JPH0258077B2 - - Google Patents

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JPH0258077B2
JPH0258077B2 JP21754185A JP21754185A JPH0258077B2 JP H0258077 B2 JPH0258077 B2 JP H0258077B2 JP 21754185 A JP21754185 A JP 21754185A JP 21754185 A JP21754185 A JP 21754185A JP H0258077 B2 JPH0258077 B2 JP H0258077B2
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Makoto Ootsu
Tomiji Yoshida
Koji Kikuchi
Satoru Kagaya
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、遠隔点検作業等に使用する多自由度
アーム形点検装置に係り、特に原子炉施設等で実
施する作業条件の厳しい狭あい部の点検作業を行
うのに好適な多自由度アーム形点検装置に関する
ものである。
〔発明の背景〕
近年、原子力施設等に収められている機器類の
健全性を検査するための遠隔点検システムが開発
されている。この種の遠隔点検システムは、例え
ば動燃技報(No.53,1985年3月発行)の95頁〜
102頁における「東海再処理工場セル内遠隔点検
システムの開発について」(著者石橋祐三)に記
載されており、先端に電動ズームレンズ付テレビ
カメラを装着した多関節アーム形点検装置を用い
て原子力施設等の各種機器の遠隔点検作業を行う
システムが提案されている。
ところで、このような遠隔点検装置に使用する
多自由度アームは、一般に種々の態様のものが考
えられるが、例えば生産工場等で使用される産業
用ロボツトと同様のものを使用する場合には、取
扱い荷重が数Kgに対してアームの自重量は数百Kg
と重くなり、人手による運搬は不可能であり、多
自由度アームは固定式となるか大規摸な搬送装置
で支持する必要があつた。また多自由度アームの
関節駆動方式は、一般にアームの駆動モータを駆
動装置側に集中配置し、モータの駆動力をワイヤ
やチエーン方式でアーム駆動機構に伝達したり、
関節付アーム毎に駆動モータを配置して直接に関
節付アームを駆動させる方式のものがあるが、ワ
イヤやチエーン方式の場合には構造が複雑となり
且つワイヤの寿命や延びによる制御精度上の問題
があり、また関節付アーム部毎にモータを配置す
る方式はアームの自重が大きいため大きなトルク
を必要とし且つアーム全体が大型化し、狭あいな
場所の点検を行うのに不適であつた。
更に、多自由度アームは、通常直流サーボモー
タによつて駆動されているが、アーム先端にズー
ムレンズ付テレビカメラの如き振動に影響されや
すい視覚装置を付ける場合には、アームの姿勢保
持に極めて厳しいサーボロツク性能が要求されて
いた。
〔発明の目的〕 本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、狭あいな場所での
設置や運搬が可能にして分解組立が容易に行い得
ると共に、遠隔点検操作を高精度に且つ容易に行
い得る多自由度アーム形点検装置を提供すること
にある。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するために、多自由度
アームの先端部に被点検物を点検観察する視覚装
置を装着し、且つ前記多自由度アームをモニタ装
置で監視しながら遠隔操作を行うようにした遠隔
操作方式の多自由度アーム形点検装置において、
前記多自由度アームを、複数の上下振りアーム部
材及び左右振りアーム部材の夫々を上下方向或い
は左右方向に回動可能となるように交互に連接し
てなる多関接形アームにより構成すると共に、前
記上下振りアーム部材と前記左右振りアーム部材
との夫々の内部にはこれらの各アーム部材を上下
回動或いは左右回動させるウオームとウオームホ
イールからなる関節駆動機構を配設し、前記駆動
機構を駆動させる複数の駆動モータを前記多自由
度アームと別個にユニツト形成された駆動ユニツ
トに収納し、更に前記左右振りアーム部材と前記
上下振りアーム部材との内部には前記した各関節
駆動機構に回転力を伝達する複数のフレキシブル
シヤフトを貫通させて、このフレキシブルシヤフ
トの夫々の一端を前記した各関節駆動機構のウオ
ームと連結し、且つ他端を前記駆動ユニツトに収
納した前記駆動モータにスライド継手を介して着
脱可能に連結すると共に、前記多自由度アームを
前記駆動ユニツトに着脱可能に固定保持させてな
るものである。
このような構成よりなる本発明によれば、多自
由度アームを駆動させる駆動モータを多自由度ア
ームの各アーム部材に設ける必要がなくなり、且
つ多自由度アーム内の内部構造が簡略化されるの
で、多自由度アームを小型(小径)にして軽量に
形成することができ、狭あい部の点検作業が可能
となる。また、多自由度アームが小形軽量化され
て運搬が容易となり、且つ多自由度アームと駆動
ユニツトの分解組立が作業現場で行い得る。そし
て、駆動モータを遠隔操作手段を介して駆動させ
ると、フレキシブルシヤフトを介して各関節駆動
機構のウオームとウオームホイールが作動し上下
振りアーム部材と左右振りアーム部材とが上下,
左右のいずれかに所定量だけ回動し、多自由度ア
ームが狭あい部の中を任意の屈曲動作を行いつつ
被点検物のある位置に到達する。特に、このよう
な動作を行う場合において、フレキシブルシヤフ
トには多自由度アームの屈曲動作に追従して伸縮
力が働くが、フレキシブルシヤフトはスライド継
手に接続されているので、この伸縮力が吸収され
支障のない回転伝達動作を行い得る。また、フレ
キシブルシヤフト自身がもつている捩れが関節駆
動機構のウオームとウオームホイールのギヤ比分
の1に低減され、関節駆動機構が多自由度アーム
の各アーム部材を高精度に駆動させ、更に関節駆
動機構が停止した場合には、ウオームとウオーム
ホイールにセルフロツク機能が働き多自由度アー
ムを安定した不動状態に保持し、多自由度アーム
先端に設けた視覚装置がぶれることなく被点検物
をとらえることができる。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第11図に基
づき説明する。
第1図は本発明の一実施例たる多自由度アーム
形点検装置を原子炉再処理工場のセル内点検に用
いる使用状態図を示すもので、同図に示すように
この多自由度アーム形点検装置は、先端に視覚装
置2を装着た多自由度アーム1と、多自由度アー
ム1の挿入,引抜きをガイドし且つ監視用テレビ
カメラ4及びテレビカメラ用照明灯5を吊持する
役割をなすガイドチユーブ3と、多自由度アーム
1を駆動する駆動源を収納する駆動ユニツト6
と、移動用キヤスタを備えて駆動ユニツト6を移
動可能に支持する移動ユニツト7と、第11図の
遠隔点検システムに示すような多自由度アーム制
御装置10,計算機11,視覚装置用制御装置1
2,視覚情報処理装置13,操作部14を収納す
る制御ユニツト8と、視覚情報を表示する情報表
示装置15を備えた監視ユニツト9とにより構成
されている。16はコンクリートセル構造体、1
7はコンクリート壁に設けた点検孔、18は被点
検物である。
第2図及び第3図は多自由度アームの構成概略
図を示すもので、第2図に示すように多自由度ア
ーム1は複数の上下振りアーム部材21と左右振
りアーム部材22とを交互に連接してなる多関節
用アームにより構成され、その基部端に多自由度
アーム1を駆動ユニツト6の側面に着脱可能に固
定保持させるための保持アーム20が接続されて
いる。また、多自由度アーム1の先端には、視覚
装置2が構成するテレビカメラ30,ズームレン
ズ31,スキヤニングミラー32,照明33が装
着されている。上下振りアーム部材21,左右振
りアーム部材22,保持アーム20の内部は、第
3図に示すように中空状に形成され、各アーム部
材21,22の中空内部には後述するようなアー
ム駆動用のウオーム23,23′及び扇形状のウ
オームホイール24,24′が配設され、また各
ウオーム23,23′と駆動ユニツト5側に収納
した各駆動モータ(減速付直流モータ)26とを
連結する回転伝達用のフレキシブルシヤフト25
が複数本挿通されている。
第4図及び第5図は上下振り用のウオーム23
及びウオームホイール24を配設したアームの内
部構造を示すもので、第4図,第5図に示すよう
にウオームホイール24を固着した回動軸28が
左右振りアーム22の先端側に水平方向に軸着さ
れ、回動軸28の両端に上下振りアーム部材21
の後端部が固着され、且つウオームホイール24
の下側にウオーム23が噛合している。またウオ
ーム23の一端にフレキシブルシヤフト25が連
結部29を介して固着されている。従つて、フレ
キシブルシヤフト25が駆動モータ26により回
転するとウオーム23が回転し、ウオーム23の
回転角はウオームホイール24とのギヤ比分だけ
減速されてウオーム24に伝達され上下振りアー
ム部材21が上下方向に回動する。フレキシブル
シヤフト25はばね状回転伝達機構であるインナ
ーシヤフトを組込んでなるもので、駆動モータ2
6の回転角がフレキシブルシヤフト25,ウオー
ム23の回転角となる。なお、第5図における中
央位置付近に示す符号の25は他のアーム部材に
設置されたウオーム23,23′と連結するフレ
キシブルシヤフト、30は視覚装置2の制御用の
ケーブルである。
第6図及び第7図は左右振り用のウオーム2
3′及びウオームホイール24′を配設したアーム
の内部構造を示すもので、ウオームホイール2
4′は上下振りアーム部材21の先端に垂直に軸
着された回動軸31に水平方向に向けて固着さ
れ、且つ回動軸31の両端に左右振りアーム部材
22の後端が固着されており、ウオームホイール
24′にウオーム23′が噛合しているもので、ウ
オーム23′の一端に連結部29を介してフレキ
シブルシヤフト25が連結され、フレキシブルシ
ヤフト25の回転によりウオーム23′,ウオー
ムホイール24′を介して左右振りアーム22が
左右方向に回動する。
第8図はフレキシブルシヤフト25と駆動モー
タ26の接続構造を示すもので、駆動モータ26
の出力側にはトルクリミツタ32が取付けられ多
自由度アーム1が障害物等に接触した時でもフレ
キシブルシヤフト25に過大なトルクが加わるこ
とを防止している。また、フレキシブルシヤフト
25の一端にはスライド継手27を達成するスプ
ライン軸27aが取付けられ、このスプライン軸
27aがトルクリミツタ32の出力側に設けた継
手本体27bに摺動自在に且つ着脱可能に装着さ
れている。33はトルクリミツタ32の回転変位
をギヤ34を介して検出するポテンシヨメータで
ある。第9図は多自由度アーム1におけるアーム
駆動機構の制御系を示す模式図であり、操作部1
4からアーム制御装置10を介して駆動モータ2
4に駆動信号を発すると、多自由度アーム1は作
動するが、この場合多自由度アーム1の各アーム
21,22の関節移動量がポテンシヨメータ33
が検出され、この検出信号と操作部14との指令
値とが常に比較制御され偏差が零になるように位
置制御される。35は計算機11にて処理された
多自由度アーム1の形状を3次元的に表示する
CRTで、本例ではアーム形状の方向性を3次元
的に理解し易くすために、視覚装置2の視線方向
を計算機11で算出してCRT35に点線で表示
し、その点線の到達セル側面を色付けしている。
また、36は多自由度アーム1の各アーム部材2
1,22が屈曲動作中に壁面その他の障害物に接
触した時にこれを検出する接触センサで、接触セ
ンサ36は例えば感圧ゴムセンサで形成され、上
下振りアーム部材21及び左右振りアーム部材2
2とこれらの関節の外周に円周方向に90゜間隔で
貼着されており、接触センサ36からの信号は計
算機11にて演算処理され、その接触部のアーム
部材のナンバーとその接触方向がCRT35に表
示されると同時にモータ26の動作も停止(イン
ターロツク)するように設定されている。
なお、上記制御システムではポテンシヨメータ
33の信号量はウオーム23,23′と回転伝導
形フレキシブルシヤフト25をもつているねじれ
角(バツクラツシ)分だけ誤差となつて発生する
が、この誤差量はウオーム23とウオームホイー
ル24の減速比を約70程度にすれば、最もフレキ
シブルシヤフト25が長くなる多自由度アーム1
における先端の左右振りアーム22の振れ角でも
1〜2度のものであるから本装置の使用精度の点
から何ら問題がない。
第10図は多自由度アーム1を建造物に挿入・
引抜き案内するガイドチユーブ3の具体例を示す
もので、ガイドチユーブ3の先端に回動可能に軸
着されたカメラ取付台37を設け、カメラ取付台
37の上に多自由度アーム1の形状と周囲の干渉
物を監視して多自由度アーム1の操作を容易にす
るバツクアツプ用監視テレビカメラ4及び照明5
を取付けてある。このカメラ取付台37は、ガイ
ドチユーブ3を点検孔17に挿入する際には挿入
に支障がないように水平状態に保持され、挿入後
取付台37の先端を保持したワイヤ38がハンド
ル39の操作で緩められカメラ4,照明5の自重
で吊り下げる方式とし、またガイドチユーブ3の
中央を障害物のない空胴とし、ローラ40にそつ
て多自由度アーム1の挿入を容易にしている。
次に本実施例の動作を説明する。
例えば原子炉建造物等のセル内点検を遠隔操作
を行う場合には、点検フロアFに多自由度アーム
1、挿入アーム20、駆動ユニツト6、移動ユニ
ツト7、制御ユニツト8、監視ユニツト9、ガイ
ドチユーブ3等を分割した状態で搬入し、これら
の部材をコネクターにより電気的に接続する。次
いで点検孔17にガイドチユーブ3を取付けた後
に監視テレビカメラ4のモニタ装置9で監視しな
がら多自由度アーム1を挿入し、次いで保持アー
ム20を介して多自由度アーム1と駆動ユニツト
6を接続すると共に、多自由度アーム1を挿入し
たフレキシブルシヤフト25の夫々の一端をスプ
ライン軸27aと継手本体27bの結合によつて
駆動モータ26の出力側と接続させる。
次いで、監視テレビカメラ4のモニタ画面で多
自由度アーム1を監視しながら、操作部14で操
作すると、各駆動モータ26が操作指令値に応じ
て作動し、各フレキシブルシヤフト25を介して
その回転角がウオーム23,23′に伝達され且
つウオームホイール24,24′が上下回動或い
は左右回動を行い、多自由度アーム1が種々の屈
曲動作を行いながら被点検物18に接近し多自由
度アーム1の先端に設けた視覚装置2が被点検物
18を観察点検する。このような多自由度アーム
1の屈曲動作時においては、フレキシブルシヤフ
ト25の固定点29とトルクリミツタ32の間の
必要長さが変つてくるが、フレキシブルシヤフト
25の必要長さの変化に応じてスライド継手27
のスプライン軸27aが継手本体27b内で摺動
するので、フレキシブルシヤフト25の伸縮が吸
収され、フレキシブルシヤフト25が支障なく回
動伝達作用を行うことができる。また、多自由度
アーム1は視覚装置2が目的位置に到達すると駆
動停止され視覚装置2が操作される。この場合、
視覚装置2を構成する電動ズームレンズ付テレビ
カメラ30により遠距離の対象物をクローズアツ
プして観察した場合でも、本例では多自由度アー
ム1の駆動停止時にはウオーム23,23′とウ
オームホイール24,24′のセルフロツク特性
が働いて各アーム部材21,22がブレーキロツ
クされるので、カメラ位置設定制御が高精度に行
われ、映像にぶれが生じることを防止する。ま
た、多自由度アーム1の屈曲動作中に、多自由度
アーム1が何らかの障害物に接触した場合には、
フレキシブルシヤフト25の回転時の負荷が増大
してトルクリミツタ32がすべるので、フレキシ
ブルシヤフト25に駆動モータ26からの過大ト
ルクがかかることがなく、更にその接触方向が接
触センサ36を介してCRT35に表示され、ま
た接触度合が大きい場合には制御装置10を介し
てモータ26の動作が一時停止して、多自由度ア
ーム1の駆動系にトラブルが生じることを未然に
防止する。
従つて、本実施例によれば、次のような効果を
奏する。
多自由度アーム1の内部に駆動モータ26を設
ける必要がなく、且つ内部構造ウオーム,ウオー
ムホイール,フレキシブルシヤフト等の簡単な駆
動機構からなるので多自由度アーム1を小型(小
径化)にして軽量化を図り得ると共に、作業現場
での装置の分解組立てが容易であるので、本装置
を狭い通路をもつ建屋内に小人数で搬入,搬出す
ることができ、更に点検室16が放射能汚染され
た雰囲気にある場合でも、点検孔17から離れた
場所で、多自由度アーム1を監視しながら点検室
16空間内にある配管,タンク等を回避して多自
由度アーム1を容易に操作することができる。ま
た、多自由度アーム1内のアーム駆動機構の設置
スペースもさ程要しないので、視覚装置2等のケ
ーブル30を通し易くなり、更に回転伝達方式に
ワイヤやチエーンを使用した場合に較べて保守が
容易であり、寿命が長い。
更にアーム駆動機構にウオーム23,23′と
ウオームホイール24,24′によるセルフロツ
ク機能を有するギヤを使用したので、駆動機構停
止時に位置保持制御をかける必要がなく、制御が
簡単であり、アームに細かいぶれも生じないので
視覚装置2の点検観察を支障なく行い得ると共
に、駆動機構に不具合(不動作,停電)が発生し
てもアーム位置は保持され安全確保上有効であ
る。更にフレキシブルシヤフト25自身のもつて
いる捩れがギヤ比分の1に低減され、アーム動作
の精度向上を図り得ると共に、アーム先端の曲げ
角を検出しなくとも、モータ26の出力側の回転
をポテンシヨメータ33で検出することによりア
ームの変位を確認でき、その結果ポテンシヨメー
タ等をアーム内に取付ける必要がないために、洗
浄,保守等が容易となり、更にアーム自身の大幅
な小型軽量化を図り得る。また、フレキシブルシ
ヤフト25と駆動モータ26の接続をスプライン
構造のスライド継手で行うために、フレキシブル
シヤフト25の屈曲動作時の伸縮を吸収できスム
ーズなアーム動作を保障することができる等の諸
種の効果を奏し得る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば装置全体の小形
軽量化を図り、且つ作業現場での分解,組立てが
容易に行い得るので狭い場所への運搬が可能とな
り、しかも狭あいな場所での遠隔操作及び位置決
め制御を簡単な構造で高精度に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す使用状態説明
図、第2図は上記実施例の要部を示す一部省略側
面図、第3図は上記実施例の要部を示す概略構成
図、第4図は第2図のA部における内部構造を示
す断面図、第5図は第4図のX―X線断面図、第
6図は第2図のB部における内部構造を示す断面
図、第7図は第6図のY―Y線断面図、第8図は
上記実施例におけるフレキシブルシヤフトと駆動
モータの連結構造を示す一部切欠断面図、第9図
は上記実施例の駆動機構の制御方法を示す概略
図、第10図は上記実施例に用いるガイドチユー
ブの取付状態を示す断面図、第11図は上記実施
例の装置全体の制御方法を示すシステム図であ
る。 1…多自由度アーム、2…視覚装置、6…駆動
ユニツト、9…モニタ装置(監視ユニツト)、1
4…遠隔操作部、21…上下振りアーム部材、2
2…左右振りアーム部材、23,23′…ウオー
ム、24,24′…ウオームホイール、25…フ
レキシブルシヤフト、26…駆動モータ、27…
スライド継手、32…トルクリミツタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多自由度アームの先端部に被点検物を点検観
    察する視覚装置を装着し、且つ前記多自由度アー
    ムをモニタ装置で監視しながら遠隔操作を行うよ
    うにした遠隔操作方式の多自由度アーム形点検装
    置において、前記多自由度アームは複数の上下振
    りアーム部材及び左右振りアーム部材の夫々を上
    下方向或いは左右方向に回動可能となるように交
    互に連接してなる多関節形アームにより構成する
    と共に、前記上下振りアーム部材と前記左右振り
    アーム部材との夫々の内部にはこれらの各アーム
    部材を上下回動或いは左右回動させるウオームと
    ウオームホイールからなる関節駆動機構を配設
    し、前記関節駆動機構を駆動させる複数の駆動モ
    ータを前記多自由度アームと別個にユニツト形成
    された駆動ユニツトに収納し、更に前記左右振り
    アーム部材と前記上下振りアーム部材との内部に
    は前記した各関節駆動機構に回転力を伝達するフ
    レキシブルシヤフトを貫通させて、該フレキシブ
    ルシヤフトの夫々の一端を前記した各関節駆動機
    構のウオームと連結し、且つ他端を前記駆動ユニ
    ツトに収納した前記駆動モータにスライド継手を
    介して着脱可能に連結すると共に、前記多自由度
    アームを前記駆動ユニツトに着脱可能に固定保持
    させてなることを特徴とする多自由度アーム形点
    検装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記関節駆
    動機構の前記ウオームホイールは扇形状に形成し
    てなる多自由度アーム形点検装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記関節駆動機構を駆動させる前記駆動モー
    タは、その出力軸に前記フレキシブルシヤフトに
    過大な負荷トルクがかかることを遮断するトルク
    リミツタを有してなる多自由度アーム形点検装
    置。
JP21754185A 1985-09-30 1985-09-30 多自由度ア−ム形点検装置 Granted JPS6279991A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112414A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Shiroki Corp ギヤボックスの駆動機構
JP2017102181A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 ブラザー工業株式会社 楽曲演奏装置及び楽曲演奏用プログラム

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