JPH087274A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH087274A
JPH087274A JP6134504A JP13450494A JPH087274A JP H087274 A JPH087274 A JP H087274A JP 6134504 A JP6134504 A JP 6134504A JP 13450494 A JP13450494 A JP 13450494A JP H087274 A JPH087274 A JP H087274A
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JP
Japan
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tape
signal
transfer device
ctl
phase shift
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JP6134504A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Takao
良岐 高尾
Masashi Oshima
正士 大島
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Sony Magnescale Inc
Original Assignee
Sony Magnescale Inc
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Publication date
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Priority to DE69504580T priority patent/DE69504580T2/de
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Publication of JPH087274A publication Critical patent/JPH087274A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/1808Driving of both record carrier and head
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • G11B5/865Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラックずれを簡単に調整できる転写装置を
提供すること。 【構成】 マスターテープから転写したスレーブテープ
のCTL信号を再生ヘッド101で再生し、そのテープ
の走行速度を測定し(タイミング制御回路103,計数
器104〜106、発振器107)、その測定結果に応
じたCTL信号の位相の調整を行って(減算計数器10
8〜110、ミキサ114、CPU112,PLL11
3)、位相調整されたCTL信号を上記スレーブテープ
に再書き込みする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写装置に関し、特に高
速ビデオプリンターにおいて、プリントされたスレーブ
テープのコントロール信号を位相シフト回路を介して再
書き込みすることによって、スレーブテープのトラッキ
ング調整を行なうことに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープの複製を作る方法の一
つとして、磁気テープ転写装置を使う方法がある。この
種の磁気テープ転写装置においては、マスターテープと
コピーテープの磁性面同士を直接密着させ、その密着し
た部分に熱、或いは磁界を加えることによってマスター
テープの磁気パターンをコピーテープに転写するもので
ある。
【0003】図8は、この種の転写装置の一例を示した
もので、801はコピーテープ、802はマザーテー
プ、803は転写ドラム、804はバイアスヘッドブロ
ック、805はCTLリードヘッド、806はCTLラ
イトヘッド、807はコピーサプライリール、808は
コピーテイクアップリール、809はマザーサプライキ
ャプスタン、810はマザーテイクアップキャプスタ
ン、811は位相シフト回路である。
【0004】マザーテープ(マスターテープ)802
は、マザーサプライキャプスタン809を通して供給さ
れ、転写ドラム803でコピーテープと重ねられ、マザ
ーテイクアップキャプスタン810を通して巻き取られ
るようになっており、コピーテープ801はコピーサプ
ライリール807から供給されて、転写ドラム803で
マザーテープと接触し、マザーテープに記録されている
信号が転写され、コピーテイクアップリール808に巻
き取られるようになっている。
【0005】なお、CTLリードヘッド805、CTL
ライトヘッド806及び位相シフト回路811は本発明
に関係する回路であり、後ほど詳しい説明をする。
【0006】このような磁気テープ転写装置に要求され
る一般的な課題は、マスターテープ上の幾何学的な磁気
パターンをいかに正確にコピーテープに転写するかと云
うことである。
【0007】この課題を解決する方法として、特開昭5
8−23330号公報に記載されているように、マスタ
ーテープとコピーテープの幅方向のズレを防止すること
が知られており、特開平2−247823号公報に記載
されているように位置決め手段を設けて、それによって
走行するマスターテープとコピーテープの幅方向の一端
が完全に重なるようにする技術が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】転写装置及びマスター
VTRを一台だけ使って限られた状況下で転写する限り
において、上記特開昭58−23330号公報、及び特
開平2−247823号公報に開示された技術は有効で
あるが、転写装置及びマスターVTR(マスターテープ
に記録するVTR)を複数台使用して、長時間にわたっ
て実際のコピーテープの生産に使用した場合には、一台
だけ使った場合には起こらなかった各装置間の互換性が
大きな問題となる。
【0009】この点について、図5を参照して説明す
る。同図Aはマスターテープのフォーマットを表してい
る。501はマスターテープ、502はマスターテープ
の上に記録されたビデオ信号トラックの1本だけを示し
たもの、503はマスターテープに記録された制御信号
(CTL信号)である。
【0010】同図Bはスレーブテープのフォーマットを
表していて、511はスレーブテープ、512はスレー
ブテープ上に転写されたビデオ信号トラック、513は
CTL信号、514は再生ヘッドの所期位置を表してい
る。
【0011】同図Cは点線で示した部分がマスターテー
プ501、実線で示した部分がスレーブテープ511
で、図示の場合は転写時にスレーブテープがマスターテ
ープよりも上にずれていることを示している。
【0012】転写されたコピーテープの再生について考
えると、図5Aのマスターテープと図5Bのスレーブテ
ープ(コピーテープ)がテープ幅方向に完全に一致した
状態でビデオ信号とCTL信号が転写された場合には、
図5Bに示すとおり、CTL信号に対する再生ヘッドの
位置514をビデオ信号トラックの中央になるように再
生装置のCTL信号に対する再生ヘッドの位置が調整さ
れているものとする。
【0013】もし図5Cに示すように、スレーブテープ
が同図の上方にずれた状態で転写が行なわれると、マス
ターテープ501からスレーブテープ511に転写され
たビデオ信号トラックはテープの下エッヂ(図示のテー
プの下側のテープ縁)に近い位置からビデオ信号トラッ
クが開始するような位置になっている。
【0014】このテープを再生する場合には、再生ヘッ
ドの位置は、テープの下エッヂから一定の高さになるよ
うに調整されているため、CTL信号が記録されている
位置ではヘッドは図5Cの位置516で示す位置にある
ので、ヘッドの中央でビデオトラック512を読み出す
ことができない。即ちトラックずれを起こしている。
【0015】そこで再生ヘッドがビデオ信号のセンター
を通過するようにCTL信号に対して再生ヘッド位置が
図5Cの515の位置になるように、再生ヘッド位置を
テープの長手方向に平行にlだけ移動して再生ヘッドの
センターがビデオトラックの中央になるようにする必要
がある。
【0016】ヘッドを図5Bの高さに調整した再生装置
で図5Aに図示したマスターテープと異なるマスターテ
ープよりコピーされたテープを再生した場合も同様の問
題を生じる。
【0017】そのため従来の高速転写装置では常にマス
ターテープとスレーブテープの間の転写時のずれを数ミ
クロンの誤差内で使用できるように、テープ走行系のガ
イドの高さを管理・メインテナンスする必要があった。
【0018】また、CTL信号の位置が異なる複数のマ
スターテープを使用する際には、テープがかわるたびに
ガイドの高さを調整する必要があり、そのために生産性
を減少させる原因になっていた。
【0019】次に、従来のトラッキング調整手順につい
て簡単に説明する。まず前述の方法によって、マスター
テープに記録された信号をスレーブテープ上に転写し
て、サンプルテープを作成する。
【0020】次にこのサンプルテープをカセットに巻き
込んでサンプルテープのカセットを作る。こうしてでき
上がったサンプルカセットを規準再生デッキにかけて記
録されている信号を再生する。このとき再生装置の出力
信号をオシロスコープ等の測定装置を使って測定する。
【0021】図6はこの測定の結果、オシロスコープの
画面に表示された波形図である。同図A及びBの上方に
表示された信号はビデオRF信号であり、下方に表示さ
れた信号はCTL信号である。
【0022】この信号波形を見ながらトラッキングの調
整を行うわけであるが、その方法は、図6のBに示すよ
うにビデオRF信号の振幅が最大になるようにヘッドの
位置を調整する。このとき、再生ヘッドは図5Cの51
5の位置になっているので、この位置からビデオ信号を
再生すれば再生ヘッドはトラックの真中をトレースする
ことができる。
【0023】しかしながら、転写時にマスターテープと
のずれがあった等の理由でサンプルテープの下エッヂが
所定値と比べてずれていると、上記再生ビデオ信号が最
大になる時の再生ヘッドの位置515は本来のトラッキ
ング開始位置516からずれているので、CTL信号の
位置と再生ビデオ信号の開始位置との間には図6のBに
示すとおりΔtOFF のずれが生じる。
【0024】このズレがトラックずれを表しており、ト
ラックずれ量が規格内にはいっていれば、そのズレは許
容できるものと判断して調整を終了し、量産に入る。
【0025】もしそうでなければ転写装置のガイドの高
さを数ミクロンのオーダーで変更して上述の手順を繰り
返す。ここで規準再生デッキでのトラッキングずれ量を
転写装置のガイド高さで調整する作業は、熟練者にとっ
ても、これを定量的に行なうことは困難な作業であっ
て、通常数回の追い込み調整が必要である。そして、こ
のことが従来テープを大量に転写する際の生産ロスにな
っていた。
【0026】本発明は、従来の転写装置の上述の欠点を
克服し、簡単にトラックずれを調整できる転写装置を提
供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マザー
テープに記録された信号をスレーブテープに転写する高
速ビデオ転写装置であって、転写されたスレーブテープ
上のCTL信号を読み取る読取りヘッドと、該読取りヘ
ッドで読み取ったCTL信号の位相を推移させる位相シ
フト回路と、上記読取りヘッドよりテープ進行方向下流
に配設され、上記位相シフト回路で位相シフトされたC
TL信号をスレーブテープ上に再書込みするための記録
ヘッドと、を具備し、上記位相シフト回路が転写スピー
ド検出回路と、転写スピードに応じてCTL信号の位相
シフトの量を調整できる回路を有し、任意の位相差でC
TL信号を再書き込みできるようにした転写装置を提供
する。また、本発明の転写装置においては、前記位相シ
フト回路が、転写速度検出回路、転写速度に対応したシ
フト量の補正回路及びシフト量をプリセットするレジス
タ回路を有するように構成するのが好ましい。
【0028】
【作用】本発明の転写装置は、マスターテープから転写
されたスレーブテープ上のCTL信号を読み取って、位
相シフトした後にスレーブテープ上に再書き込みするこ
とによってトラックずれの調整を行なうものであるか
ら、従来のマスターテープとスレーブテープの位置合わ
せを正確に行なうものに比べて簡単に調整ができる。
【0029】また、転写速度の異なる複数の装置を使っ
て転写する場合でも、転写されたスレーブテープの走行
速度に応じてCTL信号の位相シフトの量、即ち再書込
みするテープ上の位置が調整できるのでテープを大量に
転写する際に有利である。
【0030】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の一実施例の説
明をする。図8を再び参照すると、マザーテープ802
とコピーテープ801が磁性面同士接しながら転写ドラ
ム803とバイアスヘッドブロック804の間を通過す
るとマザーテープ802の磁気パターンがコピーテープ
801に転写される。
【0031】このとき、コピーテープ801にはビデオ
信号、オーディオ信号等の他に制御信号CTLも転写さ
れている。従って、このコピーテープがCTLリードヘ
ッド805を通過するときそこでCTL信号が読み取ら
れる。
【0032】読み取られたCTL信号は位相シフト回路
811で位相シフトした後、CTLライトヘッド806
でコピーテープへ再書き込みされる。その結果、コピー
テイクアップリール808に巻き取られるコピーテープ
801の制御信号CTLの位置はマザーテープ802に
記録されている制御信号CTLの位置より位相シフト回
路811でシフトされる分だけ前又は後にずれることに
なる。従って、この方法によればテープガイドを調整す
ることなしにコピーテープの制御信号CTLの位置を調
整することができる。
【0033】ここで上記位相シフト回路811について
更に詳しく説明する。図1は上記位相シフト回路811
の一例を詳細に図解したもので、101は制御信号CT
Lの再生用ヘッド、102は増幅器、103はタイミン
グ制御論理回路である。
【0034】104,105及び106は計数器で発振
器107で発生したクロックφ1に従って動作する。1
08,109及び110は減算計数器(ダウンカウン
タ)で、他のクロックφ2を受けて動作する。
【0035】111はオペレーションパネル(操作
卓)、112は集中処理ユニット、113は位相ロック
ループPLLで、前述のクロック信号φ2を作る。これ
ら3つの減算計数器の出力はミキサ(混合器)114に
供給され、ここで混合された出力が電力増幅器115で
増幅されてから制御信号CTL記録ヘッド116に供給
される。
【0036】次に図2を参照して図1の回路の動作を説
明する。制御信号再生ヘッド101で読み取ったCTL
信号は図2のAで示すように所定のデューティを持った
矩形波である。この矩形波はタイミング制御論理回路1
03で検出され、図示のように、矩形波の立ち上り時点
で例えば計数器104を起動して発振器107からのク
ロック信号φ1の計数を開始する(波形B)。
【0037】図2の矩形波Aの立ち下り時点で次の計数
器105が計数を開始する(波形C)。矩形波(波形
A)が次に立ち上がる時点で次の計数器106が計数を
開始し、計数器104は計数を停止し、その計数内容を
次段の減計数器108に転送する。
【0038】矩形波(波形A)の次の立ち下りの時点で
は計数器104が再び計数を開始し、第2の計数器10
5は計数を停止する。この時、第2の計数器の計数内容
は次段の減計数器109に転送される。
【0039】同様にして、矩形波(波形A)の次の立ち
上がりで、計数器105が再び計数を開始するととも
に、計数器106が計数を停止してその計数内容を次段
の減計数器110に転送される。
【0040】計数器104,105及び106はコピー
されたテープ上に記録された制御信号(図2の波形A)
の立ち上りと立ち下り間の長さをクロック信号φ1を使
って計数することによって、一定間隔で記録されている
制御信号CTLの周期を測定する働きをしている。換言
すると、この計数によってコピーテープの走行速度を測
定している。
【0041】減計数器(ダウンカウンタ)108,10
9及び110に転送された計数値は、他のクロック信号
φ2を使って減算方向に計数される。そうして計数値が
もとの値(上記計数値が転送される前の値、例えばゼロ
値)に戻ったとき、出力パルスを出力するように作られ
ており、減計数器108,109及び110の出力は全
てミキサ114に供給されて一連のパルスを形成するの
で、ミキサ114の出力にはそれらのパルスによって反
転(オン・オフ)された図2の波形Hで与えられる出力
が現われる。
【0042】今、計数器104,105及び106に与
えられるクロック信号φ1と計数器108,109及び
110に与えられるクロック信号φ2の繰返し周波数が
等しいと、計数器104の計数時間t1と計数器108
の計数時間t1′は同じ長さになり、同様にして計数器
105の計数時間t2と計数器109の計数時間t2′
も等しく、計数器106の計数時間t3と計数器110
の計数時間t3′も等しくなるので、計数器108,1
09及び110の計数終了時点でオン・オフされるミキ
サの出力信号Hは再生されたCTL信号と位相が同じに
なる。
【0043】次に図1の位相シフト回路を使って位相を
+αだけ遅らせる場合について図3を参照して説明す
る。CTLリードヘッド101で読み取った制御信号
(波形A)を計数器104,105及び106で計数す
る(波形B,C,D)点は、上記図2を参照して説明し
たのと同じであるが、計数器108,109及び110
で計数する時間が図2の場合よりも遅くなっている。
【0044】即ち、例えば制御信号(波形A)の第1の
立ち上り点から第2の立ち上り点までの間のt1の期間
を計数器104で計数し、その結果の計数値を次段の減
計数器108に転送した後、計数器108はクロック信
号φ2の到来毎に1つずつ減算して計数値が転送前の値
(例えばゼロ)になった時点で計数を停止し出力パルス
を出すが、クロック信号φ2の繰り返し周期がクロック
信号φ1の繰り返し周期よりも大きく選ぶと、計数時間
t1′は計数器108の計数時間t1よりも長くなるの
で、計数器108の計数終了時点は後へずれこみ、その
分だけ位相シフトしたことになる。
【0045】図4は、逆に位相をαだけ進ませる場合を
示している。同図の場合も、CTLリードヘッド101
で読み取った制御信号(波形A)と計数器104,10
5及び106の計数動作(波形B,C,D)は同じであ
る。
【0046】上述の2つの場合に比べて計数器108,
109及び110で計数する計数時間が短くなってい
る。即ち、例えば制御信号(波形A)の第1の立ち上り
点から第2の立ち上り点までの間のt1の期間を計数器
104で計数し、その結果の計数値を次段の減計数器1
08に転送した後、計数器108はクロック信号φ2を
減算計数して、計数器108の計数値が転送前の値にな
った時点で計数を停止し、出力パルスを出す。
【0047】このときクロック信号φ2の繰り返し周期
はφ1に比べて短くなっている(即ちφ2の周波数がφ
1の周波数より高くなっている)のでダウンカウンタ1
08の計数時間t1′は短くなり、早く出力パルスを出
すのでミキサ出力はその分早く出力される。即ち位相が
進んだことになる。
【0048】上述のクロック信号φ1とφ2の関係は下
式により求めることができる。
【数1】
【0049】上記の式より明らかなとおり、集中処理装
置CPUからの指令によってPLL回路113の発振周
波数を変化させてクロック信号φ2を変化させれば位相
αを進み位相、遅れ位相に自由に変化させることができ
る。
【0050】但しクロック信号φ1,φ2は転写された
CTL信号の周波数よりも充分に高い周波数(従って短
い周期)とする必要がある。
【0051】上述の説明においては位相シフトの量はク
ロック信号φ1とクロック信号φ2の比で決まるように
なっているが、図1の計数器108,109,110に
位相シフトの量に応じて予め定めた数の計数値をプリセ
ットするようにしてもよい。そのようにすれば同じクロ
ック信号(クロック信号φ2の代わりにクロック信号φ
1)を使って計数することができる。
【0052】また、仮りに転写走行の一定スピード時の
み良品コピーとして扱う場合にはこの位相シフト回路は
一定時間の遅延回路で実現できるから回路を簡単化する
ことができる。
【0053】次に、一例として図6,図7を参照してV
HS標準モードにおけるCTL信号の位相シフトについ
て説明する。図6は規準再生デッキでトラッキングずれ
量を測定する場合の概念図で、同図Aはトラッキング規
準位置から再生した場合で、ビデオRF信号の始めとC
TL信号が一致しているが、ビデオRF信号のレベル
(振幅)が小さく、トラッキングずれを生じていること
を示している。
【0054】そこでCTL信号の位相をずらしてビデオ
RF信号のレベルが最大になる点を見つける。図6のB
はこうしてビデオRF信号のレベルが最大になったとこ
ろを示している。このときビデオRF信号の始まりとC
TL信号の位置は一致せず、図示のようにΔtOFF だけ
ずれている。
【0055】図6のBに示すようにビデオRF信号のレ
ベルが最大になる点は再生のための最適位置であるが、
CTL信号の位置がズレているのでこれを書き直すこと
が好ましい。
【0056】図7はVHS標準モードのCTL信号波形
で、位相ずれはΔtOFF =3msである。従って、テー
プ転写時にあらかじめ規準再生デッキでΔtOFF =3m
sだけマスターテープのCTL信号に対して位相をずら
しておくことで、規準再生デッキ再生時のCTL信号の
ズレはキャンセルできる。
【0057】今、転写機の転写スピードを5m/sとす
ると、VHS標準モードのテープスピードが33.35
mm/sであるから、テープスピード比は150:1に
なる。つまり転写時のCTL信号の周期は33.3ms
/150=0.222ms(222μs)となる。
【0058】図1の位相シフト回路で規準クロックφ1
=20MHzとし、ΔtOFF =3ms分だけ位相シフト
させるには式(1)より、周期は φ2=(1/20MHz)(33.3+3)/33.3 =5.45×10-8〔sec〕 従って周波数で表せばφ2=18.3471MHzとな
る。
【0059】また、ΔtOFF =−3ms分位相シフトさ
せるには φ2=(1/20MHz)(33.3−3)/33.3 =4.5495×10-8〔sec〕 従って周波数で表せばφ2=21.98MHzとなる。
【0060】上述のとおり、本発明の一実施例によれ
ば、まず規準再生デッキで再生してトラッキングずれ量
を測定し、得られたトラッキングずれ量を使って転写装
置上で簡単にトラック調整を行なうことができるので、
生産性の向上がはかれる。
【0061】
【発明の効果】従来のマスターテープに対するスレーブ
テープのCTL信号の位置の調整は、テープ走行系のガ
イドの高さを数μm単位で変化させ、コピーして得られ
たスレーブテープを再生し、再生された信号を測定して
実際のCTL信号の位置の変化を確認する必要があった
が、本発明によれば、スレーブテープのCTL信号の位
置の調整を、キーボード等によるデータ設定形式で行な
うことができるので、調整のための操作が簡単になる。
【0062】また、CTL信号を再書き込みするための
位相シフト量を転写テープのスピードに対応させること
で、転写速度が低速から高速まで変化しても、コピーさ
れた結果は常に均一なシフト量になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写装置に使われる位相シフト回路の
1例を示すブロック図である。
【図2】図1の位相シフト回路の動作説明図である。
【図3】図1の位相シフト回路の動作説明図である。
【図4】図1の位相シフト回路の動作説明図である。
【図5】スレーブテープ上に転写されたビデオ信号トラ
ック、CTL信号、再生ヘッドの位置関係を示した模式
図である。
【図6】トラッキング最適位置におけるトラックずれ量
の測定の仕方を示す説明図である。
【図7】VHS標準モードにおけるCTL信号の波形図
である。
【図8】転写装置の概略を示す模式図である。
【符号の説明】
101 再生ヘッド 103 タイミング制御回路 104〜106 計数器 108〜110 減算計数器 107 発振器 111 操作パネル 112 CPU(集中処理ユニット) 113 PLL(位相ロックループ) 114 ミキサ 116 記録ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マザーテープに記録された信号をスレー
    ブテープに転写する高速ビデオ転写装置であって、 転写されたスレーブテープ上のCTL信号を読み取る読
    取りヘッドと、 該読取りヘッドで読み取ったCTL信号の位相を推移さ
    せる位相シフト回路と、 上記読取りヘッドよりテープ進行方向下流に配設され上
    記位相シフト回路で位相シフトされたCTL信号をスレ
    ーブテープ上に再書き込みするための記録ヘッドと、を
    具備し、任意の位相差でCTL信号を再書き込みできる
    ようにしたことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した転写装置において、
    前記位相シフト回路が、転写スピード検出回路と、転写
    スピードに応じてCTL信号の位相シフトの量を調整で
    きる回路を有することを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した転写装置において、
    前記転写スピード検出回路がスレーブテープから読み取
    ったCTL信号の周期を第1のクロックで計数する計数
    器で成り、前記位相シフトの量を調整できる回路が上記
    計数結果を第2のクロックで逆方向に計数する計数器で
    成ることを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した転写装置において、
    前記位相シフトの量を調整できる回路がシフト量をプリ
    セットするレジスタ回路を備えていることを特徴とする
    転写装置。
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