JP4010056B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばテレビジョン受像機等のスタンバイ電源回路等に好適な電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機等の電子機器では、例えば通常動作時に各回路部に対して電力を供給するためのメイン電源回路と、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)等に対して、常に駆動電力を供給するスタンバイ電源回路とが設けられている。このようなスタンバイ電源回路は、一般にテレビジョン受像機等の電子機器がオフとされている期間でも、マイコン等に対して駆動電力を供給するようにされている。
【0003】
例えばテレビジョン受像機に設けられているスタンバイ電源回路は、小型トランス、整流・平滑回路、レギュレータ回路等によって構成され、小型トランスの2次側コイルに励起された交番電圧を整流、平滑し、レギュレータ回路で定電圧化(例えば5V)してマイコン等に供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スタンバイ電源回路に使用されている小型トランスは、コアの形状が小さいため、巻線が細くなり、負荷側を流れる負荷電流により二次側から出力される電圧の変化が大きいという欠点がある。このため、例えば接続される負荷が重負荷となる時を重視して回路設計を行った場合、接続される負荷が軽負荷になった時は、小型トランスの二次側巻線から出力される出力電圧が必要以上に高い電圧となる。
【0005】
一方、接続される負荷が軽負荷となる時を重視して回路設計を行った場合、接続される負荷が重負荷時になった時は、小型トランスの二次側巻線から出力される出力電圧が低下することになる。
【0006】
言い換えるならば、例えばテレビジョン受像機等のスタンバイ電源回路において、通常動作時におけるマイコン等の消費電力を重視して回路設計を行った場合は、スタンバイ時にレギュレータで消費される無駄な消費電力が大きくなるという欠点があり、またスタンバイ時におけるマイコン等の消費電力を重視して回路設計を行った場合は、通常動作時に負荷に対して安定した駆動電圧を供給することができないという欠点があった。
【0007】
このため、従来のスタンバイ電源回路では、マイコン等の通常動作時(重負荷時)でも動作が確実に実行されるような回路設計を行っていたが、近年、環境問題等の観点から、非動作時(スタンバイ時)に消費される無駄な消費電力が問題となっている。
【0008】
そこで、本発明はこのような問題点を鑑みてなされたものであり、重負荷時でも安定した出力電圧を供給することができると共に、軽負荷時における消費電力を低減できる電源回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の電源回路は、小型トランスの二次側巻線の両端から得られる第1の出力電圧、またはその二次側巻線に設けられているタップから得られる第2の出力電圧によって充電される充電コンデンサと、この充電コンデンサの直流電圧が入力電圧とされ、一定電圧を出力するレギュレータと、このレギュレータに接続される負荷の状態を検出する検出回路と、この検出回路で検出された負荷の状態によって、第1の出力電圧又は第2の出力電圧を充電コンデンサに供給する切換回路とを備えるようにした。
【0010】
本発明によれば、レギュレータに接続される負荷が重負荷とされる時は、充電コンデンサが第1の出力電圧によって充電されるようにし、負荷が軽負荷とされる時は、第1の出力電圧より低い電圧とされる第2の出力電圧によって充電コンデンサが充電されるようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電源回路の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態としてテレビジョン受像機等のスタンバイ電源回路に好適な回路構成の一例を示した図である。
この図1において、小型トランスT1の一次側巻線は、入力端子t1,t2を介してACプラグ1と接続されており、商用交流電圧が供給されている。
また、二次側巻線の両端は、出力端子t3,t4を介してダイオードD1〜D4によって構成されるブリッジ整流回路2に接続されている。
ブリッジ整流回路2の出力は、コンデンサC1に充電され、このコンデンサC1の両端に生じた電圧V1がトランジスタQ3のエミッタに供給される。
【0012】
また、小型トランスT1の二次側巻線には、センタタップが設けられており、このセンタタップと接続される出力端子t5はダイオードD5のアノード、コンデンサC2、検出回路3のツェナダイオードD7、及び抵抗R3と接続される。従って、コンデンサC2は二次巻線のセンタタップの出力によって充電され、このコンデンサC2には電圧V2が生じる。
また、ダイオードD5のカソードは、コンデンサC3、トランジスタQ3のコレクタ、及びレギュレータIC1の入力端子inに接続される。
【0013】
検出回路3は、ツェナダイオードD7、トランジスタQ1,Q2、及び抵抗R1〜R3によって構成され、ツェナダイオードD7のアノードは、バイアス抵抗R1を介して負極側に接続されると共に、ベース抵抗R2を介して、トランジスタQ1のベースに接続されている。
トランジスタQ1のコレクタは、トランジスタQ2のベースに接続され、抵抗R3を介してコンデンサC2と接続されている。
【0014】
トランジスタQ2のコレクタは、切換回路4の抵抗R5を介してトランジスタQ3のベースに接続され、さらに抵抗R4を介してトランジスタQ3のエミッタ及びコンデンサC1に接続されている。また、トランジスタQ3のコレクタは、レギュレータIC1の入力端子in、及びコンデンサC3に接続されている。
【0015】
検出回路3は、コンデンサC2の電圧V2が、バイアス抵抗R1及びツェナダイオードD7のツェナー電圧によって設定される所定の電圧レベル(但し、所定の電圧レベルは、レギュレータIC1から安定化出力を得るのに十分な電圧レベルとする)より大きい時は、ツェナダイオードD7が導通状態となるので、トランジスタQ1のベースにベース電流が流れてトランジスタQ1はオン、トランジスタQ2はオフになる。この場合、切換回路4のトランジスタQ3には、ベース電流が流れないのでオフになる。
【0016】
一方、コンデンサC2の電圧V2が所定の電圧レベル以下になると、ツェナダイオードD7が非導通になるので、トランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2は抵抗R3を介してベース電流が流れるのでオンになる。この場合、切換回路4のトランジスタQ3にはベース電流が流れるのでオンになる。
レギュレータIC1の入力端子inは、コンデンサC3、及びトランジスタQ3のコレクタと接続され、出力端子out は、コンデンサC4を介して出力端に接続されている。
【0017】
次に、上記したような電源回路の動作について説明する。
この場合、小型トランスT1の二次側巻線の両端と接続された出力端子t3−t4間に励起された交番電圧は、ブリッジ整流回路2で整流され、コンデンサC1が充電される。これにより、コンデンサC1には電圧V1が発生する。
【0018】
一方、小型トランスT1の二次側巻線のセンタタップの出力電圧は、ダイオードD2,D4で整流され、その出力によってコンデンサC2が充電される。これにより、コンデンサC2には電圧V2が発生する。この場合、コンデンサC2の電圧V2はコンデンサC1の両端に発生する電圧V1より低い値とし、例えばセンタタップの場合は、ほぼ1/2とすることができる。
【0019】
本実施の形態の電源回路の出力端に接続される負荷CLが、例えばテレビジョン受像機の電源オン等によって、重負荷となる時は、レギュレータIC1から負荷CLに供給される負荷電流が増大するため、レギュレータIC1に対して入力電圧を供給しているコンデンサC3の電圧V3が低下し、これに伴いコンデンサC2の電圧V2も低下する。
【0020】
コンデンサC2の電圧V2が低下すると、それまで導通状態であったツェナダイオードD7が非導通となり、検出回路3のトランジスタQ1がオフ、トランジスタQ2がオンになる。これにより、切換回路4のトランジスタQ3がオンになり、コンデンサC3にトランジスタQ3を介して入力されるブリッジ整流回路2からの出力によって充電が開始される。よって、コンデンサC3の電圧V3は、コンデンサC1の電圧V1とほぼ等しくなる。
つまり、接続される負荷CLが重負荷の時は、小型トランスT1の二次側巻線の両端電圧がレギュレータIC1に供給されることになる。
これにより、レギュレータIC1の入力電圧が上昇し、重負荷が接続されている場合でもレギュレータIC1の出力電圧V0がほぼ一定(5V)に保つことができるようになる。
【0021】
なお、この時は、小型トランスT1から見ると二次側の負荷が増大しているため、小型トランスT1の二次側巻線のセンタタップの出力電圧によって充電されるコンデンサC2の電圧V2も低下することになる。これは、小型トランスT1の一次側巻線のインピーダンスが高く、ここへ二次側の負荷電流の一次側加算分が流れることによって、一次側巻線に印加される有効な電圧が降下するためであり、これに比例して小型トランスT1の二次側巻線のセンタタップの出力電圧が低下するためである。
【0022】
次に、本実施の形態とされる電源回路の出力端に接続される負荷CLが軽負荷になると、小型トランスT1から見た二次側負荷が減少するため、小型トランスT1のセンタタップの出力電圧が上昇し、これに伴ってコンデンサC2の電圧V2が上昇する。そしてコンデンサC2の電圧V2が所定の電圧レベルに達すると、ツェナダイオードD7が再び導通状態になる。これにより、検出回路3のトランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフになり、切換回路4のトランジスタQ3がオフになるので、コンデンサC3の電圧V3は、コンデンサC2の電圧V2とほぼ等しい電圧になる。
【0023】
この時のコンデンサC3の電圧V3は、小型トランスT1の二次側巻線に設けられているセンタタップの出力電圧によって得られるため、コンデンサC1の電圧V1の約1/2の電圧となる。
【0024】
つまり、本実施の形態とされる電源回路は、出力端に接続される負荷CLが重負荷の時は、小型トランスT1の二次側巻線の両端からの出力電圧がレギュレータIC1の入力電圧となり、負荷CLが軽負荷の時は、上記二次側巻線の両端電圧のほぼ1/2とされる二次側巻線のセンタタップの出力電圧がレギュレータIC1の入力電圧となるようにしている。
【0025】
従って、本実施の形態とされる電源回路をテレビジョン受像機のスタンバイ電源回路に適用すれば、マイコン等の通常動作時(重負荷時)は、レギュレータIC1の入力端子inに充分な電圧を供給することができるため、出力端子out からの出力電圧をほぼ一定の電圧V0に保つことができる。
また、スタンバイ時(軽負荷)は、少なくともレギュレータIC1の入力電圧が低いため、レギュレータIC1で消費される無駄な消費電力を低減することができるようになる。
【0026】
また、例えば軽負荷が接続されている時に、商用交流電圧が低下した場合も、切換回路4が動作して、レギュレータIC1には、小型トランスT1の二次側巻線の両端の出力電圧が入力電圧として供給されることになるため、軽負荷時の商用交流電圧の下限動作範囲を広げることができるといった利点もある。
【0027】
さらにまた、切換回路4は負荷CLが重負荷時のみならず、コンデンサC1の両端から直接負荷電流をとった場合も同様に働きレギュレータIC1の出力電圧V0を一定に保つことができる。
【0028】
なお、接続される負荷CLが軽負荷と重負荷のみの場合、つまりテレビジョン受像機のマイコン等が通常動作時とスタンバイ時のみの場合は、検出回路3の代わりに、例えば負荷の状態に応じてマイコンでトランジスタQ3のオン/オフをコントロールしても良い。
【0029】
次に、本発明の他の実施の形態とされる電源回路の一例を図2に示す。なお、図1と同一部品には同一番号を付し説明は省略する。
この図2に示す電源回路では、ツェナダイオードD7のアノードがコンデンサC3の負極側へ接続される。また、ツェナダイオードD7のカソードは、抵抗R13を介して切換回路12を構成するトランジスタQ12のベースと接続され、さらに抵抗R14を介してトランジスタQ11,Q12のエミッタ、及びコンデンサC1に接続されている。
【0030】
また、切換回路12を構成するトランジスタQ11のベースは、トランジスタQ12のコレクタに接続されていると共に、ベース抵抗R12を介してコンデンサC3に接続されている。またトランジスタQ11のコレクタは電流制限用の抵抗R11を介してコンデンサC3に接続されている。
この切換回路12は、ツェナダイオードD7が導通状態になると、トランジスタQ12のエミッタからベース→抵抗R13→ツェナダイオードD7と電流が流れ、トランジスタQ12はオンになり、トランジスタQ11はオフになる。
【0031】
一方、ツェナダイオードD7が非導通状態になると、トランジスタQ12がオフになるが、トランジスタQ11のエミッタからベース→抵抗R12と電流が流れ、トランジスタQ11はオンになる。
ただし、トランジスタQ11のコレクタ電流は、トランジスタQ12のコレクタ電流より大きいものとする。
【0032】
図2に示したような電源回路の動作としては、レギュレータIC1の出力端に接続される負荷CLが軽負荷とされ、コンデンサC1の電圧V1が十分高い時は、ツェナダイオードD7は導通状態となり、トランジスタQ12がオン、トランジスタQ11がオフになる。この場合、コンデンサC3には、トランジスタQ12のコレクタ電流としてブリッジ整流回路2からの電流、又は二次側巻線のセンタタップからダイオードD5を介して供給される電流によって充電される。
【0033】
ここで、例えばレギュレータIC1に接続される負荷CLが重負荷になると、レギュレータIC1から負荷CLに供給される負荷電流が増大するため、レギュレータIC1に対して入力電圧を供給しているコンデンサC3の電圧が低下することになる。この時、小型トランスT1から見ると二次側負荷が増大しているため、小型トランスT1の二次側巻線の両端の出力電圧によって充電されるコンデンサC1の電圧V1も低下する。これにより、ツェナダイオードD7が非導通状態になり、トランジスタQ12がオフ、トランジスタQ11がオンになる。
【0034】
コンデンサC3には、トランジスタQ11のコレクタ電流とされるブリッジ整流回路2からの電流によって充電されるので、接続される負荷CLが軽負荷の時より、重負荷とされる時の方がコンデンサC3の電圧が高くなる。
【0035】
従って、このような本実施の他の形態とされる電源回路に重負荷が接続された時は、上記同様、レギュレータIC1からほぼ一定の電圧V0を出力することができると共に、少なくとも軽負荷が接続された時はレギュレータIC1で消費される無駄な消費電力を低減することができる。
【0036】
図3は、図2に示した他の実施の形態とされる電源回路の変形例の回路構成を示した図である。
この場合は、重負荷時にコンデンサC3に対して電流を供給するための切換回路22のトランジスタQ21、Q22をダーリントン接続して、トランジスタQ21をオンさせるためのコントロール電流を低減するようにしている。
また、トランジスタQ22のベース抵抗R12を負極側に接続してトランジスタQ21,Q22の飽和電圧を下げるようにしている。
また、ツェナダイオードD7を低電流(例えば100μA以下)とする場合は、ツェナ電圧が例えば10V以上のものを使う必要があるので、その場合はツェナダイオードD7のアノードを負極側に接続するようにしている。
なお、トランジスタQ21のエミッタ−ベース間の抵抗R22はトランジスタQ21のコレクタ〜ベースリーク電流をバイパスするために設けらているものである。
【0037】
この場合は、負荷CLが軽負荷とされる時は、コンデンサC3は二次側巻線のセンタタップからダイオードD5を介して入力される電流によって充電される。また、重負荷時とされる時は、コンデンサC3がトランジスタQ21のコレクタ電流としてブリッジ整流回路2からの電流によって充電される。これにより、上記同様、重負荷が接続された時でも、レギュレータIC1からほぼ一定の電圧V0を出力することができると共に、少なくとも軽負荷が接続された時はレギュレータIC1で消費される無駄な消費電力を低減することができる。
【0038】
図4は、本発明のさらに簡易化した他の実施の形態とされる電源回路の一例を示したものである。なお、図1と同一部品には同一番号を付し説明は省略する。この図4に示す電源回路では、ツェナダイオードD7のカソードが切換回路31のトランジスタQ31のベースに接続され、アノードが負極側に接続されている。また、トランジスタQ31のエミッタはコンデンサC3に接続され、コレクタは、コンデンサC1に接続されると共に、抵抗R31を介してベースに接続されている。
【0039】
この場合は、例えばレギュレータIC1に接続される負荷CLが軽負荷で、コンデンサC3の電圧V3が、ツェナダイオードD7の電圧からトランジスタQ31のベース−エミッタ間電圧VBEを引いた電圧より高い時は、トランジスタQ31がオフになる。また、レギュレータIC1に接続される負荷CLが重負荷となり、コンデンサC3の電圧が低下して、ツェナダイオードD7の電圧からトランジスタQ31のベース−エミッタ間電圧VBEを引いた電圧の方が高くなると、トランジスタQ31がオンになる。
なお、トランジスタQ31に電圧が印可されている場合は、トランジスタQ31のエミッタ電圧は、ツェナダイオードD7の電圧からトランジスタQ31のベース−エミッタ間電圧VBEを引いた電圧に固定されることになる。
【0040】
従って、このように電源回路を構成した場合でも、上記図1と同様に負荷CLが軽負荷とされる時は、コンデンサC3が二次側巻線のセンタタップからダイオードD5を介して入力される電流によって充電され、重負荷時とされる時は、トランジスタQ31のエミッタ電流とされるブリッジ整流回路2からの電流によって充電される。
【0041】
これにより、上記同様、スタンバイ電源回路に重負荷が接続された時でも、レギュレータIC1から出力される電圧V0をほぼ一定に保つことができると共に、少なくとも軽負荷が接続された時はレギュレータIC1で消費される無駄な消費電力を低減することができる。
【0042】
なお、図1〜図4を用いて説明した本実施の形態とされる電源回路においては、小型トランスの二次巻線のほぼセンタにタップを設けた場合を例にとって説明したが、タップの位置はセンタに限定されるものでなく、小型トランスの二次巻線のいずれの位置に設けることも可能である。また、二次巻線に複数のタップを設けることも当然可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の電源回路は、レギュレータに接続される負荷が重負荷とされる時は、充電コンデンサが例えばブリッジ整流回路で整流された第1の出力電圧によって充電され、負荷が軽負荷とされる時は、充電コンデンサが第1の出力電圧より低い電圧とされる例えば二次巻線のタップの交流出力を整流ダイオードで整流した第2の出力電圧によって充電されるように切換回路を制御しているため、接続される負荷が重負荷時の時でも安定した電圧を供給することができると共に、軽負荷時における消費電力を低減することができるようになる。
【0044】
また、例えば軽負荷が接続されている時に、商用交流電圧が低下した場合でもレギュレータから安定した出力電圧とすることができるため、軽負荷時の商用交流電圧の下限動作範囲を広げることができるといった利点もある。
さらにまた、切換回路は負荷の重負荷時のみならず、小型トランスの両端から直接負荷をとる場合にも同様な動作をしてレギュレータの出力を一定に保つことができる。
【0045】
特に、本発明の電源回路をテレビジョン受像機等のスタンバイ電源回路に適用すれば、スタンバイ時における消費電力を低減することができるため、例えばテレビジョン受像機等の年間消費電力を大幅に削減することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされる電源回路の回路構成の一例を示した図である。
【図2】本発明の他の実施の形態とされる電源回路の回路構成の一例を示した図である。
【図3】図2に示した電源回路の変形例を示した図である。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態とされる電源回路の回路構成の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 ACプラグ、2 ブリッジ整流回路、3 11 21 検出回路、4 12 22 切換回路、T1 小型トランス、IC1 レギュレータ、C1〜C3コンデンサ、D1〜D5 ダイオード、D7 ツェナダイオード、R1〜R5R11〜R14 R22 抵抗

Claims (4)

  1. 交流入力が供給される一次側巻線および二次側巻線を有し、該二次側巻線からの負荷電流の増大に伴い該二次側巻線に誘起する電圧が低下するトランスと、
    該トランスの二次側巻線の両端からの交流出力を整流する整流回路と、
    上記二次側巻線に設けられているタップに一端が接続されるダイオードと基準電圧に一端が接続される充電コンデンサとで直列回路を形成して、上記タップから上記ダイオードを介して流れる電流により上記充電コンデンサを充電する充電回路と、
    上記直列回路の上記ダイオードと上記充電コンデンサとの接続点と上記整流回路との間に接続されるトランジスタと、
    上記整流回路に得られる整流電圧と上記基準電圧との差または、該整流電圧と上記充電コンデンサに得られる電圧との差が所定以下になると上記トランジスタを導通させる検出回路と、
    上記充電コンデンサに得られる電圧入力して、ほぼ一定電圧を出力するレギュレータと、
    を備えていることを特徴とする電源回路。
  2. 上記整流回路は、ブリッジ整流回路であって、上記整流電圧は、上記二次巻線の両端からの交流出力を全波整流した電圧とされ、上記二次側巻線に設けられているタップは、センタータップとされることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 通常動作時に負荷とされる回路に電力を供給する電源部と、
    上記電源部からの電力供給がオフとされる期間であっても待機電力を供給する待機電力部を有する電子機器において、
    上記待機電力部は、
    交流入力が供給される一次側巻線および二次側巻線を有し、該二次側巻線からの負荷電流の増大に伴い該二次側巻線に誘起する電圧が低下するトランスと、
    該トランスの二次側巻線の両端からの交流出力を整流する整流回路と、
    上記二次側巻線に設けられているタップに一端が接続されるダイオードと基準電圧に一端が接続される充電コンデンサとで直列回路を形成して、上記タップから上記ダイオードを介して流れる電流により上記充電コンデンサを充電する充電回路と、
    上記直列回路の上記ダイオードと上記充電コンデンサとの接続点と上記整流回路との間に接続されるトランジスタと、
    上記整流回路に得られる整流電圧と上記基準電圧との差または、該整流電圧と上記充電コンデンサに得られる電圧との差が所定以下になると上記トランジスタを導通させる検出回路と、
    上記充電コンデンサに得られる電圧入力して、ほぼ一定電圧を出力するレギュレータと、
    を備えていることを特徴とする電子機器
  4. 上記整流回路は、ブリッジ整流回路であって、上記整流電圧は、上記二次巻線の両端からの交流出力を全波整流した電圧とされ、上記二次側巻線に設けられているタップは、センタータップとされることを特徴とする請求項3に記載の電子機器
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