JP4010151B2 - クリップ結束機におけるクリップ離脱機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一端方向に向けて開放された開口部を形成したプラスチック製のクリップを、被包装物を収容した包装用袋の首部に装着して、クリップに形成された一対の脚片を互いに重合させることによりクリップを円錐形状に成形するとともに、重合した脚片をカシメ又は溶着により固着させて袋の首部を結束するようにしたクリップ結束機におけるクリップ離脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
パンや野菜等の食品を収容した袋の口部を閉じるため、図4に示すように、一端方向に向けて開放された開口部2が中央部に形成されるとともに開口部2の開放部の両側に一対の脚片3が形成されたプラスチック製の薄片で形成されたクリップ1を使用して、絞られた袋の口部を閉じるクリップ結束機が知られている。このクリップ結束機はマガジン内に装填された連結クリップ1を結束位置へ供給し、先頭のクリップ1の開口部2を被包装物を収容した袋の絞られた首部に装着した後に、クリップ1の一対の脚片3を互いに内側へ引き寄せて重合するように成形させるとともに、両脚片3の重合部をカシメ機構又は超音波溶着機構によって一体に接合して図5に示すように袋口を結束するものである。
【0003】
クリップ1の重合された両脚片を一体に接合させるためのカシメ装置では、重合されたクリップ1の両脚片3の一方の面に配置したダイを、他方の面に配置したカシメピンに押圧させて両脚片3の一部分をダイ方向へ突き出し成形して、更に、突き出し部の先端をプレスピンにより押し潰し加工をすることにより両脚片3の重合部を一体にカシメ接合させている。また、超音波溶着装置による両脚片の接合では、クリップ1の両脚片3の重合部を超音波振動子とアンビル間に狭持させて超音波振動をクリップ1の両脚片3の重合部に与えることによって両脚片3の表面を溶融して接着させものである。
【0004】
上記カシメ又は超音波溶着による脚片の接合持に、カシメピン又はアンビルに嵌合したクリップの脚片をピンまたはアンビルから離脱させるためのクリップ離脱機構が設けられている。従来のクリップ離脱機構は、図6及び図7に示すように、カシメピン30を備えた支持フレーム31に、前記カシメピン30と対向したダイ32を形成したダイプレート33とプレスピン34を備えたプレスプレート35及びストリッパプレート36の各部材を回動自在に支持させて配置し、そして支持フレーム31に沿って前後方向にスライド可能に支持されているローラピン37、38をスライド作動させることによって前記各プレート33、35、36に形成されたカム33a、35a、36aにより順次各プレート33、35、36を駆動させるようにしており、ストリッパプレート36を揺動自在に支持フレーム31に可動的に支持させるとともに、このストリッパプレート36を揺動駆動させるためにカム機構36aを必要としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のクリップ離脱機構では、カシメ又は超音波溶着の作動時に同期させて離脱部材をカシメピン又はアンビルに対して駆動させるようにしているため、カム等の駆動機構を設ける必要があり、機構、部品構成が複雑となってしまい、結束機のコストアップや故障の要因となっていた。本発明は、上記従来技術の問題点を解決して、部品点数が少なく機構が簡単で、カシメピン又はアンビルからクリップを確実に剥離させることができるクリップ離脱機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、一端方向に開放された開口を備えるとともにこの開口の開放方向に沿って一対の脚片を形成したクリップを、被結束材に装着して前記一対の脚片を互いに重合させこの重合部を固着させることにより被結束材を結束するようになした結束機において、前記重合されたクリップの脚片を挟んで下側に配置されるアンビルと上側に配置される超音波振動子よりなるクリップ溶着機構を設け前記アンビルをクリップの脚片を挟持するように超音波振動子に対して上下動するように構成するとともに、前記アンビルの近傍にアンビルが非作動位置のときアンビルとほぼ同一の高さ以上の位置に配置され、前記アンビルが上動して前記クリップ脚片の重合部溶着後に非作動位置に復帰したときに前記アンビルに溶着したクリップを離脱させる離脱部材を設けたことを特徴とするクリップ結束機におけるクリップ離脱機構。
【0007】
また、請求項2の発明は、一端方向に開放された開口を備えるとともにこの開口の開放方向に沿って一対の脚片を形成したクリップを、被結束材に装着して前記一対の脚片を互いに重合させこの重合部を固着させることにより被結束材を結束するようになした結束機において、前記重合されたクリップの脚片を挟んで下側に配置されるカシメピンと上側に配置されるダイよりなるクリップカシメ機構を設け、前記カシメピンをクリップの脚片を挟持するようにダイに対して上下動するように駆動させるように構成するとともに、前記カシメピンの近傍に該カシメピンが非作動位置のときカシメピンとほぼ同一の高さ以上の位置に配置され、前記カシメピンが上動して前記クリップ脚片の重合部固着後に非作動位置に復帰したときに前記カシメピンに嵌合したクリップを離脱させる離脱部材を設けたことを特徴とする。
0008
【発明の実施の形態】
以下本発明のクリップ結束機におけるクリップ離脱機構を、クリップの脚片の結合装置として超音波振動子とアンビルを備えた超音波溶着装置に実施した実施例を説明する。図1に示すように本発明のクリップ離脱機構を実施した超音波溶着装置10は、結束機本体のハウジング内において結束位置の前方に配置されており、重合されたクリップ1の脚片3(図4参照)の下側に配置される第一部材11としてアンビルが設けられており、前記クリップの脚片の上面側に配置される第二部材12として超音波振動子が設けられている。第二部材である超音波振動子12は結束機本体のハウジング内に設置されている支持フレーム13に支持されており、第一部材であるアンビル11は支持アーム14の先端部に形成されており、支持アーム14は前記支持フレーム13に回転可能に装着されている作動軸15に支持されている。
0009
アンビル11はクリップ1の脚片3の下側となるように配置されており前記作動軸15の回転により支持アーム14が回転されて前記超音波振動子12の先端部11aと当接する方向に回動作動される。作動軸15の一端側には扇形ギヤ16が固定されており、駆動フレーム17に支持されている駆動軸18に取り付けられているギヤ19と噛みあわせられていて、駆動軸18が回転することによりギヤ18及び扇形ギヤ16を介して作動軸15が回転される。
0010
駆動軸18は、クリップ結束機のクリップ供給機構や脚寄せ機構等を駆動している駆動ギヤを介してスライド作動される作動枠20の前端部に取り付けられたラックギヤ21が前記駆動軸18に取り付けられている扇形ギヤ22と噛みあわせられ、作動枠20がスライド作動することによってラックギヤ21と扇形ギヤ22を介して駆動軸18を回転させるように構成されている。そして、駆動軸18が回転駆動されることにより、前記アンビル11がクリップ1の脚片3を超音波振動子12との間で狭持して、超音波振動が脚片3に付与されて溶着が行われ
る。
0011
前記アンビル11を保持している支持アーム14にスリット23が形成されており、支持フレーム13に基端側が固定されたストリッパアーム24(図2参照)の他端側が前記スリット23を下側から貫通してその先端部が前記アンビル11の近傍に配置されており、このストリッパアーム24の先端が第三部材である離脱部材25を形成している。離脱部材25の配置位置は、アンビル11が超音波振動子12から離反した配置されている作動前の状態ではアンビル11の先端とほぼ同一の高さ位置となり、アンビル11が超音波振動子12の先端に向けて作動した状態では超音波振動子12とアンビル11間に狭持されたクリップ1の脚片3と接触しない高さに設定されている。
0012
上記実施例の作動を説明する。非作動時にはアンビル11は超音波振動子12と離反されているが、非結束材に装着されたクリップ1の両脚片3が重合されて超音波振動子12とアンビル11の間に配置された後、アンビル11が超音波振動子12に向けて作動され、図2に示すようにアンビル11と超音波振動子12との間にクリップ1の重合部を狭持させる。そして、超音波振動子12が駆動されて脚片3の重合部に超音波振動が付与され、これにより脚片3の重合部が溶融してアンビル11の押圧力によって両脚片3同士が溶着される。この後、アンビル11は超音波振動子12から離反する方向に作動されるが、脚片3の重合部の溶融した部分がアンビル11に溶着して、アンビル11と一緒に待機位置へ移動される。図3に示すように、離脱部材25がクリップ1の重合部と当接してクリップ1の脚片3の移動を阻止させ、更にアンビル11が移動することによりアンビル11からクリップ3を離脱させる。
0013
上記実施例では、超音波振動子とアンビルを用いた超音波溶着装置での実施例を示したが、本発明のクリップ離脱機構は、上記超音波溶着装置に限定されるものでなく、第一部材11としてのカシメピンと第二部材12としてのダイによりクリップ1の脚片3にダボ加工を形成してカシメつけるカシメ結合装置にも適用が可能である。この場合、上記実施例の第一部材11であるアンビルに代えてカシメピンを、また第二部材12である超音波振動子に代えてダイを配置し、カシメピンをダイに対して駆動させるように構成して、離脱部材25をこのカシメピンの近傍に配置することで、クリップ1の脚片3がカシメピンと嵌合した状態をカシメピンの復帰作動時に確実に解離させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクリップ離脱機構を実施した超音波溶着装置の斜視図
【図2】 図1と同じ実施例のアンビルが作動されてクリップを溶着している状態の断面図
【図3】 アンビルが復帰作動してアンビルからクリップが解離された状態の図2と同じ断面図
【図4】 本発明のクリップ結束機で使用するクリップの平面図
【図5】 本発明のクリップ結束機で袋を結束した状態の正面図
【図6】 従来のカシメ機構におけるクリップ離脱機構を示す斜視図
【図7】 図6と同じカシメ機構のクリップ離脱機構を示す断面図
【符号の説明】
1 クリップ
2 開口
3 脚片
10 超音波溶着装置
11 第一部材(アンビル)
12 第二部材(超音波振動子)
13 支持フレーム
14 支持アーム
15 作動軸
16 扇形ギヤ
17 駆動フレーム
18 駆動軸
19 ギヤ
20 作動枠
21 ラックギヤ
22 扇形ギヤ
23 スリット
24 ストリッパアーム
25 第三部材(離脱部材)

Claims (2)

  1. 一端方向に開放された開口を備えるとともにこの開口の開放方向に沿って一対の脚片を形成したクリップを、被結束材に装着して前記一対の脚片を互いに重合させこの重合部を固着させることにより被結束材を結束するようになした結束機において、前記重合されたクリップの脚片を挟んで下側に配置されるアンビルと上側に配置される超音波振動子よりなるクリップ溶着機構を設け前記アンビルをクリップの脚片を挟持するように超音波振動子に対して上下動するように構成するとともに、前記アンビルの近傍にアンビルが非作動位置のときアンビルとほぼ同一の高さ以上の位置に配置され、前記アンビルが上動して前記クリップ脚片の重合部溶着後に非作動位置に復帰したときに前記アンビルに溶着したクリップを離脱させる離脱部材を設けたことを特徴とするクリップ結束機におけるクリップ離脱機構。
  2. 一端方向に開放された開口を備えるとともにこの開口の開放方向に沿って一対の脚片を形成したクリップを、被結束材に装着して前記一対の脚片を互いに重合させこの重合部を固着させることにより被結束材を結束するようになした結束機において、前記重合されたクリップの脚片を挟んで下側に配置されるカシメピンと上側に配置されるダイよりなるクリップカシメ機構を設け、前記カシメピンをクリップの脚片を挟持するようにダイに対して上下動するように駆動させるように構成するとともに、前記カシメピンの近傍に該カシメピンが非作動位置のときカシメピンとほぼ同一の高さ以上の位置に配置され、前記カシメピンが上動して前記クリップ脚片の重合部固着後に非作動位置に復帰したときに前記カシメピンに嵌合したクリップを解離させる離脱部材を設けたことを特徴とするクリップ結束機におけるクリップ離脱機構。
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