JP4004771B2 - 車両シート用アームレストの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
車両シート用アームレストの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両シートのシート本体に取付けられているアームレストは、例えば次のような取付構造によって取付けられていた。
すなわちシート本体の側面に軸が設けられ、アームレストには、その軸に回動可能に取付けられる取付孔が設けられていた。そして、軸にアームレストを係合させた状態で、軸の先端にボルトを取付け、アームレストが軸から抜け落ちないようにしていた。
またアームレストには、その外表面に表皮が装着されているが、この表皮は、アームレストを軸に取付ける前に予めめくっておき、ボルトを取付けた後に塞ぐことで、ボルトを隠していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの取付構造では、アームレストの表皮をめくったり、塞いだりする必要があるとともに、ボルトの取付けに工具を使用する必要があって、アームレストのシート本体への取付けが面倒であった。
そこで本発明は、シート本体にアームレストを容易に取付けることが可能な構造を備えた車両シート用アームレストの取付構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明は特許請求の範囲の各請求項に記載のとおりの構成を備える車両シート用アームレストの取付構造である。
請求項1に記載の発明によれば、車両シートのアームレストを係止部材を介してシート本体に取付ける取付構造であって、アームレストとシート本体のうちの一方の部材には、係止部材を回動可能に連結する連結部が設けられ、他方の部材には、前記係止部材が取付けられる取付部が設けられている。
すなわち係止部材は、アームレストないしシート本体の一方の部材に回動可能に連結され、他方の部材に取付けられる。これによってアームレストは、シート本体に対して回動可能に取付く。
【0005】
また係止部材は、連結部に対して所定角度範囲内で回動可能に連結され、かつ連結部に対して所定角度範囲を超えようとすることでトルクを受ける本体部を有するとともに、その本体部から延出する延出部と、その延出部の一部に設けられ、かつ取付部に係合される係合部とを有する。
すなわち係止部材は、三つの部を有する。そして、その一つである本体部は、連結部に対して回動可能に連結されるが、その回動範囲が所定角度範囲であるため、その所定角度範囲を超えようとする連結部に対する回動動作によって、連結部と本体部との間にトルクが生じる。したがってこの場合、本体部がトルクを受ける。
【0006】
また係止部材は、係合部が取付部に係合された状態で、アームレストがシート本体に対して回動されることで、本体部がトルクを受け、そのトルクによって延出部が変形し、本体部と係合部との間隔が変化しようとする変形力によって、取付部に対して取付く構成になっている。
すなわちアームレストがシート本体に対して回動されることで、アームレストないしシート本体に設けられた連結部に対して本体部が回動し、本体部はトルクを受ける。これに対して係合部は、取付部に係合されている。したがって本体部と係合部とを繋ぐ延出部は、そのトルクによって変形し、この変形によって係合部と本体部との間隔が変化しようとする変形力が働く。係止部材は、その変形力を利用して取付部に取付く構造である。
したがって係止部材は、アームレストをシート本体に対して回動させることで取付部に取付き、アームレストは、道具を使用等することなく容易にシート本体に取付けられる。
【0007】
また、延出部ないし本体部には、延出部の変形を拘束して、係止部材の取付状態を維持する係止部が設けられている。
すなわち係止部材は、取付部への取付状態を維持する構造をそれ自身が有している。そのためアームレストないしシート本体側には、その係止部材の取付状態を維持するための構造が不要であって、容易な構造になる。
また係止部材は、アームレストとシート本体との間に介在される構成になっている。したがってアームレストの表面側からボルトなどを装着する必要がなく、アームレストの表面側の意匠性が維持される。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の取付構造であって、係止部材の本体部には、取付部に挿入され、本体部が受けたトルクによって本体部とともに取付部に対して回動され、回動されることで取付部に係合し、取付部からの抜けを防止する抜け防止部を有している。
すなわち本体部は、トルクが加えられることで取付部からの抜けが防止される。
ところで請求項1記載の発明によると、本体部にトルクが入力されることで係止部材が取付部に取付く構造である。またそのトルクは、アームレストがシート本体に対して回動されることで生じている。
したがって係止部材は、アームレストがシート本体に対して回動されることで、取付部に取付くと同時に、取付部からの抜けが防止される構造である。そのため係止部材は、一連の動きによって取付部に対する取付けと、抜け止めとをなし、安定よく取付部に取付く。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
図1(a)は、車両用のシート1の斜視図であって、例えば乗用車、トラックないしバスのシートの斜視図である。
シート1は、図1(a)に示すように、座面となるシートクッション10と、シートクッション10に対して傾動可能に装着されたシート本体11と、シート本体11の上面に装着されたヘッドレスト12と、シート本体11の側面に装着されたアームレスト13を主体に構成されている。
【0010】
アームレスト13は、図1(a)に示すように係止部材4を介してシート本体11に回動可能に装着されている。換言すると、アームレスト13とシート本体11との取付構造は、係止部材4を有する。
またアームレスト13は、図1(b)に示すようにシート本体11に対向する面側、すなわち裏面側に突出状に形成された連結部2(回動軸)を備えている。
また係止部材4は、図1(b)に示すように連結部2が連結される軸受孔5aを有している。したがってアームレスト13の連結部2に係止部材4の軸受孔5aが挿入嵌合されることで、係止部材4は、アームレスト13に回動可能に連結される。
【0011】
またシート本体11には、図1(b)に示すように係止部材4が取付けられる取付部3が設けられている。また取付部3は、二つの取付孔(第一取付孔3aと第二取付孔3b)を有している。
これに対して係止部材4は、図1(b)に示すように第二取付孔3bに係合される本体部5と、本体部5から延出する延出部6と、延出部6の一部に形成され、第一取付孔3aに係合される係合部7とを主体に構成されている。
【0012】
本体部5は、図2に示すように円筒状に形成されたボス部50を主体に構成されており、ボス部50の軸中心には、貫通孔である軸受孔5aが設けられている。
またボス部50の一先端側には、図2に示すように長手軸方向に切欠き状に形成された複数の切欠き部51が設けられている。したがってボス部50の一先端側は、弾性的に拡開・縮閉しやすい構造になっている。
またボス部50の一先端側であって、その内壁面には、軸受孔5a中心側へ延出した軸抜け防止部58が形成されている。したがって軸抜け防止部58は、軸受孔5aに連結部2が挿入されるとその連結部2の先端側と係合して連結部2が本体部5から抜けることを防止する(図9参照)。
【0013】
また本体部5には、図2,3に示すように三つの抜け防止部52が設けられている。これら三つの抜け防止部52は、ボス部50の外周面から略三角錐状に張出して形成され、各抜け防止部52は、ボス部50の外周にほぼ等間隔に形成されている。
また本体部5は、図3に示すようにボス部50と抜け防止部52によって、その外周形状が非円形であって略三角形状をなしている。
一方、この本体部5が係合される取付部3の第二取付孔3bは、図6に示すように本体部5の断面形状に対応した形状、すなわち非円形であって略三角形状をなしている。したがって本体部5は、この第二取付孔3bに挿入可能であって、挿入されることで取付部3に係合する。
【0014】
また本体部5は、図3に示すようにボス部50の外周面に形成された第一当接部54と第二当接部55とを有する。
第一当接部54は、図3に示すようにボス部50の外周面のほぼ半周に渡って断面扇状に形成されている。また第二当接部55は、第一当接部54のほぼ反対のボス部50の外周面にほぼ半円筒状に成形されている。
また第二当接部55は、図2に示すようにボス部50の一端寄りに設けられている。そのため第二当接部55と抜け防止部52は、ボス部50の長手軸方向に対して所定距離を有した状態で配設されている。
【0015】
また第一当接部54もボス部50の一端寄りに設けられており、抜け防止部52との間に所定距離を有した状態で配設されている。
したがって図9に示すように係止部材4が取付部3に取付けられた状態にされることで、第一当接部54(第二当接部55)と抜け防止部52との間に形成された間隙には、取付部3が挟持される。換言すると第一当接部54と第二当接部55が取付部3の表面に当接し、抜け防止部52が取付部3の裏面に当接している。そのため係止部材4は、取付部3に安定よく取付けられる。
【0016】
第一当接部54は、図4に示すように一端面側が開口となったレール溝56が形成されている。このレール溝56は、第一当接部54の形状に沿って略扇状に成形されている。
ところで係止部材4には、連結部2が回動可能に連結されるが、連結部2には、図5に示すようにその根元側の一部から凸状に形成された回動抑制部23を有している。そしてこの回動抑制部23は、連結部2が係止部材4に連結された状態において、図7に示すようにレール溝56内に設置される。
したがって回動抑制部23は、レール溝56内に沿って移動し、レール溝56を形成する壁面に当接することでその移動が抑制される。その結果連結部2は、係止部材4に対して所定角度範囲内において回動する。なお連結部2がその範囲を超えて回動しようとする際には、係止部材4(本体部5)にトルクが加わる。また回動抑制部23は、レール溝56の深さとほぼ同じ高さに形成されている。
【0017】
延出部6は、図3に示すように、本体部5から本体部5の放射方向へ延出する第一延出部60と、その第一延出部60から連続して本体部5の軸周り方向に延出する第二延出部61と、第二延出部61の両端に設けられた第一の係止部8aと第二の係止部8bとを主体に構成されている。
第一の係止部8aは、図3に示すように第二延出部61の延出方向と同方向に延出して形成されたアーム71と、そのアーム71の先端から外周側方側に突出した鉤部72を主体に構成されている。
【0018】
第二の係止部8bは、図3に示すように第二延出部61の一端側からその延出方向と逆方向に延出して形成されたアーム74と、アーム74の先端側の内周縁側に凹状に形成された切込部75を主体に構成されている。
これら第一の係止部8aと第二の係止部8bは、後述するように延出部6が変形されることで近接し、鉤部72が切込部75に係止することで相互に係止し合い、これによって第二延出部61の変形状態を拘束するものである(図8参照)。
【0019】
また延出部6の一部には、図2に示すように係合部7が設けられている。この係合部7は、図2に示すように第二延出部61の先端側の一端面から突状に設けられており、図1(b)に示すように第一取付孔3aに係合するものである。
また係合部7は、図6に示すように断面非円形であって、断面略三角形の三角柱状である。またこの係合部7が係合される第二取付孔3bは、図6に示すようにこの係合部7の形状に対応した形状、すなわち非円形であって略三角形の孔である。したがって係合部7が第二取付孔3bに係合された際には、係合部7は、第二取付孔3bに対して回り止めがなされる。
また係合部7と本体部5との距離は、図6を参照とするように、外力が加えられていない状態において、第一取付孔3aと第二取付孔3bとの距離とほぼ同じ距離になっている。
【0020】
アームレスト13の連結部2は、図5に示すように軸周りに沿って形成されたリング溝21と、リング溝21よりも先端側をなす頭部22とを備える。
この頭部22は、(図9を参照とするように)係止部材4の軸受孔5aに挿入されると、係止部材4の軸抜け防止部58を押して、ボス部50を弾性拡開し、これによって軸受孔5aを貫通する。そして頭部22が貫通した後に、ボス部50が弾性縮閉し、軸抜け防止部58がリング溝21に係合する。このため係止部材4は、抜け止めがなされると同時に、連結部2に対して軸周り方向に回動可能になる(連結される)。
【0021】
次に、係止部材4を介してアームレスト13をシート本体11に回動可能に取付ける方法を説明する。
先ず図1(b)に示すように係止部材4の軸受孔5aにアームレスト13の連結部2を挿入して、係止部材4を連結部2に連結する。
次いで係止部材4の係合部7を図1(b)に示すように第一取付孔3aに係合させ、本体部5を第二取付孔3bに係合させる(図6参照)。
そしてアームレスト13を図7に示すように所定回動方向(矢印A方向)に回動する。この時、アームレスト13の回動抑制部23は、レール溝56を移動し、回動抑制部23がレール溝56を形成する係止部材4の一壁面に当接する。その状態からさらにアームレスト13を同じ方向へ回動させた際には、本体部5にトルクが入力される。
【0022】
これによって本体部5は、連結部2を回動中心に取付部3に対して回動する。また延出部6は、本体部5が回転することで本体部5から力を受けるが、延出部6の一部に設けられた係合部7が図6に示すように第一取付孔3aに係合されている。そのため延出部6は、本体部5が受けたトルクによって変形する(図7,8参照)。
すなわちアームレスト13が所定方向に回動されることで、この回動動作における回動トルクが延出部6を変形させる変形トルクになっている。
また延出部6は、図7と図8とを比べるとわかるように、トルクにより本体部5に対して近接する方向、すなわち、径が小さくなる方向に変形する。これに対して本体部5と係合部7は、取付部3の第一取付孔3a及び第二取付孔3bにそれぞれ係合しているためその動きが制限されている。したがって本体部5と係合部7は、延出部6の変形によって相互に近接しようとする変形力、すなわち図8の矢印B方向へ移動しようとする変形力が発生する。そのため本体部5と係合部7とによって取付部3が挟持され、これによって係止部材4が取付部3に取付けられる。
【0023】
また本体部5に設けられた抜け防止部52は、図6に示すように本体部5とともに第二取付孔3bに挿入される。そして本体部5がトルクにより回動すると、本体部5とともに第二取付孔3bに対して回動する。そのため抜け防止部52は、図8に示すように取付部3の裏面に係合し、これによって第二取付孔3bから抜けなくなる。したがって本体部5は、抜け防止部52によって取付部3から抜けなくなる。
また第一当接部54(及び第二当接部55)は、図9に示すように取付部3の下面に当接する。したがって取付部3は、裏面を抜け防止部52によって支持され、表面を第一当接部54及び第二当接部55によって支持されることで挟持される。
【0024】
また延出部6は、トルクによって径が小さくなる方向に変形しているため、延出部6の両端部に設けられた第一の係止部8aと第二の係止部8bが近接し、さらに加えられたトルクにより第一の係止部8aが第二の係止部8bに押される(図7,8参照)。そのため第一の係止部8aのアーム71が内側へ変形し、第二の係止部8bのアーム74が外側へ変形する。そして第一の係止部8aの鉤部72と第二の係止部8bの切込部75が図8に示すように係合する。
したがって延出部6の変形状態がこれによって維持され、係止部材4の取付部3への取付状態が維持される。
なお係止部材4の本体部5、延出部6、係合部7及び係止部8a,8bは、一体成形によって形成されている。
【0025】
以上のようにしてアームレスト13の取付構造が構成される。
したがってアームレスト13は、アームレスト13をシート本体11に対して回動させる動作によってシート本体11に取付けることができる。そのため道具を使用せずに、アームレスト13を容易にシート本体11に取付けることができる。
またアームレスト13は、シート本体11との間に介在された係止部材4によってシート本体11に取付けられている。そのため従来のように、アームレスト13の表面側からボルト等を装着する必要がなく、アームレスト13の表面の意匠性が保持される。また従来のように、ボルトを取付ける前にアームレスト13の表皮を予めめくっておき、ボルトを取付けた後にその表皮を貼付する等の作業は、本発明では不要である。
【0026】
また係止部材4は、入力されたトルクによって変形し、取付部3に取付く。そのため係止部材4は、所望のトルクにより取付部3に取付く構造に容易に設計変更可能である。
例えば延出部6の厚みを薄くすることで、延出部6が小さな力で変形する構造にすることで、小さなトルクで係止部材4が取付部3に取り付く。あるいは延出部6が本体部5から遠方に延出する態様にすることで、少ない回動量によって延出部6が大きく変形し、少ない回動量によって係止部材4を取付部3に取付けることができる。
またアームレスト13は、シート本体11に対して所定角度範囲でしか回動しないため、所定位置において位置決めされる。例えばアームレスト13の長手軸が水平位置となる位置と、垂直位置となる位置の両位置において容易に位置決めすることができる。これによってアームレストは、使用勝手が良くなる。
【0027】
また、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下の形態であっても構わない。
(1)上記の実施の形態の延出部は、延出部全体が変形する態様であったが、延出部の一部が変形する態様、あるいは延出部が複数の部材により構成され、その部材の一つが変形する態様、ないし複数の部材同士を連結する連結部が変形する態様であってもよい。
(2)また上記の実施の形態では、(アームレストに設けれらている)連結部が凸状に形成され、係止部材にその連結部が挿入される軸受孔が設けられていた。しかし係止部材に凸状に形成された回動軸が設けられ、連結部がその回動軸が回動可能に係合される孔状ないし凹状に形成される形態であっても構わない。
(3)また上記の実施の形態では、アームレストに係止部材が回動可能に連結され、シート本体に係止部材が固定的に取付けられていた。しかしシート本体に係止部材が回動可能に連結され、アームレストに係止部材が固定的に取付けられるる形態であってもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によると、アームレストをシート本体に容易に取付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両シートの斜視図(a)と、アームレスト、係止部材及びシート本体の拡大斜視図(b)である。
【図2】係止部材の斜視図である。
【図3】図2の矢印D方向からの係止部材の左側面図である。
【図4】図2の矢印E方向からの係止部材の右側面図である。
【図5】アームレストの連結部近傍の拡大斜視図である。
【図6】シート本体の内側から見た図であって、係止部材がシート本体の取付部に係合された状態を示す図である。
【図7】シート本体の表側から見た図であって、係止部材がシート本体の取付部に係合された状態を示す図である。
【図8】シート本体の表側から見た図であって、第一の係止部と第二の係止部とが係合し、係止部材の変形が拘束されている状態を示す図である。
【図9】図8のX―X線断面図である。
【符号の説明】
1…シート
2…連結部
3…取付部
3a…第一取付孔(取付孔)
3b…第二取付孔(取付孔)
4…係止部材
5…本体部
5a…軸受孔
6…延出部
7…係合部
8a…第一の係止部(係止部)
8b…第二の係止部(係止部)
11…シート本体
13…アームレスト
23…回動抑制部
56…レール溝
Claims (2)
- 車両シートのアームレストを係止部材を介してシート本体に取付ける取付構造であって、
前記アームレストと前記シート本体のうちの一方の部材には、前記係止部材が回動可能に連結される連結部が設けられ、他方の部材には、前記係止部材が取付けられる取付部が設けられており、
前記係止部材は、前記連結部に対して所定角度範囲内で回動可能に連結され、かつ前記連結部に対して前記所定角度範囲を超えようとすることでトルクを受ける本体部を有するとともに、その本体部から延出する延出部と、前記延出部の一部に設けられ、かつ前記取付部に係合される係合部とを有し、
前記係合部が前記取付部に係合された状態で、前記アームレストが前記シート本体に対して回動されることで、前記本体部が前記トルクを受け、そのトルクによって前記延出部が変形し、前記本体部と前記係合部との間隔が変化しようとする変形力によって、前記取付部に対して取付く構成になっており、
前記延出部ないし前記本体部には、前記延出部の変形を拘束して、前記係止部材の取付状態を維持する係止部が設けられていることを特徴とする車両シート用アームレストの取付構造。 - 請求項1に記載の車両シート用アームレストの取付構造であって、
係止部材の本体部には、取付部に挿入され、前記本体部が受けたトルクによって前記本体部とともに前記取付部に対して回動され、回動されることで前記取付部に係合し、前記取付部からの抜けを防止する抜け防止部を有していることを特徴とする車両シート用アームレストの取付構造。
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