JPH02247823A - 磁気テープの転写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープの複製を作るための磁気テープの
転写装置に関するもので、特にマスターテープの磁性面
とコピーテープの磁性面を直接密着させて転写を行なう
磁気テープの転写装置に関するものである。

〔従来の技術〕

磁気テープの複製を作る一つの手段に、磁気テープの転
写装置を用いる手段がある。磁気テープの転写装置は、
マスターテープとコピーテープの磁性面同士を直接密着
させ、その密着した部分に熱あるいは磁界を加えること
によって４、マスターテープの磁気パターンをコピーテ
ープに直接転写するものである。

このような、磁気テープの転写装置の一般的な課題は、
マスターテープの上の幾何学的な磁気パターンをいかに
して正確にコピーテープに転写するかということである
。

この−船釣な課題を解決する技術としては、例えば特開
昭５８−２３３３０号に開示された技術が知られている
。

ここに開示された技術は、走行中のマスターテープ及び
コピーテープの幅方向のずれを防止するものである。そ
の構成は、第１から第３までの３つのテープガイドから
なる。第１のテープガイドは、まずテープの上端の位置
を規制し、第２のテープガイドは、テープの下端を規制
し、第３のテープガイドは、再びテープの上端を規制す
るようになっている。さらに第１と第２のテープガイド
は、マスターテープとコピーテープのために１組ずつあ
り、第３のテープガイドは、マスターテープとコピーテ
ープの両方に共通に用いられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上述のような磁気テープの転写装置は、テー
プの幅が均一な場合は問題がないが、マスターテープか
またはコピーテープの幅が不規則に変化する場合に、コ
ピーテープの上の磁気パターンが乱れるという問題点が
あった。この原因は、テープの幅が変化すると、テープ
の幅方向の位置の規制ができないためである。すなわち
マスターテープかまたはコピーテープの一方の幅が正規
の幅に比べて狭い場合は、テープの端がテープガイドに
かからないため、テープガイドによる案内が不十分とな
る。またテープの幅が正規の場合より広い場合は、テー
プガイドによって過剰な規制を受ける。

本発明は、従来の磁気テープの転写装置に比較して、マ
スターテープまたはコピーテープのテープの幅の寸法変
化の度合を許容する磁気テープの転写装置を提供するも
のである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、マスターテープとコピーテープの磁性面同士
を直接密着させることによって、前記マスターテープに
記録されている信号を前記コピーテープに転写するため
の磁気テープの転写装置であって、前記マスターテープ
及び前記コピーテープを密着させるための密着面を備え
ている密着手段と、前記密着手段よりも上流側に配置さ
れ、走行する前記マスターテープ及び前記コピーテープ
のそれぞれを幅方向にバイアスするための第１のバイア
ス手段及び第２のバイアス手段と、前記第１及び第２の
バイアス手段と前記密着手段の間にあって、バイアスさ
れた前記マスターテープ及び前記コピーテープの幅方向
の位置決めを行なう位置決め手段を備えたことを特徴と
する磁気テープの転写装置である。

〔作　用〕

以上のような構成によれば、マスターテープは第１のバ
イアス手段によって、コピーテープは第２のバイアス手
段によってそれぞれのテープの幅方向にバイアスされな
がら走行する。このとき、第１のバイアス手段と第２の
バイアス手段は、それぞれのテープを同一方向にバイア
スする。位置決め手段は、第１及び第２のバイアス手段
によってバイアスされたマスターテープ及びコピーテー
プの走行位置を決める。位置決め手段は、走行するマス
ターテープおよびコピーテープの端に作用して、両方の
テープの端が完全に重なるようにする。そのとき、両方
のテープのもう片側の端は自由になっている。従って、
両方のテープの幅が多少変動しても、少なくとも一方の
端は完全に位置決めされている。その結果、マスターテ
ープまたはコピーテープの幅が多少変化したとしても、
コピーテープの上に形成される磁気パターンが大きくひ
ずむことがない。

（実施例） 第１図は、本発明を実施した磁気テープの転写装置の要
部を示した平面図である。■はマスターテープであり、
２はコピーテープである。３はマスターテープ１とコピ
ーテープ２を密着させるための密着面４を備えた密着手
段である。マスターテープｌとコピーテープ２は、矢印
５の方向に走行する。

第２図は、第１図に示した磁気テープの転写装置の要部
の正面図である。６は第１のバイアス手段であり、７は
第２のバイアス手段である。第１及び第２のバイアス手
段６，７は密着手段３よりも上流側にある。

８はマスターテープｌ及びコピーテープ２の幅方向の位
置決めを行なう位置決め手段である。位置決め手段８は
、第１及び第２のバイアス手段６゜７と密着手段３の間
にあって、マスターテープ１及びコピーテープ２を密着
手段３に案内する。

第１のバイアス手段６の外周９及び第２のバイアス手段
７の外周１０は、それぞれマスターテープ１及びコピー
テープ２の走行に応じて回転する回転ローラになってい
る。また、位置決め手段８の外周１１も、コピーテープ
２の走行に応じて回転する回転ローラになっている。

第１図に示すように、第２のバイアス手段７の外周１０
は、コピーテープ２の幅方向について、徐々に寸法の変
化するテーパになっている。その結果、コピーテープ２
は、第２のバイアス手段７によって案内されると、走行
位置が、矢印１２に示す方向にバイアスされる。また同
様に、第１のバイアス手段６の外周９も第２のバイアス
手段７の外周ｌＯと同様にテーパになっている。そして
、第１のバイアス手段６は、マスターテープｌの走行を
、第１図の矢印１２に示す方向にバイアスする。

位置決め手段８は、外周工１の片端に、案内手段１３を
備えている。案内手段１３は、第１及び第２のバイアス
手段６，７によって、走行がバイアスされたマスターテ
ープｌおよびコピーテープ２の片端を位置決めする。

以上のような構成によれば、マスターテープ１及びコピ
ーテープ２は、片方の端のみで位置決めされる。そのた
め、マスターテープｌかコピーテープ２の幅方向の寸法
に多少のばらつきがあったとしても、マスターテープｌ
とコピーテープ２の重なりがずれることはない。

なお、本発明は、上記の実施例に限らず、多数の実施例
が考えられる。例えば、第３図に示すように、バイアス
手段１４と、位置決め手段１５が同一の案内ローラ１６
の上に設けられていても良い。

また第４図に示すように、位置決め手段１７が、密着手
段３に設けられていてもよい。このとき、１８はバイア
ス手段である。

〔効　果〕

本発明を実施することにより、マスターテープやコピー
テープの幅方向の寸法が多少変動しても、マスターテー
プの磁気パターンが正確にコピーテープに転写できる磁
気テープの転写装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施した磁気テープの転写装置の要
部を示した平面図、第２図は、第１図に示した磁気テー
プの転写装置の要部の正面図、第３図および第４図は夫
々本発明の異なる他の実施例を示す平面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）マスターテープとコピーテープの磁性面同士を直
   接密着させることによって、前記マスターテープに記録
   されている信号を前記コピーテープに転写するための磁
   気テープの転写装置において、前記マスターテープ及び
   前記コピーテープを密着させるための密着面を備えてい
   る密着手段と、前記密着手段よりも上流側に配置され、
   走行する前記マスターテープ及び前記コピーテープのそ
   れぞれを幅方向にバイアスするための第１のバイアス手
   段及び第２のバイアス手段と、 前記第１及び第２のバイアス手段と前記密着手段の間に
   あって、バイアスされた前記マスターテープ及び前記コ
   ピーテープの幅方向の位置決めを行なう位置決め手段 を備えたことを特徴とする磁気テープの転写装置。
2. （２）請求項第１項に記載の磁気テープの転写装置にお
   いて、前記第１のバイアス手段及び第２のバイアス手段
   は、それぞれ前記マスターテープ及び前記コピーテープ
   の走行に伴って回転し、かつその外周がテーパになった
   回転ローラであることを特徴とする磁気テープの転写装
   置。