JP4002333B2 - 蓋材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ食品等の容器の蓋材に関し、特に、景品応募用のシールの機能を付与した蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばキャンペーン用の缶ジュース等で、缶やガラスビンに景品応募用のタックシールを貼っておき、消費者がそのタックシールを剥がし、葉書に貼り付けて応募するようにしたものが従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、商品とは別にタックシールが必要で、また、タックシールを貼るためのタックシール貼機が必要となり、さらに、缶ジュース等の充填ラインにおいてタックシールを貼る作業が新たに必要となるため、かなりのコストアップが強いられていた。
【0004】
景品応募付きキャンペーンはカップ食品等について行いたい場合もあり、その場合、缶ジュース等の場合と同様に容器本体にタックシールを貼り、あるいは蓋材にタックシールを貼ることによって、消費者がそのタックシールを剥がし葉書に貼り付けて応募するようできる。しかし、そうした場合はやはりタックシールおよびタックシール貼機が必要となり、また、タックシールを貼る作業が新たに必要となって、コストアップが避けられない。
【0005】
そこで、景品応募用等のため容器に貼付していた従来のタックシールに代わる簡易でコストのかからない手段が求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器の蓋材を、紙からなる基材層の上に印刷により絵柄層を積層したものとし、その絵柄層を、蓋材表面に部分的に特定の絵柄を形成するものとし、かつ、該絵柄層と基材との接着強度を、少なくともその特定の絵柄の部分においては基材層の紙の層間強度より弱い設定とするものである。この場合、上記特定の絵柄の部分で貼着しかつ絵柄部周辺では貼着しないよう例えばセロテープ等の透明粘着テープを貼り付け、そのテープを剥がすと、その特定の絵柄の部分で絵柄層と基材との接着強度が基材層の紙の層間強度より弱いことにより、基材層に紙剥け等を発生させることなく、その特定の絵柄をテープ側に転位させ、テープを絵柄ごと基材層から剥がせる。そして、この絵柄ごと剥がしたテープを絵柄が見える状態で他の紙等に貼ることができる。したがって、蓋材自体、キャンペーン等の景品応募用のタックシールと同等の機能を付与したものとなる。
【0007】
請求項1に係る発明の蓋材は、紙からなる基材層の上に印刷による絵柄層が最表面にのみ1層形成された蓋材であって、前記絵柄層が蓋材表面に部分的に特定の絵柄を形成し、前記絵柄層は、少なくとも前記特定の絵柄の部分においては剥離層を介して基材層の上に積層され、絵柄層と剥離層との密着強度が、剥離層と基材層との密着強度より強い設定とされていて、当該蓋材の表面における前記特定の絵柄の部分に透明粘着テープを貼り付け、その透明粘着テープを剥がすことによって、前記特定の絵柄の部分の絵柄層が剥離層と共に基材層から剥がれて透明粘着テープの粘着面側に転位し、前記特定の絵柄の部分の絵柄層および剥離層が付いたまま透明粘着テープが剥がれるものである。その場合、テープを貼り付け、そのテープを剥がすと、特定の絵柄の部分で絵柄層が剥離層と共に基材層から剥がれて絵柄層がテープ側に転位し、テープは絵柄層および剥離層が付いたまま剥がれる。そして、その剥がしたテープは絵柄が見える状態で他の紙等に貼ることができる。
【0008】
請求項2に係る発明の蓋材は、紙からなる基材層の上に印刷による絵柄層が最表面にのみ1層形成された蓋材であって、前記絵柄層が蓋材表面に部分的に特定の絵柄を形成し、前記絵柄層は、少なくとも前記特定の絵柄の部分においては剥離層を介して基材層の上に積層され、絵柄層と剥離層との密着強度が、剥離層と基材層との密着強度より弱い設定とされていて、当該蓋材の表面における前記特定の絵柄の部分に透明粘着テープを貼り付け、その透明粘着テープを剥がすことによって、前記特定の絵柄の部分の絵柄層が剥離層を残して基材層から剥がれて透明粘着テープの粘着面側に転位し、前記特定の絵柄の部分の絵柄層が付いたまま透明粘着テープが剥がれるものである。この場合、剥離層には、例えば、剥離性に優れたポリアミド樹脂系インキを用いるのがよい。また、特に、蓋材をヒートシールするときにシールバーが直接剥離層に接する場合のように耐熱性が要求される場合には、剥離層に耐熱性の高い塩化ゴム系インキを用いることも可能である。この蓋材は、特定の絵柄の部分にテープを貼り付け、そのテープを剥がすことによって、特定の絵柄の部分で絵柄層が剥離層を残して基材層から剥がれ、その絵柄層がテープ側に転位し、絵柄層が付いたままテープが剥がれる。そして、そのテープはやはり絵柄が見える状態で他の紙等に貼ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明による蓋材の一例に係るものである。図1は蓋材の模式断面を示し、図2は蓋材の絵柄を転位させたテープを葉書に貼りつけた状態の模式断面を示す。
【0010】
図1に示す蓋材10Aは、片アート紙からなる基材層11の裏面にポリエチレン12,アルミニウム13,ポリエチレン14をこの順序で積層し、最裏面に、容器との接着層となるシール層15を積層してなるものである。そして、その基材層11の表面には、所定の部位に特定の絵柄を形成するよう剥離層16Aを介して絵柄層17Aが積層されている。
【0011】
この蓋材10Aは、例えば景品応募付きキャンペーンの際のカップ容器に使用するものであり、その場合、上記絵柄は応募マークであってよい。
【0012】
剥離層16Aは、酢酸セルロース系インキを用いグラビア印刷等により形成したものである。
【0013】
また、絵柄層17Aは、硝化綿系インキを用い、やはりグラビア印刷等で形成したものである。
【0014】
この場合、絵柄層17A(硝化綿系インキ)と剥離層16A(酢酸セルロース系インキ)との密着強度が、剥離層16A(酢酸セルロース系インキ)と基材層11(紙)との密着強度より強い。そのため、特定の絵柄の部分に貼着しその周辺では貼着しないようセロテープ等の透明粘着テープ20を貼り付け、そのテープ20を剥がすことによって、図1に二点鎖線で示すように、特定の絵柄の部分の絵柄層17Aが剥離層16Aと共に基材層11から剥がれ、テープ20側に転位する。そして、絵柄層17Aおよび剥離層16Aが付いたままテープ20が剥がれる。
【0015】
こうして絵柄層17Aおよび剥離層16Aが付いたまま剥がれたテープ20は、図2に示すように葉書30等に貼り、透明なテープ20を通して絵柄層17Aの絵柄が見える状態で景品応募等の用に供することができる。
【0016】
図3および図4は本発明による蓋材の他の例に係るものである。図3は蓋材の模式断面を示し、図4は蓋材の絵柄を転位させたテープを葉書に貼りつけた状態の模式断面を示す。
【0017】
図3に示す蓋材10Bは、やはり、片アート紙からなる基材層11の裏面にポリエチレン12,アルミニウム13,ポリエチレン14をこの順序で積層し、最裏面に、容器との接着層となるシール層15を積層してなるものである。そして、その基材層11の表面には、所定の部位に特定の絵柄を形成するよう、剥離層16Bを介して絵柄層17Bが積層されている。
【0018】
この蓋材10Bも、また、例えば景品応募付きキャンペーンの際のカップ容器に使用するもので、上記絵柄は応募マークであってよい。
【0019】
この例の場合、剥離層16Bは、ポリアミド樹脂系インキを用いたもので、やはりグラビア印刷等で形成している。なお、剥離層16Bは塩化ゴム系インキを用いて形成してもよい。
【0020】
絵柄層17Bは、やはり、硝化綿系インキを用い、グラビア印刷等で形成したものである。
【0021】
この場合は、絵柄層17B(硝化綿系インキ)と剥離層16B(ポリアミド樹脂系インキまたは塩化ゴム系インキ)との密着強度が、剥離層16B(ポリアミド樹脂系インキまたは塩化ゴム系インキ)と基材層11(紙)との密着強度より弱い。そして、剥離層16Bにポリアミド樹脂系インキまたは塩化ゴム系インキを用いた場合、剥離層16Bがシールヘッドに接してもシールヘッドに取られることはない。そのため、やはり特定の絵柄の部分に貼着しその周辺では貼着しないようセロテープ等の透明粘着テープ20を貼り付け、そのテープ20を剥がすことによって、図3に二点鎖線で示すように、特定の絵柄の部分の絵柄層17Bが剥離層16Bを残して基材層11から剥がれ、テープ20側に転位して、絵柄層17Bが付いたままテープ20が剥がれる。
【0022】
こうして絵柄層17Bが付いたまま剥がれたテープ20は、図4に示すようにやはり葉書30等に貼ることができ、透明なテープ20を通して絵柄層17Bの絵柄が見える状態で景品応募等の用に供することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋材に設けた特定の絵柄をテープ側に転位させ、テープを絵柄ごと基材層から剥がして、絵柄が見える状態で他の紙等に貼ることができるので、印刷により蓋材自体にタックシールと同等の機能を付与することができ、景品応募用等のタックシールに代わる簡易でコストのかからない手段とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による蓋材の模式断面図である。
【図2】 図1に示す蓋材の絵柄を転位させたテープを葉書に貼りつけた状態の模式断面図である。
【図3】 本発明による他の蓋材の模式断面図である。
【図4】 図3に示す蓋材の絵柄を転位させたテープを葉書に貼りつけた状態の模式断面図である。
【符号の説明】
10A,10B 蓋材
11 基材層
16A,16B 剥離層
17A,17B 絵柄層
20 透明粘着テープ
30 葉書

Claims (2)

  1. 紙からなる基材層の上に印刷による絵柄層が最表面にのみ1層形成された蓋材であって、前記絵柄層が蓋材表面に部分的に特定の絵柄を形成し、前記絵柄層は、少なくとも前記特定の絵柄の部分においては剥離層を介して前記基材層の上に積層され、該絵柄層と前記剥離層との密着強度が、前記剥離層と前記基材層との密着強度より強い設定とされていて、当該蓋材の表面における前記特定の絵柄の部分に透明粘着テープを貼り付け、その透明粘着テープを剥がすことによって、前記特定の絵柄の部分の絵柄層が前記剥離層と共に前記基材層から剥がれて前記透明粘着テープの粘着面側に転位し、前記特定の絵柄の部分の絵柄層および前記剥離層が付いたまま前記透明粘着テープが剥がれることを特徴とする蓋材。
  2. 紙からなる基材層の上に印刷による絵柄層が最表面にのみ1層形成された蓋材であって、前記絵柄層が蓋材表面に部分的に特定の絵柄を形成し、前記絵柄層は、少なくとも前記特定の絵柄の部分においては剥離層を介して前記基材層の上に積層され、該絵柄層と前記剥離層との密着強度が、前記剥離層と前記基材層との密着強度より弱い設定とされていて、当該蓋材の表面における前記特定の絵柄の部分に透明粘着テープを貼り付け、その透明粘着テープを剥がすことによって、前記特定の絵柄の部分の絵柄層が前記剥離層を残して前記基材層から剥がれて前記透明粘着テープの粘着面側に転位し、前記特定の絵柄の部分の絵柄層が付いたまま前記透明粘着テープが剥がれることを特徴とする蓋材。
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