JP3997814B2 - フランジ部とガスケットとの仮止め連結構造 - Google Patents

フランジ部とガスケットとの仮止め連結構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造に関し、より詳しくは、例えばエキゾーストマニホールドのフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンのエキゾーストマニホールドのフランジ部をシリンダヘッドに連結する際に、それらの間に介在されて気密を保持するガスケットは知られている(例えば、実開平4−68249号公報)。
上記公報の連結構造においては、エキゾーストマニホールドの各フランジ部ごとにそれぞれガスケットを用意するとともに、ガスケットの両側部に突設した一対の弾性係合部をフランジ部の縁部に係合させるようにしている。これにより、各ガスケットを各フランジ部に仮止めするようにしてあり、その状態の各フランジ部を連結ボルトによってシリンダヘッドに連結するようにしている。
このように、上記公報に開示された従来のものでは、各フランジ部ごとにガスケットを仮止めできるので、各フランジ部をシリンダヘッドに連結する際にそれまでの従来のものよりも作業性が向上していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の仮止め連結構造においては、次のような欠点が指摘されていたものである。
すなわち、上記従来の仮止め連結構造においては、ガスケットの両側部に設けた弾性係合部をフランジ部に係合させているが、両弾性係合部を設けていない上下方向においてフランジ部とガスケットとの位置ずれが生じやすいという欠点があった。しかも、上記両弾性係合部はガスケットの本体部分から直角に折り曲げて伸張させているので、ガスケットをフランジ部に仮止めした後に、該ガスケットがフランジ部から脱落しやすいという欠点があった。さらに、ガスケットを仮止めしたフランジ部を搬送する際に、フランジ部とガスケットの間やガスケットの各層間にゴミ等の異物が入ってしまう虞があった。
なお、フランジ部に形成した係合孔に、ガスケット側に設けた突起を係合させることにより、位置決めを行なう連結構造も提案されている(例えば、実開昭61−9545号公報、実開昭62−111922号公報、実公平3−32747号公報)。
これら3件の公報に提示された連結構造においては、フランジ部とガスケットとの位置決めを容易に行なうことができるが、ガスケットを仮止めしたフランジ部を搬送する際に、フランジ部とガスケットの間やガスケットの各層間にゴミ等の異物が入ってしまう虞があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した第1の本発明は、取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部におけるガスケットと対向する端面の所定位置に係合孔を形成し、上記ガスケットの所定位置に上記フランジ部の係合孔に嵌合可能な係合突起を突設して、上記ガスケットの係合突起を上記フランジ部の係合孔に嵌合させることにより、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造において、
上記ガスケットは重合させて設けた少なくとも2枚の基板を備え、上記基板の1つに上記フランジ部側へ向けて突出する上記係合突起を形成するとともに、この係合突起を形成した基板よりも上記フランジ部側に他の基板がある場合には当該他の基板に形成した貫通孔に上記係合突起を貫通させて上記フランジ部の係合孔に嵌合させ、また、上記基板のうち、上記フランジ部から最も離れた位置となる基板には、その輪郭となる外周部分に上記フランジ部に向けて立ち上げたカバー部を形成してあり、このカバー部によって上記他の基板および上記フランジ部の外方側の縁部を覆うように構成したものである。
また、請求項2に記載した第2の本発明は、取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部における端面に中央開口部から連続してそれを囲繞する環状凹部を形成するとともに、上記ガスケットを上記環状凹部に係合可能な形状に形成し、さらに、上記環状凹部の底部となる端面の所定位置に係合孔を形成するとともに、上記係合孔に嵌合される係合突起を上記ガスケットに突設して、上記ガスケットを上記フランジ部の環状凹部に係合させると同時に、このガスケットの係合突起を上記係合孔に嵌合して、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したものである。
さらに、請求項3に記載した第3の本発明は、取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部におけるガスケットと対向する端面の所定位置に貫通孔を形成し、上記ガスケットの所定位置に上記フランジ部の貫通孔に挿通されてフランジ部の裏面に係止される係合爪を形成して、上記ガスケットの係合爪を上記フランジ部の貫通孔に挿通してフランジ部の裏面に係止させることにより、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したものである。
また、請求項5に記載した第4の発明は、取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部の端面に、その中央開口部を囲繞して環状凹部あるいは環状溝を形成し、上記ガスケットは、上記フランジ部の上記環状凹部あるいは環状溝に係合される環状の内方側基板と、上記内方側基板に連結されるとともに上記フランジ部の端面に当接する外方側基板とを備え、上記ガスケットの内方側基板を上記フランジ部の環状凹部あるいは環状溝に係合させて、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成し、さらに上記フランジ部の所定位置に複数の貫通孔を形成し、また、上記外方側基板の所定位置に上記フランジ部の貫通孔に挿通されて該フランジ部に係止される係合爪を形成して、上記外方側基板の係合爪を上記フランジ部の貫通孔に挿通して係止させて、上記ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したものである。
上記第1の発明及び第2の発明によれば、上記係合突起を係合孔に嵌合させることにより、フランジ部に対してガスケットを容易に位置決めして仮止めすることができる。しかも、フランジ部に仮止めしたガスケットは、位置ずれや脱落を起こしにくいため、仮止め後にフランジ部及びガスケットを移送して他部材に組み付ける際の作業性が良好となる。さらに、上記第1の発明においては、カバー部を備えているので、フランジ部とガスケットとの間にゴミなどが侵入することを良好に防止することができる。
また、上記第3の発明によれば、係合爪を長穴に挿通してフランジ部の裏面に係止することにより、フランジ部に対してガスケットを容易に位置決めして仮止めすることができる。また、フランジ部に仮止めしたガスケットは、位置ずれや脱落を起こしにくいため、仮止め後にフランジ部及びガスケットを移送して他部材に組み付ける際の作業性が良好となる。
さらに、上記第4の発明によれば、上記ガスケットの内方側基板を上記フランジ部の環状凹部あるいは環状溝に係合させることにより、フランジ部に対してガスケットを容易に仮止めすることができると同時に、上記外方側基板の係合爪を上記フランジ部の貫通孔に挿通して係止させることによっても、上記ガスケットをフランジ部に仮止めすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図4において、1はエキゾーストマニホールドであり、このエキゾーストマニホールド1は4本の分岐管2、3、4、5を備えている。
各分岐管2〜5の先端部には、半径方向外方へ伸びる概略菱形のフランジ部2A、3A、4A、5Aを形成している。各フランジ部2A、3A、4A、5Aの形状と大きさは全て同一にしてあり、また、隣合うフランジ部は、各一対の連結部6A、6Bによって同じ距離を隔てて連結されている。これにより、4箇所の各フランジ部2A〜5Aは一体に形成されている。
そして、4箇所のフランジ部2A〜5Aの中央に位置する各分岐管2〜5の開口部2B、3B、4B、5Bの中心を同一直線上に位置させるとともに、各フランジ部2A〜5Aにおけるフロント側の端面(取り付け面)2C、3C、4C、5Cを同一平面上に位置させている。
【0006】
また、図1において、各フランジ部2A〜5Aには、上記開口部2B〜5Bを挟んだ上下対称となる位置にそれぞれボルト孔7を穿設するとともに、各ボルト孔7に隣接する所定位置に後述する有底孔8を形成している。
本実施例においては、各フランジ部2A〜5Aごとに図5あるいは図7に示したガスケット11をそれぞれ用意してあり、各フランジ部2A〜5Aの端面2C〜5Cにガスケット11を重合させて仮止めし、その状態において、図示しないシリンダヘッドの取り付け面に各フランジ部2A〜5Aを連結ボルトで連結するようにしている。
このように連結した状態では、各フランジ部2A〜5Aとシリンダヘッドの取り付け面との間に介在するガスケット11により、各フランジ部2A〜5Aとシリンダヘッド側の取り付け面との間の気密を保持できるようになっている。
【0007】
しかして、図5ないし図6に示すように、本実施例のガスケット11は、フランジ部側(右方側)に配置した第1基板12と、左方側に配置した第2基板13とを重合させて構成してあり、かつ上記各フランジ部2A〜5Aの形状に合わせて概略菱形に形成している。上記第1基板12および第2基板13は薄板状のステンレス板や鉄板等から構成している。
ガスケット11を構成する両基板12,13の中央部には、分岐管2〜5の開口部2B〜5Bに合わせた貫通孔14を穿設するとともに、各フランジ部2A〜5Aのボルト孔7の位置に合わせて2箇所のボルト孔15を穿設している。
また、第1基板12には、フランジ部2Aの両有底孔8の位置に合わせて貫通孔12Bを穿設する一方、第2基板13には上記フランジ部2Aの両有底孔8の位置に合わせて右方側(フランジ部2A側)へ向けて係合突起13Bを突設している。そして、この第2基板13の両係合突起13Bを上記第1基板12の貫通孔12Bに嵌合して貫通させると同時に両基板12,13を重合させている。これにより、両基板12,13を溶接することなく一体に連結している。
【0008】
この第1実施例においては、第1基板12に貫通させた両係合突起13Bをフランジ部2A側の両有底孔8に嵌合することで、該フランジ部2Aにガスケット11を仮止めするようにしている。つまり、この実施例においては、上記両有底孔8と、これに嵌合される両係合突起13Bとによって仮止め手段16を構成している。仮止め手段16はガスケット11とフランジ部2Aとの位置決め手段をも兼ねているので、後述するように、各フランジ部2A〜5Aをシリンダヘッドにガスケット11を介して組み付ける際の作業性を向上させることが可能となる。
また、第2基板13における外方側の端面(図6の左方側の端面)には、貫通孔14を囲繞して左方側へ膨出する環状シール部13Aを形成している。
【0009】
さらに、第2基板13の外周部分に第1基板12の外周部分を外側から覆うようにカバー部13Cを連続させて形成している。このカバー部13Cは、上記一対の連結部6A、6Bと干渉する外周部分には設けておらず、それ以外の外周部分について輪郭に沿って連続させて形成している。また、このカバー部13Cの立ち上がり寸法は、フランジ部2Aを十分被覆できる程度の寸法に設定している。本実施例のガスケット11はカバー部13Cを備えているので、このガスケット11をフランジ部2Aに仮止めした際には、カバー部13Cによってフランジ部2Aのほぼ全域が外方側から覆われるようになっている。
なお、図7に示すように、中央側のフランジ部3A,4Aに取り付けるガスケット11は、エキゾーストマニホールド1側の連結部6A,6Bと干渉しないように、ガスケット11の左方側の中央部分についてカバー部13Cを設けていない。つまり、中央側のフランジ部3A,4Aに仮止めするガスケット11は、この図7に示すように、左右両側部の中央位置のカバー部13Cを省略している。
なお、図1の最も右方側のとなるフランジ部5Aに仮止めするガスケット11は、図5に示したものと同じガスケット11を時計方向に180度回転させて用いるようにしている。
【0010】
以上のように本実施例は、従来の一般的な横長のガスケットとは異なり、各フランジ部2A〜5Aごとにガスケット11を分割しているので、ガスケット11に使用する材料費を節減することができる。
また、上記両係合突起13Bと両有底孔8とによって仮止め手段16を構成しているので、ガスケット11を各フランジ部2A〜5Aに仮止めする際に、位置決めが容易となり、かつ、仮止め後にガスケット11が各フランジ部2A〜5Aから脱落するのを良好に防止することができる。
つまり、このエキゾーストマニホールド1をシリンダヘッドに組み付ける場合には、先ず各フランジ部2A〜5Aに対してそれに対応する各ガスケット11を順次仮止めする。その際、フランジ部2Aの両有底孔8にガスケット11側の両係合突起13Bを嵌合し、かつ端面2Cにガスケット11の第1基板12を重合させる。これにより、フランジ部2Aに対してガスケット11を位置決めすると同時に仮止めできたことになる。これと同様にして、この後、残りの各フランジ部3A〜5Aのそれぞれにガスケット11を順次仮止めする。また、各ガスケット11は、それぞれカバー部13Cを備えているので、各ガスケット11を各フランジ部に仮止めすると、各カバー部13Cによってフランジ部2Aのほぼ全域が外方側から覆われるようになっている。
このようにして、各フランジ部2A〜5Aにそれぞれガスケット11を仮止めしたら、その状態のエキゾーストマニホールド1をシリンダヘッドの位置まで移動させてから、上述したようにシリンダヘッドの取り付け面に各フランジ部2A〜5Aを連結ボルトによって連結するようにしている。
以上のように、本実施例においては、上記係合突起13Bと有底孔8とによって仮止め手段16を構成しているので、ガスケット11を各フランジ部2A〜5Aに仮止めする際に、位置決めが容易となり、かつ、仮止め後にガスケット11が各フランジ部2A〜5Aから脱落するのを良好に防止することができる。そのため、ガスケット11を各フランジ部2A〜5Aに仮止めする際の作業性が極めて良好となり、しかも、その後に各フランジ部2A〜5Aをボルトで連結する際の作業性も極めて良好となる。また、この実施例においては、両基板12,13を溶接することなく連結しているので、両基板12,13を溶接する場合に比較して、製造コストを安くすることができる。
このように、本実施例によれば、製造コストが安く、しかも仮止め作業とその後の作業性が極めて良好なガスケット11とフランジ部との連結構造を提供することができる。
さらに、この実施例のガスケット11はカバー部13Cを備えているので、各ガスケット11(第1基板12)と各フランジ部2A〜5Aの端面2C〜5Cとの間にゴミ等が浸入することを良好に防止することができる。
【0011】
--------(第2実施例)
次に図8から図10は、本発明の第2実施例を示したものである。この第2実施例は、上記第1実施例と比較して、ガスケット11をより小型化したものである。
すなわち、図9に示すように、この第2実施例においては、上記第1実施例の第1基板12のみによってガスケット11を構成するとともに、上記第1実施例においてボルト孔15を形成していた外周側の領域を省略したものである。これにより、この実施例のガスケット11は概略縦長の楕円形に形成されている。
また、図8に示すように、この第2実施例においては、フランジ部2Aの端面2Cに、中央の開口部2Bから連続して上記ガスケット11の形状に合わせた環状凹部2Dを形成するとともに、この環状凹部2Dの底部となる端面の所定位置に貫通孔8を2箇所穿設している。
環状凹部2Dは開口部2Bを囲繞して設けてあり、環状凹部2Dの深さは、上記ガスケット11の本来の厚さよりも少し小さな寸法に設定している。なお、上記第1実施例と同様に、この実施例のガスケット11においても環状シール部13Aを設けている。
そして、上記ガスケット11を環状凹部2Dに係合させると同時に、両係合突起12Aを両貫通孔8に嵌合することで、ガスケット11を環状凹部2Dの端面に重合させている。これにより、ガスケット11の位置決めと仮止めを同時に行なうようにしている。この仮止め後の状態においては、ガスケット11のフロント側の端面がフランジ部2Aの端面2Cよりも僅かに突出した状態となっている。
この後、上記第1実施例と同様にフランジ部2Aをボルトによってシリンダヘッドに連結するようになっている。
このような構成とした第2実施例であっても、上記第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。しかも、この第2実施例においては、ガスケット11に用いる材料を第1実施例のものよりも大幅に減少させることができるので、ガスケット11の製造コストを上記第1実施例よりも安くすることができる。
【0012】
--------(第3実施例)
次に、図11は本発明の第3実施例を示したものである。上述した第1実施例においては、4箇所のフランジ2A〜5Aの数に対応させて相互に分離した4枚のガスケット11を用意していたが、この第3実施例においては、上記第1実施例における隣り合う位置となる2枚のガスケット11を一対の連結部11Aによって一体に連結したものである。つまり、2枚一組で一体としたガスケット11を2組用意するようにしている。
なお、上記第1実施例では、各々のガスケット11に係合突起13Bを上下2箇所に設けていたが、この第3実施例においては、各組を成す各々のガスケット11は、上方側となる1箇所だけに係合突起13Bを突設している。そして、図面は省略するが、これに対応して、各フランジ部2A〜5A側の有底孔8も上方側の一箇所だけに設けている。その他の構成は、上記第1実施例と同じである。
このような第3実施例においては、先ず第1組のガスケット11における2箇所の係合突起13Bをフランジ部2A、3Aの有底孔8に嵌合することで、第1組のガスケット11の仮止めと位置決めを行なう。次に、第2組のガスケット11を時計方向に180度回転させてから2箇所の係合突起13Bをフランジ部4A、5Aの有底孔8に嵌合することで、第2組のガスケット11の仮止めと位置決めを行なうようにしている。このような第3実施例であっても、上記第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この第3実施例においては、隣り合う2枚のガスケット11を連結部11Aで連結することにより、分離した2組のガスケット11を用意していたが、次のような構成であっても良い。すなわち、図5に示したガスケット11を4枚用意してそれらを連結部によって横方向に一体に連結しても良い。また、4枚のガスケット11を用意して、そのうちの1枚だけを分離して残りの3枚を連結部によって横方向に一体に連結しても良い。
また、上記図9に示した第2実施例のガスケット11に関しても、上記第3実施例と同様に連結部によって2枚一組となるように連結しても良い。
【0013】
-------(第4実施例)
次に、図12から図15は、本発明の第4実施例を示したものである。この実施例においては、フランジ部2Aに穿設した一対の長穴2Fと、ガスケット11に形成した一対の係合爪19とによって仮止め手段16を構成したものである。
すなわち、本実施例のフランジ部2Aはボルト孔を省略してあり、その代わりにフランジ部2Aと隣接位置のフランジ部3Aとを連結板20で一体に連結し、その連結板20の所定位置にボルト孔20Aを穿設している。そして、フランジ部2Aには、円周方向において180度ずれた位置に、接線方向に伸びる一対の長穴2Fを穿設している。
つまり、この第4実施例においては、上記第1実施例の有底穴8の代わりに貫通孔からなる長穴2Fを設けている。なお、フランジ部2Aの輪郭は、長穴2Fを設けた部分を除くと概略円形に形成している。
一方、図13および図15に示すように、ガスケット11は第1基板12と第2基板13とを重合させて全体としてリング状に形成している。より詳細には、第1基板12の内周部12aは、第2基板13側へ向けて膨出させてあり、他方、第2基板13の内周部13aは第1基板12側へ膨出させている(図14)。そして、上記両内周部12a、13aを重合させてそれらをスポット溶接している。これにより、両基板12,13の外周部側12b、13bは、両基板12,13の板厚の4倍程度離隔している。第1基板12の外周部側12bがフランジ部2Aの端面2Cと当接し、他方、第2基板13の外周部側13bが図示しないシリンダヘッドの端面と当接するようになっている。その際、両外周部側12b、13bが弾性変形することにより、それらが当接する端面に密着して、その部分の気密を保持できるようになっている。つまり、両基板12,13の外周部側12b、13bは、環状シール部として機能するようになっている。
【0014】
さらに、第1基板12の外周縁には、円周方向において180度ずれた位置にフランジ部2A側へ軸方向に伸びる挿通部12Cを形成している。挿通部12Cの幅(円周方向寸法)は、フランジ部2Aの長穴2Fよりも僅かに小さな寸法に設定してあり、また、挿通部12Cの軸方向寸法は、フランジ部2Aの厚さの約2倍程度の寸法に設定している。
そして、これら各挿通部12Cにおける先端中央部に約45度切り起こして上記係合爪19を形成している。これら一対の係合爪19がガスケット11の直径方向において隔てた間隔は、上記フランジ部2Aの長穴2Fがフランジ部2Aの直径方向で隔てた間隔と同じに設定している。
以上のように構成したこの第4実施例においては、ガスケット11における両挿通部12Cをフランジ部2Aの両長穴2Fに挿通すると、両係合爪19が両長穴2Fを貫通したのちフランジ部2Aの裏面に係止されるようになっている。これによって、ガスケット11をフランジ部2Aに対して容易に位置決めして仮止めすることができるようになっている。
以上のように、この第4実施例においては、両長穴2Fと両係合爪19とによって仮止め手段16を構成しているので、ガスケット11をフランジ部2A〜5Aに仮止めする際に、位置決めが容易となり、かつ、仮止め後にガスケット11が各フランジ部2A〜5Aから脱落するのを良好に防止することができる。そのため、ガスケット11をフランジ部2Aに仮止めする際の作業性が極めて良好となり、しかも、その後にフランジ部2Aをシリンダヘッドに連結する際の作業性も極めて良好となる。
したがって、この第4実施例によれば、製造コストが安く、しかも仮止め作業とその後の作業性が極めて良好なガスケット11とフランジ部との連結構造を提供することができる。
なお、図13に示したガスケット11も図11に示した実施例のように、隣り合う2つのガスケット11を2枚連結するようにしても良い。
【0017】
-------(第5実施例
次に、図16から図18は、本発明の第5実施例を示したものである。
第2基板13は、第1基板12よりも大きな環状に形成してあり、それらは円周方向4箇所30をスポット溶接して一体に連結している。さらに、上記第2基板13における円周方向に180度ずれた位置(両側部の位置)には、係合爪19をそれぞれ軸方向に伸張させて形成している。この係合爪19の構成は、上記図14、図15に示した係合爪19と同じ構成としてあるので説明は省略する。また、第2基板13には、貫通孔14を囲繞して環状シール13Aを形成している。
一方、フランジ部2Aには、上記2箇所の係合爪19の位置にあわせて所定位置に2箇所の長孔2Fを穿設している。フランジ部2Aには、中央の開口部2Bから連続してそれを囲繞する環状凹部2Dを形成している。
そして、上記ガスケット11における係合爪19を長孔2Fに挿通させて係止すると同時に、第1基板12を環状凹部2Dに係合させることにより、ガスケット11をフランジ部2Aに仮止めするようにしている。つまり、この実施例においては、環状凹部2Dと第1基板12、および係合爪19と長孔2Fによって仮止め手段16を構成している。
このような第5実施例によれば、上記環状シール部13Aは第1基板12の裏面側に位置し、かつ第1基板12は環状凹部2Dの底面に支持される。そのため、環状シール部13Aが図示しないシリンダヘッド側の取り付け面に強く密着し、その密着部分の気密をより確実に保持することができる。また、仮止め後においてガスケット11がフランジ部2Aから脱落するのを確実に防止することができる。
【0018】
さらに、上述した各実施例は、エキゾーストマニホールドのフランジ部とそれを連結するシリンダヘッドとの間に用いるガスケットについて、本発明を適用した場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、一方の部材と他方の部材とをガスケットを介して気密を保持して連結する連結構造であれば上記本発明を適用することができる。
また、上述した第1実施例から第3実施例においては、係合突起13Bを有底孔8に嵌合させているのみであるが、必要に応じて接着剤等を係合突起13Bに塗布してもよい。さらに上記有底孔8の代わりに貫通孔を穿設しても良い。
さらに、上記各実施例においては、2枚の基板12,13によってガスケット11を構成していたが、重合させる基板の数は3枚以上でも良い。
【0019】
さらにまた、上記図12ないし図13に示した第4実施例におけるガスケット11および仮止め手段16の他の実施例として図19に示した構成であっても良い。すなわち、第1基板12および第2基板13の内周部側12a、13aを離隔させて、それらの部分をシール性を備えるビード部として機能させる一方、両基板12,13の外周部側12b、13bを重合させてそこを溶接するようにしても良い。そして、第2基板13における外周部の所要位置の2箇所を軸方向に伸張させて挿通部13Cを形成するとともに、そこに上記図14と同様の係合爪19を形成する。この挿通部13Cおよび係合爪19をフランジ部2Aの長穴2Fに挿通させれば、ガスケット11をフランジ部2Aに仮止めすることができる。この図19に示した実施例においても、長穴2Fと係合爪19とによって仮止め手段16が構成される。この図19に示した実施例であっても、上記第4実施例と同様の作用、効果を得る事ができる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、フランジ部に対してガスケットを容易に位置決めして仮止めすることができるという効果が得られる。しかも、フランジ部に仮止めしたガスケットが位置ずれや脱落を起こしにくいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すエキゾーストマニホールドの正面図
【図2】 図1のII―II線に沿う断面図
【図3】 図1のIII―III線に沿う断面図
【図4】 図1のIV―IV線に沿う断面図
【図5】 本発明の一実施例を示すガスケットの正面図
【図6】 図5のVI―VI線に沿う断面図
【図7】 本発明の一実施例を示すガスケットの正面図
【図8】 本発明の第2実施例を示すフランジ部の断面図
【図9】 本発明の第2実施例を示すガスケットの正面図
【図10】 図9のX―X線に沿う断面図
【図11】 本発明の第3実施例のガスケットを示す正面図
【図12】 本発明の第4実施例を示すエキゾーストマニホールドのフランジ部の正面図
【図13】 本発明の第4実施例を示すガスケットの正面図
【図14】 図13のA―A線に沿う断面図
【図15】 図14における矢印B方向の要部の正面図
【図16】 本発明の第5実施例を示す正面図
【図17】 図16のY―Y線に沿う断面図
【図18】 図17のZ―Z線に沿う断面図
【図19】 本発明のさらに別の実施例を示す要部の断面図
【符号の説明】
1…エキゾーストマニホールド 2A…フランジ部
2D…環状凹部 2F…長穴
3A…フランジ部 4A…フランジ部
5A…フランジ部 8…有底孔(係合孔)
11…ガスケット 12…第1基板
13…第2基板 13B…係合突起
19…係合爪

Claims (6)

  1. 取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部におけるガスケットと対向する端面の所定位置に係合孔を形成し、上記ガスケットの所定位置に上記フランジ部の係合孔に嵌合可能な係合突起を突設して、上記ガスケットの係合突起を上記フランジ部の係合孔に嵌合させることにより、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造において、
    上記ガスケットは重合させて設けた少なくとも2枚の基板を備え、上記基板の1つに上記フランジ部側へ向けて突出する上記係合突起を形成するとともに、この係合突起を形成した基板よりも上記フランジ部側に他の基板がある場合には当該他の基板に形成した貫通孔に上記係合突起を貫通させて上記フランジ部の係合孔に嵌合させ、
    また、上記基板のうち、上記フランジ部から最も離れた位置となる基板には、その輪郭となる外周部分に上記フランジ部に向けて立ち上げたカバー部を形成してあり、このカバー部によって上記他の基板および上記フランジ部の外方側の縁部を覆うように構成したことを特徴とするフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造。
  2. 取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部における端面に中央開口部から連続してそれを囲繞する環状凹部を形成するとともに、上記ガスケットを上記環状凹部に係合可能な形状に形成し、
    さらに、上記環状凹部の底部となる端面の所定位置に係合孔を形成するとともに、上記係合孔に嵌合される係合突起を上記ガスケットに突設して、
    上記ガスケットを上記フランジ部の環状凹部に係合させると同時に、このガスケットの係合突起を上記係合孔に嵌合して、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したことを特徴とするフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造。
  3. 取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部におけるガスケットと対向する端面の所定位置に貫通孔を形成し、
    上記ガスケットの所定位置に上記フランジ部の貫通孔に挿通されてフランジ部の裏面に係止される係合爪を形成して、
    上記ガスケットの係合爪を上記フランジ部の貫通孔に挿通してフランジ部の裏面に係止させることにより、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したことを特徴とするフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造。
  4. 上記貫通孔はフランジ部の円周方向に略180度ずれた少なくとも2箇所または略120度ずれた3箇所に穿設してあり、上記係合爪は上記両貫通孔の位置に合わせた少なくとも2箇所に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造。
  5. 取り付け対象となる部材に設けたフランジ部と、このフランジ部に仮止めされるガスケットとを備え、上記フランジ部の端面に、その中央開口部を囲繞して環状凹部あるいは環状溝を形成し、上記ガスケットは、上記フランジ部の上記環状凹部あるいは環状溝に係合される環状の内方側基板と、上記内方側基板に連結されるとともに上記フランジ部の端面に当接する外方側基板とを備え、上記ガスケットの内方側基板を上記フランジ部の環状凹部あるいは環状溝に係合させて、該ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成し、
    さらに上記フランジ部の所定位置に複数の貫通孔を形成し、また、上記外方側基板の所定位置に上記フランジ部の貫通孔に挿通されて該フランジ部に係止される係合爪を形成して、上記外方側基板の係合爪を上記フランジ部の貫通孔に挿通して係止させて、上記ガスケットをフランジ部に仮止めするように構成したことを特徴とするフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造。
  6. 上記取り付け対象となる部材は複数のフランジ部を備え、また、これらのフランジ部と対応する数のガスケットを備え、隣接位置となる少なくとも2枚のガスケットを連結部によって一体に連結したことを特徴とする請求項1から請求項5に記載のフランジ部とガスケットとの仮止め連結構造。
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