JP4007534B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に、携帯端末を使用可能な遊技場に設置される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯端末の普及が著しく、遊技者は、これら携帯端末を、例えば、パチンコ遊技機等を備えた遊技場内に持ち込み、遊戯中でも外部と連絡がとれるようにしている場合が多い。そして、遊技中に携帯電話に連絡が入ったときには、遊技者は、携帯電話の操作を行うべく、パチンコ遊技機に備えた操作ハンドルから手を離すことで遊技を中断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技中には、遊技者に有利な遊技状態がランダムに生じ得る。具体的には、パチンコ遊技機では、大当たり状態やリーチ状態、或いは、所定のスロットを作動させる権利を保留球数として記憶した状態になる。
しかしながら、このような遊技者に有利な遊技状態で、着信した携帯電話に出るために、遊技者が操作ハンドルから手を離すと、遊技球が弾き出されなくなり、この結果、遊技者は、大量の賞球を獲得する折角のチャンスを失うという不利益を被る場合が起こり得る。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技場内で、携帯電話、PDA等の携帯端末が情報を着信したときに、遊技者に不利益が生じないようにすることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためなされた請求項1の発明に係る遊技機は、操作部の操作に応じて遊技球を遊技盤上に弾き出すように駆動する発射駆動装置と、遊技盤上に備えられ、常には可動部材によって入球し難い第1状態とされ、所定条件が成立したときに可動部材が作動して遊技球が第1状態よりも入球し易い第2状態になる入賞口と、入賞口が第2状態となってからの経過時間をカウンタで計数し、そのカウンタのデータが予め定められた値に達したときに可動部材を作動させて入賞口を第2状態から第1状態にする制御回路とを備え、入賞口に入球した遊技球の数に応じた賞球を排出する遊技機において、無線により情報を取得可能な携帯端末を電気接続可能な携帯接続用コネクタと、携帯端末が情報を着信したときに出力する信号を携帯接続用コネクタを介して受信可能な受信手段を設け、制御回路は、受信手段の受信結果に基づき、携帯端末に情報が着信したときに、操作部の操作に関わらず発射駆動装置の駆動を停止すると共に時間の経過に拘わらずカウンタのデータの更新を停止し、所定の停止解除条件が成立したときに、発射駆動装置の駆動を再開すると共にカウンタのデータの更新を再開するところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明に係る遊技機は、操作部の操作に応じて遊技球を遊技盤上に弾き出すように駆動する発射駆動装置と、遊技盤上に備えられ、常には可動部材によって入球し難い第1状態とされ、所定条件が成立したときに可動部材が作動して遊技球が第1状態よりも入球し易い第2状態になる入賞口と、入賞口が第2状態となってからの経過時間をカウンタで計数し、そのカウンタのデータが予め定められた値に達したときに可動部材を作動させて入賞口を第2状態から第1状態にする制御回路とを備え、入賞口に入球した遊技球の数に応じた賞球を排出する遊技機において、無線により情報を取得可能な携帯端末を赤外線にて無線接続可能な接続手段と、携帯端末に情報が着信したときに出力する赤外線の信号を接続手段を介して受信可能な受信手段とを設け、制御回路は、受信手段の受信結果に基づき、携帯端末に情報が着信したときに、操作部の操作に関わらず発射駆動装置の駆動を停止すると共に時間の経過に拘わらずカウンタのデータの更新を停止し、所定の停止解除条件が成立したときに、発射駆動装置の駆動を再開すると共にカウンタのデータの更新を再開するところに特徴を有する。
請求項3の発明に係る遊技機は、操作部の操作に応じて遊技球を遊技盤上に弾き出すように駆動する発射駆動装置と、遊技盤上に備えられ、常には可動部材によって入球し難い第1状態とされ、所定条件が成立したときに可動部材が作動して遊技球が第1状態よりも入球し易い第2状態になる入賞口と、入賞口が第2状態となってからの経過時間をカウンタで計数し、そのカウンタのデータが予め定められた値に達したときに可動部材を作動させて入賞口を第2状態から第1状態にする制御回路とを備え、入賞口に入球した遊技球の数に応じた賞球を排出する遊技機において、無線により情報を取得可能な携帯端末を電波にて無線接続可能な接続手段と、携帯端末に情報が着信したときに出力する電波の信号を接続手段を介して受信可能な受信手段とを設け、受信手段は、所定の範囲の携帯端末から出力された電波の信号のみを受信可能な感度に調整された携帯電波検波回路で構成され、制御回路は、受信手段の受信結果に基づき、携帯端末に情報が着信したときに、操作部の操作に関わらず発射駆動装置の駆動を停止すると共に時間の経過に拘わらずカウンタのデータの更新を停止し、所定の停止解除条件が成立したときに、発射駆動装置の駆動を再開すると共にカウンタのデータの更新を再開するところに特徴を有する。
【0007】
請求項の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機において、携帯端末は、携帯電話であるところに特徴を有する。
【0008】
請求項の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機において、携帯端末は、Personal Digital Assistance又はポケットベル(登録商標)又はパーソナルコンピュータであるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、所定の停止解除条件は、発射駆動装置の駆動の停止及びカウンタのデータの更新の停止から予め定められた時間がカウントされたときに成立するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、所定の停止解除条件は、受信手段による携帯端末から出力される信号の受信が終了し、かつ通話状態が終了したときに成立するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、停止状態を解除するための解除操作部を設け、所定の停止解除条件は、解除操作部による解除操作が行われたときに成立するところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の発明に係る遊技機では、携帯接続用コネクタに電気接続された携帯端末に情報が着信したときに、操作部の操作に関わらず発射駆動装置の駆動を停止すると共に時間の経過に拘わらずカウンタのデータの更新を停止するので、遊技者は、落ち着いて携帯端末を操作することができ、遊技者に優しい遊技機を提供することができる。また、所定の停止解除条件が成立したときに、発射駆動装置の駆動を再開すると共にカウンタのデータの更新を再開するので、携帯端末の操作を終えた後で、遊技を再開することができる。
【0010】
<請求項2及び3の発明>
請求項2の発明に係る遊技機では、接続手段に赤外線にて無線接続された携帯端末が情報を着信したときに、操作部の操作に関わらず発射駆動装置の駆動を停止すると共に時間の経過に拘わらずカウンタのデータの更新を停止するので、遊技者は、落ち着いて携帯端末を操作することができ、遊技者に優しい遊技機を提供することができる。また、所定の停止解除条件が成立したときに、発射駆動装置の駆動を再開すると共にカウンタのデータの更新を再開するので、携帯端末の操作を終えた後で、遊技を再開することができる。
請求項3の発明に係る遊技機では、接続手段に電波にて無線接続された携帯端末が情報を着信したときに、操作部の操作に関わらず発射駆動装置の駆動を停止すると共に時間の経過に拘わらずカウンタのデータの更新を停止するので、遊技者は、落ち着いて携帯端末を操作することができ、遊技者に優しい遊技機を提供することができる。また、所定の停止解除条件が成立したときに、発射駆動装置の駆動を再開すると共にカウンタのデータの更新を再開するので、携帯端末の操作を終えた後で、遊技を再開することができる。
【0011】
<請求項4〜8の発明>
前記した携帯端末は、携帯電話であってもよいし(請求項の発明)、Personal Digital Assistance(PDA)又はポケットベル(ポケベル)又はパーソナルコンピュータ(パソコン)であってもよい(請求項の発明)。また、発射駆動装置の駆動及びカウンタのデータの更新を再開するための上記した所定の停止解除条件は、請求項の発明のように、発射駆動装置の駆動の停止及び前記カウンタのデータの更新の停止から予め定められた時間がカウントされたときに成立するようにしてもよいし、請求項の発明のように受信手段による携帯端末から出力される信号の受信が終了し、かつ通話状態が終了したときに成立するようにしてもよいし、請求項のように、前記停止状態を解除するための解除操作部による解除操作が行われたときに成立するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る第1実施形態を、図1〜図9に基づいて説明する。本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11は、図1に示すように、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域の中央部に、液晶表示装置13を備える。遊技領域のうち液晶表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域のうち液晶表示装置13等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18及び風車19、一般入賞口20,21が設けられ、ガイドレール12に沿った両側部には、円弧状のサイドランプ22,22が設けられている。さらに、これら入賞口等以外に、遊技領域には、図示しない複数の釘が起立している。
【0013】
パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、図1に示すように、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aに設けたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。
【0014】
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
図1に示すように、下皿27Bのうち、操作ノブ28と反対側の端部には、電話セット部100が設けられている。電話セット部100は、図2に示すように、下皿27Bの端部に形成した凹所の底部に、携帯接続用コネクタ101(本発明の「接続手段」に相当する)を備えてなる。そして、一般に普及している携帯電話110を、この携帯接続用コネクタ101に差し込むことで、携帯電話110内の基板回路と、パチンコ遊技機内に設けた後述の携帯接続回路105とが電気接続される。
【0015】
図1に示すように、遊技盤11の左上隅には、第1表示ランプ98が設けられ、右上隅には、第2表示ランプ99が設けられている。これら第1及び第2の表示ランプ98,99は、発光体(例えば、LED)を円盤状の透光部材で覆った構成になっている。また、第1表示ランプ98の透光部材には、「遊技停止中」というメッセージが記載されており、第2表示ランプ99の透光部材には、「着信あり」というメッセージが記載されている。
【0016】
前記した始動入賞口14は、上下に並んだ第1及び第2の始動入賞口14A,14Bからなる。上側の第1始動入賞口14Aは、常に遊技球が入賞可能となっているが、下側の第2始動入賞口14Bは、その両側に設けた可動翼片14C,14Cにて、通常は、遊技球の入賞が規制されている。そして、後述する7セグメントLED24の停止表示が奇数になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド(図示せず)が駆動されて、可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒され(図1の状態)、第2始動入賞口14Bへの入賞を許容した状態になる。また、始動入賞口14(詳細には、第1又は第2の何れかの始動入賞口14A,14B)に遊技球が入賞すると、その始動入賞口14内に設けた特別図柄始動スイッチ31(図4参照)が、これを検出して、液晶表示装置13が複数の図柄を変動表示した後、停止表示する。なお、液晶表示装置13が、変動表示している間に、始動入賞口14に入賞球があると、その入賞球は、4個まで累積カウントされる。
【0017】
大入賞口15は、横長に形成されて、常には可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド15S(図4参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
【0018】
大入賞口15の内部には、図示しない継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口は、選択的に何れか一方が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、最初は継続入賞口が開放しており、継続入賞口に入賞後、継続入賞口は閉鎖し、計数入賞口の開放に切り替わる。そして、継続入賞口に入賞があると、これが継続入賞口内に設けた大当たり状態継続スイッチ32(図4参照)に検出されて、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口に入賞があると、これが計数入賞口内に設けた入賞球カウントスイッチ33(図4参照)に検出されて、前記継続入用口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
【0019】
なお、本実施形態では、大入賞口15が開放された状態(即ち、各ラウンド中の遊技状態)が、連続して複数回に亘って繰り返される遊技全体が、1回の「大当たり遊技」に相当する。
【0020】
液晶表示装置13は、装飾枠23の内側部分を遊技盤11より陥没させて、その奥部にTFT−LCDモジュールを備えてなる。装飾枠23の左右の両側壁には、遊技球を装飾枠23の内側へ案内する転入孔23A,23Aが設けられ、装飾枠23の下側内面には、緩やかに傾斜して、遊技球を前記始動入賞口14に案内する溝(図に現れず)が設けられている。
【0021】
装飾枠23の上辺には、中央に7セグメントLED24が備えられている。この7セグメントLED24は、前記始動ゲート18内に設けた普通図柄始動スイッチ30(図4参照)が、遊技球の通過を検出したときに、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示する。そして、所定期間経過後に、7セグメントLED24に停止表示された数字が、例えば奇数の場合に、前述のごとく、始動入賞口14に設けた次述の可動翼片14C,14Cが作動する。
【0022】
前記装飾枠23の上辺のうち装飾枠23の両側には、1対ずつ計4つのLED25が配列されている。そして、これらLED25の点灯でもって、前記始動入賞口14への入賞球の累積カウント数が表示される。
【0023】
前記液晶表示装置13の表示画面は、図3に示すように、複数の領域に区画されている。具体的には、液晶表示装置13の表示画面は、右側辺に沿って携帯及び遊技情報表示領域R2を備え、それ以外の部分が特別図柄表示領域R1になっている。特別図柄表示領域R1には、特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。各特別図柄13A,13B,13Cは、それぞれ例えば「一萬」〜「九萬」及び「白」、「發」、「中」の複数種類の麻雀牌で構成されており、遊技の当たり外れを示すために用いられる。なお、以下、各特別図柄を区別するときには、液晶表示装置13に向かって左側のものから順番に、「左特別図柄13A」、「中特別図柄13B」、「右特別図柄13C」と呼ぶこととする。
【0024】
各特別図柄13A,13B,13Cは、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごとに、所定の種類のものが停止表示されている。そして、前記始動入賞口14に遊技球が入賞したときには、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左特別図柄13A、右特別図柄13C、中特別図柄13Bの順で、スクロールが止まって停止表示される。そして、停止表示された全部の特別図柄13A,13B,13Cが、例えば、ぞろ目になった場合には、遊技が大当たり状態となる。なお、変動表示の開始から停止表示までの時間は、選択された各変動パターンで定められており、例えば、最低5.1秒から最高57.1秒で、変更して設定される。
【0025】
前述の如く、各特別図柄13A,13B,13Cを順次に停止表示していく過程で、リーチ状態が成立する場合がある。本実施形態におけるリーチ状態の確定を示す表示態様の1つとしては、3つの特別図柄13A,13B,13Cのうち中特別図柄13Bだけを変動表示したまま、他の2つの特別図柄13A,13Cが特定の組合せ(例えば同一図柄)(当たり図柄の一部を構成している組合わせ)となるように停止表示されるように設定してある。
【0026】
なお、リーチ状態とは、上記のものに限られるものではなく、判定手段による判定結果を、複数の図柄組み合わせで表示する場合に、複数の図柄の一部が、停止表示されており、他の図柄が変動中において、停止表示されている図柄が当たりを意味する図柄組み合わせの一部を構成している状態をいう。
【0027】
一方、液晶表示装置13の表示画面のうち前記した携帯及び遊技情報表示領域R2は、上下2つの区分されており、上側の携帯情報表示領域R21には、携帯電話110に、電話又はメールが着信したことを報知するための情報が表示され、下側の遊技情報表示領域R22には、携帯電話110が着信したことに起因して、遊技動作が停止したことを報知するための情報が表示される。
【0028】
次いで、図4を参照しつつ、本実施形態のパチンコ遊技機の電気的な構成について説明する。同図において、50は、主制御回路であって、CPU51AとROM51B及びRAM51Cを合わせてパッケージしてなるワンチップマイコン51を主要部として備える。
【0029】
53は、定期リセット回路であって、周期的(例えば、4msecごと)に割り込みパルスをワンチップマイコン51に出力する。ワンチップマイコン51は、割り込みパルスを受ける度に、ROM51Bに記憶した種々のプログラムをランする。
【0030】
ワンチップマイコン51は、インターフェース54を介して、前述した入賞球を検出するためのスイッチ30〜33等から信号を受けると共に、ランした種々のプログラムに従って、ランプ制御回路55、音声制御回路56、表示制御回路57、払出制御回路70等に制御信号を出力して各部位を制御する。また、ワンチップマイコン51は、パチンコ遊技機の遊技状況が、通常状態か遊技者に有利な遊技状態(以下、この状態を「特典付与状態」という)かに関する遊技情報を、情報出力回路59を介して、パチンコホールに備えた管理装置60へと出力する。
【0031】
前記ランプ制御回路55は、第1及び第2の表示ランプ98,99、左右のサイドランプ22、及び、液晶表示装置13の装飾枠23等への電力供給をオンオフする駆動回路とその駆動回路を制御するCPUとを内蔵して備え、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、各ランプ、LEDを駆動制御する。
【0032】
前記音声制御回路56は、CPU及びROMを備えており、そのCPUが前記ワンチップマイコン51から受けた信号に基づいて、所定の音声信号をROMから取り出し、これをアナログ信号に変換及び増幅してスピーカ59Sに出力する。
【0033】
前記表示制御回路57は、CPU、VDP、ROM及びRAMを備え、主制御回路50から受けた信号をCPUで処理すると共に、CPUの処理結果に基づき、VDPが画像データを生成して、これを液晶表示装置13へと出力する。
【0034】
前記払出制御回路70は、CPUを備えており、そのCPUが前記ワンチップマイコン51から受けた信号に基づいて、上皿27Aに賞球を排出する。また、表示制御回路57は、カードユニットや球貸センサから信号を受けており、遊技者が支払った所定の対価に対して、所定数の遊技球を上皿27Aに排出する。さらに、払出制御回路70は、次述の発射制御回路71を制御する役割も果たす。
【0035】
発射制御回路71は、操作ノブ28に内蔵したタッチスイッチから信号を受けて、遊技球を弾き出すための発射モータ72を駆動制御する。また、発射制御回路71は、払出制御回路70から発射停止コマンドを受けたときには、遊技者が操作ノブ28を操作しても遊技球が弾き出されないように、発射モータ72を停止する。
【0036】
さて、105は、携帯接続回路(本発明の「受信手段」に相当する)であって、前述したように、携帯接続用コネクタ101(図2参照)を介して携帯電話110内の基板回路に電気接続される。携帯接続回路105は、図5に示すように、CPUを備えており、そのCPUが所定周期で図6に示した携帯受信処理を繰り返してランする。その携帯受信処理では、図6に示すように、前記携帯電話110が、電話又はメールを着信したときに出力する信号の有無をチェックする(S1)。そして、携帯電話110から信号を受信したときには、前記した主制御回路50、ランプ制御回路55、音声制御回路56及び表示制御回路57に、割り込み信号を出力してから(S2)、この携帯受信処理を抜ける一方、携帯電話110から信号を受信しなかったときには、割り込み信号等を出力することなく、この携帯受信処理を抜ける。
【0037】
また、携帯電話110が、電話又はメールの何れを着信したかを区別した信号を外部出力する機種の場合には、携帯接続回路105は、前記割り込み信号に次いで、電話又はメールの何れの着信かを区別する識別信号を、主制御回路50、ランプ制御回路55、音声制御回路56及び表示制御回路57の各回路のCPUに出力する。また、携帯電話110が外部出力する信号によって、電話又はメールの何れを着信したかを区別できない機種の場合には、例えば、携帯接続回路105は、前記割り込み信号のみを、前記各回路50,55,56,57のCPUに出力する。
【0038】
さらに、携帯接続回路105は、例えば携帯接続用コネクタ101に携帯電話110が接続されているか否かを所定周期で検出して、携帯電話110が接続されている場合には、表示制御回路57に接続状態確認信号を逐一出力する。
【0039】
割り込み信号を受けた主制御回路50、ランプ制御回路55、音声制御回路56及び表示制御回路57のCPUは、それぞれ以下の処理を行う。即ち、主制御回路50のCPU51Aは、割り込み信号を受けて、携帯電話110が電話を着信したと認識した場合には、図7のフローチャートに示すように、直ちに遊技動作を停止する(S3)。そして、遊技動作の停止に次いで、主制御回路50のCPU51Aは、払出制御回路70のCPUに発射払出停止コマンドを出力する(S4)。
【0040】
ここで、「遊技動作を停止する」とは、停止前の遊技状態を変更することなく、遊技動作の停止直前の状態を保持することをいう。より具体的には、主制御回路50のCPU51Aは、RAM51Cに一時記憶された遊技に係る種々のカウンタやフラグのデータを、遊技動作の停止直前の状態で保持する。従って、例えば、大当たり遊技においては、可動扉15Tの開放時間を計数するカウンタのデータが保持され、遊技動作の停止中に、可動扉15Tが29秒以上開放していても、1のラウンドが終了することはない。また、次述するように、遊技動作の停止中は、発射駆動手段である発射モータ72が停止され、遊技盤11上に遊技球が弾き出されることがなくなる。従って、遊技動作の停止中は、停止直前に弾き出された遊技球を除き、開放状態の大入賞口15に、遊技球が入賞することもない。
【0041】
ところで、本実施形態では、主制御回路50のCPU51Aは、携帯接続回路105から割り込み信号を受けて、携帯電話110がメールを着信したと認識した場合には、例えば、遊技動作を停止することなく、通常通りに続行する。さらに、携帯電話110が電話又はメールの何れを着信したかが不明な場合には、主制御回路50のCPU51Aは、前記電話を着信した場合と同様に、遊技動作を停止させる。
【0042】
主制御回路50のCPU51Aは、上述した遊技動作の停止処理を行ってから、予め設定された遊技動作停止時間が経過した後に、遊技動作を再開する。ここで、本実施形態では、遊技動作停止時間は、携帯接続回路105が携帯電話110からの着信信号の先頭部を受信してから3分間、に固定設定されている。なお、これ以外の構成として、例えば、携帯接続回路105が携帯電話110からの着信信号の先頭部を受信してから、携帯電話110からの着信信号が終了しかつ通話状態が終了するまで(通話状態にならないときには、携帯電話110からの着信信号が終了するまで)の間に亘って、遊技動作が停止するように、遊技動作の停止時間が、逐一、変動する構成にしてもよい。
【0043】
図8のフローチャートに示すように、払出制御回路70は、携帯接続回路105のCPU51Aから、発射払出停止コマンドを受信すると(S5)、賞球の払い出しを停止すると共に(S6)、発射制御回路71のCPUに、発射停止コマンドを出力する(S7)。これを受けた発射制御回路71は、図9のフローチャートに示すように、発射モータ72を停止する(S8でYes及びS9)。ここで、図9のステップ9内には、所定のカウンタをインクリメントするループが設けられ、発射制御回路71のCPUは、このループカウンタを用いて、発射モータ72を停止してからの時間を計測し、その時間が、前記した遊技動作停止時間に達した時点で、ステップ9を抜ける。従って、遊技者は、携帯電話110が電話を着信してから、遊技動作停止時間が経過するまでは、操作ノブ28を操作しても、遊技球が遊技盤11上に弾き出されなくなる。一方、発射制御回路71は、発射停止コマンドを受けていないときには(S8でNo及びS10)、遊技者による操作ノブ28の操作に基づいて、発射モータ72を駆動し、遊技球を遊技盤11上に弾き出す。
【0044】
上記したように、本実施形態では、遊技動作の停止は、主に、主制御回路50によるRAM51Cの記憶状態の保持と、払出制御回路70及び発射制御回路71による遊技球の払い出し、及び、発射の停止によって行っているが、これら各制御回路50,70,71に限定されず、これら以外の制御回路において、RAMに記憶した遊技進行に係るデータを保持して、遊技の進行を止めるように構成してもよい。例えば、表示制御回路57においてRAMに記憶した画像データを保持することで、液晶表示装置13の表示画面を固定するように構成してもよい。また、遊技動作を停止したときに、遊技者に対して、利益と不利益の両方が生じないようにするために、遊技動作の停止直前に遊技領域に弾き出された遊技球を検出し、かりにそれら遊技球が入賞したとしても賞球を付与することなく、弾き出された遊技球のみを、遊技者に返還する構成にしてもよい。
【0045】
ランプ制御回路55のCPUは、割り込み信号を受けて、携帯電話110が電話を着信したと認識した場合には、遊技盤11の上側両隅の第1及び第2の表示ランプ98,99を点滅させる。なお、この点滅は、遊技動作が停止している間中、行われる。また、携帯電話110が電話又はメールの何れを着信したかが不明な場合にも、同様に、第1及び第2の表示ランプ98,99を点滅させる。さらに、携帯電話110が、メールを着信した場合には、ランプ制御回路55のCPUは、遊技盤11の右上隅の前記第2表示ランプ99のみを点滅させる。なお、この点滅は、所定期間(例えば、約5秒間)に亘って行われる。
【0046】
音声制御回路56のCPUは、割り込み信号を受けて、携帯電話110が電話を着信したと認識した場合には、「着信しました」というメッセージを、前記スピーカ59S(図4参照)から出力する。なお、このメッセージの音声出力は、遊技動作が停止している間中、行われる。また、携帯電話110が電話又はメールの何れを着信したかが不明な場合にも、同様に、「着信しました」というメッセージを、前記スピーカ59Sから出力する。さらに、メールを着信した場合には、音声制御回路56のCPUは、「メール着信あり」というメッセージを前記スピーカ59Sから所定期間(例えば約5秒間)に亘って出力する。なお、このメッセージの音声出力は、所定期間(例えば、約5秒間)に亘って行われる。
【0047】
表示制御回路57のCPUは、割り込み信号を受けて、携帯電話110が電話を着信したと認識した場合には、図3に示すように、液晶表示装置13の電話着信表示領域R21に「着信しました」というメッセージを点滅表示すると共に、遊技情報表示領域R22に「遊技停止中」というメッセージを点滅表示する。また、本実施形態のパチンコ遊技機では、遊技動作停止時間を、携帯接続回路105が携帯電話110からの着信信号の先頭部を受信してから特定時間(3分間)に固定設定してあるので、これを遊技者の報知すべく、表示制御回路57のCPUは、遊技動作の再開までの時間を計数して、電話着信表示領域R21に、「再開まで○○秒です」というメッセージも併せて点滅表示する。携帯電話110が、電話又はメールの何れを着信したかが不明な場合にも、表示制御回路57のCPUは、同様の表示制御を行う。
【0048】
なお、実施形態では、遊技動作停止時間が3分間に固定されているので、遊技動作の再開までの時間が表示されるが、遊技動作停止時間が固定されていない場合は、遊技動作の再開までの時間は表示しない構成にすればよい。
【0049】
さらに、携帯電話110がメールを着信した場合には、表示制御回路57のCPUは、液晶表示装置13の電話着信表示領域R21に「メールが着信しました」というメッセージを点滅表示する。なお、この点滅表示は、所定期間(例えば約5秒間)に亘って行われる。
【0050】
また、表示制御回路57のCPUは、携帯電話110に着信が無い状態においては、例えば、携帯接続回路105から接続確認信号を受けている間中、携帯情報表示領域R21に、「携帯電話が接続されています」というメッセージを表示する。
【0051】
さらに、表示制御回路57のCPUは、操作ノブ28が操作されているか否かを判別する信号を受けており、操作ノブ28が、所定時間に亘って操作されていない状態で、携帯接続回路105から接続確認信号を受けると、携帯情報表示領域R21に、「携帯電話が接続されています」というメッセージを表示した状態のまま、例えば携帯情報表示領域R21の背景色を、異なる2色に切り替えて点滅させる。これにより、遊技者がパチンコ遊技機から離れるときに、携帯電話110を忘れることを防止することができる。
【0052】
次に、上記構成からなる本実施形態の作用・効果を説明する。
遊技者が、本実施形態のパチンコ遊技機の携帯接続用コネクタ101に、携帯電話110を接続すると、携帯電話110内の基板回路とパチンコ遊技機に設けた携帯接続回路105とが電気接続される。そして、携帯接続回路105から表示制御回路57のCPUに、接続確認信号が送信されて、液晶表示装置13の表示画面における携帯情報表示領域R21に、「携帯電話が接続されています」というメッセージが表示される。遊技者は、このメッセージを見て、携帯電話110とパチンコ遊技機とが接続されていることを確認することができる。つまり、携帯電話110に電話が着信した場合に、遊技動作が停止する状態であることを確認することができ、安心して遊技を開始することができる。
【0053】
ところで、遊技者は、大切な電話を待ちながら遊技を行う場合がある。また、遊技状態は様々に変化し、通常の遊技状態からランダムなタイミングで、遊技者に有利な特典付与状態(例えば大当たり状態やリーチ状態等)に変わる。そして、折角、遊技者が特典付与状態を得たとき、大切な電話がかかってくる場合が起こり得る。
【0054】
しかしながら、本実施形態のパチンコ遊技機では、携帯接続用コネクタ101に接続した携帯電話110が、電話を着信したときには、以下のようにして、遊技動作が停止され、電話を操作する時間が確保される。即ち、携帯電話110に電話が着信すると、その携帯電話110から出力される信号が、パチンコ遊技機の携帯接続回路105に受信される。そして、携帯接続回路105に備えたCPUから主制御回路50に割り込み信号が出力される。すると、主制御回路50のCPU51Aは、遊技動作を制御するための種々のカウンタやフラグのデータを保持すると共に、払出制御回路70のCPUに発射払出停止コマンドを出力し、賞球の払い出しを停止する。また、払出制御回路70のCPUは、発射制御回路71に、発射停止コマンドを出力して、発射モータ72を停止する。これらの処理により、遊技動作が停止し、遊技機の遊技領域には、遊技球も打ち出されず、例えば大入賞口15が開放している場合には、開放した状態のまま保持される。これにより、遊技者は、落ち着いて携帯電話110を操作することができる。
【0055】
また、携帯電話110が電話を着信したときには、携帯接続回路105に備えたCPUは、ランプ制御回路55、音声制御回路56及び表示制御回路57の各回路のCPUにも割り込み信号を出力する。すると、ランプ制御回路55は、第1又は第2の表示ランプ98,99の点滅表示により、音声制御回路56は、スピーカ59Sからの音声により、さらに、表示制御回路57は、液晶表示装置13への表示により、それぞれ携帯電話が電話を着信して遊技動作が停止された旨を遊技者に報知する。これにより、遊技者は携帯電話の着信に起因して、遊技動作が停止されたことに容易に気付くことができる。
【0056】
しかも、液晶表示装置13の表示画面における遊技情報表示領域R22には、遊技動作の再開までの時間が表示されるので、遊技者は、その時間内に電話を済ませ、所定時間経過後に、停止前の遊技の続きを実行することができる。
【0057】
さらに、携帯電話110がメールを着信したときには、本実施形態では、遊技動作は停止されないが、メールが着信したことが、遊技者に報知される。即ち、液晶表示装置13の電話着信表示領域R21に「メールが着信しました」というメッセージが、所定期間(例えば約5秒間)に亘って点滅表示され、「メール着信あり」というメッセージがスピーカ59Sから所定期間(例えば約5秒間)に亘って出力され、さらに、遊技盤11の右上隅の前記第2表示ランプ99が、所定期間(例えば、約5秒間)に亘って点滅する。これにより、遊技者は、遊技が一段落したところで、メールを開いて読むことができる。
【0058】
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、携帯電話110が電話又はメールの何れを着信したかを区別する信号を出力しない機種の場合には、電話を着信した場合と同様に、遊技を停止するから、種々の携帯電話に対応することができ、遊技者は、安心して遊技を行うことができる。なお、携帯電話の着信によって、遊技動作を停止されたくない遊技者は、携帯接続用コネクタ101に携帯電話110を接続しなければよい。
【0059】
<第2実施形態>
本実施形態は、図10及び図11に示されており、以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、同一の構成に関しては、同一符合を付して重複説明は省略する。
【0060】
図10に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機に備えた電話セット部100Nは、下皿27Bのうち操作ノブ28と反対側の端部に、ポケット構造の凹所を形成し、その凹所の前面に落下防止柵を備えてなる。そして、携帯電話110を、電話セット部100N内に入れるだけで、携帯電話110が落下防止状態に収納される。また、下皿27Bを構成する壁部の内側には、図11に示した携帯電波検波回路105Kに連なるアンテナ(図示せず)が内蔵されている。
【0061】
携帯電波検波回路105Kは、携帯電話110が着信したときに出力する電波(信号)を、前記アンテナを介し受信して検波するように構成されている。ここで、前記電波は、例えば、携帯電話のアンテナの先端に備えた発光体を、着信時に点滅させる電波を利用している。また、携帯電波検波回路105Kは、その携帯電波検波回路105K(より具体的には、アンテナ)から所定の範囲内の携帯電話110が出力した電波のみを受信することができる感度に調整されている。より具体的には、主として、電話セット部100Nに収納した携帯電話110が出力した電波のみを受信するように感度調整されている。
【0062】
そして、携帯電波検波回路105Kは、携帯電話110から出力された電波を受信したときには、第1実施形態と同様に、主制御回路50、ランプ制御回路55、音声制御回路56及び表示制御回路57に、割り込み信号を出力する。ここで、携帯電話110が、電話又はメールの何れを着信したかを区別して電波を出力する機種の場合には、携帯接続回路105は、前記割り込み信号に次いで、電話又はメールの何れの着信に係る着信かを区別する識別信号を、各回路50,55,56,57のCPUに出力する。また、携帯電話110が外部出力する信号によって、電話又はメールの何れを着信したかを区別できない機種の場合には、携帯接続回路105は、前記割り込み信号のみを、各回路50,55,56,57のCPUに出力する。
【0063】
本実施形態の構成によっても、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、携帯電話110がパチンコ遊技機に接続されていないから、携帯電話110が着信した場合に、自由に携帯電話110を使うことができる。
【0064】
なお、携帯電話110からの信号に対して携帯電波検波回路105Kの受信感度を高く設定しておけば、携帯電話を電話セット部100に収納しなくても、遊技者の服のポケットに携帯電話110を入れた状態のまま、その携帯電話110が着信したときに出力する信号を受信して、遊技動作を停止することができる。
【0065】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0066】
(1)前記実施形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、本発明はこれに限定されない。
【0067】
(2)前記実施形態では、携帯端末として、携帯電話110を接続可能な遊技機について例示したが、遊技機に接続される携帯端末は、無線により情報を取得可能なものであれば、携帯電話に限定されるものではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistance)又はポケベル(ポケットベル)又はパソコン(パーソナルコンピュータ)であってもよい。即ち、PDA等の携帯端末が、遊技中に受信した情報に対して操作を行う間、遊技機の遊技動作を停止したり、或いは、PDA等の携帯端末が、遊技中に情報を受信したときから所定時間(例えば、3分間)に亘って、遊技動作を停止してもよい。
【0068】
(3)前記実施形態では、携帯接続用コネクタ101(接続手段)が、電話セット部100を構成する凹所の底部に固定されていたが、例えば、図12にすように、下皿27Bを構成する壁部から延ばしたケーブル103の先端に携帯接続用コネクタ101を設け、携帯接続用コネクタ101に接続した携帯電話110を、電話セット部100Mに寝かせて収納するように構成してもよい。
【0069】
(4)また、図13に示すように、携帯接続用コネクタ101をケーブル104の先端に設け、携帯電話110を携帯接続用コネクタ101に接続した状態のままで通話可能な長さ(例えば、60cm程度)に、ケーブル104を設定すれば、携帯電話110が着信したときに、迅速に対応することが可能になる。
【0070】
(5)また、PDAが接続される携帯接続用コネクタでは、PDAを操作することができる程度の長さ(例えば、30cm程度)のケーブルの先端に設ければ、そのPDAが着信したときに、携帯接続用コネクタを外さずに、迅速に対応することができる。
【0071】
(6)さらに、携帯接続用コネクタを先端に備えたケーブルは、例えば、掃除機に備えた電源ケーブルのように、リールによって巻き取られる構成にしてもよい。
【0072】
(7)前記第1実施形態では、携帯接続用コネクタ101(接続手段)により、携帯電話110とパチンコ遊技機の携帯接続回路105(受信手段)とを電気接続する構成であったが、例えば、携帯電話と受信手段との間を、無線通信手段(例えば、Buletooth、赤外線通信)によって、無線接続してもよい。
【0073】
(8)前記第1実施形態では、遊技動作が停止してから所定に時間経過後に、遊技動作を再開する構成であったが、例えば、遊技盤に再開用のボタンを設けておき、遊技者がその再開用のボタンを操作することで、遊技動作を再開するように構成してもよい。
【0074】
(9)前記第1実施形態では、携帯電話110がメールを着信したときに、遊技動作を停止しない構成を例示したが、メールを着信したときも、電話を着信した場合と同様に、遊技動作を停止する構成にしてもよい。
【0075】
(10)前記第1実施形態では、遊技状態に関係なく、携帯電話110が電話を着信したときに、遊技動作を停止する構成であったが、遊技状態に応じて、遊技動作を停止する場合と、停止しない場合とに分かれる構成にしてもよい。具体的には、大当たり遊技状態のときには、遊技動作を停止せずに続行し、リーチ状態のときには、遊技動作を停止するように構成してもよい。また、例えば、大当たり遊技状態のときには、遊技動作を停止せずに、遊技球が自動発射し、リーチ状態のときには、遊技動作を停止するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図
【図2】電話セット部の斜視図
【図3】液晶表示装置の表示画面を示した模式図
【図4】遊技機の電気的構成を示したブロック図
【図5】携帯電話に着信があった場合の信号の流れを示したブロック図
【図6】携帯受信処理のフローチャート
【図7】主制御回路CPUによる割り込み処理のフローチャート
【図8】発射払出制御処理のフローチャート
【図9】発射制御処理のフローチャート
【図10】第2実施形態の遊技機における電話セット部の斜視図
【図11】その遊技機の電気的構成を示したブロック図
【図12】電話セット部の変形例1の斜視図
【図13】電話セット部の変形例2の斜視図
【符号の説明】
11…遊技盤
28…操作ノブ
50…主制御回路(制御回路)
101…携帯接続用コネクタ(接続手段)
105…携帯接続回路(受信手段)
105K…携帯電波検波回路(受信手段)
110…携帯電話

Claims (8)

  1. 操作部の操作に応じて遊技球を遊技盤上に弾き出すように駆動する発射駆動装置と、
    前記遊技盤上に備えられ、常には可動部材によって入球し難い第1状態とされ、所定条件が成立したときに前記可動部材が作動して遊技球が前記第1状態よりも入球し易い第2状態になる入賞口と、
    前記入賞口が前記第2状態となってからの経過時間をカウンタで計数し、そのカウンタのデータが予め定められた値に達したときに前記可動部材を作動させて前記入賞口を前記第2状態から前記第1状態にする制御回路とを備え、
    前記入賞口に入球した遊技球の数に応じた賞球を排出する遊技機において、
    無線により情報を取得可能な携帯端末を電気接続可能な携帯接続用コネクタと、
    前記携帯端末が情報を着信したときに出力する信号を前記携帯接続用コネクタを介して受信可能な受信手段を設け、
    前記制御回路は、前記受信手段の受信結果に基づき、前記携帯端末に情報が着信したときに、前記操作部の操作に関わらず前記発射駆動装置の駆動を停止すると共に前記時間の経過に拘わらず前記カウンタのデータの更新を停止し、
    所定の停止解除条件が成立したときに、前記発射駆動装置の駆動を再開すると共に前記カウンタのデータの更新を再開することを特徴とする遊技機。
  2. 操作部の操作に応じて遊技球を遊技盤上に弾き出すように駆動する発射駆動装置と、
    前記遊技盤上に備えられ、常には可動部材によって入球し難い第1状態とされ、所定条件が成立したときに前記可動部材が作動して遊技球が前記第1状態よりも入球し易い第2状態になる入賞口と、
    前記入賞口が前記第2状態となってからの経過時間をカウンタで計数し、そのカウンタのデータが予め定められた値に達したときに前記可動部材を作動させて前記入賞口を前記第2状態から前記第1状態にする制御回路とを備え、
    前記入賞口に入球した遊技球の数に応じた賞球を排出する遊技機において、
    無線により情報を取得可能な携帯端末を赤外線にて無線接続可能な接続手段と、
    記携帯端末に情報が着信したときに出力する赤外線の信号を前記接続手段を介して受信可能な受信手段とを設け、
    前記制御回路は、前記受信手段の受信結果に基づき、前記携帯端末に情報が着信したときに、前記操作部の操作に関わらず前記発射駆動装置の駆動を停止すると共に前記時間の経過に拘わらず前記カウンタのデータの更新を停止し、
    所定の停止解除条件が成立したときに、前記発射駆動装置の駆動を再開すると共に前記カウンタのデータの更新を再開することを特徴とする遊技機。
  3. 操作部の操作に応じて遊技球を遊技盤上に弾き出すように駆動する発射駆動装置と、
    前記遊技盤上に備えられ、常には可動部材によって入球し難い第1状態とされ、所定条件が成立したときに前記可動部材が作動して遊技球が前記第1状態よりも入球し易い第2状態になる入賞口と、
    前記入賞口が前記第2状態となってからの経過時間をカウンタで計数し、そのカウンタのデータが予め定められた値に達したときに前記可動部材を作動させて前記入賞口を前記第2状態から前記第1状態にする制御回路とを備え、
    前記入賞口に入球した遊技球の数に応じた賞球を排出する遊技機において、
    無線により情報を取得可能な携帯端末を電波にて無線接続可能な接続手段と、
    前記携帯端末に情報が着信したときに出力する電波の信号を前記接続手段を介して受信可能な受信手段とを設け、
    前記受信手段は、所定の範囲の前記携帯端末から出力された電波の信号のみを受信可能な感度に調整された携帯電波検波回路で構成され、
    前記制御回路は、前記受信手段の受信結果に基づき、前記携帯端末に情報が着信したと きに、前記操作部の操作に関わらず前記発射駆動装置の駆動を停止すると共に前記時間の経過に拘わらず前記カウンタのデータの更新を停止し、
    所定の停止解除条件が成立したときに、前記発射駆動装置の駆動を再開すると共に前記カウンタのデータの更新を再開することを特徴とする遊技機。
  4. 前記携帯端末は、携帯電話であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記携帯端末は、Personal Digital Assistance又はポケットベル又はパーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記所定の停止解除条件は、前記発射駆動装置の駆動の停止及び前記カウンタのデータの更新の停止から予め定められた時間がカウントされたときに成立することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記所定の停止解除条件は、前記受信手段による前記携帯端末から出力される信号の受信が終了し、かつ通話状態が終了したときに成立することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記停止状態を解除するための解除操作部を設け、前記所定の停止解除条件は、前記解除操作部による解除操作が行われたときに成立することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
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