JP2001177986A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001177986A
JP2001177986A JP36323799A JP36323799A JP2001177986A JP 2001177986 A JP2001177986 A JP 2001177986A JP 36323799 A JP36323799 A JP 36323799A JP 36323799 A JP36323799 A JP 36323799A JP 2001177986 A JP2001177986 A JP 2001177986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動対象装置が動作状態であるか待機状態で
あるかにより、適切な電力を駆動対象装置に供給し、無
駄な電力消費を低減する。 【解決手段】 電源装置1は、主トランス110、副ト
ランス10、整流回路130およびトランス制御回路1
40によって構成する。副トランス10の1次コイル1
1にはリレースイッチ13とコンデンサ20とが並列に
接続される。このリレースイッチ13は、トランス制御
回路140の電磁コイル141の磁力Sによってオン/
オフ制御される。アンプが待機状態である場合、リレー
スイッチ13がオフ状態となって、商用電源ACからの
電流がコンデンサ20を介して副トランス10に供給さ
れ、副トランス10から供給される電力の上限を低くす
る。副トランス10は、無駄な電力消費を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば家電製品
などに設けられる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】AV機器等の家電製品は、例えばオーデ
ィオアンプであれば音声信号を増幅させる主たる動作
(以下、主動作という)を行う主駆動機器と、主駆動機
器を駆動制御するための主回路とを備えている。また、
家電製品の多くのものは、このような主駆動機器や主回
路の他に、時刻表示やリモコン受信等、主動作が行われ
ていない待機状態においても必要とされる動作(以下、
副動作という)を行うための副回路が設けられると共
に、主回路と副回路の動作を制御する制御回路が設けら
れている。そして、この種の家電製品には、これらの主
回路、副回路および制御回路への電力供給を行う電源装
置が設けられている。
【0003】図3は、この種の電源装置の従来の構成例
を示すブロック図である。この図3に示す電源装置10
0は、アンプに設けられた電源装置であり、主トランス
110と、副トランス120と、整流回路130と、ト
ランス制御回路140とを有している。また、図3にお
いて、表示装置150と、リモコン受信回路151は、
副回路の具体例であり、マイクロコンピュータ170
(以下、マイコン170という)は、制御回路の具体例
として示したものである。
【0004】主トランス110は、図示しない主駆動機
器(パワーアンプ)を駆動させるための主回路に電力を
供給する。ここで、主回路は、主動作を行うために大き
な電力を必要とする。このため、主トランス110は、
大電力用トランスによって構成されている。この主トラ
ンス110は、1次コイル111側に商用電源ACが接
続され、2次コイル112側には主回路が接続されてい
る。商用電源ACからの交流電圧は、主トランス110
により、1次コイル111の巻数と2次コイル112の
巻数との比に対応した変圧比に従って変圧され、この主
回路へと供給される。また、1次コイル111の一端と
商用電源ACの一端との間にはリレースイッチ113が
介挿されている。このリレースイッチ113がオン状態
とされることにより主トランス110から主回路への電
力供給が行われ、オフ状態とされることにより主トラン
ス110から主回路への電力供給が断たれる。このリレ
ースイッチ113のオン/オフ駆動制御は、トランス制
御回路140により行われるが、その詳細については後
述する。
【0005】副トランス120は、例えば表示装置15
0、リモコン受信回路151等の副回路およびマイコン
170に電力を供給するものであり、小電力用トランス
によって構成されている。この副トランス120の1次
コイル121側には商用電源が接続されている。この商
用電源ACからの交流電圧は、副トランス120によ
り、1次コイル121の巻数と2次コイル122の巻数
との比に対応した変圧比に従って変圧され、2次コイル
122から出力される。
【0006】整流回路130は、図示の例では、副トラ
ンス120から出力された交流電圧を半波整流する回路
であり、整流用のダイオード131と、平滑用のコンデ
ンサ132とによって構成されている。なお、このよう
な半波整流回路ではなく、ダイオード131をブリッジ
状に結線した全波整流回路を整流回路130として用い
てもよい。整流回路130の出力電圧は、電源リセット
回路135と、レギュレータ136と、トランス制御回
路140に供給される。
【0007】電源検出リセット回路135は、整流回路
130の出力電圧を監視し、AC電源の供給の有無を検
出し、電源の供給が開始された場合には、マイコン17
0にリセット信号を出力するものである。
【0008】レギュレータ136は、整流回路130の
出力電圧を安定化し、一定レベルの駆動電圧VCCを出
力する回路である。この駆動電圧VCCは、動作状態で
あるか、待機状態であるかに拘わらず、ダイオード14
5を介して表示装置150、リモコン受信回路151お
よびその他の副回路に常に供給される。また、駆動電圧
VCCは、ダイオード161および大容量コンデンサ1
62からなる電源バックアップ回路160を介してマイ
コン170に常に供給される。
【0009】トランス制御回路140は、電磁コイル1
41と、トランジスタ142と、ダイオード143と、
電流制限抵抗144とによって構成されている。ここ
で、電磁コイル141は、前述したリレースイッチ11
3をオン/オフ駆動するための磁力Sを発生するコイル
である。この電磁コイル141の一端は、整流回路13
0の出力端子に接続され、他端はトランジスタ142の
コレクタに接続されている。トランジスタ142は、エ
ミッタが接地されており、ベースは、電流制限抵抗14
4および信号線171を介して、マイコン170に接続
されている。電磁コイル141には、ダイオード143
が並列接続されている。このダイオード143は、トラ
ンジスタ142がオン状態からオフ状態に切り換えられ
たときに、それまでに電磁コイル141に流れていた電
流を環流させ、電磁コイル141の両端に高電圧が発生
するのを防止する役割を担っている。
【0010】マイコン170は、アンプを待機状態から
動作状態へ切換える場合、信号線171および電流制限
抵抗144を介して、トランジスタ142に一定の大き
さのベース電流を流し、トランジスタ142をオン状態
とする。この結果、整流回路130の出力端子から電磁
コイル141に電流が流れ、この電磁コイル141によ
りリレースイッチ113をオン状態とする磁力Sが発生
される。そして、リレースイッチ113がオン状態にな
ると、主トランス110の1次コイル111に商用電源
ACから交流電源が供給され、主トランス110から主
回路への電力供給が行われる。
【0011】一方、アンプを動作状態から待機状態へ切
換える場合、マイコン170はトランジスタ142への
ベース電流の供給を断ち、トランジスタ142をオフ状
態とする。この結果、リレースイッチ113がオフ状態
となり、主トランス110から主回路への電力供給が停
止される。
【0012】次に、副回路について説明する。表示装置
150は、保護ダイオード145を介して供給される駆
動電圧VCCを電源とし、表示等を行う。リモコン受信
回路151も、保護ダイオード145を介して供給され
る駆動電圧VCCを電源としている。このリモコン受信
回路151は、リモコン(図示せず)からの赤外線信号
を受信し、この赤外線信号から、外部のリモコンによっ
て指示された操作指令信号Tを受け、この指令信号Tを
マイコン170に送信する。
【0013】次に、制御回路となるマイコン170につ
いて説明する。マイコン170は、電源バックアップ回
路160を介して供給される駆動電圧VCCを電源とし
ており、CPU、ROM、RAM(いずれも図示せず)
等を有している。このマイコン170は、アンプの主動
作を制御する機能に加え、表示装置150、リモコン受
信回路151等の副動作を制御する機能等も備えてい
る。副動作を制御する機能としては、例えばリモコン受
信回路151からのコマンドに対応した制御を行う機能
がある。すなわち、マイコン170は、リモコン受信回
路151から出力される指令信号Tを監視し、この指令
信号Tが待機状態から動作状態へ、または動作状態から
待機状態への切換えを指示するものである場合には、こ
の指令信号Tに従って、上述したトランス制御回路14
0のトランジスタ142のオン/オフ制御を行うのであ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンプが待
機状態であっても動作状態であっても、マイコン170
には常に一定の電流が流れている。このため、従来技術
による電源装置100は、待機状態にあっては無駄に電
力が消費されていた。
【0015】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、動作状態であるか待機状態であるかにより適
切な電力を駆動対象に供給し、無駄な電力消費を低減す
ることができる電源装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1に記載の発明は、駆動対象装置の主回路
および副回路と、これらの主回路および副回路を制御す
る制御回路とに、電力を供給する電源装置であって、基
準電源と、前記基準電源から前記主回路への電力の供給
を行う主トランスと、前記基準電源から前記副回路およ
び前記制御回路への電力の供給を行う副トランスと、前
記駆動対象装置が待機状態である場合に、前記副トラン
スによって前記副回路および制御回路へ供給される電力
の上限を、前記駆動対象装置が動作状態である場合より
も低くする供給電力制限手段と、を具備することを特徴
としている。
【0017】このような構成とすることにより、供給電
力制限手段は、駆動対象装置が待機状態である場合に、
副回路および制御回路に供給される電力を低くでき、副
トランスにおける電力消費を低減することができる。
【0018】請求項2の発明は、前記供給電力制限手段
は、電流制限素子と、前記駆動対象装置が待機状態であ
る場合には、前記基準電源からの電流が前記電流制限素
子を介して前記副トランスに流れ、前記駆動対象装置が
動作状態である場合には、前記基準電源からの電流が前
記電流制限素子を介することなく前記副トランスに流れ
るように、前記基準電源と前記副トランスとの間の電流
供給経路の切り換えを行う切換手段とを具備することを
特徴としている。
【0019】このように、電流制限素子は、前記駆動対
象装置が待機状態である場合に、前記副トランスに流れ
る電流を制限する。これにより、副トランスにおける電
力消費を低減することができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、駆動対象装置の
主回路および副回路と、これらの主回路および副回路を
制御する制御回路とに、電力を供給する電源装置であっ
て、基準電源と、前記基準電源から前記主回路および前
記制御回路への電力の供給を行う主トランスと、前記基
準電源から前記副回路および前記制御回路への電力の供
給を行う副トランスと、前記駆動対象装置が動作状態で
ある場合に、前記主トランスおよび副トランスから前記
主回路、前記副回路および前記制御回路に電力を供給
し、前記駆動対象装置が待機状態である場合に、前記副
トランスのみから前記副回路および制御回路に電力を供
給する供給電力切換手段と、を具備することを特徴とし
ている。
【0021】このような構成とすることにより、供給電
力切換手段は、前記駆動対象装置が動作状態である場合
に、主トランスから主回路および制御回路にも電力を供
給するから、副トランスを小電力用トランスによって構
成することができ、該副トランスにおける電力消費を低
減することができる。
【0022】請求項4の発明は、前記供給電力切換手段
は、前記駆動対象装置が動作状態である場合には、前記
基準電源から前記主トランスおよび副トランスに電流が
流れ、前記駆動対象装置が待機状態である場合には、前
記基準電源から前記副トランスにのみ電流が流れるよう
に、前記基準電源と前記主トランスとの間の電流供給経
路を開閉する開閉手段を具備することを特徴としてい
る。
【0023】このように、開閉手段は、基準電源と主ト
ランスとの間の電流供給経路を開閉させることにより、
前記駆動対象装置が動作状態である場合には主トランス
から電力を供給し、待機状態である場合には主トランス
からの電力供給を停止する。これにより、待機状態にお
いては、副トランスから電力を供給することになり、該
副トランスは、電力消費を低減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る実施形態について説明する。
【0025】1.第1実施形態 まず、図1に基づいて第1実施形態による電源装置につ
いて説明する。なお、実施形態では本発明による電源装
置をオーディオアンプ(駆動対象装置)の電源部に用い
た場合を例示する。また、本実施形態では、従来技術で
述べた構成要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0026】〈1−1〉第1実施形態の構成 本実施形態による電源装置1は、主トランス110と、
副トランス10と、コンデンサ20と、整流回路130
と、トランス制御回路140とによって大略構成されて
いる。
【0027】副トランス10は、例えば、リモコン受信
回路151等の副回路、およびマイコン170(制御回
路)に電力を供給するものであり、小電力用トランスに
よって構成されている。この副トランス10の1次コイ
ル11側には商用電源ACが接続されている。この商用
電源ACからの交流電圧は、副トランス10により、1
次コイル11の巻数と2次コイル12の巻数との比に対
応した変圧比に応じて変圧され、2次コイル12から出
力される。また、1次コイル11の一端と商用電源AC
の一端との間にはコンデンサ20が介挿されている。
【0028】このコンデンサ20は、アンプが待機状態
である場合に、リモコン受信回路151、マイコン17
0等を駆動するのに十分な電力が副トランス10から出
力されるように、1次コイル11に流れる電流を制限す
るために介挿さらた素子である。
【0029】コンデンサ20にはリレースイッチ13が
並列接続されている。リレースイッチ13は、トランス
制御回路140によって制御されるものである。即ち、
トランス制御回路140は、アンプが待機状態である場
合には、電磁コイル141による磁力Sの発生を断ち、
リレースイッチ13をオフ状態にし、動作状態である場
合には、電磁コイル141により磁力Sを発生させて、
リレースイッチ13をオン状態にする。これにより、ア
ンプが待機状態である場合に、商用電源ACからの電流
がコンデンサ20を介して1次コイル11に流れ、アン
プが動作状態である場合に、商用電源ACからの電流が
コンデンサ20を介さずに1次コイル11に流れること
になる。
【0030】主トランス110は、従来技術で述べた通
り、主回路に電力を供給するため、大電力用トランスに
よって構成されている。また、1次コイル111の一端
と商用電源ACの一端との間にはリレースイッチ113
が介挿されている。このリレースイッチ113は、アン
プが待機状態である場合にはオフ状態となり、動作状態
である場合には、オン状態となる。そして、主トランス
110は、リレースイッチ113がオン状態となること
により、主回路への電力供給を行い、オフ状態となるこ
とにより、主トランス110から主回路への電力供給が
断たれる。
【0031】電源バックアップ回路30は、整流回路1
30の出力側に接続されている。この電源バックアップ
回路30は、逆流防止用ダイオード31と、リレー駆動
用の電荷を蓄めておくコンデンサ32とによって構成さ
れている。
【0032】次に、周辺回路について説明する。パワー
スイッチ152をオン/オフさせることにより、マイコ
ン170は、アンプを待機状態から動作状態/動作状態
から待機状態に切換えるために、トランス制御回路14
0のトランジスタ142をオン/オフ制御させる。
【0033】電圧供給停止回路153は、レギュレータ
136の出力側に接続され、他の副回路への駆動電圧V
CCの供給または停止を行うものである。該電圧供給停
止回路153は、レギュレータ136からアースの間に
順に接続されたトランジスタ154、ベース抵抗15
5、エミッタ接地されたトランジスタ156と、トラン
ジスタ156のベースと信号線171との間に接続され
た電流制限抵抗157と、トランジスタ154のコレク
タ側とアースとの間に接続されたコンデンサ158とに
よって構成されている。そして、電圧供給停止回路15
3は、アンプが動作状態である場合には、トランジスタ
156および154をオン状態にし、駆動電圧VCCを
他の副回路に向けて供給する。一方、アンプが待機状態
である場合には、トランジスタ156および154をオ
フ状態にし、他の副回路への駆動電圧VCCの供給を停
止する。
【0034】〈1−2〉第1実施形態の動作 まず、アンプを動作状態にする場合、マイコン170は
トランス制御回路140のトランジスタ142をオン状
態にし、電磁コイル141にコンデンサ32から電流を
供給して、リレースイッチ13および113をオン状態
にする。主トランス110では、リレースイッチ113
がオン状態であるため、主トランス110の1次コイル
111には、商用電源ACから電流が供給される。そし
て、主トランス110は、主回路に電力を供給する。
【0035】副トランス10では、リレースイッチ13
がオン状態であるため、副トランス10の1次コイル1
1には、商用電源ACからコンデンサ20を介すること
なく電流が供給される。そして、副トランス10は、整
流回路130、レギュレータ136を介して駆動電圧V
CCに変換した上で、リモコン受信回路151、マイコ
ン170および電圧供給停止回路153に供給する。一
方、電圧供給停止回路153では、マイコン170の制
御信号を受けて、トランジスタ156および154がオ
ン状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副回路
に供給する。
【0036】次に、アンプを待機状態にする場合、マイ
コン170は、トランス制御回路140のトランジスタ
142をオフ状態にし、電磁コイル141による磁力S
の発生を断ち、リレースイッチ13および113をオフ
状態にする。主トランス110では、リレースイッチ1
13がオフ状態であるため、主トランス110から主回
路に供給される電力を停止する。
【0037】副トランス10では、リレースイッチ13
がオフ状態であるため、商用電源ACからの1次コイル
11に流れる電流は、コンデンサ20によって制限され
る。そして、副トランス10は、上限の制限された電力
を、レギュレータ136によって駆動電圧VCCに変換
した上で、リモコン受信回路151、マイコン170等
に供給する。また、電圧供給停止回路153では、マイ
コン170の信号を受けて、トランジスタ154および
156がオフ状態になっているから、駆動電圧VCCを
他の副回路に供給するのを停止する。
【0038】〈1−3〉第1実施形態の効果 第1実施形態による電源装置1が適用されるアンプにお
いては、待機状態にあっては、リレーを駆動する電流お
よび他の副回路へ供給される電流が不要になるため、副
トランス70へのAC電源の供給は、少なくて済む。こ
のため、本実施形態による電源装置1では、アンプ(駆
動対象装置)が待機状態である場合、副トランス10の
1次コイル11に供給される電流をコンデンサ20によ
って制限し、副トランス70に必要最小限の電力を供給
することができる。これにより、当該電源装置1では、
アンプが待機状態にあるときに、余分な電力が副トラン
ス10で消費されるのを防止し、無駄な電力消費を低減
することができる。
【0039】2.第2実施形態 次に、図2に基づいて本発明による第2実施形態につい
て説明する。本実施形態の特徴は、駆動対象装置が動作
状態である場合に、主トランスおよび副トランスから主
回路および制御回路に電力を供給し、駆動対象装置が待
機状態である場合に、副トランスから副回路および制御
回路に電力を供給するようにした点にある。この実施形
態でも、駆動対象装置にアンプを用いて説明する。な
お、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0040】〈2−1〉第2実施形態の構成 本実施形態による電源装置51は、主トランス60と、
副トランス70と、コンデンサ20と、整流回路13
0、33と、トランス制御回路140とによって大略構
成されている。
【0041】主トランス60は、アンプを駆動させる主
回路および該主回路による主動作を制御するマイコン1
70(制御回路)等に電力を供給するものである。主回
路は、主動作を行うために大きな電力を必要とするた
め、主トランス10は大電力用トランスによって構成さ
れている。
【0042】この主トランス60は、1次コイル61
と、2次コイル62−1と、2次コイル62−2とを有
している。ここで、1次コイル61には商用電源ACが
接続されている。また、2次コイル62−1には主回路
が接続されている。さらに、2次コイル62−2には整
流回路33、レギュレータ136等を介してリモコン受
信回路151等が順次接続されている。
【0043】商用電源ACから出力される交流電圧は、
主トランス60により、1次コイル61の巻数と2次コ
イル62−1の巻数との比によって決められた変圧比に
よって主回路に電力が供給される。また、1次コイル6
1の巻線と2次コイル62−2の巻線との比によって決
められた変圧比によって整流回路33を介してマイコン
170に電力が供給される。このとき、この変圧比は、
2次コイル62−2側から供給される電圧が副トランス
70から供給される電圧となるように、副トランス70
の変圧比とほぼ等しく設定されている。また、1次コイ
ル61の一端と商用電源ACの一端との間にはリレース
イッチ63が設けられている。該リレースイッチ63
は、トランス制御回路140の電磁コイル141から発
生する磁力Sによってオン/オフ制御される。
【0044】副トランス70は、アンプが待機状態にあ
るときに、リモコン受信回路151、マイコン170に
電力を供給するものであり、小電力用トランスによって
構成されている。また、副トランス70は、1次コイル
71側に商用電源ACが接続され、2次コイル72側に
は整流回路130、レギュレータ136等を介してリモ
コン受信回路151およびマイコン170等が順次接続
されている。商用電源ACから出力される交流電圧は、
副トランス70により、1次コイル71の巻数と2次コ
イル72の巻数との比に対応した変圧比に従って変圧さ
れ、2次コイル72から出力される。また、副トランス
70の1次コイル71の一端と商用電源ACの一端との
間には、コンデンサ20が接続され、該コンデンサ20
によって商用電源ACから1次コイル71に供給される
電流を制限している。
【0045】さらに、整流回路130の出力には、主ト
ランス60の出力側に当たる整流回路33の出力に逆流
防止ダイオード36を介して接続点22で接続されてい
る。そして、レギュレータ136に供給される電圧は、
アンプが待機状態にある場合には、整流回路130(副
トランス70側)から供給され、動作状態にある場合に
は、整流回路33(主トランス61側)から供給され
る。
【0046】整流回路33は主コイル60の2次コイル
62−2に接続されている。該整流回路33は、他の整
流回路130と同様に、整流用のダイオード34と、該
ダイオード34のアノードとアースとの間に接続された
平滑用のコンデンサ35とによって構成されている。
【0047】〈2−2〉第2実施形態の動作
【0048】まず、アンプを動作状態にする場合、マイ
コン170はトランス制御回路140のトランジスタ1
42をオン状態にし、電磁コイル141にコンデンサ3
2から電流を供給して、リレースイッチ63をオン状態
にする。主トランス60では、リレースイッチ63がオ
ン状態になるため、主トランス60の1次コイル61に
は、商用電源ACから電流が供給される。これより、主
トランス60の2次コイル62−1からは主回路に電力
を供給すると共に、2次コイル62−2からはリモコン
受信回路151、マイコン170等の副回路に電力を供
給する。電圧供給停止回路153では、マイコン170
からの信号を受けて、トランジスタ156および154
がオン状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副
回路に供給する。また、接続点22において、整流回路
130からの電圧より整流回路30からの電圧の方が高
いため、整流回路130がオフ状態となり、副トランス
70からは電圧が供給されなくなる。
【0049】次に、アンプを待機状態にする場合、マイ
コン170は、トランス制御回路140のトランジスタ
142をオフ状態にし、電磁コイル141による磁力S
の発生を断ち、リレースイッチ63をオフ状態にする。
主トランス60では、リレースイッチ63がオフ状態で
あるため、主トランス60から主回路に供給される電力
を停止すると共に、整流回路33からマイコン170等
に向けて供給される電力を停止する。副トランス70で
は、コンデンサ20によって、上限の制限された電力を
リモコン受信回路151、マイコン170等に供給す
る。また、電圧供給停止回路153では、マイコン17
0の信号を受けて、トランジスタ154および156が
オフ状態になっているから、駆動電圧VCCを他の副回
路に供給するのを停止する。
【0050】〈2−3〉第2実施形態の効果 本実施形態による電源装置51では、アンプが待機状態
である場合、副トランス70の1次コイル71に供給さ
れる電流をコンデンサ20によって制限するようにして
いるから、アンプが待機状態にあるときに、余分な電力
が副トランス70で消費されるのを防止し、無駄な消費
電力を低減することができる。
【0051】3.変形例 なお、前記各実施形態では、電気装置としてオーディオ
アンプを例示して説明したが、本発明はこれに限らず、
他のオーディオ製品、テレビ、ビデオデッキ、等の家電
製品に用いてもよいことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、駆動対
象装置が動作状態であるか待機状態であるかによって、
適切な電力を駆動対象装置に供給する。これにより、無
駄な電力消費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態による電源装置およびその周辺
回路を示す回路構成図である。
【図2】 第2実施形態による電源装置およびその周辺
回路を示す回路構成図である。
【図3】 従来技術による電源装置およびその周辺回路
示す回路構成図である。
【符号の説明】
1、51・・・電源装置 10、70・・・副トランス 11、61、71、111・・・1次コイル 12、62−1、62−2、72、112・・・2次コ
イル 20・・・コンデンサ(電流制限素子) 33、130・・・整流回路 60、110・・・主トランス 140・・トランス制御回路 151・・・リモコン受信回路 170・・・マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動対象装置の主回路および副回路と、
    これらの主回路および副回路を制御する制御回路とに、
    電力を供給する電源装置であって、 基準電源と、 前記基準電源から前記主回路への電力の供給を行う主ト
    ランスと、 前記基準電源から前記副回路および前記制御回路への電
    力の供給を行う副トランスと、 前記駆動対象装置が待機状態である場合に、前記副トラ
    ンスによって前記副回路および制御回路へ供給される電
    力の上限を、前記駆動対象装置が動作状態である場合よ
    りも低くする供給電力制限手段と、 を具備することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記供給電力制限手段は、 電流制限素子と、 前記駆動対象装置が待機状態である場合には、前記基準
    電源からの電流が前記電流制限素子を介して前記副トラ
    ンスに流れ、前記駆動対象装置が動作状態である場合に
    は、前記基準電源からの電流が前記電流制限素子を介す
    ることなく前記副トランスに流れるように、前記基準電
    源と前記副トランスとの間の電流供給経路の切り換えを
    行う切換手段と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の電源装
    置。
  3. 【請求項3】 駆動対象装置の主回路および副回路と、
    これらの主回路および副回路を制御する制御回路とに、
    電力を供給する電源装置であって、 基準電源と、 前記基準電源から前記主回路および前記制御回路への電
    力の供給を行う主トランスと、 前記基準電源から前記副回路および前記制御回路への電
    力の供給を行う副トランスと、 前記駆動対象装置が動作状態である場合に、前記主トラ
    ンスおよび副トランスから前記主回路、前記副回路およ
    び前記制御回路に電力を供給し、前記駆動対象装置が待
    機状態である場合に、前記副トランスのみから前記副回
    路および制御回路に電力を供給する供給電力切換手段
    と、 を具備することを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 前記供給電力切換手段は、 前記駆動対象装置が動作状態である場合には、前記基準
    電源から前記主トランスおよび副トランスに電流が流
    れ、前記駆動対象装置が待機状態である場合には、前記
    基準電源から前記副トランスにのみ電流が流れるよう
    に、前記基準電源と前記主トランスとの間の電流供給経
    路を開閉する開閉手段を具備することを特徴とする請求
    項3記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9172308B2 (en) 2013-05-31 2015-10-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Low-capacity power supply and image forming apparatus
US9262708B2 (en) 2013-05-28 2016-02-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Low-capacity power supply, power supply system, and image forming apparatus
CN102256087B (zh) * 2011-07-12 2016-09-07 青岛海信电器股份有限公司 一种低功耗待机电路及电视机

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