JP4005070B2 - A/d変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ信号をディジタル値に変換するA/D変換装置に関し、特にセンサ出力信号をディジタル値に変換するものに関する。
図16(a)に示すように、A/D変換装置の分解能より小さい振幅で変化する信号は、A/D変換を行うと、サンプリングA及びBのいずれのタイミングにおいても、変換後のディジタル値は「1」となる。そこで、図16(b)に示すように、オーバサンプリングにより、A/D変換装置の分解能を実質的に高める手法が、特許文献1に示されている。
実線で示すセンサ出力信号に破線で示すノイズ成分が重畳された入力信号を例えば連続8回サンプリングすると、サンプリングAでは、サンプリングにより得られるディジタル値は、2,1,2,1,1,1,2,1となり、その平均値は、1.375となる。またサンプリングBでは、サンプリングにより得られるディジタル値は、1,1,0,1,0,1,1,0となり、その平均値は0.625となる。このように、適当な大きさのノイズ成分が重畳される場合には、量子化誤差を含まない理想値(真の値)に近いディジタル値を得ることができる。
特開平9−158764号公報
しかしながら、A/D変換装置の分解能(LSB(Least Significant Bit)の「1」に対応する入力信号振幅)に対して、ノイズ成分のレベルが小さすぎると、センサ出力信号が図16(a)に示す2つの閾値のちょうど真ん中くらいのレベルであるときには、上述したような理想値に近いディジタル値を得ることができない。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、オーバサンプリングにより分解能を確実に向上させることができるA/D変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、センサ(8)の出力信号をディジタル値に変換することにより、前記センサ(8)の検出対象物理量のディジタル値(TH)を出力するA/D変換装置において、前記センサ出力信号(VS)に重畳信号成分(ΔVH、ΔVL)を重畳した重畳信号を生成する重畳信号生成手段と、前記センサ出力信号(Vt4,Vt5)、及び前記重畳信号(Vt1,Vt3)に基づいて、前記検出対象物理量のディジタル値(TH)を算出する物理量算出手段とを備え、前記重畳信号生成手段は、所定信号を所定時間(TS)に亘ってコンデンサ(C0)に供給し、次に前記センサ出力信号(VS)を前記所定時間(TS)に亘って前記コンデンサ(C0)に供給することにより前記重畳信号を生成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のA/D変換装置において、前記重畳信号生成手段は、前記センサ出力信号を第1所定量(ΔVH)高くした増加重畳信号と、前記センサ出力信号を第2所定量(ΔVL)低くした減少重畳信号とを生成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のA/D変換装置において、前記物理量算出手段は、前記センサ出力信号をA/D変換して得られるディジタル値(DVt4,DVt5)を出力する第1変換手段と、前記増加重畳信号をA/D変換して得られるディジタル値(DVt1)を出力する第2変換手段と、前記減少重畳信号をA/D変換して得られるディジタル値(DVt3)を出力する第3変換手段とを備え、前記第1、第2、及び第3変換手段の出力(DVt1,DVt3,DVt4,DVt5)を平均化することにより、前記検出対象物理量のディジタル値(TH)を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載のA/D変換装置において、前記所定信号は、定電圧信号または前記センサ出力信号(VS)に一定加算電圧(VHX)を加算した信号若しくは前記センサ出力信号(VS)から一定減算電圧(VLX)を減算した信号であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載のA/D変換装置において、前記センサは、内燃機関(1)の吸気系に設けられるスロットル弁(3)の開度を検出するスロットル弁開度センサ(8)であり、前記検出対象物理量は前記スロットル弁の開度であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、センサ出力信号に重畳信号成分を重畳した重畳信号が生成され、センサ出力信号、及び重畳信号に基づいて、検出対象物理量のディジタル値が算出される。重畳信号成分のレベルを適切に設定すれば、A/D変換の分解能を確実に向上させることができる。また所定信号とセンサ出力信号とを切り換えてコンデンサに供給することにより、重畳信号を容易に生成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、センサ出力信号を第1所定量高くした増加重畳信号と、センサ出力信号を第2所定量低くした減少重畳信号とが生成されるので、最終的に得られる検出対象物理量に偏りが生じないようにできる。
請求項3に記載の発明によれば、センサ出力信号をA/D変換して得られるディジタル値と、増加重畳信号をA/D変換して得られるディジタル値と、減少重畳信号をA/D変換して得られるディジタル値とを平均化することにより、検出対象物理量のディジタル値が算出される。したがって、最終的に得られる検出対象物理量に偏りが生じることがなく、真の値に近いディジタル値を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、所定信号は、定電圧信号またはセンサ出力信号に一定加算電圧を加算した信号若しくはセンサ出力信号から一定減算電圧を減算した信号とされ、適切な重畳信号を生成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、内燃機関の吸気系に設けられるスロットル弁の開度を高精度に検出することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の一実施形態にかかるA/D変換装置を含むスロットル弁制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下「エンジン」という)1の吸気通路2には、スロットル弁3が設けられている。スロットル弁3には、該スロットル弁3を閉弁方向に付勢するリターンスプリング4と、該スロットル弁3を開弁方向に付勢する弾性部材5とが取り付けられている。またスロットル弁3は、モータ6によりギヤ(図示せず)を介して駆動できるように構成されている。モータ6による駆動力がスロットル弁3に加えられない状態では、スロットル弁3の開度THは、リターンスプリング4の付勢力と、弾性部材5の付勢力とが釣り合うデフォルト開度THDEF(例えば5度)に保持される。
モータ6は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)7に接続されており、その作動がECU7により制御される。スロットル弁3には、スロットル弁開度THを検出するスロットル弁開度センサ8が設けられており、その検出信号は、ECU7に供給される。
またECU7には、エンジン1が搭載された車両の運転者の要求出力を示すアクセルペダルの踏み込み量APを検出するアクセルセンサ9が接続されており、その検出信号がECU7に供給される。
ECU7は、スロットル弁開度センサ8及びアクセルセンサ9の検出信号が供給される入力回路、入力信号をディジタル値に変換するA/D変換回路、各種演算処理を実行する中央演算ユニット(CPU)、CPUが実行するプログラムやプログラムで参照されるマップやテーブルなどを格納するメモリ、及びモータ6に駆動電流を供給する出力回路を備えている。ECU7は、アクセルペダルの踏み込み量APに応じてスロットル弁3の目標開度THRを決定し、検出したスロットル弁開度THが目標開度THRと一致するようにモータ6の制御量DUTを決定し、制御量DUTに応じた電気信号をモータ6に供給する。
図2は、ECU7におけるスロットル弁開度センサ8の出力信号をA/D変換するA/D変換部20と、その入力回路の構成を示す図である。A/D変換部20は、3入力1出力のアナログスイッチ21と、サンプルホールドコンデンサ(以下「SHコンデンサ」という)C0と、バッファアンプ22と、A/D変換器23とを備えており、A/D変換器23から出力されるディジタル値はCPU30に入力される。
スロットル弁開度センサ8の出力信号は、端子12に入力される。端子12は、抵抗R1,R2及びコンデンサC1,C2からなるローパスフィルタ回路を介して、アナログスイッチ21のCH1入力に接続されている。また端子11には、スロットル弁開度センサ出力の最大電圧より高い所定高電圧VH(例えば1.5V)が供給されている。端子11は、アナログスイッチ21のCH0入力に接続されており、またコンデンサC3が端子11(CH0入力)と、アースとの間に接続されている。また端子13には、スロットル弁開度センサ出力の最小電圧より低い所定低電圧VL(例えば0V)が供給されている。端子13は、アナログスイッチ21のCH2入力に接続されており、またコンデンサC4が端子13(CH2入力)と、アースとの間に接続されている。
なお、ローパスフィルタ回路を構成する抵抗R1及びR2は、それぞれ例えば22kΩ及び1.8kΩに設定され、コンデンサC1及びC2は、それぞれ例えば0.1μF及び2200pFに設定される。このローパスフィルタ回路により、センサ出力信号の周波数成分に比べて高い周波数のノイズ成分が除去される。またSHコンデンサC0の容量は、10〜20pF程度である。
図3は、A/D変換部20の動作を説明するためのタイミングチャートである。本実施形態では、短い周期TS(例えば15μsec程度)でアナログスイッチ21を切り換えて、A/D変換を行う。図3のt0〜t5は、A/D変換のタイミングを示すが、実際には、時刻t1,t3,t4,及びt5においてA/D変換が行われ、時刻t0及びt2では、A/D変換は行われない。具体的には以下の手順によりA/D変換が実行される。
1)最初にアナログスイッチ21をCH0入力に接続する(時刻ts0)。これにより、SHコンデンサC0の両端の電圧(以下「SHコンデンサ電圧」という)VC0は、所定高電圧VHに向かって上昇を開始する。
2)時刻ts1にアナログスイッチ21をCH1入力に切り換える。これにより、SHコンデンサ電圧VC0は、センサ出力電圧VSに向かって下降を開始する。時刻t1においてA/D変換を行う。時刻t1においては、CH0入力接続時にコンデンサC0に蓄積された電荷が僅かに残っているため、センサ出力電圧VSより第1所定量ΔVHだけ高い電圧Vt1がA/D変換され、電圧Vt1に対応するディジタル値DVt1が出力される。
3)時刻ts2にアナログスイッチ21をCH2入力に切り換える。これにより、SHコンデンサ電圧VC0は、所定低電圧VLに向かって下降を開始する。時刻t2においてはA/D変換は行わない。
4)時刻ts3においてアナログスイッチ21をCH1入力に切り換える。これにより、SHコンデンサ電圧VC0は、センサ出力電圧VSに向かって上昇を開始する。時刻t3においてA/D変換を行う。時刻t3においては、CH2入力接続時にコンデンサC0から放電された電荷の減少分の影響が僅かに残っているため、センサ出力電圧VSより第2所定量ΔVLだけ低い電圧Vt3がA/D変換され、電圧Vt3に対応するディジタル値DVt3が出力される。
5)時刻ts4においてはアナログスイッチ21がCH1入力に接続された状態を維持し、時刻t4においてA/D変換を行う。時刻t4においては、CH2入力接続時の影響は残っていないので、センサ出力電圧VSに対応する電圧Vt4がA/D変換され、対応するディジタル値DVt4が出力される。
6)時刻ts5においてもアナログスイッチ21がCH1入力に接続された状態を維持し、時刻t5においてA/D変換を行う。時刻t5においても、CH2入力接続時の影響は残っていないので、センサ出力電圧VSに対応する電圧Vt5がA/D変換され、対応するディジタル値DVt5が出力される。
上記ステップ1)〜6)が1つのサンプリング(A/D変換)動作であり、CPU30は、下記式(1)により、A/D変換部20から出力されるディジタル値DVt1,DVt3,DVt4,及びDVt5を平均化して、スロットル弁開度を示すディジタル値THを算出する。
TH=(DVt1+DVt3+DVt4+DVt5)/4 (1)
図4は、A/D変換の実行タイミングと、他の演算の実行タイミングとの関係を示すタイミングチャートである。すなわち、本実施形態では、2ミリ秒周期で、スロットル弁開度THを目標開度THRに一致させるフィードバック制御演算が実行され、スロットル弁開度センサ出力VSのオーバサンプリングリング処理は、そのフィードバック制御演算の前の期間に実行される。このサンプリング処理期間は、スロットル弁開度の変化速度に対して十分に短いので、サンプリング処理期間中のスロットル弁開度(センサ出力電圧VS)はほぼ一定と見なすことができる。図4に示す下向きの矢印が、上記ステップ1)〜6)のタイミングを示している。
図5は、10mV(LSBに対応する振幅(5mV)の約2倍の振幅)の正弦波信号を入力したときに得られるディジタル値を示す図である。同図(a)は、通常の2ミリ秒周期のA/D変換処理により得られるディジタル値を示す。出力されるディジタル値は3値のみであり、中間の値が出力されないことが明らかである。
同図(b)は、本実施形態のオーバサンプリングによるA/D変換処理により得られるディジタル値を示す。中間的な値も出力されるので、入力信号により忠実なディジタル値が得られていることが明らかである。
以上のように本実施形態では、スロットル弁開度センサ出力信号、及び重畳信号成分である第1所定量ΔVH及び第2所定量ΔVLをセンサ出力信号に重畳した信号(厳密には第1所定量ΔVHが加算された信号、及び第2所定量ΔVLが減算された信号)について、短い周期で4回A/D変換を行い、その結果得られるディジタル値を平均化することにより、スロットル弁開度のディジタル値THを得るようにしたので、第1所定量ΔVH及び第2所定量ΔVLを適切に設定することにより、A/D変換部20の分解能を確実に向上させることができる。
なお、第1所定量ΔVH及び第2所定量ΔVLは、A/D変換器23が出力するディジタル値のLSBの「1」に対応する電圧(分解能に対応する電圧)の1/2程度とすることが望ましい。
本実施形態では、検出対象物理量は、スロットル弁開度であり、VHが供給される端子11、VLが供給される端子12、アナログスイッチ21のCH0入力及びCH2入力、並びにSHコンデンサC0が、重畳信号成分生成手段を構成する。また、アナログスイッチ21、バッファアンプ22、A/D変換器23及びCPU30が、第1変換手段、第2変換手段、及び第3変換手段を含む物理量算出手段を構成する。より具体的には、前記ステップ5)及び6)におけるA/D変換動作が、第1変換手段に相当し、前記ステップ2)におけるA/D変換動作が、第2変換手段に相当し、前記ステップ4)におけるA/D変換動作が、第3変換手段に相当する。
(変形例)
上述した実施形態では、アナログスイッチ21のCH0入力には、所定高電圧VHを供給し、CH2入力には、所定低電圧VLを供給するようにしたが、CH0入力及びCH2入力には、一定の電圧ではなく、センサ出力電圧VSに加算電圧VHXを加えた電圧(VS+VHX)、及びセンサ出力電圧VSから減算電圧VLXを引いた電圧(VS−VLX)を供給することが望ましい。さらには、加算電圧VHX及び減算電圧VLXは等しくすることが望ましい。これにより、上述した条件、すなわち第1所定量ΔVH及び第2所定量ΔVLを、A/D変換器23が出力するディジタル値のLSBの「1」に対応する電圧(分解能に対応する電圧)の1/2程度とするという条件を常に満たすことが可能となり、オーバサンプリング処理の効果を最大とすることができる。
図1に示すような制御系では、信頼性確保のために、スロットル弁開度センサを2個並列に設けることが多い。その場合には、第1のセンサの出力を図2の端子12に供給する一方、第2のセンサ出力が、第1のセンサ出力より常に加算電圧VHXだけ高くなるように構成するとともに、第2のセンサ出力を図2の端子11に供給するように構成するとよい。
また物理量を検出するセンサは、スロットル弁開度センサに限るものではなく、アクセルセンサ、温度センサや圧力センサなどであってもよい。
また上述した実施形態では、センサ出力電圧VSに第1所定量ΔVHを加算した高め電圧VSH(=Vt1)と、センサ出力電圧VSから第2所定量ΔVLを減算した低め電圧VSL(=Vt3)と、2つのセンサ出力電圧(Vt4,Vt5)とを平均化することにより、スロットル弁開度を示すディジタル値THを算出するようにしたが、平均化するデータの数は、これに限るものではなく、種々の組み合わせが可能である。一般には、高め電圧VSHと低め電圧VSLの組をm(1以上の整数)個、A/D変換するとともに、センサ出力電圧をn(1以上の整数)個、A/D変換し、その結果得られる(2m+n)個のデータを平均化することで、検出対象物理量のディジタル値を得ることができる。データの数が増加するほど、外乱のような変動の影響を受け難くなるが、1つの平均化したディジタル値を得るために要する時間は長くなる。したがって、上述した実施形態のように、m=1、n=2程度とすることが妥当である。
図6は、mを1とし、nを1〜6と変化させた場合の平均化ディジタル値を示す図である。例えば、n=1の例では、「0.33」は、1,0,0の平均値であり、「0.66」は1,0,1の平均値であり、「1.33」は、2,1,1の平均値であり、「1.66」は、2,1,2の平均値である。またn=2の例では、「0.25」は、1,0,0,0の平均値であり、「0.75」は、1,0,1,1の平均値であり、「1.25」は、2,1,1,1の平均値であり、「1.75」は、2,1,2,2の平均値である。中間値(0,1,2以外の値)が、最も理想値に近くなるのはn=1とした場合、換言すれば、m=nとした場合であることがわかる。上述した実施形態でm=1であるのにn=2としたのは、外乱変動に対する強さを考慮したからである。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態にかかるA/D変換装置の構成を示す図である。本実施形態は、以下に説明する点以外は、第1の実施形態と同一である。
図7において、センサ出力電圧VSは、端子12に供給され、抵抗R11及びコンデンサC11からなるローパスフィルタを介して、A/D変換部20aに入力される。A/D変換部20aの入力端子は、抵抗R12を介してトランジスタQ1のコレクタに接続されるとともに、抵抗R13を介してトランジスタQ2のコレクタに接続されている。トランジスタQ1のエミッタは電源に接続され、ベースは、CPU30のポートP1に接続されている。またトランジスタQ2のエミッタはアースに接続され、ベースは、CPU30のポートP2に接続されている。
A/D変換部20aは、図2に示すA/D変換部20のアナログスイッチ21を、アナログスイッチ24に変更したものである。アナログスイッチ24は、センサ出力のサンプリングを行う期間中、常にオンされる。
トランジスタQ1のベースには、図8(a)に示すように、時刻ts1で高レベルから低レベルに変化し、時刻ts2で低レベルから高レベルに変換する制御信号SCTL1が供給される。したがって、トランジスタQ1は、時刻ts1からts2までの期間、オンする。また、トランジスタQ2のベースには、図8(b)に示すように、時刻ts3で低レベルから高レベルに変化し、時刻ts4で高レベルから低レベルに変換する制御信号SCTL2が供給される。したがって、トランジスタQ2は、時刻ts3からts4までの期間、オンする。
このときSHコンデンサ電圧VC0は、図8(c)に示すように変化する。すなわち、時刻ts1からts2までの期間は、電源電圧に向かって上昇し、時刻ts2からts3までの期間は、センサ出力電圧VSに向かって下降する。そして、時刻ts3の直前の時刻t1において、A/D変換を行う。時刻t1においては、トランジスタQ1がオンしているときにSHコンデンサC0に蓄積された電荷が僅かに残っているため、センサ出力電圧VSより若干高い電圧Vt1がA/D変換され、電圧Vt1に対応するディジタル値DVt1が出力される。
次に時刻ts3からts4までの期間は、SHコンデンサ電圧VC0は、アース電位に向かって下降し、時刻ts4以降は、センサ出力電圧VSに向かって上昇する。そして、時刻t2から時間TS(サンプリングタイマ周期)経過後の時刻t3において、A/D変換を行う。時刻t3においては、トランジスタQ2がオンしているときにSHコンデンサC0から放電された電荷の減少分の影響が僅かに残っているため、センサ出力電圧VSより若干低い電圧Vt3がA/D変換され、電圧Vt3に対応するディジタル値DVt3が出力される。
次に時刻t3から時間TS経過後の時刻t4において、A/D変換を行う。時刻t4においては、トランジスタQ2がオンしているときにSHコンデンサC0から放電された電荷の減少分の影響がなくなっており、センサ出力電圧VSそのものに対応するディジタル値DVt4が出力される。
上述した動作が、1つのサンプリング(A/D変換)動作であり、CPU30は、下記式(2)により、A/D変換部20aから出力されるディジタル値DVt1,DVt3,及びDVt4を平均化して、スロットル弁開度を示すディジタル値THを算出する。
TH=(DVt1+DVt3+DVt4)/3 (2)
以上のように本実施形態では、トランジスタQ1及びQ2を、それぞれ図8(a)及び(b)に示す制御信号によりオンオフ動作させることにより、重畳信号成分がセンサ出力信号に重畳されるので、第1の実施形態と同様に、A/D変換の分解能を確実に向上させることができる。
本実施形態では、トランジスタQ1,Q2及び抵抗R12,R13が、重畳信号成分生成手段を構成する。
(第3の実施形態)
上述した実施形態では、センサ出力信号に重畳する信号は、増加成分1つ(所定高電圧)と、減少成分1つ(所定低電圧)とからなるが、本実施形態は、増加成分及び減少成分をそれぞれ2つずつとしたものである。本実施形態は、以下に説明する点以外は、第1の実施形態と同一である。
図9は、本実施形態にかかるA/D変換装置の構成を示す図であり、A/D変換部20bは、5つの入力チャネルCHR1,CHR2,CHS,CHR3,及びCHR4を有する。チャネルCHR1には、抵抗R21及びR22により電源電圧を分割して得られる第1基準電圧Vref1が供給され、チャネルCHR2には、抵抗R23及びR24により電源電圧を分割して得られる第2基準電圧Vref2が供給され、チャネルCHR3には、抵抗R25及びR26により電源電圧を分割して得られる第3基準電圧Vref3が供給され、チャネルCHR4には、抵抗R27及びR28により電源電圧を分割して得られる第4基準電圧Vref4が供給されている。ここで、第1〜第4基準電圧Vref1〜Vref4は、Vref4<Vref3<VS<Vref2<Vref1なる関係を有するように設定されている。
またチャネルCHSには、CRフィルタ31を介して、センサ出力電圧VSが供給される。CRフィルタ31は、例えば図2に示す抵抗R1,R2,及びコンデンサC1,C2からなるローパスフィルタである。
A/D変換部20bは、5入力1出力のアナログスイッチ、該アナログスイッチの出力側に接続されたSHコンデンサ、及びSHコンデンサの両端電圧が入力されるA/D変換器を備えている。
各チャネルは、図10(a)に示すように順次選択され、そのときのSHコンデンサ電圧VC0は、同図(b)に示すように変化する。すなわちチャネルCHR1が選択されているとき、SHコンデンサ電圧VC0は、第1基準電圧Vref1に向かって上昇し、次にチャネルCHSが選択されているとき、センサ出力電圧VSに向かって下降し、次にチャネルCHR4が選択されているとき、第4基準電圧Vref4に向かって下降し、次にチャネルCHSが選択されているとき、センサ出力電圧VSに向かって上昇し、次にチャネルCHR2が選択されているとき、第2基準電圧Vref2に向かって上昇し、次にチャネルCHSが選択されているとき、センサ出力電圧VSに向かって下降し、次にチャネルCHR3が選択されているとき、第3基準電圧Vref3に向かって下降し、次にチャネルCHSが選択されて、センサ出力電圧VSに向かって上昇し、次もチャネルCHSが選択されて、ほぼセンサ出力電圧VSに一致する。
このようにアナログスイッチを切り換えつつ、上述した実施形態と同様に、アナログスイッチの切換直前の時刻t1,t3,t5,t7,及びt8において、A/D変換が行われ、対応するディジタル値DVt1,DVt3,DVt5,DVt7,及びDVt8が出力される。そして、下記式(3)により、A/D変換部20bから出力されるディジタル値DVt1,DVt3,DVt5,DVt7,及びDVt8を平均化して、スロットル弁開度を示すディジタル値THを算出する。
TH=(DVt1+DVt3+DVt5+DVt7+DVt8)/5
(3)
本実施形態では、センサ出力電圧VSの重畳成分が、第1及び第2基準電圧に対応する2つの増加成分と、第3及び第4基準電圧に対応する2つの減少成分とからなるので、第1または第2の実施形態に比べて、出力されるディジタル値の分解能を高めることができる。図11は、図5に示す例と同様の条件でA/D変換を行った場合の出力ディジタル値の変化を示すタイムチャートであり、図11(a)の波形が第1の実施形態に対応し、図11(b)の波形が本実施形態に対応する。
本実施形態では、抵抗R21〜R28、A/D変換部20bに内蔵されるアナログスイッチ及びSHコンデンサが、重畳信号成分生成手段を構成する。
(変形例1)
図12に示すように、上述したA/D変換部20bに含まれるアナログスイッチを、マルチプレクサ41とし、マルチプレクサ41により選択されるサンプリング信号VSPLを、マイクロコンピュータ42のA/D変換器に入力するようにしてもよい。この場合には、どのチャネルを選択するかを制御する制御信号SCTL11〜SCTL13が、マイクロコンピュータ42からマルチプレクサ41に供給される。
(変形例2)
A/D変換部に供給する基準電圧の数をさらに増やす、すなわち、図13に示すように第1〜第6基準電圧Vref11〜Vref16を生成し、これらとセンサ出力電圧VSとを順次切り換えて、スロットル弁開度を示すディジタル値THを算出するようにしてもよい。
図13に示すA/D変換部20cは、7つの入力チャネルCHR1〜CHR3,CHS,CHR4〜CHR6を有する。チャネルCHR1には、第1基準電圧Vref11が供給され、チャネルCHR2には、第2基準電圧Vref12が供給され、チャネルCHR3には、第3基準電圧Vref13が供給され、チャネルCHR4には、第4基準電圧Vref14が供給され、チャネルCHR5には、第5基準電圧Vref15が供給され、チャネルCHR6には、第6基準電圧Vref16が供給されている。ここで、第1〜第6基準電圧Vref11〜Vref16は、Vref16<Vref15<Vref14<VS<Vref13<Vref12<Vref11なる関係を有するように設定されている。
またチャネルCHSには、CRフィルタ31を介して、センサ出力電圧VSが供給される。
本変形例では、図14(a)に示すように、チャネル切換が行われ、SHコンデンサ電圧VC0は、同図(b)に示すように変化する。チャネル切換直前の時刻t1,t3,t5,t7,t9,t11,t12,及びt13において、A/D変換が行われ、対応するディジタル値DVt1,DVt3,DVt5,DVt7,DVt9,DVt11,DVt12,及びDVt13が出力される。そして、下記式(4)により、A/D変換部20cから出力されるディジタル値DVt1,DVt3,DVt5,DVt7,DVt9,DVt11,DVt12,及びDVt13を平均化して、スロットル弁開度を示すディジタル値THを算出する。
TH=(DVt1+DVt3+DVt5+DVt7+DVt9
+DVt11+DVt12+DVt13)/8
(4)
本変形例では、センサ出力電圧VSの重畳成分が、第1〜第3基準電圧に対応する3つの増加成分と、第4〜第6基準電圧に対応する3つの減少成分とからなるので、出力されるディジタル値の分解能をさらに高めることができる。
(第4の実施形態)
図15は、本発明の第4の実施形態にかかるA/D変換装置の構成を示す図である。本実施形態は、以下に説明する点以外は、第1の実施形態と同一である。
図15に示すマイクロコンピュータ15は、6個の入力チャネルCHR1,CHR2,CHS1〜CHS4を有し、チャネルCHR1には第1基準電圧Vref21が供給され、チャネルCHR2には第2基準電圧Vref22が供給される。またチャネルCHS1〜CHS4には、4つのCRフィルタ31を介して、センサ出力電圧VSが並列に供給される。
マイクロコンピュータ51には、4つのチャネルCHS1〜CHS4のそれぞれに対応して、図2に示すA/D変換部20と同様の回路ブロックが、並列に4個設けられている。マイクロコンピュータ51は、4つのチャネルCHS1〜CHS4に入力される信号を、スキャンモードでA/D変換し、その4つディジタル値を平均化することにより、スロットル弁開度THを算出する。スキャンモードでは、4つのチャネルCHS1〜CHS4に対応するA/D変換の結果の取り込みがハードウエアで自動的に順次実行され、CPUは、ソフトウエアで指定される必要なときに、A/D変換されたデータを読み込む。
これにより、CPUがA/D変換するチャネルの選択をソフトウエアで指定する必要がなくなり、演算負荷を軽減することができる。
本発明の一実施形態にかかるスロットル弁駆動装置及びその制御装置を示す図である。 A/D変換部とその周辺部の構成を示す図である。 A/D変換の実行手順を説明するためのタイミングチャートである。 CPUにおける演算タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 振幅の小さい正弦波をA/D変換した結果を示す図である。 平均化処理を行う最適なデータ数を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態にかかるA/D変換装置の構成を示す図である。 図7に示す装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかるA/D変換装置の構成を示す図である。 図9に示す装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 分解能の向上を説明するための図である。 図9に示す装置の変形例を示す図である。 図9に示す装置の他の変形例を示す図である。 図13に示す装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第4の実施形態にかかるA/D変換装置の構成を示す図である。 オーバサンプリングにより分解能を高める手法を説明するための図である。
符号の説明
7 電子制御ユニット
8 スロットル弁開度センサ
11,13 端子(重畳信号成分生成手段)
20 A/D変換部
22 バッファアンプ(物理量算出手段)
21 アナログスイッチ(重畳信号成分生成手段、物理量算出手段)
23 A/D変換器(物理量算出手段)
30 CPU(物理量算出手段)
C0 サンプルホールドコンデンサ(重畳信号成分生成手段)

Claims (5)

  1. センサの出力信号をディジタル値に変換することにより、前記センサの検出対象物理量のディジタル値を出力するA/D変換装置において、
    前記センサ出力信号に重畳信号成分を重畳した重畳信号を生成する重畳信号生成手段と、
    前記センサ出力信号、及び前記重畳信号に基づいて、前記検出対象物理量のディジタル値を算出する物理量算出手段とを備え
    前記重畳信号生成手段は、所定信号を所定時間に亘ってコンデンサに供給し、次に前記センサ出力信号を前記所定時間に亘って前記コンデンサに供給することにより前記重畳信号を生成することを特徴とするA/D変換装置。
  2. 前記重畳信号生成手段は、前記センサ出力信号を第1所定量高くした増加重畳信号と、前記センサ出力信号を第2所定量低くした減少重畳信号とを生成することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換装置。
  3. 前記物理量算出手段は、前記センサ出力信号をA/D変換して得られるディジタル値を出力する第1変換手段と、前記増加重畳信号をA/D変換して得られるディジタル値を出力する第2変換手段と、前記減少重畳信号をA/D変換して得られるディジタル値を出力する第3変換手段とを備え、前記第1、第2、及び第3変換手段の出力を平均化することにより、前記検出対象物理量のディジタル値を算出することを特徴とする請求項2に記載のA/D変換装置。
  4. 前記所定信号は、定電圧信号または前記センサ出力信号に一定加算電圧を加算した信号若しくは前記センサ出力信号から一定減算電圧を減算した信号であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のA/D変換装置。
  5. 前記センサは、内燃機関の吸気系に設けられるスロットル弁の開度を検出するスロットル弁開度センサであり、前記検出対象物理量は前記スロットル弁の開度であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のA/D変換装置。
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