JP4006142B2 - Vodシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルビデオデータを記憶するビデオサーバと、このビデオサーバに対してビデオデータの送信要求を行うクライアントとからなるVODシステム(ビデオ・オン・デマンド・システム)に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のVODシステムにおいては、ビデオサーバから各クライアントに対して高画質のデジタルビデオデータを配信することができる。
【0003】
このようなVODシステムにおいては、ビデオサーバは多数のデジタルビデオデータをビデオデータファイルに記憶保持している。そして、このビデオサーバに対して公衆電話網を含む各種の通信網を介して接続されたクライアントから、デジタルビデオデータのタイトルを指定したビデオデータの送信要求が入力されると、ビデオサーバは、ビデオデータファイルから指定されたデジタルビデオデータを読出して、要求元のクライアントへ送信する。
【0004】
クライアントは、ビデオサーバからオンラインで供給されるデジタルビデオデータをデコーダ部で映像信号に再生して、モニタ装置で表示させる。
【0005】
このようなVODシステムにおいて、クライアントを扱うユーザ(顧客)にとっては、ビデオサーバからデジタルビデオデータで供給される例えば映画等の最初から最後までの全部の画像が必要でなく、その一部のシーン(場面)のみが必要な場合がある。
【0006】
具体的には、このクライアントが一般家庭に設置されている場合、ユーザ(顧客)は過去に見た映画における感動的なシーン(場面)のみを繰り返して見たい欲求に駆られる場合がある。また、クライアントが放送局や映像作成会社に設置されている場合、ユーザ(顧客)は、ビデオサーバに記憶されている多数の過去のニュース映像からなるデジタルビデオデータにおける必要なニュース映像のなかの各シーン(場面)を取出して、編集して新たな映像を作成したり、取出した各シーンを新たに作成する映像に組込む。
【0007】
このようにユーザ(顧客)は、VODシステムに対して種々の使用形態に対応できることを要求している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のVODシステムにおいては、各クライアントからタイトルを指定したビデオデータの送信要求が入力すると、ビデオデータファイルから指定されたタイトルのデジタルビデオデータを読出して、そのデジタルビデオデータにおける先頭位置から最終位置まで順番に要求元のクライアントへ送信する。
【0009】
したがって、クライアントのユーザ(顧客)にとっては、目的とするシーン(場面)がモニタ装置に現れるまで待つ必要がある。特に、デジタルビデオデータが劇場映画等の開始から終了まで1時間以上を有する場合においては、複数のデジタルビデオデータから目的とする各シーンを短時間で取出すことは非常に困難であった。
【0010】
また、クライアントが放送局や映画作成会社に設置されている場合、ビデオサーバから受信した各デジタルビデオデータを一旦HDD等の、任意の記憶位置からデータの読出し可能な記憶媒体に記憶保持しておき、この記憶媒体から必要なシーン(場面)を即座に取出ことが考えられる。
【0011】
しかし、長時間に亘る動画データを記憶するためには、記憶媒体の必要とする記憶容量が膨大になり、クライアントの製造費が大幅に上昇する。さらに、ビデオサーバから受信したデジタルビデオデータを一旦記憶媒体に記憶することは、ユーザ(顧客)が要求した時点でかつ実時間でデジタルビデオデータを再生し、鑑賞できるVDOシステムの本来の機能を果たしていない。
【0012】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、クライアント側からビデオサーバに対して、ユーザ(顧客)が必要とするシーンのデジタルビデオデータ内における時間位置時間を指定可能とすることによって、ビデオサーバからユーザ(顧客)が必要とするシーンのビデオデータのみを受信して再生することができ、ユーザ(顧客)にとってほぼ実時間で必要とするシーンのみを得ることができ、ユーザ(顧客)に対するサービスを大幅に向上できるVODシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のデジタルビデオデータを記憶するビデオサーバと、このビデオサーバに対してビデオデータの送信要求を行い、このビデオサーバから受信したビデオデータを再生するクライアントとを備えたVODシステムに適用される。
【0014】
そして、上記課題を解消するために、本発明においては、クライアントに対して、デジタルビデオデータに含まれるシーンのデジタルビデオデータ内における時間位置情報、シーン標題及びデジタルビデオデータのタイトルをシーン情報として記憶するシーン情報記憶部と、入力したシーン標題を指定したシーン再生要求に応じて、このシーン標題に対応する時間位置情報とタイトルとをビデオサーバへ送信要求に組込んで送信する手段とを付加している。
【0015】
さらに、ビデオサーバは、複数のデジタルビデオデータの中から送信要求に含まれるタイトルのデジタルビデオデータにおける時間位置情報が指定する時間領域のビデオデータを読出してクライアントへ送信する。
【0016】
このように構成されたVODシステムにおいては、クライアントのシーン情報記憶部内には、各シーンのデジタルビデオデータ内における時間位置情報、シーン標題及びデジタルビデオデータのタイトルがシーン情報として記憶されている。
【0017】
そして、クライアントのユーザ(顧客)は、自己が見たいシーン(場面)のシーン標題を操作入力すると、このシーンの時間位置情報とデジタルビデオデータのタイトルがビデオサーバへビデオデータの送信要求として送信される。
【0018】
したがって、ビデオサーバは、記憶している複数のデジタルビデオデータのなかの指定されたタイトルのデジタルビデオデータにおける時間位置情報で指定された時間領域のビデオデータを送信要求元のクライアントへ送信する。
【0019】
しかして、クライアントにおいては、目的とするシーン(場面)のみが再生される。
【0020】
また、別の発明においては、上述した発明のVODシステムにおけるクライアントに対して、ビデオサーバから受信したビデオデータの再生中に操作指定されたシーンの時間位置情報をビデオサーバから取得して、同じく指定指定されたシーン標題及びタイトルを付してシーン情報記憶部へ登録する手段を付加している。
【0021】
このように構成されたVODシステムにおいては、例えば、クライアントのユーザ(顧客)が、自己が再度見たいシーン(場面)を自己のクライアントへ登録する場合、該当シーンを含むデジタルビデオデータをビデオサーバから受信して再生中に、自己が登録したいシーンが現れた時に開始指示を行い、該当シーンが終了した時に終了指示を行えば、ビデオサーバから該当シーンのデジタルビデオデータ上における時間位置情報が送信されてきてクライアントのシーン情報記憶部へ登録される。
【0022】
このように、クライアントのユーザ(顧客)は、自己が見たい任意のシーンを登録することができる。
【0023】
さらに別の発明においては、上述した発明のVODシステムにおけるクライアントに対して、編集操作に応じてシーン情報記憶部に登録された複数のシーン情報をまとめて新たなシーン標題を付してシーン情報記憶部に登録する手段を付加している。
【0024】
このように構成されたVODシステムにおいては、簡単にシーン情報記憶部に登録された複数のシーンをまとめることができるので、例えば、放送局や映像制作会社においては、映像の編集作業の作業能率を向上させることができる。
【0025】
さらに、別の発明は、複数のデジタルビデオデータを記憶するビデオサーバと、このビデオサーバに対してビデオデータの送信要求を行い、このビデオサーバから受信したデータ圧縮されたビデオデータをデコーダ部で再生してモニタ装置に表示させるクライアントとを備えたVODシステムに適用される。
【0026】
そして、クライアントに対して、デジタルビデオデータに含まれるシーンのデジタルビデオデータ内における開始時間、終了時間、オフセット時間、フレーム数、シーン標題及びデジタルビデオデータのタイトルをシーン情報として記憶するシーン情報記憶部と、入力したシーン標題を指定したシーン再生要求に応じて、このシーン標題に対応する開始時間、終了時間及びタイトルとをビデオサーバへ送信要求に組込んで送信する手段と、ビデオサーバから受信したデータ圧縮されたビデオデータを、デコーダ部にて、指定されたシーン標題に対応するオフセット時間が指定する位置から、指定されたシーン標題に対応するフレーム数分だけ再生してモニタ装置に表示させる手段とを付加している。
【0027】
また、ビデオサーバは、複数のデジタルビデオデータの中から送信要求に含まれるタイトルのデジタルビデオデータにおける時間位置情報が指定する時間領域のビデオデータを抽出してクライアントへ送信する。
【0028】
先ず、このように構成されたVODシステムの動作原理を説明する。
各デジタルビデオデータはデータ圧縮(画像圧縮)された状態で記憶されている。そして、このデータ圧縮された状態でクライアントへ送信される。このデータ圧縮(画像圧縮)手法に、MPEG手法を採用した場合、フレーム間圧縮を行う場合、所定フレーム数毎に基準フレーム(Iピクチャ)を挿入して、基準フレーム相互間の各フレームにおいては、一つ前のフレームからの差分情報のみしか含まれない。
【0029】
したがって、必要とするシーンのフレームを再生するためには、該当フレームから、一つ前の基準フレーム(Iピクチャ)から該当フレームまでの間に存在する各フレームが必要となる。そのために、必要とするシーンのフレームから、最低限、基準フレーム(Iピクチャ)が含まれる1周期分のフレームデータを取得する必要がある。その1周期分の時間をオフセット時間と称する。
【0030】
データ圧縮(画像圧縮)されたデジタルビデオデータ内におけるデジタルビデオデータの開始時刻と、必要とするシーンの開始時間と、オフセット時間と、終了時間との相互関係を図7に示す。ビデオサーバからクライアントへは開始時間から終了時間までのデータ圧宿されたビデオデータが送信される。
【0031】
クライアントのデコーダ部は、本来、開始時間から終了時間までのデータ圧宿されたビデオデータを画像信号(再生データ)に再生(復号)するが、オフセット時間内に存在する各フレームを再生する必要がない。また、必要とするシーンのフレームの終了から終了時間までのフレームも必要ない。
【0032】
したがって、本発明においては、デコーダ部に対してオフセット時間及びフレーム数を送出して、真に必要なシーンのみを再生出力させている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るVODシステムの概略構成を示すブロック図である。1台のビデオサーバ1に対して通信網2を介して複数台のクライアント3が接続されている。なお、図1においては、説明を簡素化するために1台のクライアント3しか記載していないが、実際のシステムにおいては複数台のクライアント3が接続されている。
【0034】
ビデオサーバ1内には、各クライアント3に提供するための複数のデジタルビデオデータが記憶されているビデオデータファイル4が設けられている。さらにこのビデオサーバ1内には、通信網2を介して各クライアント3との間でデータ伝送を行うための通信IF(インタフェース)5、要求受信部6、ビデオデータ読出部7、ビデオデータ送信部8等が設けられている。
【0035】
また、クライアント3内には、このクライアント3のユーザ(顧客)が、ビデオサーバ1から取り寄せたいデジタルビデオデータに対する送信要求や特定のシーン(場面)に対する送信要求を入力するための操作パネル(ユーザIF)9、ビデオサーバ1に対して各種要求を通信IF11を介してビデオサーバ1へ送信する要求送信部10、通信IF11を介してデジタルビデオデータやシーン(場面)の時間位置情報を受信するデータ受信部12等が設けられている。
【0036】
さらに、このクライアント3内には、受信したデジタルビデオデータを再生してモニタ装置14へ表示出力するデコーダ部13、シーン情報テーブル15、シーン情報読出部16、シーン情報作成部17、シーン情報登録部18、シーン情報編集部19が設けられている。
【0037】
シーン情報記憶部としてのシーン情報テーブル15内には、図2に示すように、ビデオサーバ1のビデオデータファイル4に記憶されたデジタルビデオデータに含まれる、このクライアント3のユーザ(顧客)が指定した各シーン(場面)のシーン標題、該当シーンが含まれるデジタルビデオデータのビデオタイトル、図7に示す、該当デジタルビデオデータの開始時刻(先頭位置)からの開始時間、同じく該当デジタルビデオデータの開始時刻(先頭位置)からの終了時間が記憶されている。
【0038】
このように構成されたVODシステムのクライアント3におけるシーン情報作成部17におけるシーン情報のシーン情報テーブル15に対する登録処理を図3の流れ図を用いて説明する。
【0039】
操作パネル9を介してこのクライアント3のユーザ(顧客)から登録したいシーン(顧客)が所属するデジタルビデオデータのビデオタイトルが入力されると(S1)、このビデオタイトルを送信要求に組込んで、送信要求送信部10及び通信IF11を介してビデオサーバ1へ送信する(S2)。
【0040】
ビデオサーバ1の要求受信部6は、通信IF5を介してビデオタイトルを指定した送信要求を受信すると、このビデオタイトルをビデオデータ読出部7へ送出する。ビデオデータ読出部7は、ビデオデータファイル4から指定されたビデオタイトルのデジタルビデオデータの読出しを開始する。ビデオデータ送信部8は読出されたデジタルビデオデータを通信IF5及び通信網2を介して要求元のクライアント3へ送信開始する。
【0041】
クライアント1のデータ受信部12は、ビデオサーバ1から通信IF11を介して該当ビデオタイトルのデジタルビデオデータを受信開始すると、デコーダ部13へこの受信したデジタルビデオデータの送信を開始する。その結果、デコーダ部13は、デジタルビデオデータを映像信号に再生して、モニタ装置14へ送出する。
【0042】
モニタ装置14が画像の表示を開始し(S3)、その後、操作パネル9からシーンの開始指示が入力されると(S4)、このシーンに対する開始時間の問い合せを要求信号に組込んでビデオサーバ1へ送信する(S5)。
【0043】
ビデオサーバ1の要求受信部6は、開始時間の問い合せの要求信号を受信すると、この開始時間の問い合せをビデオデータ読出部7へ送出する。ビデオデータ読出部7は、ビデオデータファイル4から現在読出し中のデジタルビデオデータの先頭位置から現在位置までの経過時間を開始時間として取出して、通信IF5を介して要求元のクライアント3へ送信する。
【0044】
クライアント1のデータ受信部12は、ビデオサーバ1から通信IF11を介して該当シーンの開始時間を受信すると(S6)、シーン情報作成部17へ送出する。シーン情報作成部17はこの開始時間をシーン情報登録部18を介して、図2に示したシーン情報テーブル15の新規領域に書込む(S7)。
【0045】
続いて、操作パネル9からシーンの終了指示が入力されると(S8)、このシーンに対する終了時間の問い合せを要求信号に組込んでビデオサーバ1へ送信する(S9)。
【0046】
ビデオサーバ1の要求受信部6は、終了時間の問い合せを受信すると、この終了時間の問い合せをビデオデータ読出部7へ送出する。ビデオデータ読出部7は、ビデオデータファイル4から現在読出し中のデジタルビデオデータの先頭位置から現在位置までの経過時間を終了時間として取出して、通信IF5を介して要求元のクライアント3へ送信する。
【0047】
クライアント1のデータ受信部12は、ビデオサーバ1から通信IF11を介して該当シーンの終了時間を受信すると(S10)、シーン情報作成部17へ送出する。シーン情報作成部17はこの終了時間をシーン情報登録部18を介して、図2に示したシーン情報テーブル15における先に開始時間を書込んだ領域に追加して書込む(S11)。
【0048】
次に、操作パネル9からユーザ(顧客)が任意に付けたシーンの標題が入力されると(S12)、シーン情報登録部18を介して、今回のシーン標題、先に入力したビデオタイトルを図2に示したシーン情報テーブル15における先に開始時間、終了時間を書込んだ領域に追加して書込む(S13)。
【0049】
次に、このようにシーン情報テーブル15にシーン標題、ビデオタイトル、開始時間、終了時間からなるシーン情報が登録された状態において、クライアント3は図4に示す流れ図に従ってシーン再生処理を実施する。
【0050】
操作パネル9を介して、ユーザ(顧客)が指定したシーン標題が入力されると(Q1)、シーン情報読出部16が起動してシーン情報テーブル15から、該当シーン標題に対応するビデオタイトル、開始時間、終了時間を読出して(Q2)、送信要求に組込んで、ビデオサーバ1へ送信する(Q3)。
【0051】
ビデオサーバ1の要求受信部6は、通信IF5を介してビデオタイトル、開始時間、終了時間を指定した送信要求を受信すると、このビデオタイトル、開始時間、終了時間をビデオデータ読出部7へ送出する。ビデオデータ読出部7は、ビデオデータファイル4から指定されたビデオタイトルのデジタルビデオデータのうち開始時間、終了時間で指定された時間領域のビデオデータを読出し開始する。ビデオデータ送信部8は読出されたビデオデータを通信IF5及び通信網2を介して要求元のクライアント3へ送信開始する。
【0052】
クライアント1のデータ受信部12は、ビデオサーバ1から通信IF11を介して該当タイトルのデジタルビデオデータのうちの開始時間、終了時間で指定されたビデオデータを受信開始すると(Q4)、デコーダ部13へこのビデオデータの送信を開始する。その結果、デコーダ部13は、ビデオデータを映像信号に再生して、モニタ装置14へ送出する(Q5)。その結果、モニタ装置14には、このクライアント3のユーザ(顧客)が指定した、シーン標題のシーン(場面)のみが表示される。
【0053】
また、このクライアント3は、シーン情報テーブル15内に既に設定されている複数のシーン情報をまとめて新たなシーン標題を付して、このシーン情報テーブル15内に新たに登録することが可能である。
【0054】
具体的には、ユーザ(顧客)が、編集モード時に、操作パネル9からまとめるべき、複数のシーンのシーン標題及び新規のシーン標題を入力すると、シーン情報編集部19が起動して、シーン情報テーブル15内に、新規のシーン標題と、この新規のシーン標題に含まれる各シーンのビデオタイトル、開始時間、終了時間とを新たな領域に設定する。
【0055】
そして、シーン再生時のこのまとめられたシーン標題のシーンを再生する場合、このまとめられたシーン標題を入力すると、シーン情報テーブル15内に記憶されているまとめられたシーン標題に対応する各シーンのビデオタイトル、開始時間、終了時間が読出されて送信要求に組込まれてビデオサーバ1へ送信される。
【0056】
ビデオサーバ1は、受信した送信要求に組込まれた各シーンのビデオタイトル、開始時間、終了時間が指定する複数のビデオデータをビデオデータファイル4から読出して、連続して送信要求元のクライアント3へ送信する。
クライアント3は受信した、複数のビデオデータをモニタ装置14へ連続して表示させる。
【0057】
このように構成されたVODシステムにおいては、クライアント3のシーン情報テーブル15内には、このクライアント3のユーザ(顧客)が設定した各シーンのデジタルビデオデータ内における開始時間、終了時間、シーン標題及びデジタルビデオデータのビデオタイトルがシーン情報として記憶されている。
【0058】
そして、クライアント3のユーザ(顧客)が、自己が見たいシーン(場面)のシーン標題を操作パネル9から操作入力すると、ビデオサーバ1から指定したシーン(場面)のビデオデータのみが送信されてくる。その結果、クライアント3においては、目的とするシーン(場面)のみがモニタ装置14で再生表示される。
【0059】
また、クライアント3のユーザ(顧客)は、自己が再度見たいシーン(場面)を自己のクライアント3のシーン情報テーブル15へ登録する場合、該当シーンを含むデジタルビデオデータをビデオサーバ2から受信して再生期間中に、シーンの開始指示と終了指示とシーン標題とを指定するのみでよいので、クライアント3のユーザ(顧客)は、自己が見たい任意のシーンを簡単に登録することができる。
【0060】
さらに、、簡単にシーン情報テーブル15に登録された複数のシーンをまとめることができるので、例えば、放送局や映像制作会社においては、映像の編集作業の作業能率を向上させることができる。
【0061】
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係るVODシステムの概略構成を示すブロック図である。図1に示す第1実施形態のVODシステムと同一部分には同一符号を付して詳細説明を省略する。
【0062】
この第2実施形態に係るVODシステムのクライアント3aのシーン情報テーブル15a内には、図6に示すように、ビデオサーバ1のビデオデータファイル4に記憶されたデジタルビデオデータに含まれる、このクライアント3のユーザ(顧客)が指定した各シーン(場面)のシーン標題、該当シーンが含まれるデジタルビデオデータのビデオタイトル、図7に示す、該当デジタルビデオデータの開始時刻(先頭位置)からの開始時間、同じく該当デジタルビデオデータの開始時刻(先頭位置)からの終了時間、前出したオフセット時間、目的シーンのフレーム数がシーン情報として記憶保持されている。
【0063】
また、ビデオサーバ1のビデオデータファイル4内には、各デジタルビデオデータはデータ圧縮(画像圧縮)された状態で記憶されている。
【0064】
そして、クライアント3aは図8に示す流れ図に従ってシーン再生処理を実施する。
【0065】
操作パネル9を介して、ユーザ(顧客)が指定したシーン標題が入力されると(R1)、シーン情報読出部16aが起動してシーン情報テーブル15aから、該当シーン標題に対応するビデオタイトル、開始時間、終了時間、オフセット時間、フレーム数を読出す(R2)。そして、ビデオタイトル、開始時間、終了時間を送信要求に組込んで、ビデオサーバ1へ送信する(R3)。
さらに、シーン情報読出部16aは、読出したオフセット時間、フレーム数をデコーダ部13aへ送出する(R4)。
【0066】
ビデオサーバ1の要求受信部6は、通信IF5を介してビデオタイトル、開始時間、終了時間を指定した送信要求を受信すると、このビデオタイトル、開始時間、終了時間をビデオデータ読出部7へ送出する。ビデオデータ読出部7は、ビデオデータファイル4から指定されたビデオタイトルのデータ圧縮されたデジタルビデオデータのうち開始時間、終了時間で指定された時間領域のビデオデータの読出しを開始する。ビデオデータ送信部8は読出されたデータ圧縮されたビデオデータを通信IF5及び通信網2を介して要求元のクライアント3へ送信開始する。
【0067】
クライアント1のデータ受信部12は、ビデオサーバ1から通信IF11を介して該当タイトルのデジタルビデオデータのうちの開始時間、終了時間で指定されたデータ圧縮されたビデオデータを受信開始すると(R5)、デコーダ部13aへこのデータ圧縮されたビデオデータの送信を開始する。
【0068】
デコーダ部13は、データ圧縮されたビデオデータを映像信号(再生データ)に再生する。この場合、再生開始からシーン情報読出部16aにて指定されたオフセット時間経過した時刻から再生した画像信号(再生データ)のモニタ装置14への送出を開始する。そして、同じくシーン情報読出部16aにて指定されたフレーム数分の画像信号(再生データ)を出力した時点で画像信号(再生データ)の出力を停止する(R6)。
【0069】
したがって、モニタ装置14には、ユーザ(顧客)が指定したシーン標題の図7に示すオフセット時間を除いた真のシーン(場面)のみが表示される。
このように、真に必要なシーンのみを再生表示させることが可能であるので、複数のシーンを集めて編集する場合における編集精度を向上させることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のVODシステムにおいては、クライアント側からビデオサーバに対して、ユーザ(顧客)が必要とするシーンのデジタルビデオデータ内における時間位置時間を指定可能としている。
【0071】
したがって、クライアントは、ビデオサーバからユーザ(顧客)が必要とするシーンのビデオデータのみを受信して再生することができ、ユーザ(顧客)にとってほぼ実時間で必要とするシーンのみを得ることができ、ユーザ(顧客)に対するサービスを大幅に向上できる。
【0072】
さらに、シーン情報記憶部内に、開始時間、終了時間、シーン標題、タイトルの他に、オフセット時間、フレーム数をも記憶して、このオフセット時間、フレーム数をクライアントのデコーダ部を用いたダデジタルデータの再生時に用いている。
したがって、オフセット時間を除いた真に必要なシーンのみを再生表示させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるVODシステムの概略構成を示すブロック図
【図2】同VODシステムのクライアント内に形成されたシーン情報テーブルの記憶内容を示す図
【図3】同VODシステムのクライアントにおけるシーン情報の登録処理動作を示す流れ図
【図4】同VODシステムのクライアントにおけるシーン再生処理動作を示す流れ図
【図5】本発明の第2実施形態に係わるVODシステムの概略構成を示すブロック図
【図6】同VODシステムのクライアント内に形成されたシーン情報テーブルの記憶内容を示す図
【図7】同VODシステムのシーン情報テーブルに記憶された開始時間、オフセット時間、フレーム数、終了時間の相互関係を示す図
【図8】同VODシステムのクライアントにおけるシーン再生処理動作を示す流れ図
【符号の説明】
1…ビデオサーバ
2…通信回線
3,3a…クライアント
4…ビデオデータファイル
5,11…通信IF
6…要求受信部
7…ビデオデータ読出部
8…ビデオデータ送信部
9…操作パネル
10…要求送信部
12…データ受信部
13,13a…デコーダ部
14…モニタ部
15,15a…シーン情報テーブル
16,16a…シーン情報読出部
17…シーン情報作成部
18…シーン情報登録部
19…シーン情報編集部

Claims (3)

  1. 複数のデジタルビデオデータを記憶するビデオサーバと、
    このビデオサーバに対してビデオデータの送信要求を行い、このビデオサーバから受信したデータ圧縮されたビデオデータをデコーダ部で再生してモニタ装置に表示させるクライアントと
    を備えたVODシステムにおいて、
    前記クライアントは、
    前記デジタルビデオデータに含まれるシーンの前記デジタルビデオデータ内における先頭からの開始時間及び終了時間、前記開始時間からのオフセット時間、前記オフセット時間からのフレーム数、シーン標題及び前記デジタルビデオデータのタイトルをシーン情報として対応づけて記憶するシーン情報記憶部と、
    入力したシーン標題を指定したシーン再生要求に応じて、このシーン標題に対応する開始時間、終了時間及びタイトルとを前記ビデオサーバへ前記送信要求に組込んで送信する手段と、
    前記ビデオサーバから受信したデータ圧縮されたビデオデータを、デコーダ部にて、前記指定されたシーン標題に対応するオフセット時間が指定する位置から、前記指定されたシーン標題に対応するフレーム数分だけ再生して前記モニタ装置に表示させる手段と
    を有し
    前記ビデオサーバは、
    前記複数のデジタルビデオデータの中から前記送信要求に含まれるタイトルのデジタルビデオデータにおける前記開始時間及び終了時間が指定する時間領域のビデオデータを抽出して前記クライアントへ送信する
    ことを特徴とするVODシステム。
  2. 前記クライアントは、
    前記ビデオサーバから受信したビデオデータの再生中に操作指定されたシーンの時間位置情報を前記ビデオサーバから取得して、同じく指定されたシーン標題及びタイトルを付して前記シーン情報記憶部へ登録する手段
    を有したことを特徴とする請求項1記載のVODシステム。
  3. 前記クライアントは、
    編集操作に応じて前記シーン情報記憶部に登録された複数のシーン情報をまとめて新たなシーン標題を付して前記シーン情報記憶部に登録する手段
    を有したことを特徴とする請求項2記載のVODシステム。
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