JP4001031B2 - 露出コンセント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露出コンセントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の露出コンセントとして、例えば図9(a)に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。このコンセント100は、展示会や工事現場などで仮設用として使用されるもので、カバーとボディとからなる器具本体の前面中央に、略円筒状の器具取付孔101が1箇所設けられ、その長手方向の両側には2個1組の栓刃挿入孔102,102を有するプラグ差し込み部が2組設けられ、プラグが2個同時に接続できるようになっている。また、コンセント100の長手方向の両側壁には、電線を挿入する電線挿入孔(図示せず)が設けられ、コンセント100の前面の両端部には電線挿入孔に挿入され結線された電線を解除するための電線接続解除ボタン103,103が設けられている(電線挿入孔を備えたコンセントとしては、例えば特許文献2参照)。
【0003】
また、接地極付きのプラグが2個同時に使用できる露出コンセント100’としては、例えば図9(b)に示すものがある。このコンセントは100’は、電源用の栓刃挿入孔を長手方向と直交する方向に並べて配置することで、横口接地プラグを2個同時に使用できるようにしている。
【0004】
また、栓刃挿入孔を円弧状に形成し、栓刃挿入孔に挿入したプラグを回転させることで、プラグの抜けを防止する抜け止めコンセントもある。
【0005】
上記した露出コンセントでは、器具本体の内部に、前記電線挿入孔から挿入された電線が接続される端子部と、前記栓刃挿入孔から挿入された栓刃を狭持する刃受けばねと、前記端子部と前記刃受けばねとを接続する細長の金属板からなる連結板とを備え、それら端子部と刃受けばねと連結板とは、板状の金属板を打ち抜き、その後折曲加工して形成した刃受けばねブロックとして一体に形成されている。
【0006】
従来の刃受けばねブロックの一例を図10、図11に示す。この刃受けばねブロック104は、抜け止めコンセントの内部に収納されるもので、長手方向の一端に電線が接続される端子部105が形成され、端子部105より中央寄りの位置に刃受けばね106が形成され、端子部105と刃受けばね106とが細長の連結板107にて接続されている。この刃受けばねブロック104は、板状の金属板を図11の展開図のようにプレス装置で打ち抜き、その後折曲加工して形成される。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−190845号公報(第1図)
【特許文献2】
実開昭63−95182号公報(第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の露出コンセントでは、器具取付孔102が前面中央に1箇所しか設けられていないため、露出コンセントを強固に固定することができないという問題があった。
【0009】
また、器具取付孔101の内部101aが図12(a)〜(c)に示すように略円筒状のため、露出コンセントを固定するための木ねじSを器具取付孔101に仮保持することができず、壁面などに露出コンセントを取付ける際に、木ねじSが器具取付孔101から脱落しやすいという問題もあった。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、強固に固定することができ、さらに使い勝手の良い露出コンセントを提供することにある。さらに、請求項3記載の発明の目的とするところは、上記目的に加えて、上記目的を達成しても大型化せずコンパクトな露出コンセントを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の露出コンセントは、器具本体を前面から後面に貫く器具取付孔を器具本体の前面の中央および四隅に設け、器具本体の前面の中央に設けられた前記器具取付孔の両側に栓刃挿入孔からなるプラグ差し込み部を設け、前記器具本体の側壁に外部の電線を挿入する電線挿入孔を備えるとともに、前記栓刃挿入孔から挿入された栓刃を狭持する刃受けばねと、前記電線挿入孔から挿入された電線が接続される端子部と、細長の金属板からなり長手方向に沿った一方の側で前記端子部を延設し他方の側で前記刃受けばねを延設する連結板とを前記器具本体の内部に備え、前記端子部は、前記連結板の長手方向に沿った一方の側から延設され当該連結板の長手方向に沿って細長に形成された第1の延設片を折曲することによって形成され、基部と先端部を対向させて設けるとともに、前記基部と前記先端部を接続する中間部を設け、前記連結板の長手方向の先端には、当該連結板の短手方向に沿って細長に形成され、前記端子部の先端部における前記基部との対向面と反対の面に重なるように折曲されて前記端子部の開きを防止する第2の延設片が設けられるものとした。
【0012】
請求項2記載の露出コンセントは、請求項1記載の発明において、前記器具取付孔の内周面に、ねじ山と係合してねじを仮保持する薄肉片を突設したものとした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態1から実施形態2によって説明する。
【0015】
基本形態
基本形態の露出コンセントAを図1乃至図3に示す。この露出コンセントAは、展示会や工事現場などで仮設用として使用される抜け止めダブルコンセントで、ボディ1とカバー2とを有し、両者を組立ねじ3により連結固定して器体本体が形成されている。
【0016】
カバー2には、本露出コンセントAをねじ固定するための器具取付孔20が前面の中央および四隅に設けられ、その前面の中央に位置する器具取付孔20の長手方向の両側には、2個1組の栓刃挿入孔21a,21bからなるプラグ差し込み部が2組設けられ、プラグ(図示せず)が2個同時に接続できるようになっている。栓刃挿入孔21a,21bはそれぞれ円弧状に形成され同心円上に配置されている。また、カバー2の前面の長手方向の両端部には、電線接続解除ボタン7,7が配置される解除ボタン用凹部22,22が形成されている。さらに、カバー2の長手方向の両側壁には、挿入された電線を後述する電源供給端子部41および送り側端子部42に誘導する電線挿入孔23,23の一部を形成する上側凹部23a,23aが設けられている。
【0017】
図3(a),(b)に、器具取付孔20の断面図を示す。器具取付孔20は、後述するようにボディ1に設けられた器具取付孔11と合わせて露出コンセントAを前面から後面に貫く一つの貫通孔を構成するもので、器具取付孔20のボス部20aの内周面には、器具取付孔20を上から見たときに略三角形の開口を形成するように、薄肉片20bが3方向から突設されている。薄肉片20bを設けたことで、図3(c)に示すように器具取付用の木ねじSのねじ山を薄肉片20bに係止させることができ、壁面などに露出コンセントAを取付ける際に木ねじSの脱落を防止できる。また、木ねじSを露出コンセントAに仮保持させた状態で出荷できるため、使用者は薄肉片20bを突き破って木ねじSを締め付けるだけでよく、簡単に取付けることができる。
【0018】
ボディ1は、上部開口の略箱形で、中央部および四隅に器具取付孔11およびそのボス部11aを備え、長手方向に沿った両側壁の内側には組立ねじ3の挿通孔12およびそのボス部12aを2ヶ所ずつ備えている。また、長手方向に沿った隔壁13により、後述する刃受けばねブロック4,4をそれぞれ収納する2つの収納部14,14が形成されている。また、長手方向の両側壁には、電線挿入孔23,23の一部を形成する下側凹部23b,23bが設けられている。
【0019】
刃受けばねブロック4は、板状の金属板をプレス加工および折曲加工してなり、長手方向の一端に電源供給端子部41が形成され他端に送り側端子部42が形成され、さらに電源供給端子部41、送り側端子部42より中央寄りの位置で前記栓刃挿入孔21aまたは栓刃挿入孔21bに対応する位置に2組の刃受けばね40,40が形成され、それらが連結板45にて接続されている。
【0020】
電源供給端子部41および送り側端子部42は、連結板45の両側に延設された延設片を上下に対向するように折曲して上側端子板41a,42aおよび下側端子板41b,42bが形成されており、上側端子板41a,42aと下側端子板41b,42bとの間に錠ばね9が鎖錠部9aを上側に向けて配置されている。また、上側端子板41a,42aには、切り欠き41c,42cがそれぞれ設けられて、鎖錠部9aの一部を上方から押動しうるようになっている。
【0021】
刃受けばね40は、栓刃挿入孔21aまたは栓刃挿入孔21bより挿入されたプラグの栓刃を挟持できるように、金属板を長手方向と直交する方向にコ字形に折曲して、略円弧状のばね片40aとそれに対向するばね片40bとが互いに向かい合うように形成されている。コ字形の中央片44を形成する部位は、カバー2が装着されるとカバー2の内面により押圧されて刃受けばねブロック4を押圧固定する押圧部となる。また、一方のばね片40bにおいて、他方のばね片40aを略円弧状に沿って時計方向に進んだ位置に対向する部位には、プラグの栓刃に形成された孔(図示せず)に係合して栓刃の抜けを防止するための係止凸部40cが形成されている(図2参照)。
【0022】
また、刃受けばねブロック4は、刃受けばね40,40の間に、切り欠き状の挟着部43が形成されており、ボディ1の収納部14,14に収納されるとボディ1の内底面に形成されたリブ10を前記挟着部43,43がボディ1の長手方向の両側から挟着して仮固定される。
【0023】
電線接続解除ボタン7は、カバー2の前面側から順に、操作部7a、係止鍔部7b、押動部7cが形成され、係止鍔部7bを、前記解除ボタン用凹部22に形成された孔22aからカバー2の内部に挿入して孔22aの周縁に係止させ、操作部7aを解除ボタン用凹部22に収納して配置される。押動部7cは、電源供給端子部41または送り側端子部42に設けられた切り欠き41c,42cを通って錠ばね9の鎖錠部9aと当接し、常時前面外方に付勢され、解除ボタン用凹部22の底面22bと操作部7aの下面との間に所定の間隔を有した姿勢を保持している。
【0024】
以上のように構成された露出コンセントAは、電線を電線挿入孔23から挿入すると電線が錠ばね9の鎖錠部9aを押して鎖錠部9aと上側端子板41a(または42a)との間に嵌入係止状態となり、電線を引き抜こうとしても鎖錠部9aが電線に食い込んで引き抜けない結線状態となる。なお、電線挿入時に、電線接続解除ボタン7の操作部7aを押したまま電線を挿入すると、電線を所定の深さまで容易に挿入することができる。
【0025】
電線の結線状態を解除するには、電線接続解除ボタン7の操作部7aを内方に押圧する。すると、電線接続解除ボタン7の押動部7cが錠ばね9の鎖錠部9aを押圧し、鎖錠部9aが電線に食い込むことがなくなり、容易に電線を引き抜くことができる。
【0026】
また、栓刃挿入孔21a,21bにプラグを挿入し、時計方向に回転させると、プラグの栓刃に形成された孔と刃受けばね40に設けられた係止凸部40cとが係合し、プラグの抜けを防止することができる。
【0027】
かかる露出コンセントAにおいては、器具取付孔20が前面の中央および四隅に設けられているので、露出コンセントAを強固に固定(螺着)することができる。また、簡単に取り付けるときは中央の1箇所のみで固定し、強固に取り付ける時は全ての器具取付孔20で固定するというように、必要に応じて取付方法を選択することもでき、使い勝手が良い。
【0028】
また、器具取付孔20の内部に薄肉片20bを設けたので、前述したように壁面などに露出コンセントAを取付ける際に木ねじSの脱落を防止でき、また、木ねじSを露出コンセントAに仮保持させた状態で出荷できるため、使用者は薄肉片20bを突き破って木ねじSを締め付けるだけで簡単に取付けることができ、さらに使い勝手が良い。
【0029】
(実施形態
本実施形態における基本構成は基本形態と共通するために共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0030】
本実施形態の露出コンセントBは、接地極付のプラグ(図示せず)が2個同時に接続できる抜け止めダブルコンセントであり、基本形態の露出コンセントAと同様に、カバー2の前面の中央および四隅に、内部に薄肉片20bが突設された器具取付孔20が設けられている。このように器具取付孔20を多数設けるためには、多数の前記器具取付孔20用のスペースが必要となり、露出コンセントBの大型化につながる恐れがあるが、本実施形態では、刃受けばねブロックをコンパクトに作製することで、露出コンセントBの大型化を防いでいる点に特徴がある。
【0031】
本実施形態の露出コンセントBを図4乃至図8に示す。
【0032】
カバー2には、前面中央に位置する器具取付孔20の長手方向の両側に、3個1組の栓刃挿入孔50a,50b,50cからなるプラグ差し込み部が2組設けられている。ここで、栓刃挿入孔50aはプラグの接地極が挿入され、栓刃挿入孔50bはプラグの接地側の栓刃が挿入され、栓刃挿入孔50cはプラグの電圧側の栓刃が挿入されるもので、それぞれ円弧状に形成され同心円上に配置されている。
【0033】
ボディ1の内部は、長手方向に沿った2列の隔壁15a,15bにより、後述する接地刃受けばねブロック60,接地側刃受けばねブロック70,電圧側刃受けばねブロック80をそれぞれ収納する3つの収納部16a,16b,16cが形成されている。
【0034】
接地刃受けばねブロック60,接地側刃受けばねブロック70,電圧側刃受けばねブロック80は、それぞれ長手方向の一端に電源供給端子部61,71,81が形成され他端に送り側端子部62,72,82が形成され、さらに電源供給端子部61,71,81、送り側端子部62,72,82より中央寄りの位置で前記栓刃挿入孔50a,50b,50cにそれぞれ対応する位置には、2組ずつの接地刃受けばね63A,63B、接地側刃受けばね73A,73B、電圧側刃受けばね83A,83Bが形成され、前記各端子部と前記各刃受けばねとが細長の金属板からなる連結板65,75,85でそれぞれ接続されている。
【0035】
これら、接地刃受けばねブロック60,接地側刃受けばねブロック70,電圧側刃受けばねブロック80は、板状の金属板をプレス装置で打ち抜き、折曲加工して形成されている。
【0036】
ここで、電圧側刃受けばねブロック80の送り側端子部82および電圧側刃受けばね83Bについて図6乃至図8を用いて詳細に説明する。
【0037】
この電圧側刃受けばねブロック80は、連結板85の長手方向に沿った一方の側から延設した延設片82a〜82eを長手方向と直交する方向から見て略コ字形になるように折曲することで送り側端子部82を形成し、他方の側から延設した延設片83a,83bを互いに向かい合うように両側から折曲することで電圧側刃受けばね83Bを形成している。
【0038】
ここで、従来用いられていた図10および図11に示した刃受けばねブロック104と、本実施形態の電圧側刃受けばねブロック80とを比較してみると、従来の刃受けばねブロック104は、端子部105を形成する上側端子板105aおよび下側端子板105bが、連結板107の両側に延設された延設片を上下に対向するように折曲して形成されているため、露出コンセントの長手方向の長さを短くするために、刃受けばねブロック104の図10,図11の図示Xの長さをより短くしようとしても、図11の図示Yに示すように下側端子板105bとなる延設片と刃受けばね106の一部となる部位106aとが干渉してしまい、この干渉を回避するためには図12の図示Zの長さを長くする必要があり、図示Zの長さを長くすると図10の図示Wまたは図示Hの長さを長くすることとなり、結果としてコンセントの幅または高さが大きくなるため、図示Xの長さを短くすることができなかった。
【0039】
一方、本実施形態の電圧側刃受けばねブロック80は、図7に示すように連結板85の一方の側に送り側端子部82となる延設片を延設し、他方の側に電圧側刃受けばね83Bとなる延設片を延設しているため、従来のように図示Xの長さを短くしても、送り側端子部82の一部となる部位と電圧側刃受けばね83Bの一部となる部位との干渉が起きず、図示Xの長さを短くすることができ、その結果コンパクトな刃受けばねブロックを形成することが可能となっている。
【0040】
なお、連結板85の先端に設けられた延設片84は、送り側端子部82の下方側端子板を形成する部位(82e)に重ねるように折曲することで、略コ字形に折曲した延設片82a〜82eの開きを防止するためのものである。
【0041】
なお、ここでは電圧側刃受けばねブロック80の送り側端子部82および電圧側刃受けばね83Bについて詳細に説明したが、接地側刃受けばねブロック70の電源供給端子部71および接地側刃受けばね73Aも、同様にして形成されている。
【0042】
すなわち、本実施形態の露出コンセントBでは、露出コンセントBの長手方向の両側に一番近い刃受けばねである接地側刃受けばね73Aおよび電圧側刃受けばね83Bと、それらに隣接する電源供給端子部71および送り側端子部82とに、図6乃至図8に示した構造を用いて、露出コンセントBをコンパクトに作製している。
【0043】
それ以外の電源供給端子部61,81および送り側端子部62,72は、従来(および基本形態)と同様に、各連結板65,75,85の両側に延設された延設片を上下に対向するように折曲して、上側端子板61a,81a,62a,72a、および下側端子板61b,81b,62b,72bを形成している。
【0044】
かかる露出コンセントBにおいては、器具取付孔20を前面中央および四隅に設けながらも、接地側刃受けばねブロック70、電圧側刃受けばねブロック80をコンパクトに作製することで、露出コンセントBの大型化を防いでいる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の露出コンセントは、器具本体を前面から後面に貫く器具取付孔を器具本体の前面の中央および四隅に設け、器具本体の前面の中央に設けられた前記器具取付孔の両側に栓刃挿入孔からなるプラグ差し込み部を設け、前記器具本体の側壁に外部の電線を挿入する電線挿入孔を備えるとともに、前記栓刃挿入孔から挿入された栓刃を狭持する刃受けばねと、前記電線挿入孔から挿入された電線が接続される端子部と、細長の金属板からなり長手方向に沿った一方の側で前記端子部を延設し他方の側で前記刃受けばねを延設する連結板とを前記器具本体の内部に備え、前記端子部は、前記連結板の長手方向に沿った一方の側から延設され当該連結板の長手方向に沿って細長に形成された第1の延設片を折曲することによって形成され、基部と先端部を対向させて設けるとともに、前記基部と前記先端部を接続する中間部を設け、前記連結板の長手方向の先端には、当該連結板の短手方向に沿って細長に形成され、前記端子部の先端部における前記基部との対向面と反対の面に重なるように折曲されて前記端子部の開きを防止する第2の延設片が設けられるので、器具本体を強固に固定することができるという効果がある。さらに簡単に取り付けるときには中央の器具取付孔1箇所で固定し、強固に取り付ける時には全ての器具取付孔で固定するというように、必要に応じて取付方法を選択することもでき使い勝手が良いという効果がある。また、前記端子部となる延設片と前記刃受けばねとなる延設片とが干渉することがないので、前記端子部と前記刃受けばねとの間隔を短くすることができ、その結果、前記器具取付孔を器具本体の前面の中央および四隅に設けても大型化せずコンパクトな露出コンセントを実現できるという効果がある。
【0047】
請求項記載の露出コンセントは、請求項記載の発明において、前記器具取付孔の内周面に、ねじ山と係合してねじを仮保持する薄肉片を突設したので、前記器具取付孔からねじが脱落することが防止でき、さらに使い勝手が良くなるという効果がある。また、ねじを前記器具取付孔に仮保持させた状態で出荷できるため、使用者は前記薄肉片を突き破ってねじを締め付けるだけで簡単に取付けることができ、さらに使い勝手が良くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本形態の露出コンセントの分解斜視図である。
【図2】(a)同上の一部を破断した前面図である。
(b)同上の一部を破断した一側面図である。
(c)同上の後面図である。
(d)同上の一部を破断した一側面図である。
【図3】(a)同上の器具取付孔を拡大した断面図である。
(b)同上の器具取付孔の内部を上から見た図である。
(c)同上の器具取付孔に木ねじを係止した状態を示す断面図である。
【図4】 実施形態の露出コンセントの分解斜視図である。
【図5】(a)同上の一部を破断した前面図である。
(b)同上の一部を破断した一側面図である。
(c)同上の後面図である。
(d)同上の一部を破断した一側面図である。
【図6】同上の電圧側刃受けばねブロックの一部を拡大した斜視図である。
【図7】同上の電圧側刃受けばねブロックの一部の展開図である。
【図8】(a)同上の電圧側刃受けばねブロックの一部を拡大した側面図である。
(b)同上の前面図である。
(c)同上の別の角度の側面図である。
【図9】(a)従来の露出コンセントの前面図である。
(b)従来の別の形状の露出コンセントの前面図である。
【図10】(a)従来の電圧側刃受けばねブロックの一部を拡大した側面図である。
(b)同上の前面図である。
(c)同上の別の角度の側面図である。
【図11】従来の電圧側刃受けばねブロックの一部の展開図である。
【図12】(a)従来の器具取付孔を拡大した断面図である。
(b)同上の器具取付孔の内部を上から見た図である。
(c)同上の器具取付孔に木ねじを挿入した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 カバー
3 組立ねじ
4 刃受けばねブロック
7 電線接続解除ボタン
9 錠ばね
9a 鎖錠部
10 リブ
11 器具取付孔
11a ボス部
12 ボス部
13 隔壁
14 収納部
15a、15b 隔壁
16a〜16c 収納部
20 器具取付孔
20a ボス部
20b 薄肉片
21a、21b 栓刃挿入孔
22 解除ボタン用凹部
23 電線挿入孔
40 接地刃受けばね
40a、40b ばね片
41 電源供給端子部
41a 上側端子板
41b 下側端子板
41c 切り欠き
42 送り側端子部
42a 上側端子板
42b 上側端子板
42c 切り欠き
43 挟着部
44 中央片
45 連結板
50a〜50c 栓刃挿入孔
60 接地刃受けばねブロック
61 電源供給端子部
62 送り側端子部
63A、63B 接地刃受けばね
65 連結板
70 接地側刃受けばねブロック
71 電源供給端子部
72 送り側端子部
73A、73B 接地側刃受けばね
75 連結板
80 電圧側刃受けばねブロック
81 電源供給端子部
82 送り側端子部
82a〜82e 延設片
83A、83B 電圧側刃受けばね
83a,83b 延設片
84 延設片
85 連結板

Claims (2)

  1. 器具本体を前面から後面に貫く器具取付孔を器具本体の前面の中央および四隅に設け、器具本体の前面の中央に設けられた前記器具取付孔の両側に栓刃挿入孔からなるプラグ差し込み部を設け、前記器具本体の側壁に外部の電線を挿入する電線挿入孔を備えるとともに、
    前記栓刃挿入孔から挿入された栓刃を狭持する刃受けばねと、前記電線挿入孔から挿入された電線が接続される端子部と、細長の金属板からなり長手方向に沿った一方の側で前記端子部を延設し他方の側で前記刃受けばねを延設する連結板とを前記器具本体の内部に備え、
    前記端子部は、前記連結板の長手方向に沿った一方の側から延設され当該連結板の長手方向に沿って細長に形成された第1の延設片を折曲することによって形成され、基部と先端部を対向させて設けるとともに、前記基部と前記先端部を接続する中間部を設け、
    前記連結板の長手方向の先端には、当該連結板の短手方向に沿って細長に形成され、前記端子部の先端部における前記基部との対向面と反対の面に重なるように折曲されて前記端子部の開きを防止する第2の延設片が設けられる
    ことを特徴とする露出コンセント。
  2. 前記器具取付孔の内周面に、ねじ山と係合してねじを仮保持する薄肉片を突設したことを特徴とする請求項1記載の露出コンセント
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