JP3997410B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、FA(ファクタリーオートメーション)の分野で用いられる通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上位局としてコントローラ、下位局としてサーボ制御装置およびI/OからなるFA用の通信システムでは、コントローラとサーボ制御装置またはI/O間の通信は、最大15局程度を対象に、固定周期、固定データ長で行われている。
【0003】
図2(a)を参照すると、上位局と15個の下位局との通信のタイミングチャートが示されている。上位局から、下位局のアドレス(01H〜0FH)を含む指令COMを送信する。下位局はこれに応答して、下位局の状態を示すデータを含む応答RSPを返信する。上位局は、アドレス01Hのサーボ制御装置から順次、このような通信を行い、全ての下位局との通信が終えると、一斉放送(FF)を行って全下位局に割り込み(/INT)を発生させる。各下位局は割り込みを受けると、内部カウンタを同期化し、上位局から受けた指令COMに含まれる処理を一斉に実行する。各割り込み間の時間周期Tは一定である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許2985276号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通信システムでは、応答RSPには下位局の状態を示すデータが含まれている。しかし、このデータ以外に、下位局の別の状態を示すデータを取得してモニターすべき要請があり、このようなモニターを行う機能を追加することが望まれる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、下位局から上位局への応答に含まれるデータによって示される状態以外の状態をモニター可能な通信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、上位局が所定数の下位局と、所定のデータ長のデータ通信を逐次行い、その後の一斉放送により、下位局に上位局の命令を一斉に実行させることを所定の周期で行う通信システムにおいて、一周期の間に空き時間を設け、この時間を利用して、下位局から上位局への応答に含まれるデータによって示される状態以外の状態をモニターする。モニターは、上位局と各下位局が接続されているネットワークにモニター装置を接続して行う。
【0008】
各下位局は、上位局との通信を行うためのアドレス以外に、モニター装置との通信を行うためのアドレスも有する。モニター装置は、このアドレスを利用して、特定の下位局からその状態を示すデータを取得し、モニターすることが可能になる。
【0009】
モニター装置は、一斉放送時に同期化された内部のカウンタによって、モニターを開始できる空き時間の開始を判定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態における通信システムの構成を示す図である。図1を参照すると、本発明の通信システムは、上位コントローラ10と、サーボ制御装置30と、モータ40と、I/O50に加え、モニター手段としてプログラミングパネル20が付け加わる。
【0012】
上位コントローラ10は、ネットワークを介して、アドレス01H〜0DH(05H〜0DHは不図示)のサーボ制御装置301〜30D、および、アドレス0EHのI/Oと接続している。上位コントローラ10の最大接続局数を15局と仮定して、そのうち14局が接続されているものとする。
【0013】
プログラミングパネル20は、同じネットワークを介して、サーボ制御装置301〜30Dと接続する。サーボ制御装置301〜30Dはプログラミングパネル20と通信するために、別のアドレス81H〜8DHを有する。プログラミングパネル20は、このアドレスを用いて、サーボ制御装置301〜30Dの状態のモニターを行うことができる。
【0014】
図2を参照すると、上位コントローラ10またはプログラミングパネル20と、サーボ制御装置301〜30DまたはI/O50との間の通信のタイミングチャートが示されている。
【0015】
図2(a)は、上位コントローラ10に最大接続局数(15局と仮定)の下位局(サーボ制御装置30およびI/O50)が接続した場合のタイミングチャートである。上位コントローラ10から、下位局のアドレス(01H〜0FH)を含む指令COMを送信し、下位局はこれに応答して、下位局の状態を示すデータを含む応答RSPを返信する。上位コントローラ10は、アドレス01Hの下位局から順次、このような通信を行い、全ての下位局との通信が終わると、一斉放送(FF)を行って各下位局に割り込み(/INT)を発生させる。各下位局は割り込みを受けると、内部カウンタを同期化し、上位コントローラ10から受信した指令COMに含まれる処理を一斉に実行する。割り込み(/INT)の周期はTである。
【0016】
図1の上位コントローラ10では、最大接続局数15局のうち、14局のみ使っているので、図2(a)のアドレス0FHの下位局に割り当てられていた時間を空き時間とすることができる(図2(b))。
【0017】
そこで、この空き時間を利用して、プログラミングパネル20が特定のサーボ制御装置と通信して、RSPに含まれていない当該局の状態を示すデータを取得する。図2(c)では、プログラミングパネル20はサーボ制御装置302と通信している。この際、アドレスとしては、82Hが用いられている。
【0018】
プログラミングパネル20の内部カウンタも、割り込み(/INT)時に下位局の内部カウンタとともに同期化される。このように、プログラミングパネル20は、内部カウンタを利用することにより、空き時間(15局目の時間)の開始を判断できる。
【0019】
本発明の実施の形態は、上記構成にしたので、下位局から上位コントローラへの応答に含まれるデータによって示される状態以外の状態をモニターすることが可能になり、簡単なハードウェアでプログラミングパネルをつけた2:N通信が可能になる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下位局から上位コントローラへの応答に含まれるデータによって示される状態以外の状態をモニターすることが可能になり、簡単なハードウェアでプログラミングパネルをつけた2:N通信が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の通信システムの構成を示す図である。
【図2】(a)は、上位コントローラ10と、最大接続局数15局の下位局が通信し、周期Tの全時間を上位コントローラ10と下位局の通信が占有する場合のタイミングチャートである。(b)は、上位コントローラ10と、14局の下位局が通信し、15局目の下位局に割り当てられていた時間が空いた状態を示すタイミングチャートである。(c)は、プログラミングパネル20が、この空いた時間で、アドレス82Hを用いてサーボ制御装置302と通信し、サーボ制御装置302をモニターすることを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 上位コントローラ
20 プログラミングパネル
30 サーボ制御装置
40 モータ
50 I/O
Claims (2)
- 上位局たるコントローラが、所定数の下位局と、所定のデータ長のデータ通信を逐次行い、その後の一斉放送により、前記下位局に前記コントローラの命令を一斉に実行させることを所定の周期で行う通信システムにおいて、
前記コントローラと前記下位局の通信が前記周期の全ての時間を占有せず、前記コントローラと前記下位局が接続するネットワークに接続されたモニター手段が、前記周期の残りの時間で、特定の前記下位局と通信し、該下位局をモニターし、前記下位局は、前記モニター手段と通信するために、前記コントローラと通信するためのアドレスとは別のアドレスを併有することを特徴とする通信システム。 - 前記モニター手段は、前記一斉放送時に同期化された内部のカウンタによって、前記残りの時間の開始を判定する、請求項1に記載の通信システム。
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