JP2001038029A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001038029A
JP2001038029A JP11212810A JP21281099A JP2001038029A JP 2001038029 A JP2001038029 A JP 2001038029A JP 11212810 A JP11212810 A JP 11212810A JP 21281099 A JP21281099 A JP 21281099A JP 2001038029 A JP2001038029 A JP 2001038029A
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mobile phone
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JP11212810A
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English (en)
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Hideki Nanba
秀樹 難波
Shoji Sato
昭治 佐藤
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が遊技に熱中し過ぎてはいけないと時
々おもいとどまらせることが可能な弾球遊技機を提供す
ることにある。 【解決手段】 発射装置8により遊技球を遊技領域11
に発射して遊技を行う弾球遊技機において、その前面に
位置し、かつ遊技者の手が届く範囲内に、遊技者が競技
に熱中することを一時的に和らげ、気分転換を図るのに
役立つ熱中緩和情報を報知する報知手段14を支持する
ための支持体15を取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフィーバ
ー機、羽根物、権利物又はアレンジボールなどの弾球遊
技機や、コイン式遊技機などの弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機を始めとする弾球遊技
機は、電子化に伴ってゲーム性やギャンブル性が高めら
れるに至り、遊技を楽しむ人が多様化してきた。その結
果、パチンコファンが増加し、若い人や女性もパチンコ
を楽しむようになってきたが、その反面、遊技者が健康
を損ねたり、社会問題を惹起したりする虞もでてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この原因として考えら
れることは、そのようなパチンコ機の出現にもあるが、
遊技者が熱中し過ぎる点にあることも否定できない。し
たがって、遊技者が遊技の途中で一息ついて自分自身が
少しでも冷静になる機会を与えることができる弾球遊技
機にすればよいのであるが、遊技場側が遊技者に対して
遊技の一時中断を強制することはできないから、遊技者
自身が自発的に遊技を中断して遊技熱を冷ますようにす
るしか方法がない。
【0004】そこで、本発明の課題は、遊技者が遊技に
熱中し過ぎてはいけないと時々おもいとどまらせること
が可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の弾球遊技機の構成は、発射
装置により遊技球を遊技領域に発射して遊技を行う弾球
遊技機において、その前面に位置し、かつ遊技者の手が
届く範囲内に、遊技者が競技に熱中することを一時的に
和らげ、気分転換を図るのに役立つ熱中緩和情報を報知
する報知手段を支持するための支持体を取り付けたこと
を特徴とする。
【0006】遊技機前面の遊技者の手の届く範囲に支持
体を取り付け、その支持体に対し熱中緩和情報を報知す
る報知手段を支持させることにより、遊技者が競技に熱
中するあまり忘我自失状態に陥っていたとしても、その
報知手段からの報知情報(例えば、音、光又はそれらの
組み合わせからなる報知信号)を受けることで覚醒する
ことができ、かつその情報発信源たる報知手段を手にと
ってしかるべき操作を行うことで、極度の熱中状態が幾
分なりとも緩和される。
【0007】支持体を遊技機に対し半永久的に固定した
い場合には、剥離しないように接着剤等を介して接合す
ることができる。なお、感圧接着剤の塗布層を両面に有
する両面粘着シートを固着手段として使用することも可
能であるが、この場合は、経時的な粘着力の劣化により
支持体の脱落等が生じないよう、粘着強度の高いものを
採用する必要がある。
【0008】他方、支持体は、それ自体に形成された支
持体側装着部において遊技機側被装着部に対し着脱可能
に装着されるように構成すれば、このような支持体の取
り付けがなされていない遊技機に対しても、本発明の効
果を実現するための機能を簡単に付与することができる
上、支持体の取り付けが不要となった場合には、これを
取り外して簡単に回収することができる。
【0009】前記支持体は、弾球遊技機にネジ止め等に
より取り付けることもできるが、この場合は遊技機側に
ネジ孔等の形成を行わなければならず面倒であり、かつ
支持体取外し後はネジ孔が残留して見栄えの低下を来た
すこともある。そこで、発射球受け皿、賞球受け皿、あ
るいは灰皿など、遊技機前面側から張り出すとともに上
面側が少なくとも開放する形態で設けられた有壁開放構
造体の壁部上縁部を遊技機側被装着部として、支持体側
装着部は、前記遊技機側被装着部に係合するフック部材
を含むものとして構成すれば、取り付けも非常に簡単で
あり、かつフック係合を利用するから両面粘着シートな
どのように取り付け状態が劣化する心配もない。さらに
は、取外し後において遊技機側被装着部にネジ孔等も残
留せず、現状復帰が容易である。一方、遊技機側被装着
部は、例えば遊技機前面側にて遊技盤面を覆うガラス板
など、表面が平滑に形成された被装着面部とすることで
き、この場合、支持体側装着部は、該被装着面部に対し
て吸着する吸盤部材を含むものとして構成することもで
きる。
【0010】次に、支持体の構成であるが、例えば、報
知手段(例えば携帯電話)の下部を支持するため、上部
が開放した有底のケース状支持体となすことができる。
ただし、報知手段の脱落が阻止できるのであれば、底部
の一部が貫通形態となっていてもよい。報知手段が例え
ば携帯電話である場合、その着信音や着信表示を確認し
やすいよう、ケース状支持体は、携帯電話の前面の半分
以上を露出させた状態にてこれを支持するものとして構
成することが望ましい。なお、遊技者が所持する携帯電
話には、その製造メーカーや、機種によって様々な形態
が存在するため、ケース状支持体はいずれの機種にも対
応できるように、大きめに作成するものとする。このケ
ース状支持体は、弾球遊技機の前面、好ましくは発射装
置が存在しない左側下方の前面に取り付けることが望ま
しい。
【0011】また、支持体はケース状に形成される他、
例えば、報知手段に取り付けられている可橈性長尺部材
(例えば、ストラップ)を係合させる支持係合部材とし
て構成することもできる。この場合、携帯電話は弾球遊
技機の前面に支持係合部材を介して吊り下げられた状態
で支持されることになる。
【0012】なお、報知手段が携帯電話やページャ端末
{いわゆるポケットベル(商品名)}などの携帯用通信
機器である場合、前記の支持体には、携帯用通信機器へ
の外部からの着信があったとき、これを検知する着信検
知手段と、その検知結果に基づいて音、光及びそれらの
組み合わせからなる強調報知信号を出力する強調報知信
号出力部が組み込まれたものとして構成することができ
る。一般的に遊技場には、遊技球の弾球音、弾球遊技機
から流れる電子音、場内放送などの騒音によって、遊技
者が所持する携帯電話の着信音が聞き取りにくい状況下
にある。この場合、着信を検知して強調報知信号を出力
することにより、遊技場内の騒音に紛れることなく、遊
技者は所持する自己の携帯用通信機器の着信を認識する
ことができる。
【0013】この場合、着信電波を傍受する機構を支持
体に組み込むことは、コストが嵩むばかりでなく、携帯
用通信機器毎に識別情報(すなわち電話番号)が異なる
ため現実的でない。そこで、支持体に支持される携帯用
通信機器毎の着信音を検知するセンサを設置して、この
センサによって着信音が検知されたときに強調報知信号
を出力するようにすれば構造も簡単であり、また、携帯
用通信機器毎の電話番号の相違といったことも問題にな
らない。この場合、着信音の検知機構や強調報知信号の
出力機構など、支持体側に設けられる電気回路部は、遊
技機側の電気回路系からはアイソレートした構成とする
こと、特に遊技機側に電源を依存しない構成とすること
(例えば、電池等の内蔵電源を有する構成とすること)
が、支持体取付けを前提とした遊技機側の設計対応が不
要となることから、汎用性を確保する上で望ましいとい
える。
【0014】強調報知信号として音声情報を利用する場
合、遊技場内の騒音から、自己所有の携帯用通信機器の
着信であることを遊技者に認識させるため、例えば、自
己の携帯用通信機器の着信音を増幅させて出力させても
よい。具体的には、前記ケース状支持体に携帯電話を支
持した場合、そのケース状支持体において、携帯電話の
着信音の出力位置に近接する位置に、着信音を集音する
ために取り付けられた集音マイクと、弾球遊技機から流
れる電子等と区別するため、携帯電話の着信音の周波数
を限定的に抽出する帯域通過フィルタと、この帯域通過
フィルタによって抽出された着信音を増幅する増幅器
と、この増幅器によって拡声された着信音を報知するス
ピーカをケース状支持体に設ける構成とすることができ
る。
【0015】また、音声情報としては、上記のほか音声
合成LSIの搭載により、ケース状支持体に支持された
携帯電話からの着信音を前記集音マイクが集音したと
き、前面側に取り付けたスピーカより、「電話です」と
いう音声によるメッセージを報知させることも可能であ
る。また、上記のような音声情報に代えて、又はこの音
声情報に同期して、ケース状支持体の前面側に取り付け
たランプ、LEDの光発生装置を作動させ、ランプ、L
EDを点灯あるいは点滅させて遊技者に携帯電話への外
部からの着信を報知することも可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用される弾球遊
技機の公知の形状・構造を図1を参照して説明する。パ
チンコ機1の前面部は、本体枠2と、中枠3と、前面枠
4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装置7とから構成
されている。本体枠2は、木製の板状体を略長方形の額
縁状に組立て固着したものである。中枠3は、全体がプ
ラスチック製で、枠体部(図示略)と下板部(図示略)
とを有して本体枠2の内周側に嵌合し取り付けられてい
る。枠体部は、上端から下方へ略2/3程度に略長方形
の額縁状に形成され、上端部には、前面枠4の枠飾りラ
ンプ用レンズ4bに対応して、左側に賞球表示LED
(図示略)及び賞球表示LED基板(図示略)が、右側
にストップ表示LED(図示略)及びストップ表示LE
D基板(図示略)が配設されている。
【0017】また、下板部は、下端から上方へ略1/3
程度を占め、左端には、上皿部5に形成されたスピーカ
面5aに対応すべく、遊技状態に応じた効果音その他の
音を発生させるスピーカ(図示略)が配設され、略中央
には、遊技球を発射する発射装置8に上皿部5に貯留さ
れた遊技球を供給する供給装置等(図示略)が設けられ
ている。さらに、下方には下皿部6が設けられ、右端中
央には施錠装置7が設けられている。
【0018】下皿部6は、灰皿や玉抜きレバーなどを備
えて、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するための
排出口6cが開設され、右端に発射装置8を操作する発
射ハンドル9が設けられている。また、この発射ハンド
ル9には、遊技者がタッチしていることを検知するタッ
チスイッチ9aが装着され、その近傍には、発射停止を
一時的に指令する発射停止スイッチ9bが配置されてい
る。施錠装置7は、正面視すると鍵穴を備えた略長方形
状を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠するためのも
のである。
【0019】前面枠4は、全体がプラスチック製であ
り、遊技盤10を前方から視認するべく、遊技盤10に
形成された遊技領域11の形状に対応して上側が略円弧
状を呈し、全体が略弾丸形状に開設された開口部4aを
有している。そして、その裏面には、開口部4aに応じ
てガラス板Gが嵌められた略長方形状のガラス枠(図示
略)が装着されている。また、この前面枠4は、パチン
コ機1の前面全体の2/3のサイズを占め、中枠3の左
端に軸着され開閉可能に形成されている。さらに、上端
部には、枠飾りランプ用レンズ4bが設けられ、このレ
ンズ4b内部には、開口部4a上端の円弧部分に沿っ
て、枠飾りランプ基板(図示略)及び複数個の遊技効果
ランプ(図示略)が配設されている。
【0020】上皿部5は、前面枠4の下側で中枠3の左
端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5d
には、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタンなどが
配設されている。またパチンコ機1の内部から遊技球を
排出するための排出口5cが開設されている。左端に
は、複数の長孔を有するスピーカ面5aが形成され、そ
の裏面には、音量スイッチ基板(図示略)が設けられて
いる。パチンコ機1の左端側には、プリペイドカードユ
ニット13が装着されている。
【0021】本発明では、図2に示すように、パチンコ
機1の前面において遊技者の手が届く範囲内に、好まし
くは発射装置8が存在しない左側下方の前面に、熱中緩
和情報を報知する報知手段として、携帯電話14が支持
体15を介して取り付けられている。図3(a)に示す
ように、支持体15は、本体部15aと、その本体部1
5aを遊技機側被装着部に取り付けるためのフック部1
5cとからなる支持体側装着部を有している。
【0022】前記携帯電話14は、例えば、遊技者の家
族や友人から遊技者に対して他発的に遊技を止めるよう
に情報を伝えるものであり、遊技者が遊技に熱中するの
を一時的に停止して気分転換を図り、一休みするように
促す個人的な情報の報知手段として機能するものであ
る。また、携帯電話14の使用態様は、遊技を停止させ
るために、第三者が意図的に情報送信する態様だけでな
く、遊技停止を特に意図しない情報送信、例えば夜半就
寝中に電話で起こされてすぐに寝つくことができない例
をひくまでもなく、例えば友人から遊技の停止と無関係
に遊技者に電話がかけられたとき、結果的に遊技が中断
される態様であってもよいのである。なお、上記のごと
き報知手段としては、携帯電話のほか、ほかの携帯用通
信機器、例えばページャー端末(商標名:ポケットベ
ル)やパームトップコンピュータ等であってもよいし、
図6に示すように、遊技者自身が自発的に遊技時間を特
定して、所定時間だけ遊技しようとして遊技時間をセッ
トするために使用されるストップウォッチ17や、ある
いはこれに類するタイマーであってもよい。
【0023】なお、報知手段たる上記の携帯電話14
は、パチンコ機1の電気回路あるいはその電源系統から
孤立しており、パチンコ機1自体から、又は多数のパチ
ンコ機1を管理するホール管理システムから電源供給さ
れたり情報を受けたりすること、逆に携帯電話14から
パチンコ機1に情報を送信したりすることができないよ
うになっている。
【0024】図3(a)及び(b)に示すように、本体
部15aは、携帯電話14の下端部を覆うともに底部1
5kを有したケース状の支持収容部15bを有してい
る。携帯電話14は、その下端部が底部15kにより下
側から支持される。なお、支持収容部15bの側壁部は
携帯電話14の前後あるいは左右方向へのぐらつきを阻
止する。こうして携帯電話14は、前面側のディスプレ
イ部14aあるいはプッシュボタン部14bを、支持収
容部15bの上方側に露出させた形にて直立形態で保持
される。また、支持収容部15bの上端部後方側には後
方支持部15hが、また、幅方向両側には側方支持部1
5l,15lがそれぞれ一体化され、携帯電話14をよ
り安定的に支持できるようにしている。携帯電話14
は、後方支持部15h及び側方支持部15l,15lの
上方側から内側に挿入され、下端部を支持収容部15b
内に嵌め込む形で装着する。更に、携帯電話14の前方
側へのぐらつきを阻止するために、側方支持部15l,
15lの高さ方向中間位置には内向きに突出する爪部1
5m,15mが形成されているが、これは省略してもよ
い。
【0025】次に、フック部15cは、例えば、ばね鋼
あるいはプラスチック等の弾性帯材を曲げ加工したもの
で、ここでは、曲げ底部を挟んで片側が長くなるJ字型
(あるいはU字型)を呈し、そのJ字底が上向きとなる
ように長い側の端部は、本体部15aの例えば側方支持
部15lに、ねじ15e(あるいはリベット)などの固
着手段により結合されている。他方、遊技機側被装着部
は、発射球受け皿である上皿部5あるいは、賞球受け皿
である下皿部6や灰皿など、遊技機前面側から張り出す
とともに上面側が少なくとも開放する形態で設けられた
有壁開放構造体の壁部上縁部5aであり、上記のフック
部15cは、図3(c)及び(d)に示すように、その
フック開口部15dから壁部上縁部5aを相対的に進入
させてこれに係合するようになっている。このとき、フ
ック開口部15dの幅d1は、壁部上縁部5aの厚みd2
よりも小さく設定され、フック開口部15dを弾性的に
拡大させながら壁部上縁部5aを進入させるようにして
いる。これにより、フック部15cには、壁部上縁部5
aに対する弾性的な把持力が生じ、支持体15を一層安
定的に装着できるようにしている。なお、図3(d)に
示すように、壁部上縁部5aへの装着状態にて、上記上
皿部5等の有壁開放構造体の底部に係合する補助係合部
15fを、例えばフック部15cと一体的に形成するこ
ともできる。
【0026】なお、図3では、支持体15の本体部15
aの内法寸法は、携帯電話14が丁度はまる程度に設定
されているが、遊技者が所持する携帯電話14には、そ
の製造メーカー、機種によって様々な形態が存在するた
め、いずれの機種にも対応できるように、図4(a)に
示すように、本体部15aをやや大きめに作製してもよ
い。例えば、同図(b)に示すように、例えば支持収容
部15bの横断面において、携帯電話14をそのほぼ中
央に配したときに、携帯電話14の外面と支持収容部1
5bの内面との間に2〜10mm程度の隙間が形成され
るようにしておく。また、図4(c)に示すように、携
帯電話14の前後方向にも隙間が形成されるが、この場
合は携帯電話14を後方側に傾けて、上部後方側の縁を
後方支持体15hにより、下部前方側の縁を支持収容部
15bの前方側壁部内面によりそれぞれ支持させる形と
してもよい。ここで、同図(d)に示すように、携帯電
話14の前面側をさらに見やすくするために、その下部
前方側の縁の支持状態が損なわれない程度に、支持収容
部15bの高さを縮小することが可能である。
【0027】更に、支持体15は、例えば図5(a)に
示すように、携帯電話14(報知手段)に取り付けられ
ているストラップ19、すなわち可橈性長尺部材、紐や
鎖などを支持係合部材50として構成することもでき
る。この場合、携帯電話14はパチンコ機1の前面に支
持係合部材50を介して吊り下げられた状態で支持され
ることになる。
【0028】この実施例では、支持係合部材50は全体
がリング状を呈しているが、図5(b){図5(a)に
おいて符号b部分の拡大図}に示すように、その一部が
開閉部50bとして、残余をなす本体部50aに対しピ
ン等の支点部50cにより開閉可能に取り付けられてい
る。なお、支点部50cには、本体部50aに対する閉
状態位置に開閉部50bを付勢するねじりばね等の弾性
付勢部材50dが取り付けられている。例えばストラッ
プ19を取り付けるときには、弾性付勢部材50dの弾
性力に抗して開閉部50bを開きつつ、ストラップ19
を本体部50aの内側に押し込み、ストラップ19がは
まり込むとともに開閉部50bが弾性復帰して装着完了
する。
【0029】なお、図5においては、支持係合部材50
は吸盤部材16に取り付けられており、その吸盤部材1
6の吸着力によってパチンコ機1に取り付けられるよう
になっている。吸盤部材16の吸着力をより高めるため
に、パチンコ機1の前面が滑らかに仕上げ加工されてい
ること、好適には前面が平滑なプラスチック面とされて
いることが望ましい。また、遊技の妨げにならない位置
にて、吸盤部材16を図1のガラス板Gに吸着させるよ
うにしてもよい。また、図6は、支持係合部材50及び
吸盤部材16からなる支持体15に、ストップウォッチ
17を吊下形態で支持させた例を示している。
【0030】また、図7に示すように、支持係合部材5
0は、パチンコ機1の前面に突出形態で取り付けられる
フック部材22とすることもできる。図7では、フック
部材22の基端側に一体化された木ねじ部22aによ
り、機枠等にねじ込む形で取り付けることができる。さ
らに、図8に示すように、支持係合部材50は、線状体
の一端側に遊技機側への係合部24aを、他端側に報知
手段14側への係合部24bを有し、例えばパチンコ機
1の本体の前面側に孔設した係止穴25に、係合部24
aを引っ掛けて止めるフック部材24とストラップ19
とから構成してもよい。この実施例では、線状の金属素
材をほぼS字型に曲げて2つの係合部24a,24bを
形成している。
【0031】ところで、一般的に遊技場には、遊技球の
弾球音、パチンコ機1から流れる電子音、場内放送等の
騒音によって、遊技者が所持する携帯電話14の着信音
が聞き取りにくい状況下にある。この場合、パチンコ機
1の前面に支持された携帯電話14の着信音の出力側
に、着信音を検知するセンサを設置して、センサによっ
て着信音が検知されたとき、検知信号発生部から報知信
号出力部へ送信し、遊技者に対して音声情報及び/又は
ランプ、LED等によって報知すれば、遊技場内の騒音
に紛れることなく、遊技者は所持する自己の携帯電話の
着信を認識することができるものである。
【0032】具体的な実施形態を詳述すると、図9に示
すように、支持体15に取り付けられた集音マイク27
(音響センサ)により着信音を検出し、その着信音検出
に応じて強調報知信号を、支持体15に取り付けられた
スピーカ30から音情報として、あるいはランプ、LE
D等の光発生装置34により光情報として、さらにはそ
れらの組み合わせとして出力させることができる。集音
マイク27は、携帯電話14の着信音発信部2vに対応
した位置に、比較的指向性の強いものを取り付けること
が有効であるが、着信音発信部2vの内蔵位置は携帯電
話14の機種により異なるため、複数機種の着信音発信
部2vの位置に対応できるよう、後方支持部15hや支
持収容部15bを利用して、集音マイク27を複数箇所
に取り付けるようにしてもよい。また、集音マイク27
を1箇所のみとしたい場合は、各機種の着信音発信部2
vの対応位置に対し、ほぼ均等な距離関係にある中立位
置、例えば後方支持部15hの高さ方向中間位置に取り
付ける方法もありうる。
【0033】この場合、図10のブロック図のように、
集音マイク27からの音声入力信号は、必要に応じてア
ンプ等により増幅し、特にパチンコ機1から流れる電子
音等と区別するため、携帯電話14の着信音の周波数帯
域(例えば500Hz〜5kHz)を限定的に抽出する
帯域通過フィルタ28を通すことが望ましい。例えば、
強調報知信号の出力態様の最も簡単なものとしては、自
己の携帯電話14の着信音を拡声出力させる構成を例示
できるが、帯域通過フィルタ28によって抽出された着
信音の音声信号は、スピーカ出力レベルに合わせて増幅
器29により増幅した後、スピーカ30から出力させる
ことができる。
【0034】また、音声情報としては、上記のほか「電
話です」等の、着信音とは全く別の音声情報(あるいは
メッセージ)により報知することも可能で、図11に示
すように、帯域通過フィルタ28によって抽出された信
号を信号変換部(例えば積分回路等で構成できる変換
部)31にて一定レベルの入力信号に変換し、例えばこ
の入力信号レベルS1を比較器32により基準信号レベ
ルSRと比較させる。比較器32は、その比較結果に応
じて(例えば、S1>SRのとき)、検出信号SDを出力
する。検出信号SDは音声合成部としての音声LSI3
3の入力ポートに入力され、これを受けた音声LSI3
3が、「電話です」等の音声メッセージを合成してスピ
ーカ30から出力させる。
【0035】また、図12に示すように、この音声情報
に代えて、又はこの音声情報に同期してランプ、LED
の光発生装置34を作動させ、ランプ、LEDを点灯あ
るいは点滅させて遊技者に携帯電話14への着信を報知
することも可能である。具体的には、図11と同様の回
路構成により比較器32から検出信号SDを出力させ、
これを用いて、LED34(あるいはランプ)のスイッ
チング素子(例えばトランジスタ35である)をオンさ
せる構成とすることができる。なお、図10〜図12に
おける各回路は本体部15aに組み込まれ、望ましくは
遊技機側の回路とは独立して作動するものとして構成さ
れる。また、電源は、本体部15aの内蔵電源(例えば
電池を含むもの)を利用することが望ましいが、遊技機
側の直流電源回路から端子を介して電源供給するように
してもよい。
【0036】なお、図1において、パチンコ機1の前面
枠4、上皿部5、下皿部6のいずれかの前面部に音声情
報として報知するスピーカ30を設置したり、前面枠
4、上皿部5、下皿部6の前面部にランプ、LEDの光
発生装置34を設置してもよい。したがって、携帯電話
14に外部からの着信音を集音マイク27によって集音
したとき、スピーカ30から音声情報を報知したり、こ
の音声情報に代えて、又はこの音声情報に同期して、ラ
ンプ、LEDの光発生装置34を作動させ、ランプ、L
EDを点灯あるいは点滅させて遊技者に携帯電話14へ
の外部からの着信を報知したりすることも可能である。
【0037】以下、上記構成のパチンコ機1の効果につ
いて説明する。遊技者がパチンコ機1の前に座って遊技
に熱中しているとき、報知手段が携帯電話14の場合、
その携帯電話14に家族あるいは友人等から電話がかか
ってくると、その電話は遊技と無関係に設けられたもの
であるから、遊技者に対する個人情報であることがわか
るので、遊技者は電話をとろうとする。そのとき、携帯
電話14はパチンコ機1の前面において遊技者の手が届
く範囲内に、支持体15によりパチンコ機1に支持され
ているので、遊技者は素早く携帯電話14を手にするこ
とができる。
【0038】遊技者が携帯電話14を手にして通話し始
めると、それまで遊技に熱中していた遊技者の集中心が
そがれる。個人情報が遊技の中止を呼びかける家族から
の情報であれば、遊技者は遊技の中止に目覚めるであろ
うし、仮に遊技に無関係の友人からの情報であれば、通
話中は少なくとも遊技の集中心は和らげられる。いずれ
にしろ遊技者は遊技から一時的に熱中するのが緩和され
る。その結果、遊技に熱中し過ぎることによる遊技者の
健康阻害や社会問題の惹起を抑制するのに役立つことに
なる。
【0039】また、図6に示すように、報知手段がスト
ップウォッチ17であれば、遊技者は当然所定時間を経
過した時点で遊技を中止しようとして、自発的にストッ
プウォッチ17をセットしてパチンコ機1に支持させる
から、遊技者は遊技の途中にストップウォッチ17の時
間を読み取って遊技を中止する。したがって、ストップ
ウォッチ17も遊技に熱中するのを緩和する報知手段と
しての機能を発揮する。
【0040】本発明は、その技術的思想を踏襲し、発明
の効果を著しく損なわない限度において、前記の態様の
一部を次のように変更して実施でき、その変更態様も当
然に本発明の技術範囲に属する。例えば、支持体15が
パチンコ機1に取り付けられる態様さえ満たせば、報知
手段はパチンコ機1に最初から取り付けられていなくて
もよく、遊技者が個人的に遊技場に持ち込んで支持体1
5に支持させてもよい。また、支持体15は前面枠4に
取り付けてもよいし、パチンコ機1がCR機である場
合、カードユニットに取り付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の正面図。
【図2】図1に示す弾球遊技機の要部拡大図。
【図3】支持体に報知手段を支持させる一態様を示す斜
視図。
【図4】支持体に報知手段を支持させる他の態様を示す
斜視図。
【図5】支持体に報知手段を支持させる他の態様を示す
斜視図。
【図6】報知手段の他の態様を示す斜視図。
【図7】支持体に報知手段を支持させる他の態様を示す
斜視図。
【図8】支持体に報知手段を支持させる他の態様を示す
斜視図。
【図9】支持体に報知手段を支持させる他の態様を示す
斜視図。
【図10】音声情報を報知する態様を示すブロック図。
【図11】音声情報を報知する他の態様を示すブロック
図。
【図12】光発生装置により報知する態様を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1 パチンコ機(弾球遊技機) 8 発射装置 11 遊技領域 14 報知手段(携帯電話) 15 支持体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射装置により遊技球を遊技領域に発射
    して遊技を行う弾球遊技機において、その前面に位置
    し、かつ遊技者の手が届く範囲内に、遊技者が競技に熱
    中することを一時的に和らげ、気分転換を図るのに役立
    つ熱中緩和情報を報知する報知手段を支持するための支
    持体を取り付けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記支持体は、それ自体に形成された支
    持体側装着部において遊技機側被装着部に対し着脱可能
    に装着されるものである請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機側被装着部は、遊技機前面側
    から張り出すとともに上面側が少なくとも開放する形態
    で設けられた有壁開放構造体の壁部上縁部であり、前記
    支持体側装着部は、遊技機側被装着部に係合するフック
    部材を含む請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技機側被装着部は、遊技機前面側
    にて遊技盤面を覆う表面が平滑に形成された被装着面部
    であり、前記支持体側装着部は、該被装着面部に対して
    吸着する吸盤部材を含む請求項2記載の弾球遊技機。
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