JP4000645B2 - ラッチ付きボトルキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラッチ付きボトルキャップに関し、詳しくは、両手による2タッチの操作で開き、片手による1タッチの操作で閉じる様に構成されたラッチ付きボトルキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
消毒液などの薬液は、一般に、ガラス製や合成樹脂製のボトルに封入して販売されており、ボトルの口部には、通常、ねじ込み式のキャップや1タッチで開閉できる様に構成されたクリック機構付きのキャップ等が装着されている。この種の液剤は、小児が誤って飲むと危険であるため、「小児の手の届かない所に保管すること」が使用上の注意とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ボトルに装着されるねじ込み式やクリック機構付きのキャップは、小児にも簡単に開けられるため、ボトルを手にした小児が誤って液剤を飲む虞がある。このような事情から、液剤を収容するボトルの口部に装着されるキャップとしては、小児などが簡単に開けられない構造のキャップが要望されている。
【0004】
本発明は、前記の実情に鑑みなされたものであり、その目的は、開く際には小児などが簡単に開けられない様に両手による2タッチの操作で開き、閉じる際には片手による1タッチの操作で簡単に閉じるラッチ付きボトルキャップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明によるラッチ付きボトルキャップは、液剤流出口を有するノズル部が上面に突設され且つ周壁がボトルの口部に装着されるベースキャップと、前記ノズル部を覆うキャップ部が裏面に突設され且つベースキャップの周壁にヒンジ部を介して開閉自在に連結された開閉キャップとを備え、当該開閉キャップの周壁には、ラッチ爪を有するラッチ部が突設され、前記ベースキャップの周壁には、ラッチ爪の係止孔を有するラッチ受部が舌片状に形成されており、当該ラッチ受部の揺動自在な上端には、ラッチ解除操作用のツバが突設されていることを特徴とする。
【0006】
本発明において、ラッチ部とヒンジ部とは、ボトルキャップの直径線の延長上に配置されているのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るラッチ付きボトルキャップを説明する。図1はラッチ付きボトルキャップの構造を示す縦断面図、図2はラッチ付きボトルキャップを備えたボトルの正面側斜視図、図3はラッチ付きボトルキャップを備えたボトルの背面側斜視図、図4はラッチ付きボトルキャップの開放動作を示す図1に対応した断面図である。
【0008】
本発明のラッチ付きボトルキャップは、図1〜図3に示す様に、液剤流出口(1A)を有するノズル部(1B)が上面に突設され且つ内外二重構造の周壁の内側周壁(1C)がボトル(A)の口部(B)に装着されるベースキャップ(1)と、ノズル部(1B)を覆うキャップ部(2A)が裏面に突設され且つベースキャップ(1)の外側周壁(1D)にヒンジ部(3)を介して開閉自在に連結された開閉キャップ(2)とを備えている。また、開閉キャップ(2)の周壁(2B)には、ラッチ爪(4A)を有するラッチ部(4)が突設され、ベースキャップ(1)の外側周壁(1D)には、ラッチ爪(4A)の係止孔(5A)を有するラッチ受部(5)がスリット(5B)を介して舌片状に形成されている。そして、ラッチ受部(5)の揺動自在な上端には、ラッチ解除操作用のツバ(5C)が突設されている。
【0009】
前記ラッチ付きボトルキャップは、ポリプロピレン等の汎用の熱可塑性樹脂により一体に射出成形されている。また、前記液剤収容ボトル(A)は、弾力性のある合成樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等により成形されている。
【0010】
ボトル(A)は、消毒液などの液剤を収容する容器であり、その口部(B)の外周には、ベースキャップ(1)の内側周壁(1C)を螺着するためのオネジが形成されている。これに対応して、ベースキャップ(1)の内側周壁(1C)には、口部(B)に形成されたオネジに螺合するメネジが形成されており、内側周壁(1C)は口部(B)にネジ嵌合して装着されている。また、口部(B)のシール性を高めるため、ベースキャップ(1)の裏面には、口部(B)の内周に緊密に嵌合するリング状のシール部(1E)が内側周壁(1C)と同芯状に突設されている。
【0011】
ベースキャップ(1)のノズル部(1B)に開口される液剤流出口(1A)は、直径0.5mm程度の小孔である。ノズル部(1B)は、ベースキャップ(1)の中央からヒンジ部(3)とは反対側に寄った位置に突設され且つ液剤流出口(1A)をヒンジ部(3)とは反対側に向けている。このノズル部(1B)には、ボトル(A)の底部付近に下端が臨むパイプ(C)の上端が嵌合されている。そして、ボトル(A)を押圧すると、内部の液剤がパイプ(C)を介してノズル部(1B)に供給され、液剤流出口(1A)から噴出する様に構成されている。
【0012】
開閉キャップ(2)は、ヒンジ部(3)及びその左右に配置された一対の引張バネ部(6)を介してベースキャップ(1)に連結されている。一対の引張バネ部(6)は、長手方向に伸縮性を発揮する波形断面に一体成形されており、図1に示す様に、ヒンジ部(3)のヒンジ点より内側にあるときは開閉キャップ(2)を閉方向に付勢し、図4に示す様に、ヒンジ部(3)のヒンジ点より外側にあるときは開閉キャップ(2)を開方向に付勢する。そして、ヒンジ部(3)を中心とした開閉キャップ(2)の開閉操作を容易とするため、開閉キャップ(2)の周壁(2B)外面には、図2及び図3に示す様に、左右一対のスベリ止め部(2C)がシボ加工などにより一体に形成されている。
【0013】
図1及び図4に示す様に、前記ラッチ部(4)とヒンジ部(3)とは、ボトルキャップの直径線の延長上に配置されている。ラッチ部(4)は、開閉キャップ(2)の周壁(2B)から下方に向けて舌片状に突設されており、その厚さは、ベースキャップ(1)の内側周壁(1C)とラッチ受部(5)との隙間に浸入し得る厚さに設定されている。そして、ラッチ部(4)の下端の外面側には、下向きのクサビ形に形成されたラッチ爪(4A)が突設されている。一方、ラッチ受部(5)の係止孔(5A)は、ラッチ爪(4A)の返り部を係止するスリット状に形成され、ラッチ受部(5)の上端部付近に配置されている。
【0014】
次に、本発明に係るラッチ付きボトルキャップの開閉操作を説明する。先ず、閉じている開閉キャップ(2)を開く際には、一方の手でボトル(A)を握り、親指をラッチ受部(5)のツバ(5C)に掛け、これを図4の白抜き矢印の方向に押下げてラッチ受部(5)を外方に撓ませ、係止孔(5A)とラッチ爪(4A)との係合状態を解除する。そして、この状態のまま、他方の手で開閉キャップ(2)の一対のスベリ止め部(2C)を摘み、開閉キャップ(2)を上方に大きく引起す。すると、開閉キャップ(2)は、図4に示す様に、大きく開いた状態に保持される。そこで、ボトル(A)を押圧すると、液剤がパイプ(C)を介してノズル部(1B)に供給され、液剤流出口(1A)から流出する。
【0015】
この様に、開閉キャップ(2)を開く際には、一方の手でツバ(5C)を押下げ、その状態のまま他方の手で開閉キャップ(2)を引起す2タッチの操作を必要とするため、小児などには簡単に開閉キャップ(2)を開けることが出来ない。従って、小児などがボトル(A)内の液剤を誤って飲むような事態を防止することが出来る。
【0016】
これに対して、開いている開閉キャップ(2)を閉じる際には、開閉キャップ(2)を閉方向に押戻し、そのままラッチ部(4)をベースキャップ(1)の内側周壁(1C)とラッチ受部(5)との隙間に押込む。すると、下向きクサビ状のラッチ爪(4A)がラッチ受部(5)を外方に撓ませつつその係止孔(5A)に嵌合し、ラッチ受部(5)の弾性復帰によりラッチ爪(4A)が係止孔(5A)に係止される。
【0017】
この様に、開閉キャップ(2)を閉じる際には、開閉キャップ(2)を押戻してラッチ部(4)のラッチ爪(4A)をラッチ受部(5)の係止孔(5A)に係止させるだけの1タッチの操作で済むため、簡単に開閉キャップ(2)を閉じることが出来る。
【0018】
なお、ベースキャップ(1)の内側周壁(1C)は、ボトル(A)の口部(B)にネジ嵌合する必要はなく、圧入嵌合により口部(B)に装着される構成であってもよい。
【0019】
また、ベースキャップ(1)の外側周壁(1D)の下端部内周にアンダーカット(図示省略)を形成し、このアンダーカットにより外側周壁(1D)をボトル(A)の口部(B)に装着する様に構成してもよい。この場合、内側周壁(1C)は実質上省略される。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明のラッチ付きボトルキャップによれば、開閉キャップを開く際には、一方の手でツバを押下げ、その状態のまま他方の手で開閉キャップを引起す2タッチの操作を必要とするため、小児などには簡単に開閉キャップを開けることが出来ない。また、開閉キャップを閉じる際には、開閉キャップを押戻してラッチ部のラッチ爪をラッチ受部の係止孔に係止させるだけの1タッチの操作で済むため、簡単に開閉キャップを閉じることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッチ付きボトルキャップの構造を示す縦断面図である。
【図2】ラッチ付きボトルキャップを備えたボトルの正面側斜視図である。
【図3】ラッチ付きボトルキャップを備えたボトルの背面側斜視図である。
【図4】ラッチ付きボトルキャップの開放動作を示す図1に対応した断面図である。
【符号の説明】
1:ベースキャップ
1A:液剤流出口
1B:ノズル部
1C:内側周壁
1D:外側周壁
1E:シール部
2:開閉キャップ
2A:キャップ部
2B:周壁
2C:スベリ止め部
3:ヒンジ部
4:ラッチ部
4A:ラッチ爪
5:ラッチ受部
5A:係止孔
5B:スリット
5C:ツバ
6:引張バネ部
A :ボトル
B:口部
C:パイプ
Claims (2)
- 液剤流出口を有するノズル部が上面に突設され且つ周壁がボトルの口部に装着されるベースキャップと、前記ノズル部を覆うキャップ部が裏面に突設され且つベースキャップの周壁にヒンジ部を介して開閉自在に連結された開閉キャップとを備え、当該開閉キャップの周壁には、ラッチ爪を有するラッチ部が突設され、前記ベースキャップの周壁には、ラッチ爪の係止孔を有するラッチ受部が舌片状に形成されており、当該ラッチ受部の揺動自在な上端には、ラッチ解除操作用のツバが突設されていることを特徴とするラッチ付きボトルキャップ。
- ラッチ部とヒンジ部とは、ボトルキャップの直径線の延長上に配置されている請求項1に記載のラッチ付きボトルキャップ。
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JP33932097A JP4000645B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | ラッチ付きボトルキャップ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH11152158A JPH11152158A (ja) | 1999-06-08 |
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Family Applications (1)
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JP33932097A Expired - Fee Related JP4000645B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | ラッチ付きボトルキャップ |
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JP (1) | JP4000645B2 (ja) |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP33932097A patent/JP4000645B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11152158A (ja) | 1999-06-08 |
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