JP4008208B2 - 孔版印刷装置の排版装置 - Google Patents

孔版印刷装置の排版装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製版された孔版原紙を用いて輪転印刷する孔版印刷装置に用いられる排版装置に係り、特に、排版用の搬送と圧縮の機構を簡素化できる孔版印刷装置の排版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
輪転式の孔版印刷装置は、孔版原紙が外周に装着され内部にインキ供給手段を備えた円筒状の版胴と、印刷用紙を版胴に押しつける押圧手段を備え、印刷用紙の給紙に連動して押圧手段を版胴に押しつけ、印刷用紙上に孔版原紙の穿孔に対応した所定の画像を形成させる。所定枚数の印刷後、使用済みの孔版原紙は排版手段によって版胴から剥離され収容部に廃棄される。
【0003】
図11は、従来(特開平8−142486号公報)の排版手段を示す正面図である。この排版手段60は、略扇形状の排版ボックス61と、搬送部62と、圧縮部63を備えてなる。
使用済みの孔版原紙Sは、剥離爪(不図示)で版胴から剥離された後、版胴の回転により排版手段60の方向に誘導される。この後、搬送部62のモータ65を駆動させて、ギヤ66を介してローラ67が回転する。ローラ67の回転により、孔版原紙Sが排版ボックス61内部に取り込まれる。
【0004】
この後、圧縮部63のモータ68を駆動させることにより、ギヤ69を介して圧縮板70が軸70aを中心に図中矢印方向に回動する。排版ボックス61内部に取り込まれた孔版原紙Sは、圧縮板70の回動により圧縮される。この圧縮により、排版ボックス61内部に多数枚の孔版原紙Sを圧縮して収容できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の排版手段は、搬送部62と、圧縮部63にそれぞれモータ65,68が設けられた構成である。このため、コスト高であるとともに設置スペースが必要となり、低コスト化及び省スペース化が図れなかった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、孔版原紙に対する搬送及び圧縮の各動作を簡単な構成で得ることができ、低コスト化及び省スペース化が図れる孔版印刷装置の排版装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る孔版印刷装置の排版装置は、版胴に装着された孔版原紙を排版箱内部に排版するための孔版印刷装置の排版装置において、
前記版胴には、前記孔版原紙を係止するクランプ手段が設けられ、該クランプ手段は、クランプ開閉部の動作により孔版原紙を係止あるいは解除可能に構成されており、
前記版胴から剥離された孔版原紙を前記排版箱内部に搬送させる搬送手段と、
前記搬送手段で搬送された孔版原紙を前記排版箱内部で圧縮する圧縮手段と、
前記搬送手段と前記圧縮手段を駆動する駆動源としての単一の駆動モータと、
移動機構を介して前記クランプ開閉部に連結され、該クランプ開閉部の動作に連動して前記駆動モータの駆動力を前記搬送手段あるいは前記圧縮手段に選択的に伝達するよう切り替える切替手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の排版装置が適用される孔版印刷装置を示す正面図である。
この孔版印刷装置1は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部2と、画像読み取り部2で読み取られた画像のデータを基に孔版原紙Sを穿孔製版する製版部4と、製版部4で製版された孔版原紙Sを用いて印刷用紙Pに印刷する印刷部5と、印刷用紙Pを印刷部5に供給する給紙部6と、印刷された印刷用紙Pを排出する排紙部7と、使用済みの孔版原紙Sを収納する排版部8を有している。
【0012】
印刷部5は、版胴10と、版胴10との間に印刷用紙Pを挟持して搬送する押圧手段としてのプレスローラ11を有している。
版胴10の周壁の外周面には、孔版原紙Sの先端を保持するクランプ手段40が設けられている。孔版原紙Sは、製版部4で製版された後、その先端をクランプ手段40によって保持され、版胴10の回転に伴って版胴10の周壁の外周面に巻装される。版胴10の内部には、版胴10の周壁の内周面にインクを供給するための周知のインク供給手段が設けられている。プレスローラ11は、版胴10の回転に同期して昇降し、供給された印刷用紙Pを版胴10との間に挟持する。印刷用紙Pには、版胴10とプレスローラ11によって挟持搬送される間に、版胴10の内部より孔版原紙Sの穿孔部を通してしみ出たインクによって原稿に応じた印刷画像が形成される。
【0013】
排紙部7は、印刷用紙Pを版胴10から引き離す用紙分離爪15と、印刷済みの印刷用紙Pを搬送する排紙手段16と、排紙手段16によって搬送された印刷用紙Pを積載して載置する排紙台17を有している。
【0014】
図2は、排版部8を示す正面図である。
排版部8は、使用済みの孔版原紙Sを版胴10から剥がす原紙分離爪20と、版胴10から剥がした孔版原紙Sを取りこんで搬送する搬送手段21と、搬送手段21によって搬送された孔版原紙Sを収納する排版箱22と、排版箱22に収納された孔版原紙Sを圧縮する圧縮手段23と、排版箱22に対する孔版原紙Sの取り込み状態を検知する孔版原紙検知手段24と、搬送手段21および圧縮手段23の駆動源である駆動モータ29と、駆動モータ29の駆動力を搬送手段21と圧縮手段23に選択的に伝達するよう切り替える切替手段28と、孔版原紙Sの排版のために排版部8の各部の動作を制御する制御手段(不図示)を有している。
【0015】
排版箱22は、図示のように所定径の円弧面22aを有した略扇状に形成されている。この円弧面22aは排版箱22の一端側から下面にかけて形成されており、排版箱22の他端側には垂直面22bが形成されている。この排版箱22は、円弧面22a、垂直面22bが図面の奥方向に同形状で所定幅(孔版原紙Sの幅以上)連続して形成され、上部が開口された箱形状となっている。
【0016】
搬送手段21は、排版箱22の上部位置に設けられる。この搬送手段21は、排版箱22の一端側(円弧面22a略上部位置)に設けられた一対の取り込みローラ25と、他端側(垂直面22bの略上部位置)に設けられた駆動ローラ27を有する。取り込みローラ25は、ベルト26を介して駆動ローラ27に連結されている。駆動ローラ27は、切替手段28を介して駆動モータ29に連結されている。
【0017】
駆動ローラ27には、一方向クラッチ(図示略)が設けられている。この一方向クラッチは、駆動モータ29の回転方向が、孔版原紙Sの取り込み方向(図中A方向)のときにのみ駆動ローラ27を同方向へ回転させ、モータ29の逆回転時には駆動ローラ27を回転させず自由状態となるよう構成されている。これは、圧縮手段23に設けられる圧縮板30の復帰動作用のために設けられる(詳細は後述する)。
【0018】
圧縮手段23は、排版箱22の上部に設けられる圧縮板30と、ギヤ31で構成される。圧縮板30は、排版箱22の他端側(垂直面22b)上部に設けられた回動軸30aを中心として垂直面22b方向に回動することにより、内部に収容された孔版原紙Sを圧縮する。
この圧縮板30は、先端部が排版箱22の円弧面22aに沿って回動自在な所定長を有する。ギヤ31は、切替手段28を介してモータ29に接続されている。このギヤ31は、駆動モータ29の回転力を所定の減速比で圧縮板30に伝達させ、圧縮板30の回動時におけるトルクを増大させる。
この圧縮板30には圧力センサ等の圧縮検知手段を設けて、孔版原紙S圧縮時における圧縮状態を検出し制御手段に出力する構成としてもよい。
【0019】
孔版原紙検知手段24は、光センサで構成され、光透過量を検出することで搬送手段21によって取り込まれる孔版原紙Sの先端、及び後端を検知する。制御手段(不図示)は、この孔版原紙検知手段24から出力される検知信号に基づき、排版箱22に対する孔版原紙Sの収容状態(収容開始、及び収容終了)を判断して排版部8各部の動作を制御する。
【0020】
切替手段28は、制御手段の制御により、駆動モータ29の駆動力を搬送手段21あるいは圧縮手段23に伝達させるよう切り替え可能である。
第1実施形態の構成における切替手段28は、駆動モータ29の駆動力を常時搬送手段21側に伝達させる。また、この切替手段28は、孔版原紙Sの圧縮動作時にのみ駆動モータ29の駆動力を圧縮手段23側に伝達させる。そして、孔版原紙Sの非圧縮動作時(搬送手段21による孔版原紙Sの搬送動作時等)には、駆動モータ29から圧縮手段23への駆動力を切断する。
【0021】
切替手段28は、例えばギヤ機構で構成できる。上記構成においては、切替手段28のギヤを常時、搬送手段21の駆動ローラ27のギヤに歯合状態にさせる。また、圧縮手段23の圧縮動作時にのみ切替手段28のギヤを圧縮手段23のギヤ31にも歯合させる移動機構(不図示)を備えて構成できる。
【0022】
次に、図3のフローチャートを用いて上記構成による排版動作を説明する。
孔版印刷装置1の操作者により製版開始が指示されると、製版動作に先立って排版部8による孔版原紙Sの排版動作が開始される。すると先ず、駆動モータ29が回転して搬送手段21が搬送駆動を開始する(S1)。このとき、版胴10はクランプ手段40が開放された状態で回転しており、原紙分離爪20は、使用済みの孔版原紙Sを版胴10上から剥がして取り込みローラ25に誘導させる。
【0023】
孔版原紙Sは、搬送手段21の取り込みローラ25によって排版箱22内部に取り込まれる。この際、孔版原紙検知手段24が孔版原紙Sの先端を検知した後に孔版原紙Sの後端を検知すると、制御手段は孔版原紙Sの取り込み完了を判断する(S2−はい)。
【0024】
次に、切替手段28を切り替えて圧縮手段23による圧縮動作を開始させる(S3)。このとき、切替手段28は、駆動モータ29の駆動力を搬送手段21及び圧縮手段23に同時に伝達しこれらを並行駆動させる。
【0025】
そして、駆動モータ29の駆動力により、圧縮板30が回動し始め、排版箱22の取り込まれた孔版原紙Sを圧縮し始める。制御手段は、圧縮板30を所定期間だけ回動させ、孔版原紙Sを排版箱22内で圧縮させる(S4)。
この後、制御手段は、圧縮板30の回動を停止して圧縮動作を完了させ、駆動モータ29を逆転させて、圧縮板30を図2に示す初期位置に復帰させる(S5)。また、駆動モータ29の駆動を停止させて(S6)、排版動作を終了する。
【0026】
圧縮板30の復帰時には、駆動モータ29の逆転によって搬送手段21に対して逆方向の回転力が伝達される。しかし、搬送手段21の駆動ローラ27に設けられた一方向クラッチにより、この駆動ローラ27は逆回転せず停止状態のままを維持でき、取り込みローラ25が取り込み方向Aと逆方向に回転することはない。
【0027】
上記説明では、圧縮手段23における孔版原紙Sの圧縮動作について、所定期間、圧縮板30を回動させて行う構成とした。これに限らず、駆動モータ29の回転状態をエンコーダ等の回転状態検出手段(不図示)で検出して制御する構成にもできる。例えば、圧縮時に駆動モータ29に加わる負荷を回転状態の変化に基づき検出し、駆動モータ29の回転数が所定の回転数に低下した際に駆動モータ29を停止させ、圧縮板30を復帰させる構成にできる。
また、回転状態検出手段を設けることにより、駆動モータ29の回転数から、搬送手段21の搬送時における搬送速度を検出することもでき、搬送速度が一定となるよう駆動制御する構成にもできる。
【0028】
(第2実施形態)
次に、排版部8の第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、切替手段28が駆動モータ29の駆動力を搬送手段21あるいは圧縮手段23のいずれか一方に択一的に切り替えて駆動させる構成である。他の構成は第1実施形態と同様であり説明を省略する。
【0029】
図4は、切替手段28の構成を示す平面図である。切替手段28は、固定の支持枠32内部で移動体33が移動可能に構成されている。この移動体33は、移動機構34により駆動モータ29の軸方向に沿って移動する。移動機構34は、移動体33を常時一方向に引っ張るバネ34aと、ソレノイド34bによって構成される。ソレノイド34bは、通電時にバネ34aの引っ張り力と反対方向に移動体33を移動させる。
【0030】
移動体33には、圧縮手段23のギヤ31に連結されたギヤ35と、搬送手段21の駆動ローラ27に連結されたギヤ36が設けられる。これらギヤ35,36は、移動体33の移動によっていずれか一方が駆動モータ29の回転軸に設けられたギヤ37に歯合する。
【0031】
切替手段28は、移動機構34の駆動制御により、駆動モータ29の駆動力を搬送手段21、あるいは、圧縮手段23のいずれか一方に切り替えることができる。
図4(a)は、駆動モータ29の駆動力が搬送手段21側に連結された切替状態を示す。この切替状態では、ソレノイド34bが非通電状態であり、バネ34aの引っ張り力により、移動体33のギヤ36が駆動モータ29のギヤ37に連結されている。
【0032】
図4(b)は、駆動モータ29の駆動力が圧縮手段23側に連結された切替状態を示している。この状態で、ソレノイド34bが通電状態であり、ソレノイド34aの引っ張り力で移動体33のギヤ35が駆動モータ29のギヤ37に連結されている。
【0033】
上記切替手段28の切替状態は、図示しないセンサで検出され、制御手段に出力されている。このセンサは、移動体33の移動位置を検出し、制御手段は、センサの検出信号に基づき、駆動力の切替状態を判断できる。
なお、上記構成では駆動モータ29の駆動力伝達をギヤ35,36,37で行う構成としたが、これに限らずカムを用いてもよい。
【0034】
図5は、第2実施形態の構成による排版動作を説明するフローチャートである。孔版印刷装置1の操作者により製版開始が指示されると、製版動作に先立って排版部8による孔版原紙Sの排版動作が開始する。制御手段は、先ず駆動力の切替状態が搬送手段21側であるかを確認する(S11)。例えば、上記の移動体33の位置をセンサで検出して判断する。駆動力の切替状態が図4(b)に示す圧縮手段23側である場合には(S11−いいえ)、移動機構34を制御して切替状態を図4(a)に示す搬送手段21側に切り替える(S12)。
【0035】
この後、駆動モータ29が回転し、搬送手段21による搬送駆動を開始させる(S13)。このとき、版胴10が回転しており、原紙分離爪20は、使用済みの孔版原紙Sを版胴10上から剥がして取り込みローラ25に誘導させる。
【0036】
孔版原紙Sは、搬送手段21の取り込みローラ25によって排版箱22内部に取り込まれる。この際、孔版原紙検知手段24が孔版原紙Sの先端を検知した後に孔版原紙Sの後端を検知すると、制御手段は孔版原紙Sの取り込み完了を判断する(S14−はい)。これにより、駆動モータ29を停止させ、搬送手段21の搬送を終了させる(S15)。
【0037】
次に、切替手段28の移動機構34を制御して切替状態を図4(b)に示す圧縮手段23側に切り替える(S16)。
【0038】
次に、駆動モータ29を駆動させると圧縮板30が回動し始め、排版箱22に取り込まれた孔版原紙Sを圧縮し始める(S17)。制御手段は、駆動モータ29を所定期間駆動して圧縮板30を回動させ、孔版原紙Sを排版箱22内で圧縮させる。駆動モータ29を所定期間駆動させて圧縮動作が完了すると(S18−はい)、駆動モータ29を逆転させ、圧縮板30を図2に示す初期位置に復帰させ、駆動モータ29を停止させる(S19)。
【0039】
次に、移動体33の移動により切替手段28を図4(a)に示す搬送手段21側に切り替え(S20)、排版動作を終了する。
【0040】
上記構成によれば、切替手段28は、駆動モータ29の駆動力を搬送手段21あるいは圧縮手段23のいずれかに切り替える構成である。したがって、圧縮板30の復帰時に駆動モータ29が逆転しても搬送手段21に対してこの逆転の駆動力が伝達されない。したがって、この第2実施形態では、第1実施形態で説明したような搬送手段21の駆動ローラ27に一方向クラッチを設ける必要はない。
【0041】
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態を示す正面図である。図1と同様に版胴10にはクランプ手段40が設けられる。このクランプ手段40は孔版印刷装置1側に固定されたクランプ開閉部41により開閉される。
この第3実施形態では前述した切替手段28(図4参照)の内部に移動体33を移動させる駆動源としてソレノイド34bを設ける代わりに、クランプ開閉部41の移動力を利用して切替移動させる構成としたものである。
【0042】
クランプ手段40は、版胴10の外周面にて孔版原紙Sの端部を係止する。このクランプ手段40には、クランプ板43とはね上げ部材44が設けられる。クランプ板43は、軸43aを中心に回転し、一端には接触子43bが設けられる。はね上げ部材44は、軸44aを中心に回転し、一端には接触子44bが設けられる。
これらクランプ板43、はね上げ部材44は、図示の閉じた状態で磁石板(不図示)に吸着され、これらクランプ板43とはね上げ部材44の間に孔版原紙Sの一端を係止保持する。
【0043】
クランプ開閉部41は、昇降カム46の回転によりカム部材47が版胴10に接離する方向に上下移動可能に構成されている。
カム部材47は、版胴10が回転してクランプ手段40がクランプ開閉部41の対向位置に位置すると、昇降カム46の回転により版胴10に近接するよう下降移動する。カム部材47には、クランプ手段40の対面位置に、接触子43b、44bに夫々接触する所定形状のカム溝47a、47bが設けられる。
【0044】
図7に示すように、孔版原紙Sの排版時には、版胴10の回転により、カム部材47のカム溝47aにクランプ板43の接触子43bが当接する。これにより、クランプ板43が開放状態となり、孔版原紙Sの端部を解放する。
この後、版胴10が回転を続けると、カム部材47のカム溝47bにはね上げ部材44の接触子44bが当接する。これにより、はね上げ部材44は、孔版原紙Sの端部を版胴10の外周面から持ち上げ、この孔版原紙Sを排版部8の搬送手段21に誘導する。
【0045】
この第3実施形態の移動機構50は、排版部8の切替手段28をクランプ開閉部41のカム部材47に連結させた構成である。
図8は、この移動機構50の構成を示す図である。図示のように、カム部材47と切替手段28の移動体33は、連結棒51で連結されている。連結棒51はほぼ中間が支軸51aで軸支されている。
【0046】
図8に示すように、カム部材47が上昇位置にあるとき、移動体33は、ギヤ36が駆動モータ29のギヤ37に連結される位置にある(図4(a)に示す搬送手段21側に切り替えられた状態に相当)。
一方、図9に示すように、カム部材47が下降位置にあるとき、移動体33は、ギヤ35が駆動モータ29のギヤ37に連結される位置にある(図4(b)に示す圧縮手段23側に切り替えられた状態に相当)。
上記構成により、切替手段28の切替の駆動力をクランプ開閉部41から得ることができるので省電力になる。また、カム部材47の昇降動作に連動して切替手段28を切り替えるので、切り替えミスを防止できる。
【0047】
図10は、第3実施形態の構成による排版動作を示すフローチャートである。孔版印刷装置1の操作者により製版開始が指示されると、製版動作に先立って排版部8による孔版原紙Sの排版動作が開始される。排版動作の開始時、クランプ手段40は、カム部材47の下降により孔版原紙Sの係止を解除する(S21:図7参照)。
カム部材47の下降により、連結棒51を介して切替手段28の移動体33が移動し、駆動モータ29のギヤ37が搬送手段21側のギヤ36に連結される(S22:図4(a)参照)。
【0048】
この後、駆動モータ29の回転により、搬送手段21が搬送駆動を開始する(S23)。このとき、版胴10が回転しており、原紙分離爪20は、使用済みの孔版原紙Sを版胴10上から剥がして排版部8方向に誘導させる。
【0049】
孔版原紙Sは、搬送手段21の取り込みローラ25によって排版箱22内部に取り込まれる。この際、孔版原紙検知手段24が孔版原紙Sの先端を検知した後に孔版原紙Sの後端を検知すると、制御手段は孔版原紙Sの取り込み完了を判断する(S24−はい)。
【0050】
次に、駆動モータ29が停止し、搬送手段21による孔版原紙Sの搬送を終了させる(S25)。この後、クランプ開閉部41のカム部材47が上昇する(S26)。これにより、連結棒51を介して切替手段28の移動体33が移動し、駆動モータ29のギヤ37が圧縮手段23側のギヤ35に連結される(S27:図4(b)参照)。
【0051】
次に、駆動モータ29の駆動力により、圧縮板30が回動し始め、取り込まれた孔版原紙Sを圧縮し始める(S28)。制御手段は、駆動モータ29を所定期間駆動し、圧縮板30を回動させて孔版原紙Sを排版箱22内で圧縮させる。
駆動モータ29が所定期間駆動させて圧縮動作が完了すると(S29−はい)、駆動モータ29を逆転させて圧縮板30を図2に示す初期位置に復帰させた後、駆動モータ29を停止させ(S30)、排版動作を終了する。
【0052】
この第3の実施形態によれば、第2実施形態で用いたソレノイド34bを不要にできる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の排版装置によれば、使用済み孔版原紙の搬送及び圧縮動作を単一の駆動モータで適宜切り替えながら駆動する構成としたので、排版装置の部品点数を少なくでき省スペース化及び低コスト化を図ることができる。
また、切替手段をクランプ開閉部に連結する構成とすれば、排版時にクランプ手段による孔版原紙のクランプ解放に連動して、切替用の駆動力を得ることができ、より構成を簡単にでき低コスト化が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷装置全体の構成を示す正面図。
【図2】排版部を示す正面図。
【図3】第1実施形態の排版動作を示すフローチャート。
【図4】第2実施形態における切替手段の内部構成を示す平面図。
【図5】第2実施形態の排版動作を示すフローチャート。
【図6】第3実施形態におけるクランプ手段を示す正面図。
【図7】クランプ手段の動作を示す動作図。
【図8】クランプ開閉部と切替手段の連結構成を示す図。
【図9】クランプ開閉部と切替手段の連結構成における切替動作を示す動作図。
【図10】第3実施形態の排版動作を示すフローチャート。
【図11】従来の排版装置を示す正面図。
【符号の説明】
1…孔版印刷装置、4…製版部、5…印刷部、6…給紙部、7…排紙部、8…排版部、10…版胴、11…プレスローラ、21…搬送手段、22…排版箱、23…圧縮手段、24…孔版原紙検知手段、25…取り込みローラ、26…ベルト、27…駆動ローラ、28…切替手段、29…駆動モータ、30…圧縮板、31,35,36,37…ギヤ、33…移動体、34,50…移動機構、34a…バネ、34b…ソレノイド、40…クランプ手段、41…クランプ開閉部、46…昇降カム、47…カム部材、51…連結棒、P…印刷用紙、S…孔版原紙。

Claims (1)

  1. 版胴に装着された孔版原紙を排版箱内部に排版するための孔版印刷装置の排版装置において、
    前記版胴には、前記孔版原紙を係止するクランプ手段が設けられ、該クランプ手段は、クランプ開閉部の動作により孔版原紙を係止あるいは解除可能に構成されており、
    前記版胴から剥離された孔版原紙を前記排版箱内部に搬送させる搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された孔版原紙を前記排版箱内部で圧縮する圧縮手段と、
    前記搬送手段と前記圧縮手段を駆動する駆動源としての単一の駆動モータと、
    移動機構を介して前記クランプ開閉部に連結され、該クランプ開閉部の動作に連動して前記駆動モータの駆動力を前記搬送手段あるいは前記圧縮手段に選択的に伝達するよう切り替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とする孔版印刷装置の排版装置。
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