JPH10213067A - 流体機械の密封装置 - Google Patents

流体機械の密封装置

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Publication number
JPH10213067A
JPH10213067A JP9015699A JP1569997A JPH10213067A JP H10213067 A JPH10213067 A JP H10213067A JP 9015699 A JP9015699 A JP 9015699A JP 1569997 A JP1569997 A JP 1569997A JP H10213067 A JPH10213067 A JP H10213067A
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JP
Japan
Prior art keywords
gasket
seat surface
sealing device
pressure fluid
main member
Prior art date
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Pending
Application number
JP9015699A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ito
浩一 伊藤
Masanori Yokoi
雅宣 横井
Keiko Sekimori
敬子 関森
Yasunori Ueda
泰則 上田
Isato Ikeda
勇人 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication of JPH10213067A publication Critical patent/JPH10213067A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な手段でガスケットの位置決めを達成す
る。 【解決手段】圧力流体通路が開口された座面9aを有す
る主部材1と、主部材1の座面9aにボルト結合されて
圧力流体通路を覆蔽する副部材10と、座面9a上に挟
装された金属製ガスケット30とを備え、このガスケッ
ト30に座面9a上の開口凹部11aと係合する複数の
曲折片33を一体形成したことにより、ガスケット30
は安定して座面9a上に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体機械の静止面
間に使用される密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体機械、例えば特開平4ー76284
号公報に開示の圧縮機では、図4及び図5に示すよう
に、ハウジング1の外周に吸入キャビティ3及び吐出キ
ャビティ4が仕切壁12を隔てて開口されている。ま
た、これら両キャビティ3、4を囲むようにフランジ壁
9が立設され、このフランジ壁9の座面9aに蓋部材1
0を複数のボルト(図5にはめねじ孔11のみが示して
ある)によって締結することにより、両キャビティ3、
4が覆蔽されるようになされている。蓋部材10には吸
入配管が接続される吸入フイッティング13及び吐出配
管が接続される吐出フイッティング14が形成され、こ
れら両フイッティング13、14はそれぞれ両キャビテ
ィ3、4に連通されている。そしてフランジ壁9の座面
9aには吸入キャビティ3を囲むようにオイルシール1
5、吐出キャビティ4を囲むようにオイルシール16が
埋設され、これらオイルシール15、16は蓋部材10
の端面と密着してガス漏れを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のような座面上にシール溝を凹刻してこれにオイルシ
ールを埋設するといった密封手段は、かねて指摘されて
いるように、シール溝の加工に長時間を要して生産性の
観点から必ずしも良策とはいえず、さりとて、これを単
純にガスケットに置換えたとしても、例えば座面が水平
でなく、とくにそれが垂直に近いような状態では、ガス
ケットの脱落防止(位置決め)に問題を残すことにな
る。勿論、古くから行われているように、ハウジングに
結合される蓋部材をガスケットともどもピンなどを用い
て位置決めすれば事足りるが、結合される蓋部材に厳密
な位相精度を要求されない場合は、むしろ部品や工数の
増加などかなりの負担を強いられることを免れない。
【0004】本発明は、きわめて簡素な手段でガスケッ
トの位置決めを達成することを、解決すべき技術課題と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の流体機械
の密封装置は、圧力流体通路が開口された座面を有する
主部材と、該主部材の座面にボルト結合されて上記圧力
流体通路を覆蔽する副部材と、上記座面上に挟装された
金属製ガスケットとを備えた流体機械において、上記ガ
スケットには、上記座面上の開口凹部又は座面の側壁と
係合する複数の曲折片が一体形成されていることを特徴
としている。
【0006】この密封装置では、主部材に設けられた座
面上の開口凹部同士又は該開口凹部と座面の側壁との双
方に係合する曲折片が、ガスケットに一体成形されてい
るため、この曲折片を所要箇所に係合させるだけで、ガ
スケットは座面上に安定的に位置決め(保持)され、座
面の傾角に関係なく副部材の結合をいとも容易に行うこ
とができる。
【0007】なお、座面上の開口凹所として副部材結合
用のめねじ孔を利用する場合は、請求項2記載の装置の
ように、予めめねじ孔の口端に係合対象となる座繰孔を
穿設することになるが、選択された開口凹所が例えば円
孔状をなす圧力流体通路であれば、請求項3記載の装置
のように、該通路をそのまま係合対象として流用するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を具体的
に説明する。なお、本発明は圧力流体通路の介在する静
止面間の密封装置として広く実用されるものであるが、
便宜上、まず図4及び図5に例示した圧縮機に適用され
る密封装置を図1及び図2に基づいて説明する。
【0009】ハウジング(本発明にいう主部材)1に形
成されたフランジ壁9の座面9a上には、蓋部材(本発
明にいう副部材)10を締結する6個のめねじ孔11が
設けられているが、比較的離隔した2個のめねじ孔11
の口端には、図2(a)に示す直円孔状の座繰孔(本発
明にいう開口凹部)11aが予め穿設されている。本発
明の特徴的構成であるガスケット30は、金属基板の表
面にゴム等の弾性膜が被装されたものであり、吸入キャ
ビティ3及び吐出キャビティ4に相当する打抜き部A、
Bを有して、上記座面9aにほぼ等しい表面積を備えて
いる。そして各めねじ孔11に対応する位置には通常の
ボルト孔31が開口されるが、2個の座繰孔11aと対
応する位置には、抜き曲げ加工により通孔32の開口と
同時に半円環状の曲折片35が一体的に形成されてい
る。
【0010】図1は、曲折片33が一見して理解しうる
よう、実質的に座面9aと密合する側のガスケット30
を表している。曲折片30の外径は両座繰孔11a間距
離の寸法許容差を勘案して該座繰孔11aに遊嵌しうる
程度に調整され、該曲折片30及び通孔32の内径は共
に挿通されるボルト(図示せず)と干渉しないように設
定されている。
【0011】したがって、ガスケット30に形成された
2個の曲折片33を座面9a上に開口する2個の座繰孔
11aに係合させることにより、たとえ座面9aが水平
でない構成であっても、ガスケット30は安定的に座面
9a上に位置決めされる。その後ハウジング1にはガス
ケット30を挟着するように蓋部材10が締結される
が、ガスケット30の密封性を高めるため、打抜き部
A、Bを囲包する形態で適宜ビードを設けることもでき
る。なお、座面9a上に開口するめねじ孔11口端の座
繰孔11aは上記直円孔状に限るものでなく、例えば図
2(b)に示す円錐孔状の座繰孔11bとすることもで
き、この場合は係合される曲折片33aも当然に半円錐
環状に形成される。
【0012】図3はガスケットの他の実施形態を示すも
ので、本実施形態における主部材及び副部材には、図示
は省略されているが密封される静止面間に円孔状の圧力
流体通路が介在されている。ガスケット50は主部材の
結合座面とほぼ同等の表面積を備え、前実施形態と同
様、主部材のめねじ孔に対応する位置に通常のボルト孔
51が開口される一方、高低両流体通路に相当する位置
にそれぞれほぼ同径の通孔52、53が開口されるが、
例えば低圧流体通路に相当する位置には、抜き曲げ加工
により通孔53の開口と同時に半円環状の曲折片54が
一体的に形成されている。55、55は曲折片54が係
合する低圧流体通路を枢軸としたガスケット50の左右
の旋回動を規制すべく、ガスケット50の外縁部に一体
形成された対の曲折片で、平面又は曲面の如何を問わ
ず、主部材の座面側壁の2箇所と係合しうるように構成
されている。 したがって、本実施形態のガスケット5
0においては、主部材の座面上に開口する圧力流体通路
及び座面の側壁をそのまま係合対象とする曲折片54、
55が設けられているので、主部材になんら加工を施す
ことなく、前実施形態と同様ガスケット50を安定して
座面上に位置決めすることができる。
【0013】なお、上記両実施形態においては、ガスケ
ットに形成した各曲折片の係合対象として、主部材のめ
ねじ孔口端に穿設された座繰孔や圧力流体通路に加え、
座面の側壁をも係合対象とする構成について説明した
が、これらの係合対象は座繰孔と圧力流体通路、又は座
繰孔と座面の側壁等、如何ような組合せによっても実施
可能であり、また、座面の側壁は必ずしも座面の外側壁
に限らず、例えば図5に示す吸入、吐出キャビティの内
側壁も当然に包むものである。
【0014】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求孔1〜3記
載の流体機械の密封装置は、主部材に設けられた座面上
の開口凹部同士又は該開口凹部と座面の側壁との双方に
係合する曲折片が、ガスケットに一体形成されているた
め、部品点数の増加や長時間の加工を要することなく、
該曲折片の係合のみでガスケットを至極安定的に座面上
に位置決めでき、座面の傾角に関係なく、確実な密封と
同時に副部材の結合をいとも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置に使用されるガスケットの一実施形
態を示す斜視図。
【図2】本発明装置における座繰孔と曲折片との係合状
態であって(a)は直円孔状、(b)は円錐孔状の各座
繰孔を示す断面図。
【図3】本発明装置に使用されるガスケットの他の実施
形態を示す斜視図。
【図4】本発明装置が適用可能な圧縮機を示す一部断面
正面図。
【図5】図4の圧縮機の蓋部材を取外した状態を示す平
面図。
【符号の説明】
1はハウジング(主部材)、9aは座面、10は蓋部材
(副部材)、11a、11bは座繰孔、30はガスケッ
ト、32は通孔、33、33aは曲折片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 泰則 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 池田 勇人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体通路が開口された座面を有する主
    部材と、該主部材の座面にボルト結合されて上記圧力流
    体通路を覆蔽する副部材と、上記座面上に挟装された金
    属製ガスケットとを備えた流体機械において、上記ガス
    ケットには、上記座面上の開口凹部又は座面の側壁と係
    合する複数の曲折片が一体形成されていることを特徴と
    する流体機械の密封装置。
  2. 【請求項2】上記開口凹部が、めねじ孔口端に設けられ
    た座繰孔であることを特徴とする請求項1記載の流体機
    械の密封装置。
  3. 【請求項3】上記開口凹部が、円孔状をなす上記圧力流
    体通路であることを特徴とする請求項1又は2記載の流
    体機械の密封装置。
JP9015699A 1997-01-29 1997-01-29 流体機械の密封装置 Pending JPH10213067A (ja)

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JP9015699A JPH10213067A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 流体機械の密封装置

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JP9015699A JPH10213067A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 流体機械の密封装置

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JP9015699A Pending JPH10213067A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 流体機械の密封装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100662529B1 (ko) 2002-09-17 2006-12-28 가부시키카이샤 나브코 가스켓 및 가스켓을 구비하는 상호 연통 밸브
KR20140118880A (ko) * 2013-03-28 2014-10-08 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 압축기

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KR100662529B1 (ko) 2002-09-17 2006-12-28 가부시키카이샤 나브코 가스켓 및 가스켓을 구비하는 상호 연통 밸브
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Effective date: 20070220

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