JP4468611B2 - 動画像編集システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバに記録された動画像の遠隔操作による編集、編集の記録、この編集結果の通信回線による配信、配信記録および動画像の再生などの各処理を行うことができる動画像編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用ビデオが非常に普及してきている。この家庭用ビデオの編集装置としては、テープ・トゥ・テープのリニア(linear editing)編集装置が従来から使われてきていたが、デジタル方式によるビデオの登場(DV(Digital Video)方式など)により、コンピュータにビデオ画像(動画像)を取込み、編集を行うノンリニア編集(non−linear editing)システムが登場してきている。ノンリニア編集システムは、カット映像を自分の思うままに並べたり、順番を変えたりというように、テープの物理的位置に縛られることなく自由に編集が可能であり、リニア編集では難しい複雑な合成や特殊効果ができるなどの利点がある。
最近では、家庭用のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)の高性能化、ハードディスクの容量増加、PC価格の低下などにより、動画編集を専門とする人だけではなく、一般の人々もノンリニア編集を行うことができるようになってきている。
【0003】
このような画像の編集に関して、特開2000−261747号公報には、編集装置から静止画像を取り出し、電話回線で伝送する映像処理装置および映像伝達方法が、特開2000−268540号公報には、クライアント側に映像素材と装置があり、オペレーションセンター側で遠隔操作するモデルである映像編集システムが記載されている。
また、特開平9−70009号公報には、ネットワークによる動画番組の配信と、記録された動画像を編集方法を指定する記憶装置によって同一の動画像から編集の異なる番組を配信する方法を提供する動画番組編集方法が、特開平9−154097号公報には、ネットワークを介して映像の検索および閲覧手段を提供する映像処理装置が記載されている。また、特開平6−295566号公報には、オフライン編集方法として、カードに静止画と機械読み取り可能なコードを記したカードを出力することにより、どこでも編集構想を練ることができる動画編集装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般的に動画像の編集は、リニア編集またはノンリニア編集に拘らず非常に時間がかかる。リニア編集では特定のシーンの長さを調節するのにその後に続くすべてのシーンを記録し直す必要がある。また、ノンリニア編集では、前述のような問題はないが、リニア編集に比べると画像品質の劣化を気にする必要がなく、やり直しが何度でも可能なために編集に納得のいくまで時間をかけてしまう。
さらに、ノンリニア編集では、複雑な合成や特殊効果などの編集を行うことができるが、画像処理工程の最終段階として画像生成するレンダリング処理に時間がかかってしまう。例えば、指定した合成や特殊効果の最終出力が想定と異なるような場合、合成や特殊効果のパラメータを変更して繰り返し行うことになるとさらに時間がかかってしまう。このように動画像編集の一般化により、編集したい素材はあるが編集する時間がないというような問題が顕著になってきている。また、現在提供されているPC上の代表的なノンリニア編集ソフトウエアは、そのソフトウエアがインストールされたPC上で操作されることを想定しており、遠隔操作をすることはできないものとなっている。
【0005】
一方、上述のような利用上の様々な点を鑑みて考慮された従来技術においても、特開2000−261747号公報および特開平9−154097号公報には編集方法に関しての記載がされておらず、特開平9−70009号公報には、ネットワークによる動画番組編集方法が記載されているが、利用者側からのインタラクティブな編集方法に関しては記載されていない。
また、特開平6−295566号公報記載の発明では、オフライン編集のことが記載されているが、オンラインでの編集に関しては記載されておらず、特開2000−268540号公報記載の発明では、ネットワーク伝送に対して伝送帯域幅に応じて適切な映像品質に変換する機能がなく、伝送帯域幅や機能が異なる端末による編集、通信の途絶による操作状況の保存と復活などの機能に関して考慮されていなかった。
【0006】
そこで、本発明の第1の目的は、サーバに個別ユーザの記憶領域を用意し、公衆回線やネットワークを使用してサーバにアクセス可能であり、サーバへの動画像記録、記録された動画像を遠隔操作によって編集し、蓄積された動画像および編集された動画像の配信などを行うことができる動画像編集システムを提供することである。
本発明の第2の目的は、編集に必要なインタラクティビィティを提供することができ、ユーザが編集装置の前に拘束されることなく、ファクシミリ装置のある好きな場所から紙媒体を用いて編集作業を行うことができる動画像編集システムを提供することである。
本発明の第3の目的は、使用するファクシミリ装置に応じた適切な品質のサービスを受けることができる動画像編集システムを提供することである。
本発明の第4の目的は、操作途中に通信が途絶えた場合でもそれまでの処理結果を失わずに編集を継続することができる動画像編集システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、ネットワークを介して接続されているファクシミリ装置と通信が可能であり、当該ファクシミリ装置からの遠隔操作に応じて動画像の編集を行う動画像編集システムにおいて、前記ファクシミリ装置の利用者、又は、動画像の編集におけるセッションのうち、少なくともいずれか1つを特定する識別情報を有する紙媒体による動画像の編集指示を、前記ファクシミリ装置から受信する指示受信手段と、前記編集の対象となる動画像を取得し、格納しておく動画像格納手段と、前記指示受信手段によって受信された編集指示に基づいて、前記動画像格納手段に格納されている動画像に編集を施す編集手段と、前記編集手段によって編集が施された動画像を前記ファクシミリ装置に送信する送信手段と、を備え、前記紙媒体は、編集対象となる動画像の一定時間ごとの静止画と、前記一定時間ごとの静止画各々に対応し、前記動画像の編集における使用開始を特定するための第1チェック欄と、前記一定時間ごとの静止画各々に対応し、前記動画像の編集における使用終了を特定するための第2チェック欄と、前記一定時間ごとの静止画に対応する音であるトラックの音量をグラフ化した音量情報と、前記一定時間ごとの静止画または前記音のうち少なくともいずれか1方の各々に対応し、前記動画像の編集において所定の1又は複数のフィルタを適用する前記静止画または前記音を特定するための第3チェック欄と、を有し、前記編集手段は、前記識別情報、前記第1チェック欄、前記第2チェック欄、および前記第3チェック欄に基づいて、前記動画像格納手段に格納されている動画像に編集を施すことにより、前記第1および前記第2の目的を達成する。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記紙媒体はファクシミリ用紙であることにより、前記第1および前記第2の目的を達成する。
【0012】
請求項3記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記指示受信手段によって動画像の編集指示を受信した際、前記ファクシミリ装置が接続されているネットワークの帯域幅および安定性を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記編集手段によって編集された動画像の映像品質とバッファ量を変更する変更手段と、をさらに備え、前記送信手段は、前記変更手段によって変更された動画像を前記ファクシミリ装置に送信することにより、前記第1、前記第2および前記第3の目的を達成する。
【0013】
請求項4記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、所定時間を計測する計測手段と、前記計測手段が所定時間を計測した際、前記ファクシミリ装置との通信が行われているか否かを確認する確認手段と、をさらに備え、前記確認手段によって通信が行われていないと確認された場合、前記動画像格納手段は、前記計測時間経過時点での編集途中の動画像を一旦格納し、前記指示受信手段によって再度指示が受信されたとき、前記編集手段は、前記動画像格納手段に一旦格納されている前記編集途中の動画像を取得し、当該動画像の編集を再開することにより、前記第1、前記第2および前記第4の目的を達成する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図1ないし図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る動画像編集システムの概略を示した図である。
本実施の形態に係る動画像編集システムは、サーバ9に対して各指示を送信する各端末装置である携帯電話1、PHS(Personal Handyphone System)2、電話3、PC端末4、5、ファクシミリ装置6、PBX/Network(構内交換機/ネットワーク)8およびサーバ9から構成されている。
PBX/Network8と接続されているサーバ9は、バス16を介して各々接続されているコントロール部10、クライアント処理部11、編集処理部12、編集処理終了通知部13、再生部14、および個別ユーザ記憶領域15を備えている。
各端末装置である携帯電話1、PHS2、電話3、PC端末4、5、ファクシミリ装置6は、各ユーザによってサーバ9とのデータの送受信や命令の送受信などのやり取りを行うために使用され、これらの各端末装置とサーバ9との通信はPBX/Network8を介して行われる。なお、ユーザは、PC端末4ではWebブラウザを介して、PC端末5では遠隔編集ソフトを使用してサーバ9にアクセスするようになっている。
【0015】
以下、本実施の形態におけるサーバ9に記録されている動画像データ7は、サーバ9の運営者が予め用意したものであってもよいし、入力手段は特に限定しないが、各ユーザが独自に作成して多くの公知の方法によってサーバ9に入力し、記録したものであってもよいとする。種々の方法で入力された動画像データ7は、個別ユーザ記憶領域15に記録されるようになっている。
なお、サーバ9は規模を問わず、PC装置、携帯電話、ファクシミリ装置などの他の端末装置に対して各種のサービスを提供することができるものであればよく、編集をする個人が設置するものであってもよいし、多数のユーザが使用するものであってもよいとする。
【0016】
また、PBX/Network8によってサーバ9と携帯電話1、PHS2、電話3、PC端末4、5、ファクシミリ装置6などの各端末装置とが接続されているものとして説明するが、これに限られるものではなく、サーバ10と各端末装置とが、有線、無線および両方のいずれにより接続されるネットワークでもよく、専用線を介した回線による通信ネットワーク、携帯端末による無線通信ネットワーク、通信衛星などを使った情報通信ネットワーク、インターネットまたは一部がインターネットを使用しているネットワークのいずれでもよいものとする。
また、動画像の伝送には、MPEG(Moving Picture Experts Group)1、MPEG2、MPEG4、Real Mediaなどの既知の方法を使用することができるものとする。
【0017】
次に、サーバ9の各部の機能を参照しながら動画像編集システムの動作について説明する。
サーバ9のコントロール部10は、サーバ9のシステムを統括制御し、各端末である携帯電話1、PHS2、固定電話3、PC4、5、ファクシミリ6との通信を行い、各端末装置との通信に応じてバス16を介してサーバ9内の各種機能、制御装置、記憶装置とのやり取りを行う。
クライアント処理部11は、各端末である携帯電話1、PHS2、固定電話3、PC4、5、ファクシミリ6の機能に応じて最適なインターフェースを各端末装置を使用するユーザに対して提供する。
【0018】
ここで、ユーザがPC端末5の遠隔編集ソフトを利用してサーバ9にアクセスする場合について説明する。
図2は、PC端末5の遠隔編集ソフトを使用した場合のインターフェースの一例を示した図である。
サーバ9と動画像データ7のやり取りのためにユーザによってPC端末5の遠隔編集ソフトが使用された場合、クライアント処理部11は、図2に示したようなノンリニア編集のソフトウエアによく見られるインターフェースをユーザに対して提供するようになっている。なお、図2でいうインターフェースとは、ユーザが使用しているPC端末5のディスプレイなどの表示装置に表示されているような画面をいうものとする。
【0019】
図2に一例として示したように、ユーザのPC端末5の表示装置上には、プレビュースクリーン22、ソース動画像21、各種の機能ボタン23〜27、クロマキー、カラー調整などの各種の画像処理機能を表示しているエフェクト28、シーケンサー29などが表示される。ユーザは、この表示された画面上において、ソース動画像21から編集希望の動画像を選択し、時間を軸としたシーケンサー29上でエフェクト28から選択した各機能によって自由に動画像の記録、編集、再生などを実行することができるようになっている。なお、遠隔編集ソフトによるサーバ9へのアクセスの場合には、独自プロトコルで通信を行うものとする。
【0020】
また、遠隔編集ソフトに限らず、ユーザがPC端末4においてWebブラウザを利用する場合には、プログラミング言語としてHTML、JavaScript、Java、ActiveX、SMILを使用し、プロトコルとしてHTTPや独自のプロトコルの一方またはその両方を用いることで、サーバ9のクライアント処理部11によって図2に近いインターフェースが提供できるようになっている。なお、独自のプロトコルとは、例えば、ユーザが使用するPC端末4がサーバ9と電話回線を介して接続されている場合に使用されるプロトコル、PC端末4におけるアプリケーションに応じて、アプリケーション側で作成されるプロトコルなど、ユーザによって使用される各端末とサーバ9との接続状態に応じて使用されるプロトコルのことをいうものとする。
【0021】
図3は、携帯電話1、PHS2、電話3の場合のインターフェースの一例を示した図である。図3では一例として一般的に電話番号を入力するためのテンキーをもつ携帯電話1、PHS2、電話3などの端末装置用のインターフェースを示しているものとする。
電話として利用する際の各数字1〜6のプッシュボタンには、映像の再生速度を制御するための機能である早巻き戻し機能(REW)51、再生一時停止機能(PLAY/PAUSE)52、早巻き機能(FF)53、再生速度増減機能(SPEED+、SPEED−)54、56、停止機能(STOP)55などが割り当てられている。また、数字7〜9のプッシュボタンには、映像クリップの使用開始または終了部分をマークする機能(MARK)57が、マークした領域を新たなクリップとして登録するセグメント機能(SEGMENT)58、このクリップ内の指定した時間にジャンプするGO−TO機能(GO−TO)59が割り当てられている。
「*」のプッシュボタンには、他のテンキーと組み合わせてあらかじめ設定した処理を実行する機能(NUM/FUNC)60、数字「0」のプッシュボタンには複雑な処理のリストをアナウンスまたは表示するためのMENU機能(MENU)61、「♯」のプッシュボタンには、直前の操作または入力途中の操作を取り消すESCAPE機能(ESC)62が割り当てられている。
【0022】
図1の携帯電話1、PHS2などのグラフィックディスプレイを有する端末装置の場合、図2にあるインターフェースがグラフィックディスプレイ上に簡略化して表示されるようになっている。各ユーザは、このグラフィックディスプレイを参照しながら、図3に示したような携帯電話1、PHS2などのインターフェースによって処理を命令を実行することができるようになっている。
なお、図1の電話3での編集の場合、携帯電話1やPHS2のようにグラフィックディスプレイを有していないので動画像を見ることはできないため、サウンドのみで編集することになる。この場合、複雑な処理についてはCTO(Call To Order)システムなどで提供されている対話型の処理を行うものとする。
【0023】
図4は、ファクシミリ装置6の場合のインターフェースの一例を示した図である。ファクシミリ装置6での編集の場合、電話3での編集のときに用いるような各機能入力を行うプッシュボタンによる方法に加えて、ファクシミリ装置6のファクシミリ用紙のやり取りによる編集を実行することができる。
例えば、図4にあるようなペーパーユーザインターフェースでは、選択した映像クリップの5秒毎の静止画(スナップショット)が静止画41として印字され、各該当部分の音であるトラックの音量をグラフ化したものがオーディオ42として印字されている。また、ペーパーユーザインターフェースであるファクシミリ用紙には、映像の使用開始マーク43、映像の使用終了マーク44、映像あるいは音に対するフィルタA〜Dを適用する場合の各命令45〜48をチェックするチェック項目欄(各マス目に相当する)が印字されている。なお、識別コード49は、サーバ9側において編集を操作しているユーザ、セッションを特定することができるように付加されている識別番号である。
各ユーザは、このファクシミリ用紙上の該当機能、該当位置に対応する各チェック項目欄に印をつけてチェックを行い、当該ファクシミリ用紙をサーバ9に送り出すことで、該当動作の命令を実行することができる。
【0024】
クライアント処理部11は、図2、図3および図4に示したようなインターフェースを各端末装置である携帯電話1、PHS2、PC端末4、5およびファクシミリ装置6などに提供する以外に、個別ユーザ記憶領域15からユーザ毎の設定(プロファイル)を取り出して、この取り出したユーザ毎の設定を選択・変更することができる。ユーザ毎の設定とは、例えば、記憶領域の容量、記録画質、配信画質、配信方法(テキスト、オーディオ、ビデオ、静止画像)などがある。図5は、クライアント処理部11が有するアクセス形態によるプロファイルの一例を示した図である。この図5に示したように、クライアント処理部11は、遠隔操作のアクセス形態の各プロファイルを有し、遠隔操作のアクセス形態ごと、すなわちユーザがアクセスに使用した各端末装置に応じて最適な配信設定を選択するようになっている。ここでは、図5に示してあるような伝送帯域幅と伝送路の安定性に応じた映像のバッファ量を選択することができる。
【0025】
また、クライアント処理部11は、コントロール部10からの通信があらかじめ設定された時間以上途絶したことが通知された場合、その時点での遠隔操作の状況を個別ユーザ記憶領域15に保存する。そして、再び遠隔操作側である各端末装置のいずれかからサーバ9にアクセスがあった場合、クライアント処理部11は、すでに個別ユーザ記憶領域15に保存されている該当するユーザの遠隔操作の状況を復元して編集、配信を継続することができる。
なお、サーバ9と各端末との通信の途絶判断は、一例として、サーバ9側において所定時間が計測され、この所定時間経過ごとにサーバ9から各端末に接続を確認するコマンドが送信され、各端末側による送信されてきたコマンドに対する応答の有無によって判断するようにしてもよい。この場合、各端末からコマンドに対する応答がないという状態が所定回数以上である場合、通信が途絶していると判断されるようになっている。また、サーバ9からの接続確認のためのコマンドは、所定時間ごとに定期的に発行して各端末に送信するようにしてもよいし、所定時間経過後、一度だけ発行するようにしてもよく、適宜設定が可能であるとする。
【0026】
サーバ9の編集処理部12は、クライアント処理部11からのリクエストおよびユーザ設定に基づき、編集処理を行い、この編集処理の結果を個別ユーザ記憶領域15に記憶する。
編集処理終了通知部13は、編集処理部12からの終了通知およびクライアント処理部11のユーザ設定に基づいて、例えば、電話への呼び出し、携帯電話への呼び出し、電子メールによる通知などの適切な通知方法でユーザに編集処理終了の通知を行うようになっている。
再生部14は、コントロール部10からの要求に応じて、個別ユーザ記憶領域15からリクエストされた映像を読み込み、適切な端末装置に出力または配信する。ここでは、オフライン記録装置17に出力するか、PBX/Network8を介して図1の各端末装置である携帯電話1、PHS2、電話3、PC端末4、5、ファクシミリ装置6に配信するようになっている。配信の場合、クライアント処理部11からの情報に基づき、再生される映像を伝送の帯域幅や安定性に応じて適切なものに変換して再生する。
【0027】
以上のように本実施の形態の動画像編集処理システムでは、ユーザは携帯電話、PHS、電話、PC端末、ファクシミリ装置などの各端末装置を用いてサーバにアクセスし、図2、図3および図4に示したようなインターフェースを用いて編集を実行することができる。
また、本実施の形態の動画像編集システムでは、ユーザが時間のかかる処理を実行する場合、処理開始後に一旦サーバとの接続を切り、編集処理終了通知部13からの編集終了の通知を受けてから再び次の処理を再開するようにすることができ、また通知を受けた際に使用できる各端末装置から適当なものを選択してインターフェースとして用いることができる。
【0028】
本実施の形態の動画像編集処理システムによると、サーバに個別ユーザの記憶領域を用意し、ユーザが公衆回線やネットワークを使用して端末装置から遠隔操作によるアクセスをすることにより、サーバへの動画像記録、記録された動画像を遠隔操作による編集を行うことができ、また、蓄積された動画像および編集された動画像の配信も実行することができる。
また、本実施の形態の動画像編集処理システムによると、携帯電話、PHS、電話、PC端末、ファクシミリ装置などのような端末装置からの遠隔操作によるアクセスに応じて、可能な限り多様な遠隔操作方法を提供することができ、編集に必要なインタラクティビティを提供することでユーザが編集装置の前に拘束されることなく、必要に応じて、好きな場所どこからでも編集作業を実行することができる。
また、本実施の形態の動画像編集処理システムでは、終了通知機能によって編集終了通知などの各種通知を実行することができるので、処理待ち時間をユーザが有効活用することができ、また、結果として編集に費やす時間を減らすことができる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、ファクシミリ装置から動画像の編集指示を受信する指示受信手段と、編集の対象となる動画像を取得し格納しておく動画像格納手段と、指示受信手段によって受信された編集指示に基づいて、動画像格納手段に格納されている動画像に編集を施す編集手段と、編集手段によって編集が施された動画像をファクシミリ装置に送信する送信手段と、を備え、紙媒体は、編集対象となる動画像の一定時間ごとの静止画と、一定時間ごとの静止画各々に対応し、動画像の編集における使用開始を特定するための第1チェック欄と、一定時間ごとの静止画各々に対応し、動画像の編集における使用終了を特定するための第2チェック欄と、一定時間ごとの静止画に対応する音であるトラックの音量をグラフ化した音量情報と、一定時間ごとの静止画または前記音のうち少なくともいずれか1方の各々に対応し、動画像の編集において所定の1又は複数のフィルタを適用する静止画または音を特定するための第3チェック欄と、を有し、編集手段は、識別情報、第1チェック欄、第2チェック欄、および第3チェック欄に基づいて、動画像格納手段に格納されている動画像に編集を施すので、ユーザは編集装置のある場所に拘束されることなく、紙媒体を用いてファクシミリ装置のある好きな場所で動画像の編集を行うことができる。
【0030】
請求項2記載の発明では、紙媒体はファクシミリ用紙であるので、ユーザは編集装置のある場所に拘束されることなく、ファクシミリ装置のある好きな場所で、専用の用紙を用いて動画像の編集を行うことができる。
【0032】
請求項3記載の発明では、指示受信手段によって動画像の編集指示を受信した際、ファクシミリ装置が接続されているネットワークの帯域幅および安定性を判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいて、編集手段によって編集された動画像の映像品質とバッファ量を変更する変更手段と、をさらに備えたので、ユーザは使用するファクシミリ装置に応じた適切な品質のサービスを受けることができる。
【0033】
請求項4記載の発明では、所定時間を計測する計測手段と、計測手段が所定時間を計測した際、ファクシミリ装置との通信が行われているか否かを確認する確認手段と、をさらに備え、確認手段によって通信が行われていないと確認された場合、動画像格納手段は、計測時間経過時点での編集途中の動画像を一旦格納し、指示受信手段によって再度指示が受信されたとき、編集手段は、動画像格納手段に一旦格納されている編集途中の動画像を取得し、当該動画像の編集を再開するので、ユーザは操作途中に通信が途絶した場合でも、通信可能になった時点においてそれまでの操作による処理結果を失うことなく、操作を再開し、編集を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る動画像編集システムの概略を示した図である。
【図2】PC端末の遠隔編集ソフトを使用した場合のインターフェースの一例を示した図である。
【図3】携帯電話、PHS、電話の場合のインターフェースの一例を示した図である。
【図4】ファクシミリ装置の場合のインターフェースの一例を示した図である。
【図5】クライアント処理部が有するアクセス形態によるプロファイルの一例を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 PHS
3 電話
4、5 PC端末
6 ファクシミリ装置
7 動画像データ
8 PBX/Network
9 サーバ
10 コントロール部
11 クライアント処理部
12 編集処理部
13 編集処理終了通知部
14 再生部
15 個別ユーザ記憶領域
16 バス
17 オフライン記憶装置
Claims (4)
- ネットワークを介して接続されているファクシミリ装置と通信が可能であり、当該ファクシミリ装置からの遠隔操作に応じて動画像の編集を行う動画像編集システムにおいて、
前記ファクシミリ装置の利用者、又は、動画像の編集におけるセッションのうち、少なくともいずれか1つを特定する識別情報を有する紙媒体による動画像の編集指示を、前記ファクシミリ装置から受信する指示受信手段と、
前記編集の対象となる動画像を取得し、格納しておく動画像格納手段と、
前記指示受信手段によって受信された編集指示に基づいて、前記動画像格納手段に格納されている動画像に編集を施す編集手段と、
前記編集手段によって編集が施された動画像を前記ファクシミリ装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記紙媒体は、
編集対象となる動画像の一定時間ごとの静止画と、
前記一定時間ごとの静止画各々に対応し、前記動画像の編集における使用開始を特定するための第1チェック欄と、
前記一定時間ごとの静止画各々に対応し、前記動画像の編集における使用終了を特定するための第2チェック欄と、
前記一定時間ごとの静止画に対応する音であるトラックの音量をグラフ化した音量情報と、
前記一定時間ごとの静止画または前記音のうち少なくともいずれか1方の各々に対応し、前記動画像の編集において所定の1又は複数のフィルタを適用する前記静止画または前記音を特定するための第3チェック欄と、
を有し、
前記編集手段は、前記識別情報、前記第1チェック欄、前記第2チェック欄、および前記第3チェック欄に基づいて、前記動画像格納手段に格納されている動画像に編集を施すことを特徴とする動画像編集システム。 - 前記紙媒体はファクシミリ用紙であることを特徴とする請求項1に記載の動画像編集システム。
- 前記指示受信手段によって動画像の編集指示を受信した際、前記ファクシミリ装置が接続されているネットワークの帯域幅および安定性を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記編集手段によって編集された動画像の映像品質とバッファ量を変更する変更手段と、
をさらに備え、
前記送信手段は、前記変更手段によって変更された動画像を前記ファクシミリ装置に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動画像編集システム。 - 所定時間を計測する計測手段と、
前記計測手段が所定時間を計測した際、前記ファクシミリ装置との通信が行われているか否かを確認する確認手段と、
をさらに備え、
前記確認手段によって通信が行われていないと確認された場合、前記動画像格納手段は、前記計測時間経過時点での編集途中の動画像を一旦格納し、前記指示受信手段によって再度指示が受信されたとき、前記編集手段は、前記動画像格納手段に一旦格納されている前記編集途中の動画像を取得し、当該動画像の編集を再開することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動画像編集システム。
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JP2002369130A (ja) | 2002-12-20 |
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