JP4002136B2 - 路線バス運行管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、路線バス運行管理システムに関し、さらに詳しくは、電鉄交通機関の駅に到着する列車到着時刻に応じて、該駅から発車する路線バスの発車時刻を変更設定する路線バス運行管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通勤事情を考慮して駅近郊に建設する集合住宅が多くなってはいるが、依然として住宅建設の範囲が郊外へ拡がる傾向が強い。そして、それらの住宅の多くは駅から離れた郊外に建設されるため、自宅から駅まで徒歩で通勤することが困難となり路線バスを利用する人が増加している。しかし、その路線バスは朝夕の通勤時間帯による道路渋滞のため、定時刻に駅に到着することが困難となり、多くの乗客が列車に乗り遅れる事態が日々発生している。また、鉄道を利用する乗降客が下車する駅から路線バスに乗り継ぐ場合、路線バスは列車の到着時刻に合わせて発車時刻を設定している場合が多いので、列車が定時刻に運行されていれば短い待ち時間で路線バスに乗車でき非常に便利である。しかし、列車が何らかの事情により遅延した場合、その遅延時間に応じて路線バスの発車時刻を変更できないため、路線バスは定時刻になると発車せざるを得ず、乗客は次の路線バスの発車時刻まで待たされるといった事態が発生する。
前記の路線バスの遅延時間を改善する従来例として、特開平6−4798号公報の発明には、都市交通機関(例えば、路線バス)の遅延状況によりルートを迂回させたり、ショートカットルートを通行して都市交通機関の遅延時間を極力短縮する方法について開示されている。しかし、本公報による発明は、路線バスが目的地まで到着する時間の定時性を維持することには有効であるが、鉄道を利用する乗降客が下車した駅から路線バスに乗り継ぐ場合の前記問題点に対する解決策を与える発明ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の問題点が発生する要因として、鉄道と路線バス間の情報の連携が成されていないため、特に、路線バス側で鉄道の運行状況が把握できない点にある。また、鉄道の運行状況が把握できても、その情報を路線バスに連絡する手段と、その情報に基づいて路線バスの運行を変更するシステムが整備されていない点にある。
本発明は、かかる課題に鑑み、電鉄交通機関の駅から発車する路線バスの運行において、当該駅に到着する列車の到着時刻が変動した場合に、その変動時間に応じて当該路線バスの発車時刻を変更して当該路線バスに乗車する乗客の利便性を図った路線バス運行管理システムを提供することによりかかる課題を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、電鉄交通機関の駅における列車到着時刻の変動に応じて当該駅における路線バスの発車時刻を変更設定する路線バス運行管理システムであって、前記駅に停車する列車についての列車到着時刻情報を取得する列車到着時刻取得手段と、前記路線バスの運行を統括的に管理するバス運行管理センターと、該バス運行管理センターから指示されたバス発車時刻に基づいて該駅を発車する路線バス内に設置するバス端末装置と、を備え、前記バス運行管理センターは、前記列車到着時刻取得手段から取得した列車到着時刻情報に基づいて前記路線バスのバス発車時刻を決定し、該決定したバス発車時刻情報を前記バス端末装置に送信し、該バス端末装置から送信される情報及び前記列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻情報を受信する受信手段と、前記列車到着時刻取得手段により取得した前記駅での列車到着時刻が予め設定された列車到着定時刻以前か否かを判別する定時刻判別手段と、前記列車到着時刻が定時刻を徒過する場合に前記列車到着定時刻からの遅延時間を計算する遅延時間計算手段と、該遅延時間計算手段の計算結果に基づいてバス変更発車時刻を計算するバス発車時刻計算手段と、前記遅延時間計算手段が計算した遅延時間情報及び前記バス発車時刻計算手段が計算したバス変更発車時刻情報を前記路線バスに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によるシステムは、大きく分けて3つの部分から構成されている。つまり、電鉄交通機関の当該駅に到着する列車到着時刻情報を取得する手段と、その情報から当該駅に到着する列車が遅延しているか否かを判断して当該路線バスに連絡するバス運行管理センターと、そのバス運行管理センターからの情報を受信するバス端末装置である。ここで、列車到着時刻情報を取得する手段とバス運行管理センターは必ずしも別々に設置する必要はなく、同じバス運行管理センター内に設置しても構わない。また、バス運行管理センターはバス発車時刻情報をバス端末装置に送信するだけでなく、当該路線バスの運転手との無線連絡や、通常運行中の他の路線バスの運行管理全てを統括している。また、バス運行管理センターと当該路線バスとの情報の授受は、バス運行管理センターに設置した特定の周波数帯による無線送受信機と当該路線バスに搭載した無線送受信機による方法でも良いし、インターネットを利用して各拠点に設置された中継局と路線バス間との通信により行なう方法でも構わない。
また、本発明では前記列車到着時刻取得手段はバス運行管理センターとは別の場所に設置され、バス運行管理センターには含まないものとして説明する。バス運行管理センターは、路線バスの運転手から送信された音声情報及び列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻情報を受信する受信機と、前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻が定時刻に対して遅れているか否かを判別する手段と、もし、遅れていると判断された場合、その遅延時間を具体的に計算する手段と、計算された遅延時間から路線バスの定時刻を変更して路線バスを発車させるための変更時刻を新たに算出する手段と、前記の遅延時間と変更時刻を情報として当該路線バスに送信する送信機を備えている。ここで、列車到着定時刻以前とは、予め設定した列車の定時刻を含み、それより早い時刻の全てを指す。また、定時刻を徒過する場合とは、定時刻を含まず定時刻を超過した時刻の全てを指す。
以下、例えば、列車到着時刻と列車到着時刻情報との違いは、前記は具体的な列車到着時刻そのものであり、後者は列車到着時刻のデータを所定のフォーマットに変換して送信する情報の形態をいう。以下、同様とする。
かかる発明によれば、電鉄交通機関の当該駅に到着する列車情報から列車到着時刻の遅延時間を算出してその結果を当該路線バスに伝達することにより、当該路線バスは列車の到着時刻に対応した運行が可能となり、当該路線バスを利用する利用者の利便性を高めることができる。また、バス運行管理センターは列車到着時刻の遅延時間を判断してその必要情報を当該路線バスに伝達する手段を備えているので、当該路線バスの運行を当該列車到着時刻に応じて臨機応変に対応することができる。
【0006】
請求項2は、請求項1において、前記バス運行管理センターは、前記定時刻判別手段が前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻情報を判別した結果、列車到着定時刻以前であると判別した場合、遅延時間ゼロの情報を前記送信手段から前記バス端末装置に送信することを特徴とする。
前記定時刻判別手段は、列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻と予め設定した定時刻との差を計算し、差がゼロであれば遅延時間をゼロとしてバス端末装置に送信する。実際は、列車到着時刻から定時刻を減算してその結果がゼロかマイナスであれば、全て定時刻以前に列車が到着したと判断して遅延時間をゼロとする。尚、遅延時間がゼロの場合は、バス運行管理センターからバス端末装置になにも送信しない方式でも構わない。
かかる発明によれば、バス運行管理センターは列車が定時刻で当該駅に到着した場合、バス端末装置に対して遅延時間をゼロとして情報を送信するので、当該路線バスは確実に列車が定時刻で到着したことを確認できる。
請求項3は、請求項1において、前記バス運行管理センターは、前記定時刻判別手段が前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻情報を判別した結果、列車到着定時刻以後であると判別した場合、前記遅延時間計算手段により前記列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻と列車到着定時刻との差から遅延時間を計算し、該計算結果が許容時間内であれば前記遅延時間計算手段の計算結果から導かれる遅延時間情報のみを前記送信手段から前記バス端末装置に送信することを特徴とする。
日本の鉄道は、伝統的に列車の到着時刻は列車運行ダイヤに刻まれた時刻通り正確に運行され、不測の事態が発生しない限り大きく遅延することは稀である。しかし、通勤時間帯におけるラッシュアワーでは各駅での乗客の乗降のために時間が割かれて、数分の遅れが発生することはよくあることである。この時、定時刻判別手段は数分の遅延時間を判別して列車到着定時刻を経過していると判断する。しかし、その数分の遅延時間をもって路線バスの発車時刻を変更していたのでは、路線バス全体の運行に大きな影響が出ることが予想されるので、ある一定の許容時間を設定し、遅延時間がその範囲内であれば、路線バスを定時刻に発車させる処置をとり、遅延時間情報のみをバス端末装置に送信する。ここで、列車到着定時刻以後とは、定時刻を含まず定時刻を超過した時刻の全てを指す。
かかる発明によれば、列車到着定時刻を判別して列車遅延時間が許容時間内であれば路線バスの発車時刻を定時刻に発車させるので、全体の路線バスの運行に支障を来たすことを最小限にすることができる。
【0007】
請求項4は、請求項1において、前記バス運行管理センターは、前記定時刻判別手段が前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻情報を判別した結果、列車到着定時刻以後であると判別した場合、前記遅延時間計算手段により前記列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻と列車到着定時刻との差から遅延時間を計算し、該計算結果が許容時間を超過していれば前記遅延時間計算手段の計算結果から導かれる遅延時間から前記バス発車時刻計算手段に基づいて変更バス発車時刻を計算し、該変更バス発車時刻情報と前記遅延時間計算手段の計算結果から導かれる遅延時間情報を前記送信手段から前記バス端末装置に送信することを特徴とする。
前記請求項3では列車の遅延時間が許容時間内であったが、列車の遅延時間が許容時間を超えていた場合は、本発明の最も大きな特徴である処置を行なう。つまり、当該路線バスに対してその遅延時間と、それによる発車時刻の変更を連絡し、当該路線バスはその指示された変更発車時刻まで発車を遅らせる。
かかる発明によれば、列車の遅延時間が許容時間を超えていた場合、当該路線バスの発車時刻を変更して遅らせて発車するので、当該路線バスを担当する運転手は判断を迷うことなく運転でき、しかも、利用者は当該バスに乗車することができて利用者に対するサービスを向上することができる。
【0008】
請求項5は、請求項1において、前記バス端末装置は、前記バス運行管理センターからの情報を前記バス運行管理センターと情報の授受を行なうアンテナで受信し、該受信情報を復調器により復調した結果、該情報が前記遅延時間情報である場合、前記スピーカから警告音を発生するように前記制御部を制御することを特徴とする。
バス運行管理センターから特定の路線バスに対して情報を送信する場合、当該路線バスに割り当てた搬送波周波数で送信される。従って、その搬送波周波数を受信して周波数が一致した路線バスのバス端末装置は、自己が呼ばれていることを認識できる。そのとき、当該路線バスの運転手に対して注意を喚起するために、警告音を鳴らしてバス端末装置の表示部を見るようにさせる。ここで、搬送周波数は同じにして、変調したデータをコード化して各路線バスに割り当てる方式でも構わない。
かかる発明によれば、バス運行管理センターから情報を受信した場合、警告音を鳴らすので、当該路線バスの運転手は自己が呼ばれたことを認識して表示を見るようになり、バス運行管理センターからの指示を見落とすことを減少させることができる。
【0009】
請求項6は、請求項1において、前記バス端末装置は、アンテナと、該アンテナから受信した搬送波から情報を復調する復調器と、該復調器により復調された情報を表示する表示部と、を備え、前記表示部は、当該路線バスが運行する路線を識別する路線番号と、前記電鉄交通機関の所定の路線における列車到着定時刻と、前記遅延時間計算手段から計算された遅延時間と、前記列車到着定時刻に基づいて決定された路線バスの発車時刻と、前記バス発車時刻計算手段から計算されたバス変更発車時刻と、定時刻若しくは変更の何れか1つを表示するバス運行状況と、を同時若しくは選択的に表示するように前記制御部により制御されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係るバス運行管理システムの概略構成図である。バス運行管理システムは、例えば、A駅が管轄する各列車の路線の運行状況を統括的に管理するA駅管理センター1と、同じくB駅が管轄する各列車の路線の運行状況を統括的に管理するB駅管理センター6と、A駅管理センター1、B駅管理センター6からの列車の到着時刻情報を取得するバス運行管理センター4と、各路線を運行する路線バスA7と路線バスB8から構成されている。尚、A駅管理センター1と、B駅管理センター6が主として列車到着時刻取得手段を構成している。
そして、A駅管理センター1にはアンテナ2、B駅管理センター6にはアンテナ5、バス運行管理センター4にはアンテナ3が夫々設置され、それらのアンテナを介して情報の授受が行なわれる。ここで、各センター間を無線により情報の授受を行なう例について説明するが、有線により接続されていても構わない。また、バス運行管理センター4とA駅、B駅の管理センターが個別に設置されているが、同じ会社同士であれば両者を一緒にして設置しても構わない。
【0013】
次に、図1を参照して、本実施形態の概略動作について説明する。通常運行時は路線バスA,路線バスBは所定の路線を運行して路線バスAはA駅、路線バスBはB駅に停車して各駅から降車する乗客を待ち、定刻になるとバスを発車させて各路線に運行していく。そのとき、各駅を発車する時刻は各駅の路線が1本であれば、その路線の到着時刻から乗客が列車を降りてバス停車場までに到達する時間を見込んで発車時刻を設定する。また、路線が複数の場合は降車客が多い路線に合わせるか、あるいは複数の路線の中間の時刻にするかは、バス会社の判断で決められる。例えば、A駅に列車が定刻で到着すると、A駅管理センター1はバス運行管理センター4に列車の到着時刻情報を送信する。バス運行管理センター4はその情報に基づいて定刻に対して遅延があるか否かを判断して、遅延がないと判断すると、遅延時間ゼロとして路線バスAの図示しないバス端末装置にその情報を送信する。路線バスAはその情報をバス端末装置で受信すると、列車に遅延がないとわかるので、定刻の時刻になると路線バスAを発車させる。ここで、A駅に定刻より5分遅れて到着した列車があると、A駅管理センター1はバス運行管理センター4に列車の到着時刻情報を送信する。バス運行管理センター4はその情報に基づいて定刻から遅延があるか否かを判断して、定刻から5分遅延があると判断すると、その遅延時間から路線バスAの発車時刻を変更するための変更発車時刻を計算して、その変更発車時刻と遅延時間5分の情報を路線バスAの図示しないバス端末装置に送信する。路線バスAはその情報をバス端末装置で受信すると、列車が5分遅延して、発車時刻が変更になったことがわかるので、その変更発車時刻まで停車してその変更発射時刻になると路線バスAを発車させる。このような事態がB駅で発生した場合も、B駅管理センター6と路線バスBで同じように行なわれる。
【0014】
このように、本実施形態によるシステムは、大きく分けて3つの部分から構成されている。つまり、電鉄交通機関の当該駅に到着する列車到着時刻情報を取得するA駅管理センター1、B駅管理センター6と、その情報から当該駅に到着する列車が遅延しているか否かを判断して当該路線バスに連絡するバス運行管理センター4と、そのバス運行管理センター4からの情報を受信するバス端末装置を設置した路線バスA,Bである。また、バス運行管理センター4はバス発車時刻情報をバス端末装置に送信するだけでなく、当該路線バスA,Bの運転手との無線連絡や、通常運行中の他の路線バスの運行管理全てを統括している。また、バス運行管理センター4と当該路線バスA,Bとの情報の授受は、バス運行管理センター4に設置した特定の周波数帯による無線送受信機と当該路線バスA,Bに搭載した送受信機による方法でも良いし、インターネットを利用して各拠点に設置された中継局と路線バス間との通信により行なう方法でも構わない。
【0015】
図2は、図1の説明を更に具体的に説明するための図であり、説明の便宜のための図である。この図は横軸にバスの路線番号、列車到着定時刻、列車遅延時間、バス発車定時刻、バス変更発車時刻、及び運転状況を表し、この欄の順番は特に意味を持たない。また、縦軸は同じ停車場から発車するバスを時系列に並べてものである。そして、説明ではA駅管理センター1と路線バスAの場合について限定して説明する。例えば、行40の路線バスAが路線番号21でA駅の列車到着定時刻17時5分の列車と乗り継ぎするためにバス発車定時刻を5分後の17時10分に設定されている。この図ではこの列車が定刻に到着して遅延時間が0であるので、運転状況欄には定刻と表示され、路線バスAの発車時刻は定刻通り17時10分である。
行41も路線バスAが同じ路線番号21で、A駅の列車到着定時刻17時30分の列車と乗り継ぎするためにバス発車定時刻を7分後の17時37分に設定されている。この図ではこの列車が定刻に到着して遅延時間が0であるので、運転状況欄には定刻と表示され、路線バスAの発車時刻は定刻通り17時37分である。
行42は、路線バスAが路線番号23で、A駅の列車到着定時刻17時45分の列車と乗り継ぎするためにバス発車定時刻を5分後の17時50分に設定されている。この図ではこの列車が5分遅延して到着して遅延時間が5分であるので、運転状況欄には変更と表示され、路線バスAのバス変更発車時刻は17時58分となり、バス発車定時刻17時50分より8分遅れて発車するように変更されている。
【0016】
行43は、路線バスAが路線番号25で、A駅の列車到着定時刻20時15分の列車と乗り継ぎするためにバス発車定時刻を5分後の20時20分に設定されている。この図ではこの列車が1分遅延して到着して遅延時間が1分であるが、運転状況欄には定刻と表示され、路線バスAのバス変更発車時刻は表示されない。この場合は遅延時間が1分であるので、後述する許容時間内であるので、あえて発車時刻を変更しないで定刻の20時20分に発車するように設定される。
行44は、最終便の場合で、基本的には行42と同じであるが、バス変更発車時刻を少し遅くしてある。つまり、路線バスAが路線番号21で、A駅の列車到着定時刻23時50分の列車と乗り継ぎするためにバス発車定時刻を10分後の24時00分に設定されている。この図ではこの列車が15分遅延して到着して遅延時間が15分であるので、運転状況欄には変更と表示され、路線バスAのバス変更発車時刻は24時15分となり、バス発車定時刻24時00分より15分遅れて発車するように変更されている。尚、この例ではバス発車定時刻とバス変更発車時刻を図のように設定しているが、他の設定時刻でも構わない。
また、この図ではバスA7がバス発車定時刻前に駅Aに到着している前提で説明しているが、道路事情によりバスA7がバス発車定時刻前に駅Aに到着できない場合は、バスA7の運転手はバス端末装置に設置されているマイクにより、バス運行管理サンター4と連絡をとり、バス変更発車時刻を設定してもらうことも可能である。
【0017】
図3は、本発明の実施形態に係るバス運行管理センターの構成を表すブロック図である。このバス運行管理センターは、図示しないバス端末装置から送信される情報と駅管理センターから送信される列車到着時刻情報を受信するアンテナ10と、そのアンテナ10から受信した情報からコンピュータが処理できる信号に復調する復調器11と、復調された情報を処理するパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)14と、復調器11からの音声信号を電力増幅するパワーアンプ12と、パワーアンプ12により駆動されて音声を発するスピーカ13と、PC14からの情報を記憶したり、統括管理するためのデータを蓄積するデータベース(以下、DBと記す)20と、バス運行管理センターとバスの運転手との音声連絡に使用されるマイク22と、PC14とマイク22の情報を変調する変調器23と、その信号を電力増幅するパワーアンプ24から構成され、特に、PC14は列車到着時刻取得手段により取得した駅での列車到着時刻が、予め設定された列車到着定時刻から遅刻するか否かを判別する定時刻判別手段15と、列車到着時刻が定時刻を超過する場合にその定時刻からの遅延時間を計算する遅延時間計算手段16と、この遅延時間計算手段16の計算結果に基づいてバス変更発車時刻を計算するバス発車時刻計算手段21と、これらの制御を司るCPU17と、CPU17の動作プログラムを記憶するROM18と、データの一時記憶やワークメモリとしての役割を持つRAM19により構成される。本実施形態ではPC14を使用してソフトウェアにより制御されるが、ハードウェア構成により実施しても構わない。尚、アンテナ10、復調器11が主として受信手段を構成し、変調器23、パワーアンプ24、及びアンテナ10が主として送信手段を構成し、PC14が主として定時刻判別手段、遅延時間計算手段、及びバス発車時刻計算手段を構成する。
【0018】
次に、図3の動作について詳細に説明するために、図5のフローチャートを参照して説明する。バス運行管理センターは常にアンテナ10に駅管理センターからの情報が入るか否かを監視している。駅管理センターから列車到着時刻情報が送信されると、アンテナ10はその情報を受信して復調器11に送る(S1)。復調器11はアンテナ10からの情報を復調してPC14が判読可能な信号に変換してPC14内の定時刻判別手段15に送る。ここで、予め記憶された列車の定時刻と比較してその時刻より以前か否かを判別する(S2)。判別の結果列車定時刻以前であれば(S2でYESのルート)、遅延時間をゼロとしてバス端末装置に送信する(S7)。例えば、列車到着時刻が15:32で列車の定時刻が15:35であれば、列車到着時刻が定時刻より早いので遅延時間は全て0として送信される。当然一致した場合も遅延時間は0である。ステップS2で列車の定時刻を超過している場合(S2でNOのルート)、その列車到着時刻情報は遅延時間計算手段16に渡され、本来の当該列車定時刻と列車到着時刻を比較してその差を計算して(S3)遅延時間を割り出す。例えば、列車到着時刻が15:40で列車の定時刻が15:35であれば、遅延時間は5分と計算される。その遅延時間は一旦RAM19に記憶され、CPU17によりその遅延時間が予め設定された許容時間内であるかを判断する(S4)。この許容時間は適宜設定しても良いが、バスの到着時刻の不規則性、駅のホームから改札までの距離等を考慮して所定の時間幅をもって設定されるのが好ましい。ステップS4で許容時間内であるとCPU17が判断した場合(S4でYESのルート)、遅延時間計算手段16で計算された計算結果のみを変調器23を介してバス端末装置に送信する(S8)。ここで、計算された遅延時間のみを送信する理由は、当該バスの運転手に定刻で発車しても良いが、列車が許容時間内であるがこの程度遅れている旨の情報を流すことにより、運転手の判断で乗客に対するサービス精神を助長する効果を期待するためである。ステップS4で列車到着時刻が許容時間を超過している場合(S4でNOのルート)、計算された遅延時間の結果をバス発車時刻計算手段21に渡し、その遅延時間から変更するバス発車時刻を計算する(S5)。例えば、列車の定時刻が15:35で、そのときのバスの発車定時刻が15:40とすると、実際に列車が到着した時刻が15:40の場合、このままでは乗客はバスに乗り遅れてしまう。そこで、さらに5分遅らせてバスの発車時刻を15:45にすれば、乗り遅れないで済む。このようにして決定された変更バス発車時刻と遅延時間を(この場合は、遅延時間5分、変更バス発車時刻15:45)変調器23を介してバス端末装置に送信する(S6)。
【0019】
このように、PC4内の定時刻判別手段15は、駅管理センターから取得した列車到着時刻と予めPC4内に設定した定時刻との差を計算し、差がゼロであれば遅延時間をゼロとしてバス端末装置に送信する。実際に計算する場合は、列車到着時刻から定時刻を減算してその結果がゼロかマイナスであれば、全て定時刻以前に列車が到着したと判断して遅延時間をゼロとする。尚、遅延時間がゼロの場合は、バス運行管理センター4からバス端末装置になにも送信しない方式でも構わない。また、日本の鉄道は、伝統的に列車の到着時刻はダイアに刻まれた時刻通り正確に運行され、不測の事態が発生しない限り大きく遅延することは稀である。しかし、ラッシュアワー時には各駅の乗降のために時間が割かれて、数分の遅れが発生することはよくあることである。この時、定時刻判別手段15は数分の遅延時間を判別して列車到着定時刻を経過していると判断する。しかし、その数分の遅延時間をもって路線バスの発車時刻を変更していたのでは、路線バス全体の運行に大きな影響を与えかねないので、ある一定の許容時間を設定し、遅延時間がその範囲内であれば、路線バスを定時刻に発車させる処置をとり、遅延時間計算手段16で計算された遅延時間情報のみをバス端末装置に送信する。しかし、列車の遅延時間が予め設定した許容時間を超えていた場合は、本発明の最も大きな特徴である処置を行なう。つまり、当該バスに対してその遅延時間と、それによる発車時刻の変更を連絡し、当該バスはその指示された変更発車時刻まで発車を遅らせることである。これにより、当該路線バスを担当する運転手は判断を迷うことなく運転でき、しかも、利用者は当該路線バスに乗車することができて利用者に対するサービスを向上させることができる。
【0020】
図4は、本発明の実施形態に係るバス端末装置の構成を表すブロック図である。このバス端末装置は、前記バス運行管理センターと情報の授受を行なうアンテナ30と、このアンテナ30から受信した搬送波から情報を復調する復調器31と、この復調器31により復調された情報を表示する表示部33と、前記復調器31が情報を受信した際に警告音を発生したり、前記バス運行管理センターからの音声を出力するスピーカ34と、当該バス端末装置を設置した路線バスを運転する運転手が前記バス運行管理センターと音声による交信操作を行なうマイク35と、このマイク35からの音声を変調して搬送波に重畳する変調器36と、この変調器36からの搬送波を電力増幅するパワーアンプ37と、このバス端末装置の全体を制御する制御部32から構成されている。ここで、表示部33は一般に液晶を使用するが、表示はカラーでもモノクロでもどちらでも構わない。また、液晶以外のプラズマを使用した表示部でも良い。また、制御部は図示しないメモリ内に記憶されたプログラムにより制御されるCPUを使用しても良いし、ハードウェアによる構成でも構わない。
【0021】
次に、図4の動作について詳細に説明するために、図6のフローチャートを参照して説明する。アンテナ30は常時バス運行管理センターからの情報が入るか否かを監視している(S10)。バス運行管理センターから搬送波を受信すると(S10でYESのルート)、復調器31がその情報を制御部32が判断可能な信号に変換して制御部32に送る。制御部32はその信号を解析してバス運行管理センターからの情報であると判断すると警告音をスピーカ34から発生し(S11)、更にその情報から遅延時間があるか否かを判断し(S12)、遅延時間がなければ(S12でNOのルート)、表示部33の運転状況欄に定刻の旨を表示し(S18)、当該バスを定時刻で運転する(S19)。ステップS12でバス運行管理センターからの情報から遅延時間があると判断すると(S12でYESのルート)、表示部32の遅延時間欄に遅延時間を表示し(S13)、さらに、バス発車時刻に変更があるか否かを判断し(S14)変更がなければ(S14でNOのルート)、ステップS18に進み,表示部33の運転状況欄に定刻の旨を表示し(S18)、当該バスを定時刻で運転する(S19)。ステップS14で発車時刻に変更があれば(S14でYESのルート)、表示部33の変更時刻欄に変更発車時刻を表示し(S15)、さらに表示部33の運転状況欄に変更の旨を表示し(S16)、当該バスを変更発車時刻で運転する(S17)。
ここで、フローチャート上で、例えば、ステップS12とステップS14で制御部32がバス運行管理センターからの情報を解析して判断しているように記載しているが、実際の動作はバス運行管理センターから送信された情報が、表示部33のどの欄に表示する情報かの位置情報のみを判断して、情報の内容はそのまま表示するようにして制御の簡略化を図っている。当然フローチャートのように各情報の内容を解析して判断する方式でも構わない。
このように、バス運行管理センター4から特定の路線バスに対して情報を送信する場合、当該路線バスに割り当てた搬送波周波数で送信される。従って、その搬送波周波数をアンテナ30で受信して、周波数が一致した路線バスのバス端末装置は、自己が呼ばれていることを認識できる。そのとき、当該路線バスの運転手に対して注意を喚起するために、警告音をスピーカ34から鳴らしてバス端末装置の表示部33を見るようにさせる。ここで、搬送周波数は同じにして、変調したデータをコード化して各路線バスに割り当てる方式でも構わない。
【0022】
図7は、本発明のバス端末装置内の表示部33の表示内容の一例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。例えば、図7(a)は前記図2の行40の場合の表示内容であり、路線NOが21、到着定時刻が17:05、遅延時間が0、発車定時刻17:10、変更時刻は空欄、運行状況は定刻を表示している。以下同様にして、(b)が図2行42、(c)が図2行43、(d)が図2行44に対応する表示内容である。そして、表示部33の左にマイク35、右にスピーカ34が配置されている。また、図7(b)と(d)の変更時刻が囲まれているが、これはこの部分のみが点滅表示あるいはカラー表示が可能であれば、他の色に変化している様子を表している。
このように、バス端末装置の表示部33には、バス運行管理センター4からの情報を表示するが、その表示内容はできるだけ簡潔に、判り易く表示する必要がある。そこで、表示内容として当該路線バスがどの路線を現在運行しているかを表す路線番号と、予め入力された列車到着定時刻と、バス運行管理センター4から送信される列車の遅延時間と、列車到着定時刻に基づいて路線バス会社が予め設定した路線バスの定時刻の発車時刻と、バス運行管理センター4から送信され、列車の遅延時間から計算された路線バスの発車変更時刻と、現在の当該路線バスの発車時刻が定刻であれば「定刻」、列車が遅延して路線バスの発車時刻を変更するのであれば「変更」を表示する運行状況である。ここで、バス運行管理センター4から送信される内容は遅延時間と変更時刻であり、それ以外はバス端末装置内部の制御部32で制御されて表示する。尚、この表示内容はあくまでも一例であり、他の表示内容及び配列にしても構わない。
また、本発明で最も重要な表示内容は、当該路線バスの発車時刻を変更した場合の変更発車時刻である。当該路線バスの運転手はこの発車時刻に基づいて発車するため時刻を見誤ったり、見落とすことがないように表示方法を工夫する必要がある。その一つの方法として、前述したとおり変更発車時刻の部分を点滅することが考えられる。あるいは、カラー表示が可能であれば、その部分だけ色を変える等の方法もある。
【0023】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、電鉄交通機関の当該駅に到着する列車情報から到着時刻の遅延時間を算出してその結果を当該路線バスに伝達することにより、当該路線バスは列車の到着時刻に対応した運行が可能となり、路線バスを利用する利用者の利便性を高めることができる。また、バス運行管理センターは列車到着時刻の遅延時間を判断してその必要情報を当該路線バスに伝達する手段を備えているので、当該路線バスの運行を当該列車到着時刻に応じて臨機応変に対応することができる。
また請求項2では、バス運行管理センターは列車が定時刻で到着した場合、バス端末装置に対して遅延時間をゼロとして情報を送信するので、当該路線バスは確実に列車が定時刻で到着したことを確認できる。
また請求項3では、列車到着定時刻を判別して列車遅延時間が許容範囲内であれば路線バスの発車時刻を定時刻に発車させるので、全体の路線バスの運行に支障を来たすことを最小限にすることができる。
また請求項4では、列車の遅延時間が許容範囲を超えていた場合、当該路線バスの発車時刻を変更して遅らせて発車するので、当該路線バスを担当する運転手は判断を迷うことなく運転でき、しかも、利用者は当該バスに乗車することができて利用者に対するサービスを向上することができる。
また請求項5では、バス運行管理センターから情報を受信した場合、警告音を鳴らすので、当該路線バスの運転手は自己が呼ばれたことを認識して表示を見るようになり、バス運行管理センターからの指示を見落とすことを減少させることができる。
【0024】
また請求項6では、表示部に必要最小限の内容を表示し、バス運行管理センターから送信される内容は「遅延時間」と「変更時刻」にすることにより、バス端末装置の制御を簡略化して装置を小型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバス運行管理システムの概略構成図である。
【図2】本発明の図1の説明を更に具体的に説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態に係るバス運行管理センターの構成を表すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係るバス端末装置の構成を表すブロック図である。
【図5】本発明のバス運行管理センターの動作フローチャートである。
【図6】本発明のバス端末装置の動作フローチャートである。
【図7】本発明のバス端末装置内の表示部の表示内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 アンテナ、11 復調器、14 PC、15 定時刻判別手段、16 遅延時間計算手段、17 CPU、23 変調器
Claims (6)
- 電鉄交通機関の駅における列車到着時刻の変動に応じて当該駅における路線バスの発車時刻を変更設定する路線バス運行管理システムであって、
前記駅に停車する列車についての列車到着時刻情報を取得する列車到着時刻取得手段と、前記路線バスの運行を統括的に管理するバス運行管理センターと、該バス運行管理センターから指示されたバス発車時刻に基づいて該駅を発車する路線バス内に設置するバス端末装置と、を備え、
前記バス運行管理センターは、前記列車到着時刻取得手段から取得した列車到着時刻情報に基づいて前記路線バスのバス発車時刻を決定し、該決定したバス発車時刻情報を前記バス端末装置に送信し、該バス端末装置から送信される情報及び前記列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻情報を受信する受信手段と、前記列車到着時刻取得手段により取得した前記駅での列車到着時刻が予め設定された列車到着定時刻以前か否かを判別する定時刻判別手段と、前記列車到着時刻が定時刻を徒過する場合に前記列車到着定時刻からの遅延時間を計算する遅延時間計算手段と、該遅延時間計算手段の計算結果に基づいてバス変更発車時刻を計算するバス発車時刻計算手段と、前記遅延時間計算手段が計算した遅延時間情報及び前記バス発車時刻計算手段が計算したバス変更発車時刻情報を前記路線バスに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする路線バス運行管理システム。 - 前記バス運行管理センターは、前記定時刻判別手段が前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻情報を判別した結果、列車到着定時刻以前であると判別した場合、遅延時間ゼロの情報を前記送信手段から前記バス端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の路線バス運行管理システム。
- 前記バス運行管理センターは、前記定時刻判別手段が前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻情報を判別した結果、列車到着定時刻以後であると判別した場合、前記遅延時間計算手段により前記列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻と列車到着定時刻との差から遅延時間を計算し、該計算結果が許容時間内であれば前記遅延時間計算手段の計算結果から導かれる遅延時間情報のみを前記送信手段から前記バス端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の路線バス運行管理システム。
- 前記バス運行管理センターは、前記定時刻判別手段が前記列車到着時刻取得手段により取得した列車到着時刻情報を判別した結果、列車到着定時刻以後であると判別した場合、前記遅延時間計算手段により前記列車到着時刻取得手段が取得した列車到着時刻と列車到着定時刻との差から遅延時間を計算し、該計算結果が許容時間を超過していれば前記遅延時間計算手段の計算結果から導かれる遅延時間から前記バス発車時刻計算手段に基づいて変更バス発車時刻を計算し、該変更バス発車時刻情報と前記遅延時間計算手段の計算結果から導かれる遅延時間情報を前記送信手段から前記バス端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の路線バス運行管理システム。
- 前記バス端末装置は、前記バス運行管理センターからの情報を前記バス運行管理センターと情報の授受を行なうアンテナで受信し、該受信情報を復調器により復調した結果、該情報が前記遅延時間情報である場合、前記スピーカから警告音を発生するように前記制御部を制御することを特徴とする請求項1に記載の路線バス運行管理システム。
- 前記バス端末装置は、アンテナと、該アンテナから受信した搬送波から情報を復調する復調器と、該復調器により復調された情報を表示する表示部と、を備え、
前記表示部は、当該路線バスが運行する路線を識別する路線番号と、前記電鉄交通機関の所定の路線における列車到着定時刻と、前記遅延時間計算手段から計算された遅延時間と、前記列車到着定時刻に基づいて決定された路線バスの発車時刻と、前記バス発車時刻計算手段から計算されたバス変更発車時刻と、定時刻若しくは変更の何れか1つを表示するバス運行状況と、を同時若しくは選択的に表示するように前記制御部により制御されることを特徴とする請求項1に記載の路線バス運行管理システム。
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