JP4010202B2 - 多層回路板製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層回路版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の小型化、高密度化、高性能化が進んでいる中で、そこに用いられる多層回路板も小型化、高密度化、高速化の要求が高まっており、それらの要求を満たした多層回路板が求められている。
多層回路板は、回路基板(内層基板)とプリプレグシートを積層して、配線パターン、ビアホールを形成して多層回路板を形成していく方式から、回路基板(内層基板)上に絶縁層、配線回路パターンを交互に積み上げていくビルドアップ方式の多層回路板へと移行しつつある。
【0003】
近年、電子機器の高性能化に伴い、信号伝達速度の高速化が進められているが、これによって電気的雑音が増大することが問題になっている。この課題を解決するために、回路板上にデカップリング用のキャパシタを設ける等の措置がとられている。
また、電子機器の高密度化、高性能化を図るために、回路部品であるキャパシタ、インダクタ、抵抗等の受動素子を内蔵した多層回路板の開発が行われている。
【0004】
従来のキャパシタ素子を内蔵した多層回路板の一例を図6に示す。
キャパシタ素子内蔵の多層回路板の作製法は、絶縁基材11の両面に第1配線パターン21a及び第1配線パターン21bが形成された回路基板(内層基板)に絶縁層31を介してキャパシタ用下部電極41c、第2配線パターン41a及び第2配線パターン41bが形成された多層回路板20を作製し、キャパシタ用下部電極41c及び絶縁層31上に誘電材を混入した樹脂溶液をコーティングする方法、またはBステージ状誘電体シートをラミネートする方法等で誘電体層52を形成し、表面を研磨し、キャパシタ用上部電極62を形成してキャパシタ素子を形成し、キャパシタ素子内蔵の多層回路板を作製するというものであった。
ここで、上記Bステージ状とは、加熱、加圧することにより、他の層との接着、硬化が行える半硬化状態を言う。
【0005】
キャパシタ素子の容量は、面積に比例し、電極間距離に反比例するので、小面積で高容量のキャパシタ素子を得るためには、薄くて、均一な膜を有する高誘電率の誘電体層を如何に形成するかにある。
上記誘電材を混入した樹脂溶液をコーティングする方法、またはBステージ状誘電体シートをラミネートする方法等では膜厚の均一性、もしくは高誘電率で下部電極、絶縁基材との接着性を兼ね備えた誘電体層を得るのが難しいという問題を有する。
また、全面にわたって誘電体層を設けた場合、誘電体層に配線パターンを設けると誘電率が高いため、信号の減速や電気損失が生じるために配線パターン設計に対する自由度が低くなるという問題を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑み考案されたもので、容量精度が高く、且つバラツキの少ないキャパシタ素子を得るための高誘電率複合材料組成物及び誘電体転写シート並びに受動素子内蔵多層回路板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1においては、
少なくとも以下の(a)〜(d)に示す工程を備え、
下記多官能エポキシ樹脂は、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニルエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、シクロヘキセンオキシド誘導体、含ハロゲンエポキシ樹脂、の群から選ばれた1または2以上の物質であり、
下記熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンエーテル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリオレフィン樹脂、ポリブタジエンゴム、変性ポリブタジエンゴム、の群から選ばれた1または2以上の物質であり、
下記誘電体フィラーは、二酸化チタン系セラミックス、チタン酸バリウム系セラミックス、チタン酸カルシウム系セラミックス、チタン酸ストロンチウム系セラミックス、ジルコン酸鉛系セラミックス、の群から選ばれた1または2以上の物質であること
を特徴とする多層回路板製造方法としたものである。
(a)絶縁基材の両面に配線パターン及びキャパシタ用下部電極を形成した回路基板を作製する工程。
(b)少なくとも、多官能エポキシ樹脂と、熱可塑性樹脂と、誘電体フィラーと、を含む誘電体溶液を作製し、
前記誘電体溶液を支持フィルム上に塗布、加熱、乾燥して所定厚の誘電体層を形成し、誘電体転写シートを作製する工程。
(c)前記回路基板のキャパシタ用下部電極上に、前記誘電体転写シートを設置し、
前記誘電体転写シートの誘電体パターン形成部位に、前記誘電体転写シート側から加圧・加熱し、
前記回路基板のキャパシタ用下部電極上に、誘電体パターンを形成する工程。
(d)誘電体パターン上にキャパシタ用上部電極を形成してキャパシタ素子を形成し、受動素子内蔵の多層回路板を作製する工程。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態につき説明する。
本発明の高誘電率複合材料組成物は、多官能エポキシ樹脂と、熱可塑性樹脂と、誘電体フィラーとからなり、前記熱可塑性樹脂の軟化点が150℃以下であることが望ましい。前記熱可塑性樹脂の溶融温度を150℃以下にすることにより、高誘電率複合材料組成物を用いて作成した誘電体転写シートのパターン転写温度を150℃以下にでき、パターン転写したときの誘電体層のパターン切れを良くすることができる。また、誘電体溶液を転写フィルム上に塗布する際の塗膜の流動性を持たせることができ、転写フィルム上に平滑な誘電体層を形成できる。
【0015】
高誘電率複合材料組成物を構成している多官能エポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニルエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂等の芳香族環を含むエポキシ類化合物の水素添加化合物、脂環式エポキシ樹脂やシクロヘキセンオキシドの各種誘導体、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂等の含ハロゲンエポキシ樹脂などがあげられ、これらを単独もしくは混合して用いることができる。
【0016】
高誘電率複合材料組成物を構成している熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンエーテル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリオレフィン樹脂等及びゴム成分等公知のものを使用できる。ゴム成分としてはポリブタジエンゴムや、ウレタン変性、エポキシ変性等の各種変性ポリブタジエンゴムを上げることができる。
【0017】
高誘電率複合材料組成物を構成している誘電体フィラーとしては、公知のものを用いることができるが、比誘電率が50以上のものが好ましい。例えば、二酸化チタン系セラミックス、チタン酸バリウム系セラミックス、チタン酸カルシウム系セラミックス、チタン酸ストロンチウム系セラミックス、ジルコン酸鉛系セラミックス等をあげることができ、これらを単独もしくは混合して用いること
ができるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、誘電体フィラーの平均粒径は0.1〜30μmであることが好ましい。この理由としては、30μmを越えると、誘電体転写シートを作製する際、誘電体層の塗布適性が悪くなること、及び30μm以下の誘電体層を形成できないことから、高精度及び高容量のキャパシタ素子を得ることが難しくなる。
また、0.1μm未満だと、誘電性フィラーの誘電体溶液への分散性が悪くなるからである。
【0018】
本発明の高誘電率複合材料組成物は、多官能エポキシ樹脂のエポキシ当量が150〜300、分子量が200〜1000であることが望ましい。この理由として、多官能エポキシ樹脂のエポキシ当量については、150以下では、誘電体層の耐熱性が低下し、また、300以上では、誘電体層がもろくなり、誘電体層被膜にクラック、亀裂が発生し易くなるからである。多官能エポキシ樹脂の分子量については、200以下では、誘電体層の耐熱性が低下し、1000以上では、パターン転写時の流動性低下によってパターン切れが悪くなるからである。
【0019】
本発明の高誘電率複合材料組成物は、前記熱可塑性樹脂が前記多官能エポキシ樹脂と前記熱可塑性樹脂との総固形分に対して10〜50重量%配合されていることが望ましい。 この理由として、熱可塑性樹脂の配合比が多官能エポキシ樹脂と熱可塑性樹脂との総固形分に対して10重量%以下では、誘電体層被膜がもろくなり、誘電体層にクラック、亀裂が発生し易くなる。また、50重量%以上では、誘電体層をパターン転写した際の基材との接着性が悪くなるからである。
【0020】
本発明の高誘電率複合材料組成物は、前記誘電体フィラーが前記多官能エポキシ樹脂と前記熱可塑性樹脂と前記誘電体フィラーとの総固形分に対して30〜90重量%配合されていることが望ましい。
この理由としては、誘電体フィラーの配合比が、30重量%以下では、充分な高誘電特性が得られず、また、90重量%以上では、高誘電特性は得られるが、誘電体層の膜特性が脆くなり、基材との接着性を含めた充分な被膜特性が得られなくなるからである。
【0021】
誘電体転写シート70は、上記高誘電率複合材料組成物と溶剤を用いて誘電体溶液を作製し、この誘電体溶液を支持フィルム12上にグラビア印刷、もしくはロールコーター等により塗布し、誘電体塗膜を形成し、加熱、乾燥して5〜50μm厚の誘電体層51を形成したものである(図4参照)。誘電体層の乾燥後膜厚について、5μm以下では膜厚を均一にすることが難しく、50μm以上では誘電体層内部の温度が均一になり難いので、パターン転写時のパターン切れが悪くなる。
【0022】
上記溶剤は、多官能エポキシ樹脂と熱可塑性樹脂双方が溶解し、硬化後の樹脂中に残留しないものを使用しなければならない。熱可塑性樹脂としてフェノキシ樹脂を用いる場合はトルエン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、キシレン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトン、ブタノール等を上げることができる。
さらに、上記誘電体溶液中には、必要に応じて、熱重合禁止剤、可塑剤、レベリング剤、消泡剤、紫外線吸収剤、難燃化剤等の添加剤や着色用顔料等を添加することができる。
【0023】
上記支持フィルム12は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の公知のものを使用できるが、特に、加熱温度が高い場合内にはポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の高耐熱性のフィルムが好適である。
さらに、支持フィルム12上には、誘電体層のパターン転写性を良くするために、剥離層を設けても良い。剥離層としてはシリコーン処理等が上げられる。
【0024】
受動素子内蔵多層回路板100は、予め絶縁基材11の両面に第1配線パターン21a及び第1配線パターン21bが形成されたコア基板(内層基板)に第2配線パターン41a、第2配線パターン41b及びキャパシタ用下部電極41cを形成して回路基板20を作製しておき、上記誘電体転写シート70を用いて、押し型80にて加圧、加熱して、誘電体層51をパターン転写して、回路基板20上のキャパシタ用下部電極41c上に誘電体パターン51pを形成し(図5(a)及び(b)参照)、さらに、絶縁層33及びキャパシタ用上部電極61aを形成して、キャパシタ素子50を形成したものである(図1参照)。 ここでは、4層の回路基板の最上層にキャパシタ素子を形成した事例について説明したが、キャパシタ素子は回路基板の任意の配線パターン層に形成でき、回路基板の配線パターン層数は特に限定されるものではない。また、内蔵する受動素子についても、キャパシタ素子だけでなく、インダクタ素子、抵抗素子を必要に応じて設けることができる。
【0025】
以下本発明の受動素子内蔵多層回路板の製造方法について説明する。
図2(a)〜(e)、図3(f)〜(i)は、請求項7に係る多層回路板の製造方法の一実施例を工程順に示す模式構成部分断面図である。
まず、絶縁基材11の両面に第1配線パターン21a及び第1配線パターン21bが形成されたコア基板10を作製する(図2(a)参照)。
次に、コア基板10の両面に絶縁層31を形成し(図2(b)参照)、絶縁層31の所定位置にレーザー加工、あるいはフォトエッチングプロセス等によりビア用孔32を形成する(図2(c)参照)。
【0026】
次に、絶縁層31上及びビア用孔32内に無電解銅めっき等にて薄膜導体層(特に図示せず)を形成し、薄膜導体層をカソードにして電解銅めっきを行い、所定厚の導体層41及びフィルドビア42を形成する(図2(d)参照)。
次に、導体層41をパターニング処理して、第2配線パターン41a、第2配線パターン41b及びキャパシタ用下部電極41cを形成し、回路基板20を作製する(図2(e)参照)。
【0027】
次に、キャパシタ用下部電極41cが形成された回路基板20上に、上記誘電体転写シート70及び押し型80をセットし(図5(a)参照)、押し型80とキャパシタ用下部電極41cとを位置合わせして、所定温度に加熱された押し型80で所定時間加圧して、キャパシタ用下部電極41c上に誘電体パターン51pを形成し、誘電体パターン51pが形成された回路基板30を作製する(図5(b)及び図3(f)参照)。
ここで、押し型80の加圧面はキャパシタ用下部電極41cと同一サイズ、もしくはキャパシタ用下部電極41cより小さく加工されている。
【0028】
押し型80の加熱温度は、80〜150℃が好ましい。80℃以下だと誘電体層が流動性に乏しくなるため、回路基板20のキャパシタ用下部電極41c上に誘電体パターン51pが形状良く転写されない。150℃以上だと流動性が高すぎるために、転写された誘電体パターン51pの膜厚を一定にすることができない。または、熱が転写周辺部に伝わり転写パターン51pにバリが生じる。
【0029】
次に、回路基板30の誘電体パターン51pが形成された面にプリプレーグフィルム等をラミネートする等の方法で樹脂膜を形成し、所定温度で加熱、硬化した後誘電体パターン51p表面と同一面になるまで機械的に研磨して所定厚の絶縁層33を形成する(図3(g)参照)。
次に、絶縁層33及び誘電体パターン51p上に無電解めっき等にて薄膜導体層を形成し(特に図示せず)、薄膜導体層をカソードにして電解銅めっきを行い、絶縁層33及び誘電体パターン51p上に所定厚の導体層61を形成する(図3(h)参照)。
【0030】
次に、導体層61上にドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行ってレジストパターンを形成し、レジストパターンをエッチングマスクにして導体層61をエッチングし、誘電体パターン51p上にキャパシタ用上部電極61aを形成してキャパシタ素子50を形成し、キャパシタ素子50が形成された受動素子内蔵多層回路板100を得る(図3(i)参照)。
【0031】
本発明の高誘電率複合材料組成物からなる誘電体転写シートを用いて作製した受動素子内蔵多層回路板は、高誘電率で、容量精度に優れ、且つバラツキの少ないキャパシタ素子を内蔵することが可能となり、高密度、高信頼性の多層回路板を得ることができる。
【0032】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
まず、不織布ガラスにエポキシ樹脂を含浸させた絶縁基材11の両面に18μmの銅箔を貼り合わせた銅張り積層板を用い、パターニング処理して第1配線層21a及び第1配線層21bが形成されたコア基板10を作製した。さらに、コア基板10の両面にBステージ(半硬化性)状のエポキシ系熱硬化性絶縁樹脂フィルムを貼り合わせて40μm厚の絶縁層31を形成し、絶縁層31の所定位置にレーザー加工にてビア用孔32を形成した(図2(a)〜(c)参照)。
【0033】
次に、絶縁層31上及びビア用孔32内に無電解銅めっき等にて薄膜導体層を形成し、薄膜導体層をカソードにして電解銅めっきを行い、10μm厚の導体層41及びフィルドビア42を形成し、導体層41をパターニング処理して、第2配線層41a、第2配線層41b及びキャパシタ用下部電極41cを形成した4層の回路基板20を作製した(図2(d)〜(e)参照)。
【0034】
次に、多官能エポキシ樹脂としてエポキシ当量190g/eqのエポキシ樹脂(エピコート828:油化シェルエポキシ社製)を99.8重量部と、熱可塑性樹脂としてフェノキシ樹脂(フェノートYP−50:東都化成社製)を100重量部と、誘電体フィラーとしてチタン酸バリウム(BT−05:堺化学工業社製)を800重量部と、硬化触媒(2−エチル−4−メチルイミダゾール)を0.2重量部とを練り込みロールで分散、混練した後、撹拌及び脱泡処理を行い、高誘電率複合材料組成物からなる誘電体溶液Aを得た。
【0035】
同様にして、多官能エポキシ樹脂としてエポキシ当量190g/eqのエポキシ樹脂(エピコート828:油化シェルエポキシ社製)を54.2重量部及びエポキシ当量160g/eqのエポキシ樹脂(830LVP:大日本インキ化学工業社製)を45.6重量部と、熱可塑性樹脂としてフェノキシ樹脂(フェノートYP−50:東都化成社製)を100重量部と、誘電体フィラーとしてチタン酸バリウム(BT−05:堺化学工業社製)を800重量部と、硬化触媒(2−エチル−4−メチルイミダゾール)を0.2重量部とを練り込みロールで分散、混練した後、撹拌及び脱泡処理を行い、高誘電率複合材料組成物からなる誘電体溶液Bを得た。
【0036】
同様にして、多官能エポキシ樹脂としてエポキシ当量190g/eqのエポキシ樹脂(エピコート828:油化シェルエポキシ社製)を54.2重量部及びエポキシ当量160g/eqのエポキシ樹脂(830LVP:大日本インキ化学工業社製)を45.6重量部と、熱可塑性樹脂としてエポキシ化ポリブタジェンゴム(ナデレックスR−45EPT:ナガセケムテックス社製)を100重量部と、誘電体フィラーとしてチタン酸バリウム(BT−05:堺化学工業社製)を800重量部と、硬化触媒(2−エチル−4−メチルイミダゾール)を0.2重量部とを練り込みロールで分散、混練した後、撹拌及び脱泡処理を行い、高誘電率複合材料組成物からなる誘電体溶液Cを得た。
【0037】
<実施例1>
まず、上記実施例で得られた誘電体溶液Aを50μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる支持フィルム12上にロールコーターにて塗布し、加熱、乾燥して20μm厚の誘電体層51aを形成し、誘電体転写シート70aを作製した(図4参照)。
【0038】
次に、上記誘電体転写シート70aと、回路基板20とを重ね合わせ、150℃に加熱された押し型80を回路基板20のキャパシタ用下部電極41aと位置合わせして(図5(a)参照)、5kg/cm2の圧力で10秒間加圧し、回路基板20のキャパシタ用下部電極41a上に誘電体パターン51apを形成した回路基板30aを作製した(図5(b)及び図3(f)参照)。
【0039】
次に、回路基板30aの誘電体パターン51pが形成された面にBステージフィルムからなるドライフィルム(ABF−45H:味の素ファインテクノ(株)製)を真空加圧式ラミネーターを用いて、温度:110℃、圧力:3kg/cm2、真空度:0.4Torrの条件でラミネートし、170℃で1時間加熱、硬化した後誘電体パターン51ap表面と同一面になるまで機械的に研磨して絶縁層33を形成した(図3(g)参照)。
【0040】
次に、絶縁層33及び誘電体パターン51ap上に無電解銅めっきにて1μm厚の薄膜導体層を形成し(特に図示せず)、薄膜導体層をカソードにして電解銅めっきを行い、絶縁層33及び誘電体パターン51ap上に10μm厚の導体層61を形成した(図3(h)参照)。
【0041】
次に、導体層61上にドライフィルムをラミネートして感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターンを形成し、レジストパターンをエッチングマスクにして導体層61をエッチングして、誘電体パターン51ap上にキャパシタ用上部電極61aを形成し、キャパシタ素子50が形成された多層回路板100aを得た(図3(i)参照)。
【0042】
<実施例2>
まず、実施例1と同様の工程で、上記誘電体溶液Bを50μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる支持フィルム12上にロールコーターにて塗布し、加熱、乾燥して20μm厚の誘電体層51bを形成し、誘電体転写シート70bを作製した(図4参照)。
【0043】
次に、上記誘電体転写シート70bと、回路基板20とを重ね合わせ、150℃に加熱された押し型80を回路基板20のキャパシタ用下部電極41aと位置合わせして(図5(a)参照)、5kg/cm2の圧力で10秒間加圧し、回路基板20のキャパシタ用下部電極41a上に誘電体パターン51bpを形成し、回路基板30bを作製した(図5(b)及び図3(f)参照)。
【0044】
次に、回路基板30bの誘電体パターン51bpが形成された面にBステージフィルムからなるドライフィルム(ABF−45H:味の素ファインテクノ(株)製)を真空加圧式ラミネーターを用いて、温度:110℃、圧力:3kg/cm2、真空度:0.4Torrの条件でラミネートし、170℃で1時間加熱、硬化した後誘電体パターン51bp表面と同一面になるまで機械的に研磨して絶縁層33を形成した(図3(g)参照)。
【0045】
次に、絶縁層33及び誘電体パターン51bp上に無電解銅めっきにて1μm厚の薄膜導体層を形成し(特に図示せず)、薄膜導体層をカソードにして電解銅めっきを行い、絶縁層33及び誘電体パターン51bp上に10μm厚の導体層61を形成した(図3(h)参照)。
【0046】
次に、導体層61上にドライフィルムをラミネートして感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターンを形成し、レジストパターンをエッチングマスクにして導体層61をエッチングして、誘電体パターン51bp上にキャパシタ用上部電極61aを形成し、キャパシタ素子50が形成された多層回路板100bを得た(図3(i)参照)。
【0047】
<実施例3>
まず、実施例1と同様の工程で、上記、誘電体溶液Cを50μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムからなる支持フィルム12上にロールコーターにて塗布し、加熱、乾燥して20μm厚の誘電体層51cを形成し、誘電体転写シート70cを作製した(図4参照)。
【0048】
次に、上記誘電体転写シート70cと、回路基板20とを重ね合わせ、150℃に加熱された押し型80を回路基板20のキャパシタ用下部電極41aと位置合わせして(図5(a)参照)、5kg/cm2の圧力で10秒間加圧し、回路基板20のキャパシタ用下部電極41a上に誘電体パターン51cpを形成し、回路基板30cを作製した(図5(b)及び図3(f)参照)。
【0049】
次に、回路基板30cの誘電体パターン51cpが形成された面にBステージフィルムからなるドライフィルム(ABF−45H:味の素ファインテクノ(株)製)を真空加圧式ラミネーターを用いて、温度:110℃、圧力:3kg/cm2、真空度:0.4Torrの条件でラミネートし、170℃で1時間加熱、硬化した後誘電体パターン51cp表面と同一面になるまで機械的に研磨して絶縁層33を形成した(図3(g)参照)。
【0050】
次に、絶縁層33及び誘電体パターン51cp上に無電解銅めっきにて1μm厚の薄膜導体層を形成し(特に図示せず)、薄膜導体層をカソードにして電解銅めっきを行い、絶縁層33及び誘電体パターン51cp上に10μm厚の導体層61を形成した(図3(h)参照)。
【0051】
次に、導体層61上にドライフィルムをラミネートして感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターンを形成し、レジストパターンをエッチングマスクにして導体層61をエッチングして、誘電体パターン51cp上にキャパシタ用上部電極61aを形成し、キャパシタ素子50が形成された多層回路板100cを得た(図3(i)参照)。
【0052】
実施例1〜3の誘電体転写シートを用いたパターン転写では、いずれもパターン切れの良い、パターン精度に優れた誘電体パターンが得られ、バラツキの少ないキャパシタ素子が得られた。
【0053】
【発明の効果】
本発明の高誘電率複合材料組成物、誘電体転写シートを用いて作製したキャパシタ素子は、高誘電率で、容量精度に優れており、且つバラツキの少ないキャパシタ素子が得られ、高密度、高信頼性のキャパシタ素子内蔵の多層回路板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項6に係る本発明の多層回路板の一実施例を示す模式部分構成断面図である。
【図2】(a)〜(e)は、請求項7に係る本発明の多層回路板の製造方法における工程の一部を示す模式部分構成断面図である。
【図3】(f)〜(i)は、請求項7に係る本発明の多層回路板の製造方法における工程の一部を示す模式部分構成断面図である。
【図4】請求項5に係る誘電体転写シートの一実施例を示す模式部分構成断面図である。
【図5】(a)は、誘電体パターンを形成するために、回路基板、転写シート及び押し型をセットした状態を示す説明図である。
(b)は、誘電体パターンが形成された回路基板の一例を示す模式部分構成断面図である。
【図6】従来のキャパシタ素子内蔵の多層回路板の一例を示す模式部分構成断面図である。
【符号の説明】
10……コア基板
11……絶縁基材
12……支持フィルム
21a、21b……第1配線層
20、30、30a、30b、30c……回路基板
31……絶縁層
32……ビア用孔
33a……レジストパターン
33b……レジスト
34……開口部
41、61……導体層
41a、41b……第2配線層
41c……キャパシタ用下部電極
42……フィルドビア
50……キャパシタ素子
51、51a、51b、51c、52……誘電体層
51p、51ap、51bp、51cp……誘電体パターン
61a、62……キャパシタ用上部電極
70、70a、70b、70c……誘電体転写シート
80……押し型
100、100a、100b、100c……多層回路板

Claims (1)

  1. 少なくとも以下の(a)〜(d)に示す工程を備え、
    下記多官能エポキシ樹脂は、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニルエタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、シクロヘキセンオキシド誘導体、含ハロゲンエポキシ樹脂、の群から選ばれた1または2以上の物質であり、
    下記熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンエーテル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリオレフィン樹脂、ポリブタジエンゴム、変性ポリブタジエンゴム、の群から選ばれた1または2以上の物質であり、
    下記誘電体フィラーは、二酸化チタン系セラミックス、チタン酸バリウム系セラミックス、チタン酸カルシウム系セラミックス、チタン酸ストロンチウム系セラミックス、ジルコン酸鉛系セラミックス、の群から選ばれた1または2以上の物質であること
    を特徴とする多層回路板製造方法。
    (a)絶縁基材の両面に配線パターン及びキャパシタ用下部電極を形成した回路基板を作製する工程。
    (b)少なくとも、多官能エポキシ樹脂と、熱可塑性樹脂と、誘電体フィラーと、を含む誘電体溶液を作製し、
    前記誘電体溶液を支持フィルム上に塗布、加熱、乾燥して所定厚の誘電体層を形成し、誘電体転写シートを作製する工程。
    (c)前記回路基板のキャパシタ用下部電極上に、前記誘電体転写シートを設置し、
    前記誘電体転写シートの誘電体パターン形成部位に、前記誘電体転写シート側から加圧・加熱し、
    前記回路基板のキャパシタ用下部電極上に、誘電体パターンを形成する工程。
    (d)誘電体パターン上にキャパシタ用上部電極を形成してキャパシタ素子を形成し、受動素子内蔵の多層回路板を作製する工程。
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