JP4000954B2 - 車輌空調装置における結露防止構造 - Google Patents

車輌空調装置における結露防止構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌の空調装置における結露防止構造に関し、さらに詳しくは、特に車両の後部に配置されたリヤ用エバポレータの配管出入り口に断熱材で結露防止を行なうように構成した車輌空調装置における結露防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エバポレータは、冷凍サイクル内において循環される冷媒を蒸発することによって、送風機から送風される空気を熱交換して、車室内に冷風を吹出すように配置されている。このエバポレータは、車種によって、インストルメントパネル内のほかに、車室後部座席側に冷風を吹出すために車輌の後部ボディ部(リヤ部)に装着されているものがある。後部ボディ部に装着されたリヤ用エバポレータは、通常、座席側に向かって配管連結ブロックが突出するように配置されている。
【0003】
一方、エバポレータの配管連結ブロックに配管されている入口配管と出口配管のうち、出口配管側は、冷媒がエバポレータ内を循環することによって蒸発して冷却されていることから、出口配管の配管連結ブロックの接続部位において、空気中の水分が結露水として発生することとなる。発生した結露水は、配管部材から滴下して、その下方にある、例えば、電気部品や室内部品に落下して電気部品をショートさせたり、室内部品を汚したりすることになる。又、滴下した結露が長時間そのままにあるとカビや異臭の発生要因となることから、結露の滴下を防止することが必要となっていた。このために、従来では、図6に示すように、配管連結ブロック31に角筒状の断熱材35を装着したり、配管部材、特に出口配管32に帯状の断熱材36を巻き付けたりすることによって、結露の滴下防止を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の、配管連結ブロック31に断熱材35を装着したり、出口配管32に断熱材36を巻き付けたりする方法では、組付作業性が悪いことから生産効率の低下によるコスト高の要因となっていた。又、角筒状の断熱材35が配管連結ブロック31だけの周りを覆っていることから、配管連結ブロック31とエバポレータ30のケース33端面との間には隙間を有することとなって、エバポレータ30の外回りを完全には密着するようにはなっていなかった。そのため、配管出入り口付近の周りの空気に含まれる水分により、配管出入り口付近には結露が発生することとなり、配管連結ブロック31とエバポレータ30のケース33端面との間の隙間から結露水が滴下する虞れがあることから、結露防止対策が充分になされていないこととなっていた。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、生産効率を向上するとともに、確実に結露防止対策を行える車輌空調装置における結露防止構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車輌空調装置における結露防止構造は、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
発明では、車輌の後部に配置されたリヤ用のエバポレータには、内装板に向かって配管連結ブロックが突出するように配置され、内装板を組付ける際に、内装板の裏面側に装着された断熱材で配管連結ブロックを覆うように組付ける。
【0007】
これによって、断熱材を前もって配管連結ブロックに装着する必要はなく、内装板の組付と同時に行うことができることから、組付時間を短縮することができ生産性効率を向上できる。従ってコスト高を防止できるとともに、配管連結ブロックの周りを密着することができるから確実に結露防止を行うことができる。
【0008】
また、本発明では、前記断熱材の先端面を、前記エバポレータのケース端面に密着するように装着することから、配管連結ブロックの周りに付着した結露は断熱材から下方に滴下することはない。結露の滴下を確実に防止することができる。しかも、断熱材の配管連結ブロックの周りを覆う隙間は広くないため、密着された断熱材内の空気に含まれる水分も少なく、従って、結露自体の発生も少ない。
【0009】
さらに発明では、エバポレータのケース端面と配管連結ブロックとの間に膨拡弁が配置されているものであっても、断熱材は膨拡弁を含めて覆うことができるから、膨拡弁に付着した結露の滴下も同時に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
第1の実施形態の結露防止構造は、図1〜2に示すように、車輌の後部ボディ1の内部側面部に配置されたエバポレータ2と、エバポレータ2を収納してカバーする内装板(以下、トリムという。)10と、の間で構成されている。
【0014】
実施形態では、エバポレータ2の端面にはケース21が配置されるとともに、エバポレータ2の端面から配管出入り口部22が外方に突出するように形成されている。配管出入り口部22はパッキン23を介してケース21の孔部21aを通って突出し、配管出入り口部22の端面に、エバポレータ2の内部配管と、車輌の前部から接続されている入口配管3及び出口配管4とを連結するための配管連結ブロック5が装着されている。
【0015】
配管連結ブロック5は、エバポレータ2のケース21端面から配管出入口部22を介してトリム10側に向かって突出するように配置され、配管連結ブロック5の下面側に、入口配管3及び出口配管4が、下方に延設するようにして接続されている。
【0016】
一方、トリム10は後部ボディ1の内側面部を覆うように形成されるとともに、裏面側には、エバポレータ2の配管連結ブロック5に対向する位置に断熱材15が貼着されている。断熱材15の形状は、配管連結ブロック5の形状及び取付位置等により、配管連結ブロック5に合わせて形成されている。
【0017】
例えば、図2〜3に示すように、配管連結ブロック5が矩形板状に形成されているものであれば、断熱材15は、配管連結ブロック5を収納するために配管連結ブロック5より大きな中空部15aを有して両端が開口する角筒状に形成されている。断熱材15は、ウレタンフォーム等の弾力性のある材料で形成され、トリム10に一端面側を接着して装着されている。
【0018】
また、断熱材15の奥行き方向の長さ(トリムからエバポレータに向かう方向)は、トリム10を所定の位置に取り付ける際、断熱材15の先端面がエバポレータ2のケース21端面に僅かに圧接して密着できる長さに形成される。さらに、断熱材15の下面側には入口配管3及び出口配管4を挿通するための切り欠き孔16・16が一対形成されている。これによって、配管連結ブロック5及び入口配管3、出口配管4の配管連結ブロック5との接続部位は断熱材15で覆われて、配管連結ブロック5の周りはほぼ密封されることとなる。
【0019】
なお、出口配管4には、出口配管4が配管連結ブロック5から下方に向かって延設されるとともに車室内に配管されている部位に予め断熱材17が巻きつけられている。
【0020】
上記のように構成された結露防止構造は、配管連結ブロック5の位置に合わせて断熱材15を貼着したトリム10を、車輌の後部ボディ1の内面側に装着する際、断熱材15の中空部15aに配管連結ブロック5を挿入するようにして取り付け、さらに、1対の切り欠き孔16・16にそれぞれ入口配管3と出口配管4とを挿入して位置決めして装着する。トリム10を正規な位置に取り付けると断熱材15の端面はケース21の端面に密着して断熱材15の中空部15a内をほぼ密封することとなる。
【0021】
この状態で冷媒が入口配管3から流入してエバポレータ2内を循環し、出口配管4から流出する際に、送風機から送風された空気が熱交換されて車室内の後部座席側に冷風が送られると、断熱材15内の空気の水分が配管連結ブロック5又は出口配管4の周りに結露となって付着するが、断熱材15の中空部15a内は狭いことから、結露は極めて僅かであるとともに、発生した僅かな結露は断熱材15により吸収されて下方に滴下することはない。
【0022】
上記のように実施形態の結露防止構造では、配管連結ブロック5を覆う断熱材15をトリム10の裏面側に装着することによって、断熱材15を前もって配管連結ブロック5に装着する必要はなく、トリム10の組付と同時に行うことができることから、組付時間を短縮することができ生産性効率を向上できる。従ってコスト高を防止できるとともに、配管連結ブロックの周りを密着することができるから確実に結露防止を行うことができる。しかも、断熱材15の先端面を、エバポレータ2のケース21端面に密着するように装着することから、配管連結ブロック5の周りに付着した結露は断熱材15から下方に滴下することはなく、結露の滴下を確実に防止することができる。しかも、断熱材15の配管連結ブロック5の周りを覆う空間部は、断熱材15の中空部15aで形成されていることから、空間部の空気に含まれる水分も少なく、従って、結露自体の発生も少ない。
【0023】
次に、別の形態について説明する。第2の形態では、図4に示すように、エバポレータ2の配管出入り口部22と配管連結ブロック5との間に膨拡弁7が配置されている。
【0024】
一方、トリム10の裏面側に貼着された断熱材15は、トリム10を後部ボディ1の内側面に取り付ける際に、断熱材15の先端面がケース21の端面に密着するように形成されていることから、断熱材15の中空部15a内に配管連結ブロック5、膨拡弁7、配管出入り口部22を収納することとなって、断熱材15の中空部15a内を略密封することになる。又、入口配管3および出口配管4は、断熱材15に形成された切り欠き溝 16・16に挿入される。
【0025】
従って、この形態においても、前述の形態と同様、断熱材15を前もって配管連結ブロック5に装着する必要はなく、トリム10の組付と同時に行うことができることから、組付時間を短縮することができ生産性効率を向上できる。従ってコスト高を防止できる。
【0026】
又、図5における第3の形態の場合、第1の形態で使用されているものと同様の形状の断熱材25を、エバポレータ2のケース21側に接着剤等で貼着する。断熱材25は、配管出入り口22、配管連結ブロック5を覆うようにその長さが所定量に形成されているとともに、トリム10を組付ける際に、トリム10の裏面側が、断熱材15の一端面を圧接するように形成する。そして、入口配管3及び出口配管4は、断熱材25に形成された一対の切り欠き溝26に挿入されている。
【0027】
従って、トリム10を後部ボディ1の内側面部に装着する際に、トリム10の裏面が、エバポレータ2のケース21に貼着された断熱材25の一端を圧接することから、断熱材25の中空部25aは略密封状態となり、狭い空間部に含まれる水分による結露の発生を僅かにする。
【0028】
従って、この形態においても、前述の形態と同様、断熱材25を前もって配管連結ブロック5に装着する必要はなく、トリム10の組付と同時に行うことができることから、組付時間を短縮することができ生産性効率を向上できる。従ってコスト高を防止できる。
【0029】
なお、第3の形態に使用されている断熱材25が、第2の形態のように、エバポレータ2の配管出入口部22と配管連結ブロック5との間に膨拡弁7を配置しているものにおいても、断熱材25の長さを、膨拡弁7の分まで含んで形成すれば、第2の形態と同様の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輌の後部ボディにおける、本発明の一形態による結露防止構造を示す一部斜視図である。
【図2】図1における結露防止構造を示す要部拡大断面図である。
【図3】図2における断熱材を示す斜視図である。
【図4】別の形態による結露防止構造を示す要部拡大断面図である。
【図5】さらに別の形態による結露防止構造を示す要部拡大断面図である。
【図6】従来の結露防止構造を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 後部ボディ
2 エバポレータ
3 入口配管
4 出口配管
5 配管連結ブロック
7 膨拡弁
10 トリム(内装板)
15 断熱材
15a 中空部
16 切り欠き溝
21 ケース
22 配管出入り口部
25 断熱材
25a 中空部

Claims (2)

  1. 車輌の後部ボディに、前記後部ボディの内側面部を覆う内装板が配置されるとともにリヤ用エバポレータが配置され、前記エバポレータの配管出入り口に配置される配管連結ブロックが、前記エバポレータをカバーする前記内装板に向かって配置されている車輌空調装置における結露防止構造であって、
    前記内装板の裏面側には前記配管連結ブロックより大きな中空部を有する筒状の断熱材の一端が貼着され、
    前記断熱材が、前記配管連結ブロックの周りを覆うとともに、前記断熱材の他端を前記エバポレータのケースの端面に密着可能に形成されていることを特徴とする車輌空調装置における結露防止構造。
  2. 前記エバポレータのケース端面と、前記配管連結ブロックとの間に膨拡弁が配置され、前記断熱材が前記膨拡弁を含んで覆うように配置されていることを特徴とする請求項記載の車輌空調装置における結露防止構造。
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