝6aの幅方向、即ちケース2の長手方向においては、カバー4が動くのを抑制でき、カバー4が閉止位置にある状態で、ガタつきが発生することが抑制される。
またカバー4において、例えば第一腕部壁41の閉止壁43からの延出量は、端子台3において、頂部側壁37から段部3Bまでの距離と略等しく構成されている。よって、閉止壁43からの延出方向に設けられている第一凸部47は、第一溝第一側面51の段部3B近傍に当接することになる。第一摺動面33であって段部3B近傍には、第一突起35が設けられているため、カバー4が回動して第一凸部47が第一溝5aより脱するには、第一突起35を乗り越える必要が生じる。第二凸部48においても同様に第二突起36を乗り越える必要が生じるため、カバー4が閉止位置から不意に開くことが更に抑制されている。
またカバー4が閉止位置にある場合は、端子31A〜31Cの開放部分を閉止すると共に、取付部32の貫通孔32aも閉止する。故にノイズフィルタ1を盤内機器に取り付ける図示せぬ螺子も保護され、ショート等が発生することが押さえられている。
カバー4を開く際には、第一回動軸部45、第二回動軸部46を回動軸とし、第一溝5aの第一溝第一側面51と第一溝第二側面52と第一閉止壁53、第二溝6aの第二溝第一側面61と第二溝第二側面62と第二閉止壁63をそれぞれ回動支持部として、カバー4を、側壁44を頂壁25表面上方に持ち上げるようにして回動させる。この時に第一凸部47及び第二凸部48がそれぞれ第一突起35及び第二突起36をそれぞれ乗り越えると共に第一摺動面33及び第二摺動面34上にそれぞれ位置する。第一凸部47先端位置から第二凸部48先端位置までの距離は第一摺動面33から第二摺動面34までの距離より短いため、第一腕部壁41及び第二腕部壁42は弾性変形して互いに押し広げられた状態になり(摺動位置)、第一凸部47と第二凸部48とで端子台3を狭持した状態になる。これにより第一凸部47及び第二凸部48と第一摺動面33及び第二摺動面34との間に摩擦が発生し、第一凸部47及び第二凸部48が第一摺動面33上及び第二摺動面34上の摺動の軌跡の任意の位置にある状態で、カバー4をケース2に対して任意の位置に保つことができる。
また第一凸部47及び第二凸部48が第一摺動面33上及び第二摺動面34上にそれぞれ位置している状態から、カバー4を閉めて閉止状態とした場合、第一腕部壁41及び第二腕部壁42は、弾性復元力により固定位置に移動する。この時に第一腕部壁41及び第二腕部壁42は、摺動位置から更に押し広げられた後に固定位置に弾性的に移動するため、第一凸部47及び第二凸部48が第一摺動面33及び第二摺動面34から第一溝5a内及び第二溝6a内に移動した際に衝撃を発し、使用者にカバー4が閉止位置に位置したこと確実に報知することができる。
第一凸部47及び第二凸部48がそれぞれ第一摺動面33及び第二摺動面34上に位置した状態から、側壁44を更に頂壁25表面上方に持ち上げるようにカバー4を回動させると、第一凸部47及び第二凸部48は第一摺動面33及び第二摺動面34上から外れ、図6に示されるように頂部側壁37上に乗り上げる。この場合に、第一腕部壁41及び第二腕部壁42は、弾性復元力により固定位置に移動するため、第一凸部47及び第二凸部48は、頂部側壁37に乗り上がり、カバー4の閉止壁43が頂部側壁37を覆っていない状態(開放位置)で支持される。この場合、容易に端子31A〜31Cや、取付部32にアクセスできるため、カバー4を取り外さなくてもノイズフィルタ1に導線を結線することができる。上述したようにカバー4は必要に応じて取り外すこともできため、盤内機器においてノイズフィルタ1の配置の制約が少なくなり、盤内機器の設計の自由度を増すことができる。
尚、本発明のノイズフィルタは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施の形態に係るノイズフィルタにおけるカバーが閉止位置にある状態を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係るノイズフィルタにおけるケースの平面図。 本発明の実施の形態に係るノイズフィルタにおけるケースの正面図。 本発明の実施の形態に係るノイズフィルタにおけるケースの側面図。 本発明の実施の形態に係るノイズフィルタにけるカバーの(a)底面図、(b)背面図(c)側面透視図。 本発明の実施の形態に係るノイズフィルタにおけるカバーが開放位置にある状態を示す斜視図。
符号の説明
1・・ノイズフィルタ 2・・ケース 21・・第一側壁 22・・第二側壁
23・・第三側壁 24・・第四側壁 25・・頂壁 26・・ベース 3・・端子台
3A・・段部 3B・・段部 31a〜31c・・空間 31A〜31B・・端子
32・・取付部 32a・・貫通孔 33・・第一摺動面 34・・第二摺動面
35・・第一突起 36・・第二突起 37・・頂部側壁 4・・カバー
41・・第一腕部壁 42・・第二腕部壁 43・・閉止壁 44・・側壁
45・・第一回動軸部 46・・第二回動軸部 47・・第一凸部 48・・第二凸部
5・・第一溝形成部 51・・第一溝第一側面 52・・第一溝第二側面
53・・第一閉止壁 5a・・第一溝 6・・第二溝形成部 61・・第二溝第一側面
62・・第二溝第二側面 63・・第二閉止壁 6a・・第二溝

Claims (9)

  1. 第一側部と、該第一側部と対向する第二側部と、該第一側部の一端と該第二側部の一端とに跨って設けられる第三側部と、該第三側部と対向して該第一側部の他端と該第二側部の他端とに跨って設けられる第四側部と、該第一側部と該第二側部及び該第三側部と該第四側部それぞれに跨って設けられる頂部とを有するケースと、
    該ケースに収容されコイル及びコンデンサを有するフィルタ回路と、
    該第三側部又は該第四側部の少なくとも一方に該ケースと一体に設けられ、該フィルタ回路と電気的に接続され少なくとも該頂部側が開放部となる端子を備えた端子台と、
    該開放部を覆うカバーとを有し、
    該カバーは、それぞれ該第一側部の外面及び該第二側部の外面であって該頂部近傍に着脱可能及び回動可能に取付けられる第一接続部及び第二接続部を有し、該開放部を閉止した閉止位置と開放した開放位置との間を移動可能に構成され、
    該第一側部の該外面には、該端子台近傍かつ該頂部近傍から延びる第一溝を画成する第一溝画成部と、該第一溝画成部の該頂部位置に設けられて該第一溝の該頂部への開口を閉止する第一閉止壁とが設けられ、
    該第二側部の該外面には、該端子台近傍かつ該頂部近傍から延びる第二溝を画成する第二溝画成部と、該第二溝画成部の該頂部位置に設けられて該第二溝の該頂部への開口を閉止する第二閉止壁とが設けられ、
    該第一接続部には、該第二接続部側に向けて延出される第一回動軸部を備え、
    該第二接続部には、該第一接続部側に向けて延出される第二回動軸部を備え、
    該第一溝と該第二溝とは略平行に延びていると共に、それぞれ該第三側部から該第四側部へ向かう方向と直交する方向に延びて形成され、
    該第一接続部と該第二接続部とはそれぞれ略平行に延びる弾性体から構成される第一腕部と第二腕部とを備え、
    該第一腕部と該第二腕部とにはそれぞれ該第一回動軸部と該第二回動軸部とが略同軸上に設けられると共に、該第一腕部には該第一回動軸部近傍に配置されて該第一回動軸部の延出方向と同一方向に突出される第一凸部が設けられ、該第二腕部部には該第二回動軸部近傍に配置されて該第一回動軸部の延出方向と同一方向かつ該第一凸部と略同軸に突出される第二凸部が設けられ、
    該カバーが該閉止位置で、該第一腕部及び該第二腕部は該固定位置に配置され、該第一凸部は該第一溝内であって該第一回動軸部よりも該頂部から離れた位置に挿入されると共に、該第二凸部は該第二溝内であって該第二回動軸部よりも該頂部から離れた位置に挿入され、
    該第一溝画成部は、該第一溝内側面であって端子台側に位置する第一溝第一側面と、該第一溝内側面であって該第一溝第一側面と対向する面である第一溝第二側面と、を有し、
    該第二溝画成部は、該第二溝内側面であって端子台側に位置する第二溝第一側面と、該第二溝内側面であって該第二溝第一側面と対向する面である第二溝第二側面と、を有し、
    該カバーが該閉止位置にある状態で、該第一回動軸部及び該第二回動軸部はそれぞれ該第一溝第二側面及び該第二溝第二側面に当接し、該第一凸部及び該第二凸部はそれぞれ該第一溝第一側面及び該第二溝第一側面に当接することを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 該端子台には、該ノイズフィルタを被取付部材に取付ける取付部が設けられ、該取付部は該カバーにより閉止可能であることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィルタ。
  3. 該第一回動軸部が該第一溝内であって該第一閉止壁近傍に挿入されると共に、該第二回動軸部が該第二溝内であって該第二閉止壁近傍に挿入されて該カバーが該ケースに装着されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のノイズフィルタ
  4. 該端子台には、該第一溝画成部と連続する第一摺動面と、該第二溝画成部と連続する第二摺動面とをそれぞれ備え、
    該第一腕部と該第二腕部とは該第一凸部先端位置から該第二凸部先端位置までの距離が該第一摺動面から該第二摺動面までの距離より短い固定位置から該第一凸部先端位置から該第二凸部先端位置までの距離が該第一摺動面から該第二摺動面までの距離と略等しい摺動位置までの間を弾性的に移動可能であり、
    該カバーが該閉止位置から該開放位置へ移行する時に、該第一腕部及び該第二腕部は互いに離間するように押し広げられて該摺動位置に配置され、該第一凸部及び該第二凸部はそれぞれ該第一摺動面上及び該第二摺動面上に位置すると共に、該第一摺動面上及び該第二摺動面上を摺動することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載のノイズフィルタ
  5. 該第一摺動面の該第一溝との境界位置であって該第一凸部が摺動する軌跡上には、該第一摺動面より突出する第一突起が設けられ、
    該第二摺動面の該第二溝との境界位置であって該第二凸部が摺動する軌跡上には、該第二摺動面より突出する第二突起が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のノイズフィルタ。
  6. 該端子台は、該第一摺動面及び該第二摺動面に連続する該頂部側に面する頂部側面を有し、該カバーが該開放位置にある時に該第一凸部及び該第二凸部は該頂部側面上に位置すると共に、該第一腕部及び該第二腕部は該固定位置に位置することを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記載のノイズフィルタ。
  7. 該ケースは樹脂から製造され、該ケースの該第一側部、該第二側部、第三側部、及び第四側部に対して該頂部の反対位置には、該第一側部、該第二側部、第三側部、及び第四側部により画成される開口が形成され、該開口は、金属製のベース部材により覆われていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一に記載のノイズフィルタ。
  8. 該カバーの、該開放部を覆った状態で該端子と対向する部分には貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一に記載のノイズフィルタ。
  9. 第一側部と、該第一側部と対向する第二側部と、該第一側部の一端と該第二側部の一端とに跨って設けられる第三側部と、該第三側部と対向して該第一側部の他端と該第二側部の他端とに跨って設けられる第四側部と、該第一側部と該第二側部及び該第三側部と該第四側部それぞれに跨って設けられる頂部とを有するケースと、
    該ケースに収容されコイル及びコンデンサを有するフィルタ回路と、
    該第三側部又は該第四側部の少なくとも一方に該ケースと一体に設けられ、該フィルタ回路と電気的に接続され少なくとも該頂部側が開放部となる端子を備えた端子台と、
    該開放部を覆うカバーとを有し、
    該カバーは、それぞれ該第一側部の外面及び該第二側部の外面であって該頂部近傍に着脱可能及び回動可能に取付けられる第一接続部及び第二接続部を有し、該開放部を閉止した閉止位置と開放した開放位置との間を移動可能に構成され、
    該第一側部の該外面には、該端子台近傍かつ該頂部近傍から延びる第一溝を画成する第一溝画成部と、該第一溝画成部の該頂部位置に設けられて該第一溝の該頂部への開口を閉止する第一閉止壁とが設けられ、
    該第二側部の該外面には、該端子台近傍かつ該頂部近傍から延びる第二溝を画成する第二溝画成部と、該第二溝画成部の該頂部位置に設けられて該第二溝の該頂部への開口を閉止する第二閉止壁とが設けられ、
    該第一接続部には、該第二接続部側に向けて延出される第一回動軸部を備え、
    該第二接続部には、該第一接続部側に向けて延出される第二回動軸部を備え、
    該第一回動軸部が該第一溝内であって該第一閉止壁近傍に挿入されると共に、該第二回動軸部が該第二溝内であって該第二閉止壁近傍に挿入されて該カバーが該ケースに装着され、
    該第一溝と該第二溝とは略平行に延びていると共に、それぞれ該第三側部から該第四側部へ向かう方向と直交する方向に延びて形成され、
    該端子台には、該第一溝画成部と連続する第一摺動面と、該第二溝画成部と連続する第二摺動面とをそれぞれ備え、
    該第一接続部と該第二接続部とはそれぞれ略平行に延びる弾性体から構成される第一腕部と第二腕部とを備え、
    該第一腕部と該第二腕部とにはそれぞれ該第一回動軸部と該第二回動軸部とが略同軸上に設けられると共に、該第一腕部には該第一回動軸部近傍に配置されて該第一回動軸部の延出方向と同一方向に突出される第一凸部が設けられ、該第二腕部部には該第二回動軸部近傍に配置されて該第一回動軸部の延出方向と同一方向かつ該第一凸部と略同軸に突出される第二凸部が設けられ、該第一腕部と該第二腕部とは該第一凸部先端位置から該第二凸部先端位置までの距離が該第一摺動面から該第二摺動面までの距離より短い固定位置から該第一凸部先端位置から該第二凸部先端位置までの距離が該第一摺動面から該第二摺動面までの距離と略等しい摺動位置までの間を弾性的に移動可能であり、
    該カバーが該閉止位置で、該第一腕部及び該第二腕部は該固定位置に配置され、該第一凸部は該第一溝内であって該第一回動軸部よりも該頂部から離れた位置に挿入されると共に、該第二凸部は該第二溝内であって該第二回動軸部よりも該頂部から離れた位置に挿入され、
    該カバーが該閉止位置から該開放位置へ移行する時に、該第一腕部及び該第二腕部は互いに離間するように押し広げられて該摺動位置に配置され、該第一凸部及び該第二凸部はそれぞれ該第一摺動面上及び該第二摺動面上に位置すると共に、該第一摺動面上及び該第二摺動面上を摺動し、
    該第一溝画成部は、該第一溝内側面であって端子台側に位置する第一溝第一側面と、該第一溝内側面であって該第一溝第一側面と対向する面である第一溝第二側面と、を有し、
    該第二溝画成部は、該第二溝内側面であって端子台側に位置する第二溝第一側面と、該第二溝内側面であって該第二溝第一側面と対向する面である第二溝第二側面と、を有し、
    該カバーが該閉止位置にある状態で、該第一回動軸部及び該第二回動軸部はそれぞれ該第一溝第二側面及び該第二溝第二側面に当接し、該第一凸部及び該第二凸部はそれぞれ該第一溝第一側面及び該第二溝第一側面に当接することを特徴とするノイズフィルタ。
JP2005218807A 2005-07-28 2005-07-28 ノイズフィルタ Expired - Fee Related JP4014609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005218807A JP4014609B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 ノイズフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005218807A JP4014609B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 ノイズフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007035500A JP2007035500A (ja) 2007-02-08
JP4014609B2 true JP4014609B2 (ja) 2007-11-28

Family

ID=37794496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005218807A Expired - Fee Related JP4014609B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 ノイズフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4014609B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173725A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Mitsubishi Electric Corp 基板切断装置、基板切断装置の基板切断方法、及び表示装置
JP5053244B2 (ja) * 2008-11-28 2012-10-17 三菱電機株式会社 換気装置
KR200486100Y1 (ko) * 2017-01-20 2018-04-03 주식회사 범한 보호커버를 구비한 단자대
CN110459879B (zh) * 2019-08-13 2022-02-18 中核控制系统工程有限公司 一种电源滤波器接线端子绝缘保护器件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007035500A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100875862B1 (ko) 방진성이 향상된 커넥터
TWI505570B (zh) 電連接器
JP4014609B2 (ja) ノイズフィルタ
JP2004022286A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JP4659692B2 (ja) フローティングコネクタ
KR20060051140A (ko) 커버체 장착 전기커넥터
KR100995462B1 (ko) 하우징, 커넥터 및 커넥터의 접속 방법
TW201405954A (zh) 連接器、連接器組裝體以及使用於該連接器組裝體的纜線
JP3122093U (ja) Fpc用電気コネクタ
JP5256842B2 (ja) メモリカード用複合コネクタ
JP5999638B2 (ja) 電子ユニット取付構造
JP6092693B2 (ja) バッテリカバー
JP6037789B2 (ja) 電子ユニット取付構造
JP4443434B2 (ja) 電気機器収納箱
US7086881B2 (en) Electrical connector
JP4041263B2 (ja) 複合コネクタ
JP2006100057A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JPWO2005008846A1 (ja) 細線同軸コネクタ
JP2656764B2 (ja) コネクタ
JP5232524B2 (ja) ヒンジ構造及びターミナルキャップのヒンジ構造
JP4172309B2 (ja) レバースイッチ
JP4257832B2 (ja) スイッチ装置
JPS6011580Y2 (ja) プリント基板用コネクタ
JP4020074B2 (ja) テーブルタップ用コンセントキャップ
JP6323708B2 (ja) 分電盤のハウジング及び分電盤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4014609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees