JP4006910B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば家電製品などに設けられる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
AV機器等の家電製品は、例えばオーディオアンプであれば音声信号を増幅させる主たる動作(以下、主動作という)を行う主駆動機器と、主駆動機器を駆動制御するための主回路とを備えている。また、家電製品の多くのものは、このような主駆動機器や主回路の他に、時刻表示やリモコン受信等、主動作が行われていない待機状態においても必要とされる動作(以下、副動作という)を行うための副回路が設けられると共に、主回路と副回路の動作を制御する制御回路が設けられている。そして、この種の家電製品には、これらの主回路、副回路および制御回路への電力供給を行う電源装置が設けられている。
【0003】
図3は、この種の電源装置の従来の構成例を示すブロック図である。
この図3に示す電源装置100は、アンプに設けられた電源装置であり、主トランス110と、副トランス120と、整流回路130と、トランス制御回路140とを有している。また、図3において、表示装置150と、リモコン受信回路151は、副回路の具体例であり、マイクロコンピュータ170(以下、マイコン170という)は、制御回路の具体例として示したものである。
【0004】
主トランス110は、図示しない主駆動機器(パワーアンプ)を駆動させるための主回路に電力を供給する。ここで、主回路は、主動作を行うために大きな電力を必要とする。このため、主トランス110は、大電力用トランスによって構成されている。
この主トランス110は、1次コイル111側に商用電源ACが接続され、2次コイル112側には主回路が接続されている。商用電源ACからの交流電圧は、主トランス110により、1次コイル111の巻数と2次コイル112の巻数との比に対応した変圧比に従って変圧され、この主回路へと供給される。
また、1次コイル111の一端と商用電源ACの一端との間にはリレースイッチ113が介挿されている。このリレースイッチ113がオン状態とされることにより主トランス110から主回路への電力供給が行われ、オフ状態とされることにより主トランス110から主回路への電力供給が断たれる。このリレースイッチ113のオン/オフ駆動制御は、トランス制御回路140により行われるが、その詳細については後述する。
【0005】
副トランス120は、例えば表示装置150、リモコン受信回路151等の副回路およびマイコン170に電力を供給するものであり、小電力用トランスによって構成されている。この副トランス120の1次コイル121側には商用電源が接続されている。この商用電源ACからの交流電圧は、副トランス120により、1次コイル121の巻数と2次コイル122の巻数との比に対応した変圧比に従って変圧され、2次コイル122から出力される。
【0006】
整流回路130は、図示の例では、副トランス120から出力された交流電圧を半波整流する回路であり、整流用のダイオード131と、平滑用のコンデンサ132とによって構成されている。なお、このような半波整流回路ではなく、ダイオード131をブリッジ状に結線した全波整流回路を整流回路130として用いてもよい。
整流回路130の出力電圧は、電源リセット回路135と、レギュレータ136と、トランス制御回路140に供給される。
【0007】
電源検出リセット回路135は、整流回路130の出力電圧を監視し、AC電源の供給の有無を検出し、電源の供給が開始された場合には、マイコン170にリセット信号を出力するものである。
【0008】
レギュレータ136は、整流回路130の出力電圧を安定化し、一定レベルの駆動電圧VCCを出力する回路である。
この駆動電圧VCCは、動作状態であるか、待機状態であるかに拘わらず、ダイオード145を介して表示装置150、リモコン受信回路151およびその他の副回路に常に供給される。また、駆動電圧VCCは、ダイオード161および大容量コンデンサ162からなる電源バックアップ回路160を介してマイコン170に常に供給される。
【0009】
トランス制御回路140は、電磁コイル141と、トランジスタ142と、ダイオード143と、電流制限抵抗144とによって構成されている。ここで、電磁コイル141は、前述したリレースイッチ113をオン/オフ駆動するための磁力Sを発生するコイルである。この電磁コイル141の一端は、整流回路130の出力端子に接続され、他端はトランジスタ142のコレクタに接続されている。トランジスタ142は、エミッタが接地されており、ベースは、電流制限抵抗144および信号線171を介して、マイコン170に接続されている。電磁コイル141には、ダイオード143が並列接続されている。このダイオード143は、トランジスタ142がオン状態からオフ状態に切り換えられたときに、それまでに電磁コイル141に流れていた電流を環流させ、電磁コイル141の両端に高電圧が発生するのを防止する役割を担っている。
【0010】
マイコン170は、アンプを待機状態から動作状態へ切換える場合、信号線171および電流制限抵抗144を介して、トランジスタ142に一定の大きさのベース電流を流し、トランジスタ142をオン状態とする。この結果、整流回路130の出力端子から電磁コイル141に電流が流れ、この電磁コイル141によりリレースイッチ113をオン状態とする磁力Sが発生される。そして、リレースイッチ113がオン状態になると、主トランス110の1次コイル111に商用電源ACから交流電源が供給され、主トランス110から主回路への電力供給が行われる。
【0011】
一方、アンプを動作状態から待機状態へ切換える場合、マイコン170はトランジスタ142へのベース電流の供給を断ち、トランジスタ142をオフ状態とする。この結果、リレースイッチ113がオフ状態となり、主トランス110から主回路への電力供給が停止される。
【0012】
次に、副回路について説明する。
表示装置150は、保護ダイオード145を介して供給される駆動電圧VCCを電源とし、表示等を行う。
リモコン受信回路151も、保護ダイオード145を介して供給される駆動電圧VCCを電源としている。このリモコン受信回路151は、リモコン(図示せず)からの赤外線信号を受信し、この赤外線信号から、外部のリモコンによって指示された操作指令信号Tを受け、この指令信号Tをマイコン170に送信する。
【0013】
次に、制御回路となるマイコン170について説明する。
マイコン170は、電源バックアップ回路160を介して供給される駆動電圧VCCを電源としており、CPU、ROM、RAM(いずれも図示せず)等を有している。このマイコン170は、アンプの主動作を制御する機能に加え、表示装置150、リモコン受信回路151等の副動作を制御する機能等も備えている。
副動作を制御する機能としては、例えばリモコン受信回路151からのコマンドに対応した制御を行う機能がある。すなわち、マイコン170は、リモコン受信回路151から出力される指令信号Tを監視し、この指令信号Tが待機状態から動作状態へ、または動作状態から待機状態への切換えを指示するものである場合には、この指令信号Tに従って、上述したトランス制御回路140のトランジスタ142のオン/オフ制御を行うのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アンプが待機状態であっても動作状態であっても、マイコン170には常に一定の電流が流れている。このため、従来技術による電源装置100は、待機状態にあっては無駄に電力が消費されていた。
【0015】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、動作状態であるか待機状態であるかにより適切な電力を駆動対象に供給し、無駄な電力消費を低減することができる電源装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、駆動対象装置の主回路および副回路と、これらの主回路および副回路を制御する制御回路とに、電力を供給する電源装置であって、
基準電源と、
2次側が2つのコイルからなり、前記基準電源から前記主回路への電力の供給を行う主トランスと、
前記基準電源から前記副回路および前記制御回路への電力の供給を行う副トランスと、
前記駆動対象装置が動作状態である場合に、前記主トランスの2次側の一方のコイルから前記主回路に供給し、2次側の他方のコイルから前記副回路および前記制御回路に電力を供給し、前記駆動対象装置が待機状態である場合に、前記副トランスのみから前記副回路および前記制御回路に、前記駆動対象装置が動作状態である場合よりも低い上限の電力を供給する供給電力切換手段と、を具備することを特徴としている。
【0018】
請求項2に記載の発明は、前記副トランスの1次側には電流制限素子を接続する
ことを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の発明は、
前記主トランスの他方のコイルにおける変圧比は、副トランスの変圧比とほぼ等しくなるように設定する
ことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。
【0025】
1.第1実施形態
まず、図1に基づいて第1実施形態による電源装置について説明する。なお、実施形態では本発明による電源装置をオーディオアンプ(駆動対象装置)の電源部に用いた場合を例示する。また、本実施形態では、従来技術で述べた構成要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0026】
〈1−1〉第1実施形態の構成
本実施形態による電源装置1は、主トランス110と、副トランス10と、コンデンサ20と、整流回路130と、トランス制御回路140とによって大略構成されている。
【0027】
副トランス10は、例えば、リモコン受信回路151等の副回路、およびマイコン170(制御回路)に電力を供給するものであり、小電力用トランスによって構成されている。この副トランス10の1次コイル11側には商用電源ACが接続されている。この商用電源ACからの交流電圧は、副トランス10により、1次コイル11の巻数と2次コイル12の巻数との比に対応した変圧比に応じて変圧され、2次コイル12から出力される。
また、1次コイル11の一端と商用電源ACの一端との間にはコンデンサ20が介挿されている。
【0028】
このコンデンサ20は、アンプが待機状態である場合に、リモコン受信回路151、マイコン170等を駆動するのに十分な電力が副トランス10から出力されるように、1次コイル11に流れる電流を制限するために介挿さらた素子である。
【0029】
コンデンサ20にはリレースイッチ13が並列接続されている。リレースイッチ13は、トランス制御回路140によって制御されるものである。即ち、トランス制御回路140は、アンプが待機状態である場合には、電磁コイル141による磁力Sの発生を断ち、リレースイッチ13をオフ状態にし、動作状態である場合には、電磁コイル141により磁力Sを発生させて、リレースイッチ13をオン状態にする。これにより、アンプが待機状態である場合に、商用電源ACからの電流がコンデンサ20を介して1次コイル11に流れ、アンプが動作状態である場合に、商用電源ACからの電流がコンデンサ20を介さずに1次コイル11に流れることになる。
【0030】
主トランス110は、従来技術で述べた通り、主回路に電力を供給するため、大電力用トランスによって構成されている。また、1次コイル111の一端と商用電源ACの一端との間にはリレースイッチ113が介挿されている。このリレースイッチ113は、アンプが待機状態である場合にはオフ状態となり、動作状態である場合には、オン状態となる。そして、主トランス110は、リレースイッチ113がオン状態となることにより、主回路への電力供給を行い、オフ状態となることにより、主トランス110から主回路への電力供給が断たれる。
【0031】
電源バックアップ回路30は、整流回路130の出力側に接続されている。この電源バックアップ回路30は、逆流防止用ダイオード31と、リレー駆動用の電荷を蓄めておくコンデンサ32とによって構成されている。
【0032】
次に、周辺回路について説明する。パワースイッチ152をオン/オフさせることにより、マイコン170は、アンプを待機状態から動作状態/動作状態から待機状態に切換えるために、トランス制御回路140のトランジスタ142をオン/オフ制御させる。
【0033】
電圧供給停止回路153は、レギュレータ136の出力側に接続され、他の副回路への駆動電圧VCCの供給または停止を行うものである。該電圧供給停止回路153は、レギュレータ136からアースの間に順に接続されたトランジスタ154、ベース抵抗155、エミッタ接地されたトランジスタ156と、トランジスタ156のベースと信号線171との間に接続された電流制限抵抗157と、トランジスタ154のコレクタ側とアースとの間に接続されたコンデンサ158とによって構成されている。そして、電圧供給停止回路153は、アンプが動作状態である場合には、トランジスタ156および154をオン状態にし、駆動電圧VCCを他の副回路に向けて供給する。一方、アンプが待機状態である場合には、トランジスタ156および154をオフ状態にし、他の副回路への駆動電圧VCCの供給を停止する。
【0034】
〈1−2〉第1実施形態の動作
まず、アンプを動作状態にする場合、マイコン170はトランス制御回路140のトランジスタ142をオン状態にし、電磁コイル141にコンデンサ32から電流を供給して、リレースイッチ13および113をオン状態にする。
主トランス110では、リレースイッチ113がオン状態であるため、主トランス110の1次コイル111には、商用電源ACから電流が供給される。そして、主トランス110は、主回路に電力を供給する。
【0035】
副トランス10では、リレースイッチ13がオン状態であるため、副トランス10の1次コイル11には、商用電源ACからコンデンサ20を介することなく電流が供給される。そして、副トランス10は、整流回路130、レギュレータ136を介して駆動電圧VCCに変換した上で、リモコン受信回路151、マイコン170および電圧供給停止回路153に供給する。
一方、電圧供給停止回路153では、マイコン170の制御信号を受けて、トランジスタ156および154がオン状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副回路に供給する。
【0036】
次に、アンプを待機状態にする場合、マイコン170は、トランス制御回路140のトランジスタ142をオフ状態にし、電磁コイル141による磁力Sの発生を断ち、リレースイッチ13および113をオフ状態にする。
主トランス110では、リレースイッチ113がオフ状態であるため、主トランス110から主回路に供給される電力を停止する。
【0037】
副トランス10では、リレースイッチ13がオフ状態であるため、商用電源ACからの1次コイル11に流れる電流は、コンデンサ20によって制限される。そして、副トランス10は、上限の制限された電力を、レギュレータ136によって駆動電圧VCCに変換した上で、リモコン受信回路151、マイコン170等に供給する。
また、電圧供給停止回路153では、マイコン170の信号を受けて、トランジスタ154および156がオフ状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副回路に供給するのを停止する。
【0038】
〈1−3〉第1実施形態の効果
第1実施形態による電源装置1が適用されるアンプにおいては、待機状態にあっては、リレーを駆動する電流および他の副回路へ供給される電流が不要になるため、副トランス70へのAC電源の供給は、少なくて済む。このため、本実施形態による電源装置1では、アンプ(駆動対象装置)が待機状態である場合、副トランス10の1次コイル11に供給される電流をコンデンサ20によって制限し、副トランス70に必要最小限の電力を供給することができる。これにより、当該電源装置1では、アンプが待機状態にあるときに、余分な電力が副トランス10で消費されるのを防止し、無駄な電力消費を低減することができる。
【0039】
2.第2実施形態
次に、図2に基づいて本発明による第2実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、駆動対象装置が動作状態である場合に、主トランスおよび副トランスから主回路および制御回路に電力を供給し、駆動対象装置が待機状態である場合に、副トランスから副回路および制御回路に電力を供給するようにした点にある。この実施形態でも、駆動対象装置にアンプを用いて説明する。なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0040】
〈2−1〉第2実施形態の構成
本実施形態による電源装置51は、主トランス60と、副トランス70と、コンデンサ20と、整流回路130、33と、トランス制御回路140とによって大略構成されている。
【0041】
主トランス60は、アンプを駆動させる主回路および該主回路による主動作を制御するマイコン170(制御回路)等に電力を供給するものである。主回路は、主動作を行うために大きな電力を必要とするため、主トランス10は大電力用トランスによって構成されている。
【0042】
この主トランス60は、1次コイル61と、2次コイル62−1と、2次コイル62−2とを有している。ここで、1次コイル61には商用電源ACが接続されている。また、2次コイル62−1には主回路が接続されている。さらに、2次コイル62−2には整流回路33、レギュレータ136等を介してリモコン受信回路151等が順次接続されている。
【0043】
商用電源ACから出力される交流電圧は、主トランス60により、1次コイル61の巻数と2次コイル62−1の巻数との比によって決められた変圧比によって主回路に電力が供給される。また、1次コイル61の巻線と2次コイル62−2の巻線との比によって決められた変圧比によって整流回路33を介してマイコン170に電力が供給される。このとき、この変圧比は、2次コイル62−2側から供給される電圧が副トランス70から供給される電圧となるように、副トランス70の変圧比とほぼ等しく設定されている。
また、1次コイル61の一端と商用電源ACの一端との間にはリレースイッチ63が設けられている。該リレースイッチ63は、トランス制御回路140の電磁コイル141から発生する磁力Sによってオン/オフ制御される。
【0044】
副トランス70は、アンプが待機状態にあるときに、リモコン受信回路151、マイコン170に電力を供給するものであり、小電力用トランスによって構成されている。また、副トランス70は、1次コイル71側に商用電源ACが接続され、2次コイル72側には整流回路130、レギュレータ136等を介してリモコン受信回路151およびマイコン170等が順次接続されている。商用電源ACから出力される交流電圧は、副トランス70により、1次コイル71の巻数と2次コイル72の巻数との比に対応した変圧比に従って変圧され、2次コイル72から出力される。
また、副トランス70の1次コイル71の一端と商用電源ACの一端との間には、コンデンサ20が接続され、該コンデンサ20によって商用電源ACから1次コイル71に供給される電流を制限している。
【0045】
さらに、整流回路130の出力には、主トランス60の出力側に当たる整流回路33の出力に逆流防止ダイオード36を介して接続点22で接続されている。そして、レギュレータ136に供給される電圧は、アンプが待機状態にある場合には、整流回路130(副トランス70側)から供給され、動作状態にある場合には、整流回路33(主トランス61側)から供給される。
【0046】
整流回路33は主コイル60の2次コイル62−2に接続されている。該整流回路33は、他の整流回路130と同様に、整流用のダイオード34と、該ダイオード34のアノードとアースとの間に接続された平滑用のコンデンサ35とによって構成されている。
【0047】
〈2−2〉第2実施形態の動作
【0048】
まず、アンプを動作状態にする場合、マイコン170はトランス制御回路140のトランジスタ142をオン状態にし、電磁コイル141にコンデンサ32から電流を供給して、リレースイッチ63をオン状態にする。
主トランス60では、リレースイッチ63がオン状態になるため、主トランス60の1次コイル61には、商用電源ACから電流が供給される。これより、主トランス60の2次コイル62−1からは主回路に電力を供給すると共に、2次コイル62−2からはリモコン受信回路151、マイコン170等の副回路に電力を供給する。
電圧供給停止回路153では、マイコン170からの信号を受けて、トランジスタ156および154がオン状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副回路に供給する。
また、接続点22において、整流回路130からの電圧より整流回路30からの電圧の方が高いため、整流回路130がオフ状態となり、副トランス70からは電圧が供給されなくなる。
【0049】
次に、アンプを待機状態にする場合、マイコン170は、トランス制御回路140のトランジスタ142をオフ状態にし、電磁コイル141による磁力Sの発生を断ち、リレースイッチ63をオフ状態にする。
主トランス60では、リレースイッチ63がオフ状態であるため、主トランス60から主回路に供給される電力を停止すると共に、整流回路33からマイコン170等に向けて供給される電力を停止する。
副トランス70では、コンデンサ20によって、上限の制限された電力をリモコン受信回路151、マイコン170等に供給する。
また、電圧供給停止回路153では、マイコン170の信号を受けて、トランジスタ154および156がオフ状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副回路に供給するのを停止する。
【0050】
〈2−3〉第2実施形態の効果
本実施形態による電源装置51では、アンプが待機状態である場合、副トランス70の1次コイル71に供給される電流をコンデンサ20によって制限するようにしているから、アンプが待機状態にあるときに、余分な電力が副トランス70で消費されるのを防止し、無駄な消費電力を低減することができる。
【0051】
3.変形例
なお、前記各実施形態では、電気装置としてオーディオアンプを例示して説明したが、本発明はこれに限らず、他のオーディオ製品、テレビ、ビデオデッキ、等の家電製品に用いてもよいことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、駆動対象装置が動作状態であるか待機状態であるかによって、適切な電力を駆動対象装置に供給する。これにより、無駄な電力消費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態による電源装置およびその周辺回路を示す回路構成図である。
【図2】 第2実施形態による電源装置およびその周辺回路を示す回路構成図である。
【図3】 従来技術による電源装置およびその周辺回路示す回路構成図である。
【符号の説明】
1、51・・・電源装置
10、70・・・副トランス
11、61、71、111・・・1次コイル
12、62−1、62−2、72、112・・・2次コイル
20・・・コンデンサ(電流制限素子)
33、130・・・整流回路
60、110・・・主トランス
140・・トランス制御回路
151・・・リモコン受信回路
170・・・マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (3)

  1. 駆動対象装置の主回路および副回路と、これらの主回路および副回路を制御する制御回路とに、電力を供給する電源装置であって、
    基準電源と、
    2次側が2つのコイルからなり、前記基準電源から前記主回路への電力の供給を行う主トランスと、
    前記基準電源から前記副回路および前記制御回路への電力の供給を行う副トランスと、
    前記駆動対象装置が動作状態である場合に、前記主トランスの2次側の一方のコイルから前記主回路に供給し、2次側の他方のコイルから前記副回路および前記制御回路に電力を供給し、前記駆動対象装置が待機状態である場合に、前記副トランスのみから前記副回路および前記制御回路に、前記駆動対象装置が動作状態である場合よりも低い上限の電力を供給する供給電力切換手段と、を具備する
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記副トランスの1次側には電流制限素子を接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記主トランスの他方のコイルにおける変圧比は、副トランスの変圧比とほぼ等しくなるように設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
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