JP4010593B2 - 可動部材による仕切りの密閉横断装置 - Google Patents

可動部材による仕切りの密閉横断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、囲い(或いはエンクロージャ)の中へその外側に生じた運動を伝達するような部材によって、前記囲いの封鎖を維持しつつも仕切りまたは隔壁の密閉した横断(交差)をなす装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉されたエンクロージャにおいては、実行されなければならないある幾つかの動作があり、これには雰囲気、温度及び圧力の如き動作状態を制御しまたは監視することが可能でなければならない。これらの動作は、手動操作の処理を必要とすることがあり、モータによって制御される適切な手段の存在を要求するものである。しかしながら、このようなモータを必ずしもエンクロージャの内部に設置できるとは限らず、これは特に、その占める場所、それが生み出す汚れ、及び/または前記モータの動作に対する当該動作状態の不適性のためである。
【0003】
例えば、EP−A−653 504に記述されている単結晶質または多結晶質の部品の生産処理は、密封したエンクロージャの中で行われる必要があるが、これは高い温度を必要とし、生産される部品の酸化や汚染を回避するために雰囲気を制御することを要求しているからである。その上、この処理は、かかる部品に幾らか複雑な形状を施すよう、前記部品の引き抜き方向に直角な少なくとも1つの平行移動を当該部品になさしめるように、その製造中において、かかる単結晶質または多結晶質の部品の手操作を要求するものである。
【0004】
したがって、ここでの問題は、密閉したエンクロージャの内部へ、そのエンクロージャの外側に配置されたモータにより発生した運動を、当該エンクロージャの閉じ込め及び封止に配慮しつつ伝達することである。
先行技術として、FR−A−2 707 180は、塗料の撹拌機械のための撹拌機カバーを記述している。このカバーは、撹拌するスピンドル(心棒)上に典型的な封止蛇腹(ベローズ)が設けられており、かかるスピンドルの回転移動を可能としている。
【0005】
文献“Les Techniques d l'Ingenieur”(Genie Mecanique B5 II 5421-1/6.11)においては、動的結合のための封止を可撓性の金属部材を利用して達成しており、かかる部材は、容易に変形可能であり、その可動及び固定表面の各々に溶接または半田づけされたものである。この文献は、溶接されたディスク及び起伏する金属の蛇腹部を具備する金属蛇腹の使い方を記述している。
【0006】
文献“Les Techniques d l'Ingenieur”(Genie Mecanique B5 II 5421-9/7.12)においては、非磁性かつ薄い密閉エンクロージャの外側のモータの駆動シャフトに一体化された一方の磁気部品が当該密閉エンクロージャ内の駆動シャフトに一体化されたもう片方の磁気部品を駆動する、という磁気的な伝達を用いた装置によって封止を達成している。
【0007】
しかしながら、これらの装置の実際の設計の結果としては、かかる装置が、シャフトの回転運動や前記部材による密閉仕切りの交差(横断)方向におけるその部材の平行運動のような、単純な機械的運動を密閉仕切りを介して伝達することしかできない。故に、これらの装置は、密閉した仕切りを介しての同時かつ複雑な機械的運動を伝達することができないのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記説明に参酌される問題を解決することのできる、仕切りの密着した横断をなす新規な装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この新規な装置は、可動部材による仕切りの横断軸と直角をなす少なくとも1つの変位方向において、前記可動部材により仕切りの密着した横断をなすため装置であって、
当該部材による仕切りの横断軸及び前記部材の変位方向と直角をなす回転軸を中心にして回転するように仕切りに取り付けられ、その内部に当該部材が挿通する少なくとも1つのスリーブと、
当該部材により密着して横切られかつ前記部材とともに前記変位方向におけるその変位に対して移動可能なプレートと、
第1及び第2の密閉膜と、を有し、第1の密閉膜は、スリーブの第1の端部を仕切りに密着して結合し、第2の密閉膜は、スリーブの第2の端部をプレートに密着して結合することを特徴としている。
【0010】
かかる部材が、前記部材による仕切りの横断軸に直角を呈する複数の変位方向において移動可能である場合には、この装置は、
縦続的に配列されてかつ当該部材により横切られた第1及び第2のスリーブと、
第1のスリーブ及び第2のスリーブの各近接端部の間に挿入された密着結合手段とを有し、
かかる第1のスリーブは、第1の軸を中心に回転するよう仕切りに取り付けられかつ第1の密閉膜によって仕切りと密着して結合され、かかる第2のスリーブは、第2の軸を中心に回転するよう取り付けられかつ第2の密閉膜によってプレートと密着して結合され、当該第1及び第2の軸は、互いに直角を呈しかつ該部材による仕切りの横断軸と直角を呈している。
【0011】
変形例によれば、かかる密着結合手段は、第3の密閉膜によって第1のスリーブの第2の端部と密着して結合される第1の端部と、第4の密閉膜によって第2のスリーブの第1の端部と密着して結合される第2の端部とを具備する第3のスリーブを有している。
もう1つの変形例によれば、第1のスリーブ及び第2のスリーブが、異なる直径を有するとともに、密着結合手段が、第1のスリーブ及び第2のスリーブの近接端部を結合する第5の密閉膜を有している。
【0012】
かかる前記密閉膜は、弾性質の膜であるのが好ましい。
かかる部材はまた、その仕切り横断軸を中心にして回転移動をなすこと及び/または前記横断軸にしたがう平行移動が可能である。そして封またはガスケットが当該部材とプレートとの間に挿入される。
結晶の引き込みに対する本発明の第1の応用例においては、かかる部材が引き込みスピンドルとなる。
【0013】
結晶の引き込みに対する本発明の第2の応用例においては、かかる部材が容器(るつぼ)に結合される。
本発明の特徴や効果は、例示されかつ限定されない以下の実施例を、添付の図面を参照して考慮することにより得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施例は、図1及び図2に示される。
密閉仕切りまたは隔壁8は、密閉した筺体部(エンクロージャ)を形成しており、前記密閉仕切りは、部材10によって開口部2において完全に横切られている。
【0015】
この部材10は、その仕切り横断軸に直角な変位方向D1(図2)において、さらに仕切り横断方向D3において、またさらにその横断軸を中心とする回転方向D4において移動自在となっている。
仕切り8を介した可動部材10の通路は、本発明による装置1によって封鎖される。前記装置1について、符号4は、部材10の回りに装備された円筒状の外郭またはスリーブを指している。スリーブ4の第1の端部は、仕切り部8に一体化された支持部6上の軸A1を中心に回動するように取り付けられており、かかる軸A1は、可動部材による仕切りの横断軸及び上記方向D1に直交するものである。
【0016】
スリーブ4の第2の端部は、可動プレート12に結合されており、かかるプレートは部材10によって密接にして横切られ、これにより、かかる部材10は、方向D4においてその軸を中心に回転することができしかも方向D3においてその軸に沿って自在に移動可能となっている。このプレート12は、部材10を横方向に、すなわち当該可動部材による仕切りの横断軸に直交する変位方向D1に移動させる必要があるときに、その部材10を駆動する。
【0017】
プレート12と可動部材10との間の封止は、O状環材30によりなされる。スリーブ4は、その第1及び第2の端部双方において、外向きフランジ(外側突縁)18を有する。仕切り8もまた、通路2の回りでかつスリーブ4へ方向づけられた外向きフランジ20を有している。
スリーブ4の第1の端部は、仕切り8のフランジ20をスリーブ4の第1の端部のフランジ18に結合する第1の密閉膜14によって当該仕切りと緊密に結合されている。スリーブ4の第2の端部は、プレート12のフランジ22を当該スリーブの第2の端部のフランジ18に結合する第2の密閉膜16によってプレート12に結合されている。
【0018】
図3は、スリーブ4における第2の端部のフランジ18とプレート12のフランジ22との間において密閉膜16によってなされる緊密結合を、より詳細に示したものである。この例においては、ボルト28によってフランジ全体に取り付けられる密閉膜16の良好な保持作用が確実となるように、フランジ18及び22のそれぞれ軸受け表面(支持表面)24及び26が機械加工されている。フランジ20と18との間における密閉膜14によってなされる緊密な結合も、同様な方法で遂行される。
【0019】
本発明によるこの第1実施例の装置においては、これらフランジは同一平面になく、密閉膜は上反りになっている。これは他の形状にすることも可能である。例えば、かかる密閉膜は、平坦とすることができ、これにより該フランジは同じ高さとなるがこの構成では全体的な柔軟性が低下することとなる。
真空状態下において動作しなければならないシステムにとって、かかる密閉膜の厚みや表面は、通常の材料抵抗及び強度に係る手法に基づいて計算される。従って、エンクロージャが真空状態下にあるときには、当該膜が、印加される気圧に耐える必要がある。
【0020】
この例ににおいて用いられる密閉膜は、真空気密のエラストマー質の(或いは弾性の)膜である。かかるエラストマー質の膜は、機械加工及び化学製品の安定性が高いという利点を持つものである。しかし、その他の種類の密閉膜の使用を除外するものではない。
本発明のこの実施例においては、プレート12は部材10を支持し、図示せぬモータは、前記部材の変位を制御する(回転移動D4,軸D3に沿う平行移動及び方向D1における平行移動)。
【0021】
例えば、方向D1における変位は、モータ,エンドレス・スクリュー,及び図示せぬ案内レールが稼働した状態で行うことができる。
図2は、図1の装置1に対して直角を呈する断面図を示すものであるが、プレート12は変位方向D1に移動した状態にある。図2において、このプレート12は、左から右へ変位し、移動部材10を駆動しているが、これと同時に、エラストマー質の膜によって軸A1を中心にスリーブ4を回動させている。
【0022】
かかるプレート12は、その移動限界のところで示されている。つまり、この可動部材は、スリーブ4の第1の端部に対して当接状態にある。膜14及び16は、プレート12の変位に関してかつ軸A1を中心とした当該スリーブの回転をもって変形し、本システムの封鎖を保っているのである。
例えば、図1と図2とのポジション間における当該装置の変位は、内径20cmでかつ長さが33cmのスリーブの場合、可動部材による仕切りの横断軸に直角な方向において8cmだけ当該可動部材が変位したことに相当する。
【0023】
本発明のこの第1実施例は、密閉仕切りを横切りながら、しかも当該エンクロージャの必要な封止を考慮しつつ、(当該部材による仕切りの横断軸に直角な)変位方向D1,軸D3に沿う平行移動,及び回転方向D4における部材10の移動を許容している。
図4は、本発明による第2の実施例の装置を示している。
【0024】
この、より複雑に構成された装置1´は、プレート12の変位を第1の変位方向D1と第2の変位方向D2とにおいて同時に可能としており、かかるD1はD2と直角をなし、またD1とD2とは部材10による仕切りの横断軸に直交している。
D1及びD2に従うプレート12の直交する変位は、例えば通常の、2つのモータを有する図示せぬ変位テーブルX−Yによって確立される。
【0025】
図4において分かるように、部材10が横断し、スリーブ4が軸A1を中心に回転し、そして支持部6がエンクロージャ8に一体化しかつ前記軸A1を支えている。また、エラストマー質の膜14が、かかるエンクロージャのフランジ20をスリーブ4に堅く結合するとともに、エラストマー質の膜16が、プレート12と堅く結合されていることも分かる。
【0026】
以上に参照された部品には第2のスリーブ32が追加され、その第1の端部は、軸A2を中心に回転するようプレート12に一体化された図示せぬ支持部に取り付けられる。かかる第2のスリーブ32の回転軸A2は、第1のスリーブ4の回転軸A1と当該仕切りの部材10による横断軸とに直交している。
スリーブ4及び32は、縦に(端と端がつながるように)並べて配置され、部材10によって完全に挿通される。スリーブ32の第1の端部は、エラストマー質の膜16によってプレート12と密着結合される。この例において、スリーブ4及び32は、同一の直径を有する。
【0027】
密着結合手段38は、第1のスリーブ4と第2のスリーブ32との各近接端部間に挟まれる。この示されている変更例においては、前記密着結合手段が、その各端部においてフランジの施された第3のスリーブ40を有する。前記第3のスリーブ40の直径は、スリーブ4及び32の直径を上回るものとなっている。
スリーブ40の第1の端部は、図3を参照して説明されたものと同様の手段によって、スリーブ4及び40のフランジにエラストマー質の膜34を固着することによりスリーブ4の第2の端部へ緊密に結合される。スリーブ40の第2の端部は、同様の方法にて、エラストマー質の膜36を固定することによりスリーブ32の第2の端部と結合される。
【0028】
本発明による、この第2の実施例の装置において、方向D1における部材10の変位は、スリーブ4に従い、その方向D2における変位はスリーブ32に従う。
かかる4つの被膜14,16,34及び36は、変位D1及びD2、すなわちスリーブ4及び32の各軸A1及びA2を中心とする回転による変形を分担している。
【0029】
この第2実施例の、可動部材による仕切りの密閉横断のための装置は、密閉エンクロージャ内部への、全ての方向における前記エンクロージャの外部でつくられた運動の伝達を、かかるエンクロージャの密閉を配慮しながらも可能としている。
図5は、本発明による第2の実施例の装置の改変例を示している。図5において、符号42及び44は、縦続的に並べて配置されかつ完全に可動部材10によって横断された、異なる直径を持つ2つの円筒形スリーブを指し示している。またここでも分かるように、密着結合手段38が本例においては図3の手段により2つのスリーブ44及び42の各近接端部を直接的に密着結合する単一のエラストマー質の膜46によって構成されることを除き、図4の全ての要素を見い出すことができる。
【0030】
図6は、結晶の引き抜きに対する本発明による第2実施例の装置の応用を示す概略的な透視図である。この図6においては、図4において説明された装置1´の要素を全て見い出すことができ、また、可動部材10は、結晶引き込みスピンドル(主軸)である。
本発明による装置の応用は、EP−A−653 504から明確に推断することができる。この文献は、単結晶質または多結晶質の部品の製造のための処理を記述しており、かかる処理は、ノズルを介して引き込むことによって溶融材料の槽からその一部を形成し、核に付されたノズルの外へ通過した溶融材料の結晶化をなすことからなる。この文献において説明されている処理は、単結晶または多結晶質の部品の製造中において、ノズル及び/または結晶化核を、その引き込み方向に直角な面に沿った少なくとも1つの平行移動に従わせるための備えが施されている。
【0031】
図6において、溶融材料50は、るつぼ(或いは容器)に入れられ、メニスカス56を形成するようノズル54を通じて上昇し、核58に凝結する。かかる核は、引き込み方向D3において引き込みスピンドル10によって駆動され、固体−液体の境界面60は、当該ノズルの上方に位置づけられている。形成された単結晶または多結晶は、リファレンス62を携えることとなる。
【0032】
従って、本発明による装置1´は、形成される結晶の純度及び同質性にとって欠くことのできない当該エンクロージャの密封を尊重しつつも、複雑な形状の結晶質部品を得るように、引き込み中において方向D1,D2及びD3における引き込みスピンドル10の変位を可能としている。
前記スピンドルの核の中央に配された軸を中心とする回転移動D4に、引き込みスピンドルを従わせることによって、軸に関して対称的な形状が得られる。
【0033】
本発明による装置の結果として、部材10の変位モータは、密閉エンクロージャの外側に配置される。
本発明による装置の使用によって得られるその他の利点は、エンクロージャの解放である。
この結晶引き込み処理は、気体の吸い込みや制御,加熱,熱遮蔽,データの獲得と検査,並びに手動操作及びその結果の視覚的監視のような、動作状態を測定しかつ調整するための幾つかの手段に組み合わされる。かかるエンクロージャの解放は、制限される状態下におけるこのような手動操作には極めて有益なものである。
【0034】
図7は、本発明による装置1´の、結晶引き込みへの他の応用例を示している。この応用においては、図4に関して述べた装置が使用される。但し、装置1´は、仕切り8により形成される封鎖エンクロージャの下に配置され、可動部材10は、るつぼ72を支える。溶融材料70は、可動のるつぼ72に入れられ、ノズル74を通じてメニスカス76を形成するよう引き上げられるとともに、固定された核78上に凝固する。従って本図に示された装置1´は、引き込みの間、方向D1,D2,D3及びD4の変位をるつぼ72に許容し、複雑な形状の結晶質部品を得ることができるのである。
【0035】
結晶の引き込みに際しての、るつぼ及び引き込みスピンドルへ加わる運動の分配を、他の異なる形態にすることは、除外されるものではない。従って、例えば、密閉仕切り横断方向における平行移動の他にも回転運動を該引き込みスピンドルに加えることを、るつぼに組み合わされた当該部材による当該密閉仕切り横断方向に直角な運動D1及びD2を当該るつぼに付与可能としながらも行うことができるのである。この例において、本発明による装置1´は、図7に示された形態で位置づけられる。
【0036】
この装置は、密閉エンクロージャを介して運動の伝達をなさんとする処理に関連のあるものである。かかるエンクロージャの直立壁部及び底部の全ては、他の機能、すなわち空にしたり、熱源の通路としたり、観察や支持並びに変位をなしたりすることを果たすのにも利用可能であることは以前のままである。
【0037】
【発明の効果】
本発明の装置は、以上のような構成からなるので、密閉した仕切りを介して、前記仕切りの封止を維持しつつも同時に起こる複雑な機械的運動の伝達を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す、部材による仕切りの密閉横断装置の非変形状態における断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す、部材による仕切りの密閉横断装置の変形状態における断面図1Aに直角をなす断面図である。
【図3】図1A及び図2における装置の密閉膜の1つを固定する方法の一例を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す装置の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例の変形例を示す装置の縦断面図である。
【図6】当該部材が結晶引き込みスピンドルである場合における結晶の引き込みに対する本発明による第2実施例の装置の応用例を示す概略的透視図である。
【図7】当該部材がるつぼに結合されている場合における結晶の引き込みに対する本発明による第2実施例の装置の応用例を示す概略的透視図である。
【符号の説明】
1,1´ 装置
2 開口部(通路)
4 円筒形外郭体(スリーブ)
6 支持部
8 仕切り(隔壁)
10 可動部材
12 プレート
14,16 密閉膜
18,20,22 外向きフランジ
24,26 軸受け表面
28 ボルト
30 O状環材(フランジ)
32 第2のスリーブ
34,36 密閉膜
38 密着結合手段
40,42,44 スリーブ
46 密閉膜
50 溶融材料
54 ノズル
58 核
60 固体−液体境界面
70 溶融材料
72 るつぼ
74 ノズル
78 核

Claims (10)

  1. 可動部材(10)による仕切り(8)の横断軸と直角をなす少なくとも1つの変位方向において、前記可動部材(10)により前記仕切り(8)の密閉した横断をなすための装置であって、
    当該可動部材(10)による前記仕切り(8)の横断軸及び前記可動部材(10)の変位方向と直角をなす回転軸を中心にして回転するように前記仕切り(8)に取り付けられ、その内部に当該可動部材(10)が挿通する少なくとも1つのスリーブ(4)と、
    前記可動部材(10)によって密着して横切られかつ前記可動部材(10)とともに前記変位方向におけるその変位に対して移動可能なプレート(12)と、
    第1及び第2の密閉膜(14,16)とを有し、
    前記第1の密閉膜(14)は、前記スリーブ(4)の第1の端部を前記仕切り(8)に密着して結合し、前記第2の密閉膜(16)は、前記スリーブ(4)の第2の端部を前記プレート(12)に密着して結合することを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、前記可動部材(10)は、前記可動部材(10)による前記仕切り(8)の横断軸に直角を呈する複数の変位方向に移動可能であり、
    前記装置は、
    縦続的に配列されてかつ前記可動部材(10)により横切られた第1及び第2のスリーブ(4,32)と、
    前記第1のスリーブ(4)及び前記第2のスリーブ(32)の近接端部間に挿入された密着結合手段(38)とを有し、
    前記第1のスリーブ(4)は、第1の軸を中心に回転するよう前記仕切り(8)に取り付けられかつ前記第1の密閉膜(14)によって前記仕切り(8)と密着して結合され、前記第2のスリーブ(32)は、第2の軸を中心に回転するよう取り付けられかつ前記第2の密閉膜(16)によって前記プレート(12)と密着して結合され、前記第1及び第2の軸は、互いに直角を呈しかつ前記可動部材(10)による前記仕切り(8)の横断軸と直角を呈している、ことを特徴とする装置。
  3. 請求項2に記載の装置であって、
    前記密着結合手段(38)は、第3の密閉膜(34)によって前記第1のスリーブ(4)の第2の端部と密着して結合される第1の端部と、第4の密閉膜(36)によって前記第2のスリーブ(32)の第1の端部と密着して結合される第2の端部とを具備する第3のスリーブ(40)を具備していることを特徴とする装置。
  4. 請求項2に記載の装置であって、前記第1のスリーブ及前記第2のスリーブは、異なる直径を有し、これに伴い前記密着結合手段は、前記第1のスリーブ及前記第2のスリーブの近接端部を結合する第5の密閉膜を有することを特徴とする装置。
  5. 請求項3又は4に記載の装置であって、前記密閉膜は、弾性質の膜であることを特徴とする装置。
  6. 請求項5に記載の装置であって、前記可動部材(10)は、その仕切り(8)の横断軸を中心にして回転移動をなすことを特徴とする装置。
  7. 請求項6に記載の装置であって、前記可動部材(10)は、前記可動部材(10)による当該仕切り(8)の横断軸の方向における平行移動D3をなすことを特徴とする装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、少なくとも1つの変位方向に前記プレート(12)を変位させて、前記可動部材(10)を駆動させる手段を有することを特徴とする装置。
  9. 請求項8に記載の装置であって、結晶の引き抜きに適用される前記装置とともに、前記可動部材(10)は、引き抜き芯棒であることを特徴とする装置。
  10. 請求項9に記載の装置であって、前記装置は、結晶の引き抜きに適用され、前記可動部材(10)は、容器に結合されていることを特徴とする装置。
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