JP2580579B2 - ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ - Google Patents

ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ

Info

Publication number
JP2580579B2
JP2580579B2 JP62007081A JP708187A JP2580579B2 JP 2580579 B2 JP2580579 B2 JP 2580579B2 JP 62007081 A JP62007081 A JP 62007081A JP 708187 A JP708187 A JP 708187A JP 2580579 B2 JP2580579 B2 JP 2580579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
tape
track
waveform
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62007081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63175201A (ja
Inventor
拓也 帰山
広 渡辺
慎二 宮森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP62007081A priority Critical patent/JP2580579B2/ja
Publication of JPS63175201A publication Critical patent/JPS63175201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580579B2 publication Critical patent/JP2580579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキャン式録再機のテープ走行系
のメカ調整を行うための調整用テープに関する。
〔発明の概要〕
トラックの両端部を除いて単一周波数の信号を記録し
てテープパス調整時に再生波形のチェックに用い、上記
両端部には再生レベルが上記単一周波数よりも低い信号
を記録してトラック長のチェックに用い、トラック両端
部分でテープとヘッドとの当たり具合による再生波形の
乱れが単一周波数記録部分の波形観測を妨害しないよう
にした調整用テープである。
〔従来の技術〕
回転ヘッドを用いたヘリカルスキャン方式により、PC
M化されたオーディオ信号を磁気テープの長手方向に対
して斜めに形成されるトラックに記録し、これを再生す
るようにしたディジタルテープレコーダが発表されてい
る。このような記録再生装置の方式はRDAT方式と呼ばれ
ている。
このようなディジタルテープレコーダを組立てる際に
は、テープパスの機械調整が必要である。テープパスの
調整には一般に標準テープが用いられ、回転ヘッドドラ
ムに巻回されたテープが正しい位置(高さ)にあれば、
ヘッドの走査軌跡がトラックと略一致し、再生波形(2
回転ヘッドの一方のチャンネル)のエンベロープが略四
角形になることを利用し、波形観測によりテープパスの
調整を行っている。
再生のエンベロープ波形が示す四角形の前縁及び後縁
の各部はテープパスの調整に重要な情報となる。テープ
パスの調整が不完全であると、エンベロープ波形の角部
が落ちて全体として丸みをおびたり、或いは角部にはオ
ーバーシュート風の突起が現われたりする。そこで丸み
や突起が生じないようにテープパスの微調を行う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
再生エンベロープ波形の前縁及び後縁は、実際には磁
気テープに対する回転ヘッドの突入端及び離脱端に対応
する。このため再生エンベロープ波形の前縁及び後縁に
おいては、ヘッドとテープとの当たり具合による再生波
形の乱れが一般に生じている。当たり具合が悪いと、再
生エンベロープの前縁及び後縁に振動波形やうねりが生
じ、テープパスが不完全であるのか或いは当たり具合が
不良であるのかの弁別ができない。
一方、再生エンベロープ波形の時間巾は回転ドラムに
対するテープのラップ角の調整に使用される。従ってト
ラック長に対応した一定時間巾の信号記録が不可欠であ
る。よって当たり具合の影響が出る再生エンベロープの
前縁部分及び後縁部分を除外したトラック長より短い時
間長の記録を調整用標準テープに対して行うことはでき
ない。
本発明はこの問題にかんがみ、再生エンベロープ波形
の一定時間巾を確保すると同時に、ヘッドとテープとの
当たり具合の悪さによってその前縁及び後縁に生じる影
響が、テープパスの調整の障害とならないようにするこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のヘリカルスキャン式録再機の調整用テープ
は、記録媒体の長手方向に対して斜めに形成されるトラ
ックの概ね全域にわたって単一周波数の信号S1を記録す
ると共に、トラックの両端にはトラック長を代表させる
ために上記単一周波数の信号よりも再生レベルが低い信
号Seを記録し、トラックの略中央部にはトラッキングサ
ーボ用信号P3、SY3、SY4を記録することを特徴とする。
〔作用〕
テープに対する回転ヘッドの突入端又は離脱端では、
再生信号の波形乱れが生じ易い。この部分の再生波形の
レベルが他の部分よりも低くなるようにしてあるので、
テープとヘッドとの当たり具合による波形乱れに妨害さ
れずに、またトラッキングサーボ用信号にも妨害されず
に、単一周波数の信号記録部分の波形を観測しながらテ
ープパスの調整を正確且つ迅速に行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本発明を適用したテープパス調整用テープの
記録パターンを示す。これと対比させるためにRDAT方式
の録再機の標準テープパターンを第8図に示す。
第8図において、テープ1にはAヘッドで記録される
トラック2A1、2A2、2A3……とBヘッドで記録されるト
ラック2B1、2B2、2B3……とが交互に且つ各トラック間
にガードバンドを設けない形で、夫々テープの長手方向
に対して斜めに形成されている。各トラックはテープ1
の両側縁からの最短距離l1をl1≒0.6mmとし且つトラッ
ク幅WTをWT=13.6μmとして形成されている。Aヘッド
とBヘッドとは互いにアジマス角が異なるものが用いら
れる。また両ヘッドA、Bのヘッド巾(走査巾)WHはWH
=20.4μmである。即ち、WH:WT=3:2の関係となってい
る。従って、ヘッドA、Bを用いていわゆる重ね書きを
行うことによって、このフォーマットを形成することが
できる。
各トラックにはその略中央にオーディオPCM信号が記
録されるPCM領域が設けられると共に、このPCM領域の両
側に他の信号が記録される領域Iと領域IIとが設けられ
ている。領域I、IIは点線で示すようにさらに幾つかに
区分され、各区分には所定の信号が種々記録されてい
る。それらの信号としては、トラッキングサーボをかけ
るためのパイロット信号P1、P2とパイロット周同期信号
SY1、SY2とが記録されると共に、PCM信号のPLL用クロッ
クパルス、サブPLL用クロックパルス、その他の同期信
号等であり、これらの各区分の信号はPCM領域のPCM信号
と共に夫々異なる周波数を有する方形波の飽和記録によ
り記録されている。
再生トラッキングにはトラッキングサーボが以下のよ
うに行われる。即ち第8図において、矢印aで示す方向
をテープ1の順方向の走行方向(フォワード方向)と
し、矢印bで示す方向をヘッドの走査方向とする。上述
したようにヘッド巾WHはトラック巾WTより広いので、
A、B両ヘッドは各トラックを走査するとき、その両隣
りのトラックの信号の一部をクロストークとして再生す
ることになる。
例えばBヘッドがトラック2B1を走査すると、先ず、
同期信号SY1が再生され、次に右隣りのトラック2A2のパ
イロット信号P1が再生され、さらる所定時間遅れて左隣
りのトラック2A1からパイロット信号P2が再生される。
トラック末端も同様である。トラッキングサーボ回路に
おいては、上記再生された信号SY1に同期してクロスト
ーク信号P1、P2をサンプリングし両者の差分をとる。こ
の差分出力をエラー信号としてキャプスタンモータを制
御することによりトラッキングサーボをかけるようにし
ている。尚、パイロット信号及び同期信号を用いてトラ
ッキングサーボを行う技術は、本出願人により特開昭61
−42768号公報において開示されている。
第1図において、調整用テープ1にはAヘッドで記録
されたトラック2A1、2A2……とBヘッドで記録されたト
ラック2B1、2B2、2B3……とが交互にガードバンドの無
い形で設けられている。この場合、各トラックのトラッ
ク巾WTはWT=20.4μm(標準テープの1.5倍)であり、
ヘッド巾WHに対してWT=WHの関係となっている。従って
第1図の調整用テープを作成するには標準の1.5倍のテ
ープ速度で記録を行う。またテープパス調整は1.5倍速
の再生モードで行われる。これはヘッド巾に対するトラ
ック巾をできるだけ広くとって、テープパスが不整合の
状態でも隣接トラックからのビート妨害を極力少くし
て、調整作業を容易にするためである。
各トラック2B1、2B2、2B3……の略中央部の2ケ所に
はパイロット信号P3が記録されたパイロット信号部11〜
16が夫々長さl2で、間隔l3を以って設けられている。こ
れらのトラック2B1、2B2、2B3……の上記パイロット信
号部11〜16以外の部分は全て無信号部となっている。従
ってBトラックはAトラックのガードバンドとして機能
する。
トラック2A1、2A2……には、夫々無信号部17、18と同
期信号SY3が記録された同期信号部19、21と、同期信号S
Y4が記憶された同期信号部20、22とが設けられ、他の部
分は概ね単一周波数の信号S1が記録された単一信号S1
となっている。
パイロット信号部分11〜16及び同期信号部分19、21を
トラックのほぼ中央に設けたのは、トラック両端部に周
波数が比較的低いパイロット信号部分があると、テープ
パス調整トラッキングに再生波形観測の邪魔になるから
である。第8図の標準テープの再生波形は第9図に示す
如くであり、トラックの各領域の信号周波数の違いによ
り、エンベロープに凹凸のある波形となる。一方、第1
図の調整用テープの再生波形は、単一周波数の信号を録
再したので、第2図に示すようにほぼ正確な四角形とな
り、また同期信号SY3、SY4の再生部分がほぼ中央に生じ
る。
トラック2A1、2A2における上記無信号部17、18は、回
転ヘッドドラムの回転位相を検出するパルスジェネレー
タの調整を行うための基準マーカとして用いられるもの
であり、その位置は厳密な精度で設けられている。例え
ば無信号部17の場合は、この無信号部17の前端部17の前
端部17aの中心点dからテープ1の下側の側縁までの距
離l4がl4=0.825mmとなるように設けられている。
トラック2A1、2A2……の各始端及び終端には信号S1
は異なる周波数の信号Seが記録されている。この信号は
第10図に示すようにヘッドの録再レベルが著しく低下す
る周波数に選ばれている。従ってこの部分の再生信号レ
ベルは第2図に示すようにトラックの両端において低下
している。この信号Seの再生部分の前縁と後縁との間隔
は7.5msecで1トラック分に対応するので、その時間長
により回転ドラムに対するテープのラップ角の良否判定
及び調整に用いることができる。
再生信号Seの部分のレベルが低下しているので、第2
図に示すように再生波形の前縁及び後縁の両角部がトラ
ックの両端より内側に後退した位置に生じる。従って第
2図r及びs部において、ヘッドがテープに突入及び離
脱することによって生じる波形乱れが、角部の波形観測
を妨害しないので、正しいテープパス調整ができる。
同期信号部19は、右隣りのトラック2B2のパイロット
信号部13と隣接して設けられると共に、その前端部19a
から左隣りのトラック2B1のパイロット信号部11の前端
部11aまでの長さがl5となるように設けられている。同
期信号部21もその両隣りのトラック2B2、2B3のパイロッ
ト信号部13、16に対して上述と同様の関係となるように
設けられている。
同期信号部20は、左隣りのトラック2B1のパイロット
信号部11と隣接して設けられると共に、その前端部20a
から右隣りのトラック2B2のパイロット信号部14の前端
部14aまでの長さがl5となるように設けられている。同
期信号部22もその両隣りのトラック2B2、2B3のパイロッ
ト信号部13、16に対して上述と同様の関係となるように
設けられている。
上記信号S1、パイロット信号P3及び同期信号SY3、SY4
の各周波数は、信号S1が1.2MHz、パイロット信号P3が13
0kHz、同期信号SY3が522kHz、同期信号SY4が784kHzであ
る。特にトラック2A1、2A2……の大部分の領域に記録さ
れる信号S1の周波数を、第10図に示すヘッドの再生特性
におけるピークレベル付近における周波数1.2MHzに選ん
で、テープパス調整を行う際の再生波形が観測し易くな
るようにしている。
パイロット信号P3及び同期信号SY3、SY4はテープパス
調整を行う際に行われるトラッキングサーボのための制
御信号として用いられる。その場合、同期信号SY3はテ
ープ1のフォワード走行(矢印a方向)に対する制御に
用いられ、同期信号SY4はリバース方向(矢印c方向)
に対する制御に用いられる。
例えば同期信号部19に関する制御動作について説明す
ると、テープ1が矢印a方向(フォワード方向)に走行
しているとき、同期信号部19の前端部19aの検出に基い
て先ず右側のパイロット信号部13が検出され、次いで長
さl5に相当する時間だけ遅れて左側のパイロット信号部
11が検出される。2つのパイロット信号部13、11から検
出されたパイロット信号P3を比較器のプラス端子とマイ
ナス端子に夫々加えて比較することによりエラー信号が
得られる。
次にテープ1が矢印c方向(リバース方向)に走行す
るとき、若し上記同期信号部19を用いて上述と同じ制御
を行い、パイロット信号部13、11から検出されたパイロ
ット信号P3を比較器の上述と同じ端子に加えると、ヘッ
ドはテープが矢印a方向に走行している場合と同じ方向
に制御される。即ち、エラーが増大する方向に制御され
ることになる。このようなことを防ぐには、テープ1が
矢印c方向に走行する場合は、検出されたパイロット信
号部P3を比較器のプラス端子とマイナス端子とを入れ替
えて加えるか、あるいはエラー信号をインバータを用い
て反転させる必要がある。
本実施例では比較器の端子を入れ替えたりインバータ
を用いることなくリバース方向の制御を行うために、同
期信号SY4を同期信号SY3とは別に用意して同期信号部2
0、22に記録している。
例えば同期信号部20に関する制御動作について説明す
ると、テープ1が矢印c方向に走行しているとき、同期
信号部20の前端部20aの検出に基いて先ず左側のパイロ
ット信号部11を検出し、次いで長さl5に相当する時間だ
け遅れて右側のパイロット信号部14が検出される。2つ
のパイロット信号部11、14から検出されたパイロット信
号P3を比較器のプロス端子とマイナス端子に夫々加えて
比較することによりエラー信号が得られる。つまり同期
信号部分19と20とに対応して検出されるパイロット信号
は、トラックの右、左が逆となって現われる。
次に上述した第1図のテープ1のテープフォーマット
を得るための記録回路及びテープ1の再生回路の実施例
について第3図と共に説明する。
第3図において、ヘッドA、Bはドラムモータ25によ
り回転されてテープ1に対して記録再生を行う。記録時
には、スイッチ39A、39Bは記録側接点Rに閉ざされる。
キャプスタンモータは標準速度の1.5倍の速度で回転す
る。尚、RDAT方式による記録再生装置においては1.5倍
速モードが設けられている。ドラムモータ25の回転はパ
ルスジェネレータ26により検出され、このパルスジェネ
レータ26により得られるPGパルスに基いてタイミング信
号発生回路27はタイミング信号S2、S3を発生する。タイ
ミング信号S2はスイッチ28の接点A、BをヘッドA、B
の回転に応じて切換えると共に、1/2分周器29に加えら
れる。タインミング信号S3はヘッドA、Bの1回転に1
回の割合で得られるもので、遅延回路30で位置の補正が
成された後、記録タイミング発生回路31〜33a、33bに上
記1/2分周器29の出力信号S4と共に加えられて、これら
の回路31〜33a、33bの動作の同期をとる。
記録タイミング発生回路31はパイロット信号発生回路
34にタイミング信号S5を加える。これによってパイロッ
ト信号発生回路34は第1図のパイロット信号部11〜16の
位置に応じたタイミングでパイロット信号P3を発生す
る。
記録タイミング発生回路32は同期信号発生回路35にタ
イミング信号S6を加える。これによって同期信号発生回
路35は第1図の同期信号部19〜22の位置に応じたタイミ
ングで同期信号SY3、SY4を発生する。
また記録タイミング発生回路33aは単一信号発生回路3
6aにタイミング信号S7を加える。これによって単一信号
発生回路36aは第1図の単一信号S1部の位置に応じたタ
イミングで信号S1を発生する。
更に記録タイミング発生回路33bは単一信号発生回路3
6bにタイミング信号S7′を加える。これによって単一信
号発生回路36bは第1図の信号Seの位置において信号Se
を発生する。
これらの信号P3、SY3、SY4、S1、Seはオアゲート37を
通じてスイッチ28に加えられる。スイッチ28は信号Se
S1、SY3、SY4を接点A側に加え、信号P3を接点B側に加
える。接点Aから得られる信号Se、S1、SY3、SY4はスイ
ッチ39Aを介してヘッドAに加えられることにより、テ
ープ1の所定の位置に記録される。接点Bから得られる
信号P3はスイッチ39Bを介してヘッドBに加えられるこ
とにより、テープ1の所定の位置に記録される。以上に
より第1図のテープパス調整用テープ1が完成される。
次にこのテープ1を再生し、その再生波形を観測しな
がらテープパス調整を行う場合の動作及び調整方法につ
いて説明する。
再生時はスイッチ39A、39Bは接点P側に閉ざされる。
キャプスタンモータは1.5倍速で回転し、ヘッドA、B
がテープ1を再生する。またタイミング信号発生回路27
はPGパルスに基いてタイミング信号S9を発生し、これに
よりスイッチ41がヘッドA、Bの回転に応じて接点A、
Bに切換えられる。
ヘッドA、Bで交互に再生された信号はスイッチ39
A、39B、アンプ40A、40B及びスイッチ41を通じて出力端
子42に現われる。テープパスの調整はこの出力端子42に
得られる再生信号の波形を観測することにより行われ
る。
先ず、前述した制御信号によるトラッキングサーボに
よってヘッドAがトラッキング2A1、2A2……を1本づつ
走査すると、このときの再生波形は第6図Aに示すよう
に信号S1に対応して四角形となる。この再生波形は、第
1図の無信号部17、18と信号SY3、SY4が記録された部分
とが現われている。また両端にはレベルの低い信号Se
現われる。
このように再生波形がほぼ完全な四角となるようにテ
ープパスを調整する。
第4図及び第5図はMローディングを行うようにした
ヘリカルスキャン形記録再生装置におけるテープガイド
ドラム3を含むテープ案内装置を概略的に示す。尚、第
5図は第4図におけるテープガイドドラム及び各ガイド
に沿うテープパスを平面的に展開した形で示したもので
ある。
ドラム3は基準面に対して傾斜して設けられている。
テープカセットから出たテープ1は図示せずもテープテ
ンションレギュレータを通り、さらにガイドローラ4、
5から傾斜ガイドピン6を通って、ドラム3の周面に略
90゜の巻付角で巻付けられる。ドラム3を出たテープ1
は次に傾斜ガイドピン7からガイドローラ8、9を通っ
てピンチローラとキャプスタンに達している。尚、ドラ
ム3の周面には、テープ1の下方向への移動を規制する
ためのテープリード用段部10(第5図)が所定のリード
角を以って公知の如く形成されており、テープ1はこの
テープリード用段部10の上を走行するように成されてい
る。またドラム3の内部にはAヘッドとBヘッドとが略
180゜の角度間隔を以って回転可能に設けられている。
上述のテープパスにおける両外側のガイドローラ4、
9の高さを調整することにより、粗調整を行うことがで
きる。
更に、トラッキング用のエラーサーボ電圧を変化させ
ることにより、オフトラック調整(微調)を行う。この
場合、第7図に示すようにヘッドAの中心のトレース軌
跡がトラックの中心eと並行になっていれば、第6図A
の波形は同図Bに示すようにヘッドAの移動量に応じて
レベルダウンした四角形の波形となる。
また前述したようにWH=WTの場合において、ヘッドA
が第7図矢印g又は矢印h方向に角度を成して走査して
いれば、第6図Aの波形は同図C又はDに示すように一
部が欠けた波形となる。そこでオフトラックさせてヘッ
ドAを矢印i又はjの方向に移動させ、同図C又はDに
示すような一部が欠けた波形を得る。尚、このC又はD
の波形は実際にはやや丸みを帯びたものとなる。
上記のように波形が欠けた場合は、第4図及び第5図
における内側のガイドローラ5、8の高さを調整して、
波形が四角形になるようにする。
即ち、矢印fのようにヘッドAが走行していれば、オ
フトラックさせても波形は四角形となるが、矢印g又は
hのようにヘッドAが走行していれば、オフトラックさ
せると波形が欠けると共に、第6図Eに示すように再生
波形の角部にオーバシュート風の突起v又は丸みuが生
じる。この突起v又は丸みuが無くなるようにガイドロ
ーラ5又は8を調整すると、全体として四角形の再生波
形が得られ、調整が完了する。
再生波形の角部の突起v又は丸みuはガイドローラ
5、8の調整すべき方向(上、下)を示すので、この角
部の波形を見ることにより、調整が正確に、迅速にでき
る。この角部には第2図で説明したようにテープとヘッ
ドとの当たり具合による再生波形の乱れが生じないの
で、調整作業が非常に容易になる。
なおAトラックの両端に記録する信号Seの記録レベル
を低下させることによって、第2図に示すような再生波
形を得ることもできる。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く、トラックの概ね全域に単一周波
数の信号を記録し、トラック両端には他の部分よりも再
生レベルが低い信号を記録し、またトラック中央にトラ
ッキングサーボ用信号を記録したから、トラックの端部
においてヘッドとテープとの当たり具合による波形乱れ
が生じていても、テープパスの不完全調整によって生じ
る波形変化とは明瞭に区別することができ、またトラッ
キングサーボ用信号にも妨害されることが無いので、単
一周波数の信号記録部分の再生波形に基いてテープパス
の調整を正確、迅速に行うことができる。またトラック
両端の再生信号がトラック長を代表するので、テープの
ラップ角のチェックを正しく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すヘリカルスキャン式テ
ープ録再機用調整テープ記録フォーマット図、第2図は
再生波形図、第3図は記録再生系のブロック図、第4図
はテープ案内装置の平面図、第5図はテープパスの展開
図、第6図は調整過程における再生波形図、第7図はト
ラックに対するヘッドの軌跡の図、第8図はRDATレコー
ダの標準記録フォーマット図、第9図は第8図のフォー
マットの再生波形図、第10図はヘッドの再生周波数特性
図である。 なお、図中に用いた符号において、 A,B……回転ヘッド 1……磁気テープ 2A1,2A2……トラック 2B1,2B2,2B3……トラック S1……単一信号 Se……再生レベルが低い信号 P3……パイロット信号 SY3,SY4……同期信号 11〜16……パイロット信号部 19〜22……同期信号部 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の長手方向に対して斜めに形成さ
    れるトラックの概ね全域にわたって単一周波数の信号が
    記録されていると共に、トラックの両端にはトラック長
    を代表させるために上記単一周波数の信号よりも再生レ
    ベルが低い信号が記録され、トラックの略中央部にはト
    ラッキングサーボ用信号が記録されていることを特徴と
    するヘリカルスキャン式録再機の調整用テープ。
JP62007081A 1987-01-14 1987-01-14 ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ Expired - Fee Related JP2580579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62007081A JP2580579B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62007081A JP2580579B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63175201A JPS63175201A (ja) 1988-07-19
JP2580579B2 true JP2580579B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=11656135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62007081A Expired - Fee Related JP2580579B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580579B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2768759B2 (ja) * 1989-10-12 1998-06-25 キヤノン株式会社 情報記録再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63175201A (ja) 1988-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4071856A (en) Servo-control system for signal recording and/or reproducing apparatus
US5084786A (en) Magnetic tape memory apparatus with axially displaced heads enabling after recording and verification
JP2580579B2 (ja) ヘリカルスキヤン式録再機の調整用テープ
US5488520A (en) Data recording and playback apparatus using helical scan system with magnetic head for recording and playing back pattern signal for tracking in tracking area within helical track
JP4010074B2 (ja) 磁気記録再生方法及び装置
JPH0792881B2 (ja) 記録方式
JP2586585B2 (ja) トラッキング制御回路
JP3161628B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3677806B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS5813973B2 (ja) 回転ヘッド型磁気録画再生装置の調整方法
JPS6010474B2 (ja) 映像信号記録再生装置における電子編集方式
JPS6342760Y2 (ja)
JP3008712B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS6130338B2 (ja)
JP3116541B2 (ja) 記録再生装置
JPS5918763B2 (ja) 記録再生機
JPS6126959A (ja) 磁気テ−プ再生装置
JP3116540B2 (ja) 記録再生装置
JPS5921095B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0652604A (ja) データ記録再生装置
JP2551270B2 (ja) ディジタル信号の記録装置
JPS58224435A (ja) 自動走査機能を有する磁気記録再生装置
JPS6256561B2 (ja)
JPH0679399B2 (ja) 回転ヘツド式デジタルオ−デイオテ−プレコ−ダのatf回路
JPH09147306A (ja) 回転磁気ヘッド装置及び磁気記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees