JP4007686B2 - パワーショベル用アタッチメントの取付装置 - Google Patents

パワーショベル用アタッチメントの取付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧式のパワーショベル用アタッチメントの取付装置に関し、詳しくは、バケット、ジョークラッシャ、ブレーカー等のアタッチメントをパワーショベルのアーム先端に簡単かつ確実に取り付けることができる取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーショベルのアーム先端に取り付けるアタッチメントの取付装置として、図7に示す、実開平2−42957号公報に開示の取付装置が提供されている。該取付装置は、フレーム1の一側部にアタッチメントの一方の連結ピン9aを嵌め込む収容溝1aを先端に設けた固定連結片部1Aを突設し、フレーム1の他側部には、他方の連結ピン9bを嵌め込む収容溝2aを先端に設けた可動連結片2(以下、可動連結片部ともいう)をフレーム1の軸受部1cを中心に回転自在に軸着している。また、可動連結片部2と弾性体8を介して接続した移動体3には、固定連結片部1Aの支持穴に挿通された調整ボルト4が螺合している。
【0003】
上記取付装置にアタッチメントを取付ける場合には、アタッチメントの一方の連結ピン9aを固定連結片部1Aの収容溝1aに嵌め込んだ状態で調整ボルト4を回転して、Z方向に移動する移動体と連動して可動連結片部2を揺動させ収容溝2a内に他方の連結ピン9bを嵌め込んでいる。上記のように可動連結片部2、移動体3、および調整ボルト4はアタッチメントの取り付けに重要なので、アタッチメントによる作業での衝撃等で破損、変形等が生じないように注意する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記取付装置は、可動連結片部2にかかる衝撃を移動体3およびフレーム1で受けて、調整ボルト4への負担を低減している。しかし、図7で示すように、移動体3と可動連結片部2とは曲面の外周部で接しているため、線接触となり衝撃が接触線上に集中する。また、移動体3とフレーム1とは面接触としているが、接触面積が小さいため、衝撃が充分に分散されない。さらに、調整ボルト4は長い棒状なので衝撃が伝わると、ゆがみや螺合部に破損が発生する恐れがある。
【0005】
よって、上記取付装置は強い衝撃には対応しにくく、かつ、上記のような衝撃による荷重の集中箇所には、接触部表面のへたりによるガタの発生等で、可動連結片部2の位置調整が困難になる問題がある。また、経年使用による金属疲労も荷重の集中箇所では早く進行し、耐用年数が短くなる問題がある。
【0006】
また、アタッチメントの取り付け後も、調整ボルト4は左右どちらにも回転することができるので、不用意に調整ボルト4を回してしまうと、取り付けたアタッチメントの連結ピンが外れてしまう恐れがあると共に、作業による衝撃や振動等で調整ボルト4が緩んでしまう問題がある。
【0007】
本発明は上記した問題を鑑みてなされたもので、パワーショベルのアーム先端に取り付けるアタッチメントの取付装置において、可動部分の強度を高めることで、強い衝撃にも耐えられるようにすると共に耐用年数を長くし、さらに、アタッチメントの取り付けをより確実に行えること課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明において、パワーショベルのアーム先端に着脱自在に取り付けると共に、パワーショベル用アタッチメントの一対の連結ピンを着脱自在に取り付ける装置であって、
フレームの一側に上記連結ピンの一方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた固定連結片部を設ける一方、
上記連結ピンの他方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた可動連結片を、上記フレームに一端を回転自在に軸着したアームの他端に回転自在に軸着して、上記固定連結片部と対向配置し、
上記固定連結片部に設けた支持穴に調整ボルトを挿通し、可動連結片側へ突出した部分のねじ部に移動体を螺合し、該移動体の端部を可動連結片より突設した軸受部で回転自在に支持して、調整ボルトとの回転で移動する移動体と連動して可動連結片を揺動させて固定連結片部との寸法調整を行うようにし、かつ、
上記移動体の外面に平坦面部を設けて、上記フレームと面接触して移動する構成としていることを特徴とするパワーショベル用アタッチメントの取付装置を提供している。
【0009】
上記移動体は可動連結片(以下、可動連結片部ともいう)の軸受部(支軸穴)で支持されているので、線接触とならず、可動連結片部から移動体に伝わる衝撃を接触している外周面に分散することができる。また移動体に平坦面部を設けて上記フレームと接触させることで、接触部は確実に面接触となり、接触面全体で衝撃を分散させている。よって衝撃が局部に集中しないので、移動体、可動連結片、および、フレームの各接触部の衝撃による負担は軽減されている。
【0010】
また、上記固定連結片部の支持穴に挿通された調整ボルトの外周にギア状部を設け、該ギア状部と対応する側面の固定連結片部にストッパー穴を設け、先端に上記ギア状部の歯間に嵌合する係止部を先端に有するストッパー棒を挿入し、ギア状部の回転を停止して調整ボルトの回り止めを図る構成としている。
【0011】
上記のように、調整ボルトの外周にギア状部を設けて、ストッパー棒を歯間に挿入して、調整ボルトの回り止めとすることで、不用意に調整ボルトを回すことを防ぐと共に、調整ボルトの緩みをなくしており、アタッチメントの取り付けを一段と確実にしている。
【0012】
パワーショベルのアーム先端に着脱自在に取り付けると共に、パワーショベル用アタッチメントの一対の連結ピンを着脱自在に取り付ける装置であって、フレームの一側に上記連結ピンの一方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた固定連結片部を設ける一方、上記連結ピンの他方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた可動連結片を上記フレームに回転自在に連結し、上記固定連結片部に設けた支持穴に調整ボルトを挿通し、可動連結片側へ突出した部分のねじ部に移動体を螺合し、調整ボルトの回転操作に応じた移動体の移動で上記可動連結片を上記フレームに対して揺動させ固定連結片部との寸法調整を行うようにし、上記固定連結片部の支持穴に挿通された調整ボルトの外周にギア状部を設け、該ギア状部と対応する側面の固定連結片部にストッパー穴を設け、先端に上記ギア状部の歯間に嵌合する係止部を先端に有するストッパー棒を挿入し、ギア状部の回転を停止して調整ボルトの回り止めを図る構成としている。
【0013】
従来の形式のパワーショベル用アタッチメント取付装置にも、上記と同様に調整ボルトの回り止め機構を備えることで、アタッチメント取り付けの確実性を増している。
【0014】
上記ストッパー棒の係止部は一部外周面を上記ギア状部の歯の両側の傾斜角度と対応させて傾斜させると共に、上記係止部がストッパー棒の軸線方向に縮めるようにして、上記調整ボルトを一方向へ回転可能で他方向へ回転不可とし、かつ、ストッパー棒を180度回転させると調整ボルトを逆回転可能としている。
【0015】
上記のように、ストッパー棒の先端の係止部を一部テーパー面にし、かつ、ストッパー棒の軸線方向に縮むようにして、調整ボルトが一方向にしか回転できないようにし、ストッパー棒を抜き差しすることなくアタッチメント取付作業が行えるようにしている。
【0016】
上記ギア状部は上記調整ボルトに設けたフランジ部の外周に突設させ、該ギア状部の歯間の距離を上記ストッパー棒の係止部の径より若干大きくして遊びを設け、かつ、上記フランジ部周辺を被うと共に、該フランジ部が軸線方向に移動できる空間を有したボルト支持部を上記フレームに設け、上記空間に弾性体を挿入して、該調整ボルトが固定連結片部側へ移動可としている。
【0017】
上記のようにフランジ部の外周にギア状部を設けることで、調整ボルトの中心から力の作用点となるストッパー棒の嵌合部までの距離を長くし、より大きな力で確実に調整ボルトの回転を止めることができる。また、ギア状部の歯とストッパー部の係止部との間に遊びを設けることで、移動体と調整ボルトの螺合部の接触圧を緩衝し、かつ、回転方向のガタを吸収するようにしている。
【0018】
さらに、フレームに固着したボルト支持部に空間を設けて弾性体を挿入することで、調整ボルトの支持力を高めると共に、移動体が受けた衝撃が調整ボルトに伝わっても、調整ボルトが固定連結片側へ移動して衝撃を弾性体で吸収できるようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の第一実施形態のパワーショベル用アタッチメントの取付装置Tを示し、フレーム11、固定連結片部11A、可動連結片部12、移動体13、調整ボルト14、アーム15、ボルト支持部16、およびストッパー棒17より構成されている。
【0021】
フレーム11は上部両側に軸受け部11C、11Dを有し、軸受け部11Cにアーム15を回転自在に取り付けると共に、軸受け部11D側には下方に延在し連結ピン収容溝11aを有した固定連結片部11Aを設けている。なお、上記軸受け部11Cから11D間の距離は、取り付けるパワーショベル先端部の規定値に対応させて決定している。
【0022】
可動連結片部12は上部両端に連結穴12Aおよび支持穴12Bを有し、下部には外方向に開口した連結ピン収容溝12aを設けている。可動連結片部12は、上記アーム15の端部の結合穴15Aと連結穴12AにピンPを挿入して、連結穴12Aを中心にして回転できるように軸着して、固定連結片部11Aと対向配置すると共に、支持穴12Bには、移動体13を取り付けている。なお、アーム15は可動連結片部12が移動体13を取り付けて二つの支点を有する状態でも、調整ボルト14の回転により移動可能とするために設けている。
【0023】
上記移動体13は図2(A)に示すように、両端部を円柱形状、中央部を四角柱形状として、両端の円柱部13Aを上記支持穴12Bに挿入し、可動連結片部12が支持穴12Bでも回転可能とすると共に、可動連結片部12との接触面積を従来より増している。中央の四角柱部13Bは上面に広い平坦面13Cを設け、フレーム11の下面と接して摺動できるようにしている。また、四角柱部13Bの中央には、移動体13を貫通するめねじ部13Dを設け、調整ボルト14を螺合している。
【0024】
上記調整ボルト14は、図3に示すように、一端部よりおねじ部14Aを設け、シャフト部14Bと14Cの間には外周にギア状部14Dを設けたフランジ部14Eを有すると共に、他端部は六角柱部14Gを設けて、スパナ等の工具を嵌合できるようにしている。上記ギア状部14Dの各歯の形状は図5(A)に示すように、両側を傾斜させた台形状としている。上記調整ボルト14は固定連結片部11Aの支持穴11Eに挿通されて、おねじ部14Aを移動体13のめねじ部13Dに螺合すると共に、シャフト部14B、14Cをフレーム11に溶接されたボルト支持部16が支持している。
【0025】
上記フランジ部14Eはボルト支持部16内のフランジ部14Eが軸線方向に移動できる大きさの空間16Aに収容されており、上記空間16Aにはフランジ面14Fと接するように弾性体としてバネ20が挿入されている。バネ20により、調整ボルト14は可動連結片部12側に押し当てられており、調整ボルト14が衝撃を受けると、固定連結片部11A側へ移動し、衝撃を吸収するようにしている。
【0026】
なお、調整ボルト14のフランジ部14Eや、バネ20は必ずしも設ける必要なく、ギア状部を調整ボルトの外周に設けて、ギア状部を被うだけの空間を有するボルト支持部で調整ボルトを支持し、バネのような弾性体を用いず、調整ボルトの移動機構を省いた簡略な構成としてもよい。
【0027】
図4に示すストッパー棒17は先端に一部外周面をテーパー面17aにした係止部17Aを設けると共に、中央のロック部17Bにより、ストッパー棒17がR方向に180度間隔で回転して、テーパ面17aがストッパー棒17を中心に対称移動できるようにしている。また、ロック部17Bに設けたバネ17Cにより、係止部17Aは先端側へ押し当てられており、H方向に荷重がかかると軸線方向に縮むようにしている。なお、テーパー面17aの傾斜角度は、ギア状部14Dの各歯の両側の傾斜角度に対応している。
【0028】
上記ストッパー棒17は図2(B)に示すように、固定連結部11Aの側面部のギア状部14Dに対応した位置に設けたストッパー穴11Fより挿入して、ボルト支持部16に設けた固定部16Bにロック部17Bを固定して、図5(A)に示すように、先端の係止部17Aが調整ボルト14のギア状部14Dの歯間に嵌合されるようにしている。
【0029】
図5(A)の場合、X方向に調整ボルト14を回転させると、テーパー面17aはギア状部14Dの歯の傾斜面に倣うので、係止部17Aは、図5(B)に示すようにH方向に歯を越える位置まで押し縮められ、歯を越えると嵌合位置に戻る。以後は上記の繰り返しとなり、調整ボルト14はX方向には連続回転可能となる。しかし、Y方向に回転させると、係止部17Aの円柱外周面とギア状部14Dの歯の側部が噛み合い回転できなくなるので、ストッパー棒17はY方向の回り止めとなっている。
【0030】
次に、ストッパー棒17をR方向に180度回転させると、図5(C)の状態になる。調整ボルト14をX方向に回転すると、係止部17Aとギア状部14Dが噛み合い回転不可となるが、Y方向に回転するとテーパー面17aにより回転可能となり、上記の場合と回転できる方向が逆になっている。
【0031】
よって、ストッパー棒17が挿入されると、調整ボルト14は一方向にしか回転できないので、所要位置までストッパー棒17を抜き差しすることなく調整ボルト14を回すことができる。また、不注意で所要方向と逆方向に調整ボルト14を回してしまうことがなくなると共に、所要位置まで回転させた後は回り止めとなるので、調整ボルト14に緩みが発生しない。
【0032】
また、係止部17Aは歯間に嵌合している状態でも、係止部17Aの径Dを歯間の距離Sより若干小さくすることで、遊びを設けており、調整ボルト14の回転方向にかかる過度の荷重や螺合部の過度の接触圧を逃がすと共に、回転方向のガタを吸収するようにしている。
【0033】
なお、ストッパー棒17は上記の形態に限定されることなく、例えば、先端の係止部にテーパー面を設けず、かつ、係止部が縮まない固定状態とした簡略構造にしてもよい。この場合は、調整ボルトを所要位置まで回転させた状態で、ストッパー棒を挿入して係止部をギア状部の歯間に嵌合させ回り止めとし、その後、調整ボルトを回転させる場合はストッパー棒を抜いて行うようにしている。
【0034】
上記取付装置Tをパワーショベルのアーム30取り付けるには、図6に示すように、フレーム11の軸受け部11CをシャフトS1を介してパワーショベルのリンク部31と結合し、軸受け部11Dをパワーショベルのアーム30の先端部の回転中心にシャフトS2を介して取り付けている。
【0035】
次に、取付装置Tにバケット、ジョークラッシャ、ブレーカー等のアタッチメントA(図6に示す)を取り付けるには、調整ボルト14端部の六角柱部14Gにスパナ(図示せず)を嵌合し、固定連結片部11Aと可動連結片部12間の距離Wが上記アタッチメントAの一対の連結ピン9aと9bとの距離より小さくなるまで調整ボルト14を回転させる。なお、この際、距離Wが縮まる向きに調整ボルト14が回転できるように、ストッパー棒17のテーパー面17Aを上記回転に対応した向きに合わせておく。
【0036】
上記の状態で、アタッチメントAの一方の連結ピン9aを固定連結片部11Aの連結ピン収容溝11aに嵌め込み、その後、ストッパー棒17を180度回転させてテーパー面17Aを逆にして、調整ボルト14を距離Wが広がるように回転させ、他方の連結ピン9bを可動連結片部12の連結ピン収容溝12aに嵌め込んでいる。
【0037】
なお、上記アタッチメント取付作業後に、不用意に調整ボルト14を逆方向に回そうとしても、ストッパー棒17が回り止めとなっているので、調整ボルト14は回転せず、また、アタッチメントAでの作業による衝撃や振動に対しても、緩みが発生しないので、アタッチメントAは強固な取り付けを維持できる。
【0038】
上記アタッチメントAで土砂を掬う作業等を行うと、可動連結片部12に衝撃がかかり移動体13に伝わるが、移動体13は両端の円柱部13Aの外周面で接触しているので、衝撃等は分散されるので、強い衝撃等にも耐えられる。また、移動体13はフレーム11にも広い面積で接触しているので、上記と同様に衝撃を分散することができる。
【0039】
また、作業による衝撃等が調整ボルト14にまで伝わった場合でも、調整ボルト14は固定連結片部11A側へ移動して、バネ20により衝撃等を吸収するので、調整ボルト14が変形あるいは破損するという可能性を減少している。
【0040】
アタッチメントAを取り外すには、パワーショベルのアーム部を操作してアタッチメントAを安全な場所に接地させた状態で、ストッパー棒17を180度回転して、調整ボルト14が距離Wを小さくなる方向に回転させ連結ピン収容溝12aより連結ピン9bを外し、アタッチメントAを取り外している。
【0041】
第一実施形態の変形例として、ストッパー棒および調整ボルトのギア状部を省いて回り止め機構を省略して簡略化し、可動連結片部、移動体、および、フレームの接触部の関係は第一実施形態と同様にすることで強い衝撃に対応できるようにしてもよい。
【0042】
本発明の第二実施形態として、従来例と同様の取付装置において、調整ボルトの外周にギア状部を設けて、第一実施形態と同様のストッパー棒を、ストッパー棒先端の係止部が該ギア状部の歯間に挿入され嵌合できるようにしている。上記のようにすることで、従来例に回り止め機構を追加し、アタッチメントの取り付けに対して確実性と安全性を高めている。
【0043】
【発明の効果】
上記のように、可動連結片部、移動体、フレーム、および、調整ボルトにおいて、それぞれの形状や連結構造を工夫することで、可動連結片部が受ける衝撃や振動を局部に集中することなく分散できるようにしているので、対衝撃性をより強化できる。また、取付装置の可動部の強度を上記のように上げることで、取付装置の耐用年数も増加できる。
【0044】
また、調整ボルトにギア状部を設け、ストッパー棒をギア状部の歯間に挿入して嵌合する調整ボルトの回り止め機構を付加することで、アタッチメントで行う作業で発生する振動等で調整ボルトが緩むのを防いでおり、アタッチメントを確実に取り付けておくことができる。
【0045】
さらに、ストッパー棒の先端部にテーパー面を設けることでストッパー棒を抜き差しすることなく調整ボルトを一方向のみ回転することができる。よってアタッチメント取り替え作業において、取り付け時は固定連結片部と可動連結片部との間隔を広げる方向だけに調整ボルトを回転できるように、取り外し時は上記の間隔を狭める方向だけに回転できるようにして、取り替え作業の作業性と確実性を増すと共に、不用意に調整ボルトを逆方向に回したりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第一実施形態の取付装置を示す平面図である。
【図2】 (A)は図1の取付装置におけるI−I断面図であり、(B)は図1の取付装置におけるII−II断面図である。
【図3】 本発明の取付装置における、調整ボルト部を示す断面図である。
【図4】 ストッパー棒を示す平面図である。
【図5】 (A)はストッパー棒とギア状部の嵌合状態を示す概略図であり、(B)はストッパー棒の先端係止部が、調整ボルトの回転により縮んだ状態を示す概略図であり、(C)はストッパー棒が180度回転した状態を示す概略図である。
【図6】 パワーショベルのアームに取り付けた取付装置へのアタッチメントの取り付け状態を示す平面図である。
【図7】 従来の取付装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1、11 フレーム
1A、11A 固定連結片部
2、12A 可動連結片部
3、13 移動体
4、14 調整ボルト
8 弾性体
9a、9b 連結ピン
15 アーム
16 ボルト支持部
17 ストッパー棒
T 取付装置
A アタッチメント

Claims (6)

  1. パワーショベルのアーム先端に着脱自在に取り付けると共に、パワーショベル用アタッチメントの一対の連結ピンを着脱自在に取り付ける装置であって、
    フレームの一側に上記連結ピンの一方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた固定連結片部を設ける一方、
    上記連結ピンの他方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた可動連結片を、上記フレームに一端を回転自在に軸着したアームの他端に回転自在に軸着して、上記固定連結片部と対向配置し、
    上記固定連結片部に設けた支持穴に調整ボルトを挿通し、可動連結片側へ突出した部分のねじ部に移動体を螺合し、該移動体の端部を可動連結片より突設した軸受部で回転自在に支持して、調整ボルトとの回転で移動する移動体と連動して可動連結片を揺動させて固定連結片部との寸法調整を行うようにし、かつ、
    上記移動体の外面に平坦面部を設けて、上記フレームと面接触して移動する構成としていることを特徴とするパワーショベル用アタッチメントの取付装置。
  2. 上記固定連結片部の支持穴に挿通された調整ボルトの外周にギア状部を設け、該ギア状部と対応する側面の固定連結片部にストッパー穴を設け、先端に上記ギア状部の歯間に嵌合する係止部を先端に有するストッパー棒を挿入し、ギア状部の回転を停止して調整ボルトの回り止めを図る構成としている請求項1に記載のパワーショベル用アタッチメントの取付装置。
  3. 上記ストッパー棒の係止部は一部外周面を上記ギア状部の歯の両側の傾斜角度と対応させて傾斜させると共に、上記係止部がストッパー棒の軸線方向に縮めるようにして、上記調整ボルトを一方向へ回転可能で他方向へ回転不可とし、かつ、ストッパー棒を180度回転させると調整ボルトを逆回転可能としている請求項2に記載のパワーショベル用アタッチメントの取付装置。
  4. 上記ギア状部は上記調整ボルトに設けたフランジ部の外周に突設させ、該ギア状部の歯間の距離を上記ストッパー棒の係止部の径より若干大きくして遊びを設け、かつ、上記フランジ部周辺を被うと共に、該フランジ部が軸線方向に移動できる空間を有したボルト支持部を上記フレームに設け、上記空間に弾性体を挿入して、該調整ボルトが固定連結片側へ移動可としている請求項2に記載のパワーショベル用アタッチメントの取付装置。
  5. パワーショベルのアーム先端に着脱自在に取り付けると共に、パワーショベル用アタッチメントの一対の連結ピンを着脱自在に取り付ける装置であって、
    フレームの一側に上記連結ピンの一方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた固定連結片部を設ける一方、
    上記連結ピンの他方を嵌め込む連結ピン収容溝を設けた可動連結片を上記フレームに回転自在に連結し、
    上記固定連結片部に設けた支持穴に調整ボルトを挿通し、可動連結片側へ突出した部分のねじ部に移動体を螺合し、調整ボルトの回転操作に応じた移動体の移動で上記可動連結片を上記フレームに対して揺動させ固定連結片部との寸法調整を行うようにし、
    上記固定連結片部の支持穴に挿通された調整ボルトの外周にギア状部を設け、該ギア状部と対応する側面の固定連結片部にストッパー穴を設け、先端に上記ギア状部の歯間に嵌合する係止部を先端に有するストッパー棒を挿入し、ギア状部の回転を停止して調整ボルトの回り止めを図る構成とし
    上記ストッパー棒の係止部は一部外周面を上記ギア状部の歯の両側の傾斜角度と対応させて傾斜させると共に、上記係止部がストッパー棒の軸線方向に縮めるようにして、上記調整ボルトを一方向へ回転可能で他方向へ回転不可とし、かつ、ストッパー棒を180度回転させると調整ボルトを逆回転可能としていることを特徴とするパワーショベル用アタッチメントの取付装置
  6. 上記ギア状部は上記調整ボルトに設けたフランジ部の外周に突設させ、該ギア状部の歯間の距離を上記ストッパー棒の係止部の径より若干大きくして遊びを 設け、かつ、上記フランジ部周辺を被うと共に、該フランジ部が軸線方向に移動できる空間を有したボルト支持部を上記フレームに設け、上記空間に弾性体を挿入して、該調整ボルトが固定連結片部側へ移動可としている請求項5に記載のパワーショベル用アタッチメントの取付装置
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