JP4006051B2 - 映像記録再生装置および映像記録再生方法 - Google Patents

映像記録再生装置および映像記録再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された映像を記録媒体に記録し、記録媒体に記録されている映像を再生する映像記録再生装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、動画を記録媒体に記録する装置としては、ビデオテープレコーダ(VTR)が用いられ、このVTRでは、回転ドラム上に巻き付けられた記録媒体である磁気テープ上に、該回転ドラムに設けられた回転ヘッドによりヘリカルスキャン記録方式でトラックを形成して映像信号と音声信号とを記録または再生する。
【0003】
このVTRの中で民生用VTRにおける記録方式は、アナログ記録方式からデジタル記録方式へ移行しているが、これらの記録方式は、記録媒体として磁気テープを用いている点では変わらない。このデジタル記録方式を用いている場合、動画をデジタル化することにより記録データ量が膨大な量になるが、この膨大な記録データ量に対する容量を有する磁気テープを確保することは容易である。
【0004】
また、近年、パーソナルコンピュータを代表とする情報処理装置およびその周辺機器が広く普及するとともに、その処理される情報が多様化、肥大化しつつある。この情報の多様化、肥大化に伴い、情報を記録するための記録媒体であるハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどにおいては、その大容量化が急速に進められ、このハードディスクなどの記録媒体の大容量化により、動画を含む映像をデジタル化してこの記録媒体に記録再生可能な映像記録再生装置が出現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したVTRで、映像が記録済みである磁気テープに新たな映像を記録するときには、新たな映像が記録済みの映像に上書きされるから、新たな映像の記録前に磁気テープに記録済みの映像を一度再生して該磁気テープの記録済みの映像が消去してよいものか否かを確認する必要があり、この確認作業に手間が掛かる。
【0006】
同様に、ハードディスクなどの記録媒体を用いた映像記録再生装置においても、映像が記録済みである記録媒体に新たな映像を記録するときには、新たな映像が記録済みの映像に上書きされるから、新たな映像の記録前に記録済みの映像を再生して該映像が消去してよいものか否かを確認する必要がある。
【0007】
このように、従来の映像記録再生装置では、記録媒体に記録済みの映像に上書きして新たな映像を記録するときには、記録媒体に既に記録されている映像が消去してよいものか否かを確認するための確認作業を行う必要があり、手間が掛かる。
【0008】
本発明の目的は、記録媒体に記録済みの映像に上書きして新たな映像を記録するときに、記録媒体に既に記録されている映像が消去してよいものか否かを確認するための確認作業を手間を掛けずに簡単に行うことができる映像記録再生装置および映像記録再生方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、入力された映像を記録媒体に記録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されている映像を再生するための再生手段と、前記記録手段における記録動作と前記再生手段における再生動作とを制御する制御手段とを備えた映像記録再生装置において、前記制御手段は前記入力された映像の前記記録媒体への記録動作と並行して前記記録媒体に記録されている映像のうち所定時間後に上書きされる映像の再生動作を行うように前記記録手段および前記再生手段を制御可能であることを特徴とする映像記録再生装置を提供する
【0010】
本発明は、上記目的を達成するため、入力された映像を記録媒体に記録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されている映像を再生するための再生手段と、前記記録手段における記録動作と前記再生手段における再生動作とを制御する制御手段とを備えた映像記録再生装置の映像記録再生方法であって、前記制御手段により、前記入力された映像の前記記録媒体への記録動作と並行して前記記録媒体に記録されている映像のうち所定時間後に上書きされる映像の再生動作を行うように前記記録手段および前記再生手段を制御することを特徴とする映像記録再生方法を提供する
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0025】
(実施の第1形態)
図1は本発明の映像記録再生装置の実施の第1形態の外形を模式的に示す図、図2は図1の映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0026】
本実施の形態では、映像記録再生装置として、記録媒体に固体メモリを用いたビデオカメラを例に説明する。このビデオカメラ101は、図1に示すように、動画を含む映像を撮像するカメラ部102と一体的に構成されている記録再生装置からなり、該記録再生装置は、カメラ部102で撮像された映像を固体メモリに記録するための記録手段と、固体メモリに記録されている映像を再生するための再生手段と、カメラ部102で撮像された映像の記録時に該映像を表示するとともに固体メモリに記録されている映像の再生時に該映像を表示するための表示手段とを備える。
【0027】
このビデオカメラ101では、カメラ部101で撮像された映像の固体メモリへの記録動作と並行して該固体メモリに記録されている映像の再生を行うように記録手段および再生手段を制御し、記録動作と再生動作とが並行して行われるときにカメラ部102で撮像された映像と固体メモリから再生された映像とを同時に表示手段にそれぞれ表示可能な表示制御を行う。具体的には、この記録動作と並行して、固体メモリにおける現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に対する再生を行うとともに、カメラ部102で撮像された映像と固体メモリから再生された映像とを合成して表示手段にそれぞれ表示する。例えば、現在カメラ部101で第1の映像(前方の山を含む風景)を撮像している場合、この第1の映像の固体メモリへの記録と並行して固体メモリにおける現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に対する再生が行われ、カメラ部102で撮像された第1の映像104と固体メモリから再生された第2の映像105(海を含む風景)とが合成されて表示手段の画面103にそれぞれ表示される。
【0028】
次に、ビデオカメラ101の構成について図2を参照しながら詳細に説明する。
【0029】
ビデオカメラ101は、図2に示すように、上述のカメラ部102を構成する撮像部1を有する。撮像部1は光学系を介して捕らえた光学像をCCD(図示せず)で電気信号に変換し、この電気信号を所定の処理によりビデオ信号に変換して出力する。撮像部1から出力されたビデオ信号はA/Dコンバータ2によりデジタル映像信号に変換され、このデジタル映像信号は符号化および記録処理に適した映像データとなるようにビデオ信号処理回路3で処理される。ビデオ信号処理回路3からの映像データは、符号化器4および映像合成処理回路18に入力される。
【0030】
符号化器4は、入力された映像データを所定の方法で符号化圧縮し、符号化圧縮された映像データはID発生回路5およびデータ合成回路6に入力される。ID発生回路5は入力された映像データに対応するIDデータをアドレス情報生成回路7からのデータに基づき一定期間毎に生成し、この生成されたIDデータはデータ合成回路6に入力される。このID発生回路5によるIDデータの生成動作は、後述するシステムコントローラ8により制御される。なお、IDデータの内容の詳細については後述する。
【0031】
アドレス情報生成回路7は、メモリ制御部9からシステムコントローラ8を介して固体メモリ10内のデータの格納状況などを示す情報、システムコントローラ8からタイムコードなどの情報を受け取り、これらの情報を含むデータをID発生回路5に転送する。
【0032】
データ合成回路6は、ID発生回路5からのIDデータと符合化器4からの映像データとを合成して固体メモリ10の入力ポートに転送し、この入力ポートに転送されたIDデータを含む映像データは固体メモリ10に書き込まれる。
【0033】
固体メモリ10への映像データの書込みおよび既に書き込まれている映像データの読出しはメモリ制御部9により制御される。メモリ制御部9は、固体メモリ10に対する書込み、読出し制御をシステムコントローラ8からの命令に基づき行う。例えば、ユーザから操作部11を介して記録指示が出されると、システムコントローラ8は、ユーザからの記録指示に基づき固体メモリ10への映像データの書込みを指示する命令をメモリ制御部9に出力する。また、ユーザから再生指示が出されると、この再生指示に基づき固体メモリ10からの映像データの読出しを指示する命令がメモリ制御部9に出力される。
【0034】
固体メモリ10から読み出されたIDデータを含む映像データは該固体メモリ10の出力ポートを介してシリアルデータ形式でデータ分配回路12に入力され、データ分配回路12は入力されたIDデータと映像データとを分離する。このIDデータは検索情報再生回路13に、映像データはビデオデータ復号回路15にそれぞれ与えられる。
【0035】
検索情報再生回路13は、必要に応じてIDデータ毎に対応する固体メモリ10内の情報例えば時間情報、記録時の情報を検出して読み出し、この読み出された情報は表示情報生成回路14に入力される。表示情報生成回路14は、検索情報再生回路13で読み出された情報をモニタ21の表示用デジタル情報信号に変換するとともに、後述する再生映像の表示ができないときにおける警告情報信号の生成を行う。表示情報生成回路14で変換された表示用デジタル情報信号または生成された警告情報信号は加算器16に出力される。ビデオデータ復号回路15は映像データを復号してデジタル映像信号を生成し、該デジタル映像信号を加算器16に出力する。
【0036】
加算器16は、表示情報生成回路14からのデジタル情報信号とビデオデータ復号回路15からのデジタル映像信号とを合成し、該デジタル情報信号が合成されたデジタル映像信号をスイッチSW1に出力する。また、再生映像の表示ができないときには、加算器16には表示情報生成回路14で生成された警告情報信号のみが入力され、この警告情報信号がスイッチSW1に出力される。なお、本実施の形態では、検索情報再生回路13で、必要に応じてIDデータ毎に対応する固体メモリ10内の情報を読み出してビデオデータ復号回路15からのデジタル映像信号と合成するように構成しているが、IDデータ毎に対応する固体メモリ10内の情報とビデオデータ復号回路15からのデジタル映像信号とを合成した後にこの固体メモリ10内の情報を必要に応じて表示可能するような構成を用いることもできる。
【0037】
スイッチSW1は、システムコントローラ8からの切換制御命令に応じてデジタル情報信号が合成されたデジタル映像信号を間引き処理回路17およびD/Aコンバータ20のいずれか一方に出力するようにまたは該デジタル映像信号の出力を禁止するように切換動作を行う。
【0038】
間引き処理回路17は、システムコントローラ8から指示される間引き率に応じてデジタル情報信号が合成されたデジタル映像信号に間引き処理を施し、該間引き処理を施したデジタル映像信号を映像合成処理回路18に出力する。映像合成処理回路18は、ビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号と映像合成処理回路18からのデジタル映像信号とを合成してアナログ映像信号に変換し、該アナログ映像信号はスイッチSW2の一方の入力端子に入力される。この映像合成処理回路18による動作はシステムコントローラ8により制御され、映像合成処理回路18の詳細な構成および処理内容については後述する。
【0039】
D/Aコンバータ20は、スイッチSW1からのデジタル情報信号が合成されたデジタル映像信号19をアナログ映像信号に変換し、このアナログ映像信号はスイッチSW2の他方の入力端子に入力される。
【0040】
スイッチSW2は、システムコントローラ8からの切換制御命令に応じて入力端子のいずれかを選択し、該選択された入力端子に入力されたアナログ映像信号をモニタ21に出力する。モニタ21は、スイッチSW2からのアナログ映像信号が示す映像を表示するビューファインダなどの表示装置からなる。
【0041】
システムコントローラ8は、上述の各ブロックを含む装置全体を制御するシステム制御を行うとともに、個別モードに対する各ブロックの制御を行う。この個別モードには、記録モード、再生モード、記録およびそれと並行して再生を行う記録再生並行モードが含まれ、各モードの動作内容については後述する。
【0042】
システムコントローラ8には、上述のモード設定指示などが操作部11から入力される。操作部11は、該モード設定指示に加えて撮像条件を含む記録条件、再生条件などの条件設定などを行う各種設定キーを有し、これらのキー操作に応じて対応する信号を発生する。
【0043】
なお、上述の固体メモリ10には、映像データとともにステレオ入力した音声データが格納されるが、本実施の形態では、この音声データの記録、再生を行うためのブロックは省略している。
【0044】
次に、固体メモリ10に格納されているデータの構成例について図3を参照しながら説明する。図3は図2のビデオカメラの固体メモリに格納されているデータの構成例を示す図である。
【0045】
固体メモリ10には、図3に示すように、各IDデータ(ID−Data)毎に音声データ(Audio−Data)と映像データ(Video−Data)とが1つの組とするデータブロック形式で格納されている。
【0046】
IDデータは、9つの基本情報を有する固定長データからなり、これら基本情報としては、トリガON/OFFを示すID、SMPTEに準拠したタイムコード、記録時間とのトレードオフで選択された画質モード、格納される映像データのデータ長、映像データの先頭番地、記録時間とのトレードオフで選択された音質モード、格納される音声データのデータ長、音声データの先頭番地、一度記録したデータを消去する際に物理的なデリート処理前の状態に復帰可能な論理消去状態を得るための再生禁止を設定する削除済フラグがある。このタイムコードには、2種類のコードがあり、その一つは固体メモリ10または映像プログラムの冒頭からの経過時間、カメラ撮影の累積時間などを示すコードであり、他の一つは記録または撮影時の年月日、時分秒、フレームの時刻などを示すコードである。
【0047】
音声データは、L,Rの各チャンネルの初期化情報(リセットデータ)と圧縮処理を施した可変長のデータとから構成され、また、映像データは、例えばフレーム内符号化などによる初期化画面(映像リセットデータ)と、各種圧縮方式により可変長符号化された圧縮データとから構成されている。
【0048】
次に、映像合成処理回路18の構成を図6を参照しながら詳細に説明する。図6は図2のビデオカメラに設けられている映像合成処理回路の構成を示すブロック図である。
【0049】
映像合成処理回路18は、ビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号を取り込むビデオ入力端子IN1と、間引き処理回路17からのデジタル映像信号を取り込むビデオ入力端子IN2とを有し、ビデオ入力端子IN1に取り込まれたデジタル映像信号は画像メモリ30に、ビデオ入力端子IN2に取り込まれたデジタル映像信号は画像メモリ31に発信回路32からのクロック信号に基づきそれぞれ書き込まれる。また、画像メモリ30,31に格納されたデジタル映像信号は発信回路32からのクロック信号に基づき読み出され、この読み出された各デジタル映像信号はスイッチSW3に入力される。
【0050】
スイッチSW3は入力された各デジタル映像信号を交互に出力するように切換動作を行う。この切換動作は、切換制御回路33により制御される。具体的には、切換制御回路33は、発信回路32からのクロック信号をカウントし、システムコントローラ8からの制御情報に基づきスイッチSW3に入力された各デジタル映像信号の一方と他方とが所定の水平期間および垂直期間で切り換えられて各デジタル映像信号が合成された1つの映像出力をなすようにスイッチSW3の切換動作を制御する。なお、記録モードにおいては、ビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号がスイッチSW3に取り込まれ、スイッチSW3の切換動作はビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号を出力するように制御される。
【0051】
スイッチSW3から出力されたデジタル映像信号はD/Aコンバータ19によりアナログ映像信号に変換される。D/Aコンバータ19の動作は発信回路32からのクロック信号に同期して行われる。D/Aコンバータ19から出力されたアナログ映像信号は加算器34に入力され、加算器34はD/Aコンバータ19からのアナログ映像信号に同期発生回路35からの同期信号を加算してビデオ出力端子OUTから出力する。同期発生回路35は発信回路32からのクロック信号に基づき同期信号を発生する。
【0052】
次に、本ビデオカメラ101における各モードについて説明する。
【0053】
まず、記録モードについて説明する。この記録モードを実行する場合、ユーザから操作部11を介して記録モード設定の指示が出され、この記録モード設定指示を受けたシステムコントローラ8は記録モードを実行可能なように対応するブロックを制御する。例えば、システムコントローラ8は、スイッチSW1からの出力を禁止するようにスイッチSW1の切換動作を制御するとともに、映像合成処理回路18からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW2の切換動作を制御する。
【0054】
撮像部1で撮像した被写体のビデオ信号は、A/Dコンバータ2によりデジタル映像信号に変換された後に符号化および記録処理に適した映像データとなるようにビデオ信号処理回路3で処理される。ビデオ信号処理回路3からの映像データは符号化器4で符号化圧縮された後にデータ合成回路6に入力され、ID発生回路5で生成されたIDデータと合成されて固体メモリ10の入力ポートに転送される。この入力ポートに転送されたIDデータを含む映像データは固体メモリ10に書き込まれる。また、ビデオ信号処理回路3からの映像データは映像合成処理回路18およびスイッチSW2を介してモニタ21に入力され、モニタ21には、撮像部1で撮像した被写体の映像が映し出される。
【0055】
再生モードを実行する場合、ユーザから操作部11を介して再生モード設定の指示が出され、この再生モード設定指示を受けたシステムコントローラ8は再生モードを実行可能なように対応するブロックを制御する。例えば、システムコントローラ8は、加算器16から入力されたデジタル映像信号をD/Aコンバータ20に出力するようにSW1の切換動作を制御するとともに、D/Aコンバータ20からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW2の切換動作を制御する。
【0056】
次いで、システムコントローラ8は、メモリ制御部9に対し固体メモリ10に格納されている映像データの読出しを命令し、メモリ制御部9は固体メモリ10に格納されている映像データの読出し制御を行う。固体メモリ10から読み出された映像データはデータ分配回路12でIDデータと映像データとに分配され、IDデータに含まれている情報は必要に応じて検索情報再生回路13で固体メモリ10から読み出されて表示情報生成回路14でモニタ21の表示用デジタル情報信号に変換された後に加算器16に出力され、映像データはビデオデータ復号回路15の復号処理によりデジタル映像信号に変換されて加算器16に出力される。加算器16では、検索情報再生回路13からのデジタル情報信号とビデオデータ復号回路15からのデジタル映像信号とを合成し、該デジタル情報信号が合成されたデジタル映像信号はスイッチSW1、D/Aコンバータ20およびSW2を介してモニタ21に入力され、モニタ21には、固体メモリ10に格納されている映像データの映像が映し出される。
【0057】
次に、記録再生並行モードについて図4、図5および図7を参照しながら説明する。図4は図2のビデオカメラの記録再生並行モードにおける固体メモリへの記録位置と再生位置との関係を示す図、図5は図2のビデオカメラの記録再生並行モードにおけるモニタの画面表示例を示す図、図7は図2のビデオカメラにおける記録再生並行モードの動作手順を示すフローチャートである。
【0058】
記録再生並行モードは必要に応じて設定されるモードであり、該モードにおいては記録動作と並行して再生動作が行われ、この再生動作は、記録動作による固体メモリ10における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に対する再生を行う先行再生動作からなる。具体的には、記録再生並行モードでは、図4に示すように、撮像部1で撮像された映像を示す映像データを固体メモリ10に記録するとともに、該記録と並行して現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部1で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行映像として再生し、この再生された映像と撮像部1で撮像された映像とを合成してモニタ21に表示する。この現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置すなわち再生位置はメモリ制御部9で各データブロックのIDデータとアドレス情報とに基づき認識され、この認識された再生位置に対する読出し制御が行われる。
【0059】
具体的には、システムコントローラ8は、出力を間引き処理回路17側に切り換えるようにスイッチSW1の切換動作を制御するとともに、映像合成処理回路18からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW2の切換動作を制御する。また、システムコントローラ8は、間引き処理回路17に間引き率を指示するとともに、映像合成処理回路18の切換制御回路33にSW3の切換動作を制御するための制御情報を供給する。さらに、システムコントローラ8は、撮像部1で撮像された映像を示す映像データを固体メモリ10に書き込むようにするとともに、該書込みと並行して現在の書込み位置から所定時間後に到達する書込み位置における映像データすなわち撮像部1で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを読み出すようにメモリ制御部9に指示する。
【0060】
また、記録再生並行モードが設定されているときに、システムコントローラ8は、固体メモリ10における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録可能位置が存在するか否かをメモリ制御部9からの情報に基づき判定し、該所定時間後に到達する記録可能位置が存在しないと、再生動作を停止する制御を行うとともに所定時間後に到達する記録可能位置が存在しない旨を示す警告情報を表示情報生成回路14で生成するように制御するとともに、この生成された情報をモニタ21に表示するように制御し、所定時間経過後には記録動作を停止するように制御する。この再生動作の停止制御に伴い検索情報再生回路13からのデジタル情報信号の出力はないから、加算器16には表示情報生成回路14で生成された警告情報のみが入力されることになる。また、システムコントローラ8は現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在するか否かを判定し、該所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在しないと、再生動作を停止するように制御する。この再生動作の停止によりスイッチSW1からの出力は行われず、ビデオ信号処理回路3からの映像のみがモニタ21に映し出されることになる。
【0061】
さらに、記録再生並行モード実行中に再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示が出されると、記録動作を停止するように制御が行われる。
【0062】
この記録再生並行モードにおいては、撮像部1で撮像した被写体のビデオ信号は、A/Dコンバータ2、ビデオ信号処理回路3で処理された後に、ID発生回路5で生成されたIDデータと合成されて固体メモリ10に書込まれる。
【0063】
固体メモリ10からは現在の書込み位置から所定時間後に到達する書込み位置における映像データが読み出され、データ分配回路12でIDデータと映像データとに分配された後に、IDデータに含まれている情報は検索情報再生回路13で読み出されて表示情報生成回路14でモニタ21の表示用デジタル情報信号に変換された後に加算器16に出力され、映像データはビデオデータ復号回路15の復号処理によりデジタル映像信号に変換されて加算器16に出力される。加算器16で表示情報生成回路14からのデジタル情報信号(検索情報再生回路13で読み出された情報)とビデオデータ復号回路15からのデジタル映像信号とが合成されたデジタル映像信号はスイッチSW1を介して間引き処理回路17に入力され、該デジタル映像信号にシステムコントローラ8から指示された間引き率による間引き処理が施される。間引き処理されたデジタル映像信号は映像合成処理回路18に入力され、映像合成処理回路18は間引き処理されたデジタル映像信号とビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号と合成してスイッチSW2を介してモニタ21に出力する。モニタ21には、撮像部1で現在撮像している映像に固体メモリ10における所定時間後の記録位置から再生した映像を合成した映像が映し出される。
【0064】
このシステムコントローラ8から指定する間引き率は、ユーザによって操作部11を介して所定の範囲内の率に設定することが可能である。例えば、図5(a)に示すように、撮像部1で現在撮像している映像を映像1とし、固体メモリ10における所定時間後の記録位置から再生した映像を映像2とすると、映像2を映像1の右下隅に小さくモニタ21に映し出すように、また、図5(b)に示すように、映像2を映像1にほぼ重ねるようにモニタ21に映し出すように設定することもできる。なお、本実施の形態では、固体メモリ10から先行して再生した映像を間引くように処理しているが、これに代えて、図5(b)に示すように、撮像部1で撮像した映像1を間引くための処理回路を付加し、この映像1を間引いて映像2の右下隅に小さくモニタ21に映し出すように構成することも可能であり、また、映像1および映像2を間引くための処理回路を付加して映像1,2のそれぞれを間引いて合成するように構成することも可能である。
【0065】
次に、システムコントローラ8による記録再生並行モードの制御手順について図7を参照しながら説明する。
【0066】
記録モードが設定されているとき、図7に示すように、ステップS1において、現在撮像している映像の映像データを固体メモリ10に書き込むとともに、該映像をモニタ21に表示するように制御を行う。
【0067】
次いで、ステップS2において、記録再生並行モードを実行するための先行映像再生指示を受けると、続くステップS3で、記録と並行して現在の書込み位置から所定時間後に到達する書込み位置における映像データすなわち撮像部1で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを読み出すようにメモリ制御部9に指示する。この指示により固体メモリ10における現在から所定時間後に到達する書込み位置における映像データの読出しが開始されることになる。
【0068】
続くステップS4では、先行映像の再生が可能か否かの判定を行う。具体的には、固体メモリ10における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に再生可能な映像データが存在するか否かをメモリ制御部9からの情報に基づき判定し、再生可能な映像データが存在すると、ステップS5に進み、上述したように加算器16からのデジタル映像信号に対する間引き率を間引き処理回路17に指示する。このシステムコントローラ8から指示された間引き率によって間引き処理が加算器16からのデジタル映像信号に施される。
【0069】
次いで、ステップS6に進み、映像合成処理回路18による間引き処理されたデジタル映像信号とビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号との合成動作を制御し、続くステップS7では、スイッチSW2を介して出力された、合成されたデジタル映像信号をモニタ21で表示するように制御する。この制御によりモニタ21には、撮像部1で現在撮像している映像に固体メモリ10における所定時間後の記録位置から再生した映像を合成した映像が映し出される。
【0070】
これに対し、ステップS4において、先行映像の再生が不可能であると判定されると、ステップS8に進み、先行映像再生不可能である要因の1つである固体メモリ10の記録可能容量が無いか否かを判定する。具体的には、所定時間後に到達する記録位置においてその記録可能残量があるか否かを判定する。その記録可能残量がないと、所定時間後には記録可能残量が無くなると判断してステップS9に進み、記録可能残量が無しを示す情報(例えば「残量ありません」)を表示情報生成回路14で生成するように制御する。次いで、ステップS6およびステップS7に順に進み、この生成された情報を撮像部1で現在撮像している映像に合成してモニタ21に表示するように制御する。この制御によりモニタ21には、情報例えば「残量ありません」と撮像部1で現在撮像している映像とが合成されて表示される。なお、所定時間後には、記録可能残量が無くなるから、記録動作が停止される。
【0071】
ステップS8において、記録可能残量があると判定されると、所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在しないと判断してステップS10に進み、再生動作を停止するように制御する。この制御では、固体メモリ10からの映像データの読出しが停止されるとともに、スイッチSW1からの出力を禁止するようにスイッチSW1の切換動作が制御されて記録モードへの移行が行われる。
【0072】
なお、本フローチャートでは表していないが、記録再生並行モード実行中に再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示がユーザから操作部11を介して出されると、記録動作を停止するように設定されている。
【0073】
このように、本実施の形態では、撮像部1で撮像された映像を示す映像データを固体メモリ10に記録するとともに、該記録と並行して現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部1で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行映像として再生し、この再生された映像と撮像部1で撮像された映像とを合成してモニタ21に表示するから、新たな映像を記録しながら固体メモリ10の記録済みの映像が消去してよいものか否かを確認することができ、既に記録されている映像データが消去してよいものか否かを確認するための確認作業を手間を掛けずに簡単に行うことができる。
【0074】
また、記録再生並行モードが設定されているときに、システムコントローラ8で、固体メモリ10における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録可能位置が存在するか否か、また所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在するか否かの判定結果に応じて、所定時間後に到達する記録可能位置が存在しない旨の通知、再生動作の停止、または記録動作の停止を制御するから、固体メモリ10における記録状態の把握、記録状態に応じた記録、再生動作の停止制御をユーザ操作無しで行うことができ、ユーザの操作に掛かる手間を省くことができる。
【0075】
さらに、記録再生並行モード実行中に再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示が操作部11を介して出されると、記録動作を停止するように制御が行われるから、消去したくない映像の消去を簡単な操作で未然に防止することができる。
【0076】
(実施の第2形態)
次に、本発明の実施の第2形態について図8ないし図10を参照しながら説明する。図8は本発明の映像記録再生装置の実施の第2形態の構成を示すブロック図、図9は図8の映像記録再生装置の回転ドラム上における記録/再生ヘッドと先行再生ヘッドとの間の位置関係を示す図、図10は図8の映像記録再生装置の記録媒体に対する記録/再生ヘッドによる記録再生位置と先行再生ヘッドによる再生位置との間の位置関係を示す図である。
【0077】
本実施の形態では、映像記録再生装置として、記録媒体に磁気テープを用いたビデオカメラを例に説明し、このビデオカメラは、上述の実施の第1形態に対し記録媒体に磁気テープを用い、該磁気テープに対する記録、再生を行う点で異なる。
【0078】
ビデオカメラは、図8に示すように、光学系を介して捕らえた光学像をCCD(図示せず)で電気信号に変換し、この電気信号を所定の処理によりビデオ信号に変換して出力する撮像部51を有する。撮像部51から出力されたビデオ信号はA/Dコンバータ52を介してビデオ信号処理回路53に入力され、ビデオ信号にはビデオ信号処理回路53で符号化および記録に適した映像データとなるように所定の処理が施される。ビデオ信号処理回路53からの映像データは、符号化器54および映像合成処理回路71に入力される。
【0079】
符号化器54は、入力された映像データを所定の方法で符号化圧縮し、符号化圧縮された映像データは記録処理回路55に入力される。記録処理回路55は、入力された映像データを磁気テープ58の記録フォーマットに応じたフォーマットのデータに変換し、該映像データは記録アンプ56およびスイッチSW4を介してに記録/再生ヘッド57に入力される。
【0080】
記録/再生ヘッド57は、入力された映像データを磁気テープ58に記録するための記録ヘッドと磁気テープ58に記録されている映像データを再生するための再生ヘッドとから構成されている。記録再生ヘッド57は、先行再生ヘッド66とともに、磁気テープ58を巻き付ける回転ドラム(図示せず)上に設けられている。
【0081】
先行再生ヘッド66は、記録と並行して現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部51で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行映像として再生するためのヘッドからなり、具体的には、図10に示すように、先行再生ヘッド66は、記録/再生ヘッド57の磁気テープ58に対する記録再生位置に対し該磁気テープ58の移動方向の上流側位置を再生するように構成され、先行再生ヘッド66による再生位置と記録/再生ヘッド57による記録再生位置との間隔は常に一定時間間隔となるように保持されている。
【0082】
記録/再生ヘッド57は、図9に示すように、一対の組からなり、互いに回転ドラムの直径方向に対向するように配置されている。同様に、先行再生ヘッド66は、一対の組からなり、互いに回転ドラムの直径方向に対向するようにかつ記録/再生ヘッド57に対し角度的に90度離隔した位置になるように配置されている。
【0083】
スイッチSW4は、記録時には記録処理回路55からの映像データを記録/再生ヘッド57に入力するように、記録/再生ヘッド57で読み出された映像データを再生アンプ61を介して再生処理回路62に入力するように切換動作を行い、この切換動作は後述するシステムコントローラ59により制御される。
【0084】
再生処理回路62は、入力された映像データに所定の再生処理を施して該映像データを映像データに変換する。この映像データは復号化器63に入力され、復号化器63は復号化処理により映像データをデジタル映像信号に復号し、該デジタル映像信号は、D/Aコンバータ64でアナログ映像信号に変換された後にスイッチSW5の一方の入力端子に入力される。
【0085】
先行再生ヘッド66で読み出された映像データは再生アンプ61を介して再生処理回路68に入力され、再生処理回路68は、入力された映像データに所定の再生処理を施して該映像データを映像データに変換する。この映像データは復号化器69に入力され、復号化器69は復号化処理により映像データをデジタル映像信号に復号し、該デジタル映像信号は間引き処理回路70に入力される。
【0086】
間引き処理回路70は、システムコントローラ59から指示される間引き率に応じて入力されたデジタル映像信号に間引き処理を施し、該間引き処理を施したデジタル映像信号を映像合成処理回路71に出力する。映像合成処理回路71は、ビデオ信号処理回路53からのデジタル映像信号と間引き処理回路70からのデジタル映像信号とを合成してアナログ映像信号に変換し、該アナログ映像信号はスイッチSW5の他方の入力端子に入力される。この映像合成処理回路71による動作はシステムコントローラ59により制御される。映像合成処理回路71の構成および処理内容については上述の実施の第1形態の映像合成処理回路18に同じであり、その説明は省略する。
【0087】
スイッチSW5は、システムコントローラ59からの切換制御命令に応じて入力端子のいずれかを選択し、該選択された入力端子に入力されたアナログ映像信号をモニタ65に出力する。モニタ65は、スイッチSW5からのアナログ映像信号が示す映像を表示するビューファインダなどの表示装置からなる。
【0088】
システムコントローラ59は、上述の各ブロックを含む装置全体を制御するシステム制御を行うとともに、記録モード、再生モード、記録およびそれと並行して再生を行う記録再生並行モードの各個別モードに対する制御を行う。システムコントローラ59には、上述のモード設定指示などが操作部60から入力される。
【0089】
なお、上述の磁気テープ58には、映像データとともにステレオ入力した音声データが格納されるが、本実施の形態では、この音声データの記録、再生を行うためのブロックは省略している。
【0090】
次に、本ビデオカメラにおける各モードについて説明する。
【0091】
まず、記録モードについて説明する。この記録モードを実行する場合、ユーザから操作部60を介して記録モード設定の指示が出され、この記録モード設定指示を受けたシステムコントローラ59は記録モードを実行可能なように対応するブロックを制御する。例えば、システムコントローラ59は、記録処理回路55からの映像データを記録/再生ヘッド57に入力するようにスイッチSW4の切換動作を制御するとともに、映像合成処理回路71からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW5の切換動作を制御する。
【0092】
撮像部51で撮像した被写体のビデオ信号は、A/Dコンバータ52およびビデオ信号処理回路53で処理された後に記録処理回路55に入力され、記録処理回路55は入力された映像データを所定の記録フォーマットに変換し、該映像データを記録アンプ56およびスイッチSW4を介して記録/再生ヘッド57に出力する。記録/再生ヘッド57により入力された映像データは磁気テープ58に記録される。また、ビデオ信号処理回路3からのデジタル映像信号は映像合成処理回路71およびスイッチSW5を介してモニタ65に入力され、モニタ65には、撮像部51で撮像した被写体の映像が映し出される。
【0093】
再生モードを実行する場合、ユーザから操作部60を介して再生モード設定の指示が出され、この再生モード設定指示を受けたシステムコントローラ59は再生モードを実行可能なように対応するブロックを制御する。例えば、システムコントローラ59は、記録/再生ヘッド57により読み出された映像データを再生処理回路62に出力するようにSW4の切換動作を制御するとともに、D/Aコンバータ64からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW5の切換動作を制御する。
【0094】
記録/再生ヘッド57により読み出された映像データは再生アンプ61を介して再生処理回路62に入力され、再生処理回路62は入力された映像データに所定の再生処理を施す。再生処理回路62からの映像データは復号化器63に入力され、復号化処理により映像データはデジタル映像信号に復号される。このデジタル映像信号は、D/Aコンバータ64でアナログ映像信号に変換された後にスイッチSW5を介してモニタ65に出力され、モニタ65には磁気テープ58から再生された映像が映し出される。
【0095】
次に、記録再生並行モードについて説明する。
【0096】
記録再生並行モードにおいては記録動作と並行して再生動作が行われ、この再生動作は、記録動作による磁気テープ58における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に対する再生を行う先行再生動作からなる。具体的には、記録再生並行モードでは、上述したように、撮像部51で撮像された映像を示す映像データを記録/再生ヘッド57により磁気テープ58に記録するとともに、該記録と並行して先行再生ヘッド66により、記録/再生ヘッド57の記録再生位置に対し磁気テープ58の移動方向の上流側位置を再生する。すなわち、現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部51で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行映像として再生し、この再生された映像と撮像部51で撮像された映像とを合成してモニタ65に表示する。
【0097】
システムコントローラ59は、記録処理回路55からの映像データを記録/再生ヘッド57に入力するようにスイッチSW4の切換動作を制御するとともに、映像合成処理回路71からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW5の切換動作を制御する。また、システムコントローラ59は、間引き処理回路70に間引き率を指示するとともに、映像合成処理回路71の動作を制御するための制御情報を供給する。さらに、システムコントローラ59は、撮像部51で撮像された映像を示す映像データの磁気テープ58への記録と並行して現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部51で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行再生ヘッド66により読み出すように制御する。
【0098】
また、記録再生並行モードが設定されているときに、システムコントローラ59は、磁気テープ58における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録可能位置が存在するか否かを先行再生ヘッド66の出力に応じて判定し、該所定時間後に到達する記録可能位置が存在しないと、再生動作を停止する制御を行うとともに所定時間後に到達する記録可能位置が存在しない旨を示す情報をモニタ65に表示するように制御し、所定時間経過後には記録動作を停止するように制御する。また、システムコントローラ59は現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在するか否かを先行再生ヘッド66の出力に応じて判定し、該所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在しないと、再生動作を停止するように制御する。
【0099】
さらに、記録再生並行モード実行中に再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示が出されると、記録動作を停止するように制御が行われる。
【0100】
この記録再生並行モードにおいては、撮像部51で撮像した被写体の映像データは、上述の記録モードと同様に記録再生ヘッド57により磁気テープ58に記録される。
【0101】
先行再生ヘッド66により磁気テープ58からは現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データが読み出される。この読み出された映像データは再生アンプ67を介して再生処理回路68に入力され、再生処理回路68は入力された映像データに所定の再生処理を施す。再生処理回路68からの映像データは復号化器69に入力され、復号化処理により映像データはデジタル映像信号に復号される。このデジタル映像信号は、間引き処理回路70に入力され、該デジタル映像信号にシステムコントローラ59から指示された間引き率による間引き処理が施される。間引き処理されたデジタル映像信号は映像合成処理回路71に入力され、映像合成処理回路71は間引き処理されたデジタル映像信号とビデオ信号処理回路53からのデジタル映像信号と合成してスイッチSW5を介してモニタ65に出力する。モニタ65には、撮像部51で現在撮像している映像と先行再生ヘッド66により再生された映像とを合成した映像が映し出される。
【0102】
このように本実施の形態では、記録媒体に磁気テープを用いた場合でも、上述の実施の第1形態と同様の効果が得られる。
【0103】
(実施の第3形態)
次に、本発明の実施の第3形態について図11および図12を参照しながら説明する。図11は本発明の映像記録再生装置の実施の第3形態の構成を示すブロック図、図12は図11の映像記録再生装置の記録/再生を行うための光学系ヘッドと先行再生するための光学系ヘッドとの間の位置関係を示す図である。
【0104】
本実施の形態では、映像記録再生装置として、記録媒体に光ディスクを用いたビデオカメラを例に説明し、このビデオカメラは、上述の実施の第1形態に対し記録媒体に光ディスクを用い、該光ディスクに対する記録、再生を行う点で異なる。
【0105】
ビデオカメラは、図11に示すように、光学系を介して捕らえた光学像をCCD(図示せず)で電気信号に変換し、この電気信号を所定の処理によりビデオ信号に変換して出力する撮像部71を有する。撮像部71から出力されたビデオ信号はA/Dコンバータ72を介してビデオ信号処理回路73に入力され、ビデオ信号にはビデオ信号処理回路73で符号化および記録に適した映像データとなるように所定の処理が施される。ビデオ信号処理回路73からの映像データは、符号化器74および映像合成処理回路93に入力される。
【0106】
符号化器74は、入力された映像データを所定の方法で符号化圧縮し、符号化圧縮された映像データは記録処理回路75に入力される。記録処理回路75は、入力された映像データを光ディスク78の記録フォーマットに応じたフォーマットのデータに変換し、該映像データは記録アンプ76およびスイッチSW6を介してに記録/再生を行うための光学系ヘッド77に入力される。
【0107】
光学系ヘッド77は、入力された映像データを光ディスク78に記録するための記録ヘッドと光ディスク78に記録されている映像データを再生するための再生ヘッドとから構成されている。光学系ヘッド77は、先行再生をするための光学系ヘッド87とともに、光ディスク78の下面側に配置されている。先行再生をするための光学系ヘッド87は、記録と並行して現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部71で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行映像として再生するためのヘッドからなり、具体的には、図12に示すように、先行再生をするための光学系ヘッド87は、光学系ヘッド77に対し光ディスク78の直径方向に対向するように配置されている。先行再生をするための光学系ヘッド87による読み出し動作および光学系ヘッド77による書込み、読出し動作は記録再生系制御部88により制御され、この記録再生系制御部88の制御はシステムコントローラ80からの制御命令により行われる。
【0108】
光ディスク78は、モータ79で所定方向に回転され、モータ79の回転駆動は後述するシステムコントローラ80により制御される。
【0109】
スイッチSW6は、記録時には記録処理回路75からの映像データを光学系ヘッド77に入力するように、光学系ヘッド77で読み出された映像データを再生アンプ82を介して再生処理回路83に入力するように切換動作を行い、この切換動作はシステムコントローラ80により制御される。
【0110】
再生処理回路83は、入力された映像データに所定の再生処理を施して該映像データを映像データに変換する。この映像データは復号化器84に入力され、復号化器84は復号化処理により映像データをデジタル映像信号に復号し、該デジタル映像信号は、D/Aコンバータ85でアナログ映像信号に変換された後にスイッチSW7の一方の入力端子に入力される。
【0111】
先行再生をするための光学系ヘッド87で読み出された映像データは再生アンプ89を介して再生処理回路90に入力され、再生処理回路90は、入力された映像データに所定の再生処理を施して該映像データを映像データに変換する。この映像データは復号化器91に入力され、復号化器91は復号化処理により映像データをデジタル映像信号に復号し、該デジタル映像信号は間引き処理回路92に入力される。
【0112】
間引き処理回路92は、システムコントローラ80から指示される間引き率に応じて入力されたデジタル映像信号に間引き処理を施し、該間引き処理を施したデジタル映像信号を映像合成処理回路93に出力する。映像合成処理回路93は、ビデオ信号処理回路73からのデジタル映像信号と間引き処理回路92からのデジタル映像信号とを合成してアナログ映像信号に変換し、該アナログ映像信号はスイッチSW7の他方の入力端子に入力される。この映像合成処理回路93による動作はシステムコントローラ80により制御される。映像合成処理回路93の構成および処理内容については上述の実施の第1形態の映像合成処理回路18に同じであり、その説明は省略する。
【0113】
スイッチSW7は、システムコントローラ80からの切換制御命令に応じて入力端子のいずれかを選択し、該選択された入力端子に入力されたアナログ映像信号をモニタ86に出力する。モニタ86は、スイッチSW7からのアナログ映像信号が示す映像を表示するビューファインダなどの表示装置からなる。
【0114】
システムコントローラ80は、上述の各ブロックを含む装置全体を制御するシステム制御を行うとともに、記録モード、再生モード、記録およびそれと並行して再生を行う記録再生並行モードの各個別モードに対する制御を行う。システムコントローラ80には、上述のモード設定指示などが操作部81から入力される。
【0115】
なお、上述の光ディスク78には、映像データとともにステレオ入力した音声データが格納されるが、本実施の形態では、この音声データの記録、再生を行うためのブロックは省略している。
【0116】
次に、本ビデオカメラにおける各モードについて説明する。
【0117】
まず、記録モードについて説明する。この記録モードを実行する場合、ユーザから操作部81を介して記録モード設定の指示が出され、この記録モード設定指示を受けたシステムコントローラ80は記録モードを実行可能なように対応するブロックを制御する。例えば、システムコントローラ80は、記録処理回路75からの映像データを光学系ヘッド77に入力するようにスイッチSW6の切換動作を制御するとともに、映像合成処理回路93からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW7の切換動作を制御する。
【0118】
撮像部71で撮像した被写体のビデオ信号は、A/Dコンバータ72およびビデオ信号処理回路73で処理された後に記録処理回路75に入力され、記録処理回路75は入力された映像データを所定の記録フォーマットに変換し、該映像データを記録アンプ76およびスイッチSW6を介して光学系ヘッド77に出力する。光学系ヘッド77により入力された映像データは光ディスク78に記録される。また、ビデオ信号処理回路73からのデジタル映像信号は映像合成処理回路93およびスイッチSW7を介してモニタ86に入力され、モニタ86には、撮像部71で撮像した被写体の映像が映し出される。
【0119】
再生モードを実行する場合、ユーザから操作部81を介して再生モード設定の指示が出され、この再生モード設定指示を受けたシステムコントローラ80は再生モードを実行可能なように対応するブロックを制御する。例えば、システムコントローラ80は、光学系ヘッド77により読み出された映像データを再生処理回路83に出力するようにSW6の切換動作を制御するとともに、D/Aコンバータ85からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW7の切換動作を制御する。
【0120】
光学系ヘッド77により読み出された映像データは再生アンプ82を介して再生処理回路83に入力され、再生処理回路83は入力された映像データに所定の再生処理を施す。再生処理回路83からの映像データは復号化器84に入力され、復号化処理により映像データはデジタル映像信号に復号される。このデジタル映像信号は、D/Aコンバータ85でアナログ映像信号に変換された後にスイッチSW7を介してモニタ86に出力され、モニタ86には光ディスク78から再生された映像が映し出される。
【0121】
次に、記録再生並行モードについて説明する。
【0122】
記録再生並行モードにおいては記録動作と並行して再生動作が行われ、この再生動作は、記録動作による光ディスク78における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に対する再生を行う先行再生動作からなる。具体的には、記録再生並行モードでは、上述したように、撮像部71で撮像された映像を示す映像データを光学系ヘッド77により光ディスク78に記録するとともに、該記録と並行して先行再生をするための光学系ヘッド87により、現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置を再生する。すなわち、現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部71で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行映像として再生し、この再生された映像と撮像部71で撮像された映像とを合成してモニタ86に表示する。
【0123】
システムコントローラ80は、記録処理回路75からの映像データを光学系ヘッド77に入力するようにスイッチSW6の切換動作を制御するとともに、映像合成処理回路93からのアナログ映像信号を取り込むようにスイッチSW7の切換動作を制御するとともに、また、システムコントローラ80は、間引き処理回路92に間引き率を指示するとともに、映像合成処理回路93の動作を制御するための制御情報を供給する。さらに、システムコントローラ80は、撮像部71で撮像された映像を示す映像データの光ディスク78への記録と並行して現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データすなわち撮像部71で撮像された映像を示す映像データにより上書きされる映像データを先行再生をするための光学系ヘッド87により読み出すように制御する。
【0124】
また、記録再生並行モードが設定されているときに、システムコントローラ80は、光ディスク78における現在の記録位置から所定時間後に到達する記録可能位置が存在するか否かを光学系ヘッド87の出力に応じて判定し、該所定時間後に到達する記録可能位置が存在しないと、再生動作を停止する制御を行うとともに所定時間後に到達する記録可能位置が存在しない旨を示す情報をモニタ86に表示するように制御し、所定時間経過後には記録動作を停止するように制御する。また、システムコントローラ80は現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在するか否かを光学系ヘッド87の出力に応じて判定し、該所定時間後に到達する記録位置に記録済みの映像が存在しないと、再生動作を停止するように制御する。
【0125】
さらに、記録再生並行モード実行中に再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示が出されると、記録動作を停止するように制御が行われる。
【0126】
この記録再生並行モードにおいては、撮像部71で撮像した被写体の映像データは、上述の記録モードと同様に光学系ヘッド77により光ディスク78に記録される。
【0127】
先行再生をするための光学系ヘッド87により光ディスク78からは現在の記録位置から所定時間後に到達する記録位置における映像データが読み出される。この読み出された映像データは再生アンプ89を介して再生処理回路90に入力され、再生処理回路90は入力された映像データに所定の再生処理を施す。再生処理回路90からの映像データは復号化器91に入力され、復号化処理により映像データはデジタル映像信号に復号される。このデジタル映像信号は、間引き処理回路92に入力され、該デジタル映像信号にシステムコントローラ80から指示された間引き率による間引き処理が施される。間引き処理されたデジタル映像信号は映像合成処理回路93に入力され、映像合成処理回路93は間引き処理されたデジタル映像信号とビデオ信号処理回路73からのデジタル映像信号と合成してスイッチSW7を介してモニタ86に出力する。モニタ86には、撮像部71で現在撮像している映像と先行再生をするための光学系ヘッド87により再生された映像とを合成した映像が映し出される。
【0128】
このように本実施の形態では、記録媒体に光ディスクを用いた場合でも、上述の実施の第1形態と同様の効果が得られる。
【0129】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、記録媒体に記録済みの映像に上書きして新たな映像を記録するときに、記録媒体に既に記録されている映像が消去してよいものか否かを確認するための確認作業を手間を掛けずに簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像記録再生装置の実施の第1形態の外形を模式的に示す図である。
【図2】図1の映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のビデオカメラの固体メモリに格納されているデータの構成例を示す図である。
【図4】図2のビデオカメラの記録再生並行モードにおける固体メモリへの記録位置と再生位置との関係を示す図である。
【図5】図2のビデオカメラの記録再生並行モードにおけるモニタの画面表示例を示す図である。
【図6】図2のビデオカメラに設けられている映像合成処理回路の構成を示すブロック図である。
【図7】図2のビデオカメラにおける記録再生並行モードの動作手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の映像記録再生装置の実施の第2形態の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の映像記録再生装置の回転ドラム上における記録/再生ヘッドと先行再生ヘッドとの間の位置関係を示す図である。
【図10】図8の映像記録再生装置の記録媒体に対する記録/再生ヘッドによる記録再生位置と先行再生ヘッドによる再生位置との間の位置関係を示す図である。
【図11】本発明の映像記録再生装置の実施の第3形態の構成を示すブロック図である。
【図12】図11の映像記録再生装置の記録/再生を行うための光学系ヘッドと先行再生するための光学系ヘッドとの間の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1,51 撮像部
5 ID発生回路
6 データ合成回路
7 アドレス情報生成回路
8,59,80 システムコントローラ
10 固体メモリ
11,60,81 操作部
12 データ分配回路
14 表示情報生成回路
17,70,92 間引き処理回路
18,71,93 映像合成処理回路
21,65,86 モニタ
57 記録/再生ヘッド
58 磁気テープ
66 先行再生ヘッド
77,87 光学系ヘッド
78 光ディスク
88 記録、再生系制御部
SW1,…,SW7 スイッチ

Claims (13)

  1. 入力された映像を記録媒体に記録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されている映像を再生するための再生手段と、前記記録手段における記録動作と前記再生手段における再生動作とを制御する制御手段とを備えた映像記録再生装置において、前記制御手段は前記入力された映像の前記記録媒体への記録動作と並行して前記記録媒体に記録されている映像のうち所定時間後に上書きされる映像の再生動作を行うように前記記録手段および前記再生手段を制御可能であることを特徴とする映像記録再生装置。
  2. 前記制御手段は前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われているときに、前記記録媒体における前記記録動作による現在の記録位置から所定時間後に到達する記録可能位置が存在するか否かを検出し、該所定時間後に到達する記録可能位置が存在しないことを検出すると、前記再生動作を停止するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項記載の映像記録再生装置。
  3. 前記制御手段は前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われているときに、前記記録媒体における前記記録動作によって所定時間後に上書きされる映像が存在するか否かを検出し、該所定時間後に上書きされる映像が存在しないことを検出すると、前記再生動作を停止するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項記載の映像記録再生装置。
  4. 前記再生動作により再生された映像の消去を禁止するか否かを指示する指示手段を設け、前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われているときに前記指示手段から前記再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示が出されると、前記制御手段は前記記録動作を停止するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項記載の映像記録再生装置。
  5. 前記入力された映像は、撮像手段から入力された映像であることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の映像記録再生装置。
  6. 前記入力された映像の記録時に該映像を表示するとともに前記記録媒体に記録されている映像の再生時に該映像を表示するための表示手段を備え、
    前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われるときに前記入力された映像と前記記録媒体から再生された映像とを合成して前記表示手段に表示するように設定可能であることを特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  7. 前記入力された映像と前記記録媒体から再生された映像とを合成して前記表示手段に表示する際に、前記表示手段の画面における前記入力された映像と前記記録媒体から再生された映像とのそれぞれ表示範囲を任意に設定可能にしたことを特徴とする請求項6記載の映像記録再生装置。
  8. 入力された映像を記録媒体に記録するための記録手段と、前記記録媒体に記録されている映像を再生するための再生手段と、前記記録手段における記録動作と前記再生手段における再生動作とを制御する制御手段とを備えた映像記録再生装置の映像記録再生方法であって、前記制御手段により、前記入力された映像の前記記録媒体への記録動作と並行して前記記録媒体に記録されている映像のうち所定時間後に上書きされる映像の再生動作を行うように前記記録手段および前記再生手段を制御することを特徴とする映像記録再生方法。
  9. 前記制御手段により、前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われているときに、前記記録媒体における前記記録動作による現在の記録位置から所定時間後に到達する記録可能位置が存在するか否かを検出し、該所定時間後に到達する記録可能位置が存在しないことを検出すると、前記再生動作を停止するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項8記載の映像記録再生方法。
  10. 前記制御手段により、前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われているときに、前記記録媒体における前記記録動作によって所定時間後に上書きされる映像が存在するか否かを検出し、該所定時間後に上書きされる映像が存在しないことを検出すると、前記再生動作を停止するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項8記載の映像記録再生方法。
  11. 前記映像記録再生装置は、前記再生動作により再生された映像の消去を禁止するか否かを指示する指示手段を備え、
    前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われているときに、前記指示手段から前記再生動作により再生された映像の消去を禁止する指示が出されると、前記制御手段により、前記記録動作を停止するように前記記録手段を制御することを特徴とする請求項8記載の映像記録再生方法。
  12. 前記映像記録再生装置は、前記入力された映像の記録時に該映像を表示するとともに前記記録媒体に記録されている映像の再生時に該映像を表示するための表示手段を備え、
    前記記録動作と前記再生動作とが並行して行われるときに前記入力された映像と前記記録媒体から再生された映像とを合成して前記表示手段に表示することを特徴とする請求項8記載の映像記録再生方法。
  13. 前記入力された映像と前記記録媒体から再生された映像とを合成して前記表示手段に表示する際に、前記表示手段の画面における前記入力された映像と前記記録媒体から再生された映像とのそれぞれ表示範囲を任意に設定することを特徴とする請求項12記載の映像記録再生方法。
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