JP4000709B2 - 風呂装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は風呂装置に関し、より詳細には、遠隔操作により開栓・閉栓操作を行い得る排水栓装置を備えた風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、主として浴室以外の部屋(たとえば台所)から遠隔操作可能に構成された排水栓装置を備えた風呂装置が提案されている。
【0003】
この種の風呂装置に採用される排水栓装置は、たとえば図3に示すように、浴槽Bの排水口に装着される排水栓本体aと、この排水栓本体aを開閉駆動させる駆動源bと、この駆動源bの動作を制御する駆動制御手段cを主要部として構成される。そして、この排水栓装置は、装置外部から上記排水栓本体aの開栓・閉栓を指示する遠隔操作指令(制御信号)が上記駆動制御手段cに与えられることによって、当該制御信号に応じて上記駆動源bが駆動され、これによって上記排水栓本体aが開栓または閉栓動作を行なうように構成されている。
【0004】
より具体的には、上記排水栓装置は、上記駆動源bとしてステッピングモータとその駆動回路が好適に使用される。そして、このステッピングモータと上記排水栓本体aとが連係されることにより、ステッピングモータの駆動に伴って上記排水栓本体aが開栓ないしは閉栓動作を行なうように構成されている。
【0005】
一方、このステッピングモータの駆動制御を行なう駆動制御手段cは、外部から与えられる電気的な制御信号によって制御されている。図示例では、この制御信号は、伝送線L1 を介して浴槽Bの給湯源を構成する給湯器d、具体的には該給湯器dの制御装置eから供給されている。制御装置eは、該給湯器dのコントローラであり、給湯器d各部の動作制御を行なうとともに、図示例の風呂装置ではさらに、給湯器dに接続されるリモコン装置fからの遠隔操作指令を受信して、当該遠隔操作指令に対応した制御信号を上記駆動制御手段cに出力するように構成さている。
【0006】
つまり、図示例の風呂装置においては、上記リモコン装置fで排水栓の開栓・閉栓のいずれかを指示する操作がなされると、このリモコン操作に基づいて給湯器dの制御装置eから制御信号が出力され、この制御信号に基づいて上記排水栓装置が駆動されることにより、浴槽Bの排水栓の遠隔操作が実現されている。
【0007】
ところで、このような従来の風呂装置においては、上記排水栓装置を構成する駆動源bや駆動制御手段cはいずれも上述したように電気的に制御される機器で構成されていることから、これらの機器の駆動電源として所定の直流電源(たとえばDC15V)が必要とされる。
【0008】
この点に関し、従来の風呂装置においては、商用電源(たとえばAC100V)を上記所定の直流電源に変換するために、降圧トランスや整流・平滑回路を備えた電源装置gを用い(図3参照)、この電源装置gを介して上記駆動制御手段cに直流電源を供給する方式(電源供給線L2 による電源供給)が採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の風呂装置では以下に列挙するような問題がありその改善が望まれていた。
【0010】
すなわち、従来の風呂装置では、排水栓装置の取り付けに際して、上記電源供給線L2 の配線工事が必要となるが、かかる配線工事には、降圧トランス等を含む電源装置gの取り付け作業が含まれることとなる。そのため、従来の風呂装置においては、かかる配線工事を電気工事に係わる専門資格者(電気工事士など)に委ねる必要があり、排水栓装置の取り付けに際してかかる専門資格者の確保が必要となるといった人的な制約を伴うという問題があった。
【0011】
また、その一方で、従来の風呂装置では、排水栓装置に対して上述した制御信号の伝送線L1 と電源供給線L2 の双方がそれぞれ別個に結線されるので、排水栓装置の取り付け時の配線作業が煩雑となり、作業効率があまり良くないという問題もあった。
【0012】
さらに、従来の風呂装置では、上記電源装置gは、通常、浴室Rの近傍(たとえば図示例では、浴室Rの天井裏)に配置されるが、浴室R内では湯水が使用され、また、外部への湯気等の漏れがあることから、かかる電源装置gを浴室Rの近傍に配置することは感電防止等の安全対策上好ましくなく、その点の改善も望まれていた。なお、近時の浴室Rはユニット化されていることから、湯気の漏れ等の心配は旧来のユニット化されていない浴室より減少しているが、今なお旧来の浴室も多数存在する一方で、ユニット化されている場合においても安全対策を徹底する上では浴室R近傍への電源装置gの配置はあまり好ましいものではなかった。
【0013】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、電気工事に係わる専門資格者を要することなく誰でも容易に配線工事ができ、しかも安全対策の面でも優れた排水栓装置を備えた風呂装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の風呂装置は、浴槽の底部に設けられた排水口を封止可能な形状構造を有する排水栓と、この排水栓を開閉駆動させる駆動源と、この駆動源の動作を制御する駆動制御手段とを備えた排水栓装置と、上記浴槽の給湯源となる給湯器と、該給湯器の遠隔操作用のリモコン装置とを有する風呂装置において、上記給湯器には、上記リモコン装置および排水栓装置に対して直流電源を供給する電源供給手段として電源に信号を重畳して伝送する重畳伝送用のインターフェースが設けられ、この重畳伝送用のインターフェースの出力端子が上記リモコン装置および排水栓装置の駆動制御手段のそれぞれに個別に結線されるとともに、上記リモコン装置に、上記排水栓装置の遠隔操作用の操作部が設けられ、該操作部の操作に基づいて上記給湯器から上記駆動制御手段に対して排水栓の開栓または閉栓を指示する制御信号が与えられることを特徴とする。
【0016】
すなわち、本発明の風呂装置においては、排水栓装置の駆動電源となる直流電源が、システムを構成する給湯器から供給されるように構成される。これは、上記風呂装置を構成する給湯器の駆動電源として上記排水栓装置の駆動電源と同様の直流電源が用いられていることから、給湯器に重畳伝送用のインターフェースを設けることにより、かかる給湯器の駆動電源を排水栓装置の駆動電源として用いられるように構成したものである。したがって、本発明の風呂装置によれば、従来のような排水栓装置専用の電源装置(降圧トランス等)を必要とせずに排水栓装置に駆動電源を供給することができるようになる。
【0018】
しかも、給湯器のリモコン装置に排水栓装置の操作部が設けられるので、たとえば給湯器のリモコン装置が台所など浴室以外に設置されている場合には、当該浴室以外の部屋から排水栓装置の開栓・閉栓操作を遠隔操作することができるようになり、風呂装置ユーザの利便性向上を図ることができる。またその一方で、この場合には、上記駆動制御手段に供給される制御信号は、給湯器のリモコン装置から直接排水栓装置に与えられずに給湯器を介して与えられるので、上記操作部での操作内容(排水栓装置に対する遠隔操作指令)を、通常のリモコン操作(給湯器に対する遠隔操作指令)と同じ信号伝送線(リモコン装置が本来的に備える信号伝送線)を用いて給湯器に伝達することができる。つまり、排水栓装置遠隔操作用のリモコン装置として既存の給湯器遠隔操作用のリモコン装置を用いることにより、排水栓装置の遠隔操作に係るリモコン装置の構成を簡略化することができるとともに、配線の単純化を図ることができる。
【0020】
その上、給湯器と排水栓装置との間で重畳伝送方式が採用されることにより、これらの間の配線が一本の配線(たとえば一本の二芯伝送線)で済み、排水栓装置の取り付け時における配線作業を簡略化することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る風呂装置の一実施形態を図1および図2に基づいて詳細に説明する。
【0022】
実施形態1
図1に排水栓装置を備えた風呂装置を示す。この風呂装置は、排水栓装置を備えることにより、浴槽Bの排水栓の開閉を遠隔操作できるように構成されたものであり、排水栓装置として、浴槽Bの底部に設けられた排水栓本体(排水栓)3と、この排水栓本体3を開閉駆動させる駆動源4と、該駆動源4の動作を制御する駆動制御手段5を備えるとともに、上記浴槽Bの給湯源として給湯器1を備えている。また、図において符号2で示すのは、給湯器1の遠隔操作用のリモコン装置であり、また、符号Rは、浴室ユニットの周壁部分を示している。
【0023】
より詳細には、給湯器1は、図示しない燃焼装置や熱交換機等を備えて給湯機能を実現するものであり、少なくともその内部に、これらの機器の他、給湯器各部の制御用のコントローラ(制御装置)11を備えている。
【0024】
この上記制御装置11は、上記リモコン装置2からの遠隔操作指令に基づいて、給湯器1を構成する各種機器(たとえば燃焼装置や給湯経路上に配された各種電磁弁等の他、後述する排水栓装置を含む)に対して具体的な動作指令を電気信号(制御信号)として出力するコントローラとしての機能を果たす他、上記リモコン装置2および排水栓装置に対する直流電源の供給源としての機能を果たしている。
【0025】
すなわち、この制御装置11には、図示しないが、各種機器のコントローラとしてマイクロコンピュータを含む機器制御用の各種電装品が実装されるとともに、上記リモコン装置2および排水栓装置に対して直流電源を供給する電源供給手段(図示せず)が実装されている。より具体的には、この電源供給手段は、上記制御信号やリモコン装置2との間で送受信される遠隔操作用の信号等を電源に重畳して伝送する回路(重畳伝送用のインターフェース)を備えて構成される。そして、この重畳伝送用インターフェースの出力端子が、上記リモコン装置2および排水栓装置の駆動制御手段5とにそれぞれ個別に結線されることにより、これら両装置2,5に対して直流電源と信号の双方の供給が行なわれている。
【0026】
なお、これらの結線に当たっては、二芯伝送線(二芯ケーブル)L3 ,L4 が好適に用いられており、該二芯伝送線L3 ,L4 を介して電源供給を受けるリモコン装置2および駆動制御手段5には、図示しないが、それぞれ上記重畳伝送された信号を電源と分離するための重畳伝送用インターフェースが設けられている。また、上記二芯伝送線L3 ,L4 を介してリモコン装置2等に供給される直流電源は、給湯器1内に設けられた電源回路(図示せず)によって給湯器1内の各種電装品用の駆動電源として商用電源から生成される直流電源が用いられる。
【0027】
一方、リモコン装置2は、給湯器1および排水栓装置を遠隔操作するためのリモートコントローラであって、上記給湯器1の遠隔操作用の操作スイッチ(図示せず)を備えるとともに、本実施形態では、さらに上記排水栓装置の開栓および閉栓動作を遠隔操作するための操作部21が備えられている。そして、このリモコン装置2は、その内部に図示しないコントローラを備えており、上記制御装置11に対して上記操作スイッチならびに上記操作部21での操作内容に応じた遠隔操作指令を送信するとともに、給湯器1の制御装置11から、図示しない表示部における表示用データ等の各種信号を受信するように構成されている。なお、このリモコン装置2の駆動電源は、上述したように、上記二芯伝送線L3 を介して給湯器1の制御装置11から供給されている。
【0028】
また、排水栓本体3は、浴槽Bの底部に設けられた排水口を封止可能な形状構造を備えたものであって、後述する駆動源4に連係されて、該駆動源4の動作に連動して上記排水口の閉栓・開栓動作を行なうように構成されている。なお、排水栓本体3と上記駆動源4との連係にあたっては、種々の機械的な構成が考えられるが、図示例では、排水栓本体3にスプリング等の弾発手段(図示せず)を設けて排水栓本体3を常時開栓状態とさせる一方、閉栓時には排水栓本体3の下部に接続されたワイヤーWを上記駆動源4で引っ張ることにより、排水栓本体3を閉栓させる構成が開示されている。
【0029】
また、上記駆動源4は、上述したように上記排水栓本体3に開栓・閉栓動作を行なわせる駆動源となるものであって、具体的には、この駆動源4は直流電源で駆動されるステッピングモータおよび該ステッピングモータの駆動回路で構成されている。
【0030】
また、駆動制御手段5は、外部からの制御信号を受信して上記駆動源4の動作を制御するものであって、具体的には、上記二芯伝送線L4 を介して電源に重畳されて供給される制御信号に基づいて、上記モータ駆動回路の動作を制御する制御回路で構成されている。また、この駆動制御手段5は、上述したように、電源と信号を分離する重畳伝送用インターフェースを備えており、この重畳伝送用インターフェースによって信号と分離された電源は、駆動制御手段5の各部ならびに上記駆動源4に対して駆動電源として供給されている。
【0031】
なお、図示例では、上記制御信号は給湯器1からのみ与えられる構成が示されているが、この点については、たとえば排水栓装置を浴室内でも操作可能に構成するような場合においては、浴室内に排水栓装置操作用の操作手段を設け、この操作手段からも上記駆動制御手段5に対して制御信号を与えるように構成することが可能である。
【0032】
しかして、本発明に係る風呂装置は、以上のように構成されることにより、リモコン装置2の操作部21にて排水栓の開閉操作が行なわれると、該操作内容に対応した遠隔操作指令が給湯器1の制御装置11に与えられるとともに、制御装置11から当該遠隔操作指令に対応した制御信号が排水栓装置の駆動制御手段5に与えられ、これによって排水栓本体3が上記遠隔操作に対応して閉栓・開栓動作するものとされる。
【0033】
また、このように風呂装置を構成することにより、上記排水栓装置には一本の二芯伝送線L4 を介して制御信号と直流電源の両方が同時に供給されるので、排水栓装置を施工する際の配線工事が簡略化される。特に、近時の給湯器においては、複数のリモコン装置を接続できるように上記重畳伝送用インターフェースの出力端子が複数設けられていることがあるので、その場合には上記配線工事は当該出力端子と排水栓装置との結線のみとなるので、極めて簡単かつ確実に上記配線工事を行なうことができる。
【0034】
また、上記風呂装置では、排水栓装置の電源として給湯器1内で生成される直流電源が利用されているので、排水栓装置の取付けに際して特別の電源工事(商用電源からの電源取り込み工事)を必要とせず、そのため施工に際して電気工事士等の専門資格を要さずに排水栓装置の取付けを行なうことが可能となる。特にこのことは、排水栓装置を後付けで設置する場合などにおいては、排水栓装置の販売業者が自ら配線を行なうことができるので、排水栓装置の設置に際して人的な面でのコストダウンを図ることができるようになり、営業的に大きな効果をもたらすこととなる。
【0035】
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態を図2に基づいて説明する。図2に示す風呂装置は、上記駆動制御手段5に対する電源供給が給湯器1のリモコン装置2から行なわれる場合を示している。なお、以下の説明において上記実施形態1と構成が同一であるものについては同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
すなわち、この第2の実施形態においては、リモコン装置2から上記駆動制御手段5に対して電源供給用の伝送線L5 が接続され、この伝送線L5 を介して直流電源の供給が行なわれる。この場合、上記駆動制御手段5に対する制御信号の入力形態としては、たとえば上記リモコン装置2内で制御信号を生成し、当該リモコン装置2内で生成された制御信号を上記伝送線L5 を介して供給する方式と、リモコン装置2からは電源のみを供給し、制御信号は上記実施形態1と同様に給湯器1の制御装置11から供給する方式が考えられる。
【0037】
具体的には、前者の場合、上記伝送線L5 には二芯伝送線が採用され、上記実施形態1と同様にリモコン装置2内の重畳伝送用インターフェースを介して制御信号が電源に重畳伝送される。また、後者の場合、上記伝送線L5 には通常の電源ケーブルが用いられる一方、操作部21での遠隔操作指令は伝送線L3 ′を介して制御装置11に供給され、制御信号は上記制御装置11から伝送線L4 ′を介して駆動制御手段5に供給される。なお、後者の場合、制御信号を伝達する伝送線L4 ′は電源重畳の必要がないので通常の信号ケーブルが用いられる。
【0038】
このように、本発明の第2の実施形態によれば、排水栓装置に対する電源供給がリモコン装置2より行なわれるので、上述した実施形態1と同様に電気工事に係る専門資格を要することなく容易に排水栓装置を取付けることができる。しかも、上記実施形態1に加えて排水栓装置の取付け時における配線のバリエーションが豊富となるため、設置場所等の状況に応じた配線方法を洗濯でき、排水栓装置の取付けが行い易くなる。
【0039】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その発明の範囲内で種々設計変更可能である。
【0040】
たとえば、上記実施形態では排水栓装置の遠隔操作を給湯器1のリモコン装置2で行なうように構成したが、排水栓装置用に専用のリモコン装置を別途設けることも可能である。また、上記実施形態では、給湯器1に対してリモコン装置2が1台接続されている場合を示したが、かかるリモコン装置2は複数接続されても良く、またその場合には複数のリモコン装置2の全てまたはその一部にのみ操作部21を設けることも可能である。
【0041】
また、上記排水栓装置は、当初から風呂装置に組み込まれることもあるが、場合によっては後付けされることも考えられるので、その場合には、上記風呂装置において、排水栓装置の接続対象となる制御装置11またはリモコン装置2に、上記排水栓装置との接続を確認する手段(たとえばセンサ)を設けることも可能である。すなわち、この場合、上記接続を確認する手段において排水栓装置の接続が確認された場合にのみ上記操作部21の操作を有効としたり、あるいは、接続が確認されない場合には、リモコン装置2の表示部に排水栓装置の接続がないことを目視確認できるように表示することが好ましい。
【0042】
また、上記実施形態においては、排水栓装置の構造としてワイヤWを用いた機械構成を示したが、排水栓装置の構造はこれに限られず適宜設計変更可能であることは勿論である。つまり、本発明は、排水栓本体3とその駆動源4および駆動制御手段5を備える排水栓装置であれば、異なる形態のものにも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の風呂装置によれば、排水栓装置の駆動電源が、浴槽の給湯源となる給湯器から直流電力の形態で供給されるので、排水栓装置の取付けに当たり、従来のような電気工事(降圧トランス等の接続)を必要とせず、電気工事にかかる専門資格者を要さずに排水栓装置の取付けを行なうことができる。
【0044】
しかも、排水栓装置への電源供給に際して、いわゆる重畳伝送方式を採用したことで、排水栓装置に対する直流電源と制御信号の供給を一本の伝送線で行なえるので、排水栓装置取付け時の配線作業を簡素化でき、作業性の向上が図られる。
【0045】
さらに、本発明の風呂装置では、上述したように排水栓装置専用の降圧トランス等が不要となるので、浴室周りに電源装置が配置されることがなく、感電防止等の安全対策上も好ましい風呂装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る風呂装置の第1の実施形態の概略構成および配線接続状態を説明する説明図である。
【図2】本発明に係る風呂装置の第2の実施形態の概略構成および配線接続状態を説明する説明図である。
【図3】従来の風呂装置の概略構成および配線接続状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 給湯器
2 リモコン装置
3 排水栓本体(排水栓)
4 排水栓本体の駆動源
5 駆動制御手段
B 浴槽
R 浴室
L1 〜L5 伝送線
Claims (1)
- 浴槽の底部に設けられた排水口を封止可能な形状構造を有する排水栓と、この排水栓を開閉駆動させる駆動源と、この駆動源の動作を制御する駆動制御手段とを備えた排水栓装置と、前記浴槽の給湯源となる給湯器と、該給湯器の遠隔操作用のリモコン装置とを有する風呂装置において、
前記給湯器には、前記リモコン装置および排水栓装置に対して直流電源を供給する電源供給手段として電源に信号を重畳して伝送する重畳伝送用のインターフェースが設けられ、この重畳伝送用のインターフェースの出力端子が前記リモコン装置および排水栓装置の駆動制御手段のそれぞれに個別に結線されるとともに、
前記リモコン装置に、前記排水栓装置の遠隔操作用の操作部が設けられ、該操作部の操作に基づいて前記給湯器から前記駆動制御手段に対して排水栓の開栓または閉栓を指示する制御信号が与えられる
ことを特徴とする風呂装置。
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