JP3999551B2 - フリーアクセスフロア用支持脚のカバー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリーアクセスフロアにおいて床パネルを載承している支持脚を被掩するためのカバー装置に関し、更に詳しくは、基礎床面上に設置される固定プレート上に脚支柱が立設されその脚支柱の上端部にパネル載置用台座が設置された支持脚の外周を被掩することにより、当該支持脚から発生するウイスカの飛散を防止するためのフリーアクセスフロア用支持脚のカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フリーアクセスフロアに用いられる支持脚には、鉄製品に対する防錆力が強く耐食性に優れ且つ安価であることから、亜鉛メッキが賞用されている。しかしながら、亜鉛メッキは経時変化によりウイスカ(導電性を有するヒゲ状の結晶)を発生しやすくなり、ウイスカが空中を浮遊すると、特に電気製品や電子部品の内部に侵入してショートしノイズや絶縁不良などによる誤動作を引き起こす原因となる。
そこで、ウイスカの発生を抑制ないし防止する方策がいろいろと考えられているが、適当な対策は未だに確立されておらず、ウイスカが発生したフリーアクセスフロア用支持脚は、ウイスカの発生していない新品と交換しているのが現状である。しかしながら実際問題として、フリーアクセスフロア用支持脚はその固定プレートが基礎床面上に接着剤等で強固に固定されているため、新品との交換も大変困難な作業となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な現状に鑑みてなされたものであり、フリーアクセスフロア用支持脚の外周を被掩することにより、当該支持脚からウイスカが発生した場合でもウイスカの飛散を抑制することができ、しかも既設のフリーアクセスフロアにおいても比較的簡単に施工することが可能なフリーアクセスフロア用支持脚のカバー装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
斯る目的を達成する本発明のフリーアクセスフロア用支持脚のカバー装置は、基礎床面上に設置される固定プレート上に脚支柱が立設され該脚支柱の上端部にパネル載置用台座が設置されたフリーアクセスフロア用支持脚の外周を被掩して当該支持脚から発生するウイスカの飛散を抑制するためのカバー装置であって、前記固定プレートの外周を被掩するベースカバー部と、前記脚支柱およびパネル載置用台座の外周を被掩する支柱カバー部とから形成され、これらベースカバー部と支柱カバー部をそれぞれ別形成し、前記ベースカバー部の下面を前記基礎床面上に当接し且つ前記支柱カバー部の上端面を床パネルの下面に当接せしめることにより前記支持脚の上下外周を被掩するように構成すると共に、前記ベースカバー部に対して前記支柱カバー部を上下高さ調節可能に連結してなる事を特徴としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な好適実施例を図面に基づいて説明する。
図中、Aは支持脚を示し、Bは本発明に係る支持脚のカバー装置を示す。
【0006】
支持脚Aは、従来品と同様に、コンクリートスラブなどの基礎床面C上に設置されネジや接着剤等で固着される固定プレート1と、その固定プレート1の上面中央に溶接等により鉛直状に立設される脚支柱2と、脚支柱2の上端部に上下動可能に嵌合し高さ調節ナット3a等で高さ調節自在に装着され床パネルDを載承するパネル載置用台座3とで構成されている。
【0007】
そして、本発明に係るカバー装置Bは、基礎床面C上に設置された支持脚Aの固定プレート1の外周を被掩するためのベースカバー部4と、支持脚Aの脚支柱2およびパネル載置用台座3の外周を被掩するための支柱カバー部5とから形成される。これら、ベースカバー部4と支柱カバー部5は、同一体に形成しても良いが、それぞれ別々に形成して、ベースカバー部4に対して支柱カバー部5を上下高さ調節自在に分離可能に連結することが好ましい。
【0008】
ベースカバー部4は、支持脚Aの固定プレート1の外周を被掩するためのものであるが厳密に支持脚Aの固定プレート1の外周をのみを被掩するのではなく、図示実施例のごとく、固定プレート1の上面に鉛直状に立設された脚支柱2の下部を同時に被掩することが出来るように形成しても良い。すなわち、図示実施例のベースカバー部4は、支持脚Aの固定プレート1上面を完全に被掩し得るように、ステンレス板等の金属材や合成樹脂材等を用いて支持脚Aの固定プレート1より一回り程度大きな形状をした下面4aが平坦な浅い箱形に形成すると共に、その上面側に脚支柱2の下部を被掩すると同時に支柱カバー部5と連結させるための連結筒4bを一体的に突出形成し、連結筒4bの外周面または内周面に、支柱カバー部5と螺合連結させるためのネジ部4cを刻設してなるものである。
なお、格別図示しなかったが、連結筒4bを突設せずに、ベースカバー部4の中央部に支柱カバー部5の外径と適合する連結用穴を開口形成せしめ、連結用穴の内周面に支柱カバー部5と螺合連結されるネジを刻設するようにしても良い。また、ベースカバー部4を浅い箱形に形成する場合に、プレス成形や樹脂成形等により全体を一体に形成しても良いし、連結筒4bを含む又は含まない上部の平板部分と下部四周の部分を別々に形成して後から一体化するように形成しても良い。
【0009】
支柱カバー部5は、支持脚Aの脚支柱2およびパネル載置用台座3の外周を被掩し得るように、ベースカバー部4と同様にステンレス板等の金属材や合成樹脂材などを用いて、パネル載置用台座3の外径より大径で且つ脚支柱2の先端部分にパネル載置用台座3を装着した状態における長さ(高さ)とほぼ同じかやや短い円筒等その他の筒形状に形成すると共に、その下部の外周面または内周面に、ベースカバー部4の連結筒4bに刻設したネジ部4cと螺合するネジ部5aを刻設してなる。
【0010】
なお、この支柱カバー部5は、図示実施例のごとき定形固定長に形成された筒形状だけでなく、例えば軸方向に伸縮する蛇腹形状に形成して軸方向に伸縮可能に形成したり、或いは軸方向に分割可能な2つ以上の構成部材を用いて軸方向に分割できるように形成することも考えられる。前者の場合、支柱カバー部5をベースカバー部4に対して上下高さ調節自在に連結し得るように形成せずとも支柱カバー部5の上端面5bを床パネルDの下面に当接しやすくなるし、後者の場合であれば、支持脚Aのパネル載置用台座3上に床パネルDを載承させたままでも本カバー装置Bの施工が可能となる。
【0011】
而して、既設または新設の支持脚Aに対して本カバー装置Bを施工する場合には、少なくとも施工対象の支持脚Aに架設されている床パネルDを取り外しておき、作業者が基礎床面C上に立つか若しくわ取り外されていない周囲の床パネルD上から手を差し入れるなりして、先ず、ベースカバー部4の連結筒4bを支持脚Aの上方向からパネル載置用台座3と脚支柱2を通過させて当該ベースカバー部4を基礎床面C上に設置することにより、当該ベースカバー部4で支持脚Aの固定プレート1の外周を被掩すると共に、該ベースカバー部4の下面4aを基礎床面C上に当接させる。この時、必要であればベースカバー部4の下面4aと基礎床面C上との間に、パッキングを介在設置することも任意である。
【0012】
次に、支柱カバー部5を支持脚Aの上方向から差し入れてパネル載置用台座3と脚支柱2の外周を被掩すると共に、当該支柱カバー部5のネジ部5aをベースカバー部4の連結筒4bに刻設したネジ部4cに螺合連結せしめる。そして最後に、支柱カバー部5を螺動してベースカバー部4に対して上下高さ調節することにより、支柱カバー部5の上端面5bを床パネルDの下面に当接させる。この時、必要であれば支柱カバー部5の上端面5bと床パネルDの下面との間に、パッキングを介在設置することも任意である。
これで、支持脚Aの外周は本カバー装置Bと床パネルDおよび基礎床面Cでもって完全に被掩され、本カバー装置Bの支持脚Aに対する組み付け施工工事が完了する。
【0013】
なお、支持脚Aのパネル載置用台座3が、元よりウイスカを発生しないアルミダイキャストで形成されていたり樹脂コーティングされているような場合には、支持脚Aのパネル載置用台座3を除く脚支柱2と固定プレート1の外周を被掩するだけでも良い。従ってその場合、支柱カバー部5の上端面5bを床パネルDの下面に当接させる必要もなくなり、それに伴い支柱カバー部5をベースカバー部4に対して上下高さ調節可能にするための構成並びに高さ調節作業が必要なくなり、製作コストを低減化できると共に、施工作業性を向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明のフリーアクセスフロア用支持脚のカバー装置は斯様に、支持脚の固定プレートの外周を被掩するベースカバー部と、支持脚の脚支柱およびパネル載置用台座の外周を被掩する支柱カバー部とから形成されているので、既設のフリーアクセスフロアにおいても比較的簡単に施工することができる。
【0015】
また、ベースカバー部の下面を基礎床面上に当接し且つ支柱カバー部の上端面を床パネルの下面に当接せしめることにより支持脚の上下外周をも被掩するように構成してなるので、当該支持脚からウイスカが発生した場合でもウイスカの飛散を確実に抑制することが可能となる。
更に、ベースカバー部と支柱カバー部をそれぞれ別形成し、ベースカバー部に対して支柱カバー部を上下高さ調節可能に連結して構成することにより、支柱カバー部の上端面を床パネルの下面に当接させる作業を簡便且つ確実に行なうことが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の一例を示す縦断面図。
【図2】 同分解斜視図。
【符号の説明】
A:支持脚 B:カバー装置
C:基礎床面 D:床パネル
1:固定プレート 2:脚支柱
3:パネル載置用台座 3a:高さ調節ナット
4:ベースカバー部 4a:下面
4b:連結筒 4c:ネジ部
5:支柱カバー部 5a:ネジ部
5b:上端部
Claims (1)
- 基礎床面上に設置される固定プレート上に脚支柱が立設され該脚支柱の上端部にパネル載置用台座が設置されたフリーアクセスフロア用支持脚の外周を被掩して当該支持脚から発生するウイスカの飛散を抑制するためのカバー装置であって、前記固定プレートの外周を被掩するベースカバー部と、前記脚支柱およびパネル載置用台座の外周を被掩する支柱カバー部とから形成され、これらベースカバー部と支柱カバー部をそれぞれ別形成し、前記ベースカバー部の下面を前記基礎床面上に当接し且つ前記支柱カバー部の上端面を床パネルの下面に当接せしめることにより前記支持脚の上下外周を被掩するように構成すると共に、前記ベースカバー部に対して前記支柱カバー部を上下高さ調節可能に連結してなる事を特徴とするフリーアクセスフロア用支持脚のカバー装置。
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