JP2018047810A - 回転軸締結構造および回転軸締結構造の組付け方法。 - Google Patents
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Abstract
Description
図8に示すように、この回転軸締結構造100は、一端部に設けた螺合部30と、直胴部60が設けられ、他端部には張り出しフランジ部26を有する金属製段付ボルト18と、金属製段付ボルト18の直胴部60に対して、金属製段付ボルト18の軸線を中心に回転可能に外嵌可能な内周面34により構成される円筒貫通孔62を有するブッシュ20と、金属製ナット22の座面がブッシュ20の縮径側環状端面に当接可能に、金属製段付ボルト18の螺合部30に螺合する金属製ナット22と、を有する。
このような回転軸締結構造100によれば、開口を有する一方のフレーム14が、金属製段付ボルト18を開口に通した状態で、金属製段付ボルト18の張り出しフランジ部26に当接状態で固着されている一方、開口を有する他方のフレーム16が、ブッシュ20を開口に通した状態で外嵌固定され、金属製段付ボルト18が回転軸として、一方のフレーム14と他方のフレーム16とが相対回転可能に構成される。
たとえば、金属製段付ボルト18を一方のフレーム14の開口に通し、一方のフレーム14の側面を金属製段付ボルト18の張り出しフランジ部26に当接状態で溶接固定する一方、ブッシュ20を他方のフレーム16の開口に通し、外嵌固定された状態で、ブッシュ20の貫通孔62に対して、金属製段付ボルト18を挿入する際、金属製段付ボルト18の直胴部60の外径と貫通孔62の内径とのクリアランスが小さいと、金属製段付ボルト18を貫通孔36に通すのが困難であり、容易な組付性を確保することが難しい。
一方、容易な組付性を確保するために、金属製段付ボルト18の直胴部60の外径と貫通孔62の内径とのクリアランスを大きく確保すれば、組付後に、回転軸を構成する金属製段付ボルト18に回転方向のガタが生じ、そのまま放置すれば、回転伝達機能の劣化、あるいは製品寿命の短命化につながり、組付け後にガタ詰めをするとすれば、別工程により時間と費用を要する。
このようなガタは、金属製ナット22の座面とブッシュ20との間の金属製段付ボルト18の軸線方向にも同様な問題を生じる。
以上のように、従来の回転軸締結構造100によれば、組付性を確保するために、回転部にガタが発生しやすく、ガタを詰めるのに追加工程を要し、時間と費用とを要していた。だからといって、回転部にクリアランスを確保することなしに、容易な組付性を確保するのは困難であった。
しかしながら、このようなブッシュのフランジ部に形成した突起により、テーパ軸部とブッシュとの間の軸線方向の隙間をなくす点について、開示はおろか示唆すらなされていない。
一端部に設けた螺合部に向かって縮径化するテーパ部が設けられ、他端部には張り出しフランジ部を有する金属製段付ボルトと、
該金属製段付ボルトの該テーパ部に対して、該金属製段付ボルトの軸線を中心に回転可能に外嵌可能なテーパ状内周面により構成される貫通孔を有するブッシュと、
金属製ナット座面が前記金属製段付ボルトの前記螺合部に螺合する金属製ナットと、を有し、
前記金属製ナットの締結の際、前記ブッシュの縮径側環状端面には潰れ肉部が形成され、
開口を有する一方のフレームが、前記金属製段付ボルトを前記開口に通した状態で、前記金属製段付ボルト又は前記金属製ナットに当接状態で固着されている一方、開口を有する他方のフレームが、前記ブッシュを前記開口に通した状態で外嵌固定され、前記金属製段付ボルトを回転軸として、一方のフレームと他方のフレームとが相対回転可能に構成される、構成としている。
一方、金属製ナットを螺合部にねじ込むことにより、ブッシュの縮径側環状端面には、潰れ肉部が形成されるとともに、金属製段付ボルトがブッシュ側へ引き込まれ、テーパ部がくさびの役割を果たすことにより、ブッシュのテーパ状内周面と金属製段付ボルトのテーパ部との間の隙間がなくなり、ブッシュと金属製段付ボルトとの間の金属製段付ボルトの軸線を中心とする回転方向のガタ発生を防止可能であり、金属製段付ボルトを回転軸として、一方のフレームと他方のフレームとが相対回転可能に構成される。
前記テーパ部の軸線方向の長さは、前記金属製ナットの締結の際、前記環状突起部が潰されて前記潰れ肉部が形成されるように、設定されているのがよい。
さらにまた、前記金属製ナット座面が該ブッシュの該縮径側環状端面に当接可能に設けられており、
前記テーパ部の軸線方向の長さは、前記金属製ナットの締結の際、前記金属製ナット座面により前記環状突起部が潰されて潰れ肉部が形成されるように、設定されており、
開口を有する一方のフレームが、前記金属製段付ボルトを前記開口に通した状態で、前記金属製段付ボルトの前記張り出しフランジ部に当接状態で固着されているのがよい。
一方、金属製ナット座面がブッシュの先端環状面に当接するまで、金属製ナットを螺合部にねじ込むことにより、金属製ナット座面により環状突起部が潰されて潰れ肉部が形成されるとともに、金属製段付ボルトがブッシュ側へ引き込まれ、テーパ部がくさびの役割を果たすことにより、金属製ナット座面とブッシュとの間の隙間、およびブッシュのテーパ状内周面と金属製段付ボルトのテーパ部との間の隙間がなくなり、ブッシュと金属製段付ボルトとの間の金属製段付ボルトの軸線を中心とする回転方向および金属製段付ボルトの軸線方向のガタ発生を防止可能である。
前記テーパ部の軸線方向の長さは、前記金属製ナットの締結の際、前記一方のフレームの他方の側面により前記環状突起部が潰されて潰れ肉部が形成されるように、設定されており、
前記一方のフレームが、前記金属製段付ボルトを前記開口に通した状態で、前記金属製ナット座面に当接状態で固着されている一方、前記ブッシュの縮径側環状端面と反対の端面が、前記張り出しフランジ部に当接状態で設けられているのがよい。
さらに、前記ブッシュの内周面の縮径側端部には、前記金属製段付ボルトの前記テーパ部との間に所定の環状スペースを形成するようにテーパ返し部が設けられ、それにより、前記金属製ナットの締結の際、前記ブッシュの潰れ肉部の逃がしを形成するのでもよい。
さらにまた、前記環状スペースの所定広さは、前記金属製ナットの締結による前記環状突起部の潰れ具合に応じて、設定されるのがよい。
さらに、前記テーパ部および前記テーパ状内周面のテーパ角度は、同一に設定され、前記金属製段付ボルトの軸線に対して5°以上15°以下であるのがよい。
さらにまた、前記ブッシュの外周面には、環状突起部側の深さが浅くなるように、環状凹部が設けられるのでもよい。
さらにまた、それぞれ、一端が車両用シートのクッションシートにピン結合され、他端が車両用シートの可動内側レールの側面にそれぞれピン結合されて略水平軸線を中心に回動可能な、互いに平行な前リンクおよび後リンクを有する平行リンク機構が設けられ、
前記前リンクおよび前記後リンクそれぞれが、前記一方のフレームに該当し、前記可動内側レールが前記他方のフレームに該当し、
前記金属製段付ボルトが、前記可動内側レールの前記側面部に対してピン結合するリンクピンに該当し、
前記前リンクおよび前記後リンクの前記可動内側レールに対する回転角度を調整することにより、クッションシートの高さが調整されるようにしてあるのでもよい。
一端部に設けた螺合部に向かって縮径化するテーパ部が設けられる金属製段付ボルトと、該金属製段付ボルトの該テーパ部に対して、該金属製段付ボルトの軸線を中心に回転可能に外嵌可能なテーパ状内周面により構成される貫通孔を有し、縮径側環状端面には環状突起部が設けられているブッシュと、金属製ナット座面が該ブッシュの該縮径側環状端面に当接可能に、前記金属製段付ボルトの前記螺合部に螺合する金属製ナットと、を準備する段階と、
前記金属製段付ボルトを一方のフレームの開口に通す一方、ブッシュを他方のフレームの開口に通した状態で、前記ブッシュの前記貫通孔に対して、前記金属製段付ボルトを前記螺合部の存する前記縮径側環状端面側から挿入する段階と、
前記金属製ナット座面が前記ブッシュの先端環状面に当接するまで、前記金属製ナットを螺合部にねじ込むことにより、前記金属製ナット座面により前記環状突起部を潰して潰れ肉部を形成するとともに、前記金属製段付ボルトが前記ブッシュ側へ引き込んで、前記金属製ナット座面と前記ブッシュとの間の隙間、および前記ブッシュの前記テーパ状内周面と前記金属製段付ボルトの前記テーパ部との間の隙間をなくす段階とを有する、構成としている。
図1に示すように、車両用シート12は、車室フロア(図示せず)に固定される、クッションシートフレーム構造部70と、下端部がクッションシートフレーム構造部70の後端部に対して傾動可能に連結されるバックシートフレーム構造部72と、バックシートフレーム構造部72とクッションシートフレーム構造部70との間に介在するリクライニング部74とを有する車両用シートフレーム構造と、車両用シートフレーム構造全体を覆うように設けられたパッド(図示せず)と、車両用シート12のフレーム構造およびパッド全体を覆うように設けられた袋状の表皮(図示せず)とを有する。
バックシートフレーム構造部72のバックシートフレーム76およびクッションシートフレーム構造部70のクッションシートフレーム78はそれぞれ、車両の上下方向および前後方向に延設する一対のサイドフレーム80と、一対のサイドフレーム80同士を連結するパイプとにより構成される。
車両用シート12の車両前後方向の位置調整機構は、それぞれ車両の前後方向に延設し、互いに車両の幅方向に所定間隔を隔てた一対のレール構造84を備え、一対のレール構造84はそれぞれ、鋼製であり、車床に固定され、車両の前後方向に延設する固定ロアレール101と、クッションシートに固定され、車両の前後方向に延設する可動アッパーレール102とを有し、可動アッパーレール102は、固定ロアレール101に対して嵌合して、車両前後方向に摺動可能である。
テーパ部32の軸線X方向の長さは、後に説明するように、金属製ナット22の締結の際、ナット座面23により環状突起部40が潰されて潰れ肉部46が形成されるように、設定されている。
テーパ部32およびテーパ状内周面34のテーパ角度αは、同一に設定され、それにより、テーパ部32の外周面とテーパ状内周面34とが当接することにより、他方のフレーム16がブッシュ20と一体で、段付ボルト18の軸線を中心に段付ボルト18に対して、つまり、一方のフレーム14に対して相対回転可能にしている。
テーパ角度αは、金属製ナット22の締結による金属製段付ボルト18の引き込み移動量の設定値に応じて、設定すればよい。
より具体的には、テーパ角度αは、たとえば、金属製段付ボルト18の軸線Xに対して5°以上15°以下である。テーパ角度αが5°未満であると、引き込み移動量の確保が困難となるのに対して、テーパ角度αが15°より大きくなると、組付性の確保が困難となる。
図4に示すように、ブッシュ20の内周面48の縮径側端部50には、金属製段付ボルト18のテーパ部32との間に所定広さの環状スペース52を形成するようにテーパ返し部54が設けられ、それにより、金属製ナット22の締結の際、ブッシュ20の潰れ肉部46の逃がしを形成する。潰れ肉部46は、金属製ナット22の締結力により環状突起部40が押し潰されることにより形成され、図4に示すように、環状に外方に拡がるように形成され、このような潰れ肉部46を収容可能なように環状スペース52を設ける。
段付ボルト18のテーパ部32の外周面とテーパ返し部54とナット座面23とにより構成される環状スペース52の所定広さは、金属製ナット22の締結による環状突起部40の潰れ具合に応じて、設定される。
より具体的には、返し角度は、潰れ肉部46が、ブッシュ20と段付ボルト18との間の回転部に食い込むことにより、回転に支障が生じないように、ブッシュ20の種類、金属製ナット22の締結力等に応じて、潰れの広がりを想定して、適宜設定すればよい。
ブッシュ20の外周面には、環状突起部側の深さ(図3のh1とh2との比較)が浅くなるように環状凹部64が設けられ、それにより、ブッシュ20の環状突起部側が変形することにより、ブッシュ20を他方のフレーム16の円形開口25に通すのが容易となるようにしている。
一方のフレーム14は、ブッシュ20の縮径側環状端面38と反対側の環状端面58と、金属製段付ボルト18の張り出しフランジ部26との間で挟み込み固定されている。
環状当接面44は、金属製ナット22の締結の際、ナット座面23のストッパーを形成し、ナット座面23が環状当接面44に当接するとともに、環状突起部40が潰されて潰れ肉部46が形成されるようにしている。
なお、金属製ナット22の金属の種類は、ブッシュ20の材質との関係において、金属製ナット22を締結することにより、ブッシュ20の環状突起部40が潰されて潰れ肉部46が形成される限り、任意であり、一方、ブッシュ20の材質は、成形性確保の観点から、熱可塑性樹脂が好ましいが、金属製ナット22より軟質である限り、たとえば、熱処理しない鉄製でもよい
図5(A)に示すように、まず、金属製段付ボルト18を一方のフレーム14の円形開口24に通し、一方のフレーム14の側面を金属製段付ボルト18の張り出しフランジ部26に当接状態で溶接固定する一方、ブッシュ20を他方のフレーム16の円形開口24に通し、外嵌固定された状態で、ブッシュ20の貫通孔36に対して、金属製段付ボルト18を螺合部30の存する縮径側環状端面38側から挿入する。
次いで、図5(B)に示すように、金属製ナット座面23がブッシュ20の先端環状面に当接するまで、金属製ナット22を螺合部30にねじ込むことにより、金属製ナット座面23により環状突起部40が潰されて潰れ肉部46が形成されるとともに、金属製段付ボルト18がブッシュ20側へ引き込まれ、テーパ部32がくさびの役割を果たすことにより、金属製ナット座面23とブッシュ20との間の隙間、およびブッシュ20のテーパ状内周面34と金属製段付ボルト18のテーパ部32との間の隙間をなくすことが可能となる。
この場合、金属製段付ボルト18および金属製ナット22それぞれを、バックシートのサイドフレーム80の内側およびクッションシートのサイドフレーム80の外側から組み付けている。
以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素については、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本発明の第2実施形態の特徴は、第1実施形態においては、回転軸締結構造10を車両用シート12のリクライニング部74に適用したが、本実施形態においては、回転軸締結構造10を車両用シート12のリフトアジャスター82に適用した点にある。
より詳細には、図6に示すように、前リンク106および後リンク108はそれぞれ、リンクピンを構成する金属製段付ボルト18、ブッシュ20および金属製ナット22を介して、可動アッパーレール102の側面部に対してピン結合され、ブッシュ20と一体で鉛直面内において車両幅方向(金属製段付ボルト18の軸線)を中心として回動可能にされている。
なお、リフトアジャスター82は、クッションシートを所定の高さに保持する機構と、平行リンク機構を車両の幅方向を中心に回転駆動する機構とを有するが、従来既知の機構であるので、その説明は省略する。
組付の際、第1実施形態と異なり、金属製段付ボルト18および金属製ナット22それぞれを、前リンク106および後リンク108の外側および可動アッパーレール102の内側から組み付けている。
以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素については、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本発明の第3実施形態の特徴は、第1実施形態と共通に、回転軸締結構造10を車両用シート12のリクライニング部74と反対側の側部に適用しているが、第1実施形態においては、一方のフレーム14であるバックシートフレーム76のサイドフレーム80に対して、金属製段付ボルト18を溶接固定し、溶接固定した金属製段付ボルト18に対して金属製ナット22を締結していたが、本実施形態においては、一方のフレーム14であるバックシートフレーム76のサイドフレーム80に対して、金属製ナット22を溶接固定し、溶接固定した金属製ナット22に対して金属製段付ボルト18を締結している。
以上の構成によれば、第1実施形態に比較して、潰れ肉部46が回転部に嚙み込むリスクが小さい。より具体的には、第1実施形態と同様に、テーパ返し部54を設けることにより、潰れ肉部46の逃がしとして環状スペース52を設けているが、 第1実施形態と異なり、金属製ナット22とブッシュ20との間に一方のフレーム14が介在することから、環状スペース52に連なって、回転部との間に一方のフレーム14の略厚み分の補助環状スペース53が形成されている。
たとえば、第1実施形態および第3実施形態において、他方のフレーム16が一方のフレーム14に対して相対回転可能なものとして説明したが、それに限定されることなく、一方のフレーム14が他方のフレーム16に対して相対回転可能でもよい。
たとえば、第1実施形態および第2実施形態において、回転軸締結構造を車両用シートに適用するものとして説明したが、それに限定されることなく、フレーム間の相対回転機能を確保する部位であれば、本願発明の回転軸締結構造を適用可能である。
たとえば、第1実施形態において、金属製段付ボルトおよび金属製ナットそれぞれを、バックシートフレークのサイドフレーム80の内側から、およびクッションシートフレーム78のサイドフレーム80の外側から挿入するものとして説明したが、それに限定されることなく、金属製段付ボルトおよび金属製ナットそれぞれを、バックシートフレークのサイドフレーム80の外側から、およびクッションシートフレーム78のサイドフレーム80の内側から挿入するのでもよい。
たとえば、第1実施形態において、段付ボルトのテーパ部は、張り出しフランジ部に到るまで設け、クッションシートフレーム78のサイドフレーム80の厚み部分に及ぶものとして説明したが、それに限定されることなく、ブッシュのテーパ状内周面が及ぶ範囲、すなわちブッシュの軸線方向の長さ分だけ設けるのでもよい。
L テーパ部の軸線方向の長さ
X 軸線
h1、h2 環状凹部の深さ
12 車両用シート
10 回転軸締結構造
14 一方のフレーム
16 他方のフレーム
18 金属製段付ボルト
20 ブッシュ
22 金属製ナット
23 金属製ナット座面
24 円形開口
25 円形開口
26 張り出しフランジ部
28 一端部
30 螺合部
32 テーパ部
34 テーパ状内周面
35 他端部
36 貫通孔
38 縮径側環状端面
40 環状突起部
42 縮径側端面
44 環状当接面
46 潰れ肉部
48 内周面
50 縮径側端部
52 環状スペース
53 補助環状スペース
54 テーパ返し部
56 環状溝部
58 反対側の環状端面
60 直胴部
62 円筒状貫通孔
64 環状凹部
66 テーパ部
70 クッションシートフレーム構造
72 バックシートフレーム構造
74 リクライニング部
76 バックシートフレーム
78 クッションシートフレーム
80 サイドフレーム
82 リフトアジャスター
84 レール構造
101 固定ロアレール
102 可動アッパーレール
104 側面部
106 前リンク
108 後リンク
Claims (14)
- 一端部に設けた螺合部に向かって縮径化するテーパ部が設けられ、他端部には張り出しフランジ部を有する金属製段付ボルトと、
該金属製段付ボルトの該テーパ部に対して、該金属製段付ボルトの軸線を中心に回転可能に外嵌可能なテーパ状内周面により構成される貫通孔を有するブッシュと、
金属製ナット座面が前記金属製段付ボルトの前記螺合部に螺合する金属製ナットと、を有し、
前記金属製ナットの締結の際、前記ブッシュの縮径側環状端面には潰れ肉部が形成され、
前記金属製段付ボルトを一方のフレームの開口に通した状態で、前記金属製段付ボルト又は前記金属製ナットが一方のフレーム当接状態で固着されている一方、開口を有する他方のフレームが、前記ブッシュを前記開口に通した状態で外嵌固定され、前記金属製段付ボルトを回転軸として、一方のフレームと他方のフレームとが相対回転可能に構成される、ことを特徴とする回転軸締結構造。 - 前記ブッシュの材質は、前記金属製ナットより軟質であり、前記ブッシュの前記縮径側環状端面には、環状突起部が設けられ
前記テーパ部の軸線方向の長さは、前記金属製ナットの締結の際、前記環状突起部が潰されて前記潰れ肉部が形成されるように、設定されている、請求項1に記載の回転軸締結構造。 - 前記金属製ナット座面が該ブッシュの該縮径側環状端面に当接可能に設けられており、
前記テーパ部の軸線方向の長さは、前記金属製ナットの締結の際、前記金属製ナット座面により前記環状突起部が潰されて潰れ肉部が形成されるように、設定されており、
前記金属製段付ボルトを一方のフレームの前記開口に通した状態で、前記金属製段付ボルトの前記張り出しフランジ部が一方のフレームに当接状態で固着されている、請求項1または請求項2に記載の回転軸締結構造。 - 前記金属製ナット座面が前記一方のフレームの一方の側面に当接可能に設けられており、
前記テーパ部の軸線方向の長さは、前記金属製ナットの締結の際、前記一方のフレームの他方の側面により前記環状突起部が潰されて潰れ肉部が形成されるように、設定されており、
前記金属製段付ボルトを一方のフレームの前記開口に通した状態で、前記金属製ナット座面が一方のフレームに当接状態で固着されている一方、前記ブッシュの縮径側環状端面と反対の環状端面が、前記張り出しフランジ部に当接状態で設けられている、請求項1または請求項2に記載の回転軸締結構造。 - 前記一方のフレームは、前記ブッシュの前記縮径側環状端面と反対側の環状端面と、前記金属製段付ボルトの前記張り出しフランジ部との間で挟み込み固定されている、請求項3に記載の回転軸締結構造。
- 前記ブッシュの内周面の縮径側端部には、前記金属製段付ボルトの前記テーパ部との間に所定広さの環状スペースを形成するようにテーパ返し部が設けられ、それにより、前記金属製ナットの締結の際、前記ブッシュの潰れ肉部の逃がしを形成する、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の回転軸締結構造。
- 前記環状スペースの所定広さは、前記金属製ナットの締結による前記環状突起部の潰れ具合に応じて、設定される、請求項6に記載の回転軸締結構造。
- 前記テーパ部の縮径側端面には、前記螺合部のまわりに環状当接面が設けられ、前記金属製ナットの締結の際、前記金属製ナット座面のストッパーを形成し、前記金属製ナット座面が前記環状当接面に当接するとともに、前記環状突起部が潰されて潰れ肉部が形成されるようにしている、請求項6または請求項7に記載の回転軸締結構造。
- 前記テーパ部および前記テーパ状内周面のテーパ角度は、同一に設定され、前記金属製段付ボルトの軸線に対して5°以上15°以下である、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の回転軸締結構造。
- 前記ブッシュの外周面には、環状突起部側の深さが浅くなるように、環状凹部が設けられている、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の回転軸締結構造。
- 一方のフレームは、車両用シートのバックシートフレームまたはクッションシートフレームであり、他方のフレームは、車両用シートのクッションシートフレームまたはバックシートフレームであり、バックシートフレームがクッションシートフレームに対して、前記金属製段付ボルトの軸線を中心として回動可能としている、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の回転軸締結構造。
- それぞれ、一端が車両用シートのクッションシートにピン結合され、他端が車両用シートの可動内側レールの側面にそれぞれピン結合されて略水平軸線を中心に回動可能な、互いに平行な前リンクおよび後リンクを有する平行リンク機構が設けられ、
前記前リンクおよび前記後リンクそれぞれが、前記一方のフレームに該当し、前記可動内側レールが前記他方のフレームに該当し、
前記金属製段付ボルトが、前記可動内側レールの前記側面部に対してピン結合するリンクピンに該当し、
前記前リンクおよび前記後リンクの前記可動内側レールに対する回転角度を調整することにより、クッションシートの高さが調整されるようにしてある、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の回転軸締結構造。 - 一端部に設けた螺合部に向かって縮径化するテーパ部が設けられる金属製段付ボルトと、該金属製段付ボルトの該テーパ部に対して、該金属製段付ボルトの軸線を中心に回転可能に外嵌可能なテーパ状内周面により構成される貫通孔を有し、縮径側環状端面には環状突起部が設けられているブッシュと、金属製ナット座面が該ブッシュの該縮径側環状端面に当接可能に、前記金属製段付ボルトの前記螺合部に螺合する金属製ナットと、を準備する段階と、
前記金属製段付ボルトを一方のフレームの開口に通す一方、ブッシュを他方のフレームの開口に通した状態で、前記ブッシュの前記貫通孔に対して、前記金属製段付ボルトを前記螺合部の存する前記縮径側環状端面側から挿入する段階と、
前記金属製ナット座面が前記ブッシュの先端環状面に当接するまで、前記金属製ナットを螺合部にねじ込むことにより、前記金属製ナット座面により前記環状突起部を潰して潰れ肉部を形成するとともに、前記金属製段付ボルトが前記ブッシュ側へ引き込んで、前記金属製ナット座面と前記ブッシュとの間の隙間、および前記ブッシュの前記テーパ状内周面と前記金属製段付ボルトの前記テーパ部との間の隙間をなくす段階とを有する、ことを特徴とする、回転軸締結構造の組付方法。 - 他方のフレームの開口をブッシュの外周面に設けた環状凹部に嵌め込み固定する際、ブッシュの外形を環状突起部側に向かって縮径となるようにテーパを設けることにより、前記環状凹部の環状突起部側が浅くなるように設定して、前記ブッシュの環状突起部側を変形させて開口に通す段階を有する、請求項13に記載の回転軸締結構造の組付方法。
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