JP4006567B2 - ステッピング・モータ制御装置、及び制御方法 - Google Patents

ステッピング・モータ制御装置、及び制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御装置、ステッピング・モータ制御方法、該ステッピング・モータ制御装置を備えたインクジェット式記録装置等の記録装置、及びステッピング・モータ制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ステッピング・モータの駆動制御方式の一つとして、公知の技術であるチョッパー制御は、ステッピング・モータを定電流駆動させて回転制御する制御方式である。チョッパー制御は、電流出力を規則的な時間間隔で断続することによって、任意の定電流を得る制御方式である。チョッパー制御に限らず、ステッピング・モータの駆動制御回路は、市販のステッピング・モータ駆動制御用ICを使用して駆動制御回路を構成するのが一般的である。そして、一般的にチョッパー制御によるステッピング・モータ駆動用ICは、出力電流のチョッピング電流の電流減衰モードであるディケイ設定が可能な構成となっている。
【0003】
ディケイ設定には、電流出力のパルス波形の上側と下側の両側をチョッピングして、チョッピング電流波形の電流減衰領域を全く鈍らせないファーストディケイ設定と、電流出力のパルス波形の上側のみチョッピングして、チョッピング電流波形の電流減衰領域を鈍らせるスローディケイ設定と、ファーストディケイ設定とスローディケイ設定との両方のチョッピング動作を混合して、その中間程度にチョッピング電流波形の電流減衰領域を鈍らせるミックスディケイ設定とがある。
【0004】
ファーストディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の電流減衰領域を全く鈍らせないので、応答性が良く、ステッピング・モータの回転制御において、急な加速及び減速回転制御が可能である。一方、スローディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の電流減衰領域を鈍らせるので、応答性が悪く、ステッピング・モータの回転制御において、急な加速及び減速回転制御はできない。つまり、チョッピング電流波形の電流減衰領域を鈍らせることによって、応答性は悪くなり、ステッピング・モータの回転制御における加速及び減速回転制御特性が低下していくことになる。
【0005】
例えば、インクジェット式記録装置等の記録装置において、記録ヘッドが搭載されたキャリッジを主走査方向に駆動制御するキャリッジ駆動用モータとして、ステッピング・モータが広く採用されている。この、キャリッジ駆動用モータは、一主走査パス毎に加速回転、定速回転、減速回転、回転停止を繰り返して、キャリッジを主走査方向に往復動させる如く回転制御される。キャリッジを高速に往復動させることによって、記録実行のスループットは向上するので、チョッピング電流波形のディケイ設定は、可能な限り出力電流の応答性が良いディケイ設定であることが望ましいといえる。
【0006】
ところで、ファーストディケイ設定やミックスディケイ設定のチョッピング電流によって、ステッピング・モータをホールド制御すると、チョッピングによる耳障りな発信音が発生する。これは、チョッピング電流波形の微少な電流変動により生じるもので、この電流変動の量が多いほど、発信音は大きくなる。そして、このチョッピング電流波形の電流変動の量は、チョッピング電流波形の電流減衰領域を全く鈍らせないファーストディケイ設定時が最も大きく、チョッピング電流波形の電流減衰領域を鈍らせるほど小さくなる。したがって、ファーストディケイ設定時には、大きな発信音が発生し、スローディケイ設定時には、ほとんど聞こえないほど小さな発信音になる。
【0007】
つまり、ファーストディケイ設定にすると、加速及び減速特性は向上するものの、ホールド制御時に耳障りな発信音が発生する。そして、スローディケイ設定にすると、加速及び減速性能は低下するものの、ホールド制御時に耳障りな発信音が発生しない。
【0008】
このように、ディケイ設定による加速及び減速特性の向上に伴って、ホールド制御時の耳障りな発信音が増加する。そのため、従来ディケイ設定は、仕様上必要とされる加速及び減速性能が得られる範囲内で、可能な限りチョッピング電流波形の電流減衰領域を鈍らせたミックスディケイ設定に設定されており、それによって、仕様上必要とされる加速及び減速性能を得つつ、ホールド制御時の耳障りな発信音を可能な限り小さくしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年のインクジェット式記録装置においては、より高品位な記録画質とともに、より高速に記録実行可能であることも要求されつつある。そのため、より急な加速及び減速回転制御が可能なファーストディケイ設定のステッピング・モータ制御によって、より高速にキャリッジを駆動する必要が生じてくる。しかしながら、上述したように、ファーストディケイ設定においては、ホールド制御時に大きな発信音が発生し、ユーザーに不快感を与える虞がある。
【0010】
そのため、従来は、ホールド制御時の耳障りな発信音を小さくするために、ミックスディケイ設定に設定せざるを得なかったので、キャリッジ駆動速度の高速化にはおのずと限界があった。しかも、ミックスディケイ設定におけるホールド制御時の発信音は、ファーストディケイ設定のそれと比較して小さいものの、人間の耳に聞こえる大きさの音であり、特に静かな使用環境においては、ユーザーが耳障りな音として感じる虞がある。また、場合によっては、仕様上必要とされる加速及び減速性能を得るべく、ホールド制御時の発信音に目をつぶって、やむなくファーストディケイ設定を選択していたのが現状であった。
【0011】
本願発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、ファーストディケイ設定のみ、又はミックスディケイ設定のみによる従来のステッピング・モータ制御と比較して、より急な加速及び減速回転制御が可能であるとともに、ホールド制御時にステッピング・モータから発生する耳障りな発信音を人間の耳に聞こえないレベルまで小さくしたステッピング・モータ制御を可能にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御装置であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行する手段と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手段とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御装置である。
【0013】
前述した通り、ファーストディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の電流減衰領域を全く鈍らせないので、応答性が良く、ステッピング・モータの回転制御において、急な加速及び減速回転制御が可能である。一方、スローディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の微少な電流変動が小さいので、ステッピング・モータのホールド制御時に、ほとんど聞こえないほど小さな発信音しか発生しない。
【0014】
したがって、回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行するので、より急な加速及び減速回転制御が可能であるとともに、ホールド制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えてホールド制御を実行するので、ホールド制御時の発信音をほとんど聞こえないほど小さい。
【0015】
これにより、本願請求項1に記載の発明に係るステッピング・モータ制御装置によれば、ファーストディケイ設定の回転制御によって、より急な加速及び減速回転制御を可能にしつつ、ホールド制御時にステッピング・モータから発生する耳障りな発信音を人間の耳に聞こえないレベルまで小さくすることが可能になる。
【0016】
本願請求項2に記載の発明は、チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御装置であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行する手段と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手段とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御装置である。
【0017】
ミックスディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の電流減衰領域において、チョッピング電流波形を全く鈍らせないファーストディケイ設定領域と、チョッピング電流波形を鈍らせるスローディケイ設定領域とがある。この、ファーストディケイ設定領域とスローディケイ設定領域との比率は、任意に設定が可能である。したがって、ファーストディケイ設定領域の比率が高くなれば、ファーストディケイ設定に近いミックスディケイ設定の出力電流となり、スローディケイ設定領域の比率が高くなれば、スローディケイ設定に近いミックスディケイ設定の出力電流となる。
【0018】
そのため、ファーストディケイ設定に近いミックスディケイ設定の出力電流は、応答性が良く、ステッピング・モータの回転制御において、ファーストディケイ設定に近い、急な加速及び減速回転制御が可能となる。よって、ミックスディケイ設定の出力電流でも、チョッピング電流波形の電流減衰領域のファーストディケイ設定領域の比率を高くすることで、急な加速及び減速回転制御は可能である。一方、スローディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の微少な電流変動が小さいので、ステッピング・モータのホールド制御時に、ほとんど聞こえないほど小さな発信音しか発生しない。
【0019】
したがって、回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行するので、より急な加速及び減速回転制御が可能であるとともに、ホールド制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えてホールド制御を実行するので、ホールド制御時の発信音をほとんど聞こえないほど小さい。
【0020】
これにより、本願請求項2に記載の発明に係るステッピング・モータ制御装置によれば、ミックスディケイ設定の回転制御によって、より急な加速及び減速回転制御を可能にしつつ、ホールド制御時にステッピング・モータから発生する耳障りな発信音を人間の耳に聞こえないレベルまで小さくすることが可能になる。
【0021】
本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記ステッピング・モータは、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に駆動制御する、記録装置に備えられたキャリッジ駆動用モータである、ことを特徴としたステッピング・モータ制御装置である。
【0022】
記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に往復動させ、記録紙にインクを吐出して記録を行う記録装置においては、より高速にキャリッジを主走査方向に往復動させることによって、記録実行のスループットを向上させることができる。また、このような記録装置は、ほとんどの場合、一般家庭やオフィス等で使用されるので、記録実行に際して低騒音であることが望まれる。
【0023】
本願請求項3に記載の発明に係るステッピング・モータ制御装置によれば、記録装置のキャリッジ駆動用モータを、請求項1又は2に記載の発明に係るステッピング・モータ制御装置によって制御することで、より高速にキャリッジを主走査方向に往復動させることが可能となり、記録装置の記録実行のスループットが向上する。そして、それとともに、ステッピング・モータのホールド制御によって、キャリッジが停止しているホールド制御時の発信音を小さくすることができるので、記録実行に際して低騒音な記録装置が可能になるという作用効果が得られる。
【0024】
本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のステッピング・モータ制御装置を備えた記録装置である。
本願請求項4に記載の発明に係る記録装置によれば、記録装置において、前述した本願請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得ることができる。
【0025】
本願請求項5に記載の発明は、チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御方法であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行し、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御方法である。本願請求項5に記載の発明に係るステッピング・モータ制御方法によれば、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
本願請求項6に記載の発明は、チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御方法であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行し、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御方法である。本願請求項6に記載の発明に係るステッピング・モータ制御方法によれば、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0027】
本願請求項7に記載の発明は、ステッピング・モータを、チョッパー制御によって駆動制御するステッピング・モータ制御手順をコンピュータに実行させるステッピング・モータ制御プログラムであって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行する手順と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手順とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御プログラムである。
【0028】
本願請求項7に記載の発明に係るステッピング・モータ制御プログラムによると、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、ステッピング・モータ制御プログラムを実行することができる任意のステッピング・モータ制御装置に、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0029】
本願請求項8に記載の発明は、ステッピング・モータを、チョッパー制御によって駆動制御するステッピング・モータ制御手順をコンピュータに実行させるステッピング・モータ制御プログラムであって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行する手順と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手順とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御プログラムである。
【0030】
本願請求項8に記載の発明に係るステッピング・モータ制御プログラムによると、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、ステッピング・モータ制御プログラムを実行することができる任意のステッピング・モータ制御装置に、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本願発明に係る記録装置の一実施の形態を示した概略の平面図であり、図2はその側面図である。
【0032】
記録装置50には、記録紙Pに記録を実行する記録手段として、キャリッジガイド軸51に軸支され、主走査方向Xに移動するキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61は、図示していない無端ベルトを介して、回転駆動力により主走査方向に駆動制御される。キャリッジ61には、記録紙Pにインクを吐出して記録を行う記録ヘッド62が搭載されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pとのギャップを規定するプラテン52が設けられている。そして、キャリッジ61を主走査方向Xに搬送し、キャリッジ61とプラテン52の間に記録紙Pを副走査方向Yに間欠的に搬送しながら、記録ヘッド62が記録紙Pにインクを吐出することで記録紙Pに記録が行われる。
【0033】
給紙トレイ58は、例えば普通紙やフォト紙等の記録紙Pを給紙可能な構成となっており、記録紙Pを自動給紙するためのASF(オート・シート・フィーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレイに設けられた2つの給紙ローラ57及び図示してない分離パッドを有する自動給紙機構である。給紙ローラ57は、回転駆動力により回転制御され、側面視D形の外形形状を有している。
【0034】
この2つの給紙ローラ57の1つは、給紙トレイ58の一方側に配置され、もう1つの給紙ローラ57は、記録紙ガイド59に取り付けられており、記録紙ガイド59は、記録紙Pの幅に合わせて符号Aで示した矢印の方向に摺動可能に給紙トレイ58に設けられている。そして、給紙ローラ57の回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ58に置かれた複数の記録紙Pを給紙する際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく、1枚ずつ正確に自動給紙される。
【0035】
そして、ASFにより自動給紙された記録紙Pは、給紙ローラ57より副走査方向Yの下流側に配設された記録紙搬送手段により、記録実行領域側となる副走査方向Yの下流側に向けて、所定の紙送り量で間欠的に搬送される。
【0036】
記録紙Pを副走査方向Yに間欠的に搬送する記録紙搬送手段として、紙送り駆動ローラ53と紙送り従動ローラ54が設けられている。紙送り駆動ローラ53は、回転駆動力により回転制御され、紙送り駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送される。紙送り従動ローラ54は、複数設けられており、それぞれ個々に紙送り駆動ローラ53に付勢され、記録紙Pが紙送り駆動ローラ53の回転により搬送される際に、記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送に従動して回転する。
【0037】
紙送り駆動ローラ53の表面には、高摩擦抵抗を有する皮膜が施されている。紙送り従動ローラ54によって、紙送り駆動ローラ53の表面に押しつけられた記録紙Pは、その表面の摩擦抵抗によって紙送り駆動ローラ53の表面に密着し、紙送り駆動ローラ53の回転によって副走査方向に搬送される。
【0038】
また、給紙ローラ57と紙送り駆動ローラ53との間には、従来技術において公知の技術による紙検出器63が配設されている。紙検出器63は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録紙Pが検出される構成を成す検出器である。紙検出器63は、給紙ローラ57より給紙された記録紙Pの始端位置、及び終端位置を検出し、その検出位置に合わせて記録領域が決定され、記録が実行される。
【0039】
一方、記録された記録紙Pを排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56が設けられている。排紙駆動ローラ55は、回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ローラ55の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に、記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に従動して回転する。
【0040】
そして、給紙ローラ57や紙送り駆動ローラ53、および排紙駆動ローラ55を回転駆動する図示していない回転駆動力、並びにキャリッジ61を主走査方向に駆動する図示していない回転駆動力は、ステッピング・モータであり制御部1によって回転制御される。
【0041】
図3は、本願発明に係るインクジェット記録装置50のブロック図である。 制御部1は各種記録処理の制御を行う。制御部1において、中央演算処理装置MPU24では各種処理の演算処理が行われる。ROM21には、MPU11の演算処理に必要なソフトウェア・プログラム及びデータがあらかじめ記憶されている。RAM22は、ソフトウェア・プログラムの一時的な記憶領域、MPU24の作業領域等として使用される。また、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体23には、MPU24における演算処理結果の所定のデータが格納され、インクジェット記録装置50の電源断の間においても該データを保持する構成となっている。
【0042】
さらに、制御部1は、外部装置とのインターフェース機能を有するインターフェース部27を介して、図示していないパーソナルコンピューター等の情報処理装置と接続され、情報処理装置との間において、各種情報やデータの入出力が可能な構成となっている。そして、I/O25は、MPU24における演算処理結果に基づいて、入出力部26を介して各種モータ制御部31や記録ヘッドドライバ33に対して出力制御を行い、かつ各種センサー32からの入力情報等を入力する。
【0043】
各種モータ制御部31は、給紙ローラ57や紙送り駆動ローラ53、および排紙駆動ローラ55を回転駆動する図示していない回転駆動力、並びにキャリッジ61を主走査方向に駆動する図示していない回転駆動力であるステッピング・モータを回転駆動するステッピング・モータ駆動回路であり、制御部1によって回転駆動制御される。記録ヘッドドライバ33は、記録紙に記録処理を行う記録ヘッド62に接続され、記録ヘッド62に対して記録処理の制御を行うドライバである。また、各種センサー32は、インクジェット記録装置50の各種状態情報を検出し、入出力部26を介してI/O25に出力する。
【0044】
図4は、各種モータ制御部31の一つであるキャリッジモータ制御部の構成を示したブロック図である。
キャリッジ駆動用モータ制御部311は、本願発明に係るステッピング・モータ制御装置としてのモータ制御回路14と、モータドライバとしてのモータ駆動回路15とで構成されている。モータ制御回路14は、入出力部26を介して、制御部1からの制御データを入力し、シリアルデータ伝送手順によって、デジタル制御信号をモータ駆動回路15に対して出力する。モータ制御回路14は、信号パルスとしてクロックを、モータ駆動回路15に対して出力する。モータ駆動回路15は、モータ制御回路14から出力されるデジタル制御信号とクロックを、電力信号パルスに変換してステッピング・モータであるキャリッジ駆動用モータ81をチョッパー制御によって回転駆動する。尚、モータ駆動回路15は、当該実施の形態においては、ステッピング・モータ駆動用ICで構成されている。
【0045】
図5は、モータ駆動回路15にモータ制御回路14から入力するシリアル伝送データと、それに対するモータ駆動回路15の出力を示したものである。
キャリッジ駆動用モータ81は、A相とB相の2つの巻き線を有する2相ステッピング・モータである。図5において、IA1〜IA4は、A相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを指定する。したがって、このIA1〜IA4のデータを連続的に変化させることによって、A相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを連続的に上昇、又は下降させることができる。DE1は、A相に出力するチョッピング電流のディケイ設定を指定する。当該実施の形態においては、0を指定するとファーストディケイ設定、1を指定するとスローディケイ設定になる。尚、モータ駆動回路15を構成しているステッピング・モータ駆動用ICには、図示していないMD端子が設けられており、DE1及びDE2で0を指定し、このMD端子に所定の電圧を印可することによって、ミックスディケイ設定にすることが可能である。そして、このMD端子への印可電圧の電圧値によって、ファーストディケイ設定領域とスローディケイ設定領域の比率を設定することができる。
【0046】
PH1は、出力端子A又はA−(Aバー)のどちらにチョッピング電流を出力するかを選択する出力モードを指定する。当該実施の形態においては、出力モードは、PH1を0に指定すると出力端子Aが、1を指定すると出力端子A−の出力モードがL(ロー)になり、出力モードがLになっている出力端子からチョッピング電流が出力される。また、A相のIA1〜IA4と同様に、B相のIB1〜IB4は、B相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを指定する。そして、A相のDE1及びPH1と同様に、DE2及びPH2は、B相のディケイ設定及びB相の出力モードを指定する。尚、同図において、*は、0又は1どちらでもよいことを示している。
【0047】
キャリッジ駆動用モータ81は、A相とB相の2相が異なる電流出力比Ioutの電流値で励磁されている。そして、A相及びB相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを、ステートNo.0〜No.31に示した如く、それぞれ連続的に上昇、又は下降させ、A相及びB相の2相の電流バランスを遷移させることによって、キャリッジ駆動用モータ81は回転する。
【0048】
図6は、図5におけるステートNo.とB相の電流出力比Ioutとの関係をグラフに示したものである。
図示した如く、電流出力比Ioutを遷移させるにあたって、モータ駆動回路15は、出力する電流をスイッチング制御して一定の電流値を得る、周知のチョッパー制御(定電流制御)によって出力電流値の遷移を実現している。スイッチング、つまり出力する電流のON/OFFを繰り返すことによって、電力パルスを発生させ、ON時間とOFF時間をコントロールすることで、ステッピング・モータのA相及びB相を励磁する電流値の上昇及び下降、並びに定電流を実現している。符号Cで示した領域においては、出力電流はON状態で、電流値は上昇する。符号Dで示した領域においては、出力電流はOFF状態で、電流値は下降する。そして、符号Eで示した領域においては、出力電流はスイッチング制御によって、定電流が維持される。
【0049】
図7は、図6の符号Fで示した部分を拡大して示したものであり、ファーストディケイ設定時のチョッピング電流波形を示したものである。
前述した通り、ファーストディケイ設定の出力電流は、電流出力のパルス波形の上側と下側の両側をチョッピングするので、図示の如く、チョッピング電流波形の電流減衰領域が全く鈍っていない。そのため、ファーストディケイ設定の出力電流は、応答性が良く、ステッピング・モータの回転制御において、急な加速及び減速回転制御が可能である反面、符号aで示したチョッピング電流波形の電流変動幅が大きいので、ステッピング・モータのホールド制御時に耳障りな発信音が発生する。
【0050】
図8は、図6の符号Fで示した部分を拡大して示したものであり、スローディケイ設定時のチョッピング電流波形を示したものである。
前述した通り、スローディケイ設定の出力電流は、電流出力のパルス波形の上側のみチョッピングするので、図示の如く、チョッピング電流波形の電流減衰領域が鈍っている。そのため、スローディケイ設定の出力電流は、応答性が悪く、ステッピング・モータの回転制御において、急な加速及び減速回転制御はできない反面、符号aで示したチョッピング電流波形の電流変動幅が小さいので、ステッピング・モータのホールド制御時の発信音は、ほとんど聞こえないほど小さい。
【0051】
当該実施の形態において、本願発明に係るステッピング・モータ制御装置としてのモータ制御回路14は、回転制御時にディケイ設定をファーストディケイ設定にして、モータ駆動回路15によって回転駆動されるキャリッジ駆動用モータ81に対して回転制御を実行する。また、ホールド制御時には、ディケイ設定をスローディケイ設定に切り換えて、モータ駆動回路15によって回転駆動されるキャリッジ駆動用モータ81に対してホールド制御を実行する。
【0052】
つまり、具体的には、記録紙Pに対して記録実行中にキャリッジ62を主走査方向に往復動させる時は、図5に示したモータ駆動回路15に出力するシリアル伝送データにおいて、DE1及びDE2に0を指定した状態(ファーストディケイ設定)で、A相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを指定するIA1〜IA4、及びB相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを指定するIB1〜IB4の値を連続的に上昇又は下降させる。そして、異なる電流値で励磁されているA相及びB相の2相の電流バランスを遷移させることによって、キャリッジ駆動用モータ81を回転させる。
【0053】
また、キャリッジ62をホームポジション等で停止させた状態を維持する時は、図5に示したモータ駆動回路15に出力するシリアル伝送データにおいて、DE1及びDE2に1を指定した状態(スローディケイ設定)で、A相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを指定するIA1〜IA4、及びB相に出力するチョッピング電流の電流出力比Ioutを指定するIB1〜IB4の値を一定の値に維持する。そして、異なる電流値で励磁されているA相及びB相の2相の電流バランスを維持することによって、キャリッジ駆動用モータ81をホールド制御する。
【0054】
このように、モータ制御回路14は、回転制御時とホールド制御時とで、チョッピング電流波形のディケイ設定を切り換えて、キャリッジ駆動用モータ81を駆動制御することが可能な構成を有している。したがって、キャリッジ62(図1)を主走査方向に往復動させる際には、キャリッジ駆動用モータ81を、ファーストディケイ設定のチョッピング電流にて回転制御することで、キャリッジ62をより高速に往復動させることが可能となる。また、キャリッジ62を停止させてホールド制御する際には、キャリッジ駆動用モータ81を、スローディケイ設定のチョッピング電流にてホールド制御することで、ホールド制御時に発生する発信音を、ほとんど聞こえないほど小さくできる。
【0055】
また、他の実施の形態としては、上述した一実施の形態において、キャリッジ62を主走査方向に往復動させる際に、キャリッジ駆動用モータ81を、ミックスディケイ設定のチョッピング電流にて回転制御するものが挙げられる。
【0056】
図9は、図6の符号Fで示した部分を拡大して示したものであり、ミックスディケイ設定時のチョッピング電流波形を示したものである。
前述した通り、ミックスディケイ設定の出力電流は、ファーストディケイ設定とスローディケイ設定との両方のチョッピング動作を混合して、図示の如く、その中間程度にチョッピング電流波形の電流減衰領域が鈍っている。ミックスディケイ設定の出力電流は、チョッピング電流波形の電流減衰領域において、符号E1で示したチョッピング電流波形を全く鈍らせないファーストディケイ設定領域と、符号E2で示したチョッピング電流波形を鈍らせるスローディケイ設定領域とがある。この、ファーストディケイ設定領域E1とスローディケイ設定領域E2との比率は、任意に設定が可能である。
【0057】
したがって、ファーストディケイ設定領域E1の比率が高くなれば、ファーストディケイ設定に近いミックスディケイ設定の出力電流となり、スローディケイ設定領域E2の比率が高くなれば、スローディケイ設定に近いミックスディケイ設定の出力電流となる。ファーストディケイ設定に近いミックスディケイ設定の出力電流は、応答性が良く、ステッピング・モータの回転制御において、ファーストディケイ設定に近い、急な加速及び減速回転制御が可能となる。
【0058】
このようにして、ミックスディケイ設定の出力電流でも、チョッピング電流波形の電流減衰領域のファーストディケイ設定領域の比率を高くすることで、急な加速及び減速回転制御は可能であるので、当該実施の形態においても本願発明の作用効果を得ることが可能である。
【0059】
また、上述した実施の形態では、モータ制御回路14について、ハードウェア回路として説明したが、モータ制御回路14をマイクロコンピュータ等のソフトウェア・プログラムを実行する装置として構成し、前述したモータ制御回路14の制御処理をソフトウェア・プログラムとして構成することもできる。また、この場合に、このソフトウェア・プログラムをフロッピィ・ディスク(FD)、CD−ROM等の記録媒体に記録しておくこともできる。
【0060】
さらに、インクジェット式記録装置50に搭載されたキャリッジ駆動用モータ以外のステッピング・モータの制御においても本願発明の実施は可能であり、本願発明による作用効果を得ることができるものである。
【0061】
尚、本願発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
本願発明によれば、ファーストディケイ設定のみ、又はミックスディケイ設定のみによる従来のステッピング・モータ制御と比較して、より急な加速及び減速回転制御が可能であるとともに、ホールド制御時にステッピング・モータから発生する耳障りな発信音を人間の耳に聞こえないレベルまで小さくしたステッピング・モータ制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る記録装置の一実施の形態を示した概略の平面図である。
【図2】本願発明に係る記録装置の一実施の形態を示した概略の側面図である。
【図3】本願発明に係るインクジェット記録装置のブロック図である。
【図4】本願発明に係るインクジェット記録装置の各種モータ制御部の一つであるキャリッジモータ制御部の構成を示したブロック図である。
【図5】本願発明に係るキャリッジモータ制御部においてモータ駆動回路15がモータ制御回路14から入力するシリアルデータと、それに対するモータ駆動回路15の出力を示したものである。
【図6】図5におけるステートNo.とB相の電流出力比Ioutとの関係をグラフに示したものである。
【図7】図6のグラフにおいて、チョッピング電流波形部分を拡大して示したものであり、ファーストディケイ設定時のチョッピング電流波形を示したものである。
【図8】図6のグラフにおいて、チョッピング電流波形部分を拡大して示したものであり、スローディケイ設定時のチョッピング電流波形を示したものである。
【図9】図6のグラフにおいて、チョッピング電流波形部分を拡大して示したものであり、ミックスディケイ設定時のチョッピング電流波形を示したものである。
【符号の説明】
1 制御部
14 モータ制御回路
15 モータ駆動回路
31 各種モータ制御部
50 インクジェット式記録装置
62 キャリッジ
81 キャリッジ駆動用モータ
311 キャリッジ駆動用モータ制御部

Claims (8)

  1. チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御装置であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行する手段と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手段とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御装置。
  2. チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御装置であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行する手段と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手段とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ステッピング・モータは、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に駆動制御する、記録装置に備えられたキャリッジ駆動用モータである、ことを特徴としたステッピング・モータ制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のステッピング・モータ制御装置を備えた記録装置。
  5. チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御方法であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行し、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御方法。
  6. チョッパー制御によって、ステッピング・モータを駆動制御するステッピング・モータ制御方法であって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行し、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御方法。
  7. ステッピング・モータを、チョッパー制御によって駆動制御するステッピング・モータ制御手順をコンピュータに実行させるステッピング・モータ制御プログラムであって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をファーストディケイに設定して回転制御を実行する手順と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手順とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御プログラム。
  8. ステッピング・モータを、チョッパー制御によって駆動制御するステッピング・モータ制御手順をコンピュータに実行させるステッピング・モータ制御プログラムであって、前記ステッピング・モータの回転制御時には、チョッピング電流のディケイ設定をミックスディケイに設定して回転制御を実行する手順と、前記ステッピング・モータの停止位置を維持する制御時には、前記チョッピング電流のディケイ設定をスローディケイに切り換えて、停止位置を維持する制御を実行する手順とを有する、ことを特徴としたステッピング・モータ制御プログラム。
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