JP4006704B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関し、特に、印字を行うための印字ヘッドを備えた画像形成装置に関する。
従来、印字を行うための印字ヘッドを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2および特許文献3参照)。
上記特許文献1には、サーマルヘッド(印字ヘッド)をプラテン(プラテンローラ)に押圧するために、2つの回動軸(支持棒)と、一方の回動軸に取り付けられる圧着バネ(ねじりコイルバネ)と、一方の回動軸に取り付けられるとともに駆動機構に係合するカムレバー(回動部材)と、サーマルヘッドを取り付けるためのヘッドホルダを他方の回動軸を中心に回動可能に支持するヘッドレバーとを備えた熱転写プリンタ(画像形成装置)が開示されている。
上記特許文献2には、プラテンローラをサーマルヘッド(印字ヘッド)に押圧するために、駆動機構に係合するカムレバー(回動部材)と、カムレバー(回動部材)が取り付けられる軸部材(支持棒)と、軸部材の両端に取り付けられる2つのバネと、軸部材の両端に取り付けられ、プラテンローラを印字ヘッドに押圧する2つの支持部材とを備えた熱転写プリンタ(画像形成装置)が開示されている。
また、上記特許文献3には、サーマルヘッド(印字ヘッド)をプラテンローラに押圧するために、2つの回動部材と、回動部材に取り付けられる4つの回動軸(支持棒)とを備えたサーマルプリンタ(画像形成装置)が開示されている。
図13および図14は、従来の一例による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。図15および図16は、従来の熱転写プリンタの押さえ部材と軸部との取付構造を説明するための斜視図である。図17は、図13および図14に示した従来の熱転写プリンタにおける印字ヘッドのプラテンローラに対する押さえ動作を説明するための断面図である。図13〜図17を参照して、従来の一例による熱転写プリンタの構造について説明する。
従来の熱転写プリンタは、図13および図14に示すように、金属製のフレーム101と、印字を行うための印字ヘッド102と、プラテンローラ103と、プラテンローラ103を回転可能に支持するプラテンローラ軸受104aを有する樹脂製のフレームカバー104と、金属製の軸部105と、押さえ部材106および107と、押さえ部材106を回動させるための樹脂製の小径ギア部108aおよび大径ギア部108bを有する駆動ギア108と、ねじりコイルバネ109と、モータ110と、モータブラケット111と、中間ギア112とを備えている。
また、図13および図14に示すように、フレーム101の一方側面101aには、モータブラケット111が取り付けられている。また、フレーム101の他方側面101bには、インクシート(図示せず)を取り付けるためのインクシート挿入部101cが設けられている。また、フレーム101の一方側面101aおよび他方側面101bには、軸部105の両端部が回転可能に挿入される挿入穴101dが設けられている。また、フレーム101の一方側面101aおよび他方側面101bには、プラテンローラ軸受104aが形成されているフレームカバー104がネジ113によって取り付けられている。こ
のフレームカバー104のフレーム101の挿入穴101dに隣接する部分には、軸部105が軸方向に移動するのを規制するための抜け止め部104bが形成されている。また、印字ヘッド102は、フレーム101の一方側面101aおよび他方側面101bの内側に、支持軸102aを中心として回動可能に取り付けられている。また、ねじりコイルバネ109は、印字ヘッド102の支持軸102aに取り付けられている。このねじりコイルバネ109は、印字ヘッド102をプラテンローラ103から離間させる方向に付勢する機能を有する。また、印字ヘッド102の下部に設けられたヘッド部102bは、プラテンローラ103に対向するように配置されている。このプラテンローラ103は、プラテンローラ軸受104aによって回転可能に支持されている。また、印字ヘッド102のヘッド部102bの両端部の上方には、押さえ部材106および107に押圧される曲げ加工部102cが形成されている。
また、図15および図16に示すように、軸部105の両端部近傍の挿入部105aは、小判形状に加工されるとともに、押さえ部材106および107の小判形状の挿入孔106aおよび107aにそれぞれ空回りしないように挿入されている。また、軸部105の挿入部105aの外側には、軸受支持部105bが形成されている。また、軸受支持部105bは、図13および図14に示すように、フレーム101の挿入穴101dに回動可能に支持されている。また、図15および図16に示すように、押さえ部材106および107には、それぞれ、印字ヘッド102の曲げ加工部102cを押圧する押圧バネ106bおよび107bが取り付けられている。また、押さえ部材106は、図17に示すように、駆動ギア108の小径ギア部108aに係合するように配置されている。また、駆動ギア108は、フレーム101の一方側面101aに取り付けられるとともに、中間ギア112からの駆動力を駆動ギア108の大径ギア部108bおよび小径ギア部108aを介して押さえ部材106に伝達する。また、モータブラケット111に取り付けられているモータ110(図14参照)の駆動力は、中間ギア112を介して駆動ギア108の大径ギア部108bに伝達される。
上記した従来の熱転写プリンタの印字ヘッド102のプラテンローラ103に対する押さえ動作としては、図13および図14に示すように、モータ110の駆動力が中間ギア112および駆動ギア108の大径ギア部108bおよび小径ギア部108aを介して押さえ部材106に伝達される。これにより、押さえ部材106は、軸部105に支持されながら回動するので、押さえ部材106の押圧バネ106bによって、フレーム101の一方側面101a側の曲げ加工部102cが押圧される。また、押さえ部材106および107は、軸部105にそれぞれ空回りしないように取り付けられているので、押さえ部材106が回動することによって、軸部105および押さえ部材107は回動される。これにより、押さえ部材107の押圧バネ107bによって、フレーム101の他方側面101b側の曲げ加工部102cが押圧される。その結果、印字ヘッド102のヘッド部102bは、ねじりコイルバネ109の付勢力に抗してプラテンローラ103に押圧される。
特開平9−254486号公報 特開2001−30569号公報 特開2001−353923号公報
図13〜図17に示した従来の熱転写プリンタでは、印字ヘッド102をプラテンローラ103に押圧するための部材を構成する押さえ部材106および107と、軸部105とを空回りしないように連結するために、軸部105の両端部の挿入部105aを、小判形状に形成していた。このように軸部105を小判形状に形成するためには、加工に時間がかかる切削加工を行う必要があるため、印字ヘッド102をプラテンローラ103に押
圧するための部材の加工に時間がかかるという問題点があった。また、挿入部105aの外側の軸受支持部105bの軸径は、挿入部105aの小判形状部分の幅以下の大きさにする必要があるため、挿入部105aについても切削加工を行う必要があった。これによっても、部品の加工に時間がかかるという問題点があった。また、軸部105と、軸部105の両端に取り付けられる2つの押さえ部材106および107と、押さえ部材106および107に取り付けられる2つの押圧バネ106bおよび107bとを設けているので、部品点数が多くなるという問題点もあった。
また、上記特許文献1に開示された構造では、印字ヘッドをプラテンローラに押圧するために、2つの支持棒と、一方の支持棒に取り付けられるねじりコイルバネと、一方の支持棒に取り付けられるとともに駆動機構に係合する回動部材と、サーマルヘッドを取り付けるためのヘッドホルダを他方の回動軸を中心に回動可能に支持するヘッドレバーとを設ける必要があるので、部品点数が多くなるという問題点がある。
また、上記特許文献2に開示された構造では、プラテンローラを印字ヘッドに押圧するために、駆動機構に係合する回動部材と、回動部材が取り付けられる支持棒と、支持棒の両端に取り付けられる2つのバネと、プラテンローラを印字ヘッドに押圧する2つの支持部材とを設ける必要があるので、部品点数が多くなるという問題点がある。
また、上記特許文献3に開示された構造では、印字ヘッドをプラテンローラに押圧するために、2つの回動部材と、回動部材に取り付けられる4つの支持棒とを設ける必要があるので、部品点数が多くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、印字ヘッドをプラテンローラに押圧する部品の部品点数の削減および加工時間の低減を図ることが可能な画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による画像形成装置は、印字を行うための印字ヘッドと、印字ヘッドに対向するように配置されたプラテンローラと、印字ヘッドをプラテンローラに押圧するための押圧機構と、押圧機構を駆動させるための駆動ギアを含む駆動機構とを備えた画像形成装置において、押圧機構は、駆動ギアに係合する歯部を有する1つの回動部材と、回動部材を回動可能に支持する1つの支持棒と、支持棒に取り付けられる1つのねじりコイルバネとを含み、ねじりコイルバネは、回動部材に挿入される直線状の一方端と印字ヘッドの中心部近傍をプラテンローラに押圧する他方端とを有し、回動部材は、ねじりコイルバネの直線状の一方端を挿入するためのバネ挿入部を一体的に含み、回動部材は、さらに、印字ヘッドの側部に係合するとともに、回動部材の回動に伴って印字ヘッドをプラテンローラから離間させるための印字ヘッド係合部を含み、印字ヘッドは、支持棒と所定の間隔を隔てて配置された回動軸の回りに回動するように構成されている
この第1の局面による画像形成装置では、上記のように、押圧機構を、駆動ギアに係合する1つの回動部材と、回動部材を回動可能に支持する1つの支持棒と、回動部材に挿入される直線状の一方端と印字ヘッドをプラテンローラに押圧する他方端とを有するとともに、支持棒に取り付けられる1つのねじりコイルバネとを備えるように構成することによって、1つの回動部材と1つの支持棒と1つのねじりコイルバネとの3つの部材のみにより印字ヘッドをプラテンローラに対して押圧することができる。これにより、印字ヘッドをプラテンローラに対して押圧する部材の部品点数を削減することができる。また、回動部材を駆動ギアに係合させるとともに、ねじりコイルバネの直線状の一方端を回動部材のバネ挿入部に挿入し、かつ、ねじりコイルバネの他方端を印字ヘッドに押圧するように構成することによって、駆動ギア、回動部材およびねじりコイルバネを用いて印字ヘッドをプラテンローラに押圧することができる。このとき、駆動ギアからの駆動力は、回動部材とねじりコイルバネとに伝達され、支持棒に伝達されることがないので、支持棒は駆動力を伝達する機能を有しない。このため、支持棒の空回りを防止する必要がないので、支持棒に空回り防止のためのDカットや小判形状の加工を施す必要がない。その結果、加工に時間を要する切削加工などを行うことなく、印字ヘッドをプラテンローラに押圧するための部材を形成することができるので、印字ヘッドを押圧するための部材の加工時間を低減することができる。また、回動部材を、印字ヘッドに係合するとともに、回動部材の回動に伴って印字ヘッドをプラテンローラから離間させるための印字ヘッド係合部を含むように構成することによって、印字ヘッドをプラテンローラから離間させるための部材を別途設ける場合に比べて、部品点数をより削減することができる。また、回動部材に、駆動ギ
アに係合する歯部を設けることによって、回動部材の歯部を駆動ギアに係合させるだけで、駆動ギアの駆動力を回動部材に伝達することができるので、容易に、駆動ギアからの駆動力をねじりコイルバネに伝達することができる。これにより、ねじりコイルバネの他方端によって、容易に、印字ヘッドをプラテンローラに押圧することができる。また、ねじりコイルバネの他方端を、印字ヘッドの中心部近傍を押圧するように配置することによって、ねじりコイルバネの他方端により、印字ヘッドの幅方向に対して左右均一に印字ヘッドを押圧することができる。これにより、印字ヘッドをプラテンローラに対して均一に接触させることができるので、印画ムラを低減することができる。
この発明の第2の局面による画像形成装置は、印字を行うための印字ヘッドと、印字ヘッドに対向するように配置されたプラテンローラと、印字ヘッドをプラテンローラに押圧するための押圧機構と、押圧機構を駆動させるための駆動機構とを備え、押圧機構は、駆動機構に係合する1つの回動部材と、回動部材を回動可能に支持する1つの支持棒と、回動部材に挿入される直線状の一方端と印字ヘッドをプラテンローラに押圧する他方端とを有するとともに、支持棒に取り付けられる1つのねじりコイルバネとを備え、ねじりコイルバネの他方端は、印字ヘッドの中心部近傍を押圧するように配置されており、回動部材は、ねじりコイルバネの直線状の一方端を挿入するためのバネ挿入部を一体的に含み、印字ヘッドは、支持棒と所定の間隔を隔てて配置された回動軸の回りに回動するように構成されている
この第2の局面による画像形成装置では、上記のように、押圧機構を、駆動機構に係合する1つの回動部材と、回動部材を回動可能に支持する1つの支持棒と、回動部材に挿入される直線状の一方端と印字ヘッドをプラテンローラに押圧する他方端とを有するとともに、支持棒に取り付けられる1つのねじりコイルバネとを備えるように構成することによって、1つの回動部材と1つの支持棒と1つのねじりコイルバネとの3つの部材のみにより印字ヘッドをプラテンローラに対して押圧することができる。これにより、印字ヘッドをプラテンローラに対して押圧する部材の部品点数を削減することができる。また、回動部材を駆動機構に係合させるとともに、ねじりコイルバネの直線状の一方端を回動部材のバネ挿入部に挿入し、かつ、ねじりコイルバネの他方端を印字ヘッドに押圧するように構成することによって、駆動機構、回動部材およびねじりコイルバネを用いて印字ヘッドをプラテンローラに押圧することができる。このとき、駆動機構からの駆動力は、回動部材とねじりコイルバネとに伝達され、支持棒に伝達されることがないので、支持棒は駆動力を伝達する機能を有しない。このため、支持棒の空回りを防止する必要がないので、支持棒に空回り防止のためのDカットや小判形状の加工を施す必要がない。その結果、加工に時間を要する切削加工などを行うことなく、印字ヘッドをプラテンローラに押圧するための部材を形成することができるので、印字ヘッドを押圧するための部材の加工時間を低減することができる。また、ねじりコイルバネの他方端を、印字ヘッドの中心部近傍を押圧するように配置することによって、ねじりコイルバネの他方端により、印字ヘッドの幅方
向に対して左右均一に印字ヘッドを押圧することができる。これにより、印字ヘッドをプラテンローラに対して均一に接触させることができるので、印画ムラを低減することができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、回動部材は、印字ヘッドに係合するとともに、回動部材の回動に伴って印字ヘッドをプラテンローラから離間させるための印字ヘッド係合部をさらに含む。このように構成すれば、印字ヘッドをプラテンローラから離間させるための部材を別途設ける場合に比べて、部品点数をより削減することができる。
上記第2の局面による画像形成装置において、好ましくは、駆動機構は、駆動ギアを含み、回動部材には、駆動ギアに係合する歯部が設けられている。このように構成すれば、回動部材の歯部を駆動ギアに係合させるだけで、駆動ギアの駆動力を回動部材に伝達する
ことができるので、容易に、駆動ギアからの駆動力をねじりコイルバネに伝達することができる。これにより、ねじりコイルバネの他方端によって、容易に、印字ヘッドをプラテンローラに押圧することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した熱転写プリンタの平面図である。図3は、図1に示した熱転写プリンタの正面図である。図4〜図7は、図1に示した熱転写プリンタの詳細構造を示した図である。図8〜図12は、図1に示した熱転写プリンタのサーマルヘッドがプラテンローラを押圧している状態を示す図である。まず、図1〜図7および図11を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタの構造について説明する。なお、本実施形態では、本発明の画像形成装置の一例としての熱転写プリンタについて説明する。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタは、図1および図2に示すように、金属製のフレーム1と、印字を行うためのサーマルヘッド2と、プラテンローラ3と、プラテンローラ3を回転可能に支持するプラテンローラ軸受4aを有する樹脂製のフレームカバー4と、金属製の1つの支持棒5と、支持棒5に取り付けられる樹脂製の1つの回動部材6と、支持棒5に取り付けられる1つのねじりコイルバネ7と、回動部材6を回動させるための小径ギア部8aおよび大径ギア部8bを有する樹脂製の駆動ギア8と、モータ軸ギア部9aを有するモータ9と、金属製のモータブラケット10と、モータ軸ギア部9aと係合する大径ギア部11aおよび駆動ギア8の大径ギア部8bと係合する小径ギア部11bを有する中間ギア11とを備えている。なお、サーマルヘッド2は、本発明の「印字ヘッド」の一例であり、駆動ギア8は、本発明の「駆動機構」の一例である。
また、図1に示すように、フレーム1の一方側面1aには、モータブラケット10が取り付けられている。また、フレーム1の他方側面1bには、インクシート(図示せず)を取り付けるためのインクシート挿入部1cが設けられている。また、フレーム1の一方側面1aおよび他方側面1bには、図2に示すように、支持棒5の両端部が回転可能に支持される挿入穴1dが設けられている。また、フレーム1の一方側面1aおよび他方側面1bには、プラテンローラ軸受4aが形成されているフレームカバー4がネジ12(図1参照)によって取り付けられている。また、サーマルヘッド2は、フレーム1の一方側面1aおよび他方側面1bの内側に、支持軸2aを中心として回動可能に取り付けられている。また、サーマルヘッド2の回動部材6が配置される側の側部2cには、図4に示すように、回動部材6のサーマルヘッド係合部6dが係合する係合穴2dが形成されている。また、サーマルヘッド2の下部に設けられたヘッド部2bは、プラテンローラ3に対向するように配置されている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、金属製の支持棒5の両端部は、フレーム1の一方側面1aおよび他方側面1bの挿入穴1dに回転可能に支持されている。また、フレームカバー4のフレーム1の挿入穴1dに隣接する部分には、支持棒5が軸方向に移動するのを規制するための抜け止め部4bが形成されている。また、回動部材6は、支持棒5に取り付けられている。また、図6および図7に示すように、回動部材6は、支持棒
5が挿入される挿入孔6aと、駆動ギア8の小径ギア部8a(図5参照)に係合する歯部6bと、ねじりコイルバネ7の一方端7aが挿入されるバネ挿入部6cと、サーマルヘッド2の係合穴2d(図4参照)に挿入されるのピン状のサーマルヘッド係合部6dとが形成されている。このサーマルヘッド係合部6dは、約2mm以上の直径を有する。また、サーマルヘッド係合部6dは、図4に示すように、サーマルヘッド2がプラテンローラ3を押圧しない方向(矢印B方向)に回動部材6が回動するときに、サーマルヘッド2の係合穴2dの内面上部と当接してサーマルヘッド2を上方向に回動させる。この場合、サーマルヘッド2のヘッド部2bの下部とプラテンローラ3の上部との間には、隙間50(図3参照)が設けられた状態になる。また、サーマルヘッド係合部6dは、図11に示すように、サーマルヘッド2のヘッド部2bがプラテンローラ3を押圧するときには、サーマルヘッド2の係合穴2dの内面に当接しないように構成されている。また、図6に示すように、ねじりコイルバネ7は、支持棒5に回動可能に取り付けられている。また、ねじりコイルバネ7の一方端7aは、回動部材6のバネ挿入部6cに挿入されている。また、ねじりコイルバネ7の他方端7bは、図2に示すように、サーマルヘッド2の幅方向(図2の矢印A方向)の中心部近傍を押圧するように配置されている。
また、図2に示すように、モータ9は、モータ9の駆動力がモータ軸ギア部9aから中間ギア11の大径ギア部11aおよび小径ギア部11bを介して駆動ギア8の大径ギア部8bに伝達されるようにモータブラケット10に取り付けられている。また、駆動ギア8は、図5に示すように、フレーム1の一方側面1aに取り付けられるとともに、中間ギア11の小径ギア部11bからの駆動力を回動部材6に伝達する。
次に、図1〜図5および図8〜図12を参照して、本発明の一実施形態による熱転写プリンタのサーマルヘッド2のプラテンローラ3に対する押さえ動作について説明する。まず、初期状態としては、回動部材6は、図4に示すように、B方向に回動されているとともに、回動部材6のサーマルヘッド係合部6dがサーマルヘッド2の係合穴2dの上面に当接してサーマルヘッド2の係合穴2dが上方向に移動されている。これにより、サーマルヘッド2は、プラテンローラ3から離間する方向(矢印B方向)に回動されている。この状態から、モータ9(図2および図3参照)の駆動力が、モータ軸ギア部9aから中間ギア11の大径ギア部11aおよび小径ギア部11bと駆動ギア8の大径ギア部8bおよび小径ギア部8aとを介して、回動部材6の歯部6bに伝達される。これにより、回動部材6は、図1および図5に示した状態から図5の矢印C方向に回動されるので、図8および図12に示した状態になる。このため、回動部材6のサーマルヘッド係合部6dが、図4に示した状態から図11に示した状態になる。これにより、サーマルヘッド2のヘッド部2bの下部は、図10および図11に示すように、プラテンローラ3の上部に接触するとともに、回動部材6のサーマルヘッド係合部6dは、サーマルヘッド2の係合穴2dの内面に当接しなくなる。このとき、ねじりコイルバネ7の一方端7aには、モータ9からの駆動力が伝達されているので、図9に示すように、ねじりコイルバネ7の他方端7bは、サーマルヘッド2の中心部近傍を押圧する。これにより、サーマルヘッド2がプラテンローラ3に対して押圧される。
本実施形態では、上記のように、サーマルヘッド2がプラテンローラ3を押圧するための押圧機構を、駆動ギア8に係合する1つの回動部材6と、回動部材6を回動可能に支持する1つの支持棒5と、回動部材6に係合する一方端7aとサーマルヘッド2をプラテンローラ3に押圧する他方端7bとを有するとともに、支持棒5に取り付けられる1つのねじりコイルバネ7とを備えるように構成することによって、1つの回動部材6と1つの支持棒5と1つのねじりコイルバネ7との3つの部材のみによりサーマルヘッド2をプラテンローラ3に対して押圧することができる。これにより、サーマルヘッド2をプラテンローラ3に対して押圧する部材の部品点数を削減することができる。また、回動部材6を駆動ギア8に係合させるとともに、ねじりコイルバネ7の一方端7aを回動部材6に係合さ
せ、かつ、ねじりコイルバネ7の他方端7bをサーマルヘッド2に押圧するように構成することによって、駆動ギア8、回動部材6およびねじりコイルバネ7を用いてサーマルヘッド2をプラテンローラ3に押圧することができる。このとき、駆動ギア8からの駆動力は、回動部材6とねじりコイルバネ7とに伝達され、支持棒5に伝達されることがないので、支持棒5は駆動力を伝達する機能を有しない。このため、支持棒5の空回りを防止する必要がないので、支持棒5に空回り防止のためのDカットや小判形状の加工を施す必要がない。その結果、加工に時間を要する切削加工などを行うことなく、サーマルヘッド2をプラテンローラ3に押圧するための部材を形成することができるので、サーマルヘッド2を押圧するための部材の加工時間を低減することができる。
また、本実施形態では、回動部材6を、サーマルヘッド2の係合穴2dに係合するとともに、回動部材6の回動に伴ってサーマルヘッド2をプラテンローラ3から離間させるためのサーマルヘッド係合部6dを含むように構成することによって、サーマルヘッド2をプラテンローラ3から離間させるための部材を別途設ける場合に比べて、部品点数をより削減することができる。
また、本実施形態では、回動部材6に、駆動ギア8に係合する歯部6bを設けることによって、回動部材6の歯部6bを駆動ギア8に係合させるだけで、駆動ギア8の駆動力を回動部材6に伝達することができるので、容易に、駆動ギア8からの駆動力をねじりコイルバネ7に伝達することができる。これにより、ねじりコイルバネ7の他方端7bによって、容易に、サーマルヘッド2をプラテンローラ3に押圧することができる。
また、本実施形態では、ねじりコイルバネ7の他方端7bを、サーマルヘッド2の中心部近傍を押圧するように配置することによって、ねじりコイルバネ7の他方端7bにより、サーマルヘッド2の幅方向(図2の矢印A方向)に対して左右均一にサーマルヘッド2を押圧することができる。これにより、サーマルヘッド2をプラテンローラ3に対して均一に接触させることができるので、印画ムラを低減することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、画像形成装置の一例として熱転写プリンタを示したが、本発明はこれに限らず、印字を行うための印字ヘッドを備えた画像形成装置であれば、熱転写プリンタ以外の他の画像形成装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ねじりコイルバネの他方端が印字ヘッド(サーマルヘッド)の中心部近傍を押圧する例を示したが、本発明はこれに限らず、ねじりコイルバネの他方端が印字ヘッドの中心部以外の部分を押圧するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、印字ヘッド(サーマルヘッド)をプラテンローラから離間させるための部材を回動部材に設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、印字ヘッドをプラテンローラから離間させるための部材を回動部材とは別に設けてもよい。
また、上記実施形態では、押圧機構を駆動させるための駆動機構が駆動ギアを含む例を示したが、本発明はこれに限らず、カム機構やその他の機構を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による熱転写プリンタの平面図である。 図1に示した一実施形態による熱転写プリンタの正面図である。 図2の100−100の線に沿った断面図である。 図2の200−200の線に沿った断面図である。 図1に示した一実施形態による回動部材およびねじりコイルバネの支持棒に対する取付構造を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による回動部材の構造を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による熱転写プリンタのサーマルヘッドがプラテンローラを押圧しているときの全体構成を示した斜視図である。 図8に示した一実施形態による熱転写プリンタの平面図である。 図8に示した一実施形態による熱転写プリンタの正面図である。 図9の300−300の線に沿った断面図である。 図9の400−400の線に沿った断面図である。 従来の一例による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 従来の一例による熱転写プリンタの全体構成を示した斜視図である。 図13および図14に示した従来の熱転写プリンタの押さえ部材と軸部との取付構造を説明するための斜視図である。 図13および図14に示した従来の熱転写プリンタの押さえ部材と軸部との取付構造を説明するための斜視図である。 図13および図14に示した従来の熱転写プリンタにおけるサーマルヘッドがプラテンローラを押圧している状態を示す断面図である。
符号の説明
2 サーマルヘッド(印字ヘッド)
2c 側部
3 プラテンローラ
5 支持棒
6 回動部材
6b 歯部
6d サーマルヘッド係合部(印字ヘッド係合部)
7 ねじりコイルバネ
7a 一方端
7b 他方端
8 駆動ギア(駆動機構)

Claims (4)

  1. 印字を行うための印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向するように配置されたプラテンローラと、前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押圧するための押圧機構と、前記押圧機構を駆動させるための駆動ギアを含む駆動機構とを備えた画像形成装置において、
    前記押圧機構は、前記駆動ギアに係合する歯部を有する1つの回動部材と、前記回動部材を回動可能に支持する1つの支持棒と、前記支持棒に取り付けられる1つのねじりコイルバネとを含み、
    前記ねじりコイルバネは、前記回動部材に挿入される直線状の一方端と前記印字ヘッドの中心部近傍を前記プラテンローラに押圧する他方端とを有し、
    前記回動部材は、前記ねじりコイルバネの直線状の一方端を挿入するためのバネ挿入部を一体的に含み、
    前記回動部材は、さらに、前記印字ヘッドの側部に係合するとともに、前記回動部材の回動に伴って前記印字ヘッドを前記プラテンローラから離間させるための印字ヘッド係合部を含み、
    前記印字ヘッドは、前記支持棒と所定の間隔を隔てて配置された回動軸の回りに回動するように構成されている、画像形成装置。
  2. 印字を行うための印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドに対向するように配置されたプラテンローラと、
    前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押圧するための押圧機構と、
    前記押圧機構を駆動させるための駆動機構とを備え、
    前記押圧機構は、前記駆動機構に係合する1つの回動部材と、前記回動部材を回動可能に支持する1つの支持棒と、前記回動部材に挿入される直線状の一方端と前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押圧する他方端とを有するとともに、前記支持棒に取り付けられる1つのねじりコイルバネとを備え
    前記ねじりコイルバネの前記他方端は、前記印字ヘッドの中心部近傍を押圧するように配置されており、
    前記回動部材は、前記ねじりコイルバネの直線状の一方端を挿入するためのバネ挿入部を一体的に含み、
    前記印字ヘッドは、前記支持棒と所定の間隔を隔てて配置された回動軸の回りに回動するように構成されている、画像形成装置。
  3. 前記回動部材は、前記印字ヘッドに係合するとともに、前記回動部材の回動に伴って前記印字ヘッドを前記プラテンローラから離間させるための印字ヘッド係合部をさらに含む
    、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動機構は、駆動ギアを含み、
    前記回動部材には、前記駆動ギアに係合する歯部が設けられている、請求項2または3に記載の画像形成装置。
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