JP4000289B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結された長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介して連結された短側壁とからなり、底部に対して略垂直に長側壁と短側壁を立てることにより、箱型に組み立てられ、また、折り畳む際には、底部の上に重なるように、長側壁及び短側壁を折り畳むようにした折り畳みコンテナーにおいて、長側壁に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容されている物品を取り出すために、扉を配設した折り畳みコンテナーが知られている(例えば、実公平3−56511号公報、特公平8−5479号公報等)。
【0003】
そして、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、水平方向や上下方向に、複数、並設するとともに、扉を開けた状態で、棚等に載置し、このように、水平方向や上下方向に並設された折り畳みコンテナーの扉が開けられて形成された開口部から、物品を取り出すことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、水平方向や上下方向に、複数、並設するとともに、扉を開けた状態で、棚等に載置し、このように、水平方向や上下方向に並設された折り畳みコンテナーの扉が開けられて形成された開口部から、物品を取り出すことが行われているが、扉が開けられた状態では、長側壁に配設された、収容されている物品やその種類や材質等の種々の情報が記載されたカードが、開けられた扉により隠れてしまい、いちいち、折り畳みコンテナーから収容されている物品を取り出さなければ、収容されている物品を識別することができないという問題があった。
【0005】
また、上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、扉を開ける場合には、扉の左右両端部付近に配設されているロックを、両手で操作して、扉と長側壁とのロック状態を解除しなければならず、ロック解除作業の作業性が悪いという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、底部の一方の相対する辺部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と、底部のもう一方の相対する辺部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、一方の相対する側壁及びもう一方の相対する側壁を底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、少なくとも1つの側壁に、相対する縦枠部と下部枠とからなる上方が開放された開口部を形成するとともに、前記下部枠の上端部と扉部材の下端部とをヒンジ連結することにより、前記扉部材が、前記側壁に形成された開口部を閉鎖した垂直状態から、前記側壁の下部枠と重なる状態まで、外側に回動可能に構成されており、また、前記扉部材が、前記側壁に形成された開口部を閉鎖している垂直状態において、箱型に組み立てられた前記折り畳みコンテナーの内側に位置する前記扉部材の内壁面に、カード差しを配設したものである。
【0008】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
【0009】
1は、平面形状が長方形状の底部であり、底部1の相対する長辺側土手部1aには、ヒンジ部材を介して長側壁2が連結されており、また、底部1の相対する短辺側土手部1bには、同じくヒンジ部材を介して短側壁3が連結されている。また、長側壁2がヒンジ連結されている長辺側土手部1aは、短側壁3がヒンジ連結されている短辺側土手部1bより低く構成されており、従って、底部1と長側壁2とのヒンジ連結箇所は、底部1と短側壁3とのヒンジ連結箇所より、低い位置に位置している。
【0010】
図1に示されているように、箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーを折り畳むには、先ず最初に、底部1にヒンジ連結されている相対する長側壁2を、折り畳みコンテナーの内側に倒して、図2に示されているように、底部1の上に重ねる。次いで、底部1にヒンジ連結されている相対する短側壁3を、同じく、折り畳みコンテナーの内側に倒して、図3に示されているように、倒された状態の長側壁2の上に重ねて折り畳みコンテナーをコンパクトに折り畳むように構成されている。逆に、図3に示されている折り畳まれた状態から、図1に示されているように組み立てるには、長側壁2の上に重ねられた状態の短側壁3を略垂直に立て、次いで、長側壁2を略垂直に立てて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる。
【0011】
短側壁3には、図4や図5等に示されているように、上方が開放された、物品の出し入れ用の開口部3aか形成されており、開口部3aは、開口部3aの側部に位置する縦枠部3bと、開口部3aの下方に位置する下部枠3cとにより形成されている。開口部3aには、扉部材Dが挿入されるように構成されており、下部枠3cの上端部3c1と扉部材Dの下端部(開口部3aに、扉部材Dを挿入して、開口部3aを閉じた状態において、下方に位置する部分)d1とを、適当なヒンジ部材Hによりヒンジ連結することにより、閉じられた垂直状態の扉部材Dを、ヒンジ部材Hを中心に、手前方向に前倒しに回動させることにより、図4や図5等に示されているように、開口部3aを開くことができるように構成されている。
【0012】
図4や図5等に示されているように、扉部材Dの内壁面(開口部3aを、扉部材Dにより閉じた状態において、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側に位置する面、換言すれば、扉部材Dを手前に倒して、開口部3aを開けた際には、外側に位置する面)d2には、略方形状の凹部d3が形成されている。凹部d3には、カード差しC1が取着されており、図4には、複数の弾性条片c1を、扉部材Dが下方に回動され開口部3aが開放された状態において、弾性条片c1の自由端部c1aが上方に位置するように、配設することにより形成されたカード差しC1が示されており、弾性条片c1に、カードc2を差し込むことにより、カードc2を、弾性条片c1により保持するように構成されている。また、図5には、透明な合成樹脂で成形された扁平な箱型のカード差しC2が示されており、箱型のカード差しC2のカード挿入口c3が、扉部材Dが下方に回動され開口部3aが開放された状態において、上端に位置するように、箱型のカード差しC2が、凹部d3に配設されている。カードc2は、箱型のカード差しC2のカード挿入口c3から挿入されることになる。また、箱型のカード差しC2を、不透明な合成樹脂で成形した場合には、箱型のカード差しC2の前面に、窓を形成し、窓を通して、カードc2に記載された情報を読み取ることができるように構成する。
【0013】
上述したように、扉部材Dの内壁面d2に、カード差しC1、C2を配設することにより、扉部材Dが、短側壁3の下部枠3cに重なるように下方に回動されて、開口部3aが開放された状態において、扉部材Dにより、底部1の短辺側土手部1bの外面に形成されたカード貼着部1b1に貼着されたカードが隠れても、折り畳みコンテナーに収容された物品を、折り畳みコンテナーから物品を取り出すことなく、容易に識別し確認することが可能となる。
【0014】
図4や図5に示されているように、短側壁3に形成された開口部3aの側部に位置する縦枠部3bの開口部3a側には、縦方向に延在する細長の外側段部3b1が形成されており、外側段部3b1の外面の上部には、上下方向に所定の間隔をおいて相対する一対の係止部材4を構成する係止爪4aが立設されており、一対の係止爪4aは、外側段部3b1の外面から水平方向に延在する水平部4a1と水平部4a1の先端から、互いに接近する方向に延在する垂直部4a2とから構成されている。
【0015】
図6、図7及び図8に示されているように、扉部材Dには、扉部材Dの板部d4の上端辺から水平方向外側に延在する上端水平フランジd5が形成されており、上端水平フランジd5の下方には、所定の間隔を置いて、上部水平リブd6が形成されている。板部d4の垂直な両側端には、板部d4に対して直交するとともに、上端水平フランジd5や上部水平リブd6と同様に外側に延在する側端垂直フランジd7が形成されており、側端垂直フランジd7の先端部には、板部d4と平行に外側に延在するとともに、短側壁3の開口部3aの側部に形成された細長の外側段部3b1に嵌合される、同じく縦方向に細長い板状の張出枠d8が形成されている。
【0016】
d9は、上端水平フランジd5の側端垂直フランジd7側に位置する下面に、所定の間隔を置いて、形成された一対の略U字状の垂設枠であり、一対の垂設枠d9の相対する側部には、互いに接近する方向に延在する係止突起d10が形成されているとともに、垂設枠d9の水平部の下面には、ガイドリブd11が垂設されている。d12は、垂設枠d9より、側端垂直フランジd7側に位置する上端水平フランジd5の下面に垂下された垂直部d12aと、垂直部d12aの下端から、側端垂直フランジd7方向に向かって下方に傾斜し、側端垂直フランジd7に連接された傾斜部d12bとから構成された、後述するロック機構を構成するロック部材に形成された弾性条片が当接する弾性条片当接枠である。また、d13は、弾性条片当接枠d12の傾斜部d12bと上部水平リブd6との間に位置する側端垂直フランジd7に穿設されたスリットである。
【0017】
図5において、5は、ロック部材であり、ロック部材5は、正面形状が略台形状の本体部5aを有しており、本体部5aの上面には、上述した垂設枠d9の水平部の下面に垂設されたガイドリブd11が挿入可能な溝5bが形成されている。本体部5aの一方の側部には張出部5cが突設されており、張出部5cの先端からは、水平方向に延在するロッド5dが延在しており、ロッド5dの先端部には、上下方向に延在する板状のロック部5eが形成されている。また、張出部5cには、上方に行くほど、本体部5a方向に傾斜した弾性条片5fが立設されており、本体部5aのもう一方の側部には、上方に行くほど、本体部5a方向に傾斜したガイド板5g1を有するガイドブロック5gが取着されている。上記の構成を有するロック部材5は、合成樹脂で一体に成形されている。
【0018】
同じく、図5において、6は、操作部材であり、操作部材6は、横長の板部本体6aと、板部本体6aの周縁に形成された周辺リブ6bとを有しており、周辺リブ6bの下部角部には、下方に行くほど、板部本体6aの中央部方向に傾斜した傾斜リブ部6b1が形成されている。また、傾斜リブ部6b1に連結されているとともに、垂直に延在する側部リブ部6b2には、板部本体6aを延長することにより形成された、縦長の板状の張出枠6cが形成されている。
【0019】
扉部材Dに、ロック機構を構成するロック部材5及び操作部材6を配設するには、ロック部材5の本体部5aの上面に形成された溝5bに、扉部材Dの垂設枠d9の水平部の下面に垂設されたガイドリブd11を挿入するとともに、先端部にロック部5eが形成されたロッド5dを、扉部材Dの側端垂直フランジd7に穿設されたスリットd13に挿入する。この際、ロック部材5の弾性条片5fが、扉部材Dに形成された弾性条片当接枠d12に当接するように配置されるとともに、ロック部材5の本体部5aが、扉部材Dの上部水平リブd6に載置されるように構成されている。次いで、操作部材6の張出枠6cが、扉部材Dの板部d4と垂設枠d9の側部に形成された係止突起d10とにより形成される間隙に挿入されるように、操作部材6を、扉部材Dの上端水平フランジd5と上部水平リブd6との間に位置する領域に配設する。このように、扉部材Dに、ロック部材5と操作部材6とを配設した際には、上記のように、ロック部材5の弾性条片5fが、扉部材Dに形成された弾性条片当接枠d12に当接しているとともに、操作部材6の周辺リブ6bの下部角部に形成された傾斜リブ部6b1が、ロック部材5に形成されたガイドブロック5gの傾斜したガイド板5g1に当接するように構成されている。
【0020】
ヒンジ部材Hにより、短側壁3の下部枠3cの上端部3c1と、扉部材Dの下端部d1とがヒンジ連結されている扉部材Dが、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの短側壁3に形成された開口部3aを閉じている状態においては、扉部材Dは、短側壁3と略面一になっているとともに、扉部材Dの張出枠d8は、短側壁3の開口部3aの側部に形成された細長の外側段部3b1に嵌合され、外側段部3b1に対向するように構成されているので、従って、扉部材Dが折り畳みコンテナーの内側に倒れるようなことがない。この扉部材Dによる短側壁3の開口部3aの閉鎖状態においては、図7に示されているように、ロック部材5の弾性条片5fは、扉部材Dに形成された弾性条片当接枠d12に当接しているとともに、操作部材6の上面は、扉部材Dの上端水平フランジd5に当接或いは上端水平フランジd5付近に位置しており、且つ、操作部材6の周辺リブ6bの下部角部に形成された傾斜リブ部6b1が、ロック部材5に形成されたガイドブロック5gの傾斜したガイド板5g1の上部に当接している。更に、扉部材Dによる短側壁3の開口部3aの閉鎖状態においては、ロック部材5のロッド5dの先端部に形成されたロック部5eは、短側壁3の縦枠部3bの外側段部3b1に形成された係止部材4を構成する一対の係止爪4aの水平部4a1間に位置しているとともに、水平部4a1の先端から、互いに接近する方向に延在している垂直部4a2の背後に位置している。従って、短側壁3と略面一状態の略垂直な扉部材Dが、ヒンジ部材Hを中心に、外側に回動しようとしても、ロック部材5のロッド5dの先端部に形成されたロック部5eが、短側壁3に形成された係止部材4を構成する一対の係止爪4aの垂直部4a2に当接し、その回動が阻止され、扉部材Dが開くようなことがない。
【0021】
上述した短側壁3に形成された係止部材4による、扉部材Dに形成されたロック部材5のロック部5eのロック状態を解除する場合には、図8に示されているように、作業者が、手で、操作部材6を下方(扉部材Dの上部水平リブd6方向)に移動させる。すると、操作部材6の周辺リブ6bの下部角部に形成された傾斜リブ部6b1が、ロック部材5に形成されたガイドブロック5gの傾斜したガイド板5g1の下方に移動し、ロック部材5を、ロック部材5の弾性条片5fの弾性力に抗して、短側壁3の縦枠部3b方向に水平移動させることになる。ロック部材5の短側壁3の縦枠部3bへの移動により、ロック部材5のロッド5dの先端部に形成されたロック部5eが、短側壁3の縦枠部3bの外側段部3b1に形成された係止部材4を構成する一対の係止爪4aの垂直部4a2の背後から外れることになり、従って、短側壁3と略面一状態の略垂直な扉部材Dが、ヒンジ部材Hを中心に、外側に回動可能となり、扉部材Dを、短側壁3の下部枠3cと重なるように回動させて、短側壁3の開口部3aを開けることができるように構成されている。
【0022】
上述したように、扉部材Dに配設された操作部材6を下方(扉部材Dの上部水平リブd6方向)に移動させるだけのワンアクション動作により、扉部材Dに配設されたロック部材5を、ロック部材5の弾性条片5fの弾性力に抗して、短側壁3の縦枠部3b方向に水平移動させて、短側壁3と扉部材Dとのロック状態を解除することができるので、従って、短側壁3と扉部材Dとのロック状態の解除作業の作業性が向上する。
【0023】
上述したような短側壁3と扉部材Dとのロック状態の解除作業後、作業者が、操作部材6から手を離すと、ロック部材5の弾性条片5fの弾性力により、一対のロック部材5は、互いに接近する方向に水平移動することになり、従って、操作部材6は上方(扉部材Dの上端水平フランジd5)に移動し、操作部材6の上面が、扉部材Dの上端水平フランジd5に当接或いは上端水平フランジd5付近に位置することになる。
【0024】
短側壁3の開口部3aを、扉部材Dにより閉鎖する場合には、短側壁3の下部枠3cに重ねられている扉部材Dを、ヒンジ部材Hを中心に、上方に回動させることになるが、扉部材Dが短側壁3の開口部3aに近づいた時点で、或いは、それ以前に、上述したように、操作部材6を、扉部材Dの上部水平リブd6方向に移動させて、ロック部材5を、ロック部材5の弾性条片5fの弾性力に抗して、短側壁3の縦枠部3b方向に水平移動させ、ロック部材5のロッド5dの先端部に形成されたロック部5eを、短側壁3の縦枠部3bの外側段部3b1に形成された係止部材4を構成する一対の係止爪4aの垂直部4a2の背後から外し、その後、扉部材Dにより、短側壁3の開口部3aを閉じるとともに、扉部材Dと短側壁3とが略面一になるようにし、その後、作業者が、操作部材6から手を離すと、上述したように、ロック部材5の弾性条片5fの弾性力により、一対のロック部材5は、互いに接近する方向に水平移動し、ロック部材5のロッド5dの先端部に形成されたロック部5eが、短側壁3の縦枠部3bの外側段部3b1に形成された係止部材4を構成する垂直部4a2の背後に位置し、扉部材Dが、短側壁3にロックされることになる。
【0025】
図4及び図5において、d14は、扉部材Dの側端垂直フランジd7の先端部に形成された張出枠d8の内面(短側壁3の縦枠部3bに形成された外側段部3b1と対向する面)に突設された嵌合突起であり、本実施例には、2個形成されている。また、3dは、短側壁3の縦枠部3bに形成された外側段部3b1に穿設された嵌合孔3dであり、短側壁3の開口部3aが、扉部材Dにより閉鎖され、扉部材Dの張出枠d8が、短側壁3の開口部3aの側部に形成された細長の外側段部3b1に嵌合され、外側段部3b1と対向した際には、嵌合孔3dに、扉部材Dの側端垂直フランジd7の先端部に形成された張出枠d8の内面に突設された嵌合突起d14が嵌合するように構成されている。
【0026】
上述したように、短側壁3の開口部3aが、扉部材Dにより閉鎖された状態において、短側壁3の縦枠部3bに形成された外側段部3b1に穿設された嵌合孔3dに、扉部材Dの側端垂直フランジd7の先端部に形成された張出枠d8の内面に突設された嵌合突起d14が嵌合するように構成することにより、短側壁3に対する扉部材Dのガタつきを防止することができるとともに、扉部材Dに下方への負荷がかかっても、上記嵌合孔3dに嵌合された嵌合突起d14により、負荷を負担し、ヒンジ部材Hへの負荷を軽減することができ、従って、ヒンジ部材Hの損傷を防止することができる。
【0027】
上述した実施例には、相対する両方の短側壁3に、開口部3aを形成し、扉部材Dを配設した例が示されているが、一方の短側壁3にのみ、開口部3aを形成し、扉部材Dを配設するように構成することもできる。また、短側壁3に扉部材Dを配設する代わりに、長側壁2に開口部を形成し、該開口部に、扉部材Dを配設することもできる。
【0028】
上述したように構成された折り畳みコンテナーは、箱型に組み立てられ、種々の物品が収容された状態で、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの高さと略同じ間隔で、上下方向に多段に配設された棚に載置されることになるが、棚には、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、扉部材Dが配設された短側壁3が、作業者が作業側(通路側)に位置するように並設して載置する。このように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、扉部材Dが配設された短側壁3が、作業者が作業側(通路側)に位置するように並設して載置することにより、一段の棚に、より多くの折り畳みコンテナーを配置することができるので、従って、扉部材Dを、短側壁3側に配設することが好ましい。
【0029】
なお、カード差しC1、C2の扉部材Dの内壁面d2への取り付けは、接着剤を用いて取り付けることも、また、溶着により取り付けることも、更には、カード差しC1、C2及び扉部材Dの内壁面d2のうち、一方に係止突起を突設し、もう一方に、係止突起が嵌着可能な凹部や孔を形成することにより取り付けることもできる。また、射出成形等により、カード差しC1、C2を、扉部材Dと一体成形することもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0031】
少なくとも1つの側壁に、開口部を形成し、該開口部には扉部材を開閉自在に配設するとともに、扉部材の内壁面に、カード差しを配設したので、扉部材が下方に回動した扉部材により、底部等に配設されたカードが隠れても、折り畳みコンテナーに収容された物品を、折り畳みコンテナーから物品を取り出すことなく、容易に認識し識別することが可能となる。
【0032】
扉部材には、上下方向に移動可能な1つの操作部材と、該操作部材の上下移動により、水平移動可能な一対のロック部材を配設したので、操作部材を下動させるだけのワンアクション動作により、扉部材と側壁とのロック部材によるロック状態を解除することができるので、従って、側壁と扉部材とのロック状態の解除作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの組み立て或いは折り畳み途中の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーの扉部材が開けられた状態の部分斜視図である。
【図5】図5は本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの扉部材が開けられた状態の部分斜視図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーの扉部材を含むロック部材及び操作部材の分解斜視図である。
【図7】図7は本発明の折り畳みコンテナーの短側壁側から見た正面図である。
【図8】図8は図7と同様に本発明の折り畳みコンテナーの短側壁側から見た正面図である。
【図9】図9は本発明の箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーの一方の扉部材が開けられた状態の斜視図である。
【符号の説明】
C1、C2・・・・・・・・カード差し
D・・・・・・・・・・・・扉部材
1・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・短側壁
3a・・・・・・・・・・・開口部
5・・・・・・・・・・・・ロック部材
6・・・・・・・・・・・・操作部材

Claims (1)

  1. 底部と、底部の一方の相対する辺部にヒンジ連結された一方の相対する側壁と、底部のもう一方の相対する辺部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とを有し、箱型に組み立てられた状態から、一方の相対する側壁及びもう一方の相対する側壁を底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、少なくとも1つの側壁には、相対する縦枠部と下部枠とからなる上方が開放された開口部が形成されているとともに、前記下部枠の上端部と扉部材の下端部とをヒンジ連結することにより、前記扉部材が、前記側壁に形成された開口部を閉鎖した垂直状態から、前記側壁の下部枠と重なる状態まで、外側に回動可能に構成されており、また、前記扉部材が、前記側壁に形成された開口部を閉鎖している垂直状態において、箱型に組み立てられた前記折り畳みコンテナーの内側に位置する前記扉部材の内壁面には、カード差しが配設されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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