JP2000055439A - 電源装置及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents

電源装置及びこれを用いた空気調和機

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JP2000055439A
JP2000055439A JP10218210A JP21821098A JP2000055439A JP 2000055439 A JP2000055439 A JP 2000055439A JP 10218210 A JP10218210 A JP 10218210A JP 21821098 A JP21821098 A JP 21821098A JP 2000055439 A JP2000055439 A JP 2000055439A
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voltage
power supply
conversion circuit
signal
power conversion
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Takahisa Endo
藤 隆 久 遠
Shingo Igawa
川 進 吾 井
Hidetoshi Kanazawa
沢 秀 俊 金
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機時の電力消費を大幅に低減、もしくは、
零にすることができる電源装置及びこれを用いた空気調
和機を提供する。 【解決手段】 交流電圧を直流電圧に変換する電力変換
回路と、電力変換回路によって変換された直流電圧を負
荷装置の駆動に適した高圧の直流電圧に変換する第1の
電力変換回路と、電力変換回路によって変換された直流
電圧を制御に適した低圧の直流電圧に変換する第2の電
力変換回路と、第1の電力変換回路の交流電圧入力経路
に設けられた開閉手段と、第2の電力変換回路から動作
電力の供給を受け、リモコン装置の信号を受信する信号
受信部と、第2の電力変換回路から動作電力の供給を受
け、信号受信部がリモコン装置から待機信号を受信した
とき開閉手段を閉成し、待機解除信号を受信したとき開
閉手段を開放する制御部とを備えたものである。空気調
和機は、室内機に上記電源装置を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転待機電力の低
減を図る電源装置及びこれを用いた空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
空気調和機は、運転停止中にリモコン装置からの運転開
始信号を受信する必要があるため、マイクロコンピュー
タ等を含む制御部に対して常に動作電力を供給し続けな
ければならなかった。また、電源回路はマイクロコンピ
ュータの動作用と負荷駆動用とに共用されていたため、
マイクロコンピュータの動作電力の他に負荷駆動用の素
子が常に数ワット(W)の電力を消費していた。
【0003】この待機時の電力消費を零にするためには
使用者がコンセントに差し込み中のプラグを引抜くか、
あるいは、空気調和機の主電源用メインスイッチを遮断
する必要があった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は待機時の電力消費を大幅に低
減、もしくは、零にすることのできる電源装置及びこれ
を用いた空気調和機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
交流電圧を直流電圧に変換する電力変換回路と、電力変
換回路によって変換された直流電圧を負荷装置の駆動に
適した高圧の直流電圧に変換する第1の電力変換回路
と、電力変換回路によって変換された直流電圧を制御に
適した低圧の直流電圧に変換する第2の電力変換回路
と、第1の電力変換回路の交流電圧入力経路に設けられ
た開閉手段と、第2の電力変換回路から動作電力の供給
を受け、リモコン装置の信号を受信する信号受信部と、
第2の電力変換回路から動作電力の供給を受け、信号受
信部がリモコン装置から待機信号を受信したとき開閉手
段を閉成し、待機解除信号を受信したとき開閉手段を開
放する制御部と、を備えた電源装置である。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
電源装置において、制御部はリモコン装置から待機解除
信号を受信したときにのみ開閉手段を開放するものであ
る。
【0007】請求項3に係る発明は、交流電圧を直流電
圧に変換する電力変換回路と、電力変換回路によって変
換された直流電圧を、スイッチング素子を介して、スイ
ッチングトランスの一次巻線に印加し、スイッチングト
ランスの補助巻線に誘起された電圧によってスイッチン
グ素子の電流を制御し、スイッチングトランスの二次巻
線に誘起された電圧を整流、平滑して負荷装置の駆動に
適した直流電圧を発生するスイッチング電源と、スイッ
チング素子の制御経路に設けられた開閉手段と、リモコ
ン装置からの信号を受信する信号受信部と、信号受信部
がリモコン装置から待機解除信号を受信したとき開閉手
段を開放する制御部と、を備えた電源装置である。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
電源装置において、開閉手段、信号受信部及び制御部が
太陽電池から動作電力の供給を受けるものである。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項4に記載の
電源装置において、制御部はマイクロコンピュータとこ
のマイクロコンピュータに接続された待機モード用のス
イッチとを含み、スイッチの操作によってマイクロコン
ピュータが開閉手段を閉成させるものである。
【0010】請求項6に係る発明は、請求項4に記載の
電源装置において、リモコン装置は開閉手段の閉成と開
放をするための専用の待機モード選択ボタンを備えたも
のである。
【0011】請求項7に係る発明は、制御装置が別々の
基板に配設される第1の基板組立部と第2の基板組立部
とでなり、第1の基板組立部は、交流電圧を直流電圧に
変換して負荷装置に供給する電力変換回路と、変換され
た直流電圧から第1の基板組立部自体に制御電圧を供給
する第1の電力変換回路と、交流電圧を直流電圧に変換
して第2の基板組立部に制御電圧を供給する第2の電力
変換回路と、第1の電力変換回路の交流電圧入力経路に
設けられた開閉手段とを備え、第2の基板組立部は、外
部と送受信する送受信回路、送受信した信号に基づいて
第1の基板組立部に制御信号を送信する制御回路とを備
え、外部からの信号により待機指令を受けると、第2の
基板組立部の制御回路によって第1の基板組立部の開閉
手段を開放する電源装置である。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項7に記載の
電源装置において、第2の基板組立部は運転要求を受信
したとき、開閉手段の開放状態を解除するものである。
【0013】請求項9に係る発明は、請求項7又は8に
記載の電源装置において、第1の基板組立部は第2の電
力変換回路の交流電圧入力経路に設けられた第2の開閉
手段を備え、第2の基板組立部は第2の電力変換回路の
出力電圧が所定値を超えるとき、第2の開閉手段を開放
するものである。
【0014】請求項10に係る発明は、請求項9に記載
の電源装置において、第2の基板組立部は第2の電力変
換回路の出力電圧を一定の電圧値に安定化する電圧安定
化装置と、この電力安定化装置の一定の電圧値の出力電
圧によって動作するマイクロコンピュータとを備え、マ
イクロコンピュータは第2の電力変換回路の出力電圧が
一定電圧値よりも所定値高い上限電圧値を超えるとき第
2の開閉手段を開放し、上限電圧値よりも小さく前記一
定電圧値よりも高い復帰用電圧値以下に降下したとき第
2の開閉手段の開放状態を解除するものである。
【0015】請求項11に係る発明は、請求項10に記
載の電源装置において、マイクロコンピュータは第2の
開閉手段の開放状態を解除した後、第2の電力変換回路
の出力電圧が上限電圧値を超えても所定の時間を経過す
るまで第2の開閉手段を開放しないものである。
【0016】請求項12に係る発明は、請求項7乃至1
1のいずれかに記載の電源装置において、第1及び第2
の基板組立部は相互に通信する通信手段を備えたもので
ある。
【0017】請求項13に係る発明は、請求項12に記
載の電源装置において、第1の基板組立部が負荷装置の
駆動を停止した後、所定時間を経過した後に第2の基板
組立部は第1の電力変換回路の交流電圧入力経路に設け
られた開閉手段を開放するものである。
【0018】請求項14に係る発明は、請求項1乃至1
3のいずれかに記載の電源装置を室内機に備えた空気調
和機である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
る電源装置の第1の実施形態の構成を示すブロック回路
図である。これは空気調和機の室内機に搭載される制御
部を示したもので、別々の基板に制御要素が装着されて
なる第1の基板組立部10と第2の基板組立部20とを
備えている。このうち、第1の基板組立部10から導出
されたコードにプラグ1が接続され、図示省略の交流電
源のコンセントに差し込まれる。プラグ1が接続された
コードは、手動の電源スイッチ2を介して、室外機と接
続するための接続端子3に接続されると共に、開閉手段
としてのリレー12の接点を介して、交流電圧を直流電
圧に変換する電圧変換回路としての電源回路11に接続
されている。なお、リレー12の接点には手動運転スイ
ッチ4が並列に接続されている。
【0020】電源回路11は一般に交流を直流に変換し
て負荷を駆動する高圧の直流電圧と、制御回路を駆動す
る低圧の直流電圧とを出力する構成になっている。この
うち、高圧の直流電圧は負荷装置13に供給され、低圧
の直流電圧はマイクロコンピュータ(以下、MCUと略
記する)15を含む制御部の動作電源として供給され
る。また、低圧の直流電圧はダイオード16を介して第
2の基板組立部20にも供給されるほか、リレー12の
動作電源として供給される。このリレー12の励磁コイ
ルにはトランジスタ17が直列に接続され、このトラン
ジスタ17がオン状態になったとき、その接点を閉成し
て交流電源電圧を電源回路11に供給する。トランジス
タ17をオン状態にするために、第2の基板組立部20
からベース電流が供給される。また、第2の基板組立部
20からMCU15に送り込まれる運転信号によってM
CU15がファンモータや空気清浄機等の負荷装置13
を制御する構成になっている。
【0021】一方、第2の基板組立部20もMCU21
を備えている。太陽電池22はMCU21等の動作電源
を供給するもので、その出力端子間にコンデンサ23が
接続され、その一方が接地され、その他方が逆流防止用
のダイオード24を介してMCU21に接続されてい
る。この太陽電池22が接続されたMCU21の電源端
子には、ダイオード16を介して、前述の電源回路11
の低圧の直流電圧の出力端も接続されている。従って、
MCU21は電源回路11及び太陽電池22の両方から
駆動電力を得るほか、太陽電池22の出力によってリレ
ー12の動作電力を供給することもできる。また、MC
U21には、太陽電池22の出力電圧を検出する電圧検
出回路25と、図示省略のリモコン装置からの信号を受
信する信号受信部26と、遮断状態の解除に用いる遮断
解除スイッチ27とが接続されている。
【0022】上記のように構成された第1の実施形態の
動作について以下に説明する。先ず、プラグ1が図示省
略の交流電源のコンセントに差し込まれているとする。
このとき、太陽電池22が据え付けられた部屋の明るさ
が十分でないとすれば、太陽電池22からMCU21に
動作電圧は供給されない。従って、トランジスタ17は
オフ状態に保持され、リレー12の励磁コイルに電流が
流れることはない。この状態で手動運転スイッチ4がオ
フ状態にあれば、リレー12の接点によって、電源回路
11に対する交流電源電圧の供給経路が遮断され、電源
回路11が動作することはない。電源スイッチ2は室外
機に交流電圧を供給するもので、これを閉成しておけ
ば、室外機での僅かな電力消費が考えられるが、少なく
とも、室内機での消費電力は零に抑えられる。
【0023】次に、太陽電池22を据え付けた部屋が明
るく、太陽電池22からMCU21に対して、その動作
に適した電圧が供給されると、MCU21は所定の処理
動作を実行する。この処理動作に際して電圧検出回路2
5による検出電圧が所定の範囲にあるか否かを判定し、
所定の範囲にない場合には、誤動作を避けるべくMCU
21は処理動作を停止する。一方、正常な動作電圧が供
給されておれば、信号受信部26がリモコン装置の起動
信号を受信すると、MCU21はトランジスタ17にベ
ース電流を供給してこれをオン状態にする。
【0024】この結果、太陽電池22→ダイオード24
→リレー12の励磁コイル→トランジスタ17→大地E
→太陽電池22の経路で電流が流れてリレー12を動作
させ、その接点を閉成させる。リレー12の接点が閉成
すると、交流電圧が電源回路11に供給され、負荷装置
13を駆動する高圧の直流電圧と、制御回路を駆動する
低圧の直流電圧とを出力する。これによってMCU15
に対しても動作電力が供給されると共に、MCU15が
負荷装置13を駆動、制御して、周知の空調動作が実行
される。
【0025】その後、太陽電池22の出力が所定の範囲
以下に降下したとしても、電源回路11からMCU21
に低圧の直流電圧が供給され続けるので、空気調和機の
運転に支障は起きない。そして、信号受信部26がリモ
コン装置からの停止信号を受信すると、MCU21はト
ランジスタ17のベース電流を遮断してこれをオフ状態
にする。従って、リレー12の励磁コイルの電流が遮断
され、電源回路11に対する交流電圧の供給も断たれ
る。しかしながら、MCU21は太陽電池22が所定の
電圧を出力し続ける限り動作して、常に、待機状態にあ
る。つまり、商用の交流電源からの電力を消費すること
なく、リモコン装置からの信号を受信し得る待機状態に
保持される。
【0026】以上、太陽電池22が所定の範囲の電圧を
出力している状態での動作について説明したが、太陽電
池22が据え付けられた部屋の明るさが十分でないとき
は、手動運転スイッチ4を閉成させることによって電源
回路11に交流電圧を供給する。これによって、電源回
路11から負荷装置13を駆動する高圧の直流電圧と、
制御回路を駆動する低圧の直流電圧とが出力され、従来
装置と同様な待機状態にすることができる。待機指令ス
イッチ27は手動運転スイッチ4が開放されていると
き、これを短時間だけオン操作することにより、太陽電
池22の出力によってMCU21がトランジスタ17を
オン状態にすると共に、リレー12の接点を閉成させ
て、電源回路11の直流電圧の出力状態を保持するもの
である。
【0027】図2は図1に示した実施形態の動作を説明
するためのフローチャートである。この場合、ステップ
101 で電圧検出回路25の検出信号に基づいて部屋の明
るさが十分にあるか否かを判定し、ある場合にはステッ
プ102 にてMCU21のみが待機状態にされる。そし
て、ステップ103 にて信号受信部26がリモコン装置の
運転信号を受信すると、ステップ104 でMCU21がト
ランジスタ17をオン状態にしてリレー12を励磁し、
電源回路11を動作させて負荷装置13を駆動する高圧
の直流電圧と、MCU15を動作させる低圧の直流電圧
とを出力させる。
【0028】次に、MCU15は信号受信部26を介し
て受信した運転情報をMCU21から受信し、ステップ
106 で通常の空調制御を実行する。続いて、ステップ10
7 にて運転停止の信号を受信したか否かを判定し、受信
していなければ空調制御を続行し、受信しておればステ
ップ108 で空調制御を停止する。続いて、ステップ109
でトランジスタ17をオフ状態にし、リレー12を非励
磁状態にして電源回路11に対する交流電源電圧の供給
を遮断してステップ101 の処理に戻る。
【0029】一方、ステップ101 で部屋の明るさが十分
でないと判定された場合には、ステップ110 にて手動運
転スイッチ4を閉成させ、ステップ111 にて電源回路1
1を動作させて低圧の直流電圧をMCU15に供給して
これを動作状態にすると共に、MCU21をも動作状態
にする。そして、ステップ112 でリモコン装置から運転
信号を受信すると、ステップ105 以下の処理を実行す
る。
【0030】かくして、第1の実施形態によれば、太陽
電池22の出力電圧によってMCU21を待機状態と
し、リモコン装置から運転開始の信号を受信したとき電
源回路11を駆動して空調制御を可能とし、逆にリモコ
ン装置から運転停止の信号を受信したとき、電源回路1
1の動作を停止するため、リモコン装置が操作されない
待機時の電力消費を実質的に零にすることができる。
【0031】また、MCU21に接続された待機指令ス
イッチ27を設けたので、必要に応じてリレー12の接
点を閉成させ、電源回路11を動作させると共に、MC
U15を動作させることにより、MCU15や各種セン
サなどの電源投入時の初期点検動作を完了させておき、
負荷装置の起動に掛かる時間が短い従来装置と同様な待
機状態にすることもできる。
【0032】さらに、手動運転スイッチ4を設けたの
で、部屋の明るさ、すなわち、太陽電池22の出力の有
無に拘らず、電源回路11を動作させて従来装置と同様
な待機状態にすることもできる。
【0033】図3は本発明に係る電源装置の第2の実施
形態の構成を示すブロック回路図である。図中、図1と
同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略す
る。この実施形態は、空気調和機の室内機に搭載される
制御部を示したもので、別々の基板に制御要素が装着さ
れてなる第1の基板組立部10Aと第2の基板組立部2
0Aとを備えている。このうち、第1の基板組立部10
Aは図面の簡略化のために負荷装置13が省略されてい
る。また、図1に示した第1の実施形態では第2の基板
組立部20を構成するMCU21がトランジスタ17の
オン、オフを制御したのに対して、この実施形態はMC
U15がトランジスタ17をオン、オフ制御する構成に
なっている。また、MCU15とリレー12とはその動
作に必要な電力を、電源回路11から供給されたり、太
陽電池22から供給されたりする構成になっている。
【0034】第2の基板組立部20Aは、太陽電池22
の出力を動作電力として制御動作を実行するが、図1中
の待機指令スイッチ27を除去し、その機能をリモコン
装置30に持たせ、かつ、信号受信部26が受信した信
号をMCU15に直接加えるようにした点が図1と構成
を異にしている。この場合、リモコン装置30は運転/
停止ボタン31の他に、待機及び待機解除に専用の信号
を発信する待機モード選択ボタン32を備えている。
【0035】図3に示した第2の実施形態の動作につい
て、図1と構成を異にする部分を中心にして、以下に説
明する。太陽電池22から第2の基板組立部20Aの信
号受信部26に対する動作電力が供給されると共に、第
1の基板組立部10Aを構成するMCU15に対しても
その動作電力が供給される。従って、信号受信部26は
リモコン装置30の信号を受信できる状態にあり、ま
た、電源回路11に対する交流電源の接続の如何に拘ら
ずMCU15は動作している。リモコン装置30に設け
られた待機モード選択ボタン32は1回目の操作時に待
機信号を発信し、2回目の操作時に待機解除信号を発信
する。
【0036】いま、リモコン装置30から待機信号が発
信されると、信号受信部26がこれを受信してMCU1
5に加える。MCU15はトランジスタ17にベース電
流を供給してこれをオン状態にする。これにより、太陽
電池22の出力を動作電源とするリレー12が励磁さ
れ、その接点を閉成させる。従って、交流電圧が電源回
路11に供給され、電源回路11から図示省略の負荷装
置13を駆動する高圧の直流電圧と、制御回路を駆動す
る低圧の直流電圧とが出力され、従来装置と同様な待機
状態にすることができる。
【0037】この待機状態にてリモコン装置30の運転
/停止ボタン31を操作することによって、始動指令を
含むシリアル化された制御信号が信号受信部26に加え
られ、その制御信号がMCU15に伝送されて周知の空
調制御が実行される。続いて、運転/停止ボタン31を
操作すると停止指令を含む制御信号が信号受信部26に
加えられ、その制御信号がMCU15に伝送されて空調
制御が停止される。この状態で、待機モード選択ボタン
32を操作して待機解除信号が発信されると、信号受信
部26がこの信号を受信し、MCU15がトランジスタ
17をオフ状態にして電源回路11の通電を遮断し、待
機解除の状態にすることができる。
【0038】かくして、図3に示した第2の実施形態に
よれば、太陽電池22の出力によってMCU15を動作
状態にするが、リモコン装置30に設けられた待機モー
ド選択ボタン32によって、電源回路11を待機状態に
するか否かを随時選択することができ、待機解除信号を
加えたときにはMCU15のみを動作状態にして、待機
時の消費電力を零にすることができる。
【0039】図4は本発明に係る電源装置の第3の実施
形態の構成を示すブロック回路図である。図中、図1又
は図3と同一の要素には同一の符号を付してその説明を
省略する。この実施形態は、空気調和機の室内機に搭載
される制御部を示したもので、別々の基板に制御要素が
装着されてなる第1の基板組立部10Bと第2の基板組
立部20Bとを備えている。このうち、第1の基板組立
部10Bは商用電源の交流電圧を整流、平滑して得られ
た直流電圧から、負荷装置13を駆動する高圧の直流電
圧と、制御回路回路を駆動する低圧の直流電圧とを別々
に生成し、低圧の直流電圧によってMCU15を常時動
作状態とし、第2の基板組立部20Bから待機信号を受
信したとき、負荷装置13を駆動するための電圧を発生
させて待機状態にするものである。
【0040】そこで、交流電圧を整流、平滑するための
整流回路18を備え、その出力端子間に平滑コンデンサ
19が接続されている。この平滑コンデンサ19の正極
側はリレー12の接点を介して電源回路11Aの一方の
入力端に接続され、コンデンサ19の負極側は電源回路
11Aの他方の入力端に接続されている。さらに、平滑
コンデンサ19の正極側は電源回路11Aの一方の入力
端に接続されると共に、リレー12の励磁コイルの一端
に接続され、コンデンサ19の負極側は電源回路11A
の他方の入力端に接続されている。リレー12の励磁コ
イルの他端はトランジスタ17を介して接地されてい
る。
【0041】電源回路11Aは直流電圧を入力し、一般
に、パルストランス及びスイッチング素子でなるスイッ
チング電源を用いて、負荷装置13を駆動するのに好適
な高圧の直流電圧を出力して負荷装置13に供給するも
のである。電源回路11Bもまた直流電圧を入力し、ス
イッチング電源を用いて、制御装置を駆動するのに好適
な低圧の直流電圧を出力してMCU15及び第2の基板
組立部20Bに供給するものである。第2の基板組立部
20Bは前述のMCU21及び太陽電池22を持たず、
電源回路11Bの出力によって信号受信部26が動作
し、図示を省略したリモコン装置からの運転信号を受信
してMCU15に送信する構成になっている。
【0042】次に、図4に示した第3の実施形態の動作
について、図1又は図3と構成を異にする部分を中心に
して以下に説明する。商用の交流電源電圧が整流回路1
8によって整流され、平滑コンデンサ19によって平滑
されて直流電圧に変換される。しかして、整流回路18
及び平滑コンデンサ19は交流を直流に変換する電力変
換回路を構成している。このようにして変換された直流
電圧は電源回路11Bに直接加えられる。電源回路11
Bは、例えば、5Vの直流電圧を出力してMCU15及
び信号受信部26を動作させる。ここで、リモコン装置
から運転信号が発信されたり、図3に示した待機モード
選択ボタン32の待機信号が発信されたりすると、信号
受信部26がこれらの信号を受信してMCU15に送信
する。このとき、MCU15はトランジスタ17にベー
ス電流を供給してこれをオン状態にする。トランジスタ
17がオン状態になると平滑コンデンサ19によって平
滑された直流電圧がリレー12の励磁コイルに印加さ
れ、その接点を閉成させる。これにより電源回路11A
にも直流電圧が供給され、負荷装置13を駆動する高圧
の直流電圧が出力される。
【0043】図4に示した第3の実施形態によれば、整
流回路18及び平滑コンデンサ19によって変換された
直流電圧が電源回路11Bに加えられ、電源回路11B
が低圧の直流電圧によりMCU15及び信号受信部26
を動作させる待機状態にされるため、待機時の消費電力
を極めて少なく抑えることができる。
【0044】図5は本発明に係る空気調和機の第4の実
施形態の構成を示すブロック回路図である。図中、図1
又は図4と同一の要素には同一の符号を付してその説明
を省略する。この実施形態は、空気調和機の室内機に搭
載される制御部を示したもので、別々の基板に制御要素
が装着されてなる第1の基板組立部10Cと第2の基板
組立部20Cとを備えている。この実施形態は整流回路
18の整流電圧を平滑コンデンサ19によって平滑した
直流電圧をパルストランス11Cに加えて負荷装置13
を駆動する高圧の直流電圧と、制御回路回路を駆動する
低圧の直流電圧とをそれぞれ生成するもので、第2の基
板組立部20Cは図1に示した第2の基板組立部20と
全く同一に構成されている。
【0045】ここで、平滑コンデンサ19の正極はパル
ストランス11Cの一次巻線W1 の一端に接続され、こ
の一次巻線W1 の他端は、トランジスタ17Aを介し
て、平滑コンデンサ19の負極に接続されている。パル
ストランス11Cの二次巻線W2 の一端はダイオード1
6Aを介して平滑コンデンサ19Aの正極側に接続され
ると共に、MCU15の電源端子に接続され、二次巻線
W2 の他端は平滑コンデンサ19Aの負極側に接続され
ると共に、MCU15の接地端子に接続されている。な
お、負荷装置に供給する直流電圧出力系統は図面及び説
明の簡単化のために省略してある。一方、パルストラン
ス11Cを構成する補助巻線W3 の一端は、リレー12
の接点を介して、トランジスタ17Aのベースに接続さ
れ、補助巻線W3 の他端はトランジスタ17Aのエミッ
タに接続されると共に、平滑コンデンサ19の負極側に
接続されている。
【0046】一方、ダイオード16のカソード側、すな
わち、第2の基板組立部20に対する制御電圧の出力側
が図1に示したと同様にリレー12の励磁コイルの一端
に接続され、この励磁コイルの他端は、トランジスタ1
7を介して、接地されている。また、第2の基板組立部
20Cを構成するMCU21はMCU15と運転信号を
送受信すると共に、トランジスタ17にベース電流を供
給するようになっている。なお、リレー12の接点には
上述したと同様な機能を有する手動運転スイッチ4が並
列に接続されている。
【0047】次に、図5に示した第4の実施形態の動作
について、図1又は図4と構成を異にする部分を中心に
して以下に説明する。商用の交流電源電圧が整流回路1
8によって整流され、平滑コンデンサ19によって平滑
されて直流電圧に変換される。この直流電圧は、トラン
ジスタ17Aを介して、パルストランス11Cの一次巻
線W1 に印加される。しかるに、トランジスタ17Aの
ベースにはリレー12の接点が接続されているので、こ
の接点が開放状態にあれば一次巻線W1 に直流電圧が印
加されることはなく、この接点が閉成されたときに一次
巻線W1 に直流電圧が印加される。また、リレー12の
接点が閉成されたときに、パルストランス11Cの補助
巻線W3 の誘起電圧がトランジスタ17Aのベース・エ
ミッタ間に印加される。
【0048】この場合、パルストランス11Cの一次巻
線W1 に流れる電流によって補助巻線W3 に電圧が誘起
され、この電圧がトランジスタ17Aのベース電流を増
加させると共に、発信条件を満足するように各巻線の接
続極性及び巻数が決定される。しかして、リレー12の
励磁コイルに電流を流すことによってパルストランス1
1Cの二次巻線に交流電圧が発生し、ダイオード16A
及び平滑コンデンサ19Aにより整流、平滑されて、M
CU15,21に所定の動作電圧、例えば、5Vの直流
電圧が供給される。
【0049】一方、第2の基板組立部20Cにおいて
は、部屋に明りがある限り、第1の基板組立部10Cか
らの電圧供給を待つまでもなく、太陽電池22の出力に
よって動作可能になっており、信号受信部26がリモコ
ン装置の運転開始信号、あるいは、図3に示したリモコ
ン装置30の待機モード選択ボタンの操作による待機モ
ード選択信号を受信すると、MCU21はトランジスタ
17にベース電流を供給してこれをオン状態にする。ト
ランジスタ17がオン状態になれば、太陽電池22の出
力によってリレー12が励磁され、その接点は閉成され
る。これによって、パルストランス11C及びトランジ
スタ17Aで形成される発振回路が発振を開始し、パル
ストランス11Cの二次巻線電圧が整流、平滑されて制
御電圧が出力されると共に、図示を省略した他の二次巻
線電圧が整流、平滑されて負荷装置に供給される。ま
た、リモコン装置から運転停止の信号を受信したとき、
発信回路の動作を停止させるため、待機時の電力消費を
実質的に零にすることができる。
【0050】なお、部屋が暗く、太陽電池22の出力に
よってMCU21を動作させ得ないときには、図1を用
いて説明した第1の実施形態と同様に、手動運転スイッ
チ4をオン操作してパルストランス11C及びトランジ
スタ17Aで形成される発振回路を発振させることによ
って、従来装置と同様な待機状態にすることができる。
【0051】かくして、図5に示した第4の実施形態に
よれば、太陽電池22の出力電圧によってMCU21を
待機状態とし、リモコン装置から運転開始の信号等を受
信したとき発信回路を駆動して空調制御を可能とし、逆
にリモコン装置から運転停止の信号等を受信したとき、
発信動作を停止するため、リモコン装置が操作されない
待機時の電力消費を実質的に零にすることができる。
【0052】図6は本発明に係る空気調和機の第5の実
施形態の構成を示すブロック回路図である。図中、図1
又は図4と同一の要素には同一の符号を付してその説明
を省略する。この実施形態は、空気調和機の室内機に搭
載される制御部を示したもので、別々の基板に制御要素
が装着されてなる第1の基板組立部10Dと第2の基板
組立部20Dとを備えている。
【0053】このうち、第1の基板組立部10Dは、交
流電源5に対して、リレー12Aの接点を介して、整流
回路18が接続されている。整流回路18の出力側に平
滑コンデンサ19が接続され、ここで平滑して得られた
直流電圧が負荷装置13に供給される。また、平滑コン
デンサ19で平滑された直流電圧を入力して低圧の直流
電圧、例えば、5Vの直流電圧を出力する電源回路11
Aが設けられている。この電源回路11Aは、例えば、
上述したスイッチング電源で構成することができる。こ
の電源回路11Aの出力は電圧安定化装置14に加えら
れ、ここで安定化された直流電圧がMCU15の動作電
源として供給される。また、交流電源5に対して、リレ
ー12Bの接点を介して、電源回路11Bが接続されて
いる。この電源回路11Bは、例えば、降圧トランス
と、その出力電圧を整流、平滑する回路で構成すること
ができる。この電源回路11Bの出力は第2の基板組立
部20Dに供給される。
【0054】一方、第2の基板組立部20Dは前述のM
CU15と運転信号を送受信するMCU21を備えてい
る。このMCU21を動作させるために、前述した電源
回路11Bの出力電圧を安定化して供給する電圧安定化
装置28と、電源回路11Bの出力電圧を検出する電圧
検出回路25と、太陽電池22とを備えている。また、
MCU21には信号受信部26と、待機指令スイッチ2
7等を含む待機指令スイッチ27Aとが接続されてい
る。そして、MCU21はMCU15と運転信号を送受
信する他、第1の基板組立部10Dを構成するリレー1
2A,12Bの励磁コイルの電流を制御する構成になっ
ている。
【0055】次に、図6に示した第5の実施形態の動作
についてついて以下に説明する。太陽電池22が所定の
電圧を出力しているとき、MCU21はこの太陽電池2
2から動作電力の供給を受けて待機状態にあり、信号受
信部26から運転開始信号を含む運転信号を受信した場
合に、リレー12A,12Bの励磁コイルに電流を流し
てこれを励磁し、運転信号をMCU15に加える。リレ
ー12Bが励磁されたとき、電源回路11Bの入力経路
は遮断され、第2の基板組立部20Dは太陽電池22の
出力のみによって動作を継続する。このとき、第1の基
板組立部10Dにおいては、リレー12の接点が閉成
し、整流回路18に交流電圧が供給される。ここで、整
流された脈流は平滑コンデンサ19で平滑されて負荷装
置13に供給される。また、平滑された直流は電源回路
11Aによって6〜7Vの直流電圧に変換され、さら
に、電圧安定化装置14により安定化されて一定の電圧
値5Vの直流電圧がMCU15の動作電源として供給さ
れる。そして、MCU15はMCU21から送信される
制御情報に基づいて、負荷装置13を制御する。
【0056】一方、太陽電池22が所定の電圧を出力し
ていないとき、リレー12Bは図示した非励磁の状態を
保持する。従って、交流電源5の電圧が電源回路11B
に加えられる。電源回路11Bは入力された交流電圧を
降圧したのち、整流、平滑して6〜7V程度の直流電圧
を出力する。この直流電圧は電圧安定化装置28によっ
て安定化されて一定電圧値5Vの直流電圧がMCU21
の動作電源として供給される。これによって、MCU2
1は待機状態になる。MCU21は信号受信部26から
リモコン装置の信号を受信するまで、リレー12Aをも
非励磁状態に保持する。そして、信号受信部26から運
転指令を含む運転信号が加えられたときMCU21はリ
レー12Aを励磁する。これによって、負荷装置13に
高圧の直流電圧が供給されると共に、MCU15にその
動作電圧が供給される。そして、MCU15及びMCU
21間で送受信して周知の空調制御を実行する。
【0057】ここで、MCU21は電源回路11Bの出
力が所定の範囲を超えたときリレー12を励磁して、そ
れ自体を保護する。すなわち、MCU21は電圧検出回
路25によって検出される電源回路11Bの出力電圧が
一定電圧値よりも所定値が高い上限電圧値の7Vを超え
るとき、出力電圧を5Vに安定化して出力する電圧安定
化装置28の制御範囲外であるとして、リレー12Bを
励磁し電源回路11Bの入力回路を遮断する。電源回路
11は比較的大きなコンデンサを備えており、MCU2
1は電圧検出回路25によって検出される電源回路11
Bの出力電圧が上限電圧値よりも小さく一定電圧値より
も高い値の下限電圧値の6Vになったとき、リレー12
Bを非励磁状態にして、電源回路11Bに交流電圧を供
給する。つまり、電圧安定化装置28は下限電圧値6V
と上限電圧値7Vの間の直流電圧を入力したとき5Vの
直流電圧を出力してMCU21に加え、電圧安定化装置
28に加えられた電圧が下限電圧値6V以下で、MCU
21に5V以下の直流電圧が加えられたときに実行され
るリセット動作を防ぐと共に、リレー12Bの頻繁な動
作、復帰(励磁、非励磁)を防ぐことができる。
【0058】また、MCU15及びMCU21間で送受
信中に、電圧検出回路25によって検出電圧が7Vを超
えたとしても、送受信を終了した段階でリレー12Bを
励磁することによって、制御情報の中断を避けるように
する。さらに、負荷装置13としての、例えば、圧縮機
やファンが運転停止した直後にその給電回路を遮断する
と、過大な電圧が発生して制御要素を損傷させる場合が
ある。そこで、MCU21がリレー12Aを非励磁状態
にする場合、MCU15がこれらの負荷装置への給電を
停止してから所定の時間を経過した時点でリレー12A
を非励磁状態にすることによって制御要素の損傷を未然
に防ぐことができる。
【0059】かくして、図6に示した第5の実施形態に
よれば、部屋が十分に明るく、太陽電池22から所定の
範囲の電圧が出力されている状態では、太陽電池22の
出力によってMCU21を待機状態にするので、交流電
源5による待機電力を零に抑えることができる。
【0060】また、太陽電池22の出力が所定値以下の
ときでも、電源回路11Bを介して、MCU21の動作
電力しか供給されない構成になっているため、従来装置
と比較して1/2以下の極めて少ない待機電力で済むこ
とになる。
【0061】なお、上述した各実施形態では、電源回路
の交流電圧入力経路に設けられる開閉手段としてリレー
12を用いたが、IGBTやトライアック等、他のスイ
ッチング素子を用いることもできる。
【0062】なおまた、上述した各実施形態はいずれ
も、空気調和機の室内機を制御する電源装置について説
明したが、これらの電源装置は空気調和機に適用を限定
されるものではなく、テレビジョン、音響機器等、各種
の装置に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明に係る電源装置及び空気調和装置によれば、待機時
に電力消費を大幅に低減、もしくは、零にする待機状態
と、待機電力を消費するが装置の起動に掛かる時間の短
い待機状態を使用者の使用状況に応じて選択することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の第1の実施形態の構成
を示すブロック図回路図。
【図2】図1に示した実施形態の詳細な動作を説明する
ためのフローチャート。
【図3】本発明に係る電源装置の第2の実施形態の構成
を示すブロック回路図。
【図4】本発明に係る電源装置の第3の実施形態の構成
を示すブロック回路図。
【図5】本発明に係る電源装置の第4の実施形態の構成
を示すブロック回路図。
【図6】本発明に係る電源装置の第5の実施形態の構成
を示すブロック回路図。
【符号の説明】
4 手動運転スイッチ 5 交流電源 10,10A,10B,10C,10D 第1の基板組
立部 11,11A,11B 電源回路(電力変換回路) 12 リレー(開閉手段) 13 負荷装置 14,28 電圧安定化装置 15,21 マイクロコンピュータ(MCU) 16,16A,24 ダイオード 17,17A トランジスタ 18 整流回路 19,19A 平滑コンデンサ 20,20A,20B,20C,20D 第2の基板組
立部 22 太陽電池 23 コンデンサ 25 電圧検出回路 26 信号受信部 27 待機指令スイッチ 27A 各種スイッチ 30 リモコン装置 31 運転/停止ボタン 32 待機モード選択ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井 川 進 吾 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内 (72)発明者 金 沢 秀 俊 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC08 CC10 DD01 EE00 5H730 AA14 AS00 BB43 BB55 BB81 CC01 CC17 DD02 EE02 EE07 EE21 FD01 FD11 FF09 XC19 XC20 XX02 XX03 XX12 XX13 XX22 XX23 XX33 XX42

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電圧を直流電圧に変換する電力変換回
    路と、 前記電力変換回路によって変換された直流電圧を負荷装
    置の駆動に適した高圧の直流電圧に変換する第1の電力
    変換回路と、 前記電力変換回路によって変換された直流電圧を制御に
    適した低圧の直流電圧に変換する第2の電力変換回路
    と、 前記第1の電力変換回路の交流電圧入力経路に設けられ
    た開閉手段と、 前記第2の電力変換回路から動作電力の供給を受け、リ
    モコン装置の信号を受信する信号受信部と、 前記第2の電力変換回路から動作電力の供給を受け、前
    記信号受信部が前記リモコン装置から待機信号を受信し
    たとき前記開閉手段を閉成し、待機解除信号を受信した
    とき前記開閉手段を開放する制御部と、 を備えた電源装置。
  2. 【請求項2】前記制御部はリモコン装置から待機解除信
    号を受信したときにのみ前記開閉手段を開放する請求項
    1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】交流電圧を直流電圧に変換する電力変換回
    路と、 前記電力変換回路によって変換された直流電圧を、スイ
    ッチング素子を介して、スイッチングトランスの一次巻
    線に印加し、前記スイッチングトランスの補助巻線に誘
    起された電圧によって前記スイッチング素子の電流を制
    御し、前記スイッチングトランスの二次巻線に誘起され
    た電圧を整流、平滑して負荷装置の駆動に適した直流電
    圧を発生するスイッチング電源と、 前記スイッチング素子の制御経路に設けられた開閉手段
    と、 リモコン装置からの信号を受信する信号受信部と、 前記信号受信部が前記リモコン装置から待機解除信号を
    受信したとき前記開閉手段を開放する制御部と、 を備えた電源装置。
  4. 【請求項4】前記開閉手段、信号受信部及び制御部が太
    陽電池から動作電力の供給を受ける請求項3に記載の電
    源装置。
  5. 【請求項5】前記制御部はマイクロコンピュータとこの
    マイクロコンピュータに接続された待機モード用のスイ
    ッチとを含み、前記スイッチの操作によって前記マイク
    ロコンピュータが前記開閉手段を閉成させる請求項4に
    記載の電源装置。
  6. 【請求項6】前記リモコン装置は前記開閉手段の閉成と
    開放をするための専用の待機モード選択ボタンを備えた
    請求項4に記載の電源装置。
  7. 【請求項7】制御装置が別々の基板に配設される第1の
    基板組立部と第2の基板組立部とでなり、 前記第1の基板組立部は、交流電圧を直流電圧に変換し
    て負荷装置に供給する電力変換回路と、変換された直流
    電圧から前記第1の基板組立部自体に制御電圧を供給す
    る第1の電力変換回路と、交流電圧を直流電圧に変換し
    て前記第2の基板組立部に制御電圧を供給する第2の電
    力変換回路と、前記第1の電力変換回路の交流電圧入力
    経路に設けられた開閉手段とを備え、 前記第2の基板組立部は、外部と送受信する送受信回路
    と、送受信した信号に基づいて前記第1の基板組立部に
    制御信号を送信する制御回路とを備え、 外部からの信号により待機指令を受けると、前記第2の
    基板組立部の制御回路によって前記第1の基板組立部の
    開閉手段を開放する電源装置。
  8. 【請求項8】前記第2の基板組立部は運転要求を受信し
    たとき、前記開閉手段の開放状態を解除する請求項7に
    記載の電源装置。
  9. 【請求項9】前記第1の基板組立部は前記第2の電力変
    換回路の交流電圧入力経路に設けられた第2の開閉手段
    を備え、前記第2の基板組立部は前記第2の電力変換回
    路の出力電圧が所定値を超えるとき、前記第2の開閉手
    段を開放する請求項7又は8に記載の電源装置。
  10. 【請求項10】前記第2の基板組立部は前記第2の電力
    変換回路の出力電圧を一定の電圧値に安定化する電圧安
    定化装置と、この電力安定化装置の一定電圧値の出力電
    圧によって動作するマイクロコンピュータとを備え、前
    記マイクロコンピュータは前記第2の電力変換回路の出
    力電圧が一定電圧値よりも所定値高い上限電圧値を超え
    るとき前記第2の開閉手段を開放し、上限電圧値よりも
    小さく前記一定電圧値よりも高い復帰用電圧値以下に降
    下したとき前記第2の開閉手段の開放状態を解除する請
    求項9に記載の電源装置。
  11. 【請求項11】前記マイクロコンピュータは前記第2の
    開閉手段の開放状態を解除した後、前記第2の電力変換
    回路の出力電圧が上限電圧値を超えても所定の時間を経
    過するまで前記第2の開閉手段を開放しない請求項10
    に記載の電源装置。
  12. 【請求項12】前記第1及び第2の基板組立部は相互に
    通信する通信手段を備えた請求項7乃至11のいずれか
    に記載の電源装置。
  13. 【請求項13】前記第1の基板組立部が負荷装置の駆動
    を停止した後、所定時間を経過した後に前記第2の基板
    組立部は前記第1の電力変換回路の交流電圧入力経路に
    設けられた開閉手段を開放する請求項12に記載の電源
    装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13のいずれかに記載の電
    源装置を室内機に備えた空気調和機。
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