JP2508955Y2 - 支柱の取付け構造 - Google Patents
支柱の取付け構造Info
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- JP2508955Y2 JP2508955Y2 JP1989057319U JP5731989U JP2508955Y2 JP 2508955 Y2 JP2508955 Y2 JP 2508955Y2 JP 1989057319 U JP1989057319 U JP 1989057319U JP 5731989 U JP5731989 U JP 5731989U JP 2508955 Y2 JP2508955 Y2 JP 2508955Y2
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- pedestal
- cylindrical core
- pillar
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- core material
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、支柱の取付け構造に関する。
〈従来の技術〉 基礎に支柱を取り付ける構造としては、支柱と基礎と
の間に台座を設けて、台座の支柱取付け面を水平にし
て、溶接によって支柱を取り付けたり、アンカーボルト
で水平度が調節されるベースプレートを基礎上に設け
て、該ベースプレートに支柱を溶接して取り付けるもの
等があった。
の間に台座を設けて、台座の支柱取付け面を水平にし
て、溶接によって支柱を取り付けたり、アンカーボルト
で水平度が調節されるベースプレートを基礎上に設け
て、該ベースプレートに支柱を溶接して取り付けるもの
等があった。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来の技術において基礎の天端が傾斜していると
台座の取付け面を水平にすることがむずかしく、しかも
基礎天端が傾斜していると天端の傾斜に合致した傾斜面
を有する台座を数多く用意しておかなければならない。
特にアンカーボルトを鉛直に埋込んでおいても天端が傾
斜していると支柱と天端との間に隙間が生じたりし、所
謂片持状態となって取付強度上からも問題があった。
台座の取付け面を水平にすることがむずかしく、しかも
基礎天端が傾斜していると天端の傾斜に合致した傾斜面
を有する台座を数多く用意しておかなければならない。
特にアンカーボルトを鉛直に埋込んでおいても天端が傾
斜していると支柱と天端との間に隙間が生じたりし、所
謂片持状態となって取付強度上からも問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記の課題を解決する為になされたものであ
って、建物内部側に傾斜が付された基礎の天端上に台座
を載置し、該台座上に配置した円筒状芯材を、ボルトを
介して基礎内のホールインアンカーに固着するととも
に、該円筒状芯材に中空状の支柱下部を挿入して固定す
る支柱の取付け構造に係り、前記台座はその支柱取付け
側台座面が球面状に形成され、同天端側台座面が前記天
端に付された傾斜に対応した傾斜が付されるとともに、
該天端側台座面には凹状部が形成され、その凹状部は、
前記支柱取付け側台座面の中央部に設けられた長孔状の
ボルト孔に連通し、前記円筒状芯材は略中心方向にボル
ト孔が貫通され、その下端外面には、下面が前記支柱取
付け側台座面に当接する環状ナットが螺合され、前記円
筒状芯材のボルト孔と、前記台座の長孔状ボルト孔と凹
状部とに貫通した定着ナットを、前記基礎内に設けたホ
ールインアンカーに螺着させたものであって、前記支柱
はその下部を前記円筒状芯材に挿入されるとともに、下
部の下端を前記環状ナットの上面に配置して該円筒状芯
材と固着されてなることを特徴とするものである。
って、建物内部側に傾斜が付された基礎の天端上に台座
を載置し、該台座上に配置した円筒状芯材を、ボルトを
介して基礎内のホールインアンカーに固着するととも
に、該円筒状芯材に中空状の支柱下部を挿入して固定す
る支柱の取付け構造に係り、前記台座はその支柱取付け
側台座面が球面状に形成され、同天端側台座面が前記天
端に付された傾斜に対応した傾斜が付されるとともに、
該天端側台座面には凹状部が形成され、その凹状部は、
前記支柱取付け側台座面の中央部に設けられた長孔状の
ボルト孔に連通し、前記円筒状芯材は略中心方向にボル
ト孔が貫通され、その下端外面には、下面が前記支柱取
付け側台座面に当接する環状ナットが螺合され、前記円
筒状芯材のボルト孔と、前記台座の長孔状ボルト孔と凹
状部とに貫通した定着ナットを、前記基礎内に設けたホ
ールインアンカーに螺着させたものであって、前記支柱
はその下部を前記円筒状芯材に挿入されるとともに、下
部の下端を前記環状ナットの上面に配置して該円筒状芯
材と固着されてなることを特徴とするものである。
〈作用〉 建物内部側に傾斜が付された天端上に当該台座を載置
すれば、この台座の天端側台座面は天端の傾斜に対応し
た傾斜が付されているので、その傾斜と天端の傾斜とを
調整すれば傾斜の度合をすくなくできる。一方、台座を
その長孔状のボルト貫通孔に沿って動かすことで、環状
ナットは中空の輪状をなしているのでその下部内周縁
は、球面状をなす取付け側台座面と馴染み良く当接し、
よって円筒状芯材は台座と隙間のない状態で固設され
る。
すれば、この台座の天端側台座面は天端の傾斜に対応し
た傾斜が付されているので、その傾斜と天端の傾斜とを
調整すれば傾斜の度合をすくなくできる。一方、台座を
その長孔状のボルト貫通孔に沿って動かすことで、環状
ナットは中空の輪状をなしているのでその下部内周縁
は、球面状をなす取付け側台座面と馴染み良く当接し、
よって円筒状芯材は台座と隙間のない状態で固設され
る。
よって台座上に円筒状芯材を略垂直に載置することが
可能となり、まつ又ボルトにより台座,円筒状芯材を一
体的に定着できる。
可能となり、まつ又ボルトにより台座,円筒状芯材を一
体的に定着できる。
従ってこの円筒状芯材に支柱を取付ければ、基礎の天
端上で支柱は垂直でかつ安定した状態に取付けられるこ
とになる。
端上で支柱は垂直でかつ安定した状態に取付けられるこ
とになる。
〈実施例〉 本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第1図に示す組立図及び第2図に示す分解図は、何れ
も支柱の取付け構造を説明するものである。
も支柱の取付け構造を説明するものである。
図例において基礎1内にホールインアンカー2がその
螺孔を略鉛直に向けた状態で埋設される。又基礎1の天
端1aは、建物内部側に傾斜が付されていて、その上に台
座3が載置されている。一方円筒状芯材5は略中心方向
に沿ってボルト孔15が貫通されたもので、その下端外面
には環状ナット4が螺合して取り付けられている。すな
わち環状ナット4の内孔14に円筒状芯材が嵌め合う状態
となっている。
螺孔を略鉛直に向けた状態で埋設される。又基礎1の天
端1aは、建物内部側に傾斜が付されていて、その上に台
座3が載置されている。一方円筒状芯材5は略中心方向
に沿ってボルト孔15が貫通されたもので、その下端外面
には環状ナット4が螺合して取り付けられている。すな
わち環状ナット4の内孔14に円筒状芯材が嵌め合う状態
となっている。
一方台座の支柱取付け側台座面3aには、長孔状のボル
ト孔13が設けられており、各ボルト孔13,15には、座金6
a,6bを介してボルト7が挿通されて、このボルト7は前
記ホールインアンカー2に螺合される。そして、芯材5,
環状ナット4及び台座3が基礎1の天端1a(ホールイン
アンカー5)の上方に締め付けられて固設される。
ト孔13が設けられており、各ボルト孔13,15には、座金6
a,6bを介してボルト7が挿通されて、このボルト7は前
記ホールインアンカー2に螺合される。そして、芯材5,
環状ナット4及び台座3が基礎1の天端1a(ホールイン
アンカー5)の上方に締め付けられて固設される。
前記台座3を、第3図(a),(b)により説明す
る。台座3は、支柱取り付け側台座面3aが球面状に形成
されている。又天端側台座面3bには天端1a(第1図及び
第2図参照)の傾斜に対応した傾斜が付され、且つ凹条
部10が設けられている。更に中央部には前述の如く長孔
状のボルト孔13が設けられている。
る。台座3は、支柱取り付け側台座面3aが球面状に形成
されている。又天端側台座面3bには天端1a(第1図及び
第2図参照)の傾斜に対応した傾斜が付され、且つ凹条
部10が設けられている。更に中央部には前述の如く長孔
状のボルト孔13が設けられている。
この台座3を載置するに際し、第1図、第2図に示す
如く、天端1aの傾斜と天端側台座面3bの傾斜向きを反対
にして載置する。
如く、天端1aの傾斜と天端側台座面3bの傾斜向きを反対
にして載置する。
又前記円筒状芯材5の下端外面に螺合した環状ナット
4は全体が環体からなっているので、芯材5の下端に螺
合した状態で台座3上に載置させれば、環状ナット4の
下面は面的当接ではなく輪郭的に当接する。その結果曲
面をなす支柱取付側台座面3aのどの位置においても密着
する状態になる。従って台座3上には芯材5が略垂直で
かつ構造的に安定した状態で配置される。
4は全体が環体からなっているので、芯材5の下端に螺
合した状態で台座3上に載置させれば、環状ナット4の
下面は面的当接ではなく輪郭的に当接する。その結果曲
面をなす支柱取付側台座面3aのどの位置においても密着
する状態になる。従って台座3上には芯材5が略垂直で
かつ構造的に安定した状態で配置される。
尚、必要に応じて台座3と円筒状芯材5(環状ナット
4)との間を防水する上から、コーキング剤11を塗布す
る。
4)との間を防水する上から、コーキング剤11を塗布す
る。
斯かる状態に取付けられた円筒状芯材5に対し、支柱
8の下部を嵌挿する。この際に支柱8の下部の下端は環
状ナット4の上面に配置する。そして支柱8の下部と円
筒状芯材5をリベット9や溶接等により固着する。
8の下部を嵌挿する。この際に支柱8の下部の下端は環
状ナット4の上面に配置する。そして支柱8の下部と円
筒状芯材5をリベット9や溶接等により固着する。
〈考案の効果〉 本考案の支柱の取付け構造によれば、角度や方向が一
様でない傾斜を有する天端に対して支柱を取付ける円筒
状芯材を台座に隙間なくかつ垂直に一体固設できるの
で、この円筒状芯材を介して取付けられた支柱は垂直と
なりかつ取付強度も大きなものとなる。
様でない傾斜を有する天端に対して支柱を取付ける円筒
状芯材を台座に隙間なくかつ垂直に一体固設できるの
で、この円筒状芯材を介して取付けられた支柱は垂直と
なりかつ取付強度も大きなものとなる。
第1図は、本考案の実施例を説明する組立図、 第2図は、本考案の実施例を説明する分解図、 第3図(a)及び(b)は、第1図及び第2図に示した
台座を説明する正面図及び左側面図である。 1a……天端,3……台座,3a……支柱取付け側台座面,3b…
…天端側台座面,4……環状ナット,5……円筒状芯材,7…
…ボルト,8……支柱,10……凹状部,13,15……ボルト
孔。
台座を説明する正面図及び左側面図である。 1a……天端,3……台座,3a……支柱取付け側台座面,3b…
…天端側台座面,4……環状ナット,5……円筒状芯材,7…
…ボルト,8……支柱,10……凹状部,13,15……ボルト
孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−161339(JP,U) 特公 昭50−35737(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】建物内部側に傾斜が付された基礎の天端上
に台座を載置し、該台座上に配置した円筒状芯材を、ボ
ルトを介して基礎内のホールインアンカーに固着すると
ともに、該円筒状芯材に中空状の支柱下部を挿入して固
定する支柱の取付け構造において、 前記台座は、その支柱取付け側台座面が球面状に形成さ
れ、同天端側台座面が前記天端に付された傾斜に対応し
た傾斜が付されるとともに、 該天端側台座面には凹状部が形成され、その凹状部は、
前記支柱取付け側台座面の中央部に設けられた長孔状の
ボルト孔に連通し、 前記円筒状芯材は略中心方向にボルト孔が貫通され、そ
の下端外面には、下面が前記支柱取付け側台座面に当接
する環状ナットが螺合され、 前記円筒状芯材のボルト孔と、前記台座の長孔状ボルト
孔と凹状部とに貫通した定着ナットを、前記基礎内に設
けたホールインアンカーに螺着させたものであって、 前記支柱はその下部を前記円筒状芯材に挿入されるとと
もに、下部の下端を前記環状ナットの上面に配置して該
円筒状芯材と固着されてなることを特徴とする支柱取付
け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057319U JP2508955Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 支柱の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057319U JP2508955Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 支柱の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02148046U JPH02148046U (ja) | 1990-12-17 |
JP2508955Y2 true JP2508955Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31581916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989057319U Expired - Lifetime JP2508955Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 支柱の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508955Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052487A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Act Co Ltd | 自在固定装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2691508B2 (ja) * | 1994-03-25 | 1997-12-17 | スワン商事株式会社 | 手摺支柱立設装置 |
JP2012047006A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Nakanishi Koki:Kk | フェンスの支柱支持構造 |
JP5707437B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2015-04-30 | タキゲン製造株式会社 | フェンス用支柱及びその固定金具 |
JP5756846B2 (ja) * | 2013-11-28 | 2015-07-29 | タキゲン製造株式会社 | フェンス用支柱 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3797476A (en) * | 1973-03-19 | 1974-03-19 | A Tarcici | Solar heating device |
-
1989
- 1989-05-18 JP JP1989057319U patent/JP2508955Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052487A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Act Co Ltd | 自在固定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02148046U (ja) | 1990-12-17 |
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