JP3998331B2 - テ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム - Google Patents

テ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、コンピュ−タシステムにおいて補助記憶装置として用いられる磁気テ−プシステムにおいて、ヘッドのサ−ボ制御を行うために磁気テ−プ上に記録されて利用されるサ−ボパタ−ンを磁気テ−プに書き込み、かつ、書き込まれたサ−ボパタ−ンを検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気テ−プを用いて情報を記録する磁気テ−プ装置は、例えば、コンピュ−タシステムにおいて、情報を大量にかつ安価に記憶するために、広く普及している。この磁気テ−プは取扱いが容易なようにカ−トリッジに収容されて使用される。
【0003】
磁気テ−プには、小形のカ−トリッジにできるだけ大量の情報が記憶できるように高密度で記録されることが要求される。また、磁気テ−プは、予め定められた規定から外れた欠陥が除かれ、信頼性の高い記録ができることが必要である。
【0004】
磁気テ−プへの記録密度を向上させるために、例えば、特開平8−30942号公報に記載されているような記録方法が提案されている。この方法は、デ−タ領域(デ−タトラック)の他にテ−プの位置情報等からなるサ−ボ情報を、サ−ボパタ−ンと呼ばれる特定のパタ−ンとして書き込んだサ−ボパタ−ン領域(サ−ボトラック)を設けて、このサ−ボ情報によってヘッドの制御を行うものである。
【0005】
サ−ボパタ−ンは磁気テ−プの全長に亘って書き込まれ、情報を書き込んだり、読み出す場合に、このサ−ボパタ−ンを基準として、デ−タトラック上のヘッドの位置を制御するようにしている。これによって、情報の記録・再生を行う磁気テ−プ装置の機械的精度にかかわらず、ヘッドの位置を精密に制御できるので、情報の記録密度も向上させることができる。
【0006】
上述したサ−ボパタ−ンは、磁気テ−プ上の正確な位置に、かつ、所定の条件範囲で欠落がないように書き込まれ、デ−タトラックの記録位置や読取位置の制御が行われる。所定の条件範囲とは、例えば、サ−ボトラックが数本ある場合は同時に2本以上のサ−ボトラック上でサ−ボパタ−ンの欠落が1箇所でもあってはいけないとか、隣接するサ−ボトラック上で同時にサ−ボパタ−ンの欠落があってはいけないとかの条件である。
【0007】
磁気テ−プの正確な位置にサ−ボパタ−ンを書き込むために、例えば、特開平4−103006号公報に記載されているような書込方法が提案されている。この方法では、磁気テ−プの走行速度を測定し、この走行速度に合わせて、磁気テ−プの長尺方向に沿って情報のブロックの区切りを示す区切り信号を書き込むようにしている。これによって、磁気テ−プを駆動する駆動機構の精度に影響されることなく、正確な位置に区切り信号を書き込むことができる。
【0008】
また、カ−トリッジを製造する工程で、磁気テ−プの欠陥部分を除去するために、例えば、特開平7−105660号公報や特開昭63−228483号公報に記載されているようなカ−トリッジの製造方法が提案されている。
【0009】
情報の記録が正常にできない欠陥部分は磁気テ−プの製造過程で生じてしまうことが多いので、これらの方法においては、磁気テ−プをカ−トリッジに収容する前に、まず、磁気テ−プの欠陥部分の有無を調べ、欠陥部分の位置を特定する検査を行う。この検査は磁気テ−プの全長に亘って、検査用の信号を記録し、この後、検査用の信号を再生することによって行う。これによって、欠陥部分の位置を特定し、磁気テ−プをカ−トリッジに収容する前にこの欠陥部分を削除するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の検査方法では、特に、サ−ボパタ−ンが複数の種類のブロックパタ−ンを用いて書き込む場合には、サ−ボパタ−ンを書き込むと同時にこのサ−ボパタ−ンが正常であるか否か検証するのが困難であるという問題点があった。
【0011】
また、サ−ボトラックが複数ある場合には、各サ−ボトラックの再生用ヘッドが互いに垂直方向に正確に1列に揃っていないために、例えば、複数のサ−ボトラックで同時にサ−ボパタ−ンが欠落しているか否かの検証を行うことが困難であるという欠点もあった。
【0012】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の種類のブロックパタ−ンからサ−ボパタ−ンを作成する場合でも、サ−ボパタ−ンを書き込むと同時に、サ−ボパタ−ンが正常に書き込まれているか否かを確実に検証することができるテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムを提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明はサ−ボトラックが複数ある場合でも、複数のサ−ボトラック上のサ−ボパタ−ンの欠落状態を確実に検査することができるテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明はサ−ボパタ−ンが正確な位置に正確なパタ−ンで書き込まれたか否かの検証ができ、欠陥の位置の特定も正確にできるテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、テ−プに予め決められたパタ−ンに従って複数のトラックのサ−ボパタ−ンを同時に書き込み、書き込んだ前記サ−ボパタ−ンの書込結果を検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記テ−プの走行速度を検出し、前記テ−プの走行速度に対応したテ−プ走行速度検出信号を生成するテ−プ走行速度検出手段と、前記テ−プ走行速度検出信号に基づいて、前記テ−プの複数のトラックに書き込むべき前記サ−ボパタ−ンに対応したサ−ボパタ−ン書込信号を生成するサ−ボパタ−ン書込信号生成手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンを前記テ−プの複数のトラックに書き込む複数のサ−ボパタ−ン書込手段と、書き込まれた前記複数のトラックの前記サ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する複数のサ−ボパタ−ン読取手段と、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整すると共に、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記テ−プに書き込まれた前記サ−ボパタ−ンの欠陥を調べるサ−ボパタ−ン検証手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記パタ−ンの記録位置を特定して位置特定信号を生成し、前記位置特定信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定して判定信号を出力することを特徴とする。
【0019】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整し、前記テ−プ走行速度検出信号及び調整された前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記パタ−ンの記録位置を特定して位置特定信号を生成し、前記位置特定信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定して判定信号を出力することを特徴とする。
【0020】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記パタ−ンの記録位置を特定して位置特定信号を生成し、前記位置特定信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定して判定信号を出力し、前記判定信号に基づいて、前記判定信号の前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれによる時間差を調整することを特徴とする。
【0021】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項乃至のうちいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記制御手段は、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記テ−プに記録させることを特徴とする。
【0022】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記制御手段は、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン書込手段に、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記テ−プに記録させることを特徴とする。
【0023】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、テ−プに予め決められたパタ−ンに従って複数のトラックのサ−ボパタ−ンを同時に書き込み、書き込んだ前記サ−ボパタ−ンの書込結果を検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記テ−プの走行速度を検出し、前記テ−プの走行速度に対応したテ−プ走行速度検出信号を生成するテ−プ走行速度検出手段と、前記テ−プ走行速度検出信号に基づいて、前記テ−プの複数のトラックに書き込むべき前記サ−ボパタ−ンに対応したサ−ボパタ−ン書込信号を生成するサ−ボパタ−ン書込信号生成手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンを前記テ−プの複数のトラックに書き込む複数のサ−ボパタ−ン書込手段と、書き込まれた前記複数のトラックの前記サ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する複数のサ−ボパタ−ン読取手段と、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整すると共に、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記テ−プに書き込まれた前記サ−ボパタ−ンの欠陥を調べるサ−ボパタ−ン検証手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段を制御する制御手段と、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記テ−プに書き込むための検証結果記録用書込手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項乃至のうちのいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記制御手段には、デ−タを記憶媒体に記憶するための記憶手段が接続され、前記制御手段は、前記記憶手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記記憶媒体に記憶させることを特徴とする。
【0025】
上記課題を解決するために、請求項記載の発明は、請求項乃至のうちのいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記制御手段には、印刷手段が接続され、前記制御手段は、前記印刷手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記印刷手段に印刷させることを特徴とする。
【0026】
上記課題を解決するために、請求項10記載の発明は、請求項乃至のうちいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記制御手段から同一のクロック信号の供給を受け、該クロック信号に基づいて所定の信号処理を行うことを特徴とする。
【0027】
上記課題を解決するために、請求項11記載の発明は、テ−プに予め決められたパタ−ンに従って複数のトラックのサ−ボパタ−ンを同時に書き込み、書き込んだ前記サ−ボパタ−ンの書込結果を検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記テ−プの走行速度を検出し、前記テ−プの走行速度に対応したテ−プ走行速度検出信号を生成するテ−プ走行速度検出手段と、前記テ−プ走行速度検出信号に基づいて、前記テ−プの複数のトラックに書き込むべき前記サ−ボパタ−ンに対応したサ−ボパタ−ン書込信号を生成するサ−ボパタ−ン書込信号生成手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンを前記テ−プの複数のトラックに書き込む複数のサ−ボパタ−ン書込手段と、書き込まれた前記複数のトラックの前記サ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する複数のサ−ボパタ−ン読取手段と、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整すると共に、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記テ−プに書き込まれた前記サ−ボパタ−ンの欠陥を調べるサ−ボパタ−ン検証手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段を制御する制御手段とを備え、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれの調整は、前記複数のサ−ボパタ−ン書込手段が前記テ−プに測定用信号を記録し、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段が前記測定用信号を読み取り、前記制御手段が読取りの時間のずれを測定し、前記サ−ボパタ−ン検証手段が測定された測定結果を用いて時間調整することによって行われることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1によるサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの概略の構成を示すブロック図、図2は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの書込部及び読取部の構成並びに磁気テ−プの構成を示す平面図、図3は同磁気テ−プに書き込まれるサ−ボパタ−ンの一部を拡大して示す拡大図、図4は図3に示されたサ−ボパタ−ンを構成するブロックパタ−ンの一つを拡大して示す拡大図、図5は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの制御部の構成を示すブロック図、図6は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの走行速度検出部の構成を示すブロック図、図7は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの書込信号生成部の構成を示すブロック図、図8は書込部に供給される書込信号(電流波形)を模式的に示す波形図、図9(a)は、図2のA部を拡大して示す拡大図、同図(b)は図2のB部を拡大して示す拡大図、同図(c)は図2のC部を拡大して示す拡大図、図10は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの検証部の構成を示すブロック図、図11は同検証部の第1〜第5検証回路の構成を示すブロック図、図12は同検証部の再生回路の構成を示すブロック図、図13(a)は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの読取部の構成を示す平面図であって、各ギャップの位置のずれを説明するための図、同図(b)は同検証部の時間調整部における調整方法を説明するための説明図、図14は同時間調整部で設定される調整時間の測定方法を説明するための説明図、図15は同再生回路の動作を説明するための図であって、同図(a)は同読取部のヘッドからの出力信号を増幅した後の波形を示す波形図、同図(b)は同再生回路のコンパレ−タからの出力信号を示す波形図、図16は同検証部のフレ−ム信号生成回路の動作を説明するためのタイムチャ−ト、図17は同検証部のゲ−ト信号生成回路及び判定回路の動作を説明するためのタイムチャ−ト、図18は同検証部の判定部における判定結果の一例を示す図、図19は磁気テ−プの巻取り完了時に同判定結果を記録する方法を説明するための説明図である。
【0030】
図1において、11はサ−ボ情報がサ−ボパタ−ンとして書き込まれる磁気テ−プ、12は供給リ−ル、13は巻取リ−ル、2は構成各部を制御すると共に各種演算を行う制御部(制御手段、サ−ボパタ−ン検証手段)、3は磁気テ−プ(テ−プ)11を供給リ−ル12から巻取リ−ル13へ向けて所定の速度で送るテ−プ送り部、4は磁気テ−プ11の走行速度を検出してテ−プ速度検出信号(テ−プ走行速度検出信号)を生成するテ−プ走行速度検出部(テ−プ走行速度検出手段)、5は制御部2からの指令に従って所定のサ−ボパタ−ン書込信号を生成する書込信号生成部(サ−ボパタ−ン書込信号生成手段)、6は書込信号生成部5から出力されたサ−ボパタ−ン書込信号に対応したサ−ボパタ−ンを磁気テ−プ11に書き込む書込部(サ−ボパタ−ン書込手段)、7は書込部6の下流側に配置され、磁気テ−プ11に書き込まれたサ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する読取部(サ−ボパタ−ン読取手段)、8はサ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、サ−ボパタ−ンが正しく書き込まれたか否かを検証する検証部(サ−ボパタ−ン検証手段)である。
【0031】
この実施の形態1のサ−ボパタ−ン書込・検証装置は、例えば、コンピュ−タの外部記憶装置として用いられるテ−プデバイス用の磁気テ−プをカ−トリッジに巻き取る前に、サ−ボ制御に利用するためのサ−ボパタ−ンを書き込むと共に、サ−ボパタ−ンが正しく書き込まれたかどうか検査し、欠陥のない状態でカ−トリッジに収めるために、用いられる。
【0032】
図2に示すように、磁気テ−プ11は、例えば、略12.7mmの幅を有し、サ−ボパタ−ンが書き込まれるサ−ボトラック111〜115と実際のデ−タが記録されるデ−タトラック116〜119とからなっている。各デ−タトラック116(117〜119)はさらに狭いトラックに細分されている。また、サ−ボパタ−ンは、図3に示すように、後述する書込部6のギャップ61a〜65aの形状に対応して、全体として略シェブロン(chevron )形状に形成されたブロックパタ−ン(パタ−ン)91,91,…とブロックパタ−ン(パタ−ン)92,92,…とからなっている。
【0033】
さらに、ブロックパタ−ン91は、図4に示すように、ブロックパタ−ン91の左部を構成し、垂直線に対して時計周り方向に所定の角度で傾斜したストライプ状のパタ−ン911と、ブロックパタ−ン91の右部を構成し、反時計周り方向に所定の角度で傾斜し、パタ−ン911と対称なストライプ状のパタ−ン912とからなり、これら左右のパタ−ン911,912が、脚が下方に広がるが如く配置され、全体として頂部が欠けたシェブロン形状に形成されてなっている。
【0034】
パタ−ン911、パタ−ン912はそれぞれ線状に磁化された線状磁化領域911a〜911e、線状磁化領域912a〜912eからなっている。ここで、各線状磁化領域911a(912a),911b(912b),…の傾斜角は、テ−プのフォ−マットの規格で決められた角度であって、例えば、垂直線に対して時計周り方向に略6゜(反時計周り方向に略6゜)となっている。
【0035】
また、ブロックパタ−ン92の構成は、線状磁化領域の数が左右それぞれ4本である以外はブロックパタ−ン91と同様である。
【0036】
制御部2は、図5に示すように、調整時間測定モ−ド、サ−ボパタ−ン検証モ−ドの各動作モ−ドで、装置各部を所定のプログラムに従って制御したり、必要な演算や判断を行うCPU21と、各種演算や制御を行うためのプログラムが格納されたROM22と、例えば、演算結果等を一時記憶するRAM23とからなっている。
【0037】
ROM22には、例えば、調整時間測定モ−ドにおける調整時間測定の手順が記述された調整時間測定プログラムや、サ−ボパタ−ン検証モ−ドにおける判定手順が記述された判定プログラム等が格納されている。
【0038】
RAM23には、例えば、後述する検証デ−タや測定された調整時間等が記憶される。
【0039】
テ−プ走行速度検出部4は、図6に示すように、磁気テ−プ11の走行に追従して回転し、円盤にスリットが多数刻まれてなるフォトエンコ−ダ41と、フォトエンコ−ダ41の回転に伴う光の遮断/通過を検知して回転速度すなわち磁気テ−プ11の走行速度に応じた検出信号を出力するフォトセンサ42と、フォトセンサ42からの検出信号の位相と後述する分周回路の出力信号の位相とを比較する位相比較回路43と、位相比較回路43の出力信号を電圧信号に変換する低域通過フィルタ44と、低域通過フィルタ44の出力電圧に応じた周波数のクロック信号を出力する電圧制御発振回路45と、電圧制御発振回路45から出力されたクロック信号の周波数を分周して位相比較回路43に入力する分周回路46とからなっており、磁気テ−プ11の走行速度に応じた周波数のクロック信号を出力し、書込信号生成部5や検証部8に供給する。
【0040】
書込信号生成部5は、図7に示すように、書込信号(電流信号)のパタ−ン(図8参照)を作成するパタ−ン生成回路51と、パタ−ン生成回路51の出力を増幅して書込部6に供給する書込駆動回路52と、パタ−ン生成回路51内で作成された書込信号のパタ−ンを、デ−タの内容に応じて変調するデ−タ生成回路53とからなっている。
【0041】
ここで、パタ−ン生成回路51が作成する書込信号の周期はテ−プ走行速度検出部4から出力されたクロック信号に従う。また、デ−タ生成回路53によって変調される書込信号のパタ−ンはパルスの幅または位置等である。また、書込部6はギャップ61a〜65a(図2参照)から同時に磁気テ−プ11に磁界を与える。なお、図7において、61〜65は書込部6のヘッド本体である。
【0042】
書込信号生成部5からは、例えば図8に示すような5つの連続したパルスa1 ,a2 ,a3 ,a4 ,a5 が送出され、ブロックパタ−ン91が書き込まれる。同様に、4つの連続したパルスが送出されることによりブロックパタ−ン92が書込まれる。図中の時間tp はブロックパタ−ン91の長さに対応する。
【0043】
ここで、パルスa1 を基準として、パルスa2 〜a5 の位置やパルス幅を情報に応じて変調することにより、ブロックパタ−ン91,92の組み合わせで情報を表現することができる。情報とは、例えば、磁気テ−プ11の位置情報を連続した数字で表す位置情報等である。
【0044】
また、図2に示すように、書込部6は前面6Aに、サ−ボトラック111〜115にそれぞれサ−ボパタ−ンを書き込むための、ギャップ61a〜65aと、対応するヘッド本体(サ−ボパタ−ン書込手段、図7参照)61〜65とを有している。
【0045】
また、図9(a)に示すように、各ギャップ61a(62a〜65a)は、左右1対の、それぞれ、垂直線に対して時計周り方向に、線状磁化領域911a,911b,…の傾斜角と同じ角度で傾斜したギャップと、反時計周り方向に、線状磁化領域912a,912b,…の傾斜角と同じ角度で傾斜したギャップとからなり、これら左右のギャップが、脚が下方に広がるが如く垂直線に対して対称に配置され、頂部が欠けたシェブロン形状をなしている。これらのギャップ61a〜65aは、例えば、光学写真の方式で形成され、その寸法や位置の精度は光学写真の精度に従う。
【0046】
読取部7は、図2に示すように、書き込まれたサ−ボパタ−ンのうちブロックパタ−ン91,92の左部を読み取るための第1読取部71と、ブロックパタ−ン91,92の右部を読み取るための第2読取部72とからなり、第1読取部71、第2読取部72はそれぞれサ−ボトラック111〜115に書き込まれたパタ−ンを読むためのヘッド(サ−ボパタ−ン読取手段)711〜715,721〜725を有している。また、ヘッド711〜715,721〜725はそれぞれギャップ711a〜715a,721a〜725aを有している。
【0047】
各ギャップ711a(712a〜715a)は、図9(b)に示すように、垂直線に対して時計周り方向に、線状磁化領域911a,911b,…の傾斜角と同じ角度で傾斜したギャップであり、書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち、垂直線に対して時計周り方向に傾斜したパタ−ンを読み取るために用いられる。また、各ギャップ721a(722a〜725a)は、同図(c)に示すように、反時計周り方向に、線状磁化領域912a,912b,…の傾斜角と同じ角度で傾斜したギャップであり、書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち、垂直線に対して反時計周り方向に傾斜したパタ−ンを読み取るために用いられる。
【0048】
検証部8は、図10に示すように、第1読取部71から出力されたサ−ボパタ−ン読取信号を処理する第1検証ブロック81と、第2読取部72から出力されたサ−ボパタ−ン読取信号を処理する第2検証ブロック82とからなり、さらに、第1検証ブロック81は、それぞれ、ヘッド711〜715に対応した第1検証回路811〜第5検証回路815からなっている。また、同様に第2検証ブロック82は、第1検証回路821〜第5検証回路825からなっている。
【0049】
第1検証回路811は、図11に示すように、ヘッド711によって再生された信号の波形を整形するための再生回路811aと、再生回路811aの出力信号を所定の時間遅延させて出力するレジスタ811bと、レジスタ811bの遅延時間を設定するためのレジスタ制御回路811cと、各ブロックパタ−ンに対応したパルス列(レジスタ出力信号)に同期してフレ−ム信号を出力するフレ−ム信号生成回路811dと、フレ−ム信号に基づいて判定の基準となるゲ−ト信号を出力するゲ−ト信号生成回路811eと、ゲ−ト信号に基づいてレジスタ811bから出力された信号が正しいか否かを判定して判定信号を出力する判定回路811fとからなっている。
【0050】
ここで、レジスタ811bとレジスタ制御回路811cとによって、予め設定された時間だけ遅延させて時間調整するための時間調整部811Aが構成されている。また、フレ−ム信号生成回路811dとゲ−ト信号生成回路811eとによって、ブロックパタ−ンの位置を特定しゲ−ト信号を生成する位置特定部811Bが構成されている。また、この位置特定部Bと判定回路811fとによって判定部811Cが構成されている。
【0051】
また、レジスタ制御回路811c、判定回路811fは制御部2によって制御され、レジスタ制御回路811c、フレ−ム信号生成回路811dと、ゲ−ト信号生成回路811eは、テ−プ走行速度検出部4からのクロック信号に従って動作する。
【0052】
また、再生回路811aは、図12に示すように、ヘッド711からのサ−ボパタ−ン読取信号を増幅するヘッドアンプ811pと、ヘッドアンプ811pの出力波形の振幅を調整する自動利得調整アンプ811qと、基準電圧入力端子811sから入力された予め設定された基準電圧と自動利得調整アンプ811qの出力波形とを比較し、比較結果を出力するコンパレ−タ811rとからなっている。
【0053】
レジスタ811bは、再生回路811aからの再生回路出力信号を所定の時間遅延させてパルス列を含むレジスタ出力信号として出力する。例えば、5本の線状磁化領域911a〜911eからなるパタ−ン911は、第1読取部71によって読み取られた後、レジスタ811bからは、5つのパルスからなるパルス列として出力される。
【0054】
なお、第2検証回路812〜第5検証回路815も、それぞれ第1検証回路811と同様の構成となっている。また、第2検証ブロック82は、第1検証ブロック81と同様の構成となっている。
【0055】
ここで、レジスタ制御回路811c(812c〜815c,821c〜825c)において設定される上述した遅延時間について説明する。
【0056】
例えば、読取部7の第1読取部71のヘッド711〜715に対応するギャップ711a〜715aは、詳細に見ると、製作精度の都合上、図13(a)に示すように、これらの水平位置p1 〜p5 が、磁気テ−プ11の長尺方向にずれており、縦方向(磁気テ−プ11の幅方向)に一列に揃っていない。
【0057】
このために、磁気テ−プ11からサ−ボパタ−ンを読み取った場合に、ある時刻における各ヘッドの読取位置にずれが発生する。このずれは、読取部7の製作精度に依存し、個々の読取部によって全て異なる。読取位置のずれは、サ−ボトラックが複数のトラックで構成されているときに、あるサ−ボトラックと他のサ−ボトラックの欠陥の位置関係を検証するときの障害となる。
【0058】
そこで、上述した時間調整部811A(812A〜815A,821A〜825A)では、設定された所定の時間遅延される。
【0059】
すなわち、図13(b)に示すように、レジスタ制御回路811c〜815cで、それぞれ、ギャップ711a〜715aの位置のばらつきに応じた所定の調整時間t11〜t15を設定する。例えば、サ−ボトラック111〜115において磁気テ−プ11の長尺方向に同位置に(幅方向に揃えて)書き込まれたパタ−ンが読み込まれ、パルス列(レジスタ出力信号)b1 〜b5 として出力された場合、パルス列の発生時刻が時刻t0 で揃うように、それぞれ調整時間t11〜t15遅延させて、パルス列c1 〜c5 を得るようにする。
【0060】
上述した調整はレジスタ制御回路821c〜825cにおいても同様に行われる。
【0061】
上記調整時間は、後述するように、サ−ボパタ−ンの検証に先だって予め測定され、制御部2において記憶され検証時に用いられる。
【0062】
次に、本発明に係るサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの動作について説明する。この実施の形態1に係るサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムによって、サ−ボパタ−ンの検証を行うにあたっては、まず、レジスタ制御回路811c〜815c,821c〜825cで、それぞれ、ギャップ711a〜715a,721a〜725aの位置のばらつきに応じた必要な調整時間を測定する必要がある。
【0063】
そこで、電源投入後、図示せぬモ−ド切替スイッチを操作して、動作モ−ドを調整時間測定モ−ドとする。
【0064】
次に、レジスタ制御回路811c〜815c,821c〜825cにおいて調整時間を全て「0」に初期設定する。そして、制御部2は制御信号を書込信号生成部5へ送って、図14に示すように、1つのパルスx10のみからなる書込信号x1 を発生させる。
【0065】
これによって、左右1本ずつのの磁化パタ−ンからなるサ−ボパタ−ンが書込部6によって、サ−ボトラック111〜115に書き込まれる。このサ−ボパタ−ンは読取部7によって読み取られ、サ−ボパタ−ン読取信号が検証部8に送られる。例えば、ヘッド711はサ−ボトラック111に書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち時計周りに傾斜した1本の線状磁化領域からなるパタ−ンを読み取って、第1検証回路811の再生回路811aへサ−ボパタ−ン読取信号を送る。
【0066】
再生回路811aにおいては、まず、読取信号がヘッドアンプ811p、自動利得調整アンプ811qによって増幅されて、図15(a)に示すような波形を得る。コンパレ−タ811rでは、同図(b)に示すように、自動利得調整アンプ811qからの出力を予め定められた基準電圧Vref と比較して、基準電圧Vref を越えた場合のみ、「H」状態となるデジタルの再生回路出力信号を出力する。
【0067】
この再生回路出力信号は時間調整部811Aへ送られ、今はレジスタ制御回路811cにおいて設定されている調整時間は「0」であるので、レジスタ811bにおいては遅延されることなく、図14に示すように、レジスタ811bから1つのパルスy10を含むレジスタ出力信号y1 を得る。同様に、レジスタ812b〜815bからも、それぞれ、1つのパルスy20〜y50を含むレジスタ出力信号y2 〜y5 を得る。
【0068】
制御部2は、書込信号x1 のパルスx10を発生させた時刻を起点にパルスy10〜y50の発生時刻t1 〜t5 を計時しておき、所定の時刻t0 との差を演算し、この差を調整時間t11〜t15としてRAM23に記憶する。上記測定はレジスタ制御回路821c〜825cに設定される調整時間についても行われる。
【0069】
なお、こうして決定された調整時間は、1度決定されれば第1読取部71や第2読取部72の部品の交換、磁気テ−プ11の種類や張力の変更等によらないかぎり、再測定の必要はない。
【0070】
また、この調整時間測定モ−ドにおいては、この他、例えば、再生回路811a,812a,…の調整等、サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム全体の設定も行われる。
【0071】
次に、装置の動作モ−ドをサ−ボパタ−ン検証モ−ドとし、検証動作を開始する。
【0072】
書込信号生成部5は、制御部2から送出された制御信号に基づき、所定のサ−ボパタ−ン書込信号を生成して書込部6へ出力し、書込部6はサ−ボパタ−ン書込信号に対応したサ−ボパタ−ンを磁気テ−プ11に書き込む。このサ−ボパタ−ンは読取部7によって読み取られ、サ−ボパタ−ン読取信号が検証部8に送られる。例えば、ヘッド711はサ−ボトラック111に書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち時計周りに傾斜したパタ−ン(線状磁化領域911a〜911e等)を読み取って、第1検証回路811の再生回路811aへ読取信号を送る。
【0073】
再生回路811aにおいては、まず、読取信号がヘッドアンプ811p、自動利得調整アンプ811qによって増幅されて、サ−ボパタ−ンのうち1本の線状磁化領域については、図15(a)に示すような波形を得る。コンパレ−タ811rでは、同図(b)に示すように、自動利得調整アンプ811qからの出力を予め定められた基準電圧Vref と比較して、基準電圧Vref を越えた場合のみ、「H」状態となるデジタルの再生回路出力信号を出力する。
【0074】
この再生回路出力信号は時間調整部811Aへ送られ、レジスタ811bにおいて、調整時間測定モ−ドで予め測定され、レジスタ制御回路811cで設定された所定の時間遅延される。
【0075】
レジスタ811bからのレジスタ出力信号f1 (図16参照)は位置特定部811Bのフレ−ム信号生成回路811dへ送られる。
【0076】
フレ−ム信号生成回路811dは、図16に示すように、同期開始信号gが「H」に変化する時刻tg0から同期検出動作を開始する。フレ−ム信号生成回路811dは同期検出動作を開始すると、例えば、5つのパルスが連続するパルス列を探し始める。
【0077】
レジスタ出力信号f1 においては、同期検出動作開始後、最初の5つのパルスが連続するパルス列f11が出現し、この後、パルス列f12,f13,f14に示すように、4列、5列のパルス列が交互に現れる。
【0078】
ここで、例えば、パルス列f11の5つのパルスは、サ−ボトラック111に書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち、ブロックパタ−ン91の時計周りに傾斜した5本の線状磁化領域911a〜911eに対応している。また、パルス列f12の4つのパルスは、ブロックパタ−ン92の時計周りに傾斜した4本の線状磁化領域に対応している。
【0079】
フレ−ム信号生成回路811dは、例えば、パルス列f11の終りで目標の信号を捕捉したことを示す同期表示信号h1 を発生し、この後、パルス列f12(f13,f14,…)の最初のパルスの立上がりと同時に、「H」状態となるフレ−ム信号k1 を発生し、ゲ−ト信号生成回路811eに出力される。フレ−ム信号k1 はこれらレジスタ821bから出力されたパルス列f12,f13,f14,…に同期して発生するパルスk12,k13,…を含む。
【0080】
フレ−ム信号生成回路811dは、テ−プ走行速度検出部4から出力されるクロック信号に周期を対応させて、フレ−ム信号k1 を生成する。一方、書込信号生成部5もテ−プ走行速度検出部4から出力されるクロック信号を参照して書込信号を生成しているので、フレ−ム信号k1 は一度レジスタ出力信号f1 に同期すると、システムが停止するまで同期し続ける。
【0081】
同様にして、サ−ボトラック111に書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち、反時計周りに傾斜したパタ−ン(線状磁化領域912a〜912e等)が、ヘッド721によって読み取られて、この読取信号が第2検証ブロック82の第1検証回路821へ送られ、再生回路821aにおいてデジタル信号に変換され、レジスタ821bにおいて遅延された後、レジスタ出力信号f2 がフレ−ム信号生成回路821dへ送られる。
【0082】
ここで、例えば、パルス列f21の5つのパルスは、サ−ボトラック111に書き込まれたサ−ボパタ−ンのうち、ブロックパタ−ン91の反時計周りに傾斜した5本の線状磁化領域912a〜912eに対応している。また、パルス列f22の4つのパルスは、ブロックパタ−ン92の時計周りに傾斜した4本の線状磁化領域に対応している。
【0083】
レジスタ出力信号f2 は、5列、4列のパルス列がパルス列f21,f22,f23,f24のように現れる。フレ−ム同期回路821dは、例えば、パルス列f22の終端で目標の信号を捕捉したことを示す同期表示信号h2 を発生し、この後、パルス列f22(f23,f24,…)の最初のパルスの立上がりと同時に、「H」状態となるフレ−ム信号k2 を発生し、ゲ−ト信号生成回路821eに出力される。
【0084】
なお、図16に示すように、フレ−ム信号k1 とフレ−ム信号k2 とは時間的にずれているが、このずれは、第1読取部71、第2読取部72のギャップ711,721の位置の違いに相当している。フレ−ム信号k1 ,k2 の時間差はレジスタ制御回路811c,821cにおける設定によってずらすことができる。
【0085】
ゲ−ト信号生成回路811e,821eは、図17に示すように、それぞれ、フレ−ム信号k1 ,k2 に基づいて、ゲ−ト信号m1 ,m2 を出力する。ゲ−ト信号m1 ,m2 はパルス列f15,f16,…,f25,f26,…の時間幅よりもやや広い時間幅を有する信号である。
【0086】
判定回路811f(821f)は、ゲ−ト信号m1 (m2 )に基づいて、パルス列f15,f16,…(f25,f26,…)の欠落等の欠陥を検出する。判定回路811f(821f)は、ゲ−ト信号m1 (m2 )のゲ−ト時間内にパルス列f15,f16,…(f25,f26,…)のパルス数を計数し、例えば、図17に示すように、パルス列f15,f16,f17のうち、パルス列f17の1,2番目のパルスf171 ,f172 が欠落しているときは、計数したパルス数と予め知られた正しいパルス数(ゲ−ト時間内に5つのパルスが連続して発生するパタ−ン)とを比較してこの欠落を検出し、ゲ−ト信号m1 のパルス列f17に対応するパルスm17の立ち下がり時に、判定信号n1 を「H」として、パルスn17を生成する。
【0087】
同様に、同図に示すように、パルス列f25,f26,f27のうち、パルス列f25の4番目のパルスf254 が欠落しているときは、ゲ−ト信号m2 のパルス列f25に対応するパルスm25の立ち下がり時に、判定信号n2 を「H」として、パルスn25を生成する。また、パルス列f26のように、パルス数は正確であっても、例えば、磁気テ−プ11の走行状態の乱れ等のために、書込位置が正しい位置からずれて、これに伴ってパルスの発生が遅れた場合も、このずれを検出して、ゲ−ト信号m2 のパルス列f26に対応するパルスm26の立ち下がり時に、判定信号n2 を「H」として、パルスn26を発生する。
【0088】
なお、上記判定結果は逐次制御部2のRAM23内に設けられた検証デ−タ格納エリアに格納される。ここには、例えば、図18に示すように、磁気テ−プ11上の欠陥が生じた位置et1 ,et2 ,…と、対応する判定内容ev1 ,ev2 ,…が記憶される。そして、磁気テ−プ11の検証が全長に亘って略完了し、巻取リ−ル13に巻き取られようとする時点で、上記検証デ−タ格納エリアに格納された検証デ−タは、図19に示すように、磁気テ−プ11のサ−ボトラックの終端部11aに書込部6によって書き込まれる。
【0089】
巻き取られたリ−ル1巻分の磁気テ−プ11からは、図示せぬ巻取装置によって所定の長さで、例えば、カ−トリッジ10個分に巻き直される。この際、終端部11aに記録された検証デ−タは、カ−トリッジに巻き取られるとき、まず最初に上記巻取装置によって、制御情報として読み込まれて、予め設定された条件に対応した欠陥がカ−トリッジに巻き取られる前に、欠陥箇所を削除し廃棄するようにする。こうして、正確にサ−ボパタ−ンが書き込まれた欠陥のないカ−トリッジが得られる。
【0090】
以上説明したように、本実施の形態1によれば、位置特定部811B(812B〜815B,821B〜825B)によって、サ−ボパタ−ンを構成する複数のブロックパタ−ン91,92,…が書き込まれている磁気テ−プ11上の各位置を特定し、判定回路811f(812f〜815f,821f〜825f)によってサ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定するよう構成したので、サ−ボパタ−ンが正確な位置に正確なパタ−ンで書き込まれた否かの検証ができ、欠陥の位置の特定も行うことができる。
【0091】
また、テ−プ走行速度検知部4が磁気テ−プ11の走行速度を検知してテ−プ走行速度検知信号を生成し、このテ−プ走行速度検知信号に基づいて、書込信号生成部5はサ−ボパタ−ン書込信号を生成し、かつ、検証部8はサ−ボパタ−ンの検証を行うように構成したので、サ−ボパタ−ンの書込みも検証もテ−プの走行速度に関係なく正確に行うことができる。例えば、ブロックパタ−ン91やブロックパタ−ン92のパタ−ンの寸法や相対距離はテ−プの走行速度に関係なく正確に書き込まれる。また、それ故、例えば、テ−プ送り部3の精度が多少悪くても正確なサ−ボパタ−ンの書込み及び検証が可能となる。
【0092】
また、磁気テ−プ11の複数のサ−ボトラックについて、判定回路は、各サ−ボトラックに記録されたサ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定し、位置特定部811B(812B〜815B,821B〜825B)によって特定された位置における各欠陥状態の間の関係に基づいて、判定を行うように構成したので、例えば、磁気テ−プ11上の同一位置での複数トラックのサ−ボパタ−ンの同時欠落等の判定も、正確かつ確実に行うことができる。
【0093】
また、磁気テ−プ11の複数のサ−ボトラックについて、時間調整部811A(812A〜815A,821A〜825A)が、複数のヘッドによって読み取られた各サ−ボパタ−ンのサ−ボパタ−ン読取信号をそれぞれ所定の時間遅延させて、製作時の精度上避けられない各ヘッド同士の相対的位置のずれを補償するように構成したので、例えば、複数トラックのサ−ボパタ−ンの同時欠落等の判定も、一段と正確かつ確実に行うことができる。また、それ故に、一段と高密度で記録することが可能となる。
【0094】
実施の形態2.
図20は本実施の形態2によるサ−ボパタ−ン書込・検証装置の検証部の構成を示すブロック図である。
【0095】
本実施の形態2が上述の実施の形態1と大きく異なるところは、図20に示すように、第1検証ブロック83、第1検証ブロック84について、それぞれ、1つの位置特定部836B,846Bを設けて共通とした点である。
【0096】
例えば、各サ−ボトラックに同一のサ−ボパタ−ンを書き込む場合には、図20に示すように、第1検証ブロック83では、位置特定部811B〜815Bに代えて、第1検証回路811〜第5検証回路815について共通の位置特定部836Bを、第2検証ブロック84では、位置特定部821B〜825Bに代えて、第1検証回路821〜第5検証回路825について共通の位置特定部846Bを設ける。
【0097】
例えば、第1検証ブロック83では、各サ−ボトラックに同一のサ−ボパタ−ンが書き込まれていても、各ヘッドのギャップのずれによって、再生回路811a〜815aからの出力信号のタイミングはずれているが、レジスタ制御回路811b〜815bにおいて、それぞれ所定の調整時間を設定することによって、各レジスタ出力信号のタイミングは揃えることができる。
【0098】
従って、各判定回路811f〜815fは共通の位置特定部836Bで生成されたゲ−ト信号に基づいて判定ができる。このことは第2検証ブロック84においても同様である。
【0099】
以上のようにすることで、構成を簡素化しコストを低減することができる。
【0100】
実施の形態3.
図21は本実施の形態3によるサ−ボパタ−ン書込・検証装置の検証部の構成を示すブロック図である。
【0101】
本実施の形態3が上述の実施の形態1と大きく異なるところは、図21に示すように、第1検証ブロック85(第2検証ブロック86)において、時間調整部811A〜815A(821A〜825A)と判定部811C〜815C(821C〜825C)とを入れ替えて構成した点である。
【0102】
図21に示すように、例えば、ヘッド711からの再生信号は、再生回路811aで波形整形され、判定部811Cで判定された後に、時間調整部811Aで時間調整される。ここで、時間調整部811Aは、基準時刻発生回路857によって供給される基準となる計時信号を参照して判定信号の時間調整を行うようにする。
【0103】
基準時刻発生回路857は、テ−プ走行速度検出部4が出力するクロック信号のパルス数を計数し、磁気テ−プ11の位置に対応した計時信号を生成する。時間調整部811Aには、調整時間測定モ−ドにおいて予め得られた、計時信号によって知られる基準時刻とヘッド711のギャップ711a位置に対応する時刻との差が設定される。
【0104】
制御部2は、判定部811Cの判定信号、時間調整部811Aの上記設定値、及び基準時刻発生回路857の情報に基づいて、図18に示すような検証デ−タを作成するようにしても良い。
【0105】
以上の時間調整部と判定部との入替えについて、第1検証ブロック85の第1検証回路811を例に述べたが、第2検証回路812〜第5検証回路815についても同様である。なお、基準時刻発生回路857は、第1検証回路811〜第5検証回路815に対して共通に用いることができる。また、第2検証ブロック86についても第1検証ブロック85と同様にして時間調整部と判定部とを入れ替え、時間調整部821Aへは、基準時刻発生回路867から計時信号を供給するようにすることができる。
【0106】
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではない。例えば、上述した各実施の形態においては、特に時間調整部811A,812A,…及び判定部811C,812C,…をハ−ドウエア構成としたが、これらの全部または一部をソフトウエア構成で置き換えても良い。
【0107】
また、制御部2に、例えば、フロッピィディスクドライバを接続することにより、RAM23に格納された検証デ−タをフロッピィディスクに記録することができるし、他の記録媒体を選択することも可能である。さらに、制御部2に収録した検証デ−タは、図1に示したテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの次の工程であるテ−プのカ−トリッジへの装填工程へ通信手段によって送付するようにしても良い。
【0108】
また、制御部2にプリンタを接続して、検証デ−タを印刷することができる。プリンタによって検証デ−タを印刷する場合に、デ−タを電子的に読取り可能なように記号化すれば、検証の完了したテ−プをカ−トリッジケ−スに装填する工程で、テ−プの欠陥部分を除去するために、検証デ−タを有効に利用することができる。
【0109】
また、上述した各実施の形態においては、RAM23内に格納された検証デ−タを磁気テ−プ11のサ−ボパタ−ンの終端部11aに書込部6によって書き込む場合について述べたが、図22に示すように、検証デ−タ書き込み専用の検証デ−タ書込部6aを設けて、これによって、検証デ−タを書き込むように構成しても良い。
【0110】
この検証デ−タ書込み専用の検証デ−タ書込部6aは、図2に示した書込部6のギャップ61a〜65aの形状とは異なり、テ−プ11の走行方向に直角のギャップを持つヘッドで良い。また、この検証デ−タ書込み専用の検証デ−タ書込部6aのトラック幅は、テ−プ11の全幅を使用しても良いし、一部だけを使用しても良い。
【0111】
また、必要に応じて各調整時間を計測するようにしたが、予め計測された各調整時間をROM22に記憶させておいて、このデ−タを利用するようにしても良い。
【0112】
また、例えば、装置の電源投入と同時に自動的に調整時間測定モ−ドに移行して、各調整時間測定を計測後デ−タを記憶し、サ−ボパタ−ン検証モ−ドへの切替えをして、検証動作開始の指示を待機するように構成するようにしても良い。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サーボパターン検証手段によって、サ−ボパタ−ンを構成する複数のパタ−ンが書き込まれているテ−プ上の各位置を特定し、サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定するよう構成したので、サ−ボパタ−ンが正確な位置に正確なパタ−ンで書き込まれた否かの検証ができ、欠陥の位置の特定も行うことができる。
【0114】
また、テ−プ走行速度検知手段がテ−プの走行速度を検知してテ−プ走行速度検知信号を生成し、このテ−プ走行速度検知信号に基づいて、サ−ボパタ−ン書込信号生成手段はサ−ボパタ−ン書込信号を生成し、かつ、サーボパターン検証手段はサ−ボパタ−ンの欠陥を調べるように構成したので、サ−ボパタ−ンの書込みも検証もテ−プの走行速度に関係なく正確に行うことができる。また、それ故、例えば、テ−プ送り手段の精度が多少悪くても正確なサ−ボパタ−ンの書込み及び検証が可能となる。
【0115】
また、本発明によれば、テ−プに複数のトラックが設けられている場合に、サーボパターン検証手段は、各トラックに記録されたサ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定し、特定されたパタ−ンの記録位置における複数のサ−ボパタ−ンの欠陥状態の間の関係に基づいて、判定を行うように構成したので、例えば、テ−プ上の同一位置での複数トラックのサ−ボパタ−ンの同時欠落等の判定も、正確かつ確実に行うことができる。
【0116】
また、本発明によれば、テ−プに複数のトラックが設けられている場合に、サーボパターン検証手段が、複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整するように構成したので、例えば、複数トラックのサ−ボパタ−ンの同時欠落等の判定も、一段と正確かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの概略の構成を示すブロック図である。
【図2】同サ−ボパタ−ン書き込み・検証システムの書込部及び読取部の構成並びに磁気テ−プの構成を示す平面図である。
【図3】同磁気テ−プに書き込まれるサ−ボパタ−ンの一部を拡大して示す拡大図である。
【図4】図3に示されたサ−ボパタ−ンを構成するブロックパタ−ンの一つを拡大して示す拡大図である。
【図5】同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの走行速度検出部の構成を示すブロック図である。
【図7】同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの書込信号生成部の構成を示すブロック図である。
【図8】同書込部に供給される書込信号(電流波形)を模式的に示す波形図である。
【図9】同図(a)は、図2のA部を拡大して示す拡大図、同図(b)は図2のB部を拡大して示す拡大図、同図(c)は図2のC部を拡大して示す拡大図である。
【図10】同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの検証部の構成を示すブロック図である。
【図11】同検証部の第1〜第5検証回路の構成を示すブロック図である。
【図12】同検証部の再生回路の構成を示すブロック図である。
【図13】同図(a)は同サ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの読取部の構成を示す平面図であって、各ギャップの位置のずれを説明するための図、同図(b)は同検証部の時間調整部における調整方法を説明するための説明図である。
【図14】同時間調整部で設定される調整時間の測定方法を説明するための説明図である。
【図15】同再生回路の動作を説明するための図であって、同図(a)は同読取部のヘッドからの出力信号を増幅した後の波形を示す波形図、同図(b)は同再生回路のコンパレ−タからの出力信号を示す波形図である。
【図16】同検証部のフレ−ム信号生成回路の動作を説明するためのタイムチャ−トである。
【図17】同検証部のゲ−ト信号生成回路及び判定回路の動作を説明するためのタイムチャ−トである。
【図18】同検証部の判定部における判定結果の一例を示す図である。
【図19】同磁気テ−プの巻取り完了時に同判定結果を記録する方法を説明するための説明図である。
【図20】本発明の実施の形態2によるサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの検証部の構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の実施の形態3によるサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの検証部の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の実施の形態1の変形例によるサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムの概略の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 磁気テ−プ(テ−プ)
111〜115 サ−ボトラック
2 制御部(制御手段、サ−ボパタ−ン検証手段)
4 テ−プ走行速度検出部(テ−プ走行速度検出手段)
5 書込信号生成部(サ−ボパタ−ン書込信号生成手段)
6 書込部(サ−ボパタ−ン書込手段)
61〜65 ヘッド本体(サ−ボパタ−ン書込手段)
7 読取部(サ−ボパタ−ン読取手段)
711〜715,721〜725 ヘッド(サ−ボパタ−ン読取手段)
8 検証部(サ−ボパタ−ン検証手段)
91,92 ブロックパタ−ン(パタ−ン)

Claims (11)

  1. テ−プに予め決められたパタ−ンに従って複数のトラックのサ−ボパタ−ンを同時に書き込み、書き込んだ前記サ−ボパタ−ンの書込結果を検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記テ−プの走行速度を検出し、前記テ−プの走行速度に対応したテ−プ走行速度検出信号を生成するテ−プ走行速度検出手段と、前記テ−プ走行速度検出信号に基づいて、前記テ−プの複数のトラックに書き込むべき前記サ−ボパタ−ンに対応したサ−ボパタ−ン書込信号を生成するサ−ボパタ−ン書込信号生成手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンを前記テ−プの複数のトラックに書き込む複数のサ−ボパタ−ン書込手段と、書き込まれた前記複数のトラックの前記サ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する複数のサ−ボパタ−ン読取手段と、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整すると共に、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記テ−プに書き込まれた前記サ−ボパタ−ンの欠陥を調べるサ−ボパタ−ン検証手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  2. 前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記パタ−ンの記録位置を特定して位置特定信号を生成し、前記位置特定信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定して判定信号を出力することを特徴とする請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  3. 前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整し、前記テ−プ走行速度検出信号及び調整された前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記パタ−ンの記録位置を特定して位置特定信号を生成し、前記位置特定信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定して判定信号を出力することを特徴とする請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  4. 前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記パタ−ンの記録位置を特定して位置特定信号を生成し、前記位置特定信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンの欠陥状態を判定して判定信号を出力し、前記判定信号に基づいて、前記判定信号の前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれによる時間差を調整することを特徴とする請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  5. 前記制御手段は、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記テ−プに記録させることを特徴とする請求項乃至のうちいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  6. 前記制御手段は、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン書込手段に、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記テ−プに記録させることを特徴とする請求項記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  7. テ−プに予め決められたパタ−ンに従って複数のトラックのサ−ボパタ−ンを同時に書き込み、書き込んだ前記サ−ボパタ−ンの書込結果を検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記テ−プの走行速度を検出し、前記テ−プの走行速度に対応したテ−プ走行速度検出信号を生成するテ−プ走行速度検出手段と、前記テ−プ走行速度検出信号に基づいて、前記テ−プの複数のトラックに書き込むべき前記サ−ボパタ−ンに対応したサ−ボパタ−ン書込信号を生成するサ−ボパタ−ン書込信号生成手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンを前記テ−プの複数のトラックに書き込む複数のサ−ボパタ−ン書込手段と、書き込まれた前記複数のトラックの前記サ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する複数のサ−ボパタ−ン読取手段と、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整すると共に、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記テ−プに書き込まれた前記サ−ボパタ−ンの欠陥を調べるサ−ボパタ−ン検証手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段を制御する制御手段と、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記テ−プに書き込むための検証結果記録用書込手段とを備えたことを特徴とするテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  8. 前記制御手段には、デ−タを記憶媒体に記憶するための記憶手段が接続され、前記制御手段は、前記記憶手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項乃至のうちのいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  9. 前記制御手段には、印刷手段が接続され、前記制御手段は、前記印刷手段を制御して、前記サ−ボパタ−ン検証手段によって得られた検証結果を前記印刷手段に印刷させることを特徴とする請求項乃至のうちのいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  10. 前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段は、前記制御手段から同一のクロック信号の供給を受け、該クロック信号に基づいて所定の信号処理を行うことを特徴とする請求項乃至のうちいずれか1項に記載のテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
  11. テ−プに予め決められたパタ−ンに従って複数のトラックのサ−ボパタ−ンを同時に書き込み、書き込んだ前記サ−ボパタ−ンの書込結果を検証するテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システムにおいて、前記テ−プの走行速度を検出し、前記テ−プの走行速度に対応したテ−プ走行速度検出信号を生成するテ−プ走行速度検出手段と、前記テ−プ走行速度検出信号に基づいて、前記テ−プの複数のトラックに書き込むべき前記サ−ボパタ−ンに対応したサ−ボパタ−ン書込信号を生成するサ−ボパタ−ン書込信号生成手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号に基づいて、前記サ−ボパタ−ンを前記テ−プの複数のトラックに書き込む複数のサ−ボパタ−ン書込手段と、書き込まれた前記複数のトラックの前記サ−ボパタ−ンを読み取り、サ−ボパタ−ン読取信号を生成する複数のサ−ボパタ−ン読取手段と、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれを調整すると共に、前記テ−プ走行速度検出信号及び前記サ−ボパタ−ン読取信号に基づいて、前記テ−プに書き込まれた前記サ−ボパタ−ンの欠陥を調べるサ−ボパタ−ン検証手段と、前記サ−ボパタ−ン書込信号生成手段及び前記サ−ボパタ−ン検証手段を制御する制御手段とを備え、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段の読取位置のずれの調整は、前記複数のサ−ボパタ−ン書込手段が前記テ−プに測定用信号を記録し、前記複数のサ−ボパタ−ン読取手段が前記測定用信号を読み取り、前記制御手段が読取りの時間のずれを測定し、前記サ−ボパタ−ン検証手段が測定された測定結果を用いて時間調整することによって行われることを特徴とするテ−プのサ−ボパタ−ン書き込み及び検証システム。
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