JP2023095539A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工後の印刷媒体の搬送方向の長さのばらつきを低減する。【解決手段】制御部(100)は、レジセンサ(120)による用紙(P)の前端及び後端の検知結果を用いて、用紙(P)の第1搬送方向(D1)の長さ(L)を算出する長さ算出処理(S9)と、長さ算出処理(S9)により算出された複数の用紙(P)の第1搬送方向(D1)の長さ(L)に基づいて、切断部(10)などの加工部が用紙(P)に対して加工を実行する第1搬送方向(D1)における加工位置(CL)を設定する設定処理と、を含む処理を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来、印刷のために搬送中である定型サイズのシートを切断する切断部を備えた画像形
成装置がある。例えば、特許文献1の画像形成装置では、A3サイズのシートを二等分に切断することにより、A4サイズのシートを2枚生成する構成となっている。
特開2018-186448号公報
ところで、印刷に用いられる定形サイズのシートには、寸法公差等によりシート毎に僅かなサイズのばらつきがある。ISOにより定められた標準規格サイズのシートに対して切断等の加工を行う場合、その加工位置は標準規格サイズに基づいて決められる。特許文献1の印刷装置において、シートの標準規格サイズに基づいて2等分する切断位置を決定すると、寸法公差等によるシート毎のサイズのばらつきにより、切断後のシート間でサイズのばらつきが生じることがある。
本発明の一態様は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、加工後の印刷媒体の搬送方向の長さのばらつきを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る印刷装置は、印刷媒体を収容する収容部と、前記収容部から印刷媒体を取り出して搬送方向に沿って搬送する搬送部と、前記印刷媒体に印刷ジョブに含まれる印刷データを印刷する印刷部と、前記搬送部により搬送される印刷媒体の前記搬送方向における前端及び後端を検知する第1検知部と、前記搬送部により搬送される印刷媒体に対して、加工部材が当接しながら移動することで前記印刷媒体を加工する加工部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1検知部による印刷媒体の前端及び後端の検知結果を用いることにより、印刷媒体の前記搬送方向の長さである印刷媒体長さを算出する長さ算出処理と、前記長さ算出処理により算出された複数の前記印刷媒体の前記印刷媒体長さに基づいて、前記加工部が前記印刷媒体に対して加工を実行する前記搬送方向における加工位置を設定する設定処理と、を含む処理を実行することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、加工後の印刷媒体の搬送方向の長さのばらつきを低減することができる。
本発明の実施形態1に係る印刷装置の外観を示す図である。 実施形態1に係る印刷装置の内部構造を示す断面図である。 実施形態1に係る印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 切断前の用紙と切断後に生成される第1用紙及び第2用紙を示す図である。 実施形態1に係る印刷装置の制御部による制御の流れを示すフローチャートである。 図5の設定処理を示すフローチャートである。 図5の長さ算出処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る印刷装置の制御部による制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態3に係る印刷装置の制御部による制御の流れを示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
[印刷装置の構成]
以下、本発明の実施形態1に係る印刷装置1について、図1~図9を参照して説明する。図1は、実施形態1に係る印刷装置1の外観を示す図である。図2は、印刷装置1の内部構造を示す断面図である。図1および図2の説明では、矢印で例示するように、印刷装置1の上下方向、左右方向、及び前後方向を定義する。
図1に示す印刷装置1は、プリント機能及びスキャン機能等の複数の機能を有するMFP(Multi-Function Peripheral)である。印刷装置1は、印刷ジョブにより指定された印刷データを、例えばインクを吐出することにより、印刷媒体に記録するインクジェット式のプリント機能を有する。なお、印刷の方式は、インクジェット方式に限らず、電子写真方式であってもよい。印刷媒体に印刷される画像は、カラー印刷が可能であってもよいし、モノクロ印刷専用であってもよい。印刷媒体は、紙媒体に限らず、他にも、例えばOHPシートのような樹脂媒体であってもよい。
図1に示すように、印刷装置1の前面には、開口20が形成されている。この開口20には、収容部の一例である給送トレイ21,22と、排出トレイ23とが、着脱自在に配置される。給送トレイ21,22は、複数枚の印刷媒体を収容するためのトレイであり、上面が開放している。図1に示す例では、2つの給送トレイ21,22が上下に並んで配置されている。上側の給送トレイ21には、第1印刷媒体の一例としてA4サイズの用紙が収容される。一方、下側の給送トレイ22には、第2印刷媒体の一例としてレターサイズの用紙が収容される。以降、給送トレイ21および給送トレイ22に収容される用紙のことを用紙Pと呼称する。
給送トレイ21または給送トレイ22から給紙された用紙Pは、印刷装置1のプリント機能等により画像が印刷された後、図4に示すように切断加工が施される。図4の例では、用紙Pが2等分に切断され、第1用紙P1と第2用紙P2とに分割されている。
図1に示す給送トレイ21および給送トレイ22の上方には、上面が開放した排出トレイ23が配置されている。第1用紙P1および第2用紙P2は、排出トレイ23に排出される。
また、図1に示すように、印刷装置1の前面には、表示画面を有する入力設定部124が設けられている。入力設定部124は、例えばタッチパネルからなり、ユーザのタッチ操作により、印刷装置1の印刷に関する各種の設定を行うことが可能な構成となっている。入力設定部124は、例えば給送トレイ21および給送トレイ22に収容される用紙Pのサイズの設定等についての入力を受け付ける。
図2は、実施形態1に係る印刷装置1の内部構造を示す断面図である。印刷装置1は、給送トレイ21と、排出トレイ23と、給送ローラ24と、第1搬送路R1と、印刷部3と、搬送ローラ60,62,64,66,68と、第1フラップ46と、第2フラップ48と、第2搬送路R2と、切断部10と、を備えている。給送ローラ24、及び搬送ローラ60,62,64,66は、第1搬送部の一例である。また、搬送ローラ64,66,68は、第2搬送部の一例である。なお、第1搬送路R1及び第2搬送路に設けられる各ローラの数は、適宜変更可能であり、例えば搬送ローラ66はなくてもよい。
給送ローラ24は、給送トレイ21に収容された用紙Pを、第1搬送路R1の搬送開始位置Vへ給送するためのローラである。給送ローラ24は、給送アーム25の前端部に回転可能に支持されている。給送アーム25は、印刷装置1のフレームに支持された軸26に回動可能に支持されている。給送ローラ24は、図3に示す給送モータ107が駆動することにより正回転する。給送ローラ24が正回転することにより、給送トレイ21に収容された用紙Pが1枚ずつ第1搬送路R1の搬送開始位置Vへ給送される。
第1搬送路R1は、ガイド部材41,42,43,44,45、プラテン34及び印刷部3によって形成される空間をいう。第1搬送路R1は、給送トレイ21から印刷部3を経由して排出トレイ23に至る経路である。第1搬送路R1は、給送トレイ21の後端部から上方に延びている。第1搬送路R1は、ガイド部材41,42により区画される領域にて湾曲し、印刷部3の位置を経由して、ガイド部材43,44,45により区画される領域にて直線状に延びている。ここで、第1搬送路R1へ給送された用紙Pが、印刷装置1の後方から前方へ搬送される方向を第1搬送方向D1とする。
第1搬送路R1における印刷部3よりも第1搬送方向D1の上流側には、搬送ローラ60が配置されている。搬送ローラ60の下部と対向する位置には、ピンチローラ61が配置されている。搬送ローラ60は、図3に示す搬送モータ108によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って回転する。搬送ローラ60及びピンチローラ61が正回転することにより、用紙Pは、搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて、印刷部3まで搬送される。
印刷部3は、第1搬送路R1において、搬送ローラ60と搬送ローラ62との間に設けられ、用紙Pに印刷する。印刷部3は、キャリッジ31と、ヘッド32と、ノズル33と、プラテン34とを有している。ヘッド32は、キャリッジ31に搭載される。ヘッド32の下面には、複数のノズル33が設けられている。ヘッド32は、ノズル33からインク滴を吐出する。プラテン34は、用紙Pが載置される矩形板状の部材である。プラテン34に支持された用紙Pに対して、キャリッジ31が移動する過程において、ノズル33がインク滴を選択的に吐出することによって、用紙Pに印刷が行われる。印刷部3は、設定された印刷開始位置PL(図4参照)に基づいて、用紙Pへの印刷を開始する。
キャリッジ31は、図3に示すキャリッジモータ109の駆動力が伝達されて、第1搬送方向D1に対して直交する方向、即ち、用紙Pの幅方向に往復移動する。制御部100は、用紙Pの搬送が停止している状態でキャリッジ31を用紙Pの幅方向に移動させながらノズル33からインクを吐出させ、用紙Pに1行分の印刷を行う印刷処理と、搬送ローラ60,62を駆動させて用紙Pを所定の改行量だけ搬送する改行処理とを繰り返すことによって、用紙Pへの印刷を行う。
図2に示すように、第1搬送路R1における印刷部3より第1搬送方向D1の下流側には、搬送ローラ62が配置されている。搬送ローラ62の上部と対向する位置には、拍車ローラ63が配置されている。搬送ローラ62は、図3に示す搬送モータ108によって駆動される。拍車ローラ63は、搬送ローラ62の回転に伴って回転する。搬送ローラ62及び拍車ローラ63が正回転することにより、用紙Pは、搬送ローラ62及び拍車ローラ63に挟持されて、第1搬送方向D1の下流側へ搬送される。
また、図2に示すように、第1搬送路R1における搬送ローラ62よりも第1搬送方向D1の下流側には、搬送ローラ64が配置されている。搬送ローラ64の上部と対向する位置には、拍車ローラ65が配置されている。搬送ローラ64は、搬送モータ108によって駆動される。拍車ローラ65は、搬送ローラ64の回転に伴って回転する。搬送ローラ64及び拍車ローラ65が正回転することで、用紙Pは、搬送ローラ64及び拍車ローラ65に挟持されて、切断部10側へ搬送される。
一方、搬送ローラ64及び拍車ローラ65が逆回転することで、用紙Pは、搬送ローラ64及び拍車ローラ65に挟持されると共に、第1フラップ46の下面に沿って、第2搬送路R2へ搬送される。ここで、第1搬送方向D1とは反対の方向であって、第2搬送路R2へ搬送された用紙Pが、印刷装置1の前方から後方へ向かう方向を第2搬送方向とする。
第1搬送路R1における搬送ローラ62と搬送ローラ64との間には、第1フラップ46が設けられている。第1フラップ46は、ガイド部材43に対向した分岐位置Yの付近に配置されている。第1フラップ46は、プラテン34によって第1状態及び第2状態の間を回動可能に支持されている。第1フラップ46は、図1に実線で示される第1状態では、ガイド部材43と当接して第1搬送路R1を閉塞させる。一方、第1フラップ46は、図2に点線で示される第2状態では、第1状態よりも下方に位置して、ガイド部材43から離間して第1搬送方向D1に搬送される用紙Pを通過させる。
また、第1フラップ46は、コイルバネ47によって上方へ付勢されている。コイルバネ47は、その一端が第1フラップ46に接続され、他端がプラテン34に接続されている。第1フラップ46は、コイルバネ47に付勢されることで第1状態となり、その前端がガイド部材43に当接する。
切断部10は、第1搬送路R1において、搬送ローラ64と搬送ローラ66との間に配置されている。切断部10は、加工部の一例であって、周知のカッター機構などの加工部材が用紙Pに当接しながら第1搬送方向D1に直交する用紙Pの幅方向に移動することで用紙Pを2等分に切断する。
図4は、切断前の用紙Pと切断後に生成される第1用紙P1及び第2用紙P2を示す図である。図4では、用紙Pを2等分に分割する例が示されている。用紙Pは、第1搬送方向D1に沿った辺に切断位置CLが設定され、その第1搬送方向D1における切断位置CLにおいて切断部10により用紙Pの幅方向に切断され、第1用紙P1及び第2用紙P2に分けられる。例えば、用紙PがA4サイズの場合、A5サイズの第1用紙P1及び第2用紙P2が生成される。なお、用紙Pは、第1搬送方向D1において、第1用紙P1が第2用紙P2よりも先行するように第1搬送路R1に給送される。以降の説明では、用紙Pの第1搬送方向D1の長さLのことを用紙長Lと呼称することがある。また、第1用紙P1の第1搬送方向D1の長さL1のことを用紙長L1と、第2用紙P2の第1搬送方向D1の長さL2のことを用紙長L2と呼称することがある。
第1搬送路R1における切断部10より第1搬送方向D1の下流側には、搬送ローラ66が配置されている。搬送ローラ66の上部と対向する位置には、拍車ローラ67が配置されている。搬送ローラ66は、図3に示す搬送モータ108によって駆動される。拍車ローラ67は、搬送ローラ66の回転に伴って回転する。搬送ローラ66及び拍車ローラ67が正回転することにより、用紙P、第1用紙P1及び第2用紙P2は、搬送ローラ66に搬送されて、排出トレイ23へ排出される。
図2に示すように、第1搬送路R1と第2搬送路R2との合流位置Wには、第2フラップ48が、回動可能に配置されている。具体的には、第2フラップ48は、図2に実線で示される第1状態と、図2に点線で示される第2状態との間で回動可能になっている。第2フラップ48が第1状態のとき、第2フラップ48及びガイド部材42により、第2搬送路R2の一部が構成される。また、第2フラップ48が第2状態のとき、第2フラップ48及びガイド部材41により、第1搬送路R1の一部が構成される。
第1搬送路R1における搬送ローラ60の上流側には、第1検知部の一例であるレジセンサ120が設けられている。レジセンサ120は、用紙Pの前端又は後端が搬送ローラ60との当接位置を通過することを検知するセンサである。レジセンサ120としては、用紙Pが当接することで揺動するアクチュエータを有するセンサや、光センサ等を用いることができる。
搬送ローラ60には、搬送ローラ60の回転を検出するロータリエンコーダ121が設けられている。ロータリエンコーダ121は、搬送ローラ60の回転に応じてパルス信号を制御部100へ出力する(図3参照)。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを有する。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部100に出力する。
印刷部3には、メディアセンサ122が設けられている。メディアセンサ122は、プラテン34上に用紙Pが有るか否かを検知するためのセンサである。メディアセンサ122は、第1搬送路R1を搬送される用紙Pの前端が印刷部3に到達したことを検知するために用いられる。
第2搬送路R2は、ガイド部材71,72,73、によって区画される経路である。第2搬送路R2には、搬送ローラ68及びピンチローラ69が配置されている。第2搬送路R2は、第1搬送路R1における搬送ローラ64よりも上流側の分岐位置Yから分岐し、第1搬送路R1における印刷部3よりも第1搬送方向D1の上流側にある合流位置Wに接続されている。
制御部100により、搬送ローラ64を逆回転させると共に、搬送ローラ68を回転させることで、片面に画像が記録された用紙Pが、第2搬送路R2において第2搬送方向D2に沿って搬送される。第2搬送路R2に搬送された用紙Pは、合流位置Wにおいて表裏を1回反転させた状態で第1搬送路R1へ搬送される。これにより、印刷部3により、用紙Pの両面に印刷することが可能である。
[印刷装置の電気的構成]
図3は、実施形態1における印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、印刷装置1は、上述した各部に加え、制御部100と、給送モータ107と、搬送モータ108と、キャリッジモータ109と、USBインターフェース(I/F)110と、LANインターフェース(I/F)111と、通信インターフェース(I/F)112と、装着センサ123と、入力設定部124と、を備えている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、EEPROM104(登録商標)、及びASIC105を有し、これらが内部バス106によって接続されている。ROM102には、CPU101が各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記憶する記憶領域、又はデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM104には、例えば、ユーザが入力設定部124を介して入力した給送トレイ21および給送トレイ22に収容される用紙Pのサイズの設定が記憶されている。制御部100は、ROM102から読み出した制御プログラムに基づいて、給送モータ107、搬送モータ108、キャリッジモータ109、ヘッド32、及び切断部10等を制御する。
ASIC105には、給送モータ107、搬送モータ108、キャリッジモータ109、ヘッド32、切断部10、USBインターフェース110、LANインターフェース111、通信インターフェース112、レジセンサ120、ロータリエンコーダ121、メディアセンサ122、第2検知部の一例である装着センサ123、及び入力設定部124が接続されている。ASIC105は、給送モータ107、搬送モータ108、及びキャリッジモータ109に駆動電流を供給する。制御部100は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって、給送モータ107、搬送モータ108、及びキャリッジモータ109の回転を制御する。
また、制御部100は、ヘッド32の振動素子に駆動電圧を印加することによって、ノズル33からインク滴を吐出させる。また、ASIC105には、レジセンサ120、ロータリエンコーダ121、メディアセンサ122、及び装着センサ123が接続されている。そして、制御部100は、レジセンサ120、ロータリエンコーダ121、メディアセンサ122、及び装着センサ123から出力される信号に基づいて、印刷装置1の状態を検知する。
レジセンサ120は、用紙Pがレジセンサ120の位置を通過している状態でオン信号を出力し、用紙Pがレジセンサ120の位置を通過していない状態でオフ信号を出力する。即ち、用紙Pの前端がレジセンサ120の位置に到達したタイミングから用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過するまでの間はオン信号を出力し、それ以外の間はオフ信号を出力する。レジセンサ120による検知信号は、制御部100へ出力される。
制御部100は、レジセンサ120が用紙Pの前端を検知してから、レジセンサ120が用紙Pの後端を検知するまでの間に、ロータリエンコーダ121が検知した用紙Pの搬送量に基づいて用紙Pの第1搬送方向D1の長さL(用紙長L)を算出する。
なお、用紙Pの搬送速度が予め定められている場合には、制御部100は、レジセンサ120が用紙Pの前端を検知してから、用紙Pの後端を検知するまでの時間と、用紙Pの搬送速度とに基づいて、用紙Pの搬送量を算出してもよい。
装着センサ123は、給送トレイ21に設けられ、給送トレイ21が印刷装置1の開口20に装着されているか否かを検知する。装着センサ123は、第2検知部の一例である。装着センサ123は、給送トレイ21が印刷装置1に装着されている状態において、制御部100へオン信号を出力し、給送トレイ21が印刷装置1に装着されていない状態において、制御部100へオフ信号を出力する。装着センサ123は、給送トレイ21と当接することにより給送トレイ21の装着を検知する物理センサや、発光部及び受光部を有する光センサ等を用いることができる。なお、装着センサ123の代わりに、給送トレイ21に用紙Pが収容されていないことを検知する第3検知部としてのセンサを備えてもよい。
印刷装置1には、表示画面を有する入力設定部124が設けられている。入力設定部124は、例えばタッチパネルからなり、ユーザのタッチ操作により、印刷装置1の印刷に関する各種の設定を行うことが可能な構成となっている。入力設定部124は、用紙Pのサイズ及び切断処理を実行するか否かの設定を受け付ける。入力設定部124により設定された情報は、制御部100へ出力される。
USBインターフェース110には、USBメモリ、USBケーブル等が接続される。LANインターフェース111には、LANケーブルを介してPCが接続される。制御部100は、USBインターフェース110又はLANインターフェース111を介して、印刷ジョブを受信すると、印刷装置1の各部を制御することで、印刷ジョブにより指定される印刷データを用紙Pに印刷する。
[制御部による制御の流れ]
次に、実施形態1に係る印刷装置1の制御部100による制御の流れについて、図5~図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図5~図7に示すフローチャートは一例であり、これに限定されない。
図5は、印刷装置1による用紙Pへの印刷処理に係る制御の流れを示すフローチャートである。図5では、印刷処理の一例として、印刷ジョブに2ページ分の印刷データが含まれている場合の処理を示す。制御部100は、給送トレイ21から給紙された用紙Pに対して、印刷データに応じた片面印刷を行い、用紙Pに対して切断加工が行われる。
制御部100は、USBインターフェース110又はLANインターフェース111等を介して印刷データを受信すると、図6を用いて後述する設定処理を行い、用紙Pの第1搬送方向D1における切断位置CLを設定する(S1)。
制御部100は、切断位置CLの設定を完了すると、用紙Pの搬送を開始する(S2)。制御部100は、給送モータ107を駆動させて、給送ローラ24を正回転させ、給送トレイ21から用紙Pを取り出す。以降、用紙Pは、制御部100による制御のもと、第1搬送路R1において第1搬送方向D1に沿って搬送される。搬送中の用紙Pの前端がレジセンサ120の位置を通過すると、レジセンサ120から制御部100へのオン信号出力が開始される。
制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60等を正回転させ、用紙Pを印刷部3へ搬送する。印刷部3は、制御部100による制御のもと、印刷開始位置PLから用紙Pへ1行分の画像を印刷する(S3)。印刷部3による1行分の印刷が完了すると、制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60,62等を正回転させ、改行処理を行う。
この改行処理において、制御部100は、用紙Pの切断位置CLが切断部10のある位置Xに到達したか否か判定する(S4)。制御部100は、用紙Pの切断位置CLが切断部10のある位置Xに到達したと判定すると(S4:YES)、切断部10を制御して、用紙Pを切断位置CLで切断する(S5)。この切断加工により、用紙Pは、第1用紙P1と第2用紙P2に分割される。制御部100は、用紙Pの切断位置CLが切断部10のある位置Xに到達していないと判定すると(S4:NO)、印刷装置3に対して、次行分の画像を用紙Pへ印刷させる(S3)。
ステップS5における切断加工後、制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60,62,64,66を回転させ、切断加工後の第1用紙P1と第2用紙P2を第1搬送路R1に沿って搬送する。この搬送により、第1用紙P1は、排出トレイ23へ排出される。
切断加工後も引き続いて、制御部100は、印刷部3に対して、第2用紙P2へ画像を印刷させる(S5)。制御部100は、第2用紙P2への画像印刷が終了するまで(S7:NO)、印刷部3による第2用紙P2への画像印刷を行い(S6)、第2用紙P2への画像印刷が終了すると(S7:YES)、第2用紙P2を排出トレイ23に排出する(S8)。
制御部100がステップS2からS8までの処理を実行している間に、用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過すると、レジセンサ120から制御部100への出力がオフ信号に切り替わる。制御部100は、レジセンサ120からオン信号が出力されていた期間にロータリエンコーダ121が検知した用紙Pの搬送量に基づいて、用紙Pの第1搬送方向D1の長さL(用紙長L)を算出し、その結果をEEPROM104に記憶する。制御部100は、EEPROM104に記憶された複数の用紙Pの第1搬送方向D1の長さLの算出結果から平均値Laveを算出する(S9)。ステップS9の処理の詳細については、図7を用いて後述する。以降の説明では、用紙Pの第1搬送方向D1の長さLの平均値Laveのことを、平均用紙長Laveと呼称することがある。
上記の説明では、印刷ジョブに2ページ分の印刷データが含まれている場合について説明したが、1ページ分の印刷データしか含まれない場合や、3ページ分以上の印刷データが含まれる場合であっても、図5に示す印刷処理は実行可能である。印刷ジョブに1ページ分の印刷データしか含まれない場合は、制御部100は、ステップS5の切断加工の後、ステップS8まで制御を進めることにすればよい。また、印刷ジョブに3ページ分以上の印刷データが含まれる場合は、全ページ分の印刷データについて印刷処理が完了するまで図5に示す処理を繰り返すことにすればよい。3ページ分以降の印刷データについて印刷処理を行う際には、2ページ分までの印刷処理中に更新された平均用紙長Laveを用いて切断位置CLを設定することができる。
(設定処理)
図6は、図5の設定処理S1の制御の流れを示すフローチャートである。まず、制御部100は、用紙Pの用紙長Lの平均値Laveが算出されているか否か判定する(S10)。換言すると、詳細を後述する長さ算出処理により算出された平均用紙長LaveがEEPROM104に記憶されているか否か判定する。
制御部100は、平均用紙長Laveが算出されている場合は(S10:YES)、平均用紙長Laveから用紙Pの切断位置CLを設定する(S12)。例えば、制御部100は、切断位置CLを下式(1)に基づいて設定する。ここで、Cdefは、切断位置CLのデフォルト値であって、デフォルト加工位置を表す。Ldefは、用紙Pの第1搬送方向D1の長さLのデフォルト値である。CdefとLdefの値は、用紙Pの規格サイズを参考にして印刷装置1の製造段階で予めROM102などに記憶することにしてもよいし、入力設定部124を介してユーザに設定させ、EEPROM104に記憶することにしてもよい。
CL=Cdef+(Lave-Ldef)/2 …(1)
一方、平均用紙長Laveが算出されていない場合は(S10:NO)、制御部100は、切断位置Cをデフォルト加工位置Cdefに設定する(S11)。平均用紙長Laveが算出されていない状況とは、例えば、用紙Pの第1搬送方向D1の長さLが1回も測定されていない場合であって、制御部100は、切断位置CLをデフォルト加工位置Cdefに設定する。
制御部100は、ステップS12で切断位置CLを設定した後、その切断位置CLが調整範囲内か否かを判定する(S13)。調整範囲とは、切断位置CLが用紙Pの第1搬送方向D1の長さの中心として許容される範囲である。給送トレイ21に定形サイズの用紙、例えばA4サイズの用紙が収容されている場合であっても、そのサイズは寸法誤差等により用紙ごとにばらつきがある。また、同じ定型サイズの用紙であっても、用紙のサイズは、紙種、製造ロットごとにばらつきがある。また、レジセンサ120を用いた用紙長の測定結果についても、その測定精度が十分でないことがあり、測定結果にばらつきが生じることがある。更には、ユーザの手違いにより給送トレイ21に複数の規格サイズの用紙が混ぜられている場合や、用紙の一部が損傷している場合など、様々な要因により、平均用紙長Laveの値を切断位置CLの設定に用いることが適切でないことがある。調整範囲は、これらの事情を鑑みて予め定められた範囲である。調整範囲の上限及び下限は、印刷装置1の設計段階で予めROM102などに記憶することにしてもよいし、入力設定部124を介してユーザに設定させ、EEPROM104に記憶することにしてもよい。
制御部100は、ステップS12で設定された切断位置CLが調整範囲内にあると判定された場合は、その切断位置CLの値を維持する(S13:YES)。一方、切断位置CLが調整範囲外にあると判定された場合(S13:NO)は、調整範囲の上限又は下限を切断位置CLとして再設定する(S14)。
具体的には、ステップS12で設定された切断位置CLが調整範囲の下限値よりも小さい場合は切断位置Cを調整範囲の下限値に再設定する。そして、ステップS12で設定された切断位置CLが調整範囲の上限値よりも大きい場合は、切断位置CLを調整範囲の上限値に再設定する。
図6に例示したように適正に切断位置CLを設定することで、第1用紙P1の用紙長L1と第2用紙P2の用紙長L2との差を調整範囲内に低減することができる。更には、複数の用紙Pを切断した場合に、切断の結果得られる複数の第1用紙P1と複数の第2用紙P2の用紙長のばらつきを低減することができる。
(長さ算出処理)
図7は、図5の長さ算出処理S9の制御の流れを示すフローチャートである。まず、制御部100は、レジセンサ120の検知結果を取得する(S20)。具体的には、制御部100は、レジセンサ120が用紙Pの前端を検知したタイミングt1に関する情報と、レジセンサ120が第2用紙P2の後端を検知したタイミングt2に関する情報とを取得する。換言すると、制御部100は、レジセンサ120がオン信号を出力していた期間に関する情報を取得する。
次に、制御部100は、ステップS20で取得したレジセンサ120の検知結果に基づいて、用紙Pの用紙長Lを算出する(S21)。具体的には、制御部100は、レジセンサ120がオン信号を出力した、t1からt2までの期間にロータリエンコーダ121が検知した用紙Pの搬送量Aを取得し、その搬送量Aに基づいて用紙Pの用紙長Lを算出する。例えば、制御部100は、搬送量Aに対して用紙Pの搬送速度A/(t2-t1)に応じた補正を行うことで、用紙Pの用紙長Lを算出する。
制御部100は、用紙Pの用紙長Lが算出されると、その値が予め設定された範囲内にあるか否か判定する(S22)。ここで予め設定された範囲とは、前述の切断位置の調整範囲と同様に、定形サイズの用紙の寸法誤差等を考慮して予め設定された範囲のことである。制御部100は、用紙Pの用紙長Lが予め設定された範囲内にあると判定された場合(S22:YES)、その用紙Pの用紙長Lの値を平均用紙長Laveの演算に用いるものとし、用紙Pの用紙長Lの値をEEPROM104などの記憶領域に格納する(S24)。EEPROM104には、用紙Pの用紙長Lの算出結果を履歴として複数個記憶させることができ、例えば連結リスト構造等のデータ構造で記憶されている。EEPROM104への用紙Pの用紙長Lの記憶処理を終えると、制御部100は、EEPROM104に記憶された用紙Pの用紙長Lのデータ数が予め定められた個数N以下であるか否かを判定する(S25)。例えば、制御部100は、EEPROM104に記憶された用紙Pの用紙長Lのデータ数が30個以下であるか否か判定する。EEPROM104に記憶された用紙Pの用紙長Lのデータ数が30個以下の場合(S25:YES)、予め設定された用紙Pのデフォルトの用紙長を含めて平均用紙長Laveを算出する(S26)。予め設定された用紙Pのデフォルトの用紙長とは、印刷ジョブにて指定された用紙Pの印刷媒体サイズ(たとえば、A4サイズ)に係る用紙長であって、例えば前述のLdefである。例えば、EEPROM104に用紙Pの用紙長Lのデータが3個記憶されている場合は、制御部100は、それら3個のデータと、用紙Pのデフォルトの用紙長Ldefとの4個の平均を平均用紙長Laveとして算出する。他方で、制御部100は、EEPROM104に記憶された用紙Pの用紙長Lのデータ数が30個より多い場合(S25:NO)、予め設定された用紙Pのデフォルトの用紙長を含めずに、最新30個の用紙Pの用紙長Lのデータの平均値を平均用紙長Laveとして算出する(S27)。以降、制御部100は、平均用紙長Laveの値として、新たに算出した結果を用いる。例えば、制御部100は、切断位置CLを設定する際に、新たに算出した平均用紙長Laveを上述の数式(1)に代入する。このように、直前に搬送された用紙Pの用紙長Lの算出結果を用いて平均用紙長Laveの値を更新することで、毎回用紙Pの切断位置CLを設定しなおすことにより、切断精度の低下を防ぐことができる。
他方で、ステップS22の判定において、制御部100が用紙Pの用紙長Lが予め設定された範囲内にない、すなわち範囲外であると判定された場合(ステップS22:NO)は、用紙Pの用紙長LをEEPROM104などの記憶領域に格納しない(S23)。制御部100は、平均用紙長Laveを更新することなく、長さ算出処理を終了する。このように、直前に搬送された用紙Pの用紙長Lの算出結果が予め設定された範囲内にない場合に、その用紙長Lを平均用紙長Laveの算出に用いないことにすることで、不適切な測定結果を利用したことによる切断精度の低下を防ぐことができる。
(本実施形態の作用効果)
以上説明した実施形態1によれば、制御部100は、レジセンサ120による用紙Pの前端及び後端の検知結果を用いて、用紙Pの第1搬送方向D1の用紙長Lを算出する長さ算出処理S9と、長さ算出処理S9により算出された複数の用紙Pの第1搬送方向D1の用紙長Lに基づいて、切断部10が用紙Pに対して切断加工を実行する第1搬送方向D1における切断位置CLを設定する設定処理S1と、を含む処理を実行する。複数の用紙Pの第1搬送方向D1の用紙長Lに基づいて切断位置CLを設定することにしているため、寸法公差などにより生じる用紙Pの用紙長Lのばらつきが平均化され、切断加工後の第1用紙P1の用紙長L1と第2用紙P2の用紙長L2のばらつきを低減することができる。さらに、レジセンサ120による検知精度が十分でなく、その検知結果にばらつきが生じる場合であっても、複数の用紙Pの第1搬送方向D1の用紙長Lに基づいて切断位置CLを設定することで、切断加工後の第1用紙P1の用紙長L1と第2用紙P2の用紙長L2のばらつきを低減することができる。
以上説明した実施形態1によれば、制御部100は、図6の設定処理において、複数の用紙長Lの平均値Laveに基づいて、切断位置CLを設定する(S12)。そのため、寸法公差などにより生じる用紙Pの用紙長Lのばらつきが平均化され、切断加工後の第1用紙P1の用紙長L1と第2用紙P2の用紙長L2のばらつきを低減することができる。
以上説明した実施形態1によれば、制御部100は、図6の設定処理において、長さ算出処理による用紙長Lの算出結果の個数が予め定められた数以下である場合(S25:YES)、長さ算出処理により算出された用紙Pの用紙長Lと、印刷ジョブにて指定された用紙Pに係る予め設定された長さLdefとに基づいて、切断位置CLを設定する。そのため、誤った規格サイズの用紙等が紛れ込んでいる場合に、切断位置が規格サイズに適合しない位置に設定されることを防ぐことができる。
以上説明した実施形態1によれば、制御部100は、長さ算出処理により算出された用紙Pの用紙長Lが予め設定された範囲内に含まれない場合(図7のS22:NO)、その用紙Pの用紙長Lを用いて平均用紙長Laveを算出しない(図7のS24)。そして、設定処理において、予め設定された範囲内に含まれない印刷媒体長さを用いずに算出された平均用紙長Laveに基づいて切断位置CLを設定する(図6のS12)。そのため、誤った規格サイズの用紙等が紛れ込んでいる場合等に、切断位置が規格サイズに適合しない位置に設定されることを防ぐことができる。
以上説明した実施形態1によれば、制御部100は、図6の設定処理により設定された切断位置CLが、予め設定された調整範囲内に含まれない場合は(S13:NO)、調整範囲の下限または上限の位置に切断位置CLを設定する。そのため、例えば印刷ジョブにて指定された用紙Pの規格サイズの許容誤差を超える用紙長Lが算出された場合等であっても、後続する用紙に対して切断を行う切断位置CLが調整範囲から外れることがない。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る印刷装置1の制御部100による制御の流れについて、図8を参照して説明する。
[制御部の制御動作]
図8は、印刷装置1による用紙Pへの印刷処理に係る制御の流れを示すフローチャートであって、印刷処理の一例として、印刷ジョブに4ページ分の印刷データが含まれており、給送トレイ21から給紙された用紙Pに対して、印刷データに応じた両面印刷を行う点が図5と異なっている。
制御部100は、USBインターフェース110又はLANインターフェース111等を介して印刷データを受信すると、実施形態1にて図6を用いて説明した設定処理を行い、用紙Pの切断位置CLを設定する(S30)。
制御部100は、切断位置CLの設定を完了すると、給送トレイ21に収容された用紙Pに対して、図5のS2と同様の搬送処理を開始する(S31)。ステップS31に開始する用紙Pの搬送処理のことを第1搬送処理と呼称する。第1搬送処理では、制御部100は、給送モータ107を駆動させて、給送ローラ24を正回転させ、給送トレイ21から用紙Pを取り出す。以降、用紙Pは、制御部100による制御のもと、第1搬送路R1において第1搬送方向D1に沿って搬送される。搬送中の用紙Pの前端がレジセンサ120の位置を通過すると、レジセンサ120から制御部100へのオン信号出力が開始される。
制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60等を正回転させ、用紙Pを印刷部3へ搬送する。印刷部3は、制御部100による制御のもと、印刷開始位置PLから用紙Pへ1行分の画像を印刷する(S32)。印刷部3による1行分の印刷が完了すると、制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60,62,64,66等を正回転させ、改行処理を行う。
制御部100は、用紙Pの表面への画像印刷が完了したか否かを判定する。すなわち、制御部100は、印刷ジョブに含まれる4ページ分の印刷データのうち、用紙Pの表面へ第1ページ分と第2ページ分の画像の印刷が完了したか否かを判定する。印刷が完了していない場合(ステップS33:NO)、制御部100は、ステップS32の処理に戻り、完了するまで用紙Pの表面への画像印刷と改行処理を繰り返す。
用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を抜けると、レジセンサ120から制御部100への出力がオフ信号に切り替わる。また、用紙Pの後端が搬送ローラ62の位置を抜けると、制御部100は、用紙Pの表面への画像印刷が完了したと判定し(ステップS33:YES)、ステップS34に進む。ステップS34では、制御部100は、用紙Pの裏面への画像印刷を開始するため、第2搬送処理を開始する。制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ64および66を逆回転させる。これにより、用紙Pは、第1フラップ46の下面に沿って、第2搬送路R2へ搬送される。制御部100は、搬送モータ108を駆動させて、搬送ローラ64,66,68を回転させて第1搬送方向D1とは反対の第2搬送方向D2に用紙Pを搬送させる。用紙Pが第2搬送路R2上にある合流位置Wまで搬送されると、用紙Pは第1搬送路R1に合流する。このとき用紙Pは、第1搬送処理で第1搬送路R1を搬送されたときと比べて、表裏が反転している。
制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60等を正回転させ、第1搬送路R1に合流した用紙Pを印刷部3へ搬送する。印刷部3は、制御部100による制御のもと、印刷開始位置PLから用紙Pへ1行分の画像を印刷する(S35)。印刷部3による1行分の印刷が完了すると、制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60,62,64,66等を正回転させ、改行処理を行う。
この改行処理において、制御部100は、用紙Pの切断位置CLが切断部10のある位置Xに到達したか否か判定する(S36)。制御部100は、用紙Pの切断位置CLが切断部10のある位置Xに到達したと判定すると(S36:YES)、切断部10を制御して、用紙Pを切断位置CLで切断する(S37)。この切断加工により、用紙Pは、第1用紙P1と第2用紙P2に分割される。制御部100は、用紙Pの切断位置CLが切断部10のある位置Xに到達していないと判定すると(S36:NO)、印刷装置3に対して、次行分の画像を用紙Pへ印刷させる(S35)。
ステップS37における切断加工後、制御部100は、搬送ローラ108を駆動させて、搬送ローラ60,62,64,66を回転させ、切断加工後の第1用紙P1と第2用紙P2を第1搬送路R1に沿って搬送する。この搬送により、第1用紙P1は、排出トレイ23へ排出される。
切断加工後も引き続いて、制御部100は、印刷部3に対して、第2用紙P2へ画像を印刷させる(S38)。制御部100は、第2用紙P2への画像印刷が終了するまで(S39:NO)、印刷部3による第2用紙P2への画像印刷を行い(S38)、第2用紙P2への画像印刷が終了すると(S39:YES)、第2用紙P2を排出トレイ23に排出する(S40)。
制御部100は、第2用紙P2が排出トレイ23に排出されると、ステップS41に進む。制御部100は、ステップS41では、図5のステップS9と同様の処理により、平均用紙長Laveを算出する長さ算出処理を実行する。
上記の説明では、印刷ジョブに4ページ分の印刷データが含まれている場合について説明したが、5ページ分以上の印刷データが含まれる場合であっても、図8に示す印刷処理は実行可能である。印刷ジョブに5ページ分以上の印刷データが含まれる場合は、全ページ分の印刷データについて印刷処理が完了するまで図8に示す処理を繰り返すことにすればよい。
以上説明した実施形態2のように、用紙Pに両面印刷を行う場合であっても、本発明を適用することができる。
〔実施形態3〕
次に、本発明の実施形態3に係る印刷装置1の制御部100による制御の流れについて、図9を参照して説明する。
[制御部の制御動作]
図9は、印刷装置1による用紙Pへの印刷処理に係る制御の流れを示すフローチャートであって、用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を抜ける際に、用紙Pの搬送速度を予め設定された一定の速度にする点が実施形態1と異なっている。
図9のステップS50からS54までは、制御部100は、図5のステップS1からS5までの処理と同様の処理を行う。制御部100は、ステップS54にて図5のステップS5と同様に、用紙Pを切断位置CLにおいて切断するとステップS55に進む。
ステップS55では、制御部100は、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過するか否かを判定する。制御部100は、次回の改行処理後にロータリエンコーダ121から取得する用紙Pの搬送量Aが平均用紙長Laveを超える場合、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過すると判定する。
制御部100は、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過する場合は(S55:YES)、用紙Pの搬送速度が予め設定された一定の速度v1になるように搬送モータ108を制御する速度制御処理を行う(S56)。速度v1は、ステップS50からS54までの処理中の用紙Pの搬送速度と比べて遅く設定されている。用紙Pの搬送速度が速度v1で一定に保たれることにより、レジセンサ120による用紙Pの後端の検知結果の精度を向上させることができる。制御部100は、用紙Pの搬送速度を速度v1に設定すると、次行分の画像を用紙Pへ印刷させる(S57)。一方、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過しないと判定した場合は(S55:NO)、制御部100は、ステップS56の処理を経由せずにステップS57に進み、印刷装置3に対して、次行分の画像を用紙Pへ印刷させる。
制御部100は、ステップS57の処理の後、ステップS58の判定処理に進む。ステップS58では、制御部100は、用紙Pへの印刷が完了したか否かを判定する。制御部100は、用紙Pへの印刷が完了するまで(S58:NO)、ステップS55からS57までの処理を繰り返し、用紙Pへの印刷が完了すると(S58:YES)、ステップS59の処理に進む。
ステップS59では、制御部100は、用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過したか否かを判定する。用紙Pへの印刷が完了するまでに用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過している場合には(S59:YES)、制御部100は、ステップS62の処理に進む。一方、用紙Pへの印刷が完了するまでに用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過していない場合には(S59:NO)、制御部100は、ステップS60に進む。ステップS60では、制御部100は、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過するか否かを判定する。制御部100は、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過すると判定されるまで改行処理を繰り返す(ステップS60:NO)。そして、制御部100は、次回の改行処理により用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過すると判定された場合(S60:YES)、ステップS61の処理に進む。ステップS61では、制御部100は、ステップS56と同様に、用紙Pの搬送速度を予め設定された一定の速度v1に設定する。ステップS62以降の処理は、図5のステップS8以降の処理と同様である。
上記の構成によれば、用紙Pの後端がレジセンサ120を通過するタイミングにおいては、予め定められた速度v1にて用紙Pを搬送することとなる。そのため、レジセンサ120が用紙Pの後端の通過を検知し易くすることができる。これにより、レジセンサ120の用紙Pの前端および後端の検知結果の精度を向上させることができる。
〔その他の実施形態〕
上述した実施形態1~3において、制御部100は、予め定められた条件が成立したとき、設定処理により設定された切断位置CLをデフォルトの切断位置Cdefに再設定する再設定処理を更に実行することにしてもよい。予め定められた条件が成立したときとは、例えば、給送トレイ21が印刷装置1の開口20から外されたときや、給送トレイ21が開口20に装着されたときである。
制御部100は、印刷装置1に給送トレイ21が装着されていることを装着センサ123により検知し、給送トレイ21が印刷装置1から外されたとき、切断位置CLをデフォルトの切断位置Cdefに再設定することにしてもよい。制御部100は、開口20に給送トレイ21が装着されていることを装着センサ123により検知し、給送トレイ21が開口20から外された状態から装着された状態となったとき、切断位置CLをデフォルトの切断位置Cdefに再設定することにしてもよい。切断位置CLをデフォルトの切断位置Cdefに再設定するとき、制御部100は、再設定のタイミングまでにEEPROM104に記憶された用紙長Lを切断位置CLの設定に用いないように、再設定前に記憶された用紙長Lのデータを消去することにしてもよい。給送トレイ21の着脱に基づいて再設定処理を実行することにより、給送トレイ21に収容された用紙Pの交換や補充に伴う用紙Pの紙種や製造ロットの変更に合わせて切断位置CLを設定することが可能となる。
また、予め定められた条件が成立したときの別の一例として、例えば、給送トレイ21に収容されている用紙Pが無くなったときに再設定処理を実行することにしてもよい。給送トレイ21の中に用紙Pが収容されているか否かを光センサ(第3検知部)等で検知し、給送トレイ21が開口20から外されたとき、切断位置CLをデフォルトの切断位置Cdefに再設定することにしてもよい。
予め定められた条件が成立したときの別の一例として、ユーザが入力設定部124を用いて用紙Pのサイズに関する設定入力を行ったときに再設定処理を実行することにしてもよい。ユーザが入力設定部124を用いて用紙Pのサイズに関する設定入力を行った場合は、給送トレイ21に収容された用紙Pの紙種や製造ロットが変更された可能性が高いため、再設定処理を実行することにしてもよい。
〔変形例〕
上述した実施形態1-3では、切断加工を行うことにより、用紙Pを第1用紙P1と第2用紙P2に2等分にする場合について説明したが、用紙Pを2等分にする場合に限るものではない。制御部100は、切断部10により用紙Pを3等分にしてもよい。またそれ以上の数に切断してもよい。この場合、分割する数に応じて上述の切断処理を繰り返し実行する。
上述した実施形態1-3では、切断部10を印刷部3よりも第1搬送方向D1の下流に設けたが、切断部10を設ける位置はこれに限定しない。たとえば、切断部10を印刷部3よりも第1搬送方向D1の上流に設けることにしてもよいし、印刷装置1の外部に調整機として設けることにしてもよい。
上述した実施形態1-3では、複数の用紙長Lの平均値、平均用紙長Laveを算出し、その平均用紙長Laveを用いて切断位置CLを設定することにしたが、これに限られない。例えば、複数の用紙長Lの中央値や最頻値を算出し、その算出結果を用いて切断位置CLを設定することにしてもよい。
上述した実施形態1-3では、レジセンサ120を用いて、用紙Pの前端と後端を検知することにしたが、用紙Pの前端と後端を検知する方法はレジセンサ120だけに限定されない。例えば、第1検知部としてメディアセンサ122を用いて、用紙Pの前端と後端を検知することにしてもよい。また、第1検知部としてレジセンサ120とメディアセンサ122を併用して、用紙Pの前端をメディアセンサ122で検知し、用紙Pの後端をレジセンサ120で検知することにしてもよい。
上述した実施形態2では、制御部100は、用紙Pの搬送前に設定処理を実行し、用紙Pへの印刷が完了した後に長さ算出処理を実行している。しかし、両面印刷を行う場合には、設定処理や長さ算出処理を実行するタイミングは、図8に例示したタイミングだけに限られない。たとえば、用紙Pの後端がレジセンサ120の位置を通過した後、用紙Pに対して切断加工を行う前に長さ算出処理と設定処理を順に実行することにしてもよい。これにより、用紙Pの1枚目から用紙長Lの測定結果に基づいた、切断位置CLを設定することができる。
上述した実施形態1-3と、各変形例では、用紙Pに対して切断位置CLを設定し、切断部10により切断加工を行うものとしたが、用紙P等の印刷媒体に対して行う加工は切断加工だけに限られない。たとえば、用紙Pに対してミシン目加工や折り目形成加工を行うことにしてもよい。ミシン目加工を行う場合は、例えば、制御部100は、切断位置CLと同様の処理でミシン目加工を行う加工位置を設定する。そして、制御部100は、その加工位置に加工部材であるミシン目カッターを当接させて、用紙Pの幅方向にミシン目カッターを移動させることにより、ミシン目加工を行うことにすればよい。折り目形成加工を行う場合も同様に、制御部100は、切断位置CLと同様の処理で加工位置を設定し、その加工位置に折り目形成加工を行う。折り目形成加工では、折り目をつけるブレードを加工部材として用紙Pに当接させて、用紙Pの幅方向にブレードを移動させることにすればよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 印刷装置
3 印刷部
10 切断部
21 給送トレイ(収容部)
24 給送ローラ
60,62,64,66,68 搬送ローラ
120 レジセンサ(第1検知部)
123 装着センサ(第2検知部)
124 設定部
D1 第1搬送方向
D2 第2搬送方向
R1 第1搬送路
R2 第2搬送路

Claims (12)

  1. 印刷媒体を収容する収容部と、
    前記収容部から印刷媒体を取り出して搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
    前記印刷媒体に印刷ジョブに含まれる印刷データを印刷する印刷部と、
    前記搬送部により搬送される印刷媒体の前記搬送方向における前端及び後端を検知する第1検知部と、
    前記搬送部により搬送される印刷媒体に対して、加工部材が当接しながら移動することで前記印刷媒体を加工する加工部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1検知部による印刷媒体の前端及び後端の検知結果を用いることにより、印刷媒体の前記搬送方向の長さである印刷媒体長さを算出する長さ算出処理と、
    前記長さ算出処理により算出された複数の前記印刷媒体の前記印刷媒体長さに基づいて、前記加工部が前記印刷媒体に対して加工を実行する前記搬送方向における加工位置を設定する設定処理と、を含む処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、
    前記設定処理において、複数の前記印刷媒体長さの平均値に基づいて、前記加工位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記設定処理において、前記長さ算出処理により算出された前記印刷媒体長さの個数が予め定められた数以下である場合、前記長さ算出処理により算出された前記印刷媒体長さと、前記印刷ジョブにて指定された印刷媒体サイズに係る予め設定された長さとに基づいて、前記加工位置を設定することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、
    前記長さ算出処理により算出された前記印刷媒体長さが予め設定された範囲内に含まれない場合、前記設定処理において、当該印刷媒体長さを用いずに前記加工位置を設定することを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、
    前記設定処理により設定された前記加工位置が、予め設定された調整範囲内に含まれない場合は、前記調整範囲の下限または上限の位置に前記加工位置を設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、予め定められた条件が成立したとき、前記加工位置を予め定められたデフォルト加工位置に設定する再設定処理を実行することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記収容部が前記印刷装置に装着されているか否かを検知する第2検知部、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記再設定処理において、前記印刷装置に前記収容部が装着されていないと前記第2検知部が検知したことを条件に、前記加工位置を前記デフォルト加工位置に設定することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記収容部が前記印刷装置に装着されているか否かを検知する第2検知部、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記再設定処理において、前記印刷装置に前記収容部が装着されたと前記第2検知部が検知したことを条件に、前記加工位置を前記デフォルト加工位置に設定することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  9. 前記収容部に印刷媒体が収容されているか否かを検知する第3検知部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記再設定処理において、前記収容部に印刷媒体が収容されていないことを前記第3検知部が検知したことを条件に、前記加工位置を前記デフォルト加工位置に設定することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  10. ユーザからの前記印刷媒体のサイズに関する入力を受け付ける入力設定部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記入力設定部が前記印刷媒体のサイズの入力を受け付けたことを条件に、前記加工位置を前記デフォルト加工位置に設定することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  11. 前記制御部は、
    前記長さ算出処理において、前記第1検知部を通過する印刷媒体の搬送速度を参照することにより、前記印刷媒体長さを補正することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記制御部は、
    印刷媒体の後端が前記第1検知部を通過するタイミングにおいて、印刷媒体の搬送速度が予め定められた速度になるように前記搬送部を制御する速度制御処理を更に実行することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の印刷装置。

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