JP3996872B2 - 画像形成装置及びトナー消費量予測方法 - Google Patents

画像形成装置及びトナー消費量予測方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3996872B2
JP3996872B2 JP2003170671A JP2003170671A JP3996872B2 JP 3996872 B2 JP3996872 B2 JP 3996872B2 JP 2003170671 A JP2003170671 A JP 2003170671A JP 2003170671 A JP2003170671 A JP 2003170671A JP 3996872 B2 JP3996872 B2 JP 3996872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
pixel
toner consumption
toner
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003170671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004163885A (ja
Inventor
隆一郎 高松
幸徳 千住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003170671A priority Critical patent/JP3996872B2/ja
Publication of JP2004163885A publication Critical patent/JP2004163885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3996872B2 publication Critical patent/JP3996872B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、電子写真方式による画像形成装置、および当該画像形成装置におけるトナー消費量を予測するトナー消費量方法に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
電子写真方式による画像形成装置の現像器においては、トナー粒子(カーボン粒子等)とキャリア粒子を主成分とした二成分現像剤が一般によく用いられている。例えば二成分現像剤を用いた画像形成装置の場合、画像を形成することにより現像器内のトナー粒子が消費され、上記キャリア粒子に対するトナー粒子の濃度、即ちトナー濃度が低下していく。画質を維持するためには、上記トナー濃度が一定である必要があり、そのためにトナー濃度が一定になるようにトナー粒子の減少に応じて随時トナー粒子を補給する必要がある。トナー粒子の濃度を測定するトナー濃度測定手段としては、透磁率センサ等がよく用いられている。上記トナー粒子が減少すると透磁率が大きくなり、即ち上記透磁率センサが透磁率を検知することで結果としてトナー粒子の減少を検知するのである。
【0004】
上記センサは高価であるため、このようなセンサを用いずにトナー濃度を知る手段として、トナー粒子の消費量を予測する方法がある。トナー粒子の消費量を予測する方法として、画像形成時における印字画素を形成する個々の画素信号をカウントし、そのカウント数がトナー粒子の消費量と比例するとして消費トナー量を求める方法が例えば特開昭58−224363号公報に開示されている。尚、ここにいう印字画素とは、上記トナー粒子を付着すべき画素を言う。
しかしながら、実際のトナー消費量は上記公報に示されているように印字画素数が増えるに従って増加するものの、厳密にはトナー消費量は印字画素数には比例しない。画像の種類によって、トナーを付着させる画素数が同じでもトナー消費量が異なるのである。例えば、1画素当たりのトナー消費量は、所定の領域を塗りつぶしたベタ画像よりも、線画像の方が多くなる傾向にある。
【0005】
具体的には、例えば図3Aに示すように4×4の画素で構成される印刷面を例に挙げると、正方形の画素302にトナーを付着(定着)させる場合、トナーを円形301、又は楕円形として付着させる。これは塗りつぶしの際に、斜め方向に接する画素(即ち点接画素)303との接点304にトナーを付着させる必要があるためである。ここで、画素よりも小さい範囲にトナーを付着させてしまうと、接点304近傍は特に十分な塗りつぶしにならないのである。
【0006】
このように画素よりも大きな範囲にトナーを付着させているため、例えば図3Bに示すような4つの画素の塗りつぶしの際には、四つ葉形状の重なり合う箇所305が存在する。このため、トナー消費量は、図3Aに示す2つの画素の塗りつぶしの2倍にはならず、これがトナー消費量の誤差となるのである。また、図3Cに示すように、周囲の画素にはトナーを付着させないで一点の画素307にのみトナーを付着させた場合(孤立画素)、トナーの付着面積308は上記画素307の面積よりも小さくなってしまうことが一般に知られている。これは、感光ドラムに光を当ててその部分の電荷を除去する露光プロセスにおいて、光をON/OFFする時間が非常に短いために十分に電荷が除去できないことが理由である。上記孤立画素もトナー消費量の誤差を大きくする原因となっている。
【0007】
予測したトナー消費量と実際のトナー消費量との誤差を解消するための誤差解消処理が、実際には例えば数十枚の印刷に対して数回行われている。当該誤差解消処理とは、内部で濃度測定用の所定のパターンを印字し、当該印字の濃度を光学的に測定することでトナーの消費量の調節をするのである。
【特許文献1】
特開昭58−224363号公報
【特許文献2】
特開平10−239978号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した、誤差解消処理を行う場合には印刷処理を中断しなければならず、特に誤差解消処理の頻度が多いと画像形成装置の性能の目安である単位時間当たりの印刷枚数が大幅に少なくなってしまうという問題が発生する。
【0009】
さらに、上記誤差解消処理に必要な各手段にかかるコストが、結果として画像形成装置全体のコストアップにつながるという問題もある。
【0010】
本発明は、どのような画像種類であっても、より正確にトナー消費量を予測する画像形成装置、及びトナー消費量予測方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明は入力された画像データに基づく複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された画像を電子写真方式により形成しトナーで現像して印刷する画像形成装置を前提としている。ここで、画像形成装置は、入力された画像データに基づく画像を構成している画素のうちから、現像時にトナーを付着すべき画素である印字画素の数をカウントする印字画素カウント手段と、複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された画像から、印字画素と現像時にトナーを付着すべきでない画素である空白画素との格子の線上における境界部であるエッジの数をカウントするエッジカウント手段と、画像から、一の印字画素に対し格子上でその対角点にある画素、及びその画素と当該印字画素との両方に隣り合った画素がいずれも上記空白画素であるとき、対角点にあり当該印字画素に点接した空白画素を斜端部としてその斜端部の数をカウントする斜端部カウント手段と、トナーの消費量を計数によって算出するトナー消費量予測手段とを備え、トナー消費量予測手段は、カウントされた印字画素の数、エッジの数、及び上記斜端部の数に基づいてトナーの消費量を算出する。
【0012】
以上の構成では、印字画素に隣接する空白画素にはみ出して付着するトナーの消費量まで正確に予測することができるので、安価かつ正確に現像器内のトナー濃度を推定することができる。また、現像器内のトナー濃度を推定し、トナー濃度の減少に応じてトナー補給を行うことにより、現像器内のトナー濃度を一定水準に保ち、安定した画質の画像を出力し続けることができる。
【0013】
そして、上記斜端部カウント手段を備え、トナー消費量予測手段は、上記カウントされた印字画素数、エッジ数、及び斜端部数に基づいてトナー消費量を算出することで、印字画素に点接する空白画素に付着するトナーの消費量まで予測値に算入可能になるため、より正確なトナー消費量の予測を行うことができる。
【0014】
また、入力された画像データに基づく画像を構成している画素のうちから、現像時にトナーを付着すべき画素である印字画素の数をカウントする印字画素カウント手段と、複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された上記入力された画像データよりから、印字画素と現像時にトナーを付着すべきでない画素である空白画素との格子の線上における境界部であるエッジの数をカウントするエッジカウント手段と、上記画像を構成している画素のうちから、印字画素であって周囲すべてが空白画素である孤立画素の数をカウントする孤立画素カウント手段と、トナーの消費量を計数によって算出するトナー消費量予測手段とを備え、上記トナー消費量予測手段は、カウントされた上記印字画素数、上記エッジ数、及び上記孤立画素数に基づいてトナーの消費量を算出する構成がある。
上記孤立画素カウント手段を備え、トナー消費量予測手段は、カウントされた印字画素数、エッジ数、斜端部数、及び孤立画素数に基づいてトナー消費量を算出することで、孤立画素によるトナー消費量の減少まで予測値に算入可能になるため、より正確なトナー消費量の予測を行うことができる。
【0015】
また、エッジカウント手段が、主走査方向のエッジ数と副走査方向のエッジ数とを独立して別々にカウントする構成としてもよい。
この構成では、主走査方向と副走査方向の解像度が異なる場合や、主走査方向のエッジと副走査方向のエッジでドットの太り具合が異なる場合であっても、正確なトナー消費量の予測を行うことができる。
【0016】
一方で、電子写真方式を用いた画像形成装置において、ウインドウ形成手段が、入力された画像データから複数の画素にて構成されるウインドウを形成し、比較手段が、ウインドウ形成手段より得られたウインドウと複数のトナー消費予測パターンとを比較する構成がある。上記複数のトナー消費予測パターンは予め所定の記憶手段に格納されているものである。続いて、トナー消費量予測手段は、上記比較にて一致したトナー消費予測パターンと、当該パターンに対応するトナー消費量とに基づいてトナー消費量を算出する。
【0017】
この構成では、パターンそれぞれのトナー消費量を予め有しているため、ウインドウを構成する画素数に対応するすべてのトナー消費予測パターンと比較することで、高い精度でトナーの消費量を予測可能である。
【発明の実施の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。尚、下記実施の形態で示される画像形成装置とは、具体的にはプリンタやFAX受信装置等である。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る実施の形態1における画像形成装置について図1〜図7を参照しながら詳しく説明する。
【0019】
図1において、画像形成装置40は、プリンタエンジン制御部73より送られる画像データをもとに、露光手段46よりレーザを発光する。当該レーザは、帯電手段53によって表面が一様に帯電されている感光体50に照射される。上記感光体50のレーザが照射された部分は表面電位が変化し、潜像が形成される。潜像部は現像手段である現像器41内の現像スリーブ51によりトナー粒子が付着され、感光体上で顕画化される。顕画化された画像は、転写手段である転写ローラ52により記録紙42に転写され、記録紙上に画像が形成される。画像が形成された記録紙は、定着手段62によりトナーが記録紙上に定着され、画像形成装置の外部に排紙される。
【0020】
図2は、主に図1の画像形成装置における、プリンタエンジン制御部73のハードウェア構成を示す図である。以降プリンタエンジン制御部73の構成と動作について説明する。
【0021】
図2において、コントローラ72は外部のネットワークを介して図示しないコンピュータ等からの画像データを受信し、当該画像データをフォーマット変換することによりプリント可能な画像データを生成する。コントローラインタフェース90は、コントローラ72から転送されるページ単位の画像データを受信する。
【0022】
CPU91は、ROM92に格納されたプログラムに基づきプリンタエンジンの動作を制御する。 RAM93は、CPU91のワークエリア等に使用される。
【0023】
センサ群94は、センサ群およびセンサ出力の処理回路群である。CPU91はセンサ出力の処理回路群からの出力を入手し、画像形成装置の状態を把握することができる。
【0024】
アクチュエータ群95は、画像形成装置の各要素を駆動するモータ類や電磁クラッチ等、およびこれらのドライバが含まれる。CPU91はセンサ群94から得られる情報等に基づいてアクチュエータ群95を制御し、画像形成装置全体の動作をコントロールする。
【0025】
画像データ処理部99は、印字画素検出手段としての印字画素カウント部100、エッジカウント手段としてのエッジカウント部101、および複数ライン分のラインメモリ(図示せず)を有し、トナー消費量予測部106により、印字画素数とエッジ数をもとにトナー消費量が算出される。トナー消費量の予測方法については後に詳細に説明する。
【0026】
レーザダイオード103は、レーザドライバ102によりON/OFFを制御され、当該ON/OFFに基づいてレーザ出力のON/OFFを行う。尚、上記画像データ処理部99は、ハードウェアとして設けられてもよいし、上記CPU91にて実行されるプログラムとして提供されてもよい。また、上記トナー消費量予測部106は画像データ処理部99内にハードウェアとして設けられているが、CPU91にて実行されるプログラムとして提供されてもよい。
【0027】
続いて実際の印字について説明する前に、上述したトナー消費量と実際のトナー消費量との誤差について詳しく説明する。
【0028】
例えば解像度600dpiのレーザプリンタを用い、線幅が1画素のラインを記録紙上に記録すると、実際の線幅は、600dpiでの理論上の太さ0.042mmよりも太いラインが感光体上に出力される。これは、例えばベタ画像等を印字する場合に画素間に隙間が生じないように、実際の画素の面積よりも広い径でレーザを感光体に照射しているためである。すなわち、印字する画素に対して、実際は図3Aの波線306で示された円のように、レーザを感光体に照射している。このため、トナーの感光体への実際の付着に関しては、理論上の印字画素を若干はみ出し、本来,印字されない隣接画素の一部にもトナーが付着することになる(以下、随時、この状態を「ドットの太り」と呼ぶ)。つまり、1画素当たりのトナーの付着量Tr(面積Sr)は、印字画素Tdへの付着量(面積Sd)と、印字画素Tdからのはみ出し量Te(面積Se)との和により表される。
【0029】
このことより、画素からのはみ出し面積Seは、1画素当たりのレーザービーム径から求められるトナー付着面積(Sr)と、1画素の面積(Sd)との比較により得られる。
【0030】
そこで、本実施形態では、画素を形成する画素信号のカウント値に、これらの印字画素におけるドットの太り(印字画素からのトナーのはみ出し量)を加えて、トナー消費量をより正確に予測するものである。
【0031】
印字画素どうしが隣接している場合、当該画素が接している辺(例えば図3BのX)については、トナーの付着が画素をはみ出して隣の画素へ広がっても、当該広がった部分がトナー付着領域のため、トナーの付着面積は増えない。従って、印字画素が隣接している辺に対しては、ドットの太りを考慮する必要はない。
【0032】
しかし、隣接する画素が印字画素でない(空白画素である)場合、すなわち印字画素と空白画素の境界部(エッジ)である場合(例えば図3BのY)、ドットの太りによりトナーが画素をはみ出す分だけトナー付着面積が増加する。トナー付着面積が増加するということは、その分だけトナー消費量が増加することを意味する。これらより、画素信号を認識するときに、その画素がどれだけのエッジ部を含んでいるかを検出することが重要である。本発明は、印字画素を形成する画素信号をカウントし(ピクセルカウント)、同時に図5に示す3×3画素分の2種類のエッジ検出フィルタ(主走査方向のエッジ検出用フィルタ:図4A、副走査方向エッジ検出用フィルタ:図4B)を用いて注目画素におけるエッジ部の数をカウントし(エッジカウント)、この両者のカウント値を用いることによって、単純に印字画素をカウントする場合よりもさらに精度の高い予測を行っている。
【0033】
以下に、実際の印字の際のトナー消費量の計算過程を説明する。
【0034】
今、600dpiのレーザプリンタを用いて、A4サイズの記録紙に画像を印刷する場合を考える。この場合、記録紙上の総画素数は約 7,000×4,800=33,600,000画素となる。
【0035】
印刷される画像データは、図示しないPC等から、例えばネットワークを介してコントローラ72に入力される。コントローラ72は、画像データ(より正しくは、ページ記述言語によって記述されたコマンドおよびデータ群)を画像形成装置で印字可能な二値の画像データに展開(ラスタライズ)し、ページ単位でコントローラインタフェース90を介して画像データ処理部99へ転送される。
【0036】
上記画像データ処理部99には、印字画素カウント部100、エッジカウント部101、及び図4に示したウインドウ形成部104が設けられている。当該ウインドウ形成部104には、ラインメモリより構成される蓄積部が含まれる。
【0037】
まず、上記エッジカウント部101におけるエッジカウント値の算出方法の具体的な処理について説明する。
【0038】
上記ウインドウ形成部において、まず上記入力された二値の画像データの1列目のラインデータがビデオクロック(CK)に同期してレジスタ112、113、114に順次シフトしながら格納される。また、同じく上記1列目のラインデータがメモリ110に格納される。
【0039】
続いて、上記1列目のラインデータが終了すると、2列目のラインデータがレジスタ112、113、114に順次シフトしながら格納され、さらにメモリ110にも格納される。また同時に、メモリ110に格納されている上記1列目のラインデータが上記2列目のラインデータ及びCKに同期してレジスタ115、116、117にシフトしながら格納される。この際、上記1列目のラインデータはさらにメモリ111に格納される。
【0040】
同様に、2列目のラインデータが終了すると、3列目のラインデータがレジスタ112、113、114に順次シフトしながら格納され、さらにメモリ110にも格納される。また同時に、メモリ110に格納されている上記2列目のラインデータが上記3列目のラインデータ及びCKに同期してレジスタ115、116、117にシフトしながら格納され、さらにメモリ111にも格納される。
【0041】
以上の処理を繰り返すことにより、上記蓄積手段は1ページ内の画像データのうち、3×3のウインドウを構成する9個の画素データを順次得ることができる。上記図4における各レジスタ112〜120(a〜i)から、当該ウインドウを構成する9個の画素データを得た際のイメージを図7に示す。
【0042】
尚、上記9個の画素データは一旦レジスタ121にクロックジェネレーター122により発生されるラッチクロック毎のタイミングで保持される。本実施の形態では、ラッチクロックは上記CKと同一であるため、上記レジスタ121では1画素毎にデータが更新される。
【0043】
上記ウインドウ形成部上記レジスタ121内に保持された3×3画素のウインドウは、例えば図5に示すフィルタAを用いることにより主走査方向のエッジが、フィルタBを用いることにより副走査方向のエッジがカウントされる。
【0044】
具体的には、まず、例えば図6Aに示された画像データ601における注目画素602と、上記フィルタAにおける算出ポイント501とを対応させる。次に、上記注目画素602とその近傍の画素に対してフィルタAの係数を乗算しその結果を合計する。これにより、注目画素602における算出値が得られる。図6Aにおける注目画素602(X,Y=1,1)においては算出値=−1となる。
【0045】
上記処理を、上記ラッチクロックに同期させて行うことにより、画像データの各画素における算出値を得ることができる。上記画像データ601の各画素の算出値を図6Bに示す。
【0046】
上記算出値のうち、ゼロ以上の値をすべて加算することにより画像データの主走査方向におけるエッジ数がカウントされるのである。本具体例では主走査方向のエッジ数は“8”となる。また、上記フィルタBを用いて同様の処理を行うことにより、副走査方向のエッジ数もカウントされ、本具体例における副走査方向のエッジ数は“8”となる。上記エッジカウント部101により算出されたエッジカウント値は、RAM93に格納される。
【0047】
尚、上記印字画素カウント部100が算出すべきピクセルカウント値は、トナーを付着すべき画素(印字画素)の数を加算するのみであるため詳細は省略する。上記印字画素カウント部100により算出されたピクセルカウント値も、RAM93に格納される。
【0048】
以上の処理により、1ページ当たりのピクセルカウント値、1ページ当たりのエッジカウント値を得ることができる。
【0049】
また、本実施の形態では、より正確なトナー消費量の予測値は、例えば下記の計算式(式1)により求められる。
【0050】
T=(Nd・Sd+Ne・Se)×a ・・・(式1)
ここで、T:トナー消費量、
Nd:1ページ当たりのピクセルカウント値、
Sd:1画素の面積、
Ne:1ページ当たりのエッジカウント値、
Se:1エッジ当たりのはみ出し部分の面積、
a:単位面積当たりのトナー消費量、である。
【0051】
次に、トナー消費量予測部106は、上記処理にて求められたNd、Ne、及び予め機器毎に決定されているSd、Se、aの各値を上記計算式に当てはめることにより、トナー消費量の予測値を求めることができる。求められた予測値は、記憶装置であるRAM93に格納される。尚、上記Sd、Se、aの各値は、例えばトナー消費量予測部106内の図示しない記憶部に予め格納されている。
【0052】
続いて、求められたトナー消費量の予測値をもとにCPU91はホッパモータ17の駆動時間を決定し、ホッパモータ17を駆動することによりホッパ16から現像器内へトナーの補給を行う。トナー消費量に応じて、逐一トナー補給量を決定し現像器内へ補給を行うため、センサ等を用いることなくトナー濃度を一定の範囲内に制御することができる。
【0053】
以上のように、ピクセルカウント値及びエッジカウント値を独立してカウントすることでトナー消費量を正確に予測することができるので、安価かつ正確に現像器内のトナー濃度を予測することができる。また、現像器内のトナー濃度を推定し、トナー濃度の減少に応じてトナー補給を行うことにより、現像器内のトナー濃度を一定水準に保ち、安定した画質の画像を出力し続けることができる。
【0054】
尚、画像形成装置によっては、図3Dに示すように、主走査方向と副走査方向の解像度が異なる場合や、または主走査方向のエッジと副走査方向のエッジでドットの太り具合が異なる場合がある。この様な場合であっても、主走査方向と副走査方向のエッジ数を別々にカウントしているため、それぞれに異なる係数を乗じることにより、より正確なトナー消費量の予測を行うことができる。
【0055】
この場合、より正確なトナー消費量の予測値は、下記の計算式(式2)により求めることができる。
【0056】
T=(Nd・Sd+Ne1・Se1+Ne2・Se2)×a ・・・(式2)
ここで、T:トナー消費量、
Nd:1ページ当たりのピクセルカウント値、
Sd:1画素の面積、
Ne1:1ページ当たりの主走査方向のエッジカウント値、
Se1:主走査方向における1エッジ当たりのはみ出し部分の面積、
Ne2:1ページ当たりの副走査方向におけるエッジカウント値、
Se2:副走査方向における1エッジ当たりのはみ出し部分の面積、
a:単位面積当たりのトナー消費量、である。
【0057】
尚、以上の実施の形態1は単色印刷の画像形成装置の場合についてのみ述べてきたが、これが多色印刷を行う画像形成装置になった場合においても、各色ごとに本実施の形態を適用すればよい。
【0058】
また、実施の形態1では、1ページ単位でピクセルカウントおよびエッジカウントを行ってページことのトナー消費量を予測しているが、これが複数ページ単位、あるいは固定/可変領域ごとに予測を行ってもよい。
【0059】
またさらに、本実施の形態1においてはウインドウ形成部を利用してエッジをカウントしているが、他の方法を用いてエッジのカウントを行ってもよい。この場合、ウインドウ形成部は必ずしも必要ない。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、主走査方向及び副走査方向に対するドットの太りを考慮した、トナー消費量の予測方法について述べた。しかしながら、装置によっては図3Dに示したように、画素309に付着されるべきトナーが斜め四方310に対してもはみ出して付着される場合もある。このような場合には、上記実施の形態1の方法を用いた場合であっても誤差が生じてしまう。
【0060】
そこで、本実施の形態2では、各ウインドウにおける印字画素の配置に基づいてトナーの消費量を予測する方法について説明する。尚、上記実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
【0061】
本実施の形態では、上記画像データ処理部99において、印字画素カウント部100及びエッジカウント部101に換えてパターン検出部105を備える。パターン検出部105には、2の9乗=512個の比較回路、及び同じく512個のトナー消費予測パターンが設けられているが、理解に供するために4個として説明する。尚、ここで512個とは、3×3内にあり得るすべての印字パターンを網羅するための数値であり、例えば当該トナー消費予測パターンを回転処理することにより、約4分の1程度まで減少させることが可能である。
【0062】
さて、図8に示すパターン検出部105内の比較回路123〜126の入力Aには、上記ウインドウ形成部104のレジスタ121より出力された3×3のウインドウを構成する9個の画素データが入力される。ただし、当該9個の画素データが入力される間隔は、上記CKの3倍の間隔であり、例えば上記クロックジェネレーター122にて出力されるラッチクロックを図9のようにCKの3分の1にすることにより調節可能である。言い換えると、上記ウインドウ形成部104より出力される9個の画素データは、1画素毎ではなく、1ウインドウ毎にパターン検出部105に入力されるのである。
【0063】
上記比較回路123〜126の入力Bには、レジスタ127〜130がそれぞれ接続され、各レジスタに記憶されたトナー消費予測パターンが入力される。尚、当該トナー消費予測パターンの2つの例を図10A、図10Bに示す。当然、これらのトナー消費予測パターンは重複しないパターンとして512種類存在する。尚、図に示した矢印がエッジ部であり、この近傍にドットの太りが生じる。
【0064】
上記比較回路123〜126は、上記入力Aに入力されたウインドウと入力Bより入力されたトナー消費予測パターンとが一致した場合に1を出力し、当該出力がレジスタ131〜134に蓄積される。また、上述したラッチクロックに基づいて出力された値が、カウンタ135〜138に加算される。
【0065】
例えば1ページ分の画像データの出力が完了すると、トナー消費量予測部106はカウンタ135〜138の値を参照することで当該1ページ内に含まれている、各トナー消費予測パターンに一致するウインドウの数を知ることができる。次に上記トナー消費量予測部106は、予め各トナー消費予測パターン毎に求められているトナー消費量と対応する上記カウンタの値とを乗算し、乗算結果すべてを加算する。これにより、当該ページ内での、図3Dに示した斜め四方310のドットの太りを考慮したトナー消費量を正確に算出することが可能になるのである。
【0066】
即ち、本実施の形態2においては、パターンそれぞれのトナー消費量を予め有しているため、ウインドウを構成する画素数に対応するすべてのトナー消費予測パターンと比較することで高い精度でトナーの消費量の予測が可能である。
(実施の形態3)
上記実施の形態1では、主走査方向及び副走査方向に対するドットの太りを考慮した、またトナー消費量の予測方法について述べた。また、上記実施の形態2では、斜め四方のドットの太りを考慮したトナー消費量の予測方法について述べた。しかしながら、図3Cに示した孤立画素においては、通常の画素よりもトナーの消費量が少なくなることは上述したとおりである。このような場合には、上記実施の形態1及び2の方法を用いた場合であっても誤差が生じてしまう。
【0067】
つまり、上記実施の形態1に示した技術においては孤立画素に対してもエッジ数=4とカウントしてしまうため実際よりトナーの消費量を多く算出してしまう。また、実施の形態2においては、例えば図7における画素i701の部分が印字画素であると検出された場合、図11Aに示すように孤立画素でなはないのか、または図11Bに示すように孤立画素であるのかが判別できない。このため、トナー消費量の予測結果に誤差が生じてしまうのである。
【0068】
そこで本実施の形態3では、上記実施の形態1に加えてパターン検出部を備える。ただし、本実施の形態3におけるパターン検出部は、上記実施の形態2とは異なり、斜端部カウント手段、及び孤立画素カウント手段を備える。
【0069】
本実施の形態3におけるパターン検出部は、上記ウインドウ形成部104より3×3のウインドウを構成する9個の画素データを取得すると、当該画素データが4つのパターンに該当するか否かを判別する。当該4つのパターンを図12A〜Dに示す。
【0070】
図12Aに示すパターンAは、ウインドウ内のa,b,d,eに対応する4つの画像データを、図12Bに示すパターンBは、ウインドウ内のb,c,e,fに対応する4つの画像データを、図12Cに示すパターンCは、ウインドウ内のd,e,g,hに対応する4つの画像データを、図12Dに示すパターンDは、ウインドウ内のe,f,h,iに対応する4つの画像データを判別する。
【0071】
判別内容は、eに該当する部分が1(印字画素)であり、それ以外の部分が0(空白画素)であるか否かである。当該判別は、例えばAND回路を用いることで容易に構成することができるため詳細は省略する。
【0072】
上記各パターンに該当した場合には、斜端部カウント手段がそれぞれ1を斜端部カウント値に加算する。ただし、上記4つのパターンすべてに該当する場合には、孤立画素カウント手段が孤立画素カウント値に1を加算するが、上記斜端部カウント手段は斜端部カウント値への加算は行わない。以上の処理を、上記実施の形態1にて述べた処理に加えて行う。尚、上記検出の間隔は、上記CKに基づく。
【0073】
具体的には、例えば図13Aに示した、eとfに該当する部分が印字画素である画像データを上記パターン検出部で処理すると、注目画素がeの場合に、パターンA及びパターンCに該当するために、斜端部カウント値=2となる。つまり、点接する画素の斜め方向の端部1301、及び1302がカウントされたことになる。さらにfが注目画素となった際には、パターンB及びパターンDに該当するために、斜端部カウント値に2が加算されて4になる。ここでは、点接する画素の斜め方向の端部1303、及び1304がカウントされたことになる。尚、画像データの端部等は空白画素として処理するものとする。
また、図13Bに示した、孤立画素である画像データを上記パターン検出部で処理すると、注目画素がeの際にパターンA〜Dのすべてに該当するために、斜端部カウント値=0、孤立画素カウント値=1となる。
【0074】
上記パターン検出部にて算出した斜端部カウント値と孤立画素カウント値、及び上記実施の形態1にて算出したピクセルカウント値、主走査方向のエッジカウント値、副走査方向のエッジカウント値を用いて、より正確なトナー消費量の予測値は下記の計算式(式3)により求めることができる。
【0075】
T=
((Nd-Ne4)・Sd+(Ne1- 2・Ne4)・Se1+(Ne2- 2・Ne4)・Se2+Ne3・Se3+Ne4・Se4)×a
・・・(式3)
ここで、
T:トナー消費量、
Nd:1ページ当たりのピクセルカウント値、
Sd:1画素の面積、
Ne1:1ページ当たりの主走査方向のエッジカウント値、
Se1:主走査方向における1エッジ当たりのはみ出し部分の面積、
Ne2:1ページ当たりの副走査方向におけるエッジカウント値、
Se2:副走査方向における1エッジ当たりのはみ出し部分の面積、
Ne3:1ページ当たりの斜端部カウント値、
Se3:1斜端部当たりのはみ出し部分の面積、
Ne4:1ページ当たりの孤立画素カウント値、
Se4:1孤立画素当たりの面積、
a:単位面積当たりのトナー消費量、である。
【0076】
以上のように、パターン検出部により孤立画素を効率よく判別し、さらに斜め方向のドットの太りもカウントしている。これにより主走査方向、副走査方向、斜め方向それぞれのドットの太り、及び孤立画素によるトナー消費量の減少のすべてを考慮してトナー消費量を正確に予測可能である。結果として、誤差解消処理に必要な各手段を省くことが可能となり、画像形成装置全体のコストアップを計ることが可能になる。
【0077】
また、誤差解消処理を行う場合であっても、その頻度は非常に少なくすることができるため、画像形成装置の印刷速度の向上を図ることが可能となる。
【0078】
尚、本実施の形態3では、斜端部の誤差と孤立画素との誤差を両方とも解消する構成としているが、孤立画素でもトナー付着面積が小さくならない画像処理装置では、孤立画素のカウントは必ずしも必要ではない。また、孤立画素のカウントを行い、斜端部のカウントを省く構成としてもよいことは言うまでもない。
またさらに、本実施の形態3においてはウインドウ形成部を利用してエッジをカウントしているが、他の方法を用いてエッジのカウントを行ってもよい。この場合、ウインドウ形成部は必ずしも必要ない。
【発明の効果】
【0079】
以上述べてきたように、本発明によれば、トナー消費量を正確に予測することができるので、安価かつ正確に現像器内のトナー濃度を推定することができる。また、現像器内のトナー濃度を推定し、トナー濃度の減少に応じてトナー補給を行うことにより、現像器内のトナー濃度を一定水準に保ち、安定した画質の画像を出力し続けることができる。
【0080】
さらに、主走査方向と副走査方向の解像度が異なる場合や、主走査方向のエッジと副走査方向のエッジでドットの太り具合が異なる場合であっても、主走査方向と副走査方向のエッジ数を別々にカウントしているため、より正確なトナー消費量の予測を行うことができる。
【0081】
また、パターンそれぞれのトナー消費量を予め有しているため、ウインドウを構成する画素数に対応するすべてのトナー消費予測パターンと比較することで高い精度でトナーの消費量の予測が可能である。
【0082】
またさらに、パターン検出部により孤立画素を効率よく判別し、さらに斜め方向のドットの太りもカウントしている。これにより主走査方向、副走査方向、斜め方向それぞれのドットの太り、及び孤立画素によるトナー消費量の減少のすべてを考慮してトナー消費量を正確に予測可能である。結果として、誤差解消処理に必要な各手段を省くことが可能となり、画像形成装置全体のコストアップを計ることが可能になる。
【0083】
また、誤差解消処理を行う場合であっても、その頻度は非常に少なくすることができるため、画像形成装置の印刷速度の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の機器構成の概要を示す図
【図2】 プリンタエンジン制御部の概要を示す図
【図3】 ドットの太りの状態を示す図
【図4】 蓄積手段とウインドウ形成手段の構成を示す図
【図5】 主走査方向及び副走査方向のエッジフィルタを示す図
【図6】 エッジフィルタ使用時の具体例を示す図
【図7】 ウインドウ構成を示すイメージ図
【図8】 パターン検出部の構成を示す図
【図9】 ラッチクロックのタイミングを示す図
【図10】 パターンの構成例を示す図
【図11】 孤立画素判別時の具体例を示す図
【図12】 パターン検出部における検出パターンを示す図
【図13】 パターン検出部の処理の具体例を示す図
【符号の説明】
16 ホッパ
17 ホッパモータ
40 画像形成装置
41 現像器
72 コントローラ
73 プリンタエンジン制御部
90 コントローラインタフェース
91 CPU
92 ROM
93 RAM
99 画像データ処理部
100 印字画素カウント部
101 エッジカウント部

Claims (9)

  1. 入力された画像データに基づく複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された画像を電子写真方式により形成しトナーで現像して印刷する画像形成装置であって、
    入力された画像データに基づく上記画像を構成している上記画素のうちから、現像時にトナーを付着すべき画素である印字画素の数をカウントする印字画素カウント手段と、
    複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された上記画像から、上記印字画素と現像時にトナーを付着すべきでない画素である空白画素との上記格子の線上における境界部であるエッジの数をカウントするエッジカウント手段と、
    上記画像から、一の印字画素に対し上記格子上でその対角点にある画素、及びその画素と当該印字画素との両方に隣り合った画素がいずれも上記空白画素であるとき、上記対角点にあり当該印字画素に点接した空白画素を斜端部としてその斜端部の数をカウントする斜端部カウント手段と、
    トナーの消費量を計数によって算出するトナー消費量予測手段と、
    を備え、
    上記トナー消費量予測手段は、カウントされた上記印字画素数、上記エッジ数、及び上記斜端部数に基づいてトナー消費量を算出する画像形成装置。
  2. 入力された画像データに基づく複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された画像を電子写真方式を用いたにより形成しトナーで現像して印刷する画像形成装置であって、
    入力された画像データに基づく上記画像を構成している上記画素のうちから、現像時にトナーを付着すべき画素である印字画素の数をカウントする印字画素カウント手段と、
    複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された上記入力された画像データよりから、上記印字画素と現像時にトナーを付着すべきでない画素である空白画素との上記格子の線上における境界部であるエッジの数をカウントするエッジカウント手段と、
    上記画像を構成している上記画素のうちから、上記印字画素であって周囲すべてが空白画素である孤立画素の数をカウントする孤立画素カウント手段と、
    トナーの消費量を計数によって算出するトナー消費量予測手段と、
    を備え、
    上記トナー消費量予測手段は、カウントされた上記印字画素数、上記エッジ数、及び上記孤立画素数に基づいてトナー消費量を算出する画像形成装置。
  3. 上記エッジカウント手段は、上記画素を四辺形とみなしたときの上記印字画素と当該印字画素に隣接した上記空白画素との隣接辺を上記エッジとしてその辺の数をカウントする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 入力された画像データに基づく複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された画像を電子写真方式により形成しトナーで現像して印刷する画像形成装置におけるトナー消費量予測方法であって、
    入力された画像データに基づく上記画像を構成している上記画素のうちから、現像時にトナーを付着すべき画素である印字画素の数をカウントする印字画素カウントステップと、
    複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された上記画像から、上記印字画素と現像時にトナーを付着すべきでない画素である空白画素との上記格子の線上における境界部であるエッジの数をカウントするエッジカウントステップと、
    上記画像から、一の印字画素に対し上記格子上でその対角点にある画素、及びその画素と当該印字画素との両方に隣り合った画素がいずれも上記空白画素であるとき、上記対角点にあり当該印字画素に点接した空白画素を斜端部としてその斜端部の数をカウントする斜端部カウントステップと、
    トナーの消費量を計数によって算出するトナー消費量算出ステップと、
    を有し、
    上記トナー消費量算出ステップは、カウントされた上記印字画素数、上記エッジ数、及び上記斜端部数に基づいてトナーの消費量を算出するトナー消費量予測方法。
  5. 入力された画像データに基づく複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された画像を電子写真方式により形成しトナーで現像して印刷する画像形成装置におけるトナー消費量予測方法であって、
    入力された画像データに基づく上記画像を構成している上記画素のうちから、現像時にトナーを付着すべき画素である印字画素の数をカウントする印字画素カウントステップと、
    複数の画素が2次元の格子上に配置されて構成された上記画像から、上記印字画素と現像時にトナーを付着すべきでない画素である空白画素との上記格子の線上における境界部であるエッジの数をカウントするエッジカウントステップと、
    上記画像を構成している上記画素のうちから、上記印字画素であって周囲すべてが空白画素である孤立画素の数をカウントする孤立画素カウントステップと、
    トナーの消費量を計数によって算出するトナー消費量算出ステップと、
    を有し、
    上記トナー消費量算出ステップは、カウントされた上記印字画素数、上記エッジ数、及び上記孤立画素数に基づいてトナー消費量を算出するトナー消費量予測方法。
  6. 上記エッジカウントステップは、上記画素を四辺形とみなしたときの上記印字画素と当該印字画素に隣接した上記空白画素との隣接辺を上記エッジとしてその辺の数をカウントする請求項4又は5に記載のトナー消費量予測方法。
  7. 電子写真方式を用いた画像形成装置において、
    入力された画像データから、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ所定数連続する複数の画素にて構成されるウインドウを形成するウインドウ形成手段と、
    上記ウインドウに対応し、複数の印字画素及び/又は空白画素より構成される複数のトナー消費予測パターンを格納する第1の記憶手段と、
    上記複数のトナー消費予測パターン毎のトナー消費量を記憶する第2の記憶手段と、
    上記ウインドウ形成手段より得られたウインドウと上記複数のトナー消費予測パターンとを比較する比較手段と、
    上記比較にて一致したトナー消費予測パターンと、当該トナー消費予測パターンに対応する上記トナー消費量とに基づいてトナー消費量を算出するトナー消費量予測手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  8. 上記第2の記憶手段に記憶されるトナー消費予測パターン毎のトナー消費量は、印字画素の面積と、当該印字画素に隣接する空白画素にトナーが付着する面積とを含めて算出されている請求項に記載の画像形成装置。
  9. 電子写真方式を用いた画像形成装置におけるトナー消費量予測方法において、
    入力された画像データから、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ所定数連続する複数の画素にて構成されるウインドウを形成するウインドウ形成ステップと、
    上記ウインドウ形成ステップより得られたウインドウと、上記ウインドウに対応し複数の印字画素及び/又は空白画素より構成される複数のトナー消費予測パターンとを比較する比較ステップと、
    上記比較ステップにて一致したトナー消費予測パターンと、予め記憶された当該トナー消費予測パターンに対応するトナー消費量とに基づいてトナー消費量を算出するトナー消費量算出ステップと
    を具備することを特徴とするトナー消費量予測方法。
JP2003170671A 2002-06-20 2003-06-16 画像形成装置及びトナー消費量予測方法 Expired - Fee Related JP3996872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003170671A JP3996872B2 (ja) 2002-06-20 2003-06-16 画像形成装置及びトナー消費量予測方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002179575 2002-06-20
JP2002272531 2002-09-19
JP2003170671A JP3996872B2 (ja) 2002-06-20 2003-06-16 画像形成装置及びトナー消費量予測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004163885A JP2004163885A (ja) 2004-06-10
JP3996872B2 true JP3996872B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=32830544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003170671A Expired - Fee Related JP3996872B2 (ja) 2002-06-20 2003-06-16 画像形成装置及びトナー消費量予測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3996872B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150091988A (ko) * 2014-02-03 2015-08-12 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치, 프로그램 및 산출 방법

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4586478B2 (ja) * 2004-09-30 2010-11-24 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置、トナーカウンタおよびトナー消費量算出方法
JP4762559B2 (ja) * 2005-01-26 2011-08-31 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP4718973B2 (ja) 2005-11-10 2011-07-06 株式会社リコー 現像剤消費量検出方法、画像形成装置、および現像剤消費量検出装置
JP5369786B2 (ja) * 2009-03-13 2013-12-18 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成方法
JP5453231B2 (ja) * 2010-12-20 2014-03-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置およびトナー量算出方法
JP5690753B2 (ja) * 2011-07-28 2015-03-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5796434B2 (ja) * 2011-09-16 2015-10-21 株式会社リコー トナー消費量算出装置、画像形成装置、及びトナー消費量算出方法
JP5786583B2 (ja) * 2011-09-16 2015-09-30 株式会社リコー トナー消費量算出装置、画像形成装置、及びトナー消費量算出方法
US9229408B2 (en) 2013-02-26 2016-01-05 Ricoh Company, Ltd. Toner Estimation Mechanism
JP6280378B2 (ja) * 2014-02-03 2018-02-14 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法
JP2018081241A (ja) 2016-11-18 2018-05-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150091988A (ko) * 2014-02-03 2015-08-12 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치, 프로그램 및 산출 방법
KR101863991B1 (ko) * 2014-02-03 2018-06-01 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 장치, 프로그램 및 산출 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004163885A (ja) 2004-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6895193B2 (en) Image forming apparatus and method for estimating the amount of toner consumption
JP3996872B2 (ja) 画像形成装置及びトナー消費量予測方法
CN102289165B (zh) 成像装置以及该成像装置的控制方法
US20060140650A1 (en) Image forming apparatus, toner counter and toner consumption calculating method
US20060018674A1 (en) Method and device for estimating toner concentration and image forming apparatus equipped with such device
JP2008076819A (ja) トナー消費量算出装置、画像形成装置及びトナー消費量算出方法
EP1806627A1 (en) Image formation device, toner counter, and toner consumption amount calculation method
US20030012576A1 (en) System and methods for reporting toner level in a partially sensed environment
JP2013031162A (ja) 中間調補正処理装置、画像形成装置および中間調補正処理方法
EP1076270B1 (en) Stabilization of toner consumption in an imaging device
JP2003122205A (ja) 画像形成装置
JPH11174909A (ja) 画像形成装置
US9020376B2 (en) Image forming apparatus capable of providing stable image quality
JP2007114594A (ja) 画像形成装置およびトナー消費量算出方法
JP2000206744A5 (ja)
JP4748595B2 (ja) 画像形成装置
JP2007057579A (ja) 画像形成装置
JP6324061B2 (ja) 画像形成装置
US7058321B2 (en) Device and method of calculating toner consumption, and image forming apparatus using the same
JP4586478B2 (ja) 画像形成装置、トナーカウンタおよびトナー消費量算出方法
WO2010029711A1 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2003186262A (ja) 電子写真装置
JP7020213B2 (ja) 消耗品管理装置、消耗品管理方法、プログラム及び画像形成装置
JP2004317538A (ja) 画像形成装置
JP2009258220A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees